JP2022041007A - マスク治具およびそれを用いた電子回路装置の製造方法 - Google Patents

マスク治具およびそれを用いた電子回路装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022041007000001
【課題】フローはんだ付け後にプリント配線板を取り外す際に歪みが発生するのを抑制することができるマスク治具と電子回路装置の製造方法とを提供する。
【解決手段】マスク治具1は、ベースプレート3と、ベースプレート3からプリント配線板51を取り外す基板取り外し機構12とを備えている。ベースプレート3には、掘り込み部5と、電子部品が配置されることになるプリント配線板31における領域を露出する貫通孔7とが形成されている。基板取り外し機構12は、プリント配線板51における少なくとも第1外縁部51aを、ベースプレート3から離す方向に付勢することによって、プリント配線板51をベースプレート3から取り外す。
【選択図】図10

Description

本開示は、マスク治具およびそれを用いた電子回路装置の製造方法に関する。
電子部品がプリント配線板に実装された電子回路装置を製造する工程には、電子部品が配置されたプリント配線板を溶融したはんだに浸漬することによって、電子部品をプリント配線板に実装する工程がある。この工程は、フローはんだ付け工程と呼ばれている。
フローはんだ付け工程では、電子部品が配置されるプリント配線板の領域を露出し、プリント配線板にすでに実装されている電子部品を覆うマスク治具が用いられる(特許文献1)。電子部品をはんだ付けした後では、マスク治具からプリント配線板を取り外す作業が行われる。このとき、電子部品の損傷を防止するためには、プリント配線板へ過度の歪みが発生しないことが求められる。
特許第5401300号公報(特開2011-134936号公報)
上述したように、マスク治具を用いたフローはんだ付け工程では、はんだ付けを行った後に、プリント配線板をマスク治具から取り外す際には、プリント配線板に歪みが発生するのを抑制することが求められている。
本開示は、そのような開発のもとになされたものであり、一つの目的は、プリント配線板を取り外す際に、プリント配線板に歪みが発生するのを抑制することができるマスク治具を提供することであり、他の目的は、そのようなマスク治具を用いた電子回路装置の製造方法を提供することである。
本開示に係るマスク治具は、プリント配線板に搭載される第1電子部品を、フローはんだ付けによって実装する際に使用するマスク治具であって、ベースプレートと基板取り外し機構とを備えている。ベースプレートには、プリント配線板が載置されることになる。基板取り外し機構は、ベースプレートに設けられ、プリント配線板をベースプレートから取り外す。ベースプレートには、掘り込み部と貫通孔とが形成されている。掘り込み部に、プリント配線板が載置される。貫通孔は、掘り込み部の内部において、プリント配線板における第1電子部品が配置されることになる領域を露出する。基板取り外し機構は、プリント配線板における互いに対向する第1外縁部および第2外縁部のうち少なくとも第1外縁部を、ベースプレートから離す方向に付勢することによって、プリント配線板をベースプレートから取り外す。
本開示に係る電子回路装置の製造方法は、上記マスク治具を用いた電子回路装置の製造方法であって、以下の工程を備えている。対向する第1主面および第2主面を有し、スルーホールが形成されたプリント配線板を用意する。リードを有する第1電子部品を用意する。プリント配線板における第1主面の側から第1電子部品のリードをスルーホールに挿通し、第2主面の側にリードを突出させる。プリント配線板の第2主面をマスク治具のベースプレートと対向するように、プリント配線板をベースプレートに載置する。ベースプレートを溶融したはんだに接触させて、リードが突出している貫通孔を溶融したはんだに浸漬する。ベースプレートを溶融したはんだから引き上げ、貫通孔に侵入したはんだを凝固させて、リードをスルーホールに接合する。基板取り外し機構により、プリント配線板における互いに対向する第1外縁部および第2外縁部のうち少なくとも第1外縁部を、ベースプレートから離す方向に付勢することによって、プリント配線板をベースプレートから取り外す。
本開示に係るマスク治具によれば、プリント配線板における互いに対向する第1外縁部および第2外縁部のうち少なくとも第1外縁部を、ベースプレートから離す方向に付勢することによって、プリント配線板をベースプレートから取り外す基板取り外し機構を備えている。これにより、プリント配線板をマスク治具から取り外す際に、プリント配線板に歪みが発生するのを抑制することができる。
