JP7533125B2 - 住宅 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 令和2年4月17日に発行されたカタログ Family Suite 「小林さん家。」PLANNING COLLECTION にて公開
本発明は、玄関室、土間収納部、身支度室、及びワークスペースが隣接して形成された住宅に関する。
従来より、玄関室から居住空間に向かう表動線のほかに、玄関室からシューズクロークやウォークスルークローゼットなどの収納室を介して居住空間に向かう居住者用の裏動線を設けた住宅が知られている(特許文献1又は特許文献2参照)。これによると、収納室を介さない表動線及び収納室を介した裏動線の2つの動線を使い分けることで、来客時、外出時、又は帰宅時などの様々な生活シーンにおいて利便性を高めることができる。
特開2005-344297号公報 特開2019-31828号公報
上述のような住宅は、2つの動線が互いに異なる居室に接続されているので、1階に少なくとも異なる2室以上が配置された住宅に形成される間取りとなっている。ところで、近年ではリビングダイニングキッチンを大きな一体空間として配置する住宅も多く、住宅の床面積によっては、2つの動線をそれぞれ異なる居室に接続する間取りがとりにくい場合も多い。また、裏動線が寝室や和室に接続されるので、生活シーンによっては裏動線を活用しにくい場合もある。
そこで、本発明は、玄関室から異なる2つの動線を確保した住宅であって、居住者用の動線の利便性を高めることができ、在宅ワークの際の利便性も高めた住宅を提供することを目的とする。
本発明の住宅は、玄関土間及び玄関ホールからなる玄関室と、前記玄関室に隣接して形成され、前記玄関土間に繋がる土間床を有する土間収納部と、前記土間収納部に隣接して行き来可能に形成され、床面が前記土間床よりも高く形成された身支度室と、前記身支度室に隣接して行き来可能に形成されたワークスペースと、前記玄関ホールに隣接して行き来可能に形成され、リビング空間又はダイニング空間を含む部屋と、を備え、前記ワークスペースは、前記部屋内に形成された空間であり、前記部屋は、前記ワークスペースと他の空間との間に開閉可能なスクリーンが配置されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記玄関室、前記土間収納部、及び前記身支度室は、同一平面上に形成される第一外壁に沿って直線的に配置されるとともに、前記ワークスペースは、前記第一外壁と垂直な第二外壁に沿って形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、玄関土間及び玄関ホールからなる玄関室と、前記玄関室に隣接して形成され、前記玄関土間に繋がる土間床を有する土間収納部と、前記土間収納部に隣接して行き来可能に形成され、床面が前記土間床よりも高く形成された身支度室と、前記身支度室に隣接して行き来可能に形成されたワークスペースと、前記玄関ホールに隣接して行き来可能に形成され、リビング空間又はダイニング空間を含む部屋と、を備え、前記ワークスペースは、前記部屋内に形成された空間であり、前記玄関室、前記土間収納部、及び前記身支度室は、同一平面上に形成される第一外壁に沿って直線的に配置されるとともに、前記ワークスペースは、前記第一外壁と垂直な第二外壁に沿って形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記第二外壁に沿って机の天板が形成されるとともに、当該第二外壁に開口部が形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記ワークスペースは、前記第二外壁に沿って前記机の天板の一端側に身支度室が形成されるとともに、前記机の天板の他端側に収納部が形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記部屋は、前記第二外壁に対向する第三外壁に沿って、床面が前記部屋の他の部分よりも高く形成されたステージ部を有し、前記ステージ部の上に、上階に連通する吹き抜けが形成されるとともに、前記ステージ部から前記吹き抜けを通って上階に繋がる階段が形成されていることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記階段を上った上階に形成される階段ホールと、前記階段ホールに隣接して行き来可能に形成された畳コーナーと、前記畳コーナーに隣接して行き来可能に形成された洗濯機置き場を有する家事室と、をさらに備え、前記階段ホールと前記畳コーナーとの境界、及び前記家事室と前記畳コーナーとの境界は、それぞれ全面を開放可能な建具により隔てられることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記身支度室は、シンクを備えることを特徴としている。
