JP2022075029A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品素体の外部電極形成面以外の面に導電性ペーストが付着することを抑制する。【解決手段】直方体状の形状を有する電子部品素体の外部電極形成面に導電性ペーストを塗布する電子部品の製造方法は、外部電極形成面の第1の方向における寸法以下の幅寸法を有する導電性ペーストを基材の表面に配置する工程(S2)と、電子部品素体の外部電極形成面に導電性ペーストが付着するように、基材と電子部品素体とを加圧密着させる工程(S3)とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品の製造方法に関する。
積層セラミックコンデンサのように、電子部品素体の表面に外部電極が形成された電子部品の製造方法として、電子部品素体の表面に導電性ペーストを塗布した後、焼成することによって下地電極層を形成し、その上にめっき層を形成することによって外部電極を形成する方法が知られている。
特許文献1には、基材である弾性体の上にサイドマージンシートを配置し、電子部品素体の側面をサイドマージンシートに対して押し付けて打ち抜くことにより、電子部品素体の側面に未焼成のサイドマージン部を形成する方法が開示されている。この方法を利用して、基材の表面にシート状に導電性ペーストを配置し、電子部品素体の端面を導電性ペーストに押し付けて打ち抜くことにより、電子部品素体の端面に導電性ペーストを付着させる方法が考えられる。この方法によれば、電子部品素体の端面にのみ導電性ペーストを塗布して、下地電極層を端面にのみ形成した電子部品を製造することができる。
特開2019-149504号公報
しかしながら、電子部品素体の端面を導電性ペーストに押し付けて打ち抜く際、電子部品素体の端面と連なる面にも導電性ペーストが付着する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、電子部品素体の外部電極形成面以外の面に導電性ペーストが付着することを抑制することができる電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品の製造方法は、直方体状の形状を有する電子部品素体の外部電極形成面に導電性ペーストを塗布する電子部品の製造方法であって、
前記外部電極形成面の第1の方向における寸法以下の幅寸法を有する前記導電性ペーストを基材の表面に配置する工程と、
前記電子部品素体の前記外部電極形成面に前記導電性ペーストが付着するように、前記基材と前記電子部品素体とを加圧密着させる工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明の電子部品の製造方法によれば、外部電極形成面の第1の方向における寸法以下の幅寸法を有する導電性ペーストを基材の表面に配置し、基材と電子部品素体とを加圧密着させることによって、電子部品素体の外部電極形成面に導電性ペーストを塗布するので、外部電極形成面に塗布される導電性ペーストが外部電極形成面と連なる面にまで回り込むことを抑制することができる。
本発明の電子部品の製造方法によって製造される電子部品の一例である積層セラミックコンデンサの外観形状を模式的に示す斜視図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサをII-II線に沿って切断したときの模式的断面図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサをIII-III線に沿って切断したときの模式的に断面図である。 第1の実施形態における電子部品の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態における電子部品の製造方法において、基材の表面に導電性ペーストを配置した状態を模式的に示す平面図である。 基材の表面に離型フィルムを配置し、離型フィルムの上に導電性ペーストを配置した状態を示す側面図である。 電子部品素体の第1の端面に導電性ペーストが付着するように、基材と電子部品素体とを加圧密着させる方法の一例を説明するための側面図である。 第2の実施形態における電子部品の製造方法において、基材の表面に複数の導電性ペーストをアイランド状に配置した状態を模式的に示す平面図である。 電子部品素体の第1の端面を模式的に示す図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴を具体的に説明する。なお、以下では、本発明の電子部品の製造方法によって製造される電子部品の一例として、2端子型の積層セラミックコンデンサを例に挙げて説明するが、圧電部品、サーミスタ、インダクタなど、電子部品素体の表面に外部電極が形成されている電子部品であれば、その種類に特に制約はない。
<第1の実施形態>
(電子部品の構造)
図1は、本発明の電子部品の製造方法によって製造される電子部品の一例である積層セラミックコンデンサ10の外観形状を模式的に示す斜視図である。図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10をII-II線に沿って切断したときの模式的断面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10をIII-III線に沿って切断したときの模式的に断面図である。