本開示に係る電子回路装置の製造方法によれば、上記マスク治具を用いてプリント配線板に第1電子部品を実装した後に、マスク治具からプリント配線板を取り外す際に、プリント配線板に歪みが発生するのを抑制することができる。
実施の形態1に係るマスク治具が使用されるプリント配線板の一例を示す平面図である。 同実施の形態において、マスク治具の構造を示す平面図である。 同実施の形態において、図2に示される断面線III-IIIにおける断面図である。 同実施の形態において、図2に示される断面線IV-IVにおける部分断面図である。 同実施の形態において、図2に示される断面線V-Vにおける断面図である。 同実施の形態において、マスク治具を使用した電子回路装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図6に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図7に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図8に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図9に示す工程における平面図である。 同実施の形態において、図9および図10に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図11に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図12に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、図13に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図14に示す工程における部分断面図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図である。 同実施の形態において、図16に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 実施の形態2に係るマスク治具の構造を示す平面図である。 同実施の形態において、マスク治具を使用した電子回路装置の製造方法の一工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図19に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図20に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。 実施の形態3に係るマスク治具の構造を示す平面図である。 同実施の形態において、図22に示される断面線XXIII-XXIIIにおける部分断面図である。 同実施の形態において、マスク治具を使用した電子回路装置の製造方法の一工程を示す平面図である。 同実施の形態において、図24に示される断面線XXV-XXVにおける部分断面図である。 同実施の形態において、図24および図25に示す工程の後に行われる工程を示す部分断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るマスク治具と、そのマスク治具を使用した電子回路装置の製造方法とについて説明する。まず、マスク治具が使用されるプリント配線板について説明する。なお、適宜、X-Y-Z座標軸を用いて説明する。
図1に示すように、プリント配線板51は、電子部品64が実装される電子回路基板57と、電子回路基板57を支持する外周部55とを含む。プリント配線板51は、互いに対向する第1外縁部51aと第2外縁部51bとを有する。第1外縁部51aおよび第2外縁部51bは、X軸方向に沿ってそれぞれ延在する。第1外縁部51aと第2外縁部51bとは、Y軸方向に距離を隔てられている。
外周部55は、X軸方向に沿って延在する。電子回路基板57と外周部55との間には、間隙63が形成されている。間隙63も、X軸方向に沿って位置する。電子回路基板57と外周部55とは、連結部59によって繋がっている。連結部59には、ミシン目61が形成されている。最終的には、電子回路基板57を残して、プリント配線板51から外周部55が取り除かれることになる。
