JP2022033074A - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2022033074A
JP2022033074A JP2020137171A JP2020137171A JP2022033074A JP 2022033074 A JP2022033074 A JP 2022033074A JP 2020137171 A JP2020137171 A JP 2020137171A JP 2020137171 A JP2020137171 A JP 2020137171A JP 2022033074 A JP2022033074 A JP 2022033074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
pressure
speed
running
oil passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020137171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7317770B2 (ja
Inventor
昂平 長尾
Kohei Nagao
祐史 福田
Yuji Fukuda
亮太 濱本
Ryota Hamamoto
裕朗 中川
Hiroaki Nakagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2020137171A priority Critical patent/JP7317770B2/ja
Priority to US17/388,719 priority patent/US11846087B2/en
Publication of JP2022033074A publication Critical patent/JP2022033074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7317770B2 publication Critical patent/JP7317770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

Figure 2022033074000001
【課題】作業機を走行させているときにおいてスムーズに減速を行うことができるようにする。
【解決手段】作業機は、第1循環油路に接続された第1リリーフ弁及び第2リリーフ弁と、第2循環油路に接続された第3リリーフ弁及び第4リリーフ弁と、走行操作装置と左走行ポンプ及び右走行ポンプとを接続し且つ作動油が流れる走行油路と、左走行モータ及び右走行モータが第2速度である場合に第2速度から第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置と、を備え、制御装置は、第1リリーフ弁の第1走行リリーフ圧、第2リリーフ弁の第2走行リリーフ圧、第3リリーフ弁の第3走行リリーフ圧、第4リリーフ弁の第4走行リリーフ圧に基づいて自動減速を行うか否かの判断を行う減速閾値を設定する
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、バックホー等の作業機に関するものである。
従来、作業機において減速及び増速を行う技術として特許文献1に示されているものがある。特許文献1の作業機は、エンジンを含む原動機と、原動機の動力により作動し且つ、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油の圧力に応じて第1速度と、第1速度よりも高速である第2速度とに速度が変更可能な走行油圧装置と、走行油圧装置に作用する作動油の圧力を変更可能な作動弁と、作動油の圧力を検出可能な測定装置と、を備え、作動弁は、測定装置から検出された作動油の圧力である検出圧力が、第2速度に対応する設定圧から所定圧以下に低下した場合に、走行油圧装置に作用する作動油の圧力を減圧して、走行油圧装置を第1速度に減速している。
特開2017-179923号公報
特許文献1の作業機では、走行中に走行装置に供給される作動油の圧力が所定以上である場合に、第2速度から第1速度に自動減速することができる。しかしながら、作業機(走行装置)の走行状態(超信地旋回、信地旋回、直進)によって、不用意に減速をしてしまうことがある。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業機の走行に応じてスムーズに減速を行うことができる作業機を提供することを目的とする。また、作業機の走行状態をより簡単に把握しながら走行を行うことができる作業機を提供することを目的とする。
技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下の通りである。
作業機は、機体と、前記機体に設けられた原動機と、前記機体の左側に設けられた左走行装置と、前記機体の右側に設けられた右走行装置と、前記左走行装置に動力を伝達可能で且つ第1速度と前記第1速度よりも速い第2速度とに切換可能な左走行モータと、前記右走行装置に動力を伝達可能で且つ第1速度と前記第1速度よりも速い第2速度とに切換可能な右走行モータと、正転時に作動油を吐出する第1ポート及び逆転時に作動油を吐出する第2ポートを有する左走行ポンプと、正転時に作動油を吐出する第3ポート及び逆転時に作動油を吐出する第4ポートを有する右走行ポンプと、前記左走行ポンプの前記第1ポート及び前記第2ポートに接続され且つ、前記左走行モータに接続される第1循環油路と、前記右走行ポンプの前記第3ポート及び前記第4ポートに接続され且つ、前記右走行モータに接続される第2循環油路と、前記第1循環油路であって前記第1ポート側の油路に接続された第1リリーフ弁と、前記第1循環油路であって前記第2ポート側の油路に接続された第2リリーフ弁と、前記第2循環油路であって前記第3ポート側の油路に接続された第3リリーフ弁と、前記第2循環油路であって前記第4ポート側の油路に接続された第4リリーフ弁と、走行操作部材を操作したときに、前記左走行ポンプ及び前記右走行ポンプのいずれかに作動油を作用させる走行操作装置と、前記走行操作装置と前記左走行ポンプ及び前記右走行ポンプとを接続し且つ前記作動油が流れる走行油路と、前記左走行モータ及び右走行モータが前記第2速度である場合に前記第2速度から前記第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第1リリーフ弁の第1走行リリーフ圧、前記第2リリーフ弁の第2走行リリーフ圧、前記第3リリーフ弁の第3走行リリーフ圧、前記第4リリーフ弁の第4走行リリーフ圧に基づいて自動減速を行うか否かの判断を行う減速閾値を設定する。
作業機は、前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧を取得する取得モードと、自動減速を可能にする走行モードとに切り換える設定スイッチを備え、前記制御装置は、前記取得モードである場合には前記原動機の回転数を所定回転数に設定し、前記所定回転数であるときの前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧を取得し、前記走行モードである場合には前記取得モードで取得した前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧に基づいて前記減速閾値を設定する。
前記制御装置は、前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧と、補正係数とに基づいて、前記減速閾値を設定する。
前記制御装置は、原動機の回転数に応じて前記補正係数を変更する。
前記制御装置は、前記原動機の回転数が大きくなるにつれて前記補正係数を大きく、前記原動機の回転数が小さくなるにつれて前記補正係数を小さくする。
