JP2022107222A - エアブロー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアブローによって落下した砂を再度上昇させて中子に当てることで、中子の砂落としの効率を向上させることができるエアブロー装置を提供する。【解決手段】エアブロー装置1は、鋳造製品粗材2が載置される載置部11と、中子22の下方から、中子22に対してエアブローを行うエアブロー部12と、を備え、エアブロー部12は、エアブローによって中子22から落下した砂を再度上昇させて中子22に当てるように、中子22に対してエアブローを行う。【選択図】図2
Description
本発明は、エアブロー装置に関する。
従来、鋳造製品粗材の内部に充填された砂中子を崩壊させるために、砂中子の上方から、砂中子に対してエアブローを行うことによって、砂中子の砂を落とす技術が知られている。
例えば、特許文献1には、金型のキャビティに設置された中子の上方に互いに間隔を空けて配列され、中子に設けられた隙間から露出する金型に向かってガスを吐出する複数の第1ノズルと、中子の上方であって記第1ノズルの配列を挟んで両側に配置され、中子に向かってガスを吐出する移動自在な一対の第2ノズルと、を備えるエアブロー装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された装置のような、砂中子の上方から砂中子に対してエアブローを行うエアブロー装置は、エアが砂中子に与える衝撃力のみを利用して、砂中子の砂落としを実施しているため、効率的に砂中子の砂落としを実施できないことがある。
本発明はこのような事情に鑑みて発明されたものであり、本発明の目的は、エアブローによって落下した砂を再度上昇させて中子に当てることで、中子の砂落としの効率を向上させることができるエアブロー装置を提供することである。
本発明の一態様に係るエアブロー装置は、鋳造製品粗材の砂で構成された中子に対して、エアブローによって、中子の砂を落とすためのエアブロー装置であって、鋳造製品粗材が載置される載置部と、中子の下方から、中子に対してエアブローを行うエアブロー部と、を備え、エアブロー部は、エアブローによって中子から落下した砂を再度上昇させて中子に当てるように、中子に対してエアブローを行う。
上記態様のエアブロー装置は、中子の下方から中子に対してエアブローを行っている。このようなエアブロー装置によれば、エアブロー装置に吹き出されるエアは、中子に衝突することができるとともに、中子の崩壊によって落下した砂を再度上昇させて中子に衝突させることができる。つまり、上記態様のエアブロー装置は、エアによる中子への衝撃力と、エアブローによって再度上昇した砂による中子への衝撃力との2種類の衝撃力を利用して、中子の砂落としを行っている。これに対して、中子の上方から中子に対してエアブローを行うエアブロー装置は、エアブローによる中子への衝撃力のみを利用して中子の砂落としを行っている。このため、中子の上方から中子に対してエアブローを行うエアブロー装置に比べて、上記態様のエアブロー装置は、中子の崩壊に作用する外力の効果を強めている。その結果、上記態様のエアブロー装置は、中子の砂落としの効率の向上を実現している。
本発明によれば、エアブローによって落下した砂を再度上昇させて中子に当てることで、中子の砂落としの効率を向上させることができるエアブロー装置を提供することが可能になる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面の記載において同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本発明の技術的範囲を当該実施の形態に限定して解するべきではない。
[本実施形態]
<エアブロー装置1の概要>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落としの概要について説明する。図1は、本実施形態に係るエアブロー装置1及び鋳造製品粗材2の構成を示す模式図である。
<エアブロー装置1の概要>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落としの概要について説明する。図1は、本実施形態に係るエアブロー装置1及び鋳造製品粗材2の構成を示す模式図である。
本実施形態に係るエアブロー装置1は、砂型鋳造が終了した後に、エアブローによって使用済みの砂中子を崩壊するための装置の一例である。また、本実施形態に係るエアブロー装置1の処理対象は、鋳造製品粗材2である。
ここで、鋳造製品粗材2は、鋳造製品21と、鋳造製品21の内部に充填された中子22とを有する。鋳造製品21は、皿状をなしている鋳物である。また、鋳造製品21は、開口部211と、開口側の上面212とを有する。中子22は、砂を固めることによって構成された鋳型である。また、中子22は、鋳造製品21の開口部211に充填されている。中子22と上面212との間に、空間23が形成されている。