プリント配線板51は、たとえば、CEM-3等の基材53から形成されている。CEM-3は、芯材として、難燃性のエポキシ樹脂を含侵させたガラス不織布を用い、そのガラス不織布の表面に、ガラス布とエポキシ樹脂とのプリプレグを用いた積層板である。プリント配線板51は、対向する第1主面52aと第2主面52bとを有する。
プリント配線板51(電子回路基板57)の第1主面52aには、電子回路を構成する配線パターン(図示せず)と、電極パッド69とが形成されている。電極パッド69には、電子部品64として、たとえば、セラミックコンデンサ65およびIC(Integrated Circuit)71が、リフローはんだ付けによって実装されている。リフローはんだ付けには、たとえば、鉛フリーはんだ(組成:Sn-3.0Ag-0.5Cu)が使用される。リフローはんだ付けにより、電子部品64は、はんだ接合部67によって電極パッド69に接合されている。
一方、プリント配線板51(電子回路基板57)の第2主面52bにも、配線パターン(図示せず)と電極パッドとが形成されている。電極パッドには、電子部品として、たとえば、セラミックコンデンサ65(図5参照)等が実装されている。
プリント配線板51(電子回路基板57)の第1主面52aには、さらに、電子部品(図示せず)が実装されることなる。第1電子部品としての電子部品は、基材53に設けられたスルーホール77を介して第2主面52b側において接合される。スルーホール77の内壁面とその周辺は、導電性膜によって覆われている。
このとき、溶融したはんだに浸漬するフローはんだ付けによって、電子部品のリードがその導電性膜に接合されることになる。このように、フローはんだ付けによってプリント配線板51に実装されることになる電子部品を、フロー付け対象部品と称する。フロー付け対象部品をプリント配線板51に実装させる際には、マスク治具が使用されることになる。
次に、そのマスク治具について説明する。マスク治具は、フローはんだ付けの際に、プリント配線板2にすでに実装されている第2電子部品としての電子部品が溶融したはんだに浸漬されないように、その電子部品をマスクする機能を有する。マスク治具は、プリント配線板2において、フロー付け部品が実装される領域を露出し、他の領域を覆う構造を有する。
図2および図3に示すように、マスク治具1は、プリント配線板51(図1参照)が載置されることになるベースプレート3と、プリント配線板51をベースプレート3から取り外す基板取り外し機構12とを備えている。ベースプレート3は、フローはんだ付けを行う際に溶融したはんだに晒されるため、耐熱性を有する材料から形成されている。耐熱性を有する材料として、たとえば、ガラス繊維を編み込んだガラスクロスに、フィラーを混合した材料が適用される。
ベースプレート3には、プリント配線板2が載置される掘り込み部5が形成されている。掘り込み部5は、プリント配線板51の位置決め機能を有する。ベースプレート3には、掘り込み部5に配置されたプリント配線板51を固定する押え具11が取り付けられている。
掘り込み部5の底面には、貫通孔7と座ぐり9とが形成されている。ベースプレート3にプリント配線板51が載置された状態で、貫通孔7では、リフロー付け部品が実装される領域が露出する。ここでは、その領域にスルーホールが露出する。座ぐり9には、プリント配線板2にすでに実装されている第2電子部品としての電子部品64が収容されて、電子部品64がベースプレート3によって覆われることになる。
基板取り外し機構12は、ベースプレート3にプリント配線板51が載置された状態で、たとえば、プリント配線板51の第1外縁部51aに対応する位置に配置されている。図2および図4に示すように、基板取り外し機構12は、基板浮かせ部13、レール17およびスリット19を有する。
基板浮かせ部13は、ベースプレート3と同様に、一般的な耐熱材料から形成されている。基板浮かせ部13には、溝部15が形成されている。溝部15にレール17が嵌め込まれる。レール17は、ベースプレート3と同様に、一般的な耐熱材料から形成されている。
レール17および第1スリットとしてのスリット19は、Y軸方向に延在するように形成されている。スリット19は、掘り込み部5の一端側に沿って形成され、プリント配線板の第1外縁部が位置することになる。レール17は、スリット19に対して、掘り込み部5が位置する側とは反対の側に配置されている。レール17の断面形状(X-Z平面)は、たとえば、逆テーパ型とされる。レール17が基板浮かせ部13の溝部15に嵌め込まれた状態において、基板浮かせ部13は、Y軸方向の動きが許容されて、X軸方向の動きおよびZ軸方向の動きが規制される。
