JP7406125B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
また、支持部材の剛性を向上させることを目的とする。
また、センサの取付剛性を向上させることを目的とする。
また、他の部材を取り付けるための穴を容易に形成することを目的とする。
また、支持部材が複雑な構造となるのを抑制することを目的とする。
また、乗物用シートは、対向した状態で離間して配置された一対の対向フレームと、前記一対の対向フレームの対向方向に直交する直交方向に離間して配置され、前記一対の対向フレームを連結する一対の連結フレームと、前記一対の連結フレームに掛止される一対の掛止部と、前記一対の掛止部の間に配置されるベース部と、前記ベース部の左右両側から左右外側かつ着座者側に向けて斜めに延びる左右の支持部とを有する板状部材と、を備え、前記ベース部は、ベース延在部と、前記ベース延在部の前記直交方向の端から前記ベース延在部に対して斜めに延びる傾斜部とを有し、前記左右の支持部は、前記ベース延在部および前記傾斜部の左右両側から延びている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記左右の支持部の着座者側の面、前記ベース延在部の着座者側の面、および、前記傾斜部の着座者側の面は、互いに連続して形成されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記板状部材は、樹脂製である構成とすることができる。
前記した乗物用シートは、前記一対の連結フレームに架設された架設線材をさらに備え、前記架設線材は、前記一対の掛止部に対応した一対のフック状部を有し、前記板状部材に被覆されて前記板状部材と一体に形成されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記架設線材は、全体が前記板状部材によって覆われている構成とすることができる。
前記した乗物用シートは、着座者側から見て前記架設線材と交差するように配置された補強線材をさらに備え、前記架設線材と前記補強線材が交差する部分は、前記直交方向において、前記左右の支持部の前記直交方向における一端と、前記左右の支持部の前記直交方向における他端との間の領域に位置している構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記補強線材は、前記直交方向において、前記領域に配置されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記補強線材は、前記直交方向に並ぶように設けられた2つの線材を含み、前記2つの線材は、両方が、前記直交方向において、前記領域に配置されている構成とすることができる。
また、乗物用シートは、対向した状態で離間して配置された一対の対向フレームと、前記一対の対向フレームの間に配置された板状部材と、を備え、前記板状部材は、前記一対の対向フレームの間の、前記一対の対向フレームの対向方向における中央の位置に配置されたベース部と、前記ベース部の左右両側から左右外側かつ着座者側に向けて斜めに延びる左右の支持部とを有し、前記ベース部は、ベース延在部と、前記ベース延在部の、前記対向方向に直交する直交方向の端から前記ベース延在部に対して斜めに延びる傾斜部とを有し、前記左右の支持部は、前記ベース延在部および前記傾斜部の左右両側から延びている構成とすることができる。
また、乗物用シートは、対向した状態で離間して配置された一対の対向フレーム、および、前記一対の対向フレームの対向方向に直交する直交方向に離間して配置され、前記一対の対向フレームを連結する一対の連結フレームを有するフレーム部材と、前記一対の連結フレームに架設された架設線材と、着座者側から見て前記架設線材と交差するように配置された補強線材と、少なくとも前記架設線材と前記補強線材が交差する部分を前記架設線材と前記補強線材が接触しないように間隔をあけた状態で覆うとともに、前記架設線材と前記補強線材を連結する板状の樹脂部材と、を備えた構成とすることができる。
図1に示すように、本実施形態の乗物用シートは、自動車の運転席や助手席などで使用される車両用シートSとして構成されており、主に、シートクッションS1と、シートバックS2とを備えている。
フロントフレーム12とリアフレーム13は、前後方向に離間して配置され、左右のサイドフレーム11を連結する一対の連結フレームを構成している。詳しくは、フロントフレーム12とリアフレーム13は、金属製のパイプ材からなり、フロントフレーム12が、左右のサイドフレーム11の前部同士を連結している。また、リアフレーム13は、フロントフレーム12の後方でフロントフレーム12に対し離間して配置され、左右のサイドフレーム11の後部同士を連結している。