前記制御装置は、前記原動機の回転数が大きくなるにつれて前記補正係数を小さく、前記原動機の回転数が小さくなるにつれて前記補正係数を大きくする。
作業機は、前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、を備え、前記制御装置は、前記左走行モータ及び右走行モータが前記第2速度である場合において、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、第4走行圧のいずれかと、前記設定後の減速閾値と、に基づいて自動減速を行う自動減速を行う。
本発明によれば、作業機の走行に応じてスムーズに減速を行うことができる。
第1実施形態における作業機の油圧システム(油圧回路)を示す図である。 走行操作部材の操作方向等を示す図である。 原動機回転数に対応する第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)及び第4走行リリーフ圧w4(rpm)の一例を示す図である。 作業機の一例であるトラックローダを示す側面図である。
以下、本発明に係る作業機の油圧システム及びこの油圧システムを備えた作業機の好適な実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、図4に示すように、作業機1は、機体2と、キャビン3と、作業装置4と、一対の走行装置5L、5Rとを備えている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図4の右側)を後方、運転者の左側(図4の手前側)を左方、運転者の右側(図4の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
キャビン3は、機体2に搭載されている。このキャビン3には運転席8が設けられている。作業装置4は機体2に装着されている。一対の走行装置5L、5Rは、機体2の外側に設けられている。機体2内の後部には、原動機32が搭載されている。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
ブーム10は、キャビン3の右側及び左側に上下揺動自在に設けられている。作業具11は、例えば、バケットであって、当該バケット11は、ブーム10の先端部(前端部)に上下揺動自在に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10が上下揺動自在となるように、ブーム10の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ14は、伸縮することによりブーム10を昇降させる。バケットシリンダ15は、伸縮することによりバケット11を揺動させる。
左側及び右側の各ブーム10の前部同士は、異形の連結パイプで連結されている。各ブーム10の基部(後部)同士は、円形の連結パイプで連結されている。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸16(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸17(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸17は、第1枢支軸16の下方に設けられている。
ブームシリンダ14の上部は、枢支軸18(第3枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第3枢支軸18は、各ブーム10の基部であって、当該基部の前部に設けられている。ブームシリンダ14の下部は、枢支軸19(第4枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第4枢支軸19は、機体2の後部の下部寄りであって第3枢支軸18の下方に設けられている。
制御リンク13は、リフトリンク12の前方に設けられている。この制御リンク13の一端は、枢支軸20(第5枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第5枢支軸20は、機体2であって、リフトリンク12の前方に対応する位置に設けられている。制御リンク13の他端は、枢支軸21(第6枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第6枢支軸21は、ブーム10であって、第2枢支軸17の前方で且つ第2枢支軸17の上方に設けられている。
ブームシリンダ14を伸縮することにより、リフトリンク12及び制御リンク13によって各ブーム10の基部が支持されながら、各ブーム10が第1枢支軸16回りに上下揺動し、各ブーム10の先端部が昇降する。制御リンク13は、各ブーム10の上下揺動に伴って第5枢支軸20回りに上下揺動する。リフトリンク12は、制御リンク13の上下揺動に伴って第2枢支軸17回りに前後揺動する。
ブーム10の前部には、バケット11の代わりに別の作業具が装着可能とされている。別の作業具としては、例えば、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等のアタッチメント(予備アタッチメント)である。
左側のブーム10の前部には、接続部材50が設けられている。接続部材50は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材50の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
バケットシリンダ15は、各ブーム10の前部寄りにそれぞれ配置されている。バケットシリンダ15を伸縮することで、バケット11が揺動される。
一対の走行装置5L、5Rのうち、走行装置5Lは機体2の左側に設けられ、走行装置5Rは機体2の右側に設けられている。一対の走行装置5L、5Rは、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を
有する車輪型の走行装置を採用してもよい。以下、説明の便宜上、走行装置5Lのことを左走行装置5L、走行装置5Rのことを右走行装置5Rということがある。
原動機32は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関、電動モータ等である。この実施形態では、原動機32は、ディーゼルエンジンであるが限定はされない。
次に、作業機の油圧システムについて説明する。
図1に示すように、作業機の油圧システムは、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2とを備えている。第1油圧ポンプP1は、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク22に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第1油圧ポンプP1は、主に制御に用いる作動油を吐出する。説明の便宜上、作動油を貯留するタンク22のことを作動油タンクということがある。また、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油のうち、制御用として用いられる作動油のことをパイロット油、パイロット油の圧力のことをパイロット圧ということがある。
第2油圧ポンプP2は、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク22に貯留された作動油を吐出可能であって、例えば、作業系の油路に作動油を供給する。例えば、第2油圧ポンプP2は、ブーム10を作動させるブームシリンダ14、バケットを作動させるバケットシリンダ15、予備油圧アクチュエータを作動させる予備油圧アクチュエータを制御する制御弁(流量制御弁)に作動油を供給する。
