JP2022089259A - 住宅 - Google Patents

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卓也 上野
Takuya Ueno
由美子 新井
Yumiko Arai
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Abstract

【課題】ファミリークローゼットと家事室とを最短の動線距離となるように配置して家事の効率を向上すると同時に、子供にとって安全性を確保することができ、かつ、大人にとっても子供に触れられたくない物を収納することができる住宅を提供することにある。【解決手段】相対する位置に設けられた第1出入口と第2出入口とを有し、通り抜け可能であって、前記第1出入口から前記第2出入口までに至る空間の両壁面に収納棚を有し、一方壁面に大人用収納棚、他方壁面に子供用収納棚を有するファミリークローゼットと、前記第1出入口に接続された家族共用スペースと、前記第2出入口に接続された大人用スペースと、前記第2出入口に設けられた扉と、を備えることを特徴としたことにある。【選択図】 図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、子育て家族向けの住宅であって、家事の効率を図り、かつ、子供の安全を確保する住宅に関する。
従来、家事効率、特に洗濯であって、洗濯物を洗う、乾かす、畳むといった一連の作業の効率を図るために、洗濯作業を行うための家事室が住宅に設けられていることがある。
また、住宅に居住者の衣類や身に着けるための小物を収納するに際には、クローゼットを居室ごとに設けるのではなく、居住している家族全員の衣類や小物類の収納を1ヶ所にまとめたファミリークローゼットが用いられていることがある。
ファミリークローゼットの間取りは、ファミリークローゼットに服を収納しやすくするために、玄関、物干しを行うバルコニーまたは家事室に近い位置に配置されていることが多い。
特許文献1は、洗濯機と物干し設備と水回り領域を有した洗濯室と、リビング領域に隣接するとともに扉レスで連通可能に構成される乾燥室と、を設けた住宅であって、洗濯室にクローゼットが設置され、洗濯室とリビングとを通る家事動線が構成された住宅が開示されている。
また、特許文献2は、洗濯作業する領域内にファミリークローゼットを備える住宅であって、家事動線を短縮した住宅が開示されている。
特開2018-178536 特開2019-173369
しかし、特許文献1に記載の住宅は、子供が自由に乾燥室に出入りすることができるため、子供が乾燥室内の作業台上のアイロンや裁縫等の道具を触れて怪我をする危険性があったり、乾燥室に隣接する洗濯区画に洗剤が置かれた場合、子供が洗剤を誤飲したりする危険性があった。
特許文献2に記載の住宅における洗濯室内のクローゼットには、小さい子供も自由に出入り可能であるため、クローゼットに子供に触られたくない大人が使う高級な衣服類、カバン類または宝飾類等を収納することは、子供にそれらを触れられ、汚損または紛失等される可能性があり、大人にとって避けたいものであった。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その主目的は、ファミリークローゼットと家事室とを最短の動線距離となるように配置して家事の効率を向上すると同時に、子供にとって安全性を確保することができ、かつ、大人にとっても子供に触れられたくない物を収納することができる住宅を提供することにある。
上記課題を解決するために、相対する位置に設けられた第1出入口と第2出入口とを有し、通り抜け可能であって、第1出入口から第2出入口までに至る空間の両壁面に収納棚を有し、一方壁面に大人用収納棚、他方壁面に子供用収納棚を有するファミリークローゼットと、第1出入口に接続された家族共用スペースと、第2出入口に接続された大人用スペースと、第2出入口に設けられたと、を備えることを特徴としたことにある。
好ましくは、一方壁面および大人用収納棚、または他方壁面および子供用収納棚は、色彩、模様、装飾またはこれらの組み合わせによって大人用収納棚および子供用収納棚が区別されていることを特徴としたことにある。
好ましくは、大人用スペースは、大人用クローゼットと、大人用クローゼットの前に配置されたスペースと、大人用クローゼットに隣接しており洗濯作業を行う家事室と、を有することを特徴としたことにある。
好ましくは、大人用スペースは、スペースに隣接した大人用部屋を有することを特徴としたことにある。
