JP2017140623A - 砂中子除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の砂中子を同時に除去することのできる砂中子除去装置の提供。【解決手段】鋳造品(5)内に残った複数の砂中子(54)を除去するため、鋳造品(5)を打撃する打撃加振部(2)と、鋳造品(5)内の砂中子(54)を除去する砂出し部(3)とを備えた砂中子除去装置(1)において、該砂出し部(3)に設けられる押出し部材(31)が、第一駆動部(33)による一度の回転動作で、複数の砂中子(54)を同時に除去できるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば鋳造で製作するセミクローズドデッキタイプのシリンダブロックのウォータージャケットへブリッジ部を形成するのに使用する砂中子のような、複雑な中子を除去するための砂中子除去装置に関するものである。
例えば鋳造品の形成に使用した砂中子を除去するため、下記特許文献1〜3には鋳造品に対して振動を与えると共に、突き棒やドリルなどの部材で砂中子を突き崩す構成が開示されている。
このような構成によれば、砂中子の崩壊が促進され容易に砂中子を除去することができる。しかし、セミクローズドデッキタイプのシリンダブロックの場合など、ブリッジ部の数だけ複数の砂中子を使用することから、砂中子を一つ一つ突き崩す必要があり、砂中子の除去に時間がかかる。また、時間短縮のために砂中子を突き崩す構成を複数設けるにしても、装置が複雑化しコストがかかるなどの問題がある。
実公平6−38610号公報 特許第3145020号公報 特許第3128735号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、単一の押出し部材で複数の砂中子を同時に除去することのできる砂中子除去装置を提供することを課題とする。
複数の砂中子54を使用して形成される鋳造品5内から、該砂中子54を除去する砂中子除去装置1であって、該砂中子除去装置1は、該鋳造品5内の該砂中子54を除去する砂出し部3を備え、該砂出し部3は、該砂中子54を除去するのに使用される押出し部材31と、該押出し部材31を回転させる第一駆動部33とを備え、該第一駆動部33による回転によって、該押出し部材31が、複数の該砂中子54を同時に除去することを特徴とする。
該砂中子除去装置1は、該鋳造品5に振動を与える打撃加振部2を備えることが好ましい。
該砂出し部3は、該押出し部材31を昇降させる第二駆動部34を備え、該第二駆動部34による昇降によって、該押出し部材31を、該鋳造品5のウォータージャケット52内へ出退可能に構成されていることが好ましい。
以上のように本発明に係る砂中子除去装置にあっては、単一の押出し部材で複数の砂中子を同時に除去することができる。
本発明の実施形態における砂中子除去装置の正面図を示す。 本発明の実施形態における鋳造品を示し、(a)は正面図、(b)は図2(a)の矢視C−Cにおける下面図を示す。 図1の矢視A−Aにおける概略上面図を示す。 図1の矢視B−Bにおける概略断面図を示し、(a)はエアシリンダの収縮状態、(b)はエアシリンダの伸長状態を示す。 本発明の実施形態における砂中子除去装置の作動図を示し、(a)は鋳造品を保持した状態、(b)は鋳造品に打撃加振部による打撃が行われている状態、(c)は鋳造品のウォータージャケットに砂出し部の押出し部材が挿入された状態を示す。 本発明の実施形態における鋳造品の概略断面図を示し、(a)は図5(c)におけるウォータージャケット内の状態を示し、(b)は図6(a)の状態から押出し部材が砂中子を押出す状態を示す。
以下、本発明の実施形態にかかる砂中子除去装置1を図1〜図6に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態にかかる砂中子除去装置1は、打撃加振部2と、砂出し部3及びそれらを支えるフレーム部4によって構成されている。また、図1に示す符号5は、鋳造品を示し、該鋳造品5はフレーム部4に保持される。