また、作業機の油圧システムは、一対の走行モータ36L、36Rと、一対の走行ポンプ53L、53Rと、を備えている。一対の走行モータ36L、36Rは、一対の走行装置5L、5Rに動力を伝達するモータである。一対の走行モータ36L、36Rのうち、一方の走行モータ36Lは、走行装置(左走行装置)5Lに回転の動力を伝達し、他方の走行モータ36Rは、走行装置(右走行装置)5Rに回転の動力を伝達する。
一対の走行ポンプ53L、53Rは、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、例えば、斜板形可変容量アキシャルポンプである。一対の走行ポンプ53L、53Rは、駆動することによって、一対の走行モータ36L、36Rのそれぞれに作動油を供給する。一対の走行ポンプ53L、53Rのうち、一方の走行ポンプ53Lは、走行ポンプ53Lに作動油を供給し、他方の走行ポンプ53Rは、走行ポンプ53Rに作動油を供給する。
以下、説明の便宜上、走行ポンプ53Lのことを左走行ポンプ53L、走行ポンプ53Rのことを右走行ポンプ53R、走行モータ36Lのことを左走行モータ36L、走行モータ36Rのことを右走行モータ36Rということがある。
左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rには、第1油圧ポンプP1からの作動油(パイロット油)の圧力(パイロット圧)が作用する受圧部53aと受圧部53bとを有している、受圧部53a、53bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更される。斜版の角度を変更することによって、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの出力(作動油の吐出量)や作動油の吐出方向を変えることができる。左走行ポンプ53Lは、正転時に作動油を吐出する第1ポート82aと、逆転時に作動油を吐出する第2ポート82bとを有している。右走行ポンプ53Rは、正転時に作動油を吐出する第3ポート82cと、逆転時に作動油を吐出する第4ポート82dとを有している。
左走行ポンプ53Lの第1ポート82a及び第2ポート82bと、左走行モータ36Lとは、接続油路(第1循環油路)57hによって接続され、左走行ポンプ53Lが吐出した作動油が左走行モータ36Lに供給される。右走行ポンプ53Rの第3ポート82c及び第4ポート82dとは、右走行モータ36Rとは、接続油路(第2循環油路)57iによって接続され、右走行ポンプ53Rが吐出した作動油が右走行モータ36Rに供給される。
接続油路57hであって左走行ポンプ53Lの第1ポート82a側の油路には、第1リリーフ弁81aが接続され、左走行ポンプ53Lの第2ポート82b側の油路には、第2リリーフ弁81bが接続されている。例えば、第1リリーフ弁81aは、左走行ポンプ5
3Lの正転によって接続油路57hに作用する圧力が大きくなった場合に作動しやすく、第2リリーフ弁81bは、左走行ポンプ53Lの逆転によって接続油路57hに作用する圧力が大きくなった場合に作動しやすい。
接続油路57iであって右走行ポンプ53Rの第3ポート82c側の油路には、第3リリーフ弁81cが接続され、右走行ポンプ53Rの第4ポート82d側の油路には、第4リリーフ弁81dが接続されている。例えば、第3リリーフ弁81cは、右走行ポンプ53Rの正転によって接続油路57iに作用する圧力が大きくなった場合に作動しやすく、第4リリーフ弁81dは、右走行ポンプ53Rの逆転によって接続油路57iに作用する圧力が大きくなった場合に作動しやすい。
左走行モータ36Lは、左走行ポンプ53Lから吐出した作動油により回転が可能であり、作動油の流量によって、回転速度(回転数)を変更することができる。左走行モータ36Lには、斜板切換シリンダ37Lが接続され、当該斜板切換シリンダ37Lを一方側或いは他方側に伸縮させることによっても左走行モータ36Lの回転速度(回転数)を変更することができる。即ち、斜板切換シリンダ37Lを収縮した場合には、左走行モータ36Lの回転数は低速(第1速度)に設定され、斜板切換シリンダ37Lを伸長した場合には、左走行モータ36Lの回転数は高速(第2速度)に設定される。つまり、左走行モータ36Lの回転数は、低速側である第1速度と、高速側である第2速度とに変更が可能である。
右走行モータ36Rは、右走行ポンプ53Rから吐出した作動油により回転が可能であり、作動油の流量によって、回転速度(回転数)を変更することができる。右走行モータ36Rには、斜板切換シリンダ37Rが接続され、当該斜板切換シリンダ37Rを一方側或いは他方側に伸縮させることによっても右走行モータ36Rの回転速度(回転数)を変更することができる。即ち、斜板切換シリンダ37Rを収縮した場合には、右走行モータ36Rの回転数は低速(第1速度)に設定され、斜板切換シリンダ37Rを伸長した場合には、右走行モータ36Rの回転数は高速(第2速度)に設定される。つまり、右走行モータ36Rの回転数は、低速側である第1速度と、高速側である第2速度とに変更が可能である。
図1に示すように、作業機の油圧システムは、走行切換弁34を備えている。走行切換弁34は、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)の回転速度(回転数)を第1速度にする第1状態と、第2速度にする第2状態とに切換可能である。走行切換弁34は、第1切換弁71L、71Rと、第2切換弁72と、を有している。
第1切換弁71Lは、左走行モータ36Lの斜板切換シリンダ37Lに油路を介して接続されていて、第1位置71L1及び第2位置71L2に切り換わる二位置切換弁である。第1切換弁71Lは、第1位置71L1である場合、斜板切換シリンダ37Lを収縮し、第2位置71L2である場合、斜板切換シリンダ37Lを伸長する。
第1切換弁71Rは、右走行モータ36Rの斜板切換シリンダ37Rに油路を介して接続されていて、第1位置71R1及び第2位置71R2に切り換わる二位置切換弁である。第1切換弁71Rは、第1位置71R1である場合、斜板切換シリンダ37Rを収縮し、第2位置71R2である場合、斜板切換シリンダ37Rを伸長する。
第2切換弁72は、第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを切り換える電磁弁であって、励磁により第1位置72aと第2位置72bとに切り換え可能な二位置切換弁である。第2切換弁72、第1切換弁71L及び第1切換弁71Rは、油路41により接続されている。第2切換弁72は、第1位置72aである場合に第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを第1位置71L1、71R1に切り換え、第2位置72bである場合に第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを第2位置71L2、71R2に切り換える。
つまり、第2切換弁72が第1位置72a、第1切換弁71Lが第1位置71L1、第1切換弁71Rが第1位置71R1である場合に、走行切換弁34は第1状態になり、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)の回転速度を第1速度にする。第2切換弁72が第2位置72b、第1切換弁71Lが第2位置71L2、第1切換弁71Rが第2位置71R2である場合に、走行切換弁34は第2状態になり、走行モータ(左
走行モータ36L、右走行モータ36R)の回転速度を第2速度にする。
したがって、走行切換弁34によって、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を低速側である第1速度と、高速側である第2速度とに切り換えることができる。