好ましくは、家事室は、家族共用スペースに隣接された洗面所に、隣接していることを特徴としたことにある。
好ましくは、家族共用スペースは、バルコニーに隣接しており、小上がりのステージ台を有し、ステージ台の内部にステージ台下収納棚を有することを特徴としたことにある。
本発明に係る住宅によれば、通り抜け可能であって、両壁面に収納棚を有しており、一方壁面に大人用収納棚、他方壁面に子供用収納棚を有したファミリークローゼットを配置することで、居住者の衣類や小物を一か所に収納することができ、各居室に収納棚を設ける必要がなくなるため、部屋のスペースを有効に使うことができる。また通り抜け可能とすることで、第1出入口または第2出入口のいずれの出入口でも出入りすることができるため、ファミリークローゼット内ですれ違う機会が減り、複数人であっても窮屈と感じることなくファミリークローゼット内を自由に行き来することができる。またファミリークローゼットの第1出入り口は家族共用部屋と接続しており、第2出入口は大人用スペースに接続しているため、第1出入り口からは居住者全員が出入りし、第2出入口からは大人が出入りするように設計されており、大人用スペースには子供を入れたくないスペースとすることができる。第2出入口に扉を設けることで、ファミリークローゼットと大人用スペースとの区別を明確にし、子供が入りにくい空間とすることができる。
本発明に係る住宅によれば、ファミリークローゼット内の一方壁面および大人用収納棚または他方壁面および子供用収納棚が色彩、模様またはこれらの組み合わせによってそれぞれ異なるようにすることで、子供用収納棚と大人用収納棚を明瞭に区別することができる。
本発明に係る住宅によれば、大人用スペースは、大人用クローゼットと、大人用クローゼットに隣接した洗濯作業を行う家事室と、を有しており、子供に触れられたくない衣類等は大人用クローゼットに収納し、また子供にとって危険であるアイロン掛け等の作業は家事室で行うことで、子供の安全性を高めている。
本発明に係る住宅によれば、大人用スペースは、大人用部屋を有しており、大人が普段過ごす部屋として利用することができる。
本発明に係る住宅によれば、家事室は洗面所に隣接しており、洗面所で脱衣した衣服を家事室ですぐに洗濯を行うことができる。また、家事室はファミリークローゼットにも隣接しているため、洗面所で脱衣し、家事室で洗濯を行った後、洗濯した服をファミリークローゼットに収納するといった家事動線が最短距離で形成することができ、家事の効率を上げることができる。
本発明に係る住宅によれば、家族共用スペースは、バルコニーに隣接しているため、外干しをした際に、バルコニーから家族共用スペースに洗濯物を取り入れる際に家族共用スペース内のステージ台上に洗濯物を仮置きと洗濯物を畳む作業を行うことができる。また、ステージ台下の内部空間に、ステージ台下収納棚を有しているため、ステージ台上で使用するような物を収納することができる。
本発明に係る実施形態の住宅の平面図である。 図1の住宅における第1出入口からファミリークローゼット内を見たときの斜視図である。 図1の住宅における家事室内の斜視図である。 図1の住宅における家族共用スペースの斜視図である。 図1の住宅における家事動線の例を示す平面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照にしながら詳細に説明する。
本実施形態に係る住宅は、子供がいる家族向けの住宅であって、一戸建ての住宅、一階建て長屋のような共同住宅または複数階建ての建物のマンションのような集合住宅の一住戸のいずれにも同様に用いることができ、住宅の種類は限定されない。
また、本明細書において、ウォークインタイプのクローゼットとは、1つの出入口から出入り可能であり、内部にはハンガーを掛けるハンガーパイプや棚板を有した服などの収納スペースのことをいう。また、ウォークスルータイプのクローゼットとは、2以上の出入口を有して通り抜け可能であり、内部にはハンガーを掛けるハンガーパイプや棚板を有した服などをしまう収納スペースのことをいう。
図1は、本実施形態に係る住宅の2階部の間取り図を示している。家族共用スペース1を中心に、一般的な住宅と同様に、複数の部屋を備えている。具体的には、子供部屋2、洋室3、浴室4、洗面所5、家事室6、スペース7、大人用クローゼット8、ファミリークローゼット9、大人用部屋10、バルコニー11、トイレ12、ウォークインクローゼット13、納戸14が設けられている。また、2階部から1階部に繋がる階段15が設けられている。