図1~図3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、全体として直方体状の形状を有する電子部品であり、直方体状の形状を有する電子部品素体11と、一対の外部電極14a、14bとを有している。一対の外部電極14a、14bは、図1に示すように、対向するように配置されている。
ここでは、後述する誘電体層12と内部電極13a、13bとが積層されている方向を積層セラミックコンデンサ10の積層方向Tと定義し、一対の外部電極14a、14bが対向する方向を長さ方向Lと定義し、長さ方向Lおよび積層方向Tのいずれの方向にも直交する方向を幅方向Wと定義する。長さ方向L、積層方向T、および、幅方向Wのうちの任意の2つの方向は、互いに直交する方向である。なお、積層方向Tを厚さ方向と呼ぶこともある。
電子部品素体11は、長さ方向Lに相対する第1の端面15aおよび第2の端面15bと、積層方向Tに相対する第1の主面16aおよび第2の主面16bと、幅方向Wに相対する第1の側面17aおよび第2の側面17bとを有する。
電子部品素体11は、角部および稜線部が丸みを帯びていることが好ましい。ここで、角部は、電子部品素体11の3面が交わる部分であり、稜線部は、電子部品素体11の2面が交わる部分である。なお、直方体状の形状には、角部および稜線部の少なくとも一方が丸みを帯びている形状も含まれる。
図2および図3に示すように、電子部品素体11は、積層された複数の誘電体層12と複数の内部電極13a、13bとを含む。内部電極13a、13bには、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとが含まれている。より詳細には、電子部品素体11は、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとが積層方向Tにおいて、誘電体層12を介して交互に複数積層された構造を有する。
第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、およびAu等の金属、またはAgとPdの合金等を含有している。第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、共材として、誘電体層12に含まれる誘電体セラミックと同じセラミック材料を含むことが好ましい。
第1の内部電極13aは、電子部品素体11の第1の端面15aに引き出されている。また、第2の内部電極13bは、電子部品素体11の第2の端面15bに引き出されている。
第1の外部電極14aは、電子部品素体11の第1の端面15aの全体に形成されているとともに、第1の端面15aから、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および、第2の側面17bに回り込むように形成されている。第1の外部電極14aは、第1の端面15aに露出した第1の内部電極13aと電気的に接続されている。
第2の外部電極14bは、電子部品素体11の第2の端面15bの全体に形成されているとともに、第2の端面15bから、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および、第2の側面17bに回り込むように形成されている。第2の外部電極14bは、第2の端面15bに露出した第2の内部電極13bと電気的に接続されている。
第1の外部電極14aは、第1の下地電極層141aと、第1の中間電極層142aと、第1のめっき層143aとを備える。第2の外部電極14bは、第2の下地電極層141bと、第2の中間電極層142bと、第2のめっき層143bとを備える。
第1の下地電極層141aは、電子部品素体11の第1の端面15aにのみ設けられている。また、第2の下地電極層141bは、電子部品素体11の第2の端面15bにのみ設けられている。第1の下地電極層141aおよび第2の下地電極層141bは、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag-Pd合金、またはAu等の金属を含有している。第1の下地電極層141aおよび第2の下地電極層141bは、共材として、誘電体層12に含まれる誘電体セラミックと同じセラミック材料を含むことが好ましい。
第1の中間電極層142aは、第1の下地電極層141aを覆い、かつ、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および、第2の側面17bに回り込むように設けられている。第2の中間電極層142bは、第2の下地電極層141bを覆い、かつ、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および、第2の側面17bに回り込むように設けられている。第1の中間電極層142aおよび第2の中間電極層142bは、例えば、導電性粒子と熱硬化性樹脂とを含む樹脂電極層としてもよいし、第1の下地電極層141aおよび第2の下地電極層141bと同等の材料からなる層としてもよい。