基板浮かせ部13は、スリット19に対して、掘り込み部5が位置する側とは反対側からスリット19に潜り込むように配置されている。基板浮かせ部13を、スリット19が延在する方向にスライドさせて、プリント配線板51の第1外縁部に当接させることによって、プリント配線板51がベースプレートから浮くことになる。
図5に示すように、プリント配線板51の下方に潜り込んでプリント配線板51を浮かさせるために、基板浮かせ部13では、スライド方向(矢印参照)の前方側の部分P1では、掘り込み部5の底面(プリント配線板51の第2主面52b)よりも低い位置(Z軸方向)にある。スライド方向の後方側の部分P2では、掘り込み部5の底面(プリント配線板51の第2主面52b)よりも高い位置(Z軸方向)にある。実施の形態1に係るマスク治具1は、上記のように構成される。
次に、上述したマスク治具1を使用した電子回路装置の製造方法の一例について説明する。まず、図6に示すように、プリント配線板51の第1主面52aと第2主面52bとのそれぞれに、電子部品64として、たとえば、セラミックコンデンサ65をリフローはんだ付けによって実装する。セラミックコンデンサ65は、はんだ接合部67により電極パッド69に接合される。
次に、プリント配線板51にフロー付け対象部品を実装する。図7に示すように、マスク治具1を用意し、プリント配線板51をベースプレート3の掘り込み部5に載置する。このとき、プリント配線板51の第2主面52bが掘り込み部5の底面と対向するように載置される。次に、図8に示すように、押え具11を回転させて、プリント配線板51をベースプレート3側に押え込む状態にすることによって、プリント配線板51をベースプレート3に固定する。
この状態で、プリント配線板51の第2主面52bの位置と掘り込み部5の底面の位置とが、ほぼ同じ位置(高さ)に位置する(点線91参照)。また、ベースプレート3の貫通孔7では、スルーホール77を含む第2主面52bの領域が露出する。第2主面52bにすでに実装されているセラミックコンデンサ65(電子部品64)は、ベースプレート3の座ぐり9に収容されて、ベースプレート3によって覆われた状態になる。
次に、図9および図10に示すように、第1電子部品としてのフロー付け対象部品73のリード75を、第1主面52a側からスルーホール77に挿通させて、リード75を第2主面52b側から突出させる。
次に、図11に示すように、プリント配線板51が配置されている側を上に向けた状態で、溶融したはんだ81にマスク治具1のベースプレート3を浸漬させる。このとき、リード75が突出しているスルーホール77を含む第2主面52bの領域が、貫通孔7に流れ込む溶融したはんだ81に晒される。スルーホール77内には、溶融はんだ81の一部が毛細管現象によって入り込む。一方、座ぐり9に収容された電子部品64は、ベースプレート3によって覆われていることで、溶融したはんだ81に晒されることはない。
次に、ベースプレート3を溶融はんだ81から引き上げて、プリント配線板51を冷却する。図12に示すように、スルーホール77内に入り込んだ溶融はんだが凝固し、リード75が、はんだ接合部67によってスルーホール77内の導電性膜に接合される。また、このとき、溶融はんだに含まれていたフラックスの蒸気となって、マスク治具1とベースプレートとの隙間に入り込んで凝固するため、プリント配線板51はベースプレート3に固着した状態になる。
次に、プリント配線板51をベースプレート3から取り外す作業を行う。まず、押え具11を回転させて、プリント配線板51をベースプレート3側に押え込んだ状態から解放する。次に、図13および図14に示すように、基板浮かせ部13の溝部15に、レール17の端部を嵌め込むようにして、基板浮かせ部13(二点鎖線参照)をレール17に装着する。基板浮かせ部13は、レール17が嵌め込まれている部分からスリット19に潜り込むように配置されることになる。
次に、図14に示すように、基板浮かせ部13を、矢印Y1に示すように、Y軸方向(負方向)に沿ってスライドさせる。このとき、まず、スライド方向の前方側に位置する部分P1(図5参照)が、プリント配線板51の第1外縁部51aにおける第2主面52b側に潜り込んで、基板浮かせ部13の先端側の部分が、第1外縁部51aの第2主面52b側に当接する。
