JP2022051495A - ドレン部材及び軒樋 - Google Patents
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Abstract
Description
このような下側ドレン部材と上側ドレン部材とを備えたドレン部材は、サイフォンドレン部材に限らず、種々の用途に適用されている。
このように、内筒部922の下端部922Tが段差部914の上面914Bに引っ掛かると、内筒部922を外筒部912にスムースに挿入して、所定位置に効率的に配置することが容易にできなくなる。
そこで、上側ドレン部材の内筒部を下側ドレン部材の外筒部にスムースに挿入して所定位置に効率的に配置することが可能なドレン部材が望まれる。
(1)この発明の第一態様は、底板と、前記底板の幅方向の両端から上方に向かって伸びる側板と、を有し、前記底板に下穴が形成された軒樋に装着されるドレン部材であって、 前記底板の下面に配置され内周に受入口が形成された下側フランジ部と、前記下側フランジ部の下方に形成され下方に向かって延在する外筒部と、前記下側フランジ部と前記外筒部の上端部を接続し下方に向かうにしたがって縮径される外筒縮径部と、前記外筒部の内周面に形成された内周ネジ部と、を有する下側ドレン部材と、前記底板の上面に配置され内周側に落し口部が形成された上側フランジ部と、前記上側フランジ部の下方に形成され下方に向かって延在しzk外筒部に挿入される内筒部と、前記上側フランジ部と前記内筒部の上端部を接続し下方に向かうにしたがって縮径される内筒縮径部と、前記内筒部の外周面に形成され前記内周ネジ部と螺合される外周ネジ部と、を有する上側ドレン部材と、を備え、前記上側ドレン部材と前記下側ドレン部材の少なくともいずれか一方は、前記上側ドレン部材と前記下側ドレン部材を装着する際に、前記内筒部を前記外筒部の内周側に向かって案内する挿入ガイド部を備えていることを特徴とする。
その結果、上側ドレン部材の内筒部を下側ドレン部材の外筒部にスムースに挿入することができる。
その結果、内筒部を外筒部の内方に向かって効率的かつ安定して案内することができる。
その結果、内筒部を外筒部の内方に向かって効率的かつ安定して案内することができる。
また、「下方側の外周面が上方側の外周面に対して同径又は縮径されたガイドスリーブ」とは、例えば、ガイドスリーブの上端から下端まで同径筒状のストレート形状に形成されていること、下方側が上方側よりも縮径されたテーパ形状に形成されていること、ストレート形状とテーパ形状を組み合わせた形状に形成され、ガイドスリーブの上端から下端までの間に、上方側よりも外周側に向かって拡径されることにより下方を向く平坦部(段差部、突出部)がないことをいう。なお、挿入に支障とならない丘状の膨らみは許容される。
その結果、上側ドレン部材を下側ドレン部材に挿入してドレン部材を構成した場合に、内筒部が下流側の継手等と接触することが抑制される。
その結果、この凹部に施工用工具を差し込んで下側ドレン部材と上側ドレン部材を組み付ける際に、施工用工具がガイドスリーブの下端面に当接して施工の支障となることがなく、ドレン部材を効率的に取り付けることができる。
したがって、上側フランジの下面に塗布した接着剤が下穴の内部や下穴を通じて下穴の内周面や底板の下面に垂れるのが抑制される。
その結果、ドレン部材を下穴に対して高品質かつ安定して位置決めすることができる。
その結果、内筒部を外筒部の内方に向かって効率的かつ安定して案内することができる。
以下、図1~図6Dを参照し、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るサイフォンドレン部材(ドレン部材)を備えた雨樋配管構造を説明する側面から見た図である。図2~図5は、第1実施形態に係るサイフォンドレン部材の概略を説明する図である。
図において、符号1は、雨樋配管構造(配管構造)を、符号10は雨樋を、符号11は底板を、符号12は側板を、符号11Hは下穴を示している。また、符号100はサイフォンドレン部材(ドレン部材)を、符号110は下側ドレン部材を、符号120は上側ドレン部材を、符号150はサイフォン部を示している。なお、図面では、説明をわかりやすくするために形状等を強調しており、図面における寸法関係等は必ずしも整合しないものとする。
