JP2022031736A5 - 殺菌効果を有する材料の製造方法、殺菌効果を有する材料及び殺菌効果を有する材料を有する製品 - Google Patents

殺菌効果を有する材料の製造方法、殺菌効果を有する材料及び殺菌効果を有する材料を有する製品 Download PDF

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本発明は、紙、織物、樹脂、金属、セラミックス、複合物といった基材の表面に設けることにより、例えば細菌、ウィルス、アレルゲン、真菌、臭気物質又は有害物質等に対して、光の照射がなくても長期間、継続的に光の照射下で有する効果と同様の効果を奏することができ、しかも短時間で効果を奏することができる剤を含む殺菌効果を有する材料、殺菌効果を有する材料の製造方法、及び殺菌効果を有する材料を有する製品に関する。
係る態様の光の照射がなくても光の照射下で有する効果と同様の効果を有する剤においては、複合粒子中の銀粒子の含有割合は酸化チタン又は酸化タングステン粒子100質量部に対して0.1~5.0質量部であり、前記選択された少なくとも一種の材料の含有割合は酸化チタン又は酸化タングステン粒子100質量部に対して0.2~7質量部であることが好ましい。
また、本発明の剤は、紙に付着させることで、食品保存、フィルター、医療用材料、医療製品、図12に示す壁紙15、障子紙、襖紙、図12に示す家具16の外装材等といった材料、製品用の様々な包装紙、鞄等の住宅用材料として有用である。加えて、樹脂に付着させることで、装飾フィルム、保護フィルム、食品包装フィルムといった種々のフィルム、カテーテル、内視鏡、バルーン、計器のボタンといった医療の領域用の樹脂製品、図12に示すパーソナルコンピューター30、図12に示す電話器17、図12に示すジェットタオル(登録商標)18、遊具等といった製品、図12に示す手すり19、図12に示す天井材28等といった住宅用資材等に有用であり、さらに、これらの製品を製造するのに必要な材料としても同様に有用である。また紙、織布ないし不織布の原料に含まれる糊剤(集束剤)としても有用である。
本発明の剤は、布(織物材料)及び織布に付着させることによって、図12に示す布21、図12に示す食品用資材、農業用資材、医療用資材、図12に示す絆創膏22、ガーゼ、包帯、図12に示す白衣23、ユニフォーム、図12に示すフェイスマスク24、図12のカーテン25、図12に示すベッドシーツ、布団カバー、毛布カバー、枕カバー等、多種のカバー(シートカバー、フロアクッションカバー等)、テーブルクロス、カーペット26、タオル、ハンカチーフ等の製品に有用である。また、図12に示す空気清浄機及びその空気清浄フィルター27や図12に示す水清浄機及びその水清浄フィルター29の材料としても使用できる。また、本発明の剤は、図12に示すエアコン31及び車両32にも使用できる。例えば、エアコン31のフィルター、車両32のエアコン、シート、シートカバー、内装等にも使用できる。さらに、建物及びその他の構造物の塗装用、多種の製品の塗装用、船、橋、桟橋(橋脚)等への低汚染塗料の添加用に、フジツボ、サーピュラ、イガイ属等といった水生動物を追い払う(忌避する)ため等に使用することができる。藻類の発生防止用にも使用することができる。
また、図20に示されているスクリーン印刷法による繊維製品の原反に本発明の剤と所定の軟水とを付着させるための連続式加工装置90では、折り畳まれて供給された未処理の原反91はローラー92を経てスクリーン印刷装置93の台94上を通されている。このスクリーン印刷装置93は底部に所定のパターンが形成されたスクリーンマスクが配置されているおり、その上部に本発明の剤と所定の軟水との混合溶液95が貯留されている。未処理の原反91はスクリーン印刷装置93の台94とスクリーンマスクとの間を通されている。ここで使用する本発明の剤と所定の軟水との混合溶液95中には所定の色素(顔料又は染料)を混入しておくことができる。
連続式加工装置90では、未処理の原反は断続的に移動される。スクリーン印刷装置93の台94上で静止された未処理の原反は、スクリーン印刷装置93によって台94とスクリーンマスクとによって挟まれた状態となり、この状態でスキージ96が駆動されて未処理の原反上に所定のパターンで本発明の剤と所定の軟水との混合溶液95によって印刷される。この操作は、通常のスクリーン印刷の場合と同様である。
スクリーン印刷装置93で本発明の剤と所定の軟水との混合溶液95が所定のパターンで印刷された原反は、断続的に乾燥・熱処理部97内を通されて本発明の剤が原反の内部ないし表面に定着される。これにより、所定のパターンに殺菌性が付与された処理後の原反98は、所定の形状に折りたたまれ、あるいは、図示省略したが、ローラーによってロール状に巻き取られる。この連続式加工装置90では、本発明の剤と所定の軟水との混合溶液95中に所定の色素を混入しておくことにより、未処理の原反に殺菌性だけでなく所定のパターンの模様を形成することができるので、未処理の原反として無地のものを用いると有用である。
11…ハンドクリーム 12…飲料水
13…タイル 14…加湿器
15…壁紙 16…家具
17…電話器 18…ジェットタオル(登録商標)
21…布 22…絆創膏
23…白衣 24…フェイスマスク
25…カーテン 26…カーペット
27…空気清浄フィルター 28…天井材
29…水清浄フィルター 30…パーソナルコンピューター
31…エアコン 32…車両
40…加工装置 41…ドラム
42…混合溶液 43…加工前の衣服
44…乾燥装置 45…加工後の衣服
50…ドラム式洗濯機 51…タンク
51a…(タンクの)開口 52、71…水供給管路
53…排水管路 54、63…三方向弁
55…混合溶液供給管路 56…送液ポンプ
57…排液流路 58、66、68…ストップバルブ
59、67、69…ドレイン管路 60…排液トレイ
61…ストレーナ 62…還流ポンプ
64…還流流路 65、70…容器
80…連続式加工装置 81…未処理の原反
82…ローラー 83…ディッピング槽
84…混合溶液 85…搾りローラー
86…乾燥・熱処理部 87…処理後の原反
90…連続式加工装置 91…未処理の原反
92…ローラー 93…スクリーン印刷装置
94…台 95…混合溶液
96…スキージ 97…乾燥・熱処理部
98…処理後の原反

