JP2015221599A - 車両用シート - Google Patents

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浩一 平松
Koichi Hiramatsu
浩一 平松
雅人 長瀬
Masato Nagase
雅人 長瀬
宏樹 藤井
Hiroki Fujii
宏樹 藤井
喜久夫 杉村
Kikuo Sugimura
喜久夫 杉村
祐司 有井
Yuji Arii
祐司 有井
剛大 平石
Kodai Hiraishi
剛大 平石
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Abstract

【課題】シートクッションに着座した乗員に伝達される振動を低減できる車両用シートを得る。【解決手段】クッションフレーム30に設けられ、シートクッション12のクッション材70を支持するクッション支持部材60と、クッションフレーム30に設けられるとともに、車両背面視でX字状に交差する交差部44を有し、交差部44の弾性変形によって生じる弾性力でクッション支持部材60を車両下方側から支持するクッションバネ40と、を備えた車両用シート10とする。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートに関する。
車両の正面衝突時に、ダッシュボードとフロントシートのシートクッションとの間に乗員の脚が挟まれ難く、また挟まれても乗員を容易に救出できるように、シートクッションのフレームに固定されてクッション材を支持するシートパンの前縁の中央部に、車両後方側へ凹む切欠部が形成された車両用シートは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−126437号公報
しかしながら、シートパンの前縁の中央部に車両後方側へ凹む切欠部が形成されていると、その切欠部によって開口されたシートパンの前縁の中央部からシートクッションへ車両の振動が伝達され易くなるため、そのシートクッションに着座した乗員の快適性が損なわれるおそれがある。
そこで、本発明は、シートクッションに着座した乗員に伝達される振動を低減できる車両用シートを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用シートは、クッションフレームに設けられ、シートクッションのクッション材を支持するクッション支持部材と、前記クッションフレームに設けられるとともに、車両背面視でX字状に交差する交差部を有し、前記交差部の弾性変形によって生じる弾性力で前記クッション支持部材を車両下方側から支持するクッションバネと、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、車両背面視でX字状に交差する交差部の弾性変形によって生じるクッションバネの弾性力により、シートクッションのクッション材を支持するクッション支持部材が車両下方側から支持される。したがって、凹凸状の路面を走行することによって車両に発生した振動が、クッションバネにおける交差部の弾性変形によって吸収され、シートクッションに着座した乗員に伝達されるのが低減される。
また、請求項2に記載の車両用シートは、請求項1に記載の車両用シートであって、前記クッションバネに設けられ、該クッションバネの交差部におけるバネ定数を調整する調整部材を備えている。
請求項2に記載の発明によれば、クッションバネに設けられた調整部材によって、クッションバネの交差部におけるバネ定数が調整される。したがって、乗員の体型や要望に応じてシートクッションの固さが調整される。
また、請求項3に記載の車両用シートは、請求項2に記載の車両用シートであって、前記調整部材は、前記クッションバネに車両上方側から係止される調整バネであり、前記調整バネは、前記クッション支持部材を車両下方側から支持する構成とされている。
請求項3に記載の発明によれば、調整部材が、クッションバネに車両上方側から係止される調整バネとされ、その調整バネが、クッション支持部材を車両下方側から支持する。つまり、クッション支持部材によって、調整バネが車両上方側から押さえられる。したがって、調整バネがクッションバネから外れるのが抑制される。
請求項1に係る発明によれば、シートクッションに着座した乗員に伝達される振動を低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、乗員の体型や要望に応じてシートクッションの固さを調整することができる。
請求項3に係る発明によれば、調整バネがクッションバネから外れるのを抑制することができる。
