JP7478114B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、作業機の走行に応じてスムーズに減速を行うことができる作業機を提供することを目的とする。
作業機は、作業機は、機体と、前記機体の左側に設けられた左走行装置と、前記機体の右側に設けられた右走行装置と、前記左走行装置に動力を伝達可能な左走行モータと、前記右走行装置に動力を伝達可能な右走行モータと、前記左走行モータの第1回転数を検出する第1回転検出装置と、前記右走行モータの第2回転数を検出する第2回転検出装置と、前記左走行モータに作動油を供給する左走行ポンプと、前記右走行モータに作動油を供給する右走行ポンプと、前記左走行モータ及び前記右走行モータに供給される前記作動油の圧力を検出する圧力検出装置と、前記左走行ポンプ及び前記右走行ポンプのうち少なくとも一方の操作を行う走行操作装置と、前記機体が直進し且つ前記第1回転数及び前記第2回転数が高速側の第2速度である場合に、前記圧力検出装置により検出された前記作動油の圧力を所定の直進閾値と比較し、当該比較した結果に基づいて前記第2速度から低速側の前記第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第1回転数又は前記第2回転数に基づいて前記直進閾値を設定する。
作業機は、前記左走行ポンプと前記左走行モータとを接続する第1循環油路と、前記右走行ポンプと前記右走行モータとを接続する第2循環油路と、前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、を備え、前記制御装置は、前記機体が直進であって前進する場合は、前記第1走行圧と前記第3走行圧との両方が前記直進閾値以上である時間が第1判定時間以上であるときに、前記自動減速を行う。
前記制御装置は、前記機体が直進であって前進する場合は、前記第1走行圧から前記第2走行圧を減算した第1差圧と、前記第3走行圧から前記第4走行圧を減算した第3差圧との両方が前記直進閾値以上である時間が第2判定時間以上であるときに、前記自動減速を行う。
前記制御装置は、前記走行操作装置に含まれる走行操作部材が前記機体を前進させる方向に操作され且つ、前記左走行モータ及び前記右走行モータが前記機体の後進に対応する方向に回転している場合、前記自動減速を行わない。
前記制御装置は、前記第1回転数が、前記第1速度に設定された場合の前記左走行モータの回転可能な第1最大回転数以上である場合、又は、前記第2回転数が、前記第1速度に設定された場合の前記右走行モータの回転可能な第2最大回転数以上である場合、前記自動減速を行わない。
図12は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図12では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸16(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸17(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸17は、第1枢支軸16の下方に設けられている。
左側のブーム10の前部には、接続部材50が設けられている。接続部材50は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材50の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
一対の走行装置5L、5Rのうち、走行装置5Lは機体2の左側に設けられ、走行装置5Rは機体2の右側に設けられている。一対の走行装置5L、5Rは、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を有する車輪型の走行装置を採用してもよい。以下、説明の便宜上、走行装置5Lのことを左走行装置5L、走行装置5Rのことを右走行装置5Rということがある。
次に、作業機の油圧システムについて説明する。
図1に示すように、作業機の油圧システムは、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2とを備えている。第1油圧ポンプP1は、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク22に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第1油圧ポンプP1は、主に制御に用いる作動油を吐出する。説明の便宜上、作動油を貯留するタンク22のことを作動油タンクということがある。また、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油のうち、制御用として用いられる作動油のことをパイロット油、パイロット油の圧力のことをパイロット圧ということがある。
左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rには、第1油圧ポンプP1からの作動油(パイロット油)の圧力(パイロット圧)が作用する受圧部53aと受圧部53bとを有している、受圧部53a、53bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更される。斜版の角度を変更することによって、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの出力(作動油の吐出量)や作動油の吐出方向を変えることができる。
