JP2022071895A - エンジン装置 - Google Patents

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JP2022071895A JP2020181012A JP2020181012A JP2022071895A JP 2022071895 A JP2022071895 A JP 2022071895A JP 2020181012 A JP2020181012 A JP 2020181012A JP 2020181012 A JP2020181012 A JP 2020181012A JP 2022071895 A JP2022071895 A JP 2022071895A
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Abstract

Figure 2022071895000001
【課題】過給圧をより適正に制限する。
【解決手段】エンジン装置は、過給機を有するエンジンと、エンジンの排気系において過給機をバイパスするバイパス管に取り付けられたウエストゲートバルブと、過給機のタービンの回転数制約と過給機のデポ抑制制約とを共に満たす過給圧となるようにウエストゲートバルブを制御する制御装置と、を備える。デポ抑制制約としては、過給機に供給される空気の温度と過給機に流れる空気の流量とに基づいて設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジン装置に関し、詳しくは、過給機を有するエンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、エンジンの排気系で過給機をバイパスするバイパス管を有し、バイパス管にウエストゲートバルブを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このエンジン装置では、吸気通路のコンプレッサ下流の吸気圧力をウエストゲートバルブ動作用の駆動源に用いた構造を採用することにより、エンジン高負荷時にウエストゲートバルブを閉方向へ駆動させ、エンジンの実用域となるエンジンの低負荷時にウエストゲートバルブを開かせるものとした。
特開2013-092131号公報
こうしたエンジン装置では、過給圧の上限については、過給機のタービンの上限回転数による制約や過給機のコンプレッサに生じるデポを抑制する制約により制限するのが好ましく、両制約を共に満たすようにウエストゲートバルブを駆動制御することが考えられる。過給機のコンプレッサに生じるデポを抑制する制約は、過給機に供給される空気の温度に基づいて行なうことも考えられるが、この場合、過剰に制限する場合が生じる。
本発明のエンジン装置は、過給圧をより適正に制限することを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
過給機を有するエンジンと、前記エンジンの排気系において前記過給機をバイパスするバイパス管に取り付けられたウエストゲートバルブと、前記過給機のタービンの回転数制約と前記過給機のデポ抑制制約とを共に満たす過給圧となるようにウエストゲートバルブを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記デポ抑制制約は、前記過給機に供給される空気の温度と前記過給機に流れる空気の流量とに基づいて設定される、
ことを特徴とする。
本発明のエンジン装置では、エンジンの排気系において過給機をバイパスするバイパス管に取り付けられたウエストゲートバルブを備え、過給機のタービンの回転数制約と過給機のエンジンの排気系において前記過給機をバイパスするバイパス管に取り付けられたウエストゲートバルブとを共に満たす過給圧となるようにウエストゲートバルブを制御する。この際、デポ抑制制約として、過給機に供給される空気の温度と過給機に流れる空気の流量とに基づいて設定されたものを用いる。即ち、過給機のタービンの回転数制約と、過給機に供給される空気の温度と過給機に流れる空気の流量とに基づいて設定されたデポ抑制制約と、を共に満たす過給圧となるようにウエストゲートバルブを制御するのである。これより、過給圧をより適正に制限することができる。なお、過給機のタービンの回転数制約については、過給機に供給される空気の温度と過給機に流れる空気の流量とに基づいて設定されるものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。 エンジン装置10に組み込まれた電子制御ユニット70の入出力信号の一例を示す説明図である。 電子制御ユニット70により実行される過給制御処理の一例を示すフローチャートである。 25℃のときの過給圧Pcに対するタービン回転数制約Pnmaxの一例とデポ抑制制約Pdの一例を示す説明図である。 25℃のときの制限圧設定用マップの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。図2は、エンジン装置10に組み込まれた電子制御ユニット70の入出力信号の一例を示す説明図である。実施例のエンジン装置10は、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車に搭載され、図1,図2に示すように、エンジン12と、過給機40と、インタークーラ25と、冷却装置60と、電子制御ユニット70とを備える。