パンフレーム14は、左右のサイドフレーム11を連結する連結フレームであり、板金からなる。パンフレーム14は、左右のサイドフレーム11の前端部同士を連結するように配置されている。
前側延出部111および後側延出部112は、略前後方向に延びている。本実施形態では、前側延出部111が「第1延出部」に相当し、後側延出部112が「第2延出部」に相当する。
前側傾斜部114は、前側延出部111の前端から前斜め上方に向けて延びており、後側傾斜部116は、後側延出部112の後端から上斜め後方に向けて延びている。
前側フック状部115は、フロントフレーム12に掛止される部分であり、前側傾斜部114の前端から延び出て上に向けて凸となる略円弧状に形成されている。また、後側フック状部117は、リアフレーム13に掛止される部分であり、後側傾斜部116の上端から延び出て略円弧状に形成されている。
延在部121は、略前後方向に延びており、左右の第1縦ワイヤ110の前後の延出部111,112に対し略平行に配置されている。
前側傾斜部124および前側フック状部125は、第1縦ワイヤ110の前側傾斜部114および前側フック状部115と略同じ形状に形成されており、後側傾斜部126および後側フック状部127は、第1縦ワイヤ110の後側傾斜部116および後側フック状部117と略同じ形状に形成されている。本実施形態では、縦ワイヤ110,120の前側フック状部115,125が「架設線材に形成されたフック状部」に相当する。
第1横ワイヤ210は、1本の線材からなり、第1補強線材としての第1ワイヤ部211および左右の第1支持部212と、第2補強線材としての左右2つの第2ワイヤ部213とを有している。第1ワイヤ部211および第2ワイヤ部213は、第2縦ワイヤ120の延在部121と交差するように配置されている。
中央部221は、左右方向に延びており、左右の第2縦ワイヤ120の前側傾斜部124と交差するように前側傾斜部124の上側に配置されている。
第1中間部222は、中央部221の左右の端から屈曲して前側傾斜部124の一端である後端側に向けて延びている。
第2中間部223は、第1中間部222の後端から屈曲して左右方向外側に向けて延びている。第2中間部223は、左右方向外側の端部が、第1縦ワイヤ110の前側延出部111と交差するように前側延出部111の上側に配置されている。
端部224は、第2中間部223の左右方向外側の端から屈曲して前側延出部111の一端である後端側に向けて延びている。
また、図3(d)に示すように、第2横ワイヤ220の端部224は、左右方向から見て、第1縦ワイヤ110の前側延出部111と交差しており、前側延出部111に対して非平行である。ここでは、第1縦ワイヤ110の前側延出部111が「第1部分」に相当し、第2横ワイヤ220の第2中間部223が「第2部分」に相当し、端部224が「第3部分」に相当する。
第1リブ313Aは、前後の第1横ワイヤ被覆部323の間に配置され、略前後方向に延びている。第1リブ313Aは、一端である後端が、線材被覆部320のうちの後側の第1横ワイヤ被覆部323(第2ワイヤ部213を覆う部分)につながっている。そして、第1リブ313Aは、他端である前端に向けて水平部311の上面からの突出量、言い換えると、高さが徐々に小さくなるように、当該第1リブ313Aの上面が前斜め下方に向けて傾斜した形状に形成されている。このような構成によれば、第1リブ313Aを設けたことによる段差感を低減することができるので、人がシートに座ったときの着座フィーリングをより良好なものとすることができる。
外側壁381は、フレーム当接部370の左右方向外側の壁を含む、樹脂部材300の前端部の左右方向外側の壁を形成している。
リブ382は、下側に凸となっており、略前後に延びる外側壁381から左右方向内側に向けて延びて前側掛止部350の上部につながるように形成されている。リブ382は、前後方向におけるフレーム当接部370の傾斜した当接面371の後端付近の位置と、当該位置よりも後の位置の2箇所に、前後に並んで2つ設けられている。リブ382は、前側掛止部350がフロントフレーム12に掛止されたときには、フロントフレーム12の上方に配置される。
筐体41は、羽根車42やモータが収容される筐体本体44と、筐体本体44の左端部から後方に向けて延びる筒状の吹出部45と、筐体本体44から外側に向けて延びる板状の固定部46とを有している。筐体本体44の上面には、空気を吸い込むための図示しない吸込口が形成されており、吹出部45の後端には、空気を吹き出すための吹出口40Bが形成されている。固定部46は、第1固定部46Aと、第2固定部46Bと、第3固定部46Cとを含む。第1固定部46Aは、筐体本体44から右斜め前方に向けて延びるように形成され、第2固定部46Bは、筐体本体44から左斜め前方に向けて延びるように形成されている。また、第3固定部46Cは、筐体本体44から略後方に向けて延びるように形成されている。各固定部46には、貫通孔46Hが形成されている。