第1切換弁71Lは、左走行モータ36Lの斜板切換シリンダ37Lに油路を介して接続されていて、第1位置71L1及び第2位置71L2に切り換わる二位置切換弁である。第1切換弁71Lは、第1位置71L1である場合、斜板切換シリンダ37Lを収縮し、第2位置71L2である場合、斜板切換シリンダ37Lを伸長する。
第2切換弁72は、第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを切り換える電磁弁であって、励磁により第1位置72aと第2位置72bとに切り換え可能な二位置切換弁である。第2切換弁72、第1切換弁71L及び第1切換弁71Rは、油路41により接続されている。第2切換弁72は、第1位置72aである場合に第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを第1位置71L1、71R1に切り換え、第2位置72bである場合に第1切換弁71L及び第1切換弁71Rを第2位置71L2、71R2に切り換える。
走行油路45は、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dと、第5走行油路45eとを有している。第1走行油路45aは、左走行ポンプ53Lの受圧部(第1受圧部)53aに接続された油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第1受圧部)53aに作用する作動油を通過させる油路である。第2走行油路45bは、左走行ポンプ53Lの受圧部(第2受圧部)53bに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第2受圧部)53bに作用する作動油を通過させる油路である。第3走行油路45cは、右走行ポンプ53Rの受圧部(第3受圧部)53aに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第3受圧部)53aに作用する作動油を通過させる油路である。第4走行油路45dは、右走行ポンプ53Rの受圧部(第4受圧部)53bに接続され油路であり、走行操作部材59を操作したときに受圧部(第4受圧部)53bに作用する作動油を通過させる油路である。第5走行油路45eは、操作弁55、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dを接続する油路である。
走行操作部材59を前方(図1、図2では矢印A1方向)に揺動させると、操作弁55Aが操作されて該操作弁55Aからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1走行油路45aを介して左走行ポンプ53Lの受圧部53aに作用すると共に第3走行油路45cを介して右走行ポンプ53Rの受圧部53aに作用する。これにより、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rが正転(前進回転)して作業機1が前方に直進する。
すなわち、走行操作部材59を左斜め前方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回し、走行操作部材59を右斜め前方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回し、走行操作部材59を左斜め後方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回し、走行操作部材59を右斜め後方に揺動操作すると該走行操作部材59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
モードスイッチ66は、自動減速を有効又は無効に切り換えるスイッチである。例えば、モードスイッチ66は、ON/OFFに切り換え可能なスイッチであり、ONである場合に自動減速を有効に切り換え、OFFである場合には自動減速を無効に切り換える。
自動減速部61は、自動減速が有効である場合には自動減速制御を行い、自動減速が無効である場合には自動減速制御を行わない。
自動減速制御では、走行モータ36L、36Rの回転数が第2速度に設定されている場合において、所定の条件(自動減速条件)が満たされたときに、走行モータ36L、36Rの回転数を第2速度から第1速度に自動的に切り換える。自動減速制御では、少なくとも走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)が第2速度である状況において、自動減速条件を満たすと、制御装置60は、第2切換弁72のソレノイドを消磁することで、当該第2切換弁72を第2位置72bから第1位置72aに切り換えることにより、走行モータ(左走行モータ36L、右走行モータ36R)を第2速度から第1速度に減速する。つまり、制御装置60は、自動減速制御において、自動減速を行う際は、左走行モータ36Lと右走行モータ36Rとの両方の回転数を、第2速度から第1速度に減速する。
制御装置60は、走行モータ36L、36Rが第2速度に設定され且つ機体2(又は左走行装置5L及び右走行装置5R)が左方向へ信地旋回する場合、右側の右走行モータ36Rに対応する第3走行圧V3と第4走行圧V4を参照し、第3走行圧V3又は第4走行圧V4が第1左閾値ST1L以上であれば、自動減速を行う。また、制御装置60は、走行モータ36L、36Rが第2速度に設定され且つ機体2(又は走行装置5L、5R)が右方向へ信地旋回する場合、左走行モータ36Lに対応する第1走行圧V1と第2走行圧V2を参照し、第1走行圧V1又は第2走行圧V2が第1右閾値ST1R以上であれば、自動減速を行う。