第1のめっき層143aは、第1の中間電極層142aを覆うように設けられている。また、第2のめっき層143bは、第2の中間電極層142bを覆うように設けられている。第1のめっき層143aおよび第2のめっき層143bは、1層であってもよいし、複数層であってもよい。一例として、第1のめっき層143aおよび第2のめっき層143bはそれぞれ、Niめっき層と、Niめっき層の上に形成されたSnめっき層とからなる。
上述した構造を有する積層セラミックコンデンサ10は、第1の内部電極13aと接続される第1の下地電極層141aが電子部品素体11の第1の端面15aにのみ設けられ、第2の内部電極13bと接続される第2の下地電極層141bが第2の端面15bにのみ設けられているので、下地電極層が電子部品素体11の主面16a,16bや側面17a,17bにまで回り込んだ構造の積層セラミックコンデンサと比べて、同じ容量でサイズを小さくすることができる。なお、第1の下地電極層141aおよび第2の下地電極層141bが設けられていることにより、第1の中間電極層142aおよび第2の中間電極層142bは、可能な限り薄い層とすることができる。
(電子部品の製造方法)
図4は、第1の実施形態における電子部品の製造方法を説明するためのフローチャートである。図4を参照しながら、電子部品の一例である積層セラミックコンデンサ10の製造方法について説明する。
工程S1では、電子部品素体11を用意する。電子部品素体11は、公知の方法により製造可能であるが、その製造方法について、以下で簡単に説明する。
はじめに、セラミックグリーンシートと、セラミックグリーンシートの表面に内部電極用導電性ペーストが印刷された素材シートを複数枚準備し、セラミックグリーンシートを所定枚数積層した後、素材シートを所定枚数積層し、さらにその上にセラミックグリーンシートを所定枚数積層して圧着することにより、マザーブロックを形成する。続いて、マザーブロックを切断して個片化することにより、積層チップを複数作製する。
続いて、積層チップをバレル研磨して、角部および稜線部に丸みをつけた後、焼成する。これにより、積層チップに含まれる誘電体材料および導電性材料が焼成されて、複数の誘電体層12および複数の内部電極13a,13bを含む電子部品素体11が形成される。焼成温度は、誘電体材料および導電性材料に応じて適宜設定され、例えば、900℃以上1300℃以下であることが好ましい。
工程S1に続く工程S2では、電子部品素体11の外部電極形成面の第1の方向における寸法以下の幅寸法を有する導電性ペーストを基材の表面に配置する。基材は、例えば、弾性体である。ここでは、電子部品素体11の第1の端面15aおよび第2の端面15bが外部電極形成面となる。
図5は、第1の実施形態における電子部品の製造方法において、基材20の表面に導電性ペースト30を配置した状態を示す平面図である。本実施形態では、一方向(図5の矢印Y1の方向)に伸びる導電性ペースト30をストライプ状に複数配置する。導電性ペースト30をストライプ状に配置とは、導電性ペースト30の伸びる方向を同一の方向とした状態で、所定の間隔で複数の導電性ペースト30を配置することを意味する。図5では、一方向に伸びる導電性ペースト30が4つ配置された状態を示しているが、配置する導電性ペースト30の数が4つに限定されることはない。
導電性ペースト30は、その幅寸法H1が、電子部品素体11の外部電極形成面である第1の端面15aおよび第2の端面15bの第1の方向における寸法以下となるように、基材20の表面に配置する。本実施形態において、導電性ペースト30の幅寸法H1とは、導電性ペースト30の伸びる方向と直交する幅方向における寸法を意味する。
外部電極形成面の第1の方向は、外部電極形成面である第1の端面15aおよび第2の端面15bを規定する幅方向Wおよび積層方向Tのうちの少なくとも一方の方向である。ここでは、幅方向Wを第1の方向とする。すなわち、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第1の端面15aおよび第2の端面15bの幅方向Wの寸法W1(図3参照)以下である。
ここで、導電性ペースト30は、第1の外部電極14aの第1の下地電極層141aおよび第2の外部電極14bの第2の下地電極層141bを形成するための導電性ペーストであり、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag-Pd合金、またはAu等の金属粉末と、アクリル樹脂系バインダ等のバインダと、溶剤と、ガラスと、金属粉末の分散を向上させるための分散剤とを含む。
導電性ペースト30に含まれる溶剤の含有量は、導電性ペースト30の全体に対して、30体積%以上90体積%以下であることが好ましい。導電性ペースト30に溶剤を含ませることで、分子同士の隙間を増加させることにより、分子が引き合う力を低減させることができる。溶剤の含有量を多くすることにより、導電性ペースト30の粘度を低下させることができる。この結果、導電性ペースト30が糸状に伸びることを抑制することができる。
導電性ペースト30の粘度は、10Pa・s以上90Pa・s以下であることが好ましい。また、導電性ペースト30の粘度は、20Pa・s以上90Pa・s以下であることがより好ましい。導電性ペースト30の粘度が10Pa・sよりも小さい場合には、導電性ペースト30が一定の形状を保つことが難しくなり、精度良く導電性ペースト30を塗布することが困難となる。また、導電性ペースト30の粘度が90Pa・sよりも大きい場合には、電子部品素体11に導電性ペースト30が付着されなくなる可能性がある。