本発明の住宅によると、玄関室及び土間収納部、土間収納部及び身支度室、身支度室及びワークスペースがそれぞれ隣接して行き来可能に形成されているので、玄関室から土間収納部及び身支度室を介してワークスペースに入る動線を有する。そして、玄関室は、リビング空間又はダイニング空間を含む部屋に隣接して行き来可能であるので、玄関室から直接部屋に入る動線を有する。ワークスペースは部屋内に形成された空間であるので、玄関室から2つの動線を通して部屋に入ることができ、土間収納部や身支度室を介する動線は、居住者の外出時や帰宅時に例えば鞄や装身具を付け外しし、又は外套や靴を脱ぎ着することができる利便性の高い動線とするとともに、玄関室から直接部屋に入る動線は来客時の動線として利用することができる。また、ワークスペースが身支度室に隣接して配置されることで、仕事用の鞄を身支度室に収納しておくことで、在宅ワークの際の利便性も高めることができる。そして、ワークスペースは、部屋内に形成された空間であるので、在宅ワークのときに他の居住者と適度な距離感で仕事をすることができる。さらに、玄関室から部屋に入る2つの動線上にはいずれも廊下が設けられていないので、住宅の空間効率を高めることができる。
本発明の住宅によると、部屋内のワークスペースと他の空間との間に開閉可能なスクリーンが配置されるので、例えばリモート会議の際に部屋内の他の空間が映り込むことを防止することができ、適度に仕事に集中できる空間を作ることができる。
本発明の住宅によると、玄関室、土間収納部、及び身支度室は、同一平面上に形成される第一外壁に沿って直線的に配置されるとともに、ワークスペースは、第一外壁と垂直な第二外壁に沿って形成されるので、ワークスペースが玄関から離れた印象となり、ワークスペースを適度に仕事に集中することができる空間とすることができる。
本発明の住宅によると、第二外壁に沿って机の天板が形成されるとともに、当該第二外壁に開口部が形成されるので、ワークスペースは開口部に沿った天板が形成されることとなり、適度な外光を取り入れつつ仕事をすることができるとともに、ワークスペースが部屋内に形成された空間であるので、ワークスペースを介して部屋の他の部分にも採光や通風を行うことができる。
本発明の住宅によると、ワークスペースは、第二外壁に沿って机の天板の一端側に身支度室が形成されるとともに、机の天板の他端側に収納部が形成されるので、机の天板の両端に収納可能なスペースが設けられることとなり、仕事中に必要なものを整理して様々に収納することができ、利便性を高めることができる。
本発明の住宅によると、部屋は、第二外壁に対向する第三外壁に沿って、床面が高く形成されたステージ部を有しており、当該ステージ部の上に、上階に連通する吹き抜けが形成されるとともに、ステージ部から吹き抜けを通って上階に繋がる階段が形成されているので、ステージ部が設けられることにより下階床よりも高い中二階が設けられた印象となり、下階床と上階床とを直接階段で繋げる場合よりも1階と2階とを繋がった印象とすることができる。
本発明の住宅によると、上階に形成される階段ホールに隣接する畳コーナーと、当該畳コーナーに隣接する家事室と、が設けられているので下階から空間的に繋がった印象の上階に家事スペースが形成された印象となる。そして、階段ホールと畳コーナーとの境界、及び家事室と畳コーナーとの境界を、それぞれ全面的に開放することで、より1階と繋がった印象とすることができ、適度に繋がった印象で家事を行うことができる。そして、建具により畳コーナーを家事室及び階段ホールから隔てることで、畳の小部屋を設けることができ、例えば来客用の寝室として利用することもできる。
また、本発明の住宅によると、身支度室にシンクが設けられることで、帰宅時に玄関室から土間収納部及び身支度室を通って、部屋に入る際に手洗い等を行うことができる。