上述した実施形態では、制御装置60は、機体2等が左方向へ信地旋回する場合、第3走行圧V3又は第4走行圧V4が第1左閾値ST1L以上であれば、自動減速を行うか否かを判断し、機体2等が右方向へ信地旋回する場合、第1走行圧V1又は第2走行圧V2が第1右閾値ST1R以上であれば、自動減速を行うか否かを判断している。然るに、これらに代えて、次のように走行圧V1~V4の有効な走行圧に基づいて、制御装置60が自動減速を行うか否かを判断してもよい。
図3は、左閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L)と第2回転数RMRPMとの関係を示している。なお、図3は説明の便宜上、第2回転数RMRPMに対して、第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2Lの2つの左閾値を示しているが、制御装置60は、第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2Lのどちらか一方を設定すればよい。
図3に示すように、制御装置60は、左閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L)を、第2回転数RMRPMが低くなるにつれて低く設定し、第2回転数RMRPMが高くなるにつれて高く設定する。図3に示すように、制御装置60は、第2回転数RMRPMと左閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L)との関係を示すラインL1、L2に、第2回転検出装置68bによって検出した第2回転数RMRPMを適用することにより、左閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L)を設定してもよい。或いは、第2回転数RMRPMと第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2Lとの関係を示す式(図3のラインL1、L2を表す1次関数式)又はテーブル等の制御データを予め記憶部63に記憶しておき、制御装置60が当該制御データから、第2回転検出装置68bによって検出した第2回転数RMRPMに対応する第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2Lを抽出することで、左閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L)を設定してもよい。
図4に示すように、制御装置60は、右閾値(第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2R)を、第1回転数LMRPMが低くなるにつれて低く設定し、第1回転数LMRPMが高くなるにつれて高く設定する。図4に示すように、制御装置60は、第1回転数LMRPMと右閾値(第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2R)との関係を示すラインL3、L4に、第1回転検出装置68aによって検出した第1回転数LMRPMを適用することにより、右閾値(第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2R)を設定してもよい。或いは、第1回転数LMRPMと、第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2Rとの関係を示す式(図4のラインL3、L4を表す1次関数式)又はテーブル等の制御データを予め記憶部63に記憶しておき、制御装置60が当該制御データから、第1回転検出装置68aによって検出した第1回転数LMRPMに対応する第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2Rを抽出することで、右閾値(第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2R)を設定してもよい。
また、上述した実施形態では、図3,4に示すように、回転数LMRPM、RMRPMに基づいて左右の閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L、第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2R)を設定していたが、各回転数LMRPM、RMRPMが所定の閾値M30以上であるとき、即ち、走行モータ36L、36Rの回転数が最大回転数から閾値M30の速度域にあるときは、自動減速を行わないようにしてもよい。なお、説明の便宜上、第1回転数LMRPM、第2回転数RMRPMにおける左閾値(第1左閾値ST1L、第2左閾値ST2L)、右閾値(第1右閾値ST1R、第2右閾値ST2R)の設定は、閾値M30以下で行っている(ラインL1、L2が閾値M30までになっている)が、左閾値及び右閾値の演算は、閾値M30以上で行っても問題はない。
或いは、制御装置60は、走行モータ36L、36Rの回転数が第2速度に設定され且つ機体2等が左方向又は右方向へ超信地旋回する場合、第1差圧ΔV1、第2差圧ΔV2、第3差圧ΔV3、及び第4差圧ΔV4のいずれかが第2超信地閾値ST2P以上であれば、自動減速を行う。ここで、超信地旋回する場合とは、走行操作部材59が超信地旋回に対応する方向に操作されたとき、或いは、機体2が超信地旋回する挙動を示したときである。
或いは、制御装置60は、走行モータ36L、36Rの回転数が第2速度に設定され且つ機体2等が直進であって前進する場合は、第1差圧ΔV1及び第3差圧ΔV3のいずれかが第2直進閾値SF2S以上であるとき、自動減速を行う。