導電性ペースト30の粘度が低く、流動性が高い場合、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の外部電極形成面である第1の端面15aおよび第2の端面15bの第1の方向における寸法W1より小さいことが好ましい。また、導電性ペースト30の粘度が高く、流動性が低い場合、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の外部電極形成面である第1の端面15aおよび第2の端面15bの第1の方向における寸法W1と同一とすることができる。
本実施形態において、導電性ペースト30の幅寸法H1は、外部電極形成面に露出している内部電極13a,13bの幅寸法以上である。すなわち、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第1の端面15aに露出している第1の内部電極13aの幅方向Wにおける寸法、および、第2の端面15bに露出している第2の内部電極13bの幅方向Wにおける寸法W2(図3参照)以上である。なお、図3における寸法W2は、断面における内部電極13a,13bの幅方向Wにおける寸法であって、端面15a,15bに露出している位置における内部電極13a,13bの幅方向Wにおける寸法ではないが、内部電極13a,13bの幅方向Wにおける寸法は、長さ方向Lのどの位置でも同じである。
上述した基材20上への導電性ペースト30の塗工は、例えば、スクリーン印刷により行うことができる。
ここで、基材20の表面に離型フィルムを配置し、離型フィルムの上に導電性ペースト30を配置するようにしてもよい。
図6は、基材20の表面に離型フィルム40を配置し、離型フィルム40の上に導電性ペースト30を配置した状態を示す側面図である。離型フィルム40として、例えば、PETフィルムを用いることができる。ただし、離型フィルム40がPETフィルムに限定されることはない。基材20の表面に離型フィルム40を配置し、離型フィルム40の上に導電性ペースト30を配置することにより、後述する基材20と電子部品素体11とを加圧密着させた際に、導電性ペースト30が容易に剥離されて、電子部品素体11の外部電極形成面に付着しやすくなる。
工程S2に続く工程S3では、電子部品素体11の外部電極形成面、すなわち、第1の端面15aおよび第2の端面15bに導電性ペースト30が付着するように、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させる。
図7は、電子部品素体11の第1の端面15aに導電性ペースト30が付着するように、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させる方法の一例を説明するための側面図である。図7(a)に示すように、複数の電子部品素体11を保持部材50によって保持し、電子部品素体11と、基材20上の導電性ペースト30との位置合わせをした状態で、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させる。位置合わせでは、導電性ペースト30の幅方向と、電子部品素体11の幅方向Wとが一致し、かつ、導電性ペースト30の延伸方向(図5の矢印Y1の方向)と、電子部品素体11の積層方向Tとが一致するようにする。これにより、電子部品素体11の第1の端面15aに導電性ペースト30が塗布される。
なお、図7(a)では、ストライプ状に配置された4つの導電性ペースト30に対応して、4つの電子部品素体11が保持部材50によって保持された状態を示しているが、電子部品素体11は、導電性ペースト30の延伸方向にも所定の間隔で複数配置された状態で、保持部材50によって保持されている。
上述したように、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第1の端面15aの幅方向Wの寸法W1以下である。したがって、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させたときに、図7(b)に示すように、導電性ペースト30を電子部品素体11の第1の端面15aにのみ塗布することができ、第1の端面15aと連なる他の面に回り込むことを抑制することができる。本実施形態では、導電性ペースト30は、電子部品素体11の第1の端面15aにのみ塗布され、第1の側面17aおよび第2の側面17bに回り込むことを抑制することができる。
また、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第1の端面15aに露出している第1の内部電極13aの幅方向Wにおける寸法W2以上であるため、第1の端面15aに露出している全ての第1の内部電極13aの全体を覆うように、導電性ペースト30を塗布することができる。これにより、第1の内部電極13aと、形成される第1の外部電極14aとの間の電気的な接続を確実なものとすることができる。