操作装置(走行操作装置)54は、走行操作部材59を操作したときに、走行ポンプ(左走行ポンプ53L、右走行ポンプ53R)の受圧部53a、53bに作動油を作用させる装置であり、走行ポンプの斜板の角度(斜板角度)を変更可能である。操作装置54は、走行操作部材59と、複数の操作弁55とを含んでいる。
走行操作部材59は、操作弁55に支持され、左右方向(機体幅方向)又は前後方向に揺動する操作レバーである。即ち、走行操作部材59は、中立位置Nを基準とすると、中立位置Nから右方及び左方に操作可能であると共に、中立位置Nから前方及び後方に操作可能である。言い換えれば、走行操作部材59は、中立位置Nを基準に少なくとも4方向に揺動することが可能である。尚、説明の便宜上、前方及び後方の双方向、即ち、前後方向のことを第1方向という。また、右方及び左方の双方向、即ち、左右方向(機体幅方向)のことを第2方向ということがある。
また、複数の操作弁55は、共通、即ち、1本の走行操作部材59によって操作される。複数の操作弁55は、走行操作部材59の揺動に基づいて作動する。複数の操作弁55には、吐出油路40が接続され、当該吐出油路40を介して、第1油圧ポンプP1からの作動油(パイロット油)が供給可能である。複数の操作弁55は、操作弁55A、操作弁55B、操作弁55C及び操作弁55Dである。
操作弁55Aは、前後方向(第1方向)のうち、走行操作部材59を前方(一方)に揺動した場合(前操作した場合)に、前操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。操作弁55Bは、前後方向(第1方向)のうち、走行操作部材59を後方(他方)に揺動した場合(後操作した場合)に、後操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。左右方向(第2方向)のうち、操作弁55Cは、走行操作部材59を右方(一方)に揺動した場合(右操作した場合)に、右操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。操作弁55Dは、左右方向(第2方向)のうち、走行操作部材59を、左方(他方)に揺動した場合(左操作した場合)に、左操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。
複数の操作弁55と、走行ポンプ(左走行ポンプ53L,右走行ポンプ53R)とは、走行油路45によって接続されている。言い換えれば、走行ポンプ(左走行ポンプ53L,右走行ポンプ53R)は、操作弁55(操作弁55A、操作弁55B、操作弁55C、操作弁55D)から出力した作動油によって作動可能な油圧機器である。
走行油路45は、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dと、第5走行油路45eとを有している。第1走行油路45aは、左走行ポンプ53Lの受圧部(第1受圧部)53aに接続された油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第1受圧部)53aに作用する作動油を通過させる油路である。第2走行油路45bは、左走行ポンプ53Lの受圧部(第2受圧部)53bに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第2受圧部)53bに作用する作動油を通過させる油路である。第3走行油路45cは、右走行ポンプ53Rの受圧部(第3受圧部)53aに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第3受圧部)53aに作用する作動油を通過させる油路である。第4走行油路45dは、右走行ポンプ53Rの受圧部(第4受圧部)53bに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第4受圧部)53bに作用する作動油を通過させる油路である。第5走行油路45eは、操作弁55、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dを接続する油路である。
走行操作部材59を前方(図1、図2では矢印A1方向)に揺動させると、操作弁55Aが操作されて該操作弁55Aからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1走行油路45aを介して左走行ポンプ53Lの受圧部53aに作用すると共に第3走行油路45cを介して右走行ポンプ53Rの受圧部53aに作用する。これにより、左走行
ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rが正転(前進回転)して作業機1が前方に直進する。
また、走行操作部材59を後方(図1、図2では矢示A2方向)に揺動させると、操作弁55Bが操作されて該操作弁55Bからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第2走行油路45bを介して左走行ポンプ53Lの受圧部53bに作用すると共に第4走行油路45dを介して右走行ポンプ53Rの受圧部53bに作用する。これにより、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rが逆転(後進回転)して作業機1が後方に直進する。
また、走行操作部材59を右方(図1、図2では矢示A3方向)に揺動させると、操作弁55Cが操作されて該操作弁55Cからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1走行油路45aを介して左走行ポンプ53Lの受圧部53aに作用すると共に第4走行油路45dを介して右走行ポンプ53Rの受圧部53bに作用する。これにより、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、左走行モータ36Lが正転し且つ右走行モータ36Rが逆転して作業機1が右側にスピンターン(超信地旋回)する。
また、走行操作部材59を左方(図1、図2では矢示A4方向)に揺動させると、操作弁55Dが操作されて該操作弁55Dからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は第3走行油路45cを介して右走行ポンプ53Rの受圧部53aに作用すると共に第2走行油路45bを介して左走行ポンプ53Lの受圧部53bに作用する。これにより、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、左走行モータ36Lが逆転し且つ右走行モータ36Rが正転して作業機1が左側にスピンターン(超信地旋回)する。
また、走行操作部材59を斜め方向(図2では矢示A5方向)に揺動させると、受圧部53aと受圧部53bとに作用するパイロット圧の差圧によって、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rの回転方向及び回転速度が決定され、作業機1が前進又は後進しながら右へ信地旋回又は左へ信地旋回する。
すなわち、走行操作部材59を左斜め前方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回し、走行操作部材59を右斜め前方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回し、走行操作部材59を左斜め後方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回し、走行操作部材59を右斜め後方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