また、制御装置60は、走行操作部材59の操作が信地旋回側から直進側に向かって変化したときも、直進閾値SF1S、SF2Sによって自動減速を行うか否かを判断する。なお、走行操作部材59における直進の操作は、図2に示したように、前方側及び後方側にそれぞれ走行操作部材59を傾けたときであり、走行操作部材59の操作方向は、斜めであったとしても、直進として許容される所定範囲内であれば、直進の操作に含まれる。
図5に示すように、制御装置60は、直進閾値(第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2S)を、回転差ΔMPが大きくなるにつれて高く設定し、回転差ΔMPが小さくなるにつれて低く設定する。図5に示すように、制御装置60は、第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2Sと回転差ΔMPとの関係を示すラインL5、L6に、演算した回転差ΔMPを適用することにより、第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2Sを設定してもよい。或いは、回転差ΔMPと第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2Sとの関係を示す式(図5のラインL5、L6を表す1次関数式)又はテーブル等の制御データを予め記憶部63に記憶しておき、制御装置60が当該制御データから、演算した回転差ΔMPに対応する第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2Sを抽出することで、第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2Sを設定してもよい。
詳しくは、制御装置60は、前進時は、第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMとを参照して、回転差ΔMPを演算し、演算した回転差ΔMPに基づいて、第1直進閾値SF1Sの設定を行う。第1直進閾値SF1Sの設定後、制御装置60は、第1走行圧V1又は第3走行圧V3が第1直進閾値SF1S以上である場合には、自動減速を行う。或いは、制御装置60は、前進時は、回転差ΔMPを演算し、演算した回転差ΔMPに基づいて、第2直進閾値SF2Sの設定を行う。第2直進閾値SF2Sの設定後、制御装置60は、第1差圧ΔV1又は第3差圧ΔV3が第2直進閾値SF2S以上である場合には、自動減速を行う。
図6Aは、直進閾値(第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2S)と回転比率差ΔDPとの関係を示している。なお、図6は説明の便宜上、回転比率差ΔDPに対して、第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sの2つの直進閾値を示しているが、制御装置60は、第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sのどちらか一方を設定すればよい。
詳しくは、制御装置60は、前進時は、第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMとを参照して、回転比率の差ΔDPを演算し、演算した回転比率の差ΔDPに基づいて、第1直進閾値SF1Sの設定を行う。第1直進閾値SF1Sの設定後、制御装置60は、第1走行圧V1又は第3走行圧V3が第1直進閾値SF1S以上である場合には、自動減速を行う。或いは、制御装置60は、前進時は、回転比率の差ΔDPを演算し、演算した回転比率の差ΔDPに基づいて、第2直進閾値SF2Sの設定を行う。第2直進閾値SF2Sの設定後、制御装置60は、第1差圧ΔV1又は第3差圧ΔV3が第2直進閾値SF2S以上である場合には、自動減速を行う。
図6Bに示すように、制御装置60は、回転比率ΔDQが小さくなるにつれて直進閾値(第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2S)を高く設定し、回転比率ΔDQが大きくなるにつれて直進閾値を低く設定する。図6Bに示すように、制御装置60は、直進閾値(第1直進閾値SF1S、第2直進閾値SF2S)と回転比率ΔDQとの関係を示すラインL9、L10に、演算した回転比率ΔDQを適用することにより、第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sを設定してもよい。或いは、回転比率ΔDQと各直進閾値SF1S、SF2Sとの関係を示す式(図6BのラインL9、L10を表す1次関数式)又はテーブル等の制御データを予め記憶部63に記憶しておき、制御装置60が当該制御データから、演算した回転比率ΔDQに対応する第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sを抽出することで、第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sを設定してもよい。
詳しくは、制御装置60は、前進時は、第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMとを参照して、回転比率ΔDQを演算し、演算した回転比率ΔDQに基づいて、第1直進閾値SF1Sの設定を行う。第1直進閾値SF1Sの設定後、制御装置60は、第1走行圧V1又は第3走行圧V3が第1直進閾値SF1S以上である場合、自動減速を行う。