図15に示すように、さらに、基板浮かせ部13をスライドさせると、スライド方向の後方側に位置する部分P2(図5参照)によって、矢印Y2に示すように、プリント配線板51の第1外縁部51aが付勢される。これにより、プリント配線板51の第1外縁部51aが上方に持ち上げられる。こうして、プリント配線板51が、マスク治具1から取り外される。
次に、プリント配線板51の外周部55を取り除く作業を行う。図16に示すように、外周部55を基板分割治具31で挟み込み、外周部55を連結部59のミシン目61に沿って折り曲げることで、外周部55が取り除かれる。こうして、図17に示すように、フロー付け対象部品73を含む電子部品64が実装された電子回路基板57が、電子回路装置として完成する。
上述したマスク治具1では、フロー付け対象部品が実装されたプリント配線板51は、基板取り外し機構12によってマスク治具1から取り外されることで、プリント配線板にひずみが生じるのを抑制することができる。このことについて説明する。
従来の治具(たとえば、特許文献1)では、プリント配線板を取り外す際に、プリント配線板の持ち上げ方によっては、プリント配線板に過度の歪みが生じることが想定される。プリント配線板に、たとえば、1000με以上の比較的大きな歪みが生じた場合には、実装された電子部品に歪みの影響が及ぶことがある。たとえば、セラミックコンデンサ等の歪み耐量の低い電子部品の場合には、セラミックコンデンサのボディが割れてしまうおそれがあり、電子回路装置としての信頼性が損なわれてしまうことが想定される。
従来の治具に対し、上述したマスク治具1では、プリント配線板51をマスク治具1から取り外す際には、基板浮かせ部13の先端側の部分が、プリント配線板51における第1外縁部51aの第2主面52b側に当接し、プリント配線板51の第1外縁部51aが付勢されて上方に持ち上げられる。
これにより、プリント配線板51に歪みが生じるのを抑制しながらプリント配線板51をマスク治具1から取り外すことができる。その結果、歪み耐量の低い電子部品64が損傷するのを防止することができ、電子回路装置としての信頼性を確保することができる。
なお、上述したプリント配線板51(基材53)の材料として、CEM-3を例に挙げた。プリント配線板51の材料としては、CEM-3に限られるものではなく、たとえば、FR-4または紙フェノールを適用してもよい。FR-4は、ガラス繊維の布にエポキシ樹脂を染み込ませた材料である。紙フェノールは、絶縁体の紙にフェノール樹脂を含侵させた材料である。これらの材料を適用したプリント配線板についても、マスク治具から取り外す際の歪みを抑えることができる。
また、はんだとして、鉛フリーはんだ(組成:Sn-3.0Ag-0.5Cu)を例に挙げた。はんだとしては、これに限られるものではなく、たとえば、Sn-Cu系はんだ、Sn-Ag系はんだ、Sn-Zn系はんだ、または、Sn-Sb系はんだを使用してもよい。これらのはんだを使用してフロー付け対象部品をプリント配線板に実装した場合においても、プリント配線板をマスク治具から取り外す際の歪みを抑えることができる。
さらに、マスク治具1のベースプレート3の材料として、ガラスクロスにフィラーを混合させた材料を例に挙げた。ベースプレート3の材料としては、これに限られるものではなく、たとえば、アルミニウムまたはステンレス等のはんだに濡れない金属を適用してもよい。また、高耐熱性を有するエンジニアリングプラスチックを適用してもよい。これらの材料を適用したマスク治具においても、プリント配線板をマスク治具から取り外す際の歪みを抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るマスク治具と、そのマスク治具を用いた電子回路装置の製造方法とについて説明する。
図18および図19に示すように、マスク治具1における基板取り外し機構12は、ベースプレート3にプリント配線板51が載置された状態で、プリント配線板51の第1外縁部51aに対応する位置と、第2外縁部51bに対応する位置との双方に配置されている。
第1外縁部51aに対応する位置では、基板取り外し機構12は、基板浮かせ部13a、レール17aおよび第1スリットとしてのスリット19aを有する。第2外縁部51bに対応する位置では、基板取り外し機構12は、基板浮かせ部13b、レール17bおよび第2スリットとしてのスリット19bを有する。