そして、軒樋10は、不図示の鼻隠し板に取り付けられた雨樋吊具(不図示)により吊設されて、屋根の軒先(不図示)から流下した雨水を受けるようになっている。
なお、軒樋10を形成する材料は任意に設定することが可能であり、合成樹脂に限定されることなく、例えば、金属の押出成形品で形成されていてもよい。
この実施形態において、サイフォンドレン部材10は、例えば、硬質塩化ビニル樹脂やポリカーボネート、ABS、AES等の合成樹脂により形成された射出成形品とされている。なお、合成樹脂に限定されるのではなく、鋳鉄、ステンレス鋼やアルミニウムを鋳造することによって形成してもよい。
なお、下側ドレン部材110、上側ドレン部材120の詳細については、後述する。
以下、図2~図5を参照して、サイフォン部150について説明する。
そして、蓋部材151の外周縁151Aと上側部材120の外周縁121Cとの間に形成される部分が、軒樋10に溜まった雨水Wが落し口部121Hに流入する流入開口100Aを構成する。
例えば、蓋部材151の外周縁151Aが上側フランジ部121の外周縁121Cより大きい場合、流入開口100Aは蓋部材151の外周縁151Aと軒樋10の底面11Aとの間に形成される部分となり、蓋部材151の外周縁151Aが上側フランジ部121の外周縁121Cより小さい場合、流入開口100Aは蓋部材151の外周縁151Aと上側フランジ部121の上面121Aとの間に形成される部分となる。
また、蓋部材151は、上述したように軒樋10の内側に配置され、落し口部121Hから上方に離間した位置に配置されるとともに、蓋部材151の下側となる軒樋10の上面11Aに落し口部121Hへ雨水Wを流入させる流入開口100Aを形成している。
また、蓋部材151は、軒樋10の上面11Aから上方に向けた高さHで10~60mmの位置に設定されていることが好適である。
また、例えば、蓋部材151に上面から落し口部121Hに貫通する貫通穴が上下方向に形成されていてもよい。
蓋部材151の直径が落し口部121Hの開口外径R1の150%よりも小さい場合には、軒樋10内の水位が蓋部材151よりも低くなり、蓋部材151が流入する水に接しない虞がある。また、蓋部材151の直径が200%を超えると、流入開口100Aから流入する水流が蓋部材151に衝突する割合が大きくなり、軒樋10内の水位が蓋部材151よりも高くなり過ぎて、サイフォン性能を低下させる可能性がある。
なお、軒樋10内の最大水位は、軒樋100の側板12のどこいた11からの高さのうち最も低いものをいう。
そして、上限の170mm以下とすることで収まりが小さくなり、継手や支持具の大型化を防ぐことができる。
また、把持リブ156、156同士の間に隙間が形成されているので、軒樋10内の落ち葉などのゴミが通過し易くなり、絡まってしまうことを防ぐことができる。
誘導ガイド157は、軒樋10内の雨水Wを流入開口100Aから落し口部(落し口部121Hの開口)へ誘導するためのものである。
なお、誘導ガイド157は、上端と下端に穴が形成された漏斗状や筒状の壁部によって形成されていてもよい。
サイフォン部150は、図3に示すように、平面視したときに、落し口部121Hの開口を塞ぐとともに、大雨時に多量の雨水が流入開口100Aから流入したときにも空気を吸い込むことなく竪樋30が満水状態となって水封される。その結果、下流側にサイフォン現象を発生させることができる。
第1エルボ20は、図1に示すように、第1受口部(一端)21と、第2受口部(他端)22と、側面視でほぼ90°に湾曲する曲管部23と、を備えている。
また、第1エルボ20の第2受口部22は、呼び樋24の上流端部が接続される。
呼び樋長さを前述の範囲内とすることによって、第1エルボ20から流下した雨水Wを満水状態で円滑に流すことができる。
呼び樋24の下流端部24Bは、第2エルボ25の第1受口部が接続される。第2エルボ25は、第1エルボ20と同様の構成を有している。
竪樋30は、第2エルボ25を流下した雨水Wを縦引きする部材であり、上下方向に沿って延びる直管である。竪樋30の下端側は、例えば、地面に接続され地中に埋設された集水桝(不図示)に接続される。集水桝は、連結管(不図示)を介して、下水管等の排水構造に接続されるように構成されている。