上述した実施形態では、回転差ΔMP又は回転比率差ΔDPに基づいて、第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sを求めていたが、これに代えて、第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMに基づいて、第1直進閾値SF1Sと第2直進閾値SF2Sを求めてもよい。
制御装置60は、前進時は、第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMに基づいて、第1直進閾値SF1Sを設定する。このとき、例えば制御装置60は、第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMのうちの低い方の回転数又は第1回転数LMRPMと第2回転数RMRPMの平均値などに基づいて、第1直進閾値SF1Sを設定する。
第2直進閾値SF2Sの設定後、制御装置60は、第1差圧ΔV1と第3差圧ΔV3との両方が継続して第2直進閾値SF2S以上である場合、自動減速を行う。より詳しくは、制御装置60は、第1差圧ΔV1と第3差圧ΔV3との両方が第2直進閾値SF2S以上である時間(経過時間)の長さが第2判定時間以上であるときに、自動減速を行う。また、制御装置60は、第1回転数LMRPM、第2回転数RMRPMが大きくなるに連れて第2判定時間を短く設定し、第1回転数LMRPM、第2回転数RMRPMが小さくなるに連れて第2判定時間を長く設定する。
また、制御装置60は、左走行モータ36Lの第1回転数LMRPMが所定回転数以上、又は、右走行モータ36Rの第2回転数RMRPMが所定回転以上である場合、自動減速を行わない。例えば、制御装置60は、左走行モータ36Lの第1回転数LMRPMが、第1速度に設定された場合の左走行モータ36Lの回転可能な最大回転数(第1最大回転数)以上である場合、自動減速を行わない。また、制御装置60は、右走行モータ36Rの第2回転数RMRPMが、第1速度に設定された場合の右走行モータ36Rの回転可能な最大回転数(第2最大回転数)以上である場合、自動減速を行わない。これによれば、第1回転数LMRPM及び第2回転数RMRPMが高い領域にあるときに、自動減速を行わず、作業性を向上させることができる。
図8に示す例では、走行操作装置54は、電磁比例弁から構成された操作弁55a、55b、55c、55dを備えている。制御装置60には、左右方向(機体幅方向)又は前後方向に揺動する操作部材59の操作量及び操作方向を検出する操作検出センサ161が接続されている。制御装置60は、操作検出センサ161が検出した操作部材59の操作量及び操作方向に基づいて、操作弁55a、55b、55c、55dを制御する。
また 制御装置60は、操作部材59が後方(図2のA2方向)に操作されると、操作弁55b及び操作弁55dに制御信号を出力して、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rの斜板を逆転(後進)の方向に揺動させる。これにより、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rが逆転可能となる。
さらに、制御装置60は、操作部材59が左方(図2のA3方向)に操作されると、操作弁55b及び操作弁55cに制御信号を出力して、第1走行ポンプ53Lの斜板を逆転の方向に揺動させ、第2走行ポンプ53Rの斜板を正転の方向に揺動させる。これにより、第1走行ポンプ53Lが逆転可能となり、第2走行ポンプ53Rが正転可能となる。
また、制御装置60が操作弁155L及び操作弁155Rに制御信号を出力して、操作弁155L及び操作弁155Rを第2位置159bに切り換える。これにより、、第1走行ポンプ53L及び第2操作ポンプ53Rの斜板が逆転の方向に揺動し、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rが逆転可能となる。
上述した実施形態において、制御装置60は、所定の復帰条件を満たすと、走行モータ36L、36Rの回転数を第1速度から第2速度に復帰(増速)させている。より詳しくは、制御装置60は、図3~図7に示したラインL1~L12と同様のラインであって、復帰用の閾値(第1左閾値、第2左閾値、第1右閾値、第2右閾値、第1直進閾値、第2直進閾値)を求めるためのラインL1’~L12’を表す式又はテーブル等の制御データを内部メモリに記憶している。当該ラインL1’~L12’の切片(縦軸との交点)は、対応するラインL1~L12の切片よりも小さく設定されている。
以上の実施形態によれば、作業機1は以下のような構成と効果を奏する。
制御装置60は、左走行モータ36Lの第1回転数LMRPMと右走行モータ36Rの第2回転数RMRPMのうち、高い(速い)方の回転数に応じて超信地閾値(第1超信地閾値ST1P、第2超信地閾値ST2P)を設定する。これによれば、作業機1で超信地旋回を行う場合に、走行モータ36L、36Rの回転数LMRPM、RMRPMのうち、速い方の回転数に応じて設定された超信地閾値を用いて、自動減速を行うか否かを適正に判断することができる。そして、必要なタイミングでスムーズに自動減速を行うことが可能となる。
制御装置60は、機体2が直進であって前進する場合、第1走行圧V1から第2走行圧V2を減算した第1差圧ΔV1、及び第3走行圧V3から第4走行圧V4を減算した第3差圧ΔV3のいずれかが、直進閾値(第2直進閾値SF2S)以上であるときに、自動減速を行う。これによれば、機体2が前進したときは、左走行モータ36Lに対応する有効の走行圧(第1差圧ΔV1)と、右走行モータ36Rに対応する有効の走行圧(第3差圧ΔV3)とによって、直進閾値(第2直進閾値SF2S)以上であるときに、自動減速を行うことができる。