居室は、一定時間継続的に使用される空間(部屋)であり、家族共用スペース1と、大人用部屋10と、洋室3と、子供部屋2である。大人用部屋10は、大人が使用する個室(私的空間)であり、子供部屋2は、子供が使用する個室(私的空間)である。非居室は、衛生目的や家事を行う場所として使用され、継続的に使用されない空間(部屋)であり、浴室4と、洗面所5と、家事室6と、スペース7と、大人用クローゼット8と、ファミリークローゼット9と、バルコニー11と、トイレ12と、ウォークインクローゼット13と、納戸14である。
本実施形態において、バルコニー11は北西向きであり、浴室4と、洗面所5とが南東、キッチン13が北東、子供部屋2が東角部、大人用部屋10が西角部に配置されている。
(ファミリークローゼットについて)
図2は、家族共用スペース1とファミリークローゼット9とを繋ぐ第1出入口16からみたファミリークローゼット9内の様子を示している。
ファミリークローゼット9は、第1出入口16と第2出入口17の2つの出入口を相対する位置に有するウォークスルータイプのファミリークローゼットであって、一方の出入口から他方出入口への通り抜け可能となっている。前記2つの出入口16、17を有することで、人がファミリークローゼット9内ですれ違う機会が少なくなるため、窮屈に感じることがなく衣服の収納することができる。また、複数人がファミリークローゼット9内に居る場合でも、着替え等も行うことができる広さを有しており、第1出入口16から第2出入口17に至る空間の両側側面に衣服類、鞄または帽子といった小物類を収納する収納棚を有している。左側側面には、大人用の衣類を収納するための大人用収納棚18aが形成され、また右側側面には子供の衣類を収納するための子供用収納棚18bが形成されている。両側面に大人用収納棚18aと子供用収納棚18bとを区別して収納することで、大人用の物と子供用の物を混同せずに収納することができ、居住者の衣服が散らかりにくくなる。また大人用の物と子供用の物を混同せずに収納することで、統一されたサイズの衣服を同じ場所に収納することができるため、収納スペースを有効に用いることができる。
さらに、ファミリークローゼット9の両側面を子供用収納棚18bと大人用収納棚18aとで区別する他にも、右側側面の子供用収納棚18bおよび子供用収納棚の壁面19bまたは左側側面の大人用収納棚18aおよび大人用収納棚の壁面19aを色彩、模様、装飾またはこれらの組み合わせによってそれぞれ別にすることによって、さらにファミリークローゼット9の大人用収納と子供用収納を区別することができる。子供用収納棚18bや子供用収納棚の壁面19bを子供の好みの色彩等にすることで、子供は進んで衣服類や小物類を片付けることが期待できる。また、ファミリークローゼット9は居住者が皆で立ち入って収納する場所であるので、子供の収納の仕方が煩雑であれば、それに気付いた他の者が指摘して収納方法を子供に教えてあげることで、子供はファミリークローゼット9の使用を通じて上手に物を収納する方法を身に付けることができる。また、ファミリークローゼット9に収納するものは、普段使いの衣服類や小物類等に限られず、しめ縄や雛人形といった季節物の小道具、季節外の寝具類または旅行時に用いるスーツケースといった、日常的に用いない物についても収納してもよく、またファミリークローゼット9は収納スペースでなくとも小部屋や倉庫として用いてもよい。
子供用収納棚18bのハンガーパイプ21は、レール20にかけられており、この該レール20のかける高さを変えることで、ハンガーパイプ21の高さを自由に変更することができる。例えば、子供用収納棚18bのハンガーパイプ21の高さは、子供の成長に伴い700mm~900mmの範囲で調節が可能である。これにより、小さい時期から成長とともに子供が自身で衣服を片付ける習慣を身につかせることができる。大人用収納棚18aも同様に、ハンガーパイプ21の高さを変更することができる。ハンガーパイプ21の高さは、レール20のかける高さを変えて1500mm~2100mmの範囲で変更可能であり、衣服を取り入れしやすい位置に調節することができる。