なお、竪樋30の上端部から下端部までの高さは、例えば、2.0m以上であり、3.0m以上であることが好適であり、4.0m以上であることがより好適である。竪樋の長さ(高さ寸法)が上記範囲内であることによって、竪樋30におけるサイフォン現象を良好に発生して維持することができる。竪樋長さが長くなると、下端部に流下する雨水Wの排水量が多くなり、集水桝の内部に雨水Wが勢いよく流入する。
そして、呼び樋24から竪樋30に流れ込んだ雨水Wは、地中に埋設されている排水管(不図示)に流下する。このとき、サイフォンドレン部材100の下流側は満水状態で水封されることから、竪樋30の中を満水状態にして流下することになり、落し口部121Hと呼び樋24及び竪樋30内でサイフォン現象を発生させて、竪樋30から排水管(不図示)側に勢いよく排水されることになる。
図6Aは、第1実施形態に係るサイフォンドレン部材の概略構成を説明する組立てた状態を示す縦断面図であり、図6Bは、分解した状態を示す縦断面図である。また、図6Cは、サイフォンドレン部材の落し口部の概略構成を説明する縦断面図であり、図6Dは、サイフォンドレン部材の概略構成を説明する下側ドレン部材とエルボの受口部の関係を示す縦断面図である。なお、図6A、図6Bは、サイフォンドレン部材においてサイフォン部を省略して簡略化した図である。
また、下側フランジ部111は、外周側の上面111Aが平坦面に形成され、内周側が平坦面に対して下方にくぼんだ凹部とされている。
そして、下側フランジ部111の上面111Aは、軒樋10の底板11の下面11Bに配置される。
また、外筒部112の内方には、上下に貫通する外筒内周穴112Hが形成されている。
また、外筒部112の内周面には、内周ネジ部115が形成されている。
また、外筒部112の下端112Tには、上方に向かってくぼむ工具装着凹部(凹部)118が、周方向に90°の間隔をあけて4つ形成されている。
なお、工具装着凹部(凹部)118の位置、数については任意に設定することが可能である。また、工具装着凹部(凹部)118の上側底面118Aの上下方向位置は任意に設定することが可能であるが、内筒部112の下端部112Tよりも上側に形成されていることが好適である。
また、外筒縮径部113の内周面には、挿入ガイド部(連続縮内径面)113Gが形成されている。この実施形態において、挿入ガイド部(連続縮内径面)113Gは、例えば、外筒縮径部113の上端から外筒部112の内周面まで連続的に縮径される略円錐筒の内周側の傾斜面によって形成されている。すなわち、挿入ガイド部(連続縮内径面)113Gは、内周側に突出する段差や引っ掛かりを生じる膨らみがない構成とされている。
なお、内周ネジ部115は、公知の種々の形状のものが適用可能である。具体的には、周方向に間隔をあけて形成されたものや周方向に連続して形成されたものであってもよい。
そして、上側ドレン部材120の内筒部122は、下側ドレン部材110の外筒部112に挿入され、外周ネジ部115と内周ネジ部125が螺合されて、サイフォンドレン部材100を構成する。
そして、上側フランジ部121の下面121Bは、軒樋10の底板11の上面11Aに配置される。
そして、この位置決め段差部126が軒樋10の下穴11Hの内周面と接触することにより、上側ドレン部材120が下穴11Hに対して位置決め可能とされている。
また、上側フランジ部121の上面121Aは、図3に示すように、緩やかな曲線部により構成されている。
また、内筒部122の内方には、上下に貫通する内筒内周穴穴122Hが形成されている。
また、内筒部122の外周面には、外周ネジ部125が形成されている。
この実施形態では、内筒縮径部123の上面123Aは、前述したサイフォン部150における落とし口121Hから内筒内周穴122Hへの流路表面を構成している。
なお、外周ネジ部125は、内周ネジ部115と螺合可能な公知の種々の形状のものが適用可能であり、例えば、周方向に間隔をあけて形成されたものや周方向に連続して形成されたものであってもよい。
内筒縮径部123の上面123Aの曲率半径Rは、図6Cに示すように、例えば、下穴11Hの直径D0、外筒縮径部113の内周上端部の直径D1、落とし口121Hが直径D2、外筒縮径部113の下端部P1までの高さ寸法L11を考慮して可能な範囲で大きく形成されていることが好適である。すなわち、内筒縮径部123の外周面が外筒縮径部113の内周上端部と干渉するのを回避するためには、外筒縮径部113すなわち上面123Aの曲率を小さくするか、外筒縮径部113の直径D1を大きく設定することが好適である。