住宅の1階の構成を示す断面図。 住宅の玄関室、土間収納部、身支度室の構成を示す一部拡大断面図。 住宅の身支度室、ワークスペースの構成を示す一部拡大断面図。 住宅の2階の構成を示す断面図。 畳コーナーが閉じられた状態の住宅2階の一部拡大断面図。 畳コーナーが開放された状態の住宅2階の一部拡大断面図。 子供部屋を間仕切り壁で区画した状態の住宅2階の断面図。
以下、本発明に係る住宅1の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。本実施形態において、住宅1は軽量鉄骨造の2階建て戸建て住宅1である。住宅1の敷地は略矩形で東側が接道している。なお、本発明における住宅1は、例えば3階建て以上であってもよい。また、本発明における住宅1は、上階を有することが好ましいが、必ずしも平屋建ての住宅1を排除するものではない。さらに住宅1は、軽量鉄骨造に限定されるものではなく、木造、重量鉄骨造、RC造などの他の構造躯体を有するものであってもよい。
住宅1の一階には、図1及び図2に示すように、南東角に玄関室2が形成されている。玄関室2は、矩形に形成されており、住宅1東側の外壁面を形成する第一外壁3と、南側の外壁とに沿って平面視L字状に形成される玄関土間4と、玄関室2の北西角に形成され、上り框を介して玄関土間4よりも高い床面が形成された玄関ホール5とを有する。玄関室2には南東側に玄関土間4と玄関ホール5とに跨るように下駄箱6が形成されている。玄関ホール5は、その西側に引き戸32が設けられており、玄関室2からその西側に形成されたリビング空間7を含む部屋8に進入可能となっている。
第一外壁3の玄関室2と反対側の屋外には玄関ポーチ9が形成されている。玄関ポーチ9の東側には、2階のバルコニー10から繋がる壁体11が形成されており、接道から玄関室2への視線を遮っている。玄関室2に隣接して北側には、玄関土間4に繋がる土間床が設けられた土間収納部12が形成されている。玄関室2と土間収納部12との間には開き戸13が設けられており、例えば来客時には玄関室2から土間収納部12を隠すことができる。
土間収納部12には、屋外で使用する例えば傘やスポーツ用品などの住宅1の部屋8には持ち運びたくないものを収納することができる。また、土間収納部12には棚家具14が配置されており、例えば履物の一部を収納することができる。土間収納部12の北側には、身支度室15が形成されている。身支度室15は、住宅1の北東角に形成されている。身支度室15の床面は土間収納部12の土間床から框を介して一段上がって形成されている。身支度室15は、住宅1の東側の外壁面を形成する第一外壁3と、住宅1の北側の外壁面を形成する第二外壁16とに沿ってハンガーポール及び棚からなる衣類収納部17が形成されている。住宅1の東側の外壁面を形成する第一外壁3と、住宅1の北側の外壁面を形成する第二外壁16とは直交している。衣類収納部17は例えば外套や帽子などの主に衣類を収納するものであるが、例えば、鞄、身飾具など外出時に身に着ける小物類も収納するのが好ましい。また、身支度室15の南西角には水栓が設けられたスロップシンク18が設けられている。身支度室15の衣類収納部17とスロップシンク18との間は、居住者が歩行可能な通路となっている。なお、本発明における「シンク」は、本実施形態ではスロップシンク18がこれに相当する。身支度室15にスロップシンク18が形成されることで、帰宅時に玄関室2から土間収納部12及び身支度室15を通って、部屋8に入る際に手洗い等を行うことができる。玄関室2、土間収納部12、及び身支度室15は、第一外壁3に沿って直線的に配置されており、玄関室2から土間収納部12を通って身支度室15に進入可能となっている。
身支度室15に隣接して西側にはワークスペース19が行き来可能に形成されている。身支度室15とワークスペース19との境界には間仕切壁27が形成されるとともに、間仕切壁27に開き戸の建具28が設けられて、身支度室15とワークスペース19とを行き来可能としている。ワークスペース19は、住宅1の北側の外壁面を形成する第二外壁16に沿って形成されている。玄関室2、土間収納部12、及び身支度室15が第一外壁3に沿って直線的に配置されるとともに、身支度室15とワークスペース19とが第一外壁3に直交する第二外壁16に沿って形成されているので、ワークスペース19が玄関室2から離れた印象となり、ワークスペース19を適度に集中できるスペースとすることができる。ワークスペース19には、第二外壁16に沿って造作家具の机20の天板21が設けられている。机20は、第二外壁16の屋内面に単に天板21を固定したものであってもよく、例えば、天板21の下に引き出しや床面に載置される脚が形成されたものであってもよい。第二外壁16にはワークスペース19に対面する位置に開口部22が形成されている。開口部22は、机20の天板21の高さよりも高い位置に形成される腰窓であり、ワークスペース19のほぼ全幅に形成されている。