図1に示すように、作業機1は、制御装置60を備えている。制御装置60は、作業機1の様々な制御を行うもので、CPU、MPU等の半導体、電気電子回路等から構成されている。制御装置60には、アクセル65と、モードスイッチ66と、速度切換スイッチ67、回転数検出装置68と、測定装置69と、設定スイッチ73とが接続されている。
モードスイッチ66は、自動減速を有効又は無効に切り換えるスイッチである。例えば、モードスイッチ66は、ON/OFFに切り換え可能なスイッチであり、ONである場合に自動減速を有効に切り換え、OFFである場合には自動減速を無効に切り換える。
速度切換スイッチ67は、運転席8の近傍に設けられ、運転者(オペレータ)が操作可能である。速度切換スイッチ67は、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第1速度及び第2速度のいずれかに手動で切り換えることができるスイッチである。例えば、速度切換スイッチ67は、第1速度側と第2速度側とに切り換えるシーソスイッチであり、第1速度側から第2速度側とに切り換える増速操作と、第2速度から第1速度に切り換える減速操作とを行うことができる。
回転数検出装置68は、回転数を検出するセンサ等で構成されていて、原動機32の回転数である原動機回転数を検出することができる。測定装置69は、第1リリーフ弁81a、第2リリーフ弁81b、第3リリーフ弁81c、第4リリーフ弁81dのそれぞれの圧力を検出するセンサである。設定スイッチ73は、取得モードと、走行モードとのいず
れかに切り換えるスイッチである。
制御装置60は、自動減速部61を備えている。自動減速部61は、制御装置60に設けられた電気電子回路等、当該制御装置60に格納されたプログラム等である。
自動減速部61は、走行モードで且つ自動減速が有効である場合には自動減速制御を行い、走行モードで且つ自動減速が無効である場合には自動減速制御を行わない。また、自動減速部61は、取得モードでも自動減速制御を行わない。
自動減速制御では、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)が第2速度である場合において所定の条件(自動減速条件)を満たしたときに、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第2速度から第1速度に自動的に切り換える。自動減速制御では、少なくとも走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)が第2速度である状況において、自動減速条件を満たすと、制御装置60は、第2切換弁72のソレノイドを消磁することで、当該第2切換弁72を第2位置72bから第1位置72aに切り換えることにより、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第2速度から第1速度に減速する。つまり、制御装置60は、自動減速制御において、自動減速を行う際は、左走行モータ36Lと右走行モータ36Rとの両方を、第2速度から第1速度に減速する。
なお、自動減速部61は、自動減速を行った後、復帰条件を満たすと、第2切換弁72のソレノイドを励磁することで、当該第2切換弁72を第1位置72aから第2位置72bに切り換えることにより、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第1速度から第2速度に増速、即ち、走行モータの速度を復帰させる。つまり、制御装置60は、第1速度から第2速度に復帰する場合は、左走行モータ36Lと右走行モータ36Rとの両方を、第1速度から第2速度に増速する。
制御装置60は、自動減速が無効である場合に、速度切換スイッチ67の操作に応じて、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第1速度及び第2速度のいずれかに切り換える手動切換制御を行う。手動切換制御では、速度切換スイッチ67が第1速度側に切り換えられた場合は、第2切換弁72のソレノイドを消磁することで、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第1速度にする。また、手動切換制御では、速度切換スイッチ67が第2速度側に切り換えられた場合は、第2切換弁72のソレノイドを消磁することで、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第2速度にする。
さて、制御装置60は、循環油路57h、57iの圧力に基づいて自動減速を行う。循環油路57h、57iには、複数の圧検出装置80が接続されている。複数の圧検出装置80は、第1圧力検出装置80a、第2圧力検出装置80b、第3圧力検出装置80c、第4圧力検出装置80dを含んでいる。第1圧力検出装置80aは、循環油路57hにおいて、左走行モータ36Lの第1ポートP11側に設けられ、第1ポートP11側の圧力を第1走行圧LF(t)として検出する。第2圧力検出装置80bは、循環油路57hにおいて、左走行モータ36Lの第2ポートP12側に設けられ、第2ポートP12側の圧力を第2走行圧LB(t)として検出する。第3圧力検出装置80cは、循環油路57iにおいて、右走行モータ36Rの第3ポートP13側に設けられ、第3ポートP13側の圧力を第3走行圧RF(t)として検出する。第4圧力検出装置80dは、循環油路57iにおいて、右走行モータ36Rの第4ポートP14側に設けられ、第4ポートP14側の圧力を第4走行圧RB(t)として検出する。
制御装置60(自動減速部61)は、第1圧力検出装置80aが検出した第1走行圧LF(t,rpm)、第2圧力検出装置80bが検出した第2走行圧LB(t,rpm)、第3圧力検出装置80cが検出した第3走行圧RF(t,rpm)、第4圧力検出装置80dが検出した第4走行圧RB(t,rpm)に基づいて、自動減速を行う。なお、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)で示された(t,rpm)は、ある時間tでの原動機の実回転数と紐づいた値であることを示している。
具体的には、自動減速部61は、式(1)に示すように、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)が原動機の回転
数に応じて定められた減速閾値ST(rpm)以上になった場合に、自動減速を行う。
Figure 2022033074000002
さて、制御装置60(自動減速部61)は、第1リリーフ弁81aの第1走行リリーフ圧w1、第2リリーフ弁81bの第2走行リリーフ圧w2、第3リリーフ弁81cの第3走行リリーフ圧w3、第4リリーフ弁81dの第4走行リリーフ圧w4に基づいて、減速閾値ST(rpm)を設定する。例えば、制御装置60(自動減速部61)は、第1走行リリーフ圧w1、第2走行リリーフ圧w2、第3走行リリーフ圧w3、第4走行リリーフ圧w4のそれぞれと補正係数η1により、減速閾値ST(rpm)を設定する。
具体的には、制御装置60(自動減速部61)は、取得モードになると、まず、原動機回転数を変更しながら、当該原動機回転数が所定回転数であるときの第1走行リリーフ圧w1、第2走行リリーフ圧w2、第3走行リリーフ圧w3、第4走行リリーフ圧w4を取得する。即ち、制御装置60(自動減速部61)は、原動機回転数に対応して定められた走行リリーフ圧(第1走行リリーフ圧w1、第2走行リリーフ圧w2、第3走行リリーフ圧w3、第4走行リリーフ圧w4)を取得する。そして、制御装置60(自動減速部61)は、原動機回転数に対応して定められた走行リリーフ圧に応じて、減速閾値ST(rpm)の設定を行う。なお、走行リリーフ圧とは、第1リリーフ弁81a、第2リリーフ弁81b、第3リリーフ弁81c、第4リリーフ弁81dが作動したときの作動油の圧力、又は、第1リリーフ弁81a、第2リリーフ弁81b、第3リリーフ弁81c、第4リリーフ弁81dが作動して安定したときの作動油の圧力である。