この後、同様の方法により、電子部品素体11の第2の端面15bに導電性ペースト30が付着するように、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させて、第2の端面15bに導電性ペースト30を塗布する。導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第2の端面15bの幅方向Wの寸法W1以下であるので、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させたときに、導電性ペースト30を電子部品素体11の第2の端面15bにのみ塗布させることができ、周囲に回り込むことを抑制することができる。
また、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第2の端面15bに露出している第2の内部電極13bの幅方向Wにおける寸法W2以上であるため、第2の端面15bに露出している全ての第2の内部電極13bの全体を覆うように、導電性ペースト30を塗布することができる。これにより、第2の内部電極13bと、形成される第2の外部電極14bとの間の電気的な接続を確実なものとすることができる。
工程S3に続く工程S4では、電子部品素体11に塗布された導電性ペースト30を焼成する。これにより、電子部品素体11の第1の端面15aに第1の下地電極層141aが形成され、第2の端面15bに第2の下地電極層141bが形成される。
この後、第1の中間電極層142aおよび第2の中間電極層142bを形成するとともに、第1のめっき層143aおよび第2のめっき層143bを形成する。
以上の工程を得て、積層セラミックコンデンサ10が得られる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態における電子部品の製造方法において、導電性ペースト30を基材20の表面に配置する工程では、一方向に伸びる導電性ペースト30をストライプ状に配置した。
これに対して、第2の実施形態における電子部品の製造方法では、導電性ペースト30を基材20の表面に配置する工程において、1つの電子部品素体11の外部電極形成面に塗布するための導電性ペースト30をアイランド状に複数配置する。
図8は、第2の実施形態における電子部品の製造方法において、基材20の表面に複数の導電性ペースト30を配置した状態を示す平面図である。図8に示すように、基材20の表面には、1つの電子部品素体11の外部電極形成面に塗布するための導電性ペースト30がアイランド状に複数配置される。ここで、アイランド状とは、周囲に配置される導電性ペースト30とは接触せず、アイランド(島)のように独立した状態をいう。図8に示す例では、矢印Y1の方向、および、Y1の方向と直交する矢印Y2の方向のそれぞれの方向に、複数の導電性ペースト30が所定の間隔で配置されている。
本実施形態において、基材20の表面に配置される導電性ペースト30は、平面視で矩形の形状を有する。ただし、平面視における導電性ペースト30の形状が矩形に限定されることはない。
本実施形態でも、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の外部電極形成面の第1の方向における寸法以下である。すなわち、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第1の端面15aおよび第2の端面15bの幅方向Wにおける寸法W1以下である。なお、矩形形状で、アイランド状に配置されている場合の導電性ペースト30の幅寸法H1は、矩形を構成する側辺のうちの1辺における寸法を意味する。図8に示す例では、矢印Y2の方向と平行な側辺の寸法を幅寸法H1と定めている。
また、導電性ペースト30の側辺のうち、矢印Y1の方向と平行な側辺の寸法K1は、電子部品素体11の第1の端面15aおよび第2の端面15bの積層方向Tにおける寸法以下である。
すなわち、基材20の表面に配置される導電性ペースト30の大きさは、電子部品素体11の第1の端面15aおよび第2の端面15bの大きさに対して、同一であるか、または、小さい。
第1の実施形態と同様に、本実施形態でも、導電性ペースト30の幅寸法H1は、外部電極形成面に露出している内部電極の幅寸法以上である。すなわち、導電性ペースト30の幅寸法H1は、電子部品素体11の第1の端面15aに露出している第1の内部電極13aの幅方向Wにおける寸法W2、および、第2の端面15bに露出している第2の内部電極13bの幅方向Wにおける寸法W2以上である。
また、導電性ペースト30の側辺のうち、矢印Y1の方向と平行な側辺の寸法K1は、第1の端面15aに露出している全ての第1の内部電極13aの積層方向Tにおける一端側から他端側までの寸法T1(図9参照)、および、第2の端面15bに露出している全ての第2の内部電極13bの積層方向Tにおける一端側から他端側までの寸法T1以上であることが好ましい。
導電性ペースト30の寸法を上述した寸法とすることにより、第1の端面15aに塗布したときに、露出している全ての第1の内部電極13aを覆うことができ、第1の内部電極13aと、形成される第1の外部電極14aとの間の電気的な接続を確実なものとすることができる。同様に、導電性ペースト30を第2の端面15bに塗布したときに、露出している全ての第2の内部電極13bと、形成される第2の外部電極14bとの間の電気的な接続を確実なものとすることができる。