ブラケット60は、支持部材20の下側に取り付けられており、板状のブラケット本体61と、ボス62A,62Bと、貫通孔63A,63Bとを有している。ブラケット本体61は、略U字状をなし、送風装置40の吸込口と対向する位置に、上下および後方に向けて開いた開口61Aが形成されている。ボス62A,62Bは、ブラケット本体61の下面から下側に向けて突出する円筒状に形成されている。ボス62Aは、ブラケット本体61の前端部の右側に設けられ、ボス62Bは、ブラケット本体61の前端部の左側に設けられている。貫通孔63A,63Bは、上下に貫通した孔である。貫通孔63A,63Bは、開口61Aを挟んで、貫通孔63Aがブラケット本体61の後端部の右側に設けられ、貫通孔63Bがブラケット本体61の後端部の左側に設けられている。
図13に示すように、送風装置40を支持部材20に取り付けるときには、まず、ブラケット60を支持部材20の下側に取り付ける。具体的には、ネジ91を、ブラケット60の貫通孔63Aに挿通して第1ボス391Aに螺嵌するとともに、ネジ92を、ブラケット60の貫通孔63Bに挿通して第2ボス391Bに螺嵌する。その後、送風装置40をブラケット60および支持部材20の下側に取り付ける。具体的には、ネジ93を、送風装置40に形成された第1固定部46Aの貫通孔46Hに挿通してブラケット60のボス62Aに螺嵌するとともに、ネジ94を、第2固定部46Bの貫通孔46Hに挿通してブラケット60のボス62Bに螺嵌することで、送風装置40の前側部分をブラケット60に取り付ける。また、ネジ95を、送風装置40に形成された第3固定部46Cの貫通孔46Hに挿通して樹脂部材300の第3ボス391Cに螺嵌することで、送風装置40の後側部分を支持部材20に直接取り付ける。
例えば、図15(a),(b)に示すように、変形例に係る支持部材20は、架設線材としての左右の第1縦ワイヤ110および1つの第3縦ワイヤ130と、補強線材としての第1横ワイヤ210と、ワイヤ110,130,210を覆った状態で一体に形成された樹脂部材300とを有して構成されている。
12 フロントフレーム
13 リアフレーム
30 着座センサ
100 架設線材
110 第1縦ワイヤ
111 前側延出部
112 後側延出部
120 第2縦ワイヤ
121 延在部
124 前側傾斜部
200 補強線材
210 第1横ワイヤ
211 第1ワイヤ部
212 第1支持部
213 第2ワイヤ部
220 第2横ワイヤ
221 中央部
222 第1中間部
300 樹脂部材
310A 接続部
313 リブ
313A 第1リブ
313B 第2リブ
320 線材被覆部
321 第1縦ワイヤ被覆部
322 第2縦ワイヤ被覆部
322A 第1被覆部
323 第1横ワイヤ被覆部
324 第2横ワイヤ被覆部
324A 第2被覆部
331 取付穴
F1 クッションフレーム
S 車両用シート
Claims (2)
- 左右方向および前後方向の一方である第1方向に対向した状態で離間して配置された一対の対向フレームと、
左右方向および前後方向の他方である第2方向に離間して配置され、前記一対の対向フレームを連結する一対の連結フレームと、
前記一対の連結フレームに架設された架設線材であって、前記第1方向に並んで配置された複数の架設線材と、
前記複数の架設線材を覆う板状部材と、を備え、
前記複数の架設線材は、それぞれ、
前記一対の連結フレームの一方に掛止されるフック状部と、
前記フック状部から斜め下方に延びる線材傾斜部とを有し、
前記板状部材は、前記第1方向に延びて、前記第1方向に隣り合う前記複数の架設線材の前記線材傾斜部同士を連結する第1連結部を有し、
前記線材傾斜部は、前記第1連結部よりも上の位置まで前記板状部材に覆われていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記複数の架設線材は、それぞれ、前記線材傾斜部の下端から前記第2方向に延びる線材延出部を有し、
前記板状部材は、前記第1方向に延びて、前記第1方向に隣り合う前記複数の架設線材の前記線材延出部同士を連結する第2連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
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