JP2022058748A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明は、乗物用シートをコンパクト化することを目的とする。
また、本発明は、ダクトと他の部材との干渉を抑制することを目的とする。
また、本発明は、ダクトの剛性を向上させることを目的とする。
また、本発明は、ダクト内を流れる空気の流量を確保することを目的とする。
また、本発明は、ダクトの変形などを抑制することを目的とする。
また、本発明は、ダクトと他の部材が接触することによる影響を低減することを目的とする。
また、本発明は、通気路とダクトを容易に接続することを目的とする。
また、本発明は、ダクト内で空気を良好に流すことを目的とする。
図1に示すように、本実施形態の乗物用シートは、自動車に搭載される車両用シートSとして構成されており、シートクッションS1およびシートバックS2を備えている。
一対のクッションサイドフレーム11は、シートクッションS1の左右のフレームを構成する部材であり、左右方向において対向した状態で離間して配置されている。クッションサイドフレーム11は、板金からなり、前後に長い長尺状に形成されている。
図4に示すように、リアパイプ13とフロントパイプ14は、金属製のパイプ材からなり、前後方向に離間して配置され、一対のクッションサイドフレーム11を連結するように設けられている。詳しくは、リアパイプ13は、パンフレーム12の後方でパンフレーム12に対し離間して配置され、一対のクッションサイドフレーム11の後部同士を連結している。また、フロントパイプ14は、リアパイプ13の前方でリアパイプ13に対し離間して配置され、一対のクッションサイドフレーム11の前部同士を連結している。フロントパイプ14は、パンフレーム12の下側に配置されている。
第1延在部31Aは、左右方向に交互に屈曲しながら前後方向に延びている。第1延在部31Aの前端は、パンフレーム12に形成されたフック部12Hに掛止される前側掛止部31Dとなっている。前側掛止部31Dを含む第1延在部31Aの前端部は、樹脂で被覆されており、これによって、ワイヤ部材31(支持部材30)とパンフレーム12の接触による音の発生が抑制されている。
第2延在部31Bは、第1延在部31Aの後端から後斜め上方に向けて延びている。
後側掛止部31Cは、リアパイプ13に掛止される部分であり、第2延在部31Bの上端から延びて略円弧状をなすように湾曲している。
支持部材30は、ワイヤ部材31を4つ備えており、4つのワイヤ部材31は、左右方向に配列されている。
第2樹脂部材32Bは、第1樹脂部材32Aの後方に配置され、左右方向中央に配置された2つのワイヤ部材31の前後方向における中央部付近同士をつないでいる。
第3樹脂部材32Cは、第2樹脂部材32Bの左右両側に配置され、左右方向外側に配置されたワイヤ部材31の第1延在部31Aの、左右に延びる部分と、当該部分の左右方向外側の端から後方に延びる部分とをつないでいる。
樹脂部材32A~32Cには、上下に貫通する略矩形の貫通孔(符号省略)が形成されている。支持部材30は、当該貫通孔にワイヤハーネスを留めるためのクリップなどを係合することで、ワイヤハーネスなどの部材を保持可能な構成となっている。
第5樹脂部材32Eは、隣り合って配置された2つワイヤ部材31の後端同士、具体的には、後側掛止部31C同士をつないでいる。第5樹脂部材32Eは、後側掛止部31Cを覆っており、これによって、支持部材30とリアパイプ13の接触による音の発生が抑制されている。
一対の板金フレーム22は、左右方向において対向した状態で離間して配置されている。板金フレーム22は、板金からなり、上下に長い長尺状に形成されている。
架橋フレーム25は、一対のバックサイドフレーム21の上部同士を連結する部材であり、板金からなる。架橋フレーム25は、左右の端部が、バックサイドフレーム21を構成するアッパーサイドフレーム23Aの上部に溶接などにより接続されている。架橋フレーム25は、下端に前方に延出した下側延出部25Aを有しており、下側延出部25Aの左右の端部には、後述するワイヤ部材60が挿入される上下に貫通した支持孔25B(図3参照)が形成されている。
Sバネ40は、金属製の線材を上下方向に交互に屈曲させることにより形成されている。Sバネ40は、ロアフレーム24よりも上方に配置され、一対のバックサイドフレーム21に架設されている。詳しくは、Sバネ40は、左右の端部が、板金フレーム22の下部に設けられたバネ係合部22Aに上から差し込まれることで、一対のバックサイドフレーム21に架設された状態で連結されている。
延在部61は、所定方向としての上下方向(左右方向に直交する直交方向)に延びており、左右方向(所定方向に直交する方向)に並んで配置されている。
傾斜部62は、延在部61の上端から左右方向外側の斜め上方に向けて延びている。
上部連結部63は、傾斜部62の上端から上方に向けて延びている。
下部連結部64は、左右一対の延在部61、傾斜部62および上部連結部63を連結している。詳しくは、下部連結部64は、下端部が左右方向に延びており、当該下端部の左右両端から上方に向けて延びた後、屈曲して左右方向内側に向けて延びて延在部61の下端につながっている。
送風装置70は、一例として、シロッコファンであり、パンフレーム12の下側に配置されている。具体的には、送風装置70は、パンフレーム12にブラケット71を介して取り付けられている。
第2部分112は、送風装置接続部111の後端から左右方向外側に向けて斜め後方に延びている。
第3部分113は、第2部分112の後端から後方に延びている。
本実施形態において、第2部分112は、送風装置接続部111の後端の位置から後に向かうにつれて、左右方向の寸法(幅)が徐々に大きくなっており、第3部分113は、送風装置接続部111よりも左右方向の寸法が大きくなっている。
サイドフレームカバー部91は、右のクッションサイドフレーム11の後端部の左右方向内側を覆う部分である。サイドフレームカバー部91は、バックサイドフレーム21の下端部の前側、下側および後側にわたるように配置されている。