ワークスペース19の西側には、図3に示すように、例えば書類や文房具などを収納可能な収納部23が形成されている。収納部23は、北側の外壁面を形成する第二外壁16に沿って形成されており、第二外壁16から突出する袖壁26によってワークスペース19と部分的に隔てられている。ワークスペース19と収納部23との境界には北側半分ほどが袖壁26よって仕切られるとともに、境界の南側半分は仕切られておらず、居住者が通行可能となっている。収納部23の西側には、パイプスペース24を介してトイレ25が形成されている。トイレ25及び収納部23の南側は間仕切り壁によってダイニング空間29及びキッチン30と隔てられている。ワークスペース19の机20の天板21は、ワークスペース19と身支度室15との境界の間仕切壁27に一端が当接するとともに、袖壁26に他端が当接するように形成されている。
ワークスペース19の南側には、図1に示すように、ダイニング空間29が形成されており、ダイニング空間29の南側にリビング空間7が形成されている。ワークスペース19とダイニング空間29との境界には、図3に示すように、開閉可能なスクリーン31が配置されている。スクリーン31は、視線を遮ることができるとともに、空間を完全に間仕切ることのないシート製や布製の例えばロールスクリーンやカーテン、又は、例えば半透明のスクリーンパーテーションなどの間仕切建具である。スクリーン31によってワークスペース19と部屋8のワークスペース19以外の空間とを適度に隔てることができ、例えばリモート会議の際にプライベートな空間が映り込むことを防止することができ、適度に仕事に集中できる空間を作ることができる。
リビング空間7は東側に玄関室2の玄関ホール5と接続する引き戸32が設けられている。また、ダイニング空間29の西側にはキッチン30が形成されている。キッチン30は、キッチンシンクがダイニングに面してアイランド式に形成されており、ワークトップ及びコンロが部屋8の西側の間仕切壁に沿って形成されている。キッチン30の北側には、パントリー33が第二外壁16に面して形成されている。リビング空間7の南側は住宅1の南側の外壁面を形成する第三外壁34が形成されている。第三外壁34のリビング空間7に面する位置には、フルフラットサッシの掃き出し窓の大開口35が形成されている。大開口35の屋外側にはテラスデッキ36が設けられており、リビング空間7から出入り可能となっている。
北側の第二外壁16のワークスペース19に対面する位置に設けられた開口部22と、南側の第三外壁34のリビング空間7に面する位置に設けられた大開口35とを開放すると、南北に通気経路が通ることとなるので、効率的に部屋8の換気を行うことができる。
リビング空間7の西側には、第三外壁34に沿ってステージ部37が形成されている。ステージ部37の床面は、リビング空間7、ダイニング空間29、及びキッチン30の床面よりも例えば400mm~600mm高く形成されており、北側に形成された2段の階段41を上ることで、リビング空間7等から出入りすることができる。ステージ部37とリビング空間7との境界、及びステージ部37とキッチン30との境界には、ステージ部37の床面よりも高くなったカウンタデスク38が形成されている。ステージ部37は、その床面に腰かけてカウンタデスク38の上に書物を置いて読書をしたり、例えば子供が宿題を広げてスタディコーナーとして活用することができる。ステージ部37の上には西側半分程度に天井が形成されず、2階に連通する吹き抜け39が設けられている。また、ステージ部37には吹き抜け39を通って2階に繋がる階段40が接続されている。
このように1階の他の部分よりも床面が高くなっており、しかも吹き抜け39が設けられることで、ステージ部37を1階の他の部分よりも2階に近い印象とすることができ、ステージ部37に2階に繋がる階段40が設けられることで、1階と2階との接続を段階的にして、1階と2階とを適度に繋がった印象の空間とすることができる。