エンジン12は、燃料タンク11から図示しないフィードポンプや燃料通路を介して供給されるガソリンや軽油などの燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン12は、エアクリーナ22により清浄された空気を吸気管23に吸入してインタークーラ25、スロットルバルブ26、サージタンク27の順に通過させると共に吸気管23のサージタンク27よりも下流側で燃料噴射弁28から燃料を噴射し、空気と燃料とを混合する。エンジン12は、この混合気を吸気バルブ29を介して燃焼室30に吸入し、点火プラグ31による電気火花によって爆発燃焼させる。エンジン12は、こうした爆発燃焼によるエネルギにより押し下げられるピストン32の往復運動をクランクシャフト14の回転運動に変換する。燃焼室30から排気バルブ34を介して排気管35に排出される排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する触媒(三元触媒)を有する浄化装置37,38を介して外気に排出される。
過給機40は、ターボチャージャとして構成されており、コンプレッサ41と、タービン42と、回転軸43と、ウエストゲートバルブ44と、エアバイパスバルブ45とを備える。コンプレッサ41は、吸気管23のインタークーラ25よりも上流側に配置されている。タービン42は、排気管35の浄化装置37よりも上流側に配置されている。回転軸43は、コンプレッサ41とタービン42とを連結する。ウエストゲートバルブ44は、排気管35におけるタービン42よりも上流側と下流側とを連絡するバイパス管36に設けられており、電子制御ユニット70により制御される。エアバイパスバルブ45は、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも上流側と下流側とを連絡するバイパス管24に設けられており、電子制御ユニット70により制御される。
この過給機40では、ウエストゲートバルブ44の開度の調節により、バイパス管36を流通する排気量とタービン42を流通する排気量との分配比が調節され、タービン42の回転駆動力が調節され、コンプレッサ41による圧縮空気量が調節され、エンジン12の過給圧(吸気圧)が調節される。ここで、分配比は、詳細には、ウエストゲートバルブ44の開度が小さいほど、バイパス管36を流通する排気量が少なくなると共にタービン42を流通する排気量が多くなるように調節される。なお、エンジン12は、ウエストゲートバルブ44が全開のときには、過給機40を備えない自然吸気タイプのエンジンと同様に動作可能になっている。また、ウエストゲートバルブ44は、電子制御ユニット70により制御されるバルブに代えて、排気管35の圧力がタービン42の下流の圧力よりもある程度高くなると開弁する逆止弁として構成されるものとしてもよい。
また、過給機40では、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも下流側の圧力が上流側の圧力よりもある程度高いときに、エアバイパスバルブ45を開弁させることにより、コンプレッサ41よりも下流側の余剰圧力を解放することができる。なお、エアバイパスバルブ45は、電子制御ユニット70により制御されるバルブに代えて、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも下流側の圧力が上流側の圧力よりもある程度高くなると開弁する逆止弁として構成されるものとしてもよい。
インタークーラ25は、吸気管23のコンプレッサ41よりも下流側に配置されている。インタークーラ25には、冷却装置60からの冷却媒体(例えば、ロングライフクーラント(LLC)など)が循環している。インタークーラ25は、吸気管23内の空気(吸気)と冷却装置60からの冷却媒体(実施例では冷却水)を熱交換させて、吸気管23内の空気(吸気)を冷却している。
電子制御ユニット70は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUに加えて、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。電子制御ユニット70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。
電子制御ユニット70に入力される信号としては、例えば、エンジン12のクランクシャフト14の回転位置を検出するクランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrや、エンジン12の冷却媒体の温度を検出する図示しない水温センサからの冷却媒体の温度Tw、スロットルバルブ26の開度を検出するスロットルポジションセンサ26aからのスロットル開度THを挙げることができる。吸気バルブ29を開閉するインテークカムシャフトや排気バルブ34を開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置を検出する図示しないカムポジションセンサからのカムポジションθcaも挙げることができる。吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられたエアフローメータ23aからの吸入空気量Qaや、吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられた圧力センサ23bからの吸気圧Pin、吸気管23のコンプレッサ41とインタークーラ25との間に取り付けられた圧力センサ23cからの過給圧Pc、吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられた温度センサ23dからの吸気温Tinも挙げることができる。サージタンク27に取り付けられた圧力センサ27aからのサージ圧Psや、サージタンク27に取り付けられた温度センサ27bからのサージ温度Tsも挙げることができる。排気管35の浄化装置37よりも上流側に取り付けられたフロント空燃比センサ35aからのフロント空燃比AF1や、排気管35の浄化装置37と浄化装置38との間に取り付けられたリヤ空燃比センサ35bからのリヤ空燃比AF2も挙げることができる。また、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号IGや、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPなども挙げることができる。