図2に示すように、鋳造品5はセミクローズドデッキタイプのシリンダブロックである。鋳造品5は略直方体形状のアルミニウム製ブロックであり、貫通孔を有する円筒状のシリンダライナ51と、シリンダライナ51の外周を覆うように円筒状かつ非貫通のウォータージャケット52とが形成されている。また、ウォータージャケット52の開口部の一部を覆うように、複数のブリッジ部53が形成されている。さらに、ウォータージャケット52の底面とブリッジ部53とに挟まれるように、砂中子54がウォータージャケット52内に残った状態になっている。
図1に示すように、フレーム部4は、打撃加振部2が設置される上フレーム41、鋳造品5を保持する中フレーム42、砂出し部3が設置される下フレーム43、それらのフレームを連結する複数の横フレーム44で構成されている。また、このとき鋳造品5はウォータージャケット52の開口部を下にした状態で中フレーム42に保持される。
中フレーム42は、鋳造品5のシリンダライナ51に挿入させて保持する円柱状の保持部42a、鋳造品5の外周面を保持する複数のブロック状の保持部42bを備えている。また、中フレーム42には保持部42aを中心に貫通孔42cが形成されており、保持部42bは図示しないブリッジ部42dによって支えられている。尚、貫通孔42c及びブリッジ部42dは、鋳造品5のウォータージャケット52の開口部を塞がないように形成されている。
図1に示すように、打撃加振部2は、エアハンマ21、シリンダ22及び打撃ブロック23を備え、中フレーム42に保持された鋳造品5に打撃による振動を与えるように構成されている。
エアハンマ21には、シリンダ22が出退可能に取り付けられ、シリンダ22の先端には打撃ブロック23が固定されている。エアハンマ21はシリンダ22の長手方向に振動を発生させる駆動部であり、その振動が打撃ブロック23に伝わるように構成されている。また、打撃ブロック23は、中フレーム42に保持された鋳造品5の上端全面を覆うように形成されている。これは打撃による衝撃を鋳造品5の広い面で受けることで衝撃を分散し、鋳造品5への打痕の発生を抑えるためである。
図1に示すように、砂出し部3は、押出し部材31、ベース32、エアシリンダ33、エアシリンダ34を備え、中フレーム42に保持された鋳造品5から砂中子54を押出すように構成されている。
図1及び図3に示すように、押出し部材31は、円盤状の基部31aの周面に沿って複数の鉤爪部31bが延出するように構成されており、それぞれ鋳造品5のウォータージャケット52の開口部に挿入可能な形状をしている。尚、鉤爪部31bの数と配置は鋳造品5内の砂中子54の数と配置にそれぞれ対応している。鉤爪部31bには略L字状に突出した突出部31cが形成されており、突出部31cの突出量は鋳造品5のブリッジ部53の幅とほぼ同じである。また、突出部31cの図1における上下方向の長さは鋳造品5のウォータージャケット52の底面からブリッジ部53までの距離よりもやや短く形成されている。
押出し部材31の基部31aの中心には、回転軸31dが固定されており、鉤爪部31bとは逆方向に延出している。また、回転軸31dは、エアシリンダ34に保持されるベース32に回動自在に保持されている。さらに、回転軸31dには、その軸心から半径方向に延出するレバー31eが一体に設けられている。
図1及び図4に示すように、エアシリンダ33は、その一端が回転軸33aによってベース32に回動自在に保持されており、他端が回転軸33bによって押出し部材31のレバー31eに回動自在に保持されている。このとき、エアシリンダ33が伸縮するとリンク作用によって回転軸31dを回転させることができる。つまり、エアシリンダ33が押出し部材31を回転させる第一駆動部として機能する。尚、図4において、エアシリンダ33が収縮すると時計方向(図4(a))に、伸長すると反時計方向(図4(b))に回転軸31dが回転するように構成されている。
図1に示すように、エアシリンダ34は、ベース32を昇降可能に保持している。ベース32には、押出し部材31、エアシリンダ33が保持されていることから、それらも併せて昇降する。このとき、押出し部材31は、鉤爪部31bが鋳造品5のウォータージャケット52の開口部に挿入可能な位置に配置されており、エアシリンダ34でベース32を昇降させることにより、ウォータージャケット52内へ鉤爪部31bを出退させることができる。つまり、エアシリンダ34が押出し部材31をウォータージャケット52内へ出退可能とする第二駆動部として機能する。また、エアシリンダ34の上昇限は、鉤爪部31bがウォータージャケット52の底面からわずかに隙間を空けて底突きしない程度に調整される。
