JP2002339241A - 繊維製インテリア用品 - Google Patents

繊維製インテリア用品

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JP2002339241A
JP2002339241A JP2001142753A JP2001142753A JP2002339241A JP 2002339241 A JP2002339241 A JP 2002339241A JP 2001142753 A JP2001142753 A JP 2001142753A JP 2001142753 A JP2001142753 A JP 2001142753A JP 2002339241 A JP2002339241 A JP 2002339241A
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fiber
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JP2001142753A
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Takeshi Irisa
剛 入佐
Naoaki Ito
直明 