本実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構造を一部断面で示す側面図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構造を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構造を一部組み付けて示す斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構造を一部拡大して示す側面図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの構造を一部断面で示す背面図である。 本実施形態に係る車両用シートに乗員が着座したときのシートクッションの構造を一部断面で示す背面図である。 本実施形態に係る車両用シートに乗員が着座したときのシートクッションの構造を一部断面で示す背面図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの変形例の構造を示す分解斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのシートクッションの変形例の構造を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両及び車両用シート10の上方向、矢印FRを車両及び車両用シート10の前方向、矢印LHを車両及び車両用シート10の左方向とする。また、以下の説明で、特記なく上下、前後、左右の方向を用いる場合は、車両及び車両用シート10の上下方向の上下、車両及び車両用シート10の前後方向の前後、車両及び車両用シート10の左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図1、図2に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、着座した乗員の臀部及び大腿部を支持するシートクッション12と、着座した乗員の背部を支持するシートバック14と、着座した乗員の頭部を支持するヘッドレスト16と、を少なくとも備えている。なお、シートクッション12の後方側には、車室のフロア11との間に開口部13が形成されるようになっている。
ヘッドレスト16は、ウレタンフォーム等で成形されたヘッドレストパッド(図示省略)に表皮材18を被せることで構成されており、車両用シート10の正面視で、下方側へ向けて開放された略U字状のヘッドレストステー(図示省略)の上部に取り付けられている。ヘッドレストステーの下部は、シートバック14の上部に、ヘッドレスト16の上下方向の位置を調整可能に収容されている。
また、シートバック14の下端部には、シートバック14の前後方向への回動中心となる回動軸15が、左右方向に軸架されており、シートバック14は、リクライニング機構(図示省略)により、その回動軸15を中心に回動することで、前後方向の傾斜角度が調整可能になっている。そして、図3、図4、図6に示されるように、シートクッション12は、スライド機構20により、前後方向の位置が調整可能になっている。
詳細に説明すると、シートクッション12の下方側における左右両側には、前後方向に延在するレール22が一対で配設されている。各レール22は、上方側へ向けて開放された断面略C字状に形成されており、その内部に、断面略T字状のガイド部材24がそれぞれスライド可能に嵌められている。そして、各ガイド部材24は、後述するクッションフレーム30の左右両側に設けられた一対の脚部26の下面に取り付けられている。
また、シートクッション12の前方下側には、平面視で、後方側へ向けて開放された略U字状のスライドレバー28が配設されている。このスライドレバー28の前部を持ち上げてアンロック状態とし、乗員がシートクッション12をレール22に沿って前後方向にスライドさせ、適宜位置でスライドレバー28の前部を押し下げてロック状態とすることにより、シートクッション12(車両用シート10)を固定できるようになっている。
また、図3、図4に示されるように、シートクッション12は、クッションフレーム30を備えている。クッションフレーム30は、平面視で、後方側へ向けて開放された略U字状のフレーム本体32と、フレーム本体32の後端部側を左右方向に連結する円筒状の連結部材34と、を有している。
詳細に説明すると、フレーム本体32の前部側は、前方側へ行くに従って上方側へ向かって傾斜する平板状のサブマリン部36とされている。そして、サブマリン部36の上面には、後述するクッションバネ40の支持部42における左右の先端部42Aが係止される切起部36Aが、左右方向に複数(例えば4個)並んで形成されている。
各切起部36Aは、側面視で略L字状になるように、かつ平面視で略矩形状になるように、前方側が切り起こされて構成されている。そして、少なくとも左右両端側の各切起部36Aに、後述するクッションバネ40の支持部42における左右の先端部42Aが、それぞれ前方側から係止されるようになっている。
また、フレーム本体32の後部側は、サブマリン部36の左右両側の後端部から後方側へ向けて一体に延在する一対のサイドフレーム部38とされている。この一対のサイドフレーム部38の後端部が、連結部材34によって左右方向に連結されている。そして、連結部材34及びサブマリン部36により、クッションフレーム30の左右方向の強度・剛性が確保される構成になっている。