説明の便宜上、原動機回転数に対応して定められた第1走行リリーフ圧w1のことを第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2のことを第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3のことを第3走行リリーフ圧w3(rpm)、第4走行リリーフ圧w4のことを第4走行リリーフ圧w4(rpm)で表す。また、第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)及び第4走行リリーフ圧w4(rpm)によって設定された減速閾値STのことを減速閾値ST(rpm)で表す。減速閾値ST(rpm)の設定にあたって、制御装置60(自動減速部61)は、式(2)に示すように、第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)、第4走行リリーフ圧w4(rpm)を参照する。また、式(2)のη1は、補正係数である。式(2)に示すように、制御装置60(自動減速部61)は、第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)、第4走行リリーフ圧w4(rpm)のそれぞれに補正係数η1を乗算することにより、減速閾値ST(rpm)を設定する。
Figure 2022033074000003
より詳しくは、取得モードでは、制御装置60(自動減速部61)は、原動機回転数を所定回転数に設定する。測定装置69(図1参照)は、原動機回転数が所定回転数であるときの第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)及び第4走行リリーフ圧w4(rpm)を測定する。
なお、取得モードにおいては、作業機1において、少なくともアイドリングに対応する原動機回転数から、最大の原動機回転数の範囲で原動機回転数が変更され、当該原動機回転数が変更される毎に第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)及び第4走行リリーフ圧w4(rpm)の測定が行われる。取得モードでは、図3に示すように、原動機回転数に対応する第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)及び第4走行リリーフ圧w4(rpm)が記憶装置63に記憶される。即ち、記憶装置63には、第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)及び第4走行リリーフ圧w4(rpm)と原動機回転数とが関連付けられて記憶される。
さて、作業機1において走行等が行われる場合、即ち、走行モードである場合、制御装置60(自動減速部61)は、減速閾値ST(rpm)を作業機1の状態に応じて設定する。即ち、制御装置60(自動減速部61)は、原動機回転数に応じて補正係数η1を変更することによって、減速閾値ST(rpm)を設定(変更)する。
自動減速部61は、原動機回転数が大きくなるにつれて補正係数η1を大きく、原動機回転数が小さくなるにつれて補正係数η1を小さくする。或いは、自動減速部61は、原動機回転数が大きくなるにつれて補正係数η1を小さく、原動機回転数が小さくなるにつれて補正係数η1を大きくする。
制御装置60(自動減速部61)は、自動減速(第2速度→第1速度へ減速)している状態において、式(3)を満たすと、自動減速を停止、即ち、第1速度から第2速度に復帰する。即ち、制御装置60(自動減速部61)は、式(3)に示すように、第1走行圧LF(t,rpm)、第2走行圧LB(t,rpm)、第3走行圧RF(t,rpm)、第4走行圧RB(t,rpm)のいずれかが復帰閾値SE(rpm)未満になった場合に自動減速の復帰を行う。
Figure 2022033074000004
さて、制御装置60(自動減速部61)は、減速閾値ST(rpm)と同様に、第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)、第4走行リリーフ圧w4(rpm)に基づいて、復帰閾値SE(rpm)を設定する。例えば、制御装置60(自動減速部61)は、式(4a)に示すように、制御装置60(自動減速部61)は、第1走行リリーフ圧w1(rpm)、第2走行リリーフ圧w2(rpm)、第3走行リリーフ圧w3(rpm)、第4走行リリーフ圧w4(rpm)のそれぞれに補正係数η4を乗算することにより、復帰閾値SE(rpm)を設定する。
或いは、制御装置60(自動減速部61)は、式(4b)に示すように、復帰の基準値γ(rpm)と、補正閾値η4によって、復帰閾値SE(rpm)を設定する。
Figure 2022033074000005
制御装置60(自動減速部61)は、補正係数η4(rpm)を変更することで、復帰閾値SE(rpmを変更することができる。
作業機1は、機体2と、機体2に設けられた原動機32と、機体2の左側に設けられた左走行装置5Lと、機体2の右側に設けられた右走行装置5Rと、左走行装置5Lに動力を伝達可能で且つ第1速度と第1速度よりも速い第2速度とに切換可能な左走行モータ36Lと、右走行装置5Rに動力を伝達可能で且つ第1速度と第1速度よりも速い第2速度とに切換可能な右走行モータ36Rと、正転時に作動油を吐出する第1ポート82a及び逆転時に作動油を吐出する第2ポート82bを有する左走行ポンプ53Lと、正転時に作動油を吐出する第3ポート82c及び逆転時に作動油を吐出する第4ポート82dを有する右走行ポンプ53Rと、左走行ポンプ53Lの第1ポート82a及び第2ポート82bに接続され且つ左走行モータ36Lに接続される第1循環油路57hと、右走行ポンプ53Rの第3ポート82c及び第4ポート82dに接続され且つ右走行モータ36Rに接続される第2循環油路57iと、第1循環油路57hであって第1ポート82a側の油路に接続された第1リリーフ弁81aと、第1循環油路57hであって第2ポート82b側の油路に接続された第2リリーフ弁81bと、第2循環油路57iであって第3ポート82c側の油路に接続された第3リリーフ弁81cと、第2循環油路57iであって第4ポート82d側の油路に接続された第4リリーフ弁81dと、走行操作部材59を操作したときに、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rのいずれかに作動油を作用させる走行操作装置54と、走行操作装置54と左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rとを接続し且つ作動油が流れる走行油路45と、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rが第2速度である場合に第2速度から第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置60と、を備え、制御装置60は、第1リリーフ弁81aの第1走行リリーフ圧、第2リリーフ弁81bの第2走行リリーフ圧、第3リリーフ弁81cの第3走行リリーフ圧、第4リリーフ弁81dの第4走行リリーフ圧に基づいて自動減速を行うか否かの判断を行う減速閾値を設定する。
これによれば、減速閾値を求めるにあたって、走行ポンプ系のリリーフ弁の走行リリーフ圧(第1リリーフ弁81aの第1走行リリーフ圧、第2リリーフ弁81bの第2走行リリーフ圧、第3リリーフ弁81cの第3走行リリーフ圧、第4リリーフ弁81dの第4走行リリーフ圧)を用いていることから、リリーフ弁の走行リリーフ圧のバラツキがあったとしても、当該バラツキに対応した減速閾値を求めることができ、スムーズに自動減速を行うことができる。