電子部品素体11を基材20と加圧密着させる際には、例えば、保持部材50によって、複数の導電性ペースト30と同じ位置に配置された複数の電子部品素体11を保持し、複数の電子部品素体11と、基材20上の複数の導電性ペースト30との位置合わせをした状態で、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させる。これにより、電子部品素体11の第1の端面15aに導電性ペースト30が塗布される。第2の端面15bに導電性ペースト30を塗布する場合も同様である。
第1の実施形態における電子部品の製造方法では、基材20の表面に導電性ペースト30をストライプ状に配置するので、基材20と電子部品素体11とを加圧密着させたときに、導電性ペースト30の延伸方向において、電子部品素体11の主面16a,16bに導電性ペースト30が回り込む可能性がある。
これに対して、第2の実施形態における電子部品の製造方法では、基材20の表面に、1つの電子部品素体11の外部電極形成面に塗布するための導電性ペースト30をアイランド状に複数配置するので、導電性ペースト30を外部電極形成面である端面15a,15bにのみ塗布することができ、電子部品素体11の側面17a,17bおよび主面16a,16bに導電性ペースト30が回り込むことを抑制することができる。
なお、第1の実施形態と同様に、基材20の表面に離型フィルム40を配置し、離型フィルム40の上に導電性ペースト30を配置するようにしてもよい。離型フィルム40としては、例えば、PETフィルムを用いることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述した実施形態では、導電性ペースト30の幅寸法H1は、外部電極形成面に露出している内部電極13a,13bの幅方向Wにおける寸法W2以上であるものとして説明した。しかし、導電性ペースト30の幅寸法H1を、外部電極形成面に露出している内部電極13a,13bの幅方向Wにおける寸法W2の1/2以上であり、かつ、内部電極13a,13bの幅方向Wにおける寸法W2未満としてもよい。
10 積層セラミックコンデンサ
11 電子部品素体
12 誘電体層
13a 第1の内部電極
13b 第2の内部電極
14a 第1の外部電極
14b 第2の外部電極
15a 電子部品素体の第1の端面
15b 電子部品素体の第2の端面
20 基材
30 導電性ペースト
40 離型フィルム
50 保持部材
141a 第1の下地電極層
141b 第2の下地電極層
142a 第1の中間電極層
142b 第2の中間電極層
143a 第1のめっき層
143b 第2のめっき層

Claims (8)

  1. 直方体状の形状を有する電子部品素体の外部電極形成面に導電性ペーストを塗布する電子部品の製造方法であって、
    前記外部電極形成面の第1の方向における寸法以下の幅寸法を有する前記導電性ペーストを基材の表面に配置する工程と、
    前記電子部品素体の前記外部電極形成面に前記導電性ペーストが付着するように、前記基材と前記電子部品素体とを加圧密着させる工程と、
    を備えることを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記導電性ペーストを前記基材の表面に配置する工程では、一方向に伸びる前記導電性ペーストをストライプ状に複数配置することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記電子部品素体の前記外部電極形成面には、内部電極が露出しており、
    前記導電性ペーストの幅寸法は、前記外部電極形成面に露出している前記内部電極の幅寸法以上であることを特徴とする請求項2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記電子部品素体の前記外部電極形成面には、内部電極が露出しており、
    前記導電性ペーストの幅寸法は、前記外部電極形成面に露出している前記内部電極の幅寸法の1/2以上であり、かつ、前記内部電極の幅寸法未満であることを特徴とする請求項2に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記導電性ペーストを前記基材の表面に配置する工程では、1つの前記電子部品素体の前記外部電極形成面に塗布するための前記導電性ペーストをアイランド状に複数配置することを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記導電性ペーストを前記基材の表面に配置する工程では、前記基材の表面に離型フィルムを配置し、前記離型フィルムの上に前記導電性ペーストを配置することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  7. 前記離型フィルムは、PETフィルムであることを特徴とする請求項6に記載の電子部品の製造方法。
  8. 前記電子部品は、内部電極と誘電体層とが交互に積層された構造を有する前記電子部品素体の表面に外部電極が形成された積層セラミックコンデンサであることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
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