電子制御ユニット70からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット70から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブ26への制御信号や、燃料噴射弁28への制御信号、点火プラグ31への制御信号を挙げることができる。ウエストゲートバルブ44への制御信号、エアバイパスバルブ45への制御信号も挙げることができる。
電子制御ユニット70は、クランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrに基づいてエンジン12の回転数Neを演算している。また、電子制御ユニット70は、エアフローメータ23aからの吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neとに基づいて負荷率(エンジン12の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の割合)KLを演算している。さらに、電子制御ユニット70は、圧力センサ23bからの吸気圧Pinと圧力センサ23cからの過給圧Pcと温度センサ23dからの吸気温Tinとに基づいてインタークーラ25の上流側での吸気温Tinc(インタークーラ25に流入する吸気の温度)を演算している。
こうして構成された実施例のエンジン装置10では、電子制御ユニット70は、エンジン12の要求負荷率KL*に基づいて、スロットルバルブ26の開度を制御する吸入空気量制御や、燃料噴射弁28からの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御、点火プラグ31の点火時期を制御する点火制御、ウエストゲートバルブ44の開度を制御する過給制御などを行なう。吸入空気量制御としては、例えば、要求負荷率KL*に基づいて目標吸入空気量Qa*を設定し、吸入空気量Qaが目標吸入空気量Qa*となるようにスロットルバルブ26の目標開度TH*を設定し、スロットル開度THが目標開度TH*となるようにスロットルバルブ26を制御する。燃料噴射制御としては、例えば、吸入空気量Qaに基づいてフロント空燃比AF1が目標空燃比AF*(例えば、理論空燃比)となるように燃料噴射弁28の目標燃料噴射量Qf*を設定し、設定した目標燃料噴射量Qf*を用いて燃料噴射弁28を制御することにより行なわれる。点火制御としては、例えば、エンジン12の回転数Neおよび要求負荷率KL*に基づいて点火プラグ31の目標点火時期Tf*を設定し、設定した目標点火時期Tf*を用いて点火プラグ31を制御することにより行なわれる。
次に、実施例のエンジン装置10の動作、特にウエストゲートバルブ44の開度を制御する過給制御の際の動作について説明する。図3は、電子制御ユニット70により実行される過給制御の一例を示すフローチャートである。この処理は所定時間毎に繰り返し実行される。
過給制御が実行されると、電子制御ユニット70は、まず、圧力センサ23cからの過給圧Pcや、温度センサ23dからの吸気温Tin、エアフローメータ23aからの吸入空気量Qaなどのデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。
続いて、吸気温Tinと吸入空気量Qaとに基づいて、過給圧Pcに対する過給機40のタービン42の回転数制約(以下、タービン回転数制約と称する。)Pnmaxを設定する(ステップS110)と共に、過給圧Pcに対するコンプレッサ41におけるデポを抑制するデポ抑制制約Pdとを設定する(ステップS120)。タービン回転数制約Pnmaxについては、実施例では、吸気温Tinと吸入空気量Qaとタービン回転数制約Pnmaxとの関係を予め実験などによって求めてタービン回転数制約設定用マップとして記憶しておき、吸気温Tinと吸入空気量Qaとが与えられるとマップから対応するタービン回転数制約Pnmaxを導出することにより設定するものとした。また、デポ抑制制約Pdについては、実施例では、吸気温Tinと吸入空気量Qaとデポ抑制制約Pdとの関係を予め実験などによって求めてデポ抑制制約設定用マップとして記憶しておき、吸気温Tinと吸入空気量Qaとが与えられるとマップから対応するデポ抑制制約Pdを導出することにより設定するものとした。図4に25℃のときのタービン回転数制約設定用マップの一例とデポ抑制制約設定用マップの一例とを示す。図中、上段の黒丸を連ねた曲線がタービン回転数制約設定用マップであり、下段の黒四角を連ねた曲線がデポ抑制制約設定用マップである。タービン回転数制約設定用マップおよびデポ抑制制約設定用マップは、過給機40に供給される空気の温度(実施例では吸気温Tinで代用)と、過給機40に流れる空気の流量(実施例では吸入空気量Qaで代用)と、により変化することが実験などにより解っている。