また、掘り込み部5には、プリント配線板のX軸方向の位置決めを行う支柱25が設けられている。なお、これ以外の構成については、図2に示すマスク治具1の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述したマスク治具を使用した電子回路装置の製造方法について説明する。図6に示す工程と同様の工程を経た後、図19に示すように、プリント配線板51をベースプレート3の掘り込み部5に載置する。このとき、プリント配線板51の外周部55に形成された貫通孔55aに支柱25を挿通させることによって、プリント配線板51のX軸方向の位置合わせが行われる。なお、Y軸方向の位置合わせは掘り込み部5によって行われる。
次に、押え具11を回転させて、プリント配線板51をベースプレート3側に押え込む状態にすることによって、プリント配線板51をベースプレート3に固定する。次に、図20に示す工程と同様に、第1電子部品としてのフロー付け対象部品73のリード75を、第1主面52a側からスルーホール77に挿通させる。リード75は、プリント配線板51の第2主面52b側から突出する(図8参照)。次に、図11および図12に示す工程と同様の工程を経て、リード75が、はんだ接合部67によってスルーホール77に接合される。
次に、プリント配線板51をベースプレート3から取り外す作業を行う。まず、押え具11を回転させて、プリント配線板51をベースプレート3側に押え込んだ状態から解放する。次に、基板浮かせ部13aをレール17aに装着する。基板浮かせ部13bをレール17bに装着する。
次に、図21に示すように、基板浮かせ部13aおよび基板浮かせ部13bの双方を、矢印Y1に示すように、Y軸方向(負方向)に沿ってスライドさせる。このとき、図14および図15について説明したのと同様に、基板浮かせ部13aの先端側の部分が、プリント配線板51の第1外縁部51aにおける第2主面52b側に当接し、第1外縁部51aが付勢されることで、第1外縁部51aが上方に持ち上げられる。
また、基板浮かせ部13bの先端側の部分が、プリント配線板51の第2外縁部51bにおける第2主面52b側に当接し、第2外縁部51bが付勢されることで、第2外縁部51bが上方に持ち上げられる。こうして、双方の基板取り外し機構12によって、プリント配線板51が、マスク治具1から取り外される。その後、図16に示す工程と同様の工程を経た後、フロー付け対象部品73を含む電子部品64が実装された電子回路基板57が、電子回路装置として完成する。
上述したマスク治具1では、プリント配線板51における第1外縁部51aと第2外縁部51bとの双方に対応する位置に基板取り外し機構12が配置されている。また、ベースプレート3の支柱25に、プリント配線板51に形成された貫通孔55aに挿通させることで、ベースプレート3に対してプリント配線板51が所望の位置に配置されることになる。
これにより、プリント配線板51をマスク治具1から取り外す際には、基板浮かせ部13aによって、プリント配線板51の第1外縁部51aが付勢されて上方に持ち上げられるとともに、基板浮かせ部13bによって、プリント配線板51の第2外縁部51bが付勢されて上方に持ち上げられる。
その結果、基板浮かせ機構が単体の場合と比べて、プリント配線板51に歪みが生じるのをさらに抑えることができ、電子回路装置としての信頼性を確保することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るマスク治具と、そのマスク治具を使用した電子回路装置の製造方法について説明する。
図22に示すように、マスク治具1における基板取り外し機構12は、ベースプレート3にプリント配線板51が載置された状態(図24参照)で、プリント配線板51の第1外縁部51aに対応する位置に配置されている。基板取り外し機構12は、基板跳ね上げ部21、支点ポール23およびスリット19を有する。基板跳ね上げ部21は、プリント配線板51の第1外縁部51aの全長にわたって当接し得るように、Y軸方向に延在するように配置されている。
図23に示すように、支点ポール23は、基板跳ね上げ部21を貫通するように配置されている。基板跳ね上げ部21は、支点ポール23を軸として回動可能にベースプレート3に取り付けられている。基板跳ね上げ部21は、プリント配線板51が掘り込み部5に載置された状態で、スリット19に対して、プリント配線板51が載置されている側とは反対の側から、プリント配線板51の第2主面52bの側へ向かって、スリット19に潜り込むように配置されることになる。
なお、これ以外の構成については、図2に示すマスク治具1の構成と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