こうして、エアブロー装置1は、鋳造製品粗材2がエアブロー装置1に積載された後に、鋳造製品粗材2の中子22に対して、エアブロー、すなわち、エアを中子22に強く当てることによって、中子22の砂を落とさせて、中子22を崩壊する。その結果、鋳造製品粗材2から、中子22を取り出して、鋳造製品21を得ることができる。
以下では、鋳造製品粗材2がエアブロー装置1に積載された状態を「積載状態」と呼ぶことがある。載置状態において、鋳造製品粗材2の開口部211は、エアブロー装置1に向かっている。また、エアブロー装置1がエアブローよって中子22の砂を落とすことを「砂落とし工程」と呼ぶことがある。
<エアブロー装置1の詳細>
次に、図1及び図2を参照しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1の構成を説明した上で、エアブロー装置1による砂落としを説明する。図2は、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落としを説明するための模式図である。
次に、図1及び図2を参照しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1の構成を説明した上で、エアブロー装置1による砂落としを説明する。図2は、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落としを説明するための模式図である。
(エアブロー装置1の構成)
エアブロー装置1は、鋳造製品粗材2が載置される載置部11と、中子22に対してエアブローを行うエアブロー部12とを備える。
エアブロー装置1は、鋳造製品粗材2が載置される載置部11と、中子22に対してエアブローを行うエアブロー部12とを備える。
載置部11は、支持部111と、プレート112と、排気部113とを有する。支持部111は、載置部11の周縁側に形成されている。載置状態において、支持部111は、鋳造製品粗材2の上面212と当接することで、鋳造製品粗材2を支持する。
プレート112は、載置部11の中央部分に設けられている。載置状態において、プレート112は、鋳造製品粗材2の開口部211を覆うように設けられている。こうして、砂落とし工程において、プレート112は、中子22から落とされた砂が開口部211から鋳造製品粗材2の外部へ飛び散ることを抑制できる。その結果、砂落とし工程が完了した後に、崩壊された中子22の砂を容易に回収して再利用することができる。
また、プレート112には、例えば、図示されていない複数の孔部が設けられている。これらの孔部によって、エアブロー部12によって吹き出されるエアが、プレート112を通して、開口部211の空間23に至る後に、中子22と衝突することができる。
排気部113は、載置部11の側面に形成されている。砂落とし工程において、排気部113は、空間23にあるエアの流れをガイドする機能を有する。具体的には、図2に示すように、排気部113によって、エアが中子22に当てた後に、空間23において螺旋状に流動して、鋳造製品粗材2の外部に流出することができる。
エアブロー部12は、エアパイプ121と、図示されていないエアブロー状態を制御する制御部とを有する。載置状態において、エアパイプ121は、中子22の下方側に配置されている。よって、エアパイプ121は、中子22の下方から、中子22に対してエアブローを行う。制御部、中子22の状態等に基づいて、エアブローにおける風速、風量、及び作用時間等を調整することができる。
(エアブロー装置1による砂落とし工程)
続いて、図2を参照しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落とし工程について説明する。
続いて、図2を参照しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落とし工程について説明する。
まず、鋳造製品粗材2をエアブロー装置1に載置する。具体的には、鋳造製品粗材2の開口部211をプレート112と重ねるように、鋳造製品粗材2をエアブロー装置1の支持部111に載置する。
次に、エアブロー装置1は、鋳造製品粗材2の中子22の下方から、中子22に対してエアブローの実施を開始する。この場合、エアブロー装置1は、上方側に向かってエアを吹き出す。エアブロー装置1によって吹き出されるエアは、エアパイプ121を通して、鋳造製品粗材2の開口部211に供給されて、中子22の表面と衝突する。こうして、エアと中子22との衝撃によって、中子22の表面部分が崩壊し始め、表面部分の砂が落下する。
その後、エアブロー装置1は、中子22が完全に崩壊するまでの間、鋳造製品粗材2の中子22に対してエアブローを実施し続ける。この場合、エアと中子22との衝撃によって、中子22が崩壊して砂が落下し続ける。