また、例えば、呼び径100の場合には、曲率半径Rを12mm以上40mm以下に設定するのが好適であり、呼び径125の場合には、曲率半径Rを13mm以上50mm以下に設定することが好適である。
外筒縮径部113は、下流側の継手部(第1エルボ20)の第1受口21の端面と当接するストッパは備えていない。
したがって、図6Dに示すように、外筒部112の上端部P1までの長さ寸法L12を継手部(第1エルボ20)の第1受口部21の端面から受口底面21Aまでの長さ寸法L0よりも大きく設定することが好適ある。
このように設定することにより、ドレン部材100と第1エルボ20の管軸O2方向における相対的位置が正確に設定されるとともに、外筒縮径部113の外周面が第1受口部21と干渉するのを防止することができる。
まず、軒樋10の底壁11に、サイフォンドレン部材100を取り付ける下穴(貫通穴)11Hを形成する。
次に、例えば、下側ドレン部材110を軒樋10内に進入させ、軒樋10の下穴11Hに内筒部122を挿入して下方に突出させ、上側フランジ部121の段差部126を軒樋10の底板11の下穴11Hに挿入して固定する。下側フランジ部121の下面121Bには、例えば、接着剤やパッキンを装着させておく。
次いで、下側ドレン部材120の外筒部120を上側ドレン部材110に挿入して、外周ネジ部115と内周へ自部125を螺合させ、所定のところまで螺合させたら、施工工具(不図示)を工具装着用凹部(凹部)118に差し込んで引き続き回動させて、所定位置まで占め込んで、ドレン部材100を固定する。
その結果、上側ドレン部材120の内筒部122を下側ドレン部材110の外筒部112にスムースに挿入することができる。
以下、図7A、図7Bを参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図7Aは、第2実施形態に係るサイフォンドレン部材の概略構成を説明する組立てた状態を示す縦断面図であり、図7Bは、分解した状態を示す縦断面図である。なお、図7A、図7Bは、サイフォンドレン部材においてサイフォン部を省略して簡略化した図である。
図7A、図7Bにおいて、符号200はサイフォンドレン部材(ドレン部材)を、符号210は下側ドレン部材を、符号112Lは外筒部を、符号220は上側ドレン部材を、符号224は段差部を示している。
なお、外筒部112Lの上下方向寸法については任意に設定することが可能であり、外筒部112と同程度に設定してもよい。
この実施形態において、外筒縮径部213は、例えば、下側フランジ部111から段差部214の外周部まで直線的に漸次縮径される略円錐筒に形成されている。
また、段差部214の外周部は、外筒縮径部213の下端部と接続されている。
そして、段差部214の下面214Aは、外筒部112Lがエルボ(継手部材)等の受口部に挿入された際のストッパを構成する。
なお、ガイドスリーブ(挿入ガイド部)122Gの形状は任意に設定することが可能であり、例えば、先端(下方)側に向かってテーパ状に形成されていてもよいし、テーパとストレートを組み合わせた形状とされていてもよい。また、途中に引っ掛かりを生じない丘状の膨らみが形成されていてもよい。
例えば、ガイドスリーブ(挿入ガイド部)122Gの長さL21は、図7Aに示す下側フランジ部111の上面111Aを起点とする位置決め段差部214の上面214Aまでの高さ寸法L13よりも長く設定されていることが好適である。L21>L13に設定することにより、ガイドスリーブ(挿入ガイド部)122Gが位置決め段差部214の上面214Aに接触するのを抑制され、内筒部122を外筒部112にスムースに挿入することができる。
なお、例えば、ガイドスリーブ122Gと干渉しない専用工具を工具装着凹部118に装着して施工してもよく、かかる専用工具により施工する場合には、ガイドスリーブ(挿入ガイド部)122Gの下端部122Tが外筒部112Lの下端部122Tよりも下方に位置されていてもよいことは言うまでもない。
この場合、筒部112Lの下端部112Tから段差部(突出部)114の下面114Aまでの寸法を、下側ドレン部材110に接続される継手(エルボ等)等の受口部の長さに合わせると、外筒縮径部213の上下方向寸法を長くして、図4Cに示す受入れ穴111Hの開口部の直径D0を拡径することが可能となり、結果的に、上側ドレン部材220の内筒縮径部113の上部に形成された落とし口121Hの直径D2を拡径して、落とし口部121Hの直径D1を大きくし外筒縮径部113すなわち上面123Aの曲率を小さくしてスムース(緩やかな)曲面形状にすることが可能となる。