これによれば、作業機1が安定に直進したが前進したときに、左走行モータ36Lに対応する走行圧(第1走行圧V1)及び右走行モータ36Rに対応する走行圧(第3走行圧V3)が直進閾値(第1直進閾値SF1S)以上となる時間が第1判定時間以上継続したときに、自動減速を行うことができる。つまり、第1走行圧V1と第3走行圧V3が直進閾値(第1直進閾値SF1S)以上となる状態が、第1判定時間以上継続したときに、自動減速を行うことができる。
制御装置60は、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが大きくなるに連れて第1判定時間を短く設定し、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが小さくなるに連れて第1判定時間を長く設定する。これによれば、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが小さくて、作業機1の車速(走行速度)が遅いときは、第1判定時間が長く設定されるため、車速が遅い状態が長く続いたときにだけ、自動減速を行うことができる。一方で、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが大きくて、作業機1の車速(走行速度)が速いときは、第1判定時間が短く設定されるため、素早く自動減速を行うことができる。
制御装置60は、機体2が直進であって前進する場合、第1走行圧V1から第2走行圧V2を減算した第1差圧ΔV1と、第3走行圧V3から第4走行圧V4を減算した第3差圧ΔV3との両方が直進閾値(第2直進閾値SF2S)以上である時間が第2判定時間以上であるときに、自動減速を行う。これによれば、機体2が前進したときに、左走行モータ36Lに対応する有効の走行圧(第1差圧ΔV1)及び右走行モータ36Rに対応する有効の走行圧(第3差圧ΔV3)が直進閾値(第2直進閾値SF2S)以上である時間が第2判定時間以上継続したときに、自動減速を行うことができる。つまり、有効の走行圧である第1差圧ΔV1と第3差圧ΔV3が直進閾値(第2直進閾値SF2S)以上である状態が第2判定時間以上継続したときに、自動減速を行うことができる。
制御装置60は、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが大きくなるに連れて第2判定時間を短く設定し、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが小さくなるに連れて第2判定時間を長く設定する。これによれば、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが小さくて、作業機1の車速(走行速度)が遅いときは、第2判定時間が長く設定されるため、車速が遅い状態が長く続いたときにだけ、自動減速を行うことができる。一方で、第1回転数LMRPM又は第2回転数RMRPMが大きくて、作業機1の車速が速いときは、第2判定時間が短く設定されるため、素早く自動減速を行うことができる。
制御装置60は、左走行モータ36Lの第1回転数LMRPMが、第1速度に設定された場合の左走行モータ36Lの回転可能な第1最大回転数以上である場合、又は、右走行モータ36Rの第2回転数RMRPMが、第1速度に設定された場合の右走行モータ36Rの回転可能な第2最大回転数以上である場合、自動減速を行わない。これによれば、例えば、左走行モータ36Lの回転数が第2速度に設定されている状態で、作業機1が坂道を登るように走行している場合に、走行モータ36L、36Rの回転数が高ければ、自動減速が行われないので、作業機1の走行性を低下させることなく、作業機1を走行させることができる。
作業機1は、機体2と、機体2の左側に設けられた左走行装置5Lと、機体2の右側に設けられた右走行装置5Rと、左走行装置5Lに動力を伝達可能な左走行モータ36Lと、右走行装置5Rに動力を伝達可能な右走行モータ36Rと、左走行モータ36Lの第1回転数LMRPMを検出する第1回転検出装置68aと、右走行モータ36Rの第2回転数RMRPMを検出する第2回転検出装置68bと、左走行モータ36Lに作動油を供給する左走行ポンプ53Lと、右走行モータ36Rに作動油を供給する右走行ポンプ53Rと、左走行ポンプ53L及び右走行ポンプ53Rのうち少なくとも一方の操作を行う走行操作装置54と、第1回転数LMRPM及び第2回転数RMRPMが高速側の第2速度である場合に、当該第2速度から低速側の第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置60と、を備え、制御装置60は、走行操作装置54に含まれる走行操作部材59が機体2を前進させる方向に操作され且つ、左走行モータ36L及び右走行モータ36Rが機体2の後進に対応する方向に回転している場合、自動減速を行わない。これによれば、機体2が後進している状態から走行操作部材59を、瞬時に前進側に操作した場合に、自動減速が行われず、作業機1を安定に後進させ続けることができる。
他の例として、所定時間における各走行モータ36L、36Rの回転数の変化の割合(微分値)、又は所定時間における各走行モータ36L、36Rの回転数の平均値を、制御装置60が走行モータ36L、36Rの回転数変化量として演算した後適用してもよい。
2 :機体
5L :左走行装置
5R :右走行装置
36L :左走行モータ
36R :右走行モータ
53L :左走行ポンプ
53R :右走行ポンプ
54 :操作装置(走行操作装置)
