JP2022033073A - 作業機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業機の状態に応じてスムーズに減速を行うことができる作業機を提供することを目的とする。
作業機は、機体と、前記機体の左側に設けられた左走行装置と、前記機体の右側に設けられた右走行装置と、前記左走行装置に動力を伝達可能な左走行モータと、前記右走行装置に動力を伝達可能な右走行モータと、作動油が作用したときに前記左走行モータに作動油を供給する左走行ポンプと、前記作動油が作用したときに前記右走行モータに作動油を供給する右走行ポンプと、前記左走行ポンプと前記左走行モータとを接続する第1循環油路と、前記右走行ポンプと前記右走行モータとを接続する第2循環油路と、前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対応した第1減速閾値を設定可能で且つ、設定した第1減速閾値と前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧とに基づいて、前記左走行モータ及び前記右走行モータの自動減速を行う制御装置と、を備えている。
前記制御装置は、前記第1減速閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対して異ならせる。
前記制御装置は、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対応した第1復帰閾値を設定可能で且つ、設定した第1復帰閾値と前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧とに基づいて、前記自動減速の復帰を行う。
前記制御装置は、前記第1復帰閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対して異ならせる。
作業機は、前記第1走行圧から前記第2走行圧を減算した第1差圧、前記第2走行圧から前記第1走行圧を減算した第2差圧、前記第3走行圧から前記第4走行圧を減算した第3差圧、前記第4走行圧から前記第3走行圧を減算した第4差圧のそれぞれに対応した第2減速閾値を設定可能で且つ、設定した第2減速閾値と前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧とに基づいて、前記左走行モータ及び前記右走行モータの自動減速を行う制御装置を備えている。
前記制御装置は、前記第1減速閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対して異ならせる。
前記制御装置は、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対応した第2復帰閾値を設定可能で且つ、設定した第2復帰閾値と前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧とに基づいて、前記左走行モータ及び前記右走行モータの自動減速の復帰を行う。
前記制御装置は、前記第2復帰閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対して異ならせる。
図5は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図5では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸16(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸17(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸17は、第1枢支軸16の下方に設けられている。
左側のブーム10の前部には、接続部材50が設けられている。接続部材50は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材50の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
一対の走行装置5L、5Rのうち、走行装置5Lは機体2の左側に設けられ、走行装置5Rは機体2の右側に設けられている。一対の走行装置5L、5Rは、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を有する車輪型の走行装置を採用してもよい。以下、説明の便宜上、走行装置5Lのことを左走行装置5L、走行装置5Rのことを右走行装置5Rということがある。
次に、作業機の油圧システムについて説明する。
図1に示すように、作業機の油圧システムは、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2とを備えている。第1油圧ポンプP1は、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク22に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第1油圧ポンプP1は、主に制御に用いる作動油を吐出する。説明の便宜上、作動油を貯留するタンク22のことを作動油タンクということがある。また、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油のうち、制御用として用いられる作動油のことをパイロット油、パイロット油の圧力のことをパイロット圧ということがある。
て、例えば、斜板形可変容量アキシャルポンプである。一対の走行ポンプ53L、53Rは、駆動することによって、一対の走行モータ36L、36Rのそれぞれに作動油を供給する。一対の走行ポンプ53L、53Rのうち、一方の走行ポンプ53Lは、走行ポンプ53Lに作動油を供給し、他方の走行ポンプ53Rは、走行ポンプ53Rに作動油を供給する。
左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rには、第1油圧ポンプP1からの作動油(パイロット油)の圧力(パイロット圧)が作用する受圧部53aと受圧部53bとを有している、受圧部53a、53bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更される。斜版の角度を変更することによって、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの出力(作動油の吐出量)や作動油の吐出方向を変えることができる。