その結果、サイフォンドレン部材200と第1エルボ20の相対的位置を正確かつ効率的に設定することができる。
以下、図8A、図8Bを参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図8Aは、第3実施形態に係るサイフォンドレン部材の概略構成を説明する組立てた状態を示す縦断面図であり、図8Bは、分解した状態を示す縦断面図である。なお、図8A、図8Bは、サイフォンドレン部材においてサイフォン部を省略して簡略化した図である。
図8A、図8Bにおいて、符号300はサイフォンドレン部材(ドレン部材)を示している。
すなわち、サイフォンドレン部材(ドレン部材)300は、例えば、挿入ガイド部(連続縮内径面)113Gを備えた下側ドレン部材310と、ガイドスリーブ(挿入ガイド部)122Gを備えた上側ドレン部材220を組み合わせた構成とされている。
上側ドレン部材220については、第1実施形態、第2実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
下側ドレン部材310は、外筒部112に代えて第2実施形態に係る外筒部112Lを備えている点で第1実施形態に係る下側ドレン部材110を異なる。その他は、第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
以下、図9A~図9Cを参照して、本発明の第4実施形態について説明する。
図9Aは、第4実施形態に係るサイフォンドレン部材の概略構成を説明する組立てた状態を示す縦断面図であり、図9Bは、分解した状態を示す縦断面図である。また、図9Cは、上側ドレン部材に形成された位置決めエッジ部の概略構成を説明する縦断面図である。なお、図9A、図9Bは、サイフォンドレン部材においてサイフォン部を省略して簡略化した図である。
下側ドレン部材110については、第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
位置決めエッジ部(屈曲凹部)321Eは、図9Cに示すように、例えば、上側フランジ部321の下側面321Bの軒樋10の底板11に形成された下穴11Hの周縁部と対応する位置に形成されている。具体的には、下穴11Hの周縁部の底板11の上面角部11Eと対応する位置に形成されており、下穴11Hの形状が円形であれば、位置決めエッジ部(屈曲凹部)321Eは下穴11Hと略同一またはやや小さい直径の円形に形成される。
なお、位置決めエッジ部(屈曲凹部)321Eは、底板11の上側角部11Eと同じ位置であることが好適であるが、下穴11Hの周縁部の近傍で、接着剤等を挟んだ状態で外周側の平坦面が底板の上面に安定して配置される位置とされてもよい。
また、位置決めエッジ部321Eは、下穴11Hの周囲に周方向に全周にわたって形成されている。
その結果、ドレン部材400を下穴に対して高品質かつ安定して位置決めすることができる。
以下、図10A、図10Bを参照して、本発明の第5実施形態について説明する。
図10Aは、第5実施形態に係るサイフォンドレン部材の概略構成を説明する組立てた状態を示す縦断面図であり、図10Bは、分解した状態を示す縦断面図である。なお、図10A、図10Bはサイフォン部を省略して簡略化した図である。
図10A、図10Bにおいて、符号500はサイフォンドレン部材(ドレン部材)を、符号420は上側ドレン部材を示している。
下側ドレン部材310については、第3実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
また、上側ドレン部材420は、上側フランジ部321の下側面321Bに配置された位置決めエッジ部(屈曲凹部)321Eを備えている。
また、上記実施形態において例示した下側ドレン部材110、210、310と、上側ドレン部材120、220、320の組み合わせについては任意に設定してもよい。
10 軒樋
11 底板
11H 下穴
11E 下穴上面角部
12 側板
20 エルボ
30 竪樋
100、200、300、400、500 サイフォンドレン部材(ドレン部材)