57h :循環油路(第1循環油路)
57i :循環油路(第2循環油路)
60 :制御装置
68a :第1回転検出装置
68b :第2回転検出装置
80a :第1圧力検出装置
80b :第2圧力検出装置
80c :第3圧力検出装置
80d :第4圧力検出装置
Claims (10)
- 機体と、
前記機体の左側に設けられた左走行装置と、
前記機体の右側に設けられた右走行装置と、
前記左走行装置に動力を伝達可能な左走行モータと、
前記右走行装置に動力を伝達可能な右走行モータと、
前記左走行モータの第1回転数を検出する第1回転検出装置と、
前記右走行モータの第2回転数を検出する第2回転検出装置と、
前記左走行モータに作動油を供給する左走行ポンプと、
前記右走行モータに作動油を供給する右走行ポンプと、
前記左走行モータ及び前記右走行モータに供給される前記作動油の圧力を検出する圧力検出装置と、
前記左走行ポンプ及び前記右走行ポンプのうち少なくとも一方の操作を行う走行操作装置と、
前記機体が直進し且つ前記第1回転数及び前記第2回転数が高速側の第2速度である場合に、前記圧力検出装置により検出された前記作動油の圧力を所定の直進閾値と比較し、当該比較した結果に基づいて前記第2速度から低速側の第1速度に自動的に減速する自動減速を行う制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記第1回転数又は前記第2回転数に基づいて前記直進閾値を設定する作業機。 - 前記制御装置は、前記第1回転数又は第2回転数が大きくなるに連れて前記直進閾値を高く設定し、前記第1回転数又は第2回転数が小さくなるに連れて前記直進閾値を低く設定する請求項1に記載の作業機。
- 前記左走行ポンプと前記左走行モータとを接続する第1循環油路と、
前記右走行ポンプと前記右走行モータとを接続する第2循環油路と、
前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、
前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、
前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、
前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記機体が直進であって前進する場合、前記第1走行圧と前記第3走行圧との両方が前記直進閾値以上である時間が第1判定時間以上であるときに、前記自動減速を行う請求項1又は2に記載の作業機。 - 前記制御装置は、前記第1回転数又は第2回転数が大きくなるに連れて前記第1判定時間を短く設定し、前記第1回転数又は第2回転数が小さくなるに連れて前記第1判定時間を長く設定する請求項3に記載の作業機。
- 前記左走行ポンプと前記左走行モータとを接続する第1循環油路と、
前記右走行ポンプと前記右走行モータとを接続する第2循環油路と、
前記左走行モータの第1ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第1走行圧として検出する第1圧力検出装置と、
前記左走行モータの第2ポート側に設けられ且つ前記左走行モータの回転時の前記第1循環油路に作用する作動油の圧力を第2走行圧として検出する第2圧力検出装置と、
前記右走行モータの第3ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第3走行圧として検出する第3圧力検出装置と、
前記右走行モータの第4ポート側に設けられ且つ前記右走行モータの回転時の前記第2循環油路に作用する作動油の圧力を第4走行圧として検出する第4圧力検出装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記機体が直進であって前進する場合、前記第1走行圧から前記第2走行圧を減算した第1差圧と、前記第3走行圧から前記第4走行圧を減算した第3差圧との両方が前記直進閾値以上である時間が第2判定時間以上であるときに、前記自動減速を行う請求項1又は2に記載の作業機。 - 前記制御装置は、前記第1回転数又は第2回転数が大きくなるに連れて前記第2判定時間を短く設定し、前記第1回転数又は第2回転数が小さくなるに連れて前記第2判定時間を長く設定する請求項5に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記走行操作装置に含まれる走行操作部材が前記機体を前進させる方向に操作され且つ、前記左走行モータ及び前記右走行モータが前記機体の後進に対応する方向に回転している場合、前記自動減速を行わない請求項1~6のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記第1回転数又は前記第2回転数が所定回転以上である場合、前記自動減速を行わない請求項1~7のいずれか1項に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記左走行モータの前記第1回転数が、前記第1速度に設定された場合の前記左走行モータの回転可能な第1最大回転数以上である場合、又は、前記右走行モータの前記第2回転数が、前記第1速度に設定された場合の前記右走行モータの回転可能な第2最大回転数以上である場合、前記自動減速を行わない請求項8に記載の作業機。
- 前記制御装置は、前記走行操作装置に含まれる走行操作部材が前記機体を直進させる方向に操作された場合、前記直進閾値を設定する請求項1~9のいずれか1項に記載の作業
機。
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