作業機1は、第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧を取得する取得モードと、自動減速を可能にする走行モードとに切り換える設定スイッチ73を備え、制御装置60は、取得モードである場合には原動機の回転数を所定回転数に設定し、所定回転数であるときの第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ
圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧を取得し、走行モードである場合には取得モードで取得した第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧に基づいて減速閾値を設定する。
これによれば、取得モードにおいて、走行ポンプ系のリリーフ弁の走行リリーフ圧(第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧、第4走行リリーフ圧)を簡単に取得することができ、取得した走行リリーフ圧によって簡単に減速閾値を設定することができる。例えば、メンテナンス等を行うときに取得モードにすることによって、作業機1に搭載したリリーフ弁の走行リリーフ圧が取得できるため、
作業機1毎にリリーフ弁のバラツキがあったとしても、自動減速への影響を少なくすることができる。
制御装置60は、第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧と、補正係数とに基づいて、減速閾値を設定する。これによれば、走行ポンプ系のリリーフ弁を直接測定した値(第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧、第4走行リリーフ圧)を用いて簡単に減速閾値を設定することができる。
制御装置60は、原動機の回転数に応じて補正係数を変更する。これによれば、原動機の回転数、即ち、原動機の負荷に応じて、自動減速を行うことができる。
制御装置60は、原動機の回転数が大きくなるにつれて補正係数を大きく、原動機の回転数が小さくなるにつれて補正係数を小さくする。これによれば、原動機の回転数に対応した補正係数によって、簡単に減速閾値を変更することができる。
制御装置60は、原動機の回転数が大きくなるにつれて補正係数を小さく、原動機の回転数が小さくなるにつれて補正係数を大きくする。これによれば、原動機の回転数に対応した補正係数によって、簡単に減速閾値を変更することができる。
作業機1は、左走行モータ36Lの第1ポート側に設けられ且つ左走行モータ36Lの回転時の第1循環油路57hに作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置80aと、左走行モータ36Lの第2ポート側に設けられ且つ左走行モータ36Lの回転時の前記第1循環油路57hに作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置80bと、右走行モータ36Rの第3ポート側に設けられ且つ右走行モータ36Rの回転時の第2循環油路57iに作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置80bと、右走行モータ36Rの第4ポート側に設けられ且つ右走行モータ36Rの回転時の第2循環油路57iに作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置80dと、を備え、制御装置60は、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rが第2速度である場合において、第1走行油路45aの作動油の圧力である第1走行圧、第2走行油路45bの作動油の圧力である第2走行圧、第3走行油路45cの作動油の圧力である第3走行圧及び第4走行油路45dの作動油の圧力である第4走行圧のいずれかと、設定後の減速閾値とに基づいて自動減速を行う自動減速を行う。
これによれば、走行圧(第1走行圧、第2走行圧、第3走行圧、第4走行圧)と、減速閾値とによって、簡単に自動減速を行うことができる。
なお、上述したように、第2速度は、第1速度よりも速ければよいため、作業機は、変速段が2段に限定されず、多段(複数段)であっても適用が可能である。
上述した実施形態では、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rは、同時に第1速度、第2速度に切り換わり、自動減速も左走行モータ36L及び右走行モータ36Rに対して同時に行われる構成であったが、少なくとも左走行モータ36L及び右走行モータ36Rのいずれかが第1速度、第2速度に切り換わり、少なくとも左走行モータ36L及び右走行モータ36Rのいずれかが第2速度になっている状態で自動減速を行ってもよい。
また、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)は、アキシャルピストンモータであってもラジアルピストンモータであってもよい。走行モータがラジアルピストンモータ、ラジアルピストンモータのいずれであっても、モータ容量が大きくなることで第1速に切り換えることができ、モータ容量が小さくなることで第2速に切り換えるこ
とができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 :作業機
2 :機体
5L :左走行装置
5R :右走行装置
36L :左走行モータ
36R :右走行モータ
57h :第1循環油路(接続油路)
57i :第2循環油路(接続油路)
60 :制御装置
80a :第1圧力検出装置
80b :第2圧力検出装置
80c :第3圧力検出装置
80d :第4圧力検出装置
81a :第1リリーフ弁
81b :第2リリーフ弁
81c :第4リリーフ弁
81d :第4リリーフ弁

Claims (7)

  1. 機体と、
    前記機体に設けられた原動機と、
    前記機体の左側に設けられた左走行装置と、
    前記機体の右側に設けられた右走行装置と、
    前記左走行装置に動力を伝達可能で且つ第1速度と前記第1速度よりも速い第2速度とに切換可能な左走行モータと、
    前記右走行装置に動力を伝達可能で且つ第1速度と前記第1速度よりも速い第2速度とに切換可能な右走行モータと、
    正転時に作動油を吐出する第1ポート及び逆転時に作動油を吐出する第2ポートを有する左走行ポンプと、
    正転時に作動油を吐出する第3ポート及び逆転時に作動油を吐出する第4ポートを有する右走行ポンプと、
    前記左走行ポンプの前記第1ポート及び前記第2ポートに接続され且つ、前記左走行モータに接続される第1循環油路と、
    前記右走行ポンプの前記第3ポート及び前記第4ポートに接続され且つ、前記右走行モータに接続される第2循環油路と、
    前記第1循環油路であって前記第1ポート側の油路に接続された第1リリーフ弁と、
    前記第1循環油路であって前記第2ポート側の油路に接続された第2リリーフ弁と、
    前記第2循環油路であって前記第3ポート側の油路に接続された第3リリーフ弁と、
    前記第2循環油路であって前記第4ポート側の油路に接続された第4リリーフ弁と、
    走行操作部材を操作したときに、前記左走行ポンプ及び前記右走行ポンプのいずれかに作動油を作用させる走行操作装置と、
    前記走行操作装置と前記左走行ポンプ及び前記右走行ポンプとを接続し且つ前記作動油が流れる走行油路と、
    前記左走行モータ及び右走行モータが前記第2速度である場合に前記第2速度から前記第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記第1リリーフ弁の第1走行リリーフ圧、前記第2リリーフ弁の第2走行リリーフ圧、前記第3リリーフ弁の第3走行リリーフ圧、前記第4リリーフ弁の第4走行リリーフ圧に基づいて自動減速を行うか否かの判断を行う減速閾値を設定する作業機。