また、この場合、エアが中子22に衝突した後に、排気部113を介して、鋳造製品粗材2の外部に流出する。こうして、図2に示すように、鋳造製品粗材2の開口部211の空間23において、流出する前のエアは、排気部113に向かって螺旋状に流動する。このように流れるエアによって、落下した砂を再度上昇させる。そして、再度上昇した砂は、中子22に衝突することで、中子22を崩壊する。
その結果、中子22は、エアによる直接的な衝撃力、及びエアブローによって再度上昇した砂による衝撃力という2種類の衝撃力を受けて、完全に崩壊する。また、中子22が完全に崩壊した場合、中子22の砂は、プレート112によって、鋳造製品粗材2の開口部211に閉じ込められている。
このように、エアブロー装置1による砂落とし工程が終了する。また、その後、プレート112を取り外すことで、崩壊された中子22の砂を鋳造製品粗材2から取り出して回収することができる。
<エアブロー装置1による砂落としの効果>
続いて、図2を参考しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落としの効果について説明する。
続いて、図2を参考しつつ、本実施形態に係るエアブロー装置1による砂落としの効果について説明する。
本実施形態に係るエアブロー装置1は、中子22の下方から中子22に対してエアブローを行っている。このようなエアブロー装置1によれば、エアブロー装置1によって吹き出されるエアは、中子22に衝突することができるとともに、中子22の崩壊によって落下した砂を再度上昇させて中子22に衝突させることができる。つまり、本実施形態に係るエアブロー装置1は、エアによる中子22への衝撃力と、エアブローによって再度上昇した砂による中子22への衝撃力との2種類の衝撃力を利用して、中子22の砂落としを行っている。これに対して、中子の上方から中子に対してエアブローを行うエアブロー装置は、エアブローによる中子への衝撃力のみを利用して中子の砂落としを行っている。このため、中子の上方から中子に対してエアブローを行うエアブロー装置に比べて、本実施形態に係るエアブロー装置1は、中子22の崩壊に作用する外力の効果を強めている。その結果、本実施形態に係るエアブロー装置1は、中子22の砂落としの効率の向上を実現している。
また、実施形態に係るエアブロー装置1は、エアブローのみによって中子22の砂落としを行っている。このため、中子の上方から中子に対してエアブローを行うエアブロー装置に比べて、本実施形態に係るエアブロー装置1は、中子22の砂落としを行うための構成を追加していない。こうして、本実施形態に係るエアブロー装置1は、簡易な構成を用いて、中子22の砂落としの効率を向上させている。
このように、本実施形態に係るエアブロー装置1は、エアブローによって落下した砂を再度上昇させて中子22に当てることで、中子22の砂落としの効率を向上させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…エアブロー装置、2…鋳造製品粗材、11…載置部、12…エアブロー部、21…鋳造製品、22…中子、121…エアパイプ
Claims (1)
- 鋳造製品粗材の砂で構成された中子に対して、エアブローによって、前記中子の砂を落とすためのエアブロー装置であって、
前記鋳造製品粗材が載置される載置部と、
前記中子の下方から、前記中子に対してエアブローを行うエアブロー部と、を備え、
前記エアブロー部は、エアブローによって前記中子から落下した砂を再度上昇させて前記中子に当てるように、前記中子に対してエアブローを行う、
エアブロー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002037A JP2022107222A (ja) | 2021-01-08 | 2021-01-08 | エアブロー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002037A JP2022107222A (ja) | 2021-01-08 | 2021-01-08 | エアブロー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022107222A true JP2022107222A (ja) | 2022-07-21 |
Family
ID=82457675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021002037A Pending JP2022107222A (ja) | 2021-01-08 | 2021-01-08 | エアブロー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022107222A (ja) |
-
2021
- 2021-01-08 JP JP2021002037A patent/JP2022107222A/ja active Pending
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