第1切換弁71Lは、左走行モータ36Lの斜板切換シリンダ37Lに油路を介して接続されていて、第1位置71L1及び第2位置71L2に切り換わる二位置切換弁である。第1切換弁71Lは、第1位置71L1である場合、斜板切換シリンダ37Lを収縮し、第2位置71L2である場合、斜板切換シリンダ37Lを伸長する。
第2切換弁72は、第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを切り換える電磁弁であって、励磁により第1位置72aと第2位置72bとに切り換え可能な二位置切換弁である
。第2切換弁72、第1切換弁71L及び第1切換弁71Rは、油路41により接続されている。第2切換弁72は、第1位置72aである場合に第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを第1位置71L1、71R1に切り換え、第2位置72bである場合に第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを第2位置71L2、71R2に切り換える。
操作装置(走行操作装置)54は、走行操作部材59を操作したときに、走行ポンプ(左走行ポンプ53L、右走行ポンプ53R)の受圧部53a、53bに作動油を作用させる装置であり、走行ポンプの斜板の角度(斜板角度)を変更可能である。操作装置54は、走行操作部材59と、複数の操作弁55とを含んでいる。
走行油路45は、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dと、第5走行油路45eとを有している。第1走行油路45aは、左走行ポンプ53Lの受圧部(第1受圧部)53aに接続された油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第1受圧部)53aに作用する作動油を通過させる油路である。第2走行油路45bは、左走行ポンプ53Lの受圧部(第2受圧部)53bに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第2受圧部)53bに作用する作動油を通過させる油路である。第3走行油路45cは、右走行ポンプ53Rの受圧部(第3受圧部)53aに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部
(第3受圧部)53aに作用する作動油を通過させる油路である。第4走行油路45dは、右走行ポンプ53Rの受圧部(第4受圧部)53bに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第4受圧部)53bに作用する作動油を通過させる油路である。第5走行油路45eは、操作弁55、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dを接続する油路である。
すなわち、走行操作部材59を左斜め前方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回し、走行操作部材59を右斜め前方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回し、走行操作部材59を左斜め後方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回し、走行操作部材59を右斜め後方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
モードスイッチ66は、自動減速を有効又は無効に切り換えるスイッチである。例えば、モードスイッチ66は、ON/OFFに切り換え可能なスイッチであり、ONである場合に自動減速を有効に切り換え、OFFである場合には自動減速を無効に切り換える。
能である。速度切換スイッチ67は、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第1速度及び第2速度のいずれかに手動で切り換えることができるスイッチである。例えば、速度切換スイッチ67は、第1速度側と第2速度側とに切り換えるシーソスイッチであり、第1速度側から第2速度側とに切り換える増速操作と、第2速度から第1速度に切り換える減速操作とを行うことができる。
自動減速部61は、自動減速が有効である場合には自動減速制御を行い、自動減速が無効である場合には自動減速制御を行わない。
自動減速制御では、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)が第2速度である場合において所定の条件(自動減速条件)を満たしたときに、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第2速度から第1速度に自動的に切り換える。自動減速制御では、少なくとも走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)が第2速度である状況において、自動減速条件を満たすと、制御装置60は、第2切換弁72のソレノイドを消磁することで、当該第2切換弁72を第2位置72bから第1位置72aに切り換えることにより、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第2速度から第1速度に減速する。つまり、制御装置60は、自動減速制御において、自動減速を行う際は、左走行モータ36Lと右走行モータ36Rとの両方を、第2速度から第1速度に減速する。
いて、右走行モータ36Rの第3ポートP13側に設けられ、第3ポートP13側の圧力を第3走行圧RF(t)として検出する。第4圧力検出装置80dは、循環油路57iにおいて、右走行モータ36Rの第4ポートP14側に設けられ、第4ポートP14側の圧力を第4走行圧RB(t)として検出する。
意しておおき、基準値に対して補正係数等を原動機の回転数に応じて乗算、除算、加算、減算などをすることにより、走行圧[第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)]に対応する第1減速閾値ST1(rpm)を設定してもよい。
具体的には、自動減速部61は、式(4)に示すように、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)が原動機の回転数に応じて定められた第1復帰閾値SK1(rpm)以下になった場合に、自動減速の復帰(停止)を行う。
に基づいて、自動減速の復帰(停止)を行う。
制御装置60(自動減速部61)は、式(5)に示すように、第1差圧b(t,rpm)、第2差圧d(t,rpm)、第3差圧a(t,rpm)、第4差圧c(t,rpm)が、原動機の回転数に応じて定められた第2復帰閾値SK2(rpm)以下になった場合に、自動減速の復帰(停止)を行う。