以上、本発明の実施形態における砂中子除去装置1の基本構成を説明した。次に図5及び図6に基づいて、実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、まず、中フレーム42に鋳造品5が保持される(図5(a))。次に、打撃加振部2の打撃ブロック23が鋳造品5に当接し、鋳造品5に打撃による振動を与える(図5(b))。この打撃により、鋳造品5内の砂中子54の崩壊が促進される。次に、打撃加振部2による打撃を行いながら、エアシリンダ34により砂出し部3が上昇し、押出し部材31の鉤爪部31bが鋳造品5のウォータージャケット52に挿入される(図5(c))。
図6に示すように、押出し部材31の鉤爪部31bが鋳造品5のウォータージャケット52に挿入された状態(図6(a))でエアシリンダ33を伸長させると、リンク作用により押出し部材31が回転し、鉤爪部31bの突出部31cがウォータージャケット52内の砂中子54を押出す方向に動く(図6(b))。砂中子54は打撃加振部2による打撃で崩壊が促進されて崩れやすくなっており、そこを突出部31cで押出すことで、砂中子54をウォータージャケット52内から確実に除去することができる。
また、鉤爪部31bの数と配置は鋳造品5内の砂中子54の数と配置にそれぞれ対応していることから、エアシリンダ33による一度の回転動作で、単一の押出し部材31により複数の砂中子54を同時に除去することができる。
その後、打撃加振部2が停止し、ここまでの説明と逆の動作により砂中子除去装置1は図5(a)の状態に復帰する。
また、砂中子54の除去動作から除去後の復帰動作までは、図示しないシーケンス制御部により全て自動的に行われる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、本発明の実施形態において、鋳造品5はアルミニウム製としたが、鋳造可能な材料であれば材質は限定されない。
また、本発明の実施形態において、各部の駆動に、エアハンマ21、エアシリンダ33、エアシリンダ34を使用する構成としたが、同様の駆動ができるのであれば駆動の方法や構成は限定されない。
また、本発明の実施形態において、砂中子54の除去動作から除去後の復帰動作までを自動的に行うようにしたが、各部の動作を手動で操作するようにしてもよい。
1 :砂中子除去装置
2 :打撃加振部
3 :砂出し部
4 :フレーム部
5 :鋳造品
21 :エアハンマ
22 :シリンダ
23 :打撃ブロック
31 :押出し部材
31a :基部
31b :鉤爪部
31c :突出部
31d :回転軸
31e :レバー
32 :ベース
33 :エアシリンダ(第一駆動部)
33a :回転軸
33b :回転軸
34 :エアシリンダ(第二駆動部)
41 :上フレーム
42 :中フレーム
42a :保持部
42b :保持部
42c :貫通孔
42d :ブリッジ部
43 :下フレーム
44 :横フレーム
51 :シリンダライナ
52 :ウォータージャケット
53 :ブリッジ部
54 :砂中子

Claims (3)

  1. 複数の砂中子を使用して形成される鋳造品内から、該砂中子を除去する砂中子除去装置であって、
    該砂中子除去装置は、該鋳造品内の該砂中子を除去する砂出し部を備え、
    該砂出し部は、該砂中子を除去するのに使用される押出し部材と、該押出し部材を回転させる第一駆動部とを備え、
    該第一駆動部による回転によって、該押出し部材が、複数の該砂中子を同時に除去することを特徴とする砂中子除去装置。
  2. 該砂中子除去装置は、該鋳造品に振動を与える打撃加振部を備えることを特徴とする請求項1に記載の砂中子除去装置。
  3. 該砂出し部は、該押出し部材を昇降させる第二駆動部を備え、
    該第二駆動部による昇降によって、該押出し部材を、該鋳造品のウォータージャケット内へ出退可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の砂中子除去装置。
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