また、クッションフレーム30には、クッションバネ40が取り付けられている。クッションバネ40は、金属製の線材を折曲成形することによって構成されており、平面視で、前方側へ向けて開放された略C字状の支持部42と、背面視で、支持部42の後端部をX字状に交差させた交差部44と、側面視で、交差部44の左右の上端部を後方側へ向けて屈曲させ、更に上方前側へ向けて円弧状に湾曲させた係止部46と、左右の係止部46の前端部を左右方向で一体に結合する結合部48と、を有している。
このような構成のクッションバネ40は、図2、図4、図5に示されるように、係止部46(及び結合部48)が連結部材34に後方側から係止され、かつ支持部42の左右方向内側へ延在する左右の先端部42Aが、サブマリン部36の上面に形成された各切起部36Aに係止されることで、クッションフレーム30に取り付けられるようになっている。なお、各先端部42Aの左右方向外側端部から後方側へ向けて交差部44に至るまで一体に延在する部分が、支持部42における左右のサイド部42Bとされている。
また、図3、図4、図6に示されるように、クッションバネ40には、交差部44の弾性力(バネ定数)を調整する調整部材としての調整バネ50が設けられている。調整バネ50は、左右方向に延在する金属製の線材の両端部を折曲成形することによって構成されており、その両端部には、各サイド部42Bの後方側に上方側から挿入されるフック部52がそれぞれ形成されている。これにより、調整バネ50が左右のサイド部42B間に架設されるようになっている。
そして、各フック部52の左右方向内側には、上方へ向かって凸となる凸部54が、各フック部52と連続して形成されている。この凸部54が、後述するクッションパン60の突条部64を下方側から支持する構成になっている。つまり、後述するクッションパン60の突条部64によって、各凸部54が上方側から押さえ付けられる構成になっている。
また、図2〜図6に示されるように、クッションバネ40(支持部42)及び調整バネ50の上方側には、クッション支持部材としてのクッションパン60が設けられている。シートパンとも呼ばれるクッションパン60は、略平板状に金属で成形されており、その上面には、上方へ向かって凸とされ、かつ左右方向に延在する突条部64が前後に並んで複数列(例えば2列)形成されている。
この突条部64により、左右方向から入力される荷重に対するクッションパン60の強度・剛性が向上されるようになっている。なお、図2、図5に示されるように、後方側の突条部64が、調整バネ50の凸部54を上方側から押さえ付けるようになっている(調整バネ50の凸部54が、後方側の突条部64を下方側から支持するようになっている)。
また、図3〜図5に示されるように、クッションパン60の前方側端部には、前方側へ略矩形状に張り出す張出部62が、左右一対で形成されている。各張出部62の先端部は、側面視で略L字状になるように下方へ向かって屈曲されており、左右それぞれ2つの切起部36Aの間に配置されている支持部42の先端部42Aに前方側から係止されるようになっている。これにより、クッションパン60は、クッションバネ40(支持部42)に対する前後方向の位置が規制されるようになっている。
また、図3、図4に示されるように、各突条部64間におけるクッションパン60の左右両端部には、下方側へ凸となる平面視略二等辺三角形状の突起部66が形成されている。各突起部66は、二等辺三角形の底辺に相当する部位を左右方向外側へ向けて(二等辺三角形の頂点に相当する部位を左右方向内側へ向けて)形成されており、クッションバネ40の各支持部42の左右方向内側に配置されている。
したがって、図7に示されるように、クッションバネ40の交差部44が弾性変形(捩れ変形)して各支持部42のサイド部42Bが左右方向内側へ移動したときに、図8に示されるように、各サイド部42Bの左右方向内側への移動が各突起部66によって阻止されるようになっている。これにより、クッションパン60は、クッションバネ40(支持部42)に対する左右方向の位置が相対的に規制されるようになっている。
また、クッションパン60の左右両端部は、上方側へ向かって屈曲されたフランジ部68とされており、各フランジ部68の上端部は、下方側へ向かって屈曲されている。この左右のフランジ部68が、それぞれ後述するクッションパッド70の左右の溝部72内に挿入されることで、クッションパン60とクッションパッド70とが一体的に結合される構成になっている。
図3、図6に示されるように、クッションパン60の上方側には、ウレタンフォーム等で成形されたクッション材としてのクッションパッド70が設けられている。クッションパッド70の下面側における左右両側には、前後方向へ延在する溝部72がそれぞれ形成されており、クッションパン60の左右のフランジ部68が、それぞれ左右の溝部72内に挿入されるようになっている。