ファミリークローゼット9の第1出入口16は、図1に示されるように、家族共用スペース1に接続されている。第1出入口16は、大人、子供を問わず居住者全員が出入りする。本実施形態では、第1出入口16に扉22aが設けられているが、扉22aはなくてもよい。ファミリークローゼット9の第2出入口17は、スペース8aに繋がっており、通常大人が出入りを行う出入り口である。第2出入口17には扉22bが設けられており、ファミリークローゼット9と大人用スペース7との仕切りとして機能し、家族全員が入れる空間と大人だけが入る空間とを区別することができる。扉22a,22bは、開き戸、引き戸または折れ戸のいずれかに限定されないが、ファミリークローゼット9内やスペース8aに人がいる場合、扉22a,22bを開けても扉22a,22bに衝突する可能性の少ない引き戸が好適に用いられる。さらに、子供が大人用スペース7に入ってこないようにするために扉22bには、チャイルドロックや、補助錠、サムターンのような鍵23を有していてもよい。鍵23を扉22bに設置する場合、図2に示すように鍵23の位置を子供が届かない高い場所に設置すれば、子供は鍵23を開けられなくなるので、さらに子供が大人用スペース7に入りにくくすることができる。扉22bに設けられる鍵23は、ファミリークローゼット9側のみにつけてもよく、ファミリークローゼット9側とスペース8a側との両方につけてもよい。両方に鍵23つけた場合、どちらの方向からも施錠、開錠をして通り抜けることができるため便利である。本実施形態ではファミリークローゼット9の出入口は2つであったが、大人用スペース7とファミリークローゼット9とを区切る出入口に、扉22と、必要であれば鍵23と、が設けられていれば、2以上の出入口を有していてもよい。
(大人用スペース7について)
大人用スペース7は、図1に示すように、通常は大人のみが利用する空間のことをいい、子供にとって危険であるか、または子供に入って欲しくない場所を含む空間のことをいう。本実施形態では、大人用スペース7は、家事室6と、大人用クローゼット8と、大人用部屋10とを有している。家族共用スペース1と大人用スペース7とは、ファミリークローゼット9または扉22を介して区別されており、居住者全員が利用する家族共用スペース1とは別の空間であることが共通で認識される。
図3は、家事室6内の様子を示している。
家事室6は主に、汚れた服を洗濯と、部屋干しと、アイロン掛けと、畳むといった洗濯の作業を行うための場所である。家事室6内には、洗濯機24と、作業カウンター25と、天井から吊り下げられた室内物干し金物26と、図外の収納棚とを有している。作業カウンター25は、アイロン27やアイロン台27aを用いたりや服を畳む作業を行ったり、洗濯後の衣類等を仮置きしたりする場所として用いられる。収納棚は、タオル、洗剤または掃除用品などを収納している。室内物干し金物26には、物干し竿28が通されており、ハンガー29を用いて室内干しを行うことができる。また、家事室6は水回り領域でもあるので床面Gは耐水性や意匠性の高いタイル張りで形成されている。タイル張りにすることで、掃除のしやすさが向上し、丈夫で汚れにくくなり、タイルの石の素材感は家事室6内のインテリアに高級感をもたらすことができ、家事を楽しく行うことができる。家事室6に隣接された洗面所5の床面もタイル張りとすることで水回り領域の空間としての繋がりをもつことができる。
スペース8aは、ファミリークローゼット9の第2出入口17に接続されており、ウォークインタイプの大人用クローゼット8の前で服を着替えるための場所であり、ファミリークローゼット9と家事室6と大人用部屋10とを繋ぐ通過動線として利用される。ファミリークローゼット9は子供も利用するため、大人用クローゼット8は、子供に触られたくない高級な服やカバン等をファミリークローゼット9とは別に収納するために用いられる。また、大人用クローゼット8には姿見30が置かれていてもよく、その場で服装をチェックできる。本実施形態においては、姿見30をファミリークローゼット9に向けて配置しており、第2出入口17に設けられた扉22bを開けることで、ファミリークローゼット9内から姿見30で離れた場所から見られる自身の身だしなみを確認することができる。
大人用部屋10は、大人が普段、家族共用スペース1以外で過ごす部屋であり、本実施形態では主寝室とされる。大人用部屋10はスペース8aと家族共用スペース1とバルコニー11とに接続され3つの出入口を有している。家族共用スペース1に接続される出入口には、別の空間として認識するために扉22cが形成されている。また、大人用部屋10は、バルコニー11にも接続されているため、家事室6で洗濯した衣類をバルコニー11へと運ぶ通過動線としても用いられる。大人用部屋10の出入口は、大人用スペース7の家事室6、スペース8aのいずれかに接続されており、かつ、家族共用スペース1と接続される出入口に扉22が設けられていれば、出入口の数は3つに限定されない。また、大人用部屋10は、主寝室でなくとも書斎や仕事部屋として用いてもよい。