次に、タービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとのうち小さい方を制限圧Plimとして設定する(ステップS130)。そして、過給圧Pcが制限圧Plimより大きいか否かを判定し(ステップS140)、過給圧Pcが制限圧Plimより大きいと判定したときには、過給圧Pcが制限圧Plim以下となるようにウエストゲートバルブ44の開度を調整する(ステップS150)。即ち、タービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとを共に満たすように制限圧Plimを設定し、過給圧Pcが制限圧Plim以下になるように調整するのである。なお、ウエストゲートバルブ44の開度の調整は、具体的には、過給圧Pcと制限圧Plimとの差分ΔPにゲインkを乗じた開度だけウエストゲートバルブ44を開成するなどにより行なうことができる。一方、過給圧Pcが制限圧Plim以下であると判定したときには本処理を終了する。
以上説明した実施例のエンジン装置10では、吸気温Tinと吸入空気量Qaとに基づいてタービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとを設定すると共にタービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとを共に満たすように制限圧Plimを設定し、過給圧Pcが制限圧Plim以下になるようにウエストゲートバルブ44の開度を調整する。これにより、吸気温Tinだけに基づいてデポ抑制制約Pdを設定するものに比して、過給圧Pcをより適正に制限することができる。
実施例のエンジン装置10では、吸気温Tinと吸入空気量Qaとに基づいてタービン回転数制約Pnmaxを設定するものとしたが、吸気温Tinのみによりタービン回転数制約Pnmaxを設定したり、吸入空気量Qaのみによりタービン回転数制約Pnmaxを設定したり、吸気温Tinや吸入空気量Qa以外のパラメーターによりタービン回転数制約Pnmaxを設定するものとしてもよい。
実施例のエンジン装置10では、吸気温Tinと吸入空気量Qaとに基づいてタービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとを設定すると共にタービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとを共に満たすように制限圧Plimを設定するものとした。しかし、予めタービン回転数制約Pnmaxとデポ抑制制約Pdとに基づいて吸気温Tinと吸入空気量Qaと制限圧Pcとの関係を求めて制限圧設定用マップを設定しておき、吸気温Tinと吸入空気量Qaと制限圧Pcとが与えられるとマップから対応する制限圧Pcを導出することにより制限圧Pcを設定するものとしてもよい。25℃のときの制限圧設定用マップの一例を図5に示す。図5を図4に照らせば、制限圧Pcは、空気流量が値0から110[g/s/L]程度までデポ抑制制約Pdと一致し、空気流量が110[g/s/L]以上の範囲ではタービン回転数制約Pnmaxに一致する。
実施例では、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車に搭載されるエンジン装置10の形態とした。しかしながら、自動車以外の車両に搭載されるエンジン装置の形態としてもよいし、建設設備などの移動しない設備に搭載されるエンジン装置の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、過給機40が「過給機」に相当し、エンジン12が「エンジン」に相当し、ウエストゲートバルブ44が「ウエストゲートバルブ」に相当し、電子制御ユニット70が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
10 内燃機関装置、12 エンジン、14 クランクシャフト、14a クランクポジションセンサ、22 エアクリーナ、23 吸気管、23a エアフローメータ、23b,23c,27a 圧力センサ、24,36 バイパス管、25 インタークーラ、26 スロットルバルブ、26a スロットルポジションセンサ、27 サージタンク、23d、27b 温度センサ、28 燃料噴射弁、29 吸気バルブ、30 燃焼室、31 点火プラグ、32 ピストン、34 排気バルブ、35 排気管、35a フロント空燃比センサ、35b リヤ空燃比センサ、37,38 浄化装置、40 過給機、41 コンプレッサ、42 タービン、43 回転軸、44 ウエストゲートバルブ、45 エアバイパスバルブ、70 電子制御ユニット、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ。

Claims (1)

  1. 過給機を有するエンジンと、前記エンジンの排気系において前記過給機をバイパスするバイパス管に取り付けられたウエストゲートバルブと、前記過給機のタービンの回転数制約と前記過給機のデポ抑制制約とを共に満たす過給圧となるようにウエストゲートバルブを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
    前記デポ抑制制約は、前記過給機に供給される空気の温度と前記過給機に流れる空気の流量とに基づいて設定される、
    ことを特徴とするエンジン装置。
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