第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)のぞれぞれの第1復帰閾値SK1(rpm)とを比較し、式(4)を満たす場合は自動減速の復帰を行い、式(4)を満たさない場合は、自動減速の復帰を行わない。
制御装置60は、原動機の回転数毎に、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)のそれぞれに対応した第1減速閾値ST1(rpm)を設定可能である。これによれば、原動機の回転数に応じて、自動減速を行うことができる。
これによれば、原動機の回転数が同じであったとしても、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rから吐出するそれぞれの作動油の圧力に応じて、自動減速を行ったり、行わないようにすることができる。
制御装置60は、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)のそれぞれに対応した第1復帰閾値SK1(rpm)を設定可能で且つ、設定した第1復帰閾値SK1(rpm)と第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)とに基づいて、自動減速の復帰を行う。これによれば、自動減速を行った後、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rから吐出するそれぞれの作動油の圧力に応じて、当該自動減速の復帰を行うことがで
きる。
制御装置60は、第1復帰閾値SK1(rpm)を、原動機の回転数が同一である場合において、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)のそれぞれに対して異ならせる。これによれば、原動機の回転数が同じであったとしても、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rから吐出するそれぞれの作動油の圧力に応じて、自動減速の復帰を行うことができる。
作業機1は、第1走行圧LF(t,rpm)から第2走行圧LB(t,rpm)を減算した第1差圧b(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)から第1走行圧LF(t,rpm)を減算した第2差圧d(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)から第4走行圧RB(t,rpm)を減算した第3差圧a(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)から第3走行圧RF(t,rpm)を減算した第4差圧c(t,rpm)のそれぞれに対応した第2減速閾値ST2(rpm)を設定可能で且つ、設定した第2減速閾値ST2(rpm)と第1差圧b(t,rpm)、第2差圧d(t,rpm)、第3差圧a(t,rpm)、第4差圧c(t,rpm)とに基づいて、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rの自動減速を行う制御装置60を備えている。
制御装置60は、原動機の回転数毎に、第1差圧b(t,rpm)、第2差圧d(t,rpm)、第3差圧a(t,rpm)、第4差圧c(t,rpm)に対応する第2減速閾値ST2(rpm)を設定可能である。これによれば、原動機の回転数に応じて、自動減速を行うことができる。
これによれば、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rから吐出するそれぞれの作動油の圧力に応じて変化する有効の走行圧[第1差圧b(t,rpm)、第2差圧d(t,rpm)、第3差圧a(t,rpm)、第4差圧c(t,rpm)]によって、自動減速を行うことができる。
動減速の復帰を行う。これによれば、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rから吐出するそれぞれの作動油の圧力に応じて変化する有効の走行圧[第1差圧b(t,rpm)、第2差圧d(t,rpm)、第3差圧a(t,rpm)、第4差圧c(t,rpm)]によって、自動減速の復帰を行うことができる。
制御装置60は、第2復帰閾値SK2(rpm)を、原動機の回転数が同一である場合において、第1差圧b(t,rpm)、第2差圧d(t,rpm)、第3差圧a(t,rpm)、第4差圧c(t,rpm)のそれぞれに対して異ならせる。これによれば、原動機の回転数が同じであったとしても、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rから吐出するそれぞれの作動油の圧力に応じて、自動減速を行ったり、行わないようにすることができる。
34 走行切換弁
36L 左走行モータ
36R 右走行モータ
53L 左走行ポンプ
53R 右走行ポンプ
54 操作装置(走行操作装置)
55 操作弁
60 制御装置
80a 第1圧力検出装置
80b 第2圧力検出装置
80c 第3圧力検出装置
80d 第4圧力検出装置
Claims (16)
- 機体と、
前記機体の左側に設けられた左走行装置と、
前記機体の右側に設けられた右走行装置と、
前記左走行装置に動力を伝達可能な左走行モータと、
前記右走行装置に動力を伝達可能な右走行モータと、
作動油が作用したときに前記左走行モータに作動油を供給する左走行ポンプと、
前記作動油が作用したときに前記右走行モータに作動油を供給する右走行ポンプと、
前記左走行ポンプと前記左走行モータとを接続する第1循環油路と、
前記右走行ポンプと前記右走行モータとを接続する第2循環油路と、
前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、
前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、
前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、
前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、
前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対応した第1減速閾値を設定可能で且つ、設定した第1減速閾値と前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧とに基づいて、前記左走行モータ及び前記右走行モータの自動減速を行う制御装置と、