(家族共用スペース1について)
家族共用スペース1は、居住者全員が利用する空間のことをいう。家族共用スペース1と大人用スペース7とは、ファミリークローゼット9等を介して区別されており、大人用スペース7とは別の空間であることが居住者共通で認識される。
図4に示すように、家族共用スペース1は、部屋中央付近に小上がりのステージ台31を有している。ステージ台31上で例えばヨガやダンスといったフィットネスを行うことができる。ステージ台31前には、テレビ32が壁に埋め込まれており、テレビ32を見ながら運動を行うことができる。ステージ台31下の内部空間にはステージ台下収納33を有しており、フィットネス器具等といったステージ台31上で行う物を収納することができる。
また、家族共用スペース1は、バルコニー11に隣接しており、洗濯物を外で干したいときは、バルコニー11で干し、乾いた後は、ステージ台31上を衣服の仮置き場として用いることができる。
続いて、洗濯の家事動線について説明をする。洗濯に関する家事は、順に、(ア)汚れた衣類を洗濯機24付近の家事室6まで運ぶ家事と、(イ)洗濯機24に汚れた衣類を入れて衣類を洗濯する家事と、(ウ)洗濯後の衣類を乾燥場所まで運搬する家事と、(エ)洗濯後の衣類を乾燥する家事と、(オ)乾燥した衣類を取りまとめて運搬する家事と、(カ)アイロンをかけて畳む家事と、(キ)畳んだ衣類を収納する家事と、の一連の作業である。
(家事動線L1について)
図5には、衣類の洗濯に関する家事動線L1が示されている。家事動線L1は、洗濯後の衣類を室内で乾燥させるときの動線であり、洗面所5から順に、家事室6と、スペース8aと、を介してファミリークローゼット9に至るまでの動線である。
最初に、(ア)洗面所5で脱衣した衣服を隣接された家事室6内に設置された洗濯機24まで運び、(イ)洗濯を行う。この際、脱衣所である洗面所5と洗濯を行う家事室6は隣接しているため、(ア)(イ)の家事動線は最短である。
(ウ)洗濯後、洗濯後の濡れた衣類を乾燥場所へ運搬する。乾燥場所は、洗濯機24または室内物干し金物26を有した家事室6で行う。洗濯場所と乾燥場所が同一であるため、効率よく洗濯後の濡れた衣類を乾燥場所に移動させることができる。また、浴室4に設けられた乾燥設備を用いて、浴室4で乾燥させてもよい。この場合、作業カウンター25を有する家事室6で衣類をハンガー等でかけた後に、そのまま浴室4まで衣類を持っていくことができるため、浴室4での乾燥を効率的に行うことができる。
(エ)洗濯後の衣服を乾燥する際は、家事室6に設けられた洗濯機24で行うか、または天井から吊り下げられた室内物干し金物26を用いて、室内物干し金物26に通された物干し竿28にハンガー29をかけて室内干しを行う。(オ)乾燥後の衣類を取りまとめて作業カウンター25上に置き、(カ)アイロン27やアイロン台27aを用いて、シワを伸ばし畳む。このように(イ)~(カ)の作業は全て家事室6で行うことができるため、家事動線を短縮することができる。
(キ)畳んだ服は、ファミリークローゼット9または大人用クローゼット8に収納することで、一連の洗濯作業を終える。家事室6は大人用クローゼット8に隣接またはファミリークローゼット9にスペース8aを介して接続されているため、最短の家事動線とすることができる。
(家事動線L2について)
図5には、衣類の洗濯に関する家事動線L2が示されている。家事動線L2は、洗濯後の衣類をバルコニー11で干して乾燥させる際の動線であり、順に、洗面所5から家事室6と、スペース8aと、大人用部屋10と、バルコニー11と、家族共用スペース1と、を介してファミリークローゼット9に至るまでの動線である。
(ア)(イ)の家事は上記で述べたように家事室6で行い、(ウ)洗濯後の衣服をバルコニー11まで運搬する際は、家事室6からスペース8a、大人用部屋10を介して運搬する。家事室6から大人用部屋10までの大人用スペース7は扉レスであるため両手に洗濯後の服を持っていたとしても、煩らしさを感じずにバルコニー11まで運ぶことができる。(エ)バルコニー11で外干しを行うとき、バルコニー11は家族共用スペース1と窓越しで隣接しているため、外干しを行っている者は、家族共用スペース1にいる者を視界に入れることができ、孤独に感じずに楽しく家事を行うことができる。