図1に示すように、クッションパッドP1は、中央部P11と、中央部P11の左右両側に設けられて中央部P11よりも上側に張り出した左右一対の側部P12とを有しており、バックパッドP2は、中央部P21と、中央部P21の左右両側に設けられて中央部P21よりも前側に張り出した左右一対の側部P22とを有している。
第2通気路262は、第1通気路261の他端である前端から第1通気路261が延びる方向とは異なる方向、具体的には、左右方向内側に向けて延びている。
第3通気路263は、第2通気路262の第1通気路261側とは反対側の端である左右方向内側の端から左右方向に交差する方向、具体的には、第1通気路261の後端側に向けて第1通気路261と略平行に延びている。
第5通気路265は、第2通気穴250と第4通気路264をつなぐ流路であり、略前後に延びている。詳しくは、第5通気路265は、クッションパッドP1の左右方向中央から右にずれた位置に配置された第2通気穴250から、クッションパッドP1の左右方向中央に向けて斜め前方に延びて、第4通気路264の左右方向における中央部につながっている。
溝形成部材240は、第1部材本体230に接着剤などにより固着されている。
第2穴272は、第3通気路263に連通する穴であり、略前後に延びる第3通気路263に沿って複数形成されている。具体的には、第2穴272は、第3通気路263に沿って略前後に並んで配置された2つからなる。
前後に並ぶ第1穴271Aの列と第2穴272の列は、第2通気路262が延びる方向、具体的には、左右方向に並んで配置されている。
第2部材220は、溝形成部材240および第1部材本体230(第1部材210)に接着剤などにより固着されている。
バックパッドP2の通気路A2は、第1部材310の前に、第2部材320および第3部材330が重なって配置され、溝311の前側が第2部材320および第3部材330によって塞がれることで形成されている。通気路A2は、第1路361と、一対の第2路362と、一対の第3通気路としての一対の第3路363と、第4通気路としての一対の第4路364および2つの第5路365と、第6路366と、第7路367と、第1通気路としての一対の分岐路368とを含んでいる。
第1路361は、左右方向に延びている。第2通気穴350は、第1部材310(バックパッドP2)の後側の面から通気路A2を構成する第1路361に連通している。ダクトDは、バック接続部170(図6参照)が第2通気穴350に後側から挿入されることで、バックパッドP2に接続されている。
第3路363は、第2路362の上端から上下方向(左右方向に直交する直交方向)、具体的には、上方に向けて延びている。一対の第3路363は、左右方向に並んで配置されている。
第4路364は、第3路363の上端から左右方向内側の斜め上方に向けて延びて、上端同士がつながっている。言い換えると、一対の第4路364は、一対の第3路363の上端同士をつないでいる。
第7路367は、左右方向に延びている。
第6路366は、一対の第4路364の上端と第7路367の左右方向中央部とをつなぐ流路であり、略上下に延びている。
第2穴372は、第3路363の上下方向中央付近、言い換えると、第3路363の分岐路368が接続する位置に連通する穴である。
第3穴373は、第4路364の下端部付近に連通する穴である。
第4穴374は、第5路365に連通する穴であり、各第5路365の左右方向における中央と両端部付近に対向する位置に1つずつ、合計で6つ形成されている。
第5穴375は、分岐路368に連通する穴である。第5穴375は、左右方向における中央部P21の端部、詳しくは、第2部材320の左右の端部に配置されている。
第6穴376は、第7路367に連通する穴であり、第7路367の左右の端部に対向する位置に1つずつ形成されている。
第2部材320および第3部材330(図14参照)は、第1部材310に接着剤などにより固着されている。
例えば、図17に示すように、サイドフレームカバー90は、ダクトカバー部92が、内側の面からダクトDに向けて突出するリブ状の凸部95を有し、凸部95が蛇腹部140の谷部に入り込んで係合する構成としてもよい。これによれば、ダクトDとダクトカバー部92の凸部95との係合によってダクトDの位置を規制することができるので、ダクトDの動きを抑制することができる。
30 支持部材
31 ワイヤ部材
32 樹脂部材
70 送風装置
110 下側管部
111 送風装置接続部
112 第2部分
113 第3部分
114 第4部分
115 幅広部
116 クッション接続部
120 接続部
131 第1幅狭部
132 第2幅狭部
180 下側傾斜部
190 退避部
A1,A2 通気路
D ダクト
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
Claims (1)
- シートクッションおよびシートバックを備える乗物用シートであって、
一対のサイドフレームと、
前記一対のサイドフレームの間に配置され、乗員からの荷重を受ける支持部材と、
前記シートクッションから前記シートバックに向かうように延び、前記シートクッションおよび前記シートバックの少なくとも一方に形成された通気路と送風装置を接続するダクトと、を備え、
前記ダクトは、前記シートクッションの後部において、前記一対のサイドフレームの左右方向内側の位置であって、前記一対のサイドフレームの左右方向中央よりも一方のサイドフレームに近い位置に配置された退避部と、前記シートクッションの下側に配置されて前後に延び、左右方向の寸法が上下方向の寸法よりも大きい幅広部とを有し、
前記退避部は、左右方向の寸法が左右方向に直交する方向の寸法よりも小さい幅狭部を有し、
前記ダクトは、前記幅狭部と前記幅広部をつなぐ接続部を有し、
前記ダクトは、前記送風装置に接続される部分から左右方向外側に向けて斜め後方に延びて前記幅広部につながり、
前記支持部材の左右方向一方の端部は、上下方向から見て、前記幅広部と重なる位置に配置されていることを特徴とする乗物用シート。
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