を備えている作業機。 - 前記制御装置は、前記原動機の回転数毎に、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対応した第1減速閾値を設定可能である請求項1に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記第1減速閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対して異ならせる請求項2に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数であるときの前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれを参照し、参照した前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のいずれかが前記第1減速閾値以上である場合に、自動減速を行う請求項2又は3に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対応した第1復帰閾値を設定可能で且つ、設定した第1復帰閾値と前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧とに基づいて、前記自動減速の復帰を行う請求項1~3のいずれかに記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機の回転数毎に、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対応した第1復帰閾値を設定可能である請求項1~5に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記第1復帰閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれに対して異ならせる請求項6に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数であるときの前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のそれぞれを参照し、参照した前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、前記第4走行圧のいずれかが前記第1復帰閾値以下である場合に、自動減速の復帰を行う請求項5~7のいずれかに記載の作業機。
- 機体と、
前記機体の左側に設けられた左走行装置と、
前記機体の右側に設けられた右走行装置と、
前記左走行装置に動力を伝達可能な左走行モータと、
前記右走行装置に動力を伝達可能な右走行モータと、
作動油が作用したときに前記左走行モータに作動油を供給する左走行ポンプと、
前記作動油が作用したときに前記右走行モータに作動油を供給する右走行ポンプと、
前記左走行ポンプと前記左走行モータとを接続する第1循環油路と、
前記右走行ポンプと前記右走行モータとを接続する第2循環油路と、
前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、
前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、
前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、
前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、
前記第1走行圧から前記第2走行圧を減算した第1差圧、前記第2走行圧から前記第1走行圧を減算した第2差圧、前記第3走行圧から前記第4走行圧を減算した第3差圧、前記第4走行圧から前記第3走行圧を減算した第4差圧のそれぞれに対応した第2減速閾値を設定可能で且つ、設定した第2減速閾値と前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧とに基づいて、前記左走行モータ及び前記右走行モータの自動減速を行う制御装置と、
を備えている作業機。 - 前記制御装置は、前記原動機の回転数毎に、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対応した第2減速閾値を設定可能である請求項9に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記第2減速閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対して異ならせる請求項9に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数であるときの前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれを演算し、演算した前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のいずれかが前記第2減速閾値以上である場合に、自動減速を行う請求項9又は10に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対応した第2復帰閾値を設定可能で且つ、設定した第2復帰閾値と前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧とに基づいて、前記左走行モータ及び前記右走行モータの自動減速の復帰を行う請求項8~10のいずれかに記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機の回転数毎に、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差
圧、前記第4差圧のそれぞれに対応した第2復帰閾値を設定可能である請求項9~13のいずれかに記載の作業機。 - 前記制御装置は、前記第2復帰閾値を、前記原動機の回転数が同一である場合において、前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれに対して異ならせる請求項14に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数であるときの前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のそれぞれを演算し、演算した前記第1差圧、前記第2差圧、前記第3差圧、前記第4差圧のいずれかが前記第2復帰閾値以下である場合に、自動減速を行う請求項14~15のいずれかに記載の作業機。
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