また、家族共用スペース1にいる者は、バルコニー11で外干しを行っている者が視界に入るため、外干しの手伝いを自発的に行うようになる。乾燥後、(オ)衣類を取りまとめて運搬を行う。バルコニー11から家族共用スペース1を介して運搬を行うが、この際、家族共用スペース1に設けられた小上がりのステージ台31を衣類の仮置き場として用いてよい。(カ)また、そのままステージ台31上で、子供に十分注意を払いながらアイロン掛けを行って衣服を畳んでもよいし、家事室6に衣類を運んでアイロン掛けを行って衣類を畳んでもよい。また、家族共用スペース1に家事を行う者以外の居住者がいれば、その者に畳む作業を手伝うように促すことができ、居住者が皆で協力して家事を行うことができる。その後、(キ)畳んだ衣類をファミリークローゼット9に収納して一連の家事を終える。家族共用スペース1はファミリークローゼット9に隣接しているため、畳んだ衣類を収納スペースまで運ぶ動線距離を短くすることができる。
このように、家事動線L1は、大人用スペース7内でほとんどの洗濯の家事を行うことができるため家事の動線距離を短くすることができる。また、同時に大人用スペース7には、子供にとって入りにくい空間となっているため、家事室6にあるアイロン等を子供に触られる危険を回避することができる。家事動線L2も、居住者が協力して家事を行うことができるため、家事を行う者の負担が減り、同時に家事効率をあげることができ、子供にとって安全な間取りとなっている。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
本発明に係る住宅は、家事の効率を向上すると同時に、子供にとって安全性を確保することができ、かつ、大人にとっても子供に触れられたくない物を収納するために好適に用いられる。
1 家族共用スペース
2 子供部屋
3 洋室
4 浴室
5 洗面所
6 家事室
7 大人用スペース
8 大人用クローゼット
8a スペース
9 ファミリークローゼット
10 大人用部屋
11 バルコニー
12 トイレ
13 ウォークインクローゼット
14 納戸
15 階段
16 第1出入口
17 第2出入口
18a 大人用収納棚
18b 子供用収納棚
19a 大人用収納棚の壁面
19b 子供用収納棚の壁面
20 レール
21 ハンガーパイプ
22 扉
22a 扉
22b 扉
22c 扉
23 鍵
24 洗濯機
25 作業カウンター
26 室内物干し金物
27 アイロン
28 物干し竿
29 ハンガー
30 姿見
31 ステージ台
32 テレビ
33 ステージ台下収納
G 床面

Claims (6)

  1. 相対する位置に設けられた第1出入口と第2出入口とを有し、通り抜け可能であって、前記第1出入口から前記第2出入口までに至る空間の両壁面に収納棚を有し、一方壁面に大人用収納棚、他方壁面に子供用収納棚を有するファミリークローゼットと、
    前記第1出入口に接続された家族共用スペースと、
    前記第2出入口に接続された大人用スペースと、
    前記第2出入口に設けられた扉と、
    を備えることを特徴とする住宅。
  2. 前記一方壁面および前記大人用収納棚、または前記他方壁面および前記子供用収納棚は、色彩、模様、装飾またはこれらの組み合わせによって前記大人用収納棚および前記子供用収納棚が区別されていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記大人用スペースは、大人用クローゼットと、前記大人用クローゼットの前に配置されたスペースと、前記大人用クローゼットに隣接しており洗濯作業を行う家事室と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の住宅。
  4. 前記大人用スペースは、前記スペースに隣接した大人用部屋を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の住宅。
  5. 前記家事室は、前記家族共用スペースに隣接された洗面所に、隣接していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の住宅。
  6. 前記家族共用スペースは、バルコニーに隣接しており、小上がりのステージ台を有し、前記ステージ台下の内部空間にステージ台下収納を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の住宅。

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