これにより、クッションパン60とクッションパッド70とが一体的に結合され、クッションパン60が、クッションパッド70に対してずれることなく、そのクッションパッド70を支持できるようになっている。なお、図1に示されるように、クッションパッド70には、表皮材58が被されるようになっている。また、図7、図8では、表皮材58を省略したクッションパッド70が示されている。
以上のような構成のシートクッション12を備えた車両用シート10において、次に、その作用について説明する。
図7(A)に示されるように、車両用シート10のシートクッション12の座面に、比較的体重の軽い乗員P1(例えば子供など)が着座すると、クッションパッド70及びクッションパン60が、クッションバネ40の支持部42及び交差部44によって弾性的に支持される。
詳細に説明すると、乗員P1がシートクッション12の座面に着座すると、シートクッション12には、下方へ向かう荷重が入力され、クッションパッド70及びクッションパン60を介して、クッションバネ40の支持部42における左右のサイド部42Bに下方へ向かう荷重が入力される。
すると、各サイド部42Bが左右方向内側下方へ向かって移動し、交差部44の左右の下端部が同方向へ移動するとともに、その移動に対する反発力(弾性力)が交差部44の左右の下端部に生じる。したがって、その反発力(弾性力)により、シートクッション12に着座した、比較的体重の軽い乗員P1の座り心地を確保することができる。
そして、このような支持部42(各サイド部42B)及び交差部44の弾性力(弾性変形)により、凹凸状の路面を走行することによって車両に発生した振動を吸収することができる。よって、シートクッション12に着座した乗員P1に伝達される振動を低減することができる。
一方、図7(B)に示されるように、車両用シート10のシートクッション12の座面に、比較的体重の重い乗員P2が着座すると、クッションパッド70及びクッションパン60が、クッションバネ40の支持部42、交差部44及び調整バネ50によって弾性的に支持される。
詳細に説明すると、乗員P2がシートクッション12の座面に着座すると、シートクッション12には、下方へ向かう荷重が入力され、クッションパッド70及びクッションパン60を介して、クッションバネ40の支持部42における左右のサイド部42Bに下方へ向かう荷重が入力される。
すると、各サイド部42Bが左右方向内側下方へ向かって移動し、交差部44の左右の下端部が同方向へ移動するとともに、その移動に対する反発力(弾性力)が交差部44の左右の下端部に生じ、更には、その移動が突起部66によって阻止される(図8(B)参照)。このように、突起部66は、クッションバネ40における交差部44のバネ定数を調整する調整部材としても機能する。
そして、左右のサイド部42B間に架設されている調整バネ50は、各フック部52に左右方向内側(圧縮方向)へ向かう荷重が入力されることで、各凸部54よりも左右方向内側部分が下方へ向けて円弧状に弾性変形し、入力された荷重に対する反発力(弾性力)を強く生じさせる。したがって、それらの反発力(弾性力)により、シートクッション12に着座した、比較的体重の重い乗員P2の座り心地を確保することができる。
そして、このような支持部42(各サイド部42B)、交差部44及び調整バネ50の弾性力(弾性変形)により、凹凸状の路面を走行することによって車両に発生した振動を吸収することができる。よって、シートクッション12に着座した乗員P2に伝達される振動を低減することができる。
なお、車両が急カーブを曲がるときなどにも乗員の座り心地を確保することができる。すなわち、従来から知られているフォームドワイヤー(所謂S字バネ:図示省略)でクッションパッド70が支持されている場合には、車両が急カーブを曲がったときなどには、負荷が集中する左右一方側のフォームドワイヤーに捩れ変形が生じ、シートクッション12に座面崩れが生じる。この場合、乗員の座骨が左右でずれるため、外腹斜筋に多くの負担が掛かり、乗員が不快に感じるとともに疲労する。
これに対し、本実施形態に係る車両用シート10では、クッションパン60及びクッションバネ40(調整バネ50)でクッションパッド70が支持されているので、車両が急カーブを曲がったときなどでも、負荷が集中する左右一方側のシートクッション12に座面崩れが生じるのを抑制又は防止することができる。したがって、乗員の座骨が左右でずれて外腹斜筋に負担が掛かるのを抑制又は防止することができ、乗員の不快感や疲労を抑制することができる。
また、本実施形態に係る車両用シート10では、調整バネ50の各凸部54によって、クッションパン60の突条部64を下方側から支持している。換言すれば、クッションパン60の突条部64によって、調整バネ50の各凸部54が上方側から押さえ付けられている。したがって、調整バネ50の各フック部52が、クッションバネ40の各サイド部42Bに接合されていなくても、各サイド部42Bから外れるのを、クッションパン60によって抑制又は防止することができる。
また、図2に示されるように、調整バネ50は、シートクッション12の後方側に設けられた開口部13から、人手によって、クッションバネ40の支持部42における左右のサイド部42Bへ脱着することができる。したがって、乗員の体型や要望に応じて、シートクッション12の固さを調整することができる。