Claims (5)

  1. 金属粒子と、酸化チタン又は酸化タングステン粒子とを含む複合粒子を有し、前記金属粒子が、金、銀、プラチナ、銅、又は、それらの混合物から選択されたものである剤を含む、殺菌効果を有する材料の製造方法であって、
    前記複合粒子を硬度60PPM以下の軟水の存在下で、少なくとも織布、不織布又は紙の少なくとも1つを含む繊維に吸着ないし付着させ、
    前記複合粒子の前記繊維への吸着ないし付着は、前記複合粒子と前記軟水とを含む混合溶液を前記織布、前記不織布又は前記紙に吸収させることにより行われ、
    前記複合粒子を前記繊維に吸着ないし付着させた後、前記複合粒子を定着させることで殺菌効果を有する材料を製造することを特徴とする、製造方法。
  2. 請求項1の製造方法により製造された、殺菌効果を有する材料。
  3. 請求項2に記載の殺菌効果を有する材料を有する、製品。
  4. 前記製品が、加湿器、空気清浄機、フィルター又はハンドドライヤーから選択されたものである、請求項3に記載の製品。
  5. 金、銀、プラチナ、銅、又は、それらの混合物から選択された金属粒子と、酸化チタン又は酸化タングステン粒子と、が結合している複合粒子が、織布、不織布又は紙の少なくとも1つを含む繊維に吸着ないし付着されている、殺菌効果を有する材料であって、
    前記繊維に吸着ないし付着された前記複合粒子は、前記複合粒子と硬度60PPM以下の軟水とを含む混合溶液から前記織布、前記不織布又は前記紙に吸収された複合粒子である、殺菌効果を有する材料。
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