ステージ部37、リビング空間7、ダイニング空間29、キッチン30、及びワークスペース19は、一体大空間として形成されており、1つの部屋8を構成している。なお、本実施形態における「部屋」は、外壁、間仕切壁、床、天井などで仕切られ、生活の場などに用いられる、住宅1内部の隔てられた空間の区画をいう。本実施形態における部屋8は間仕切壁や柱が設けられていない無柱空間であり、ステージ部37、リビング空間7、ダイニング空間29、キッチン30、及びワークスペース19の各所から他の各所を遮られることなく視認することができる。
このように、住宅1は、玄関室2、土間収納部12、及び身支度室15を通してワークスペース19に入る動線が形成されるとともに、玄関室2から直接リビング空間7を含む部屋8に入る動線が設けられているので、玄関室2を通って2つの動線からワークスペース19、リビング空間7、ダイニング空間29、キッチン30、及びステージ部37が一体大空間として形成された部屋8に進入可能となっている。土間収納部12、及び身支度室15を通ってワークスペース19に進入する動線は、居住者の外出時や帰宅時に例えば鞄や装身具を付け外しし、又は外套や靴を脱ぎ着することができる利便性の高い動線とすることができる。また、玄関室2から直接部屋8に入る動線は来客時の動線として利用することができる。
ワークスペース19が身支度室15に隣接して配置されることで、仕事用の鞄を身支度室15に収納しておいておき、在宅ワークの際の利便性も高めることができる。しかもワークスペース19が、部屋8内に形成されたリビング空間7、ダイニング空間29、キッチン30、及びステージ部37と一体配置される空間であるので、在宅ワークのときに他の居住者と適度な距離感で仕事をすることができる。さらに、玄関室2から部屋8に入る2つの動線上にはいずれも廊下が設けられていないので、住宅1の空間効率を高めることができる。
第三外壁34のステージ部37に面した位置には引き違い窓42が形成されている。また、引き違い窓の上方の2階の位置には、はめ殺し窓43が形成されている。これらの窓42,43は吹き抜け39の上下に設けられているので、はめ殺し窓43からの採光は1階の部屋8の各所に外光を届かせることができる。ステージ部37と2階とをつなぐ階段40の下には、階段下収納44が形成されており、階段下収納44の北側には、洗面所45及び浴室46が設けられている。
階段40は南側から北側に向かって上り勾配に形成されている。階段40を上がって2階には、図4及び図5に示すように、階段ホール47が形成されている。階段ホール47の北側には当該階段ホール47に隣接して行き来可能に形成された畳コーナー48が設けられている。畳コーナー48は、住宅1の2階の北西角に形成されており、例えば3畳ほどの小部屋である。畳コーナー48の東側には、畳コーナー48に行き来可能な家事室49が設けられている。家事室49には洗濯機置き場50が設けられている。階段ホール47と畳コーナー48との境界は取り外し可能な襖51によって開閉可能とされている。また、畳コーナー48と家事室49との境界は取り外し可能な襖52によって開閉可能とされている。
階段ホール47の東側には廊下55が延びている。廊下55の北側には2階トイレ53やウォークインクローゼット54が形成されており、廊下55の東端には、主寝室56が形成されている。主寝室56は南側に掃き出し窓57が形成されており、当該掃き出し窓の外側にバルコニー10が設けられている。また、廊下55の南側には子供部屋58が設けられている。子供部屋58は、廊下55に面して出入口が2つ設けられている。子供部屋58は、図7に示すように、1つの大きな空間として形成されているが、中央に間仕切壁59を設けて東西に分断することで、2つの子供部屋58a,58bに分けることもできる。
図6に示すように、畳コーナー48と家事室49とを隔てる襖52を取り払うと、家事室49と畳コーナー48とが一体的な空間となり、例えば家事室49に干した洗濯物のアイロンがけや洗濯物を畳む作業を畳コーナー48で行うことで一か所にまとめて効率的な洗濯家事を行うことができる。また、畳コーナー48と階段ホール47とを隔てる襖51も取り払うと、家事室49及び畳コーナー48は、吹き抜け39を介して1階とも空間的に繋がることとなり、洗濯家事を行いながら1階の様子を感じることができる。