例えば、車両用シート10の標準仕様として、調整バネ50が1つだけ設けられているシートクッション12の場合には、調整バネ50を外すことで、シートクッション12の固さを標準仕様よりも柔らかくすることができる。
そして、図9に示されるように、調整バネ50を複数本(例えば2本)設けることにより、シートクッション12の固さを標準仕様よりも固くすることができる。なお、この場合、図示されているように、複数本(2本)の調整バネ50を接近させて取り付けてもよいし、所定の間隔を空けて取り付けるようにしてもよい。
また、図10に示されるように、調整部材は、左右一対で設けられる圧縮コイルスプリング56で構成されていてもよい。この場合、各圧縮コイルスプリング56の上端部(一端部)に形成されているフック部56Aを、結合部48の左右両端部における適宜位置に係止し、各圧縮コイルスプリング56の下端部(他端部)に形成されているフック部56Bを、交差部44の下部の左右両端部における適宜位置に係止すればよい。
このように、各圧縮コイルスプリング56をクッションバネ40に設けても、クッションバネ40における交差部44のバネ定数を調整する(高める)ことができるため、シートクッション12に着座した乗員の体型や要望に応じた座り心地を確保することができる。なお、各圧縮コイルスプリング56も、開口部13から人手により脱着することができる。
したがって、例えば、車両用シート10の標準仕様として、圧縮コイルスプリング56が左右に1つずつ設けられているシートクッション12の場合には、左右の圧縮コイルスプリング56を外すことで、シートクッション12の固さを標準仕様よりも柔らかくすることができる。そして、圧縮コイルスプリング56を左右それぞれに1本又は複数本ずつ追加することで、シートクッション12の固さを標準仕様よりも固くすることができる。
以上、本実施形態に係る車両用シート10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用シート10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、クッション支持部材は、図示のクッションパン60に限定されるものではなく、クッションパッド70を支持できるように構成されていればよい。
また、車両用シート10の標準仕様として、調整バネ50や圧縮コイルスプリング56が設けられていない構成とされていてもよい。つまり、調整バネ50や圧縮コイルスプリング56を設けることにより、シートクッション12が標準仕様よりも固くなる方へ(クッションバネ40における交差部44のバネ定数を高める方へ)のみ調整可能とする構成にしてもよい。
更に、クッションバネ40に、調整バネ50と圧縮コイルスプリング56の両方を設ける構成にしてもよい。また、調整バネ50には、凸部54が形成されない構成とされていてもよく、調整バネ50で、クッションパン60の突条部64を支持しない構成にしてもよい。
また、クッションバネ40に設けられる、交差部44のバネ定数を調整する調整部材は、調整バネ50や圧縮コイルスプリング56に限定されるものではない。例えば、各サイド部42Bの左右方向内側下方への移動を阻止するストッパー部材(図示省略)等をクッションバネ40の交差部44に設けるようにしてもよい。
また、クッションバネ40の係止部46は、後方側から連結部材34に係止される構成に限定されるものではなく、前方側から連結部材34に係止される構成とされていてもよい。更に、クッションパン60及び調整バネ50は、クッションバネ40の支持部42における左右のサイド部42Bに、図示しない樹脂製の固定具(粘着テープ等も含む)によって取り付ける構成とされていてもよい。
10 車両用シート
12 シートクッション
30 クッションフレーム
40 クッションバネ
44 交差部
50 調整バネ(調整部材)
56 圧縮コイルスプリング(調整部材)
60 クッションパン(クッション支持部材)
70 クッションパッド(クッション材)

Claims (3)

  1. クッションフレームに設けられ、シートクッションのクッション材を支持するクッション支持部材と、
    前記クッションフレームに設けられるとともに、車両背面視でX字状に交差する交差部を有し、前記交差部の弾性変形によって生じる弾性力で前記クッション支持部材を車両下方側から支持するクッションバネと、
    を備えた車両用シート。
  2. 前記クッションバネに設けられ、該クッションバネの交差部におけるバネ定数を調整する調整部材を備えた請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記調整部材は、前記クッションバネに車両上方側から係止される調整バネであり、
    前記調整バネは、前記クッション支持部材を車両下方側から支持する構成とされている請求項2に記載の車両用シート。
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