次に、上述したマスク治具を使用した電子回路装置の製造方法について説明する。図6~図12に示す工程と同様の工程を経て、図24に示すように、フロー付け対象部品73のリード75が、はんだ接合部67によってスルーホール77に接合される。
次に、プリント配線板51をベースプレート3から取り外す作業を行う。フロー付け対象部品73が接合された時点においては、基板跳ね上げ部21の一端側は、スリット19に対して、プリント配線板51が載置されている側とは反対の側から、プリント配線板51の第2主面52bの側へ向かって、スリット19に潜り込むように配置されている状態にある(図25参照)。
図24に示すように、まず、押え具11を回転させて、プリント配線板51をベースプレート3側に押え込んだ状態から解放する。次に、図25に示すように、基板跳ね上げ部21の他端側を矢印Y3に示す方向に押し込む。図26に示すように、基板跳ね上げ部21の他端側を押し込むことで、基板跳ね上げ部21は、支点ポール23を軸として回動する。
この動作により、基板跳ね上げ部21の一端側がプリント配線板51における第1外縁部51aの第2主面52bの側に当接し、第1外縁部51aが跳ね上げられることで、第1外縁部51aが上方に持ち上げられる。
こうして、基板取り外し機構12によって、プリント配線板51が、マスク治具1から取り外される。その後、図16に示す工程と同様の工程を経た後、フロー付け対象部品73を含む電子部品64が実装された電子回路基板57が、電子回路装置として完成する。
上述したマスク治具1では、プリント配線板51における第1外縁部51aに対応する位置に、基板跳ね上げ部21を含む基板取り外し機構12が配置されている。これにより、プリント配線板51をマスク治具1から取り外す際には、基板跳ね上げ部21を回動させることによって、プリント配線板51の第1外縁部51aが全長にわたり跳ね上げられて上方に持ち上げられる。その結果、プリント配線板51に歪みが生じるのを抑えることができ、電子回路装置としての信頼性を確保することができる。
さらに、上述したマスク治具1では、基板跳ね上げ部21を押し込む動作によってプリント配線板51をベースプレート3から取り外すことができ、基板浮かせ部13をスライドさせる場合と比べて、より速くプリント配線板51をベースプレート3から取り外すことができる。
なお、各実施の形態において説明したマスク治具については、必要に応じて種々組み合わせることが可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本開示は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示は、フローはんだ付けによって電子部品をプリント配線板に実装する製造工程に有効に利用される。
1 マスク治具、3 ベースプレート、5 掘り込み部、7 貫通孔、9 座ぐり、11 押え具、12 基板取り外し機構、13、13a、13b 基板浮かせ部、15 溝部、17、17a、17b レール、19、19a、19b スリット、21 基板跳ね上げ部、23 支点ポール、25 支柱、31 基板分割治具、51 プリント配線板、51a 第1外縁部、51b 第2外縁部、52a 第1主面、52b 第2主面、53 基材、55 外周部、55a 貫通孔、57 電子回路基板、59 連結部、61 ミシン目、63 スリット、64 電子部品、65 セラミックコンデンサ、67 はんだ接合部、69 電極パッド、71 IC、73 フロー付け対象部品、75 リード、77 スルーホール、81 溶融はんだ、P1、P2 部分、DL 点線、Y1、Y2、Y3、Y4 矢印。

Claims (9)

  1. プリント配線板に搭載される第1電子部品を、フローはんだ付けによって実装する際に使用するマスク治具であって、
    前記プリント配線板が載置されることになるベースプレートと、
    前記ベースプレートに設けられ、前記プリント配線板を前記ベースプレートから取り外す基板取り外し機構と
    を備え、
    前記ベースプレートには、
    前記プリント配線板が載置される掘り込み部と、
    前記掘り込み部の内部において、前記プリント配線板における前記第1電子部品が配置されることになる領域を露出する貫通孔と
    が形成され、
    前記基板取り外し機構は、前記プリント配線板における互いに対向する第1外縁部および第2外縁部のうち少なくとも前記第1外縁部を、前記ベースプレートから離す方向に付勢することによって、前記プリント配線板を前記ベースプレートから取り外す、マスク治具。