110、210、310 下側ドレン部材
111 下側フランジ部
111H 受入れ穴
112、112L 外筒部
112H 外筒内周穴
113 外筒縮径部
113G 挿入ガイド部(連続縮内径面)
115 内周ネジ部
213 外筒縮径傾斜部
214 段差部(突出部)
120、220、320、420 上側ドレン部材
121、321 上側フランジ部
121B、321B 上側フランジ部下面
121H 落し口部
122 内筒部
122H 内筒内周穴
122G ガイドスリーブ(ガイド筒部、挿入ガイド部)
123 内筒縮径部
123D 段差部
125 外周ネジ部
126 位置決段差部
321E 位置決めエッジ部(位置決め屈曲部)
150 サイフォン部
Claims (9)
- 底板と、前記底板の幅方向の両端から上方に向かって伸びる側板と、を有し、前記底板に下穴が形成された軒樋に装着されるドレン部材であって、
前記底板の下面に配置され内周に受入口が形成された下側フランジ部と、前記下側フランジ部の下方に形成され下方に向かって延在する外筒部と、前記下側フランジ部と前記外筒部の上端部を接続し下方に向かうにしたがって縮径される外筒縮径部と、前記外筒部の内周面に形成された内周ネジ部と、を有する下側ドレン部材と、
前記底板の上面に配置され内周側に落し口部が形成された上側フランジ部と、前記上側フランジ部の下方に形成され下方に向かって延在し前記外筒部に挿入される内筒部と、前記上側フランジ部と前記内筒部の上端部を接続し下方に向かうにしたがって縮径される内筒縮径部と、前記内筒部の外周面に形成され前記内周ネジ部と螺合される外周ネジ部と、
を有する上側ドレン部材と、
を備え、
前記上側ドレン部材は、
前記外周ネジ部の下端部から下方に延在し、下方側の外周面が上方側の外周面に対して同径又は縮径されたガイドスリーブと、
前記上側フランジ部の下側面の前記下穴の周縁部と対応する位置に全周にわたって配置され、外周側の平坦面と内周側の下方に向かって突出する突出面の境界において屈曲することにより形成された線状の屈曲凹部と、を備えている
ことを特徴とするドレン部材。 - 請求項1に記載のドレン部材であって、
前記内筒縮径部の上面および外周面は曲面であり、
前記屈曲凹部は、前記上側フランジ部の下側面と前記内筒縮径部の外周面との接続部にある
ことを特徴とするドレン部材。 - 請求項1または2に記載のドレン部材であって、
前記上側ドレン部材は、
前記内筒縮径部の外周面に形成され、前記屈曲凹部から前記内筒部の外周面まで連続的に縮径される連続縮径外周面を備えている
ことを特徴とするドレン部材。 - 請求項1~3のいずれか一項に記載のドレン部材であって、
前記下側ドレン部材の前記外筒部には、下端から上方に向かってくぼむ凹部が形成されていて、
前記ガイドスリーブの下端部は、
前記凹部の上側底面よりも上方に位置されている
ことを特徴とするドレン部材。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載のドレン部材であって、
前記下側ドレン部材は、
前記外筒部の上部に、外周側に向かって延在し、前記外筒部が接続される継手部材の受口部と対応する突出部を備えている
ことを特徴とするドレン部材。 - 請求項5に記載のドレン部材であって、
前記外筒縮径部が、前記下側フランジ部から前記突出部の外周部までが略円錐筒に形成されている
ことを特徴とするドレン部材。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載のドレン部材と、
前記上側ドレン部材の上部に配置されるサイフォン部と、
備え、
前記サイフォン部は、
蓋部材と、
前記上側ドレン部材と前記蓋部材とを連結する縦リブと、
前記蓋部材の中央部に設けられ、上端と下端に穴が形成された漏斗状の壁部により形成された誘導ガイドと、を備える
ことを特徴とするサイフォンドレン部材。 - 底板と、前記底板の幅方向の両端から上方に向かって伸びる側板と、を有し、前記底板に形成された下穴に、請求項1~7のいずれか一項に記載のドレン部材が装着されていることを特徴とする軒樋。
- 請求項8に記載の軒樋であって、
前記外筒縮径部の内周上端部の直径が、前記下穴の直径よりも大きいことを特徴とする軒樋。
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