また、図5に示すように、階段ホール47と畳コーナー48との境界の襖51、及び、畳コーナー48と家事室49との境界の襖52を閉じることにより、畳コーナー48を独立した小部屋とすれば、来客が宿泊する場合に簡易的な寝室として利用することもできる。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る住宅1は、在宅ワークに適した住宅1として好適である。
1 住宅
2 玄関室
3 第一外壁
4 玄関土間
5 玄関ホール
7 リビング空間
8 部屋
12 土間収納部
15 身支度室
16 第二外壁
19 ワークスペース
20 机
22 開口部
23 収納部
29 ダイニング空間
34 第三外壁
37 ステージ部
39 吹き抜け
47 階段ホール
48 畳コーナー
49 家事室

Claims (8)

  1. 玄関土間及び玄関ホールからなる玄関室と、
    前記玄関室に隣接して形成され、前記玄関土間に繋がる土間床を有する土間収納部と、
    前記土間収納部に隣接して行き来可能に形成され、床面が前記土間床よりも高く形成された身支度室と、
    前記身支度室に隣接して行き来可能に形成されたワークスペースと、
    前記玄関ホールに隣接して行き来可能に形成され、リビング空間又はダイニング空間を含む部屋と、
    を備え、
    前記ワークスペースは、前記部屋内に形成された空間であり、
    前記部屋は、前記ワークスペースと他の空間との間に開閉可能なスクリーンが配置されることを特徴とする住宅。
  2. 前記玄関室、前記土間収納部、及び前記身支度室は、同一平面上に形成される第一外壁に沿って直線的に配置されるとともに、前記ワークスペースは、前記第一外壁と垂直な第二外壁に沿って形成されることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 玄関土間及び玄関ホールからなる玄関室と、
    前記玄関室に隣接して形成され、前記玄関土間に繋がる土間床を有する土間収納部と、
    前記土間収納部に隣接して行き来可能に形成され、床面が前記土間床よりも高く形成された身支度室と、
    前記身支度室に隣接して行き来可能に形成されたワークスペースと、
    前記玄関ホールに隣接して行き来可能に形成され、リビング空間又はダイニング空間を含む部屋と、
    を備え、
    前記ワークスペースは、前記部屋内に形成された空間であり、
    前記玄関室、前記土間収納部、及び前記身支度室は、同一平面上に形成される第一外壁に沿って直線的に配置されるとともに、前記ワークスペースは、前記第一外壁と垂直な第二外壁に沿って形成されることを特徴とする住宅。
  4. 前記第二外壁に沿って机の天板が形成されるとともに、
    当該第二外壁に開口部が形成されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の住宅。
  5. 前記ワークスペースは、前記第二外壁に沿って前記机の天板の一端側に身支度室が形成されるとともに、前記机の天板の他端側に収納部が形成されることを特徴とする請求項4に記載の住宅。
  6. 前記部屋は、前記第二外壁に対向する第三外壁に沿って、床面が前記部屋の他の部分よりも高く形成されたステージ部を有し、
    前記ステージ部の上に、上階に連通する吹き抜けが形成されるとともに、
    前記ステージ部から前記吹き抜けを通って上階に繋がる階段が形成されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の住宅。
  7. 前記階段を上った上階に形成される階段ホールと、
    前記階段ホールに隣接して行き来可能に形成された畳コーナーと、
    前記畳コーナーに隣接して行き来可能に形成された洗濯機置き場を有する家事室と、
    をさらに備え、
    前記階段ホールと前記畳コーナーとの境界、及び前記家事室と前記畳コーナーとの境界は、それぞれ全面を開放可能な建具により隔てられることを特徴とする請求項6に記載の住宅。
  8. 前記身支度室は、シンクを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の住宅。
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