  2. 前記基板取り外し機構は、
    前記掘り込み部の一端側に沿って形成され、前記プリント配線板の前記第1外縁部が位置することになる第1スリットと、
    前記第1スリットに対して、前記掘り込み部が位置する側とは反対側から前記第1スリットに潜り込むように配置され、前記第1スリットが延在する方向にスライドさせて、前記プリント配線板の前記第1外縁部に当接させることによって、前記プリント配線板を前記ベースプレートから浮かせる第1基板浮かせ部と
    を含む、請求項1記載のマスク治具。
  3. 前記第1基板浮かせ部は、前記スライドする方向の前方側では、前記掘り込み部の底面よりも低い位置にあり、
    前記第1基板浮かせ部は、前記スライドする方向の後方側では、前記掘り込み部の前記底面よりも高い位置に位置する部分を含む、
    を含む、請求項2記載のマスク治具。
  4. 前記基板取り外し機構は、
    前記掘り込み部を挟んで前記第1スリットと対向するように前記掘り込み部の他端側に沿って形成され、前記プリント配線板の前記第2外縁部が位置することになる第2スリットと、
    前記第2スリットに対して、前記掘り込み部が位置する側とは反対側から前記第2スリットに潜り込むように配置され、前記第2スリットが延在する方向にスライドさせて、前記プリント配線板の前記第2外縁部に当接させることによって、前記プリント配線板を前記ベースプレートから浮かせる第2基板浮かせ部と
    を含む、請求項2記載のマスク治具。
  5. 前記ベースプレートには、前記ベースプレートに載置される前記プリント配線板の前記第1外縁部および前記第2外縁部が延在する方向と交差する方向の前記プリント配線板の位置合わせを行う位置合わせ部が形成された、請求項4記載のマスク治具。
  6. 前記第2基板浮かせ部は、前記スライドする方向の前方側では、前記掘り込み部の底面よりも低い位置にあり、
    前記第2基板浮かせ部は、前記スライドする方向の後方側では、前記掘り込み部の前記底面よりも高い位置に位置する部分を含む、
    を含む、請求項4記載のマスク治具。
  7. 前記基板取り外し機構は、
    前記掘り込み部の一端側に沿って形成され、前記プリント配線板の前記第1外縁部が位置することになる第3スリットと、
    前記第3スリットに対して、前記掘り込み部が位置する側とは反対側の位置から前記第3スリットに潜り込むように配置され、前記反対側に位置する部分を支点として回動することによって、前記プリント配線板における前記第1外縁部に当接して前記第1外縁部を跳ね上げる基板跳ね上げ部と
    を含む、請求項1記載のマスク治具。
  8. 前記ベースプレートには、前記プリント配線板が載置された状態で、前記プリント配線板における前記掘り込み部と対向する主面に実装された第2電子部品を収容して覆う座ぐり部が形成された、請求項1~7のいずれか1項に記載のマスク治具。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のマスク治具を用いた電子回路装置の製造方法であって、
    対向する第1主面および第2主面を有し、スルーホールが形成された前記プリント配線板を用意する工程と、
    リードを有する前記第1電子部品を用意する工程と、
    前記プリント配線板における前記第1主面の側から前記第1電子部品の前記リードを前記スルーホールに挿通し、前記第2主面の側に前記リードを突出させる工程と、
    前記プリント配線板の前記第2主面を前記マスク治具の前記ベースプレートと対向するように、前記プリント配線板を前記ベースプレートに載置する工程と、
    前記ベースプレートを溶融したはんだに接触させて、前記リードが突出している前記貫通孔を溶融した前記はんだに浸漬する工程と、
    前記ベースプレートを溶融した前記はんだから引き上げ、前記貫通孔に侵入した前記はんだを凝固させて、前記リードを前記スルーホールに接合する工程と、
    前記基板取り外し機構により、前記プリント配線板における互いに対向する前記第1外縁部および前記第2外縁部のうち少なくとも前記第1外縁部を、前記ベースプレートから離す方向に付勢することによって、前記プリント配線板を前記ベースプレートから取り外す工程と
    を備えた、電子回路装置の製造方法。
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