  2. 前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧を取得する取得モードと、自動減速を可能にする走行モードとに切り換える設定スイッチを備え、
    前記制御装置は、前記取得モードである場合には前記原動機の回転数を所定回転数に設定し、前記所定回転数であるときの前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧を取得し、前記走行モードである場合には前記取得モードで取得した前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧に基づいて前記減速閾値を設定する請求項1に記載の作業機。
  3. 前記制御装置は、前記第1走行リリーフ圧、第2走行リリーフ圧、第3走行リリーフ圧及び第4走行リリーフ圧と、補正係数とに基づいて、前記減速閾値を設定する請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記制御装置は、原動機の回転数に応じて前記補正係数を変更する請求項3に記載の作業機。
  5. 前記制御装置は、前記原動機の回転数が大きくなるにつれて前記補正係数を大きく、前記原動機の回転数が小さくなるにつれて前記補正係数を小さくする請求項4に記載の作業機。
  6. 前記制御装置は、前記原動機の回転数が大きくなるにつれて前記補正係数を小さく、前記原動機の回転数が小さくなるにつれて前記補正係数を大きくする請求項4に記載の作業機。
  7. 前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、
    前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、
    前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、
    前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記左走行モータ及び右走行モータが前記第2速度である場合において、前記第1走行圧、前記第2走行圧、前記第3走行圧、第4走行圧のいずれかと、前記設定後の減速閾値とに基づいて自動減速を行う自動減速を行う請求項1~6にいずれかに記載の作業機。
JP2020137171A 2020-08-15 2020-08-15 作業機 Active JP7317770B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020137171A JP7317770B2 (ja) 2020-08-15 2020-08-15 作業機
US17/388,719 US11846087B2 (en) 2020-08-15 2021-07-29 Working machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020137171A JP7317770B2 (ja) 2020-08-15 2020-08-15 作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022033074A true JP2022033074A (ja) 2022-02-28
JP7317770B2 JP7317770B2 (ja) 2023-07-31

Family

ID=80352020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020137171A Active JP7317770B2 (ja) 2020-08-15 2020-08-15 作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7317770B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022066395A (ja) * 2017-06-29 2022-04-28 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022066393A (ja) * 2017-06-29 2022-04-28 株式会社三洋物産 遊技機
US11814815B2 (en) 2020-08-15 2023-11-14 Kubota Corporation Working machine

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004369A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 コベルコ建機株式会社 油圧モータの制御装置
JP2020002991A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 株式会社クボタ 作業機の油圧システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004369A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 コベルコ建機株式会社 油圧モータの制御装置
JP2020002991A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 株式会社クボタ 作業機の油圧システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022066395A (ja) * 2017-06-29 2022-04-28 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022066393A (ja) * 2017-06-29 2022-04-28 株式会社三洋物産 遊技機
US11814815B2 (en) 2020-08-15 2023-11-14 Kubota Corporation Working machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP7317770B2 (ja) 2023-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7317770B2 (ja) 作業機
JP7451789B2 (ja) 作業機
JP7214591B2 (ja) 作業機
JP7387555B2 (ja) 作業機
JP6695792B2 (ja) 作業機の油圧システム
JP2022125729A (ja) 作業機
JP7413200B2 (ja) 作業機
JP7500502B2 (ja) 作業機
JP7478113B2 (ja) 作業機
JP7434103B2 (ja) 作業機
JP7459017B2 (ja) 作業機
JP7309566B2 (ja) 作業機
JP7434104B2 (ja) 作業機
JP7500495B2 (ja) 作業機
JP7301712B2 (ja) 作業機
JP7413201B2 (ja) 作業機
JP7478114B2 (ja) 作業機
JP7413204B2 (ja) 作業機
JP7399821B2 (ja) 作業機
JP7496798B2 (ja) 作業機
JP7500488B2 (ja) 作業機
JP7508410B2 (ja) 作業機
JP7413203B2 (ja) 作業機
JP7146665B2 (ja) 作業機
JP7155038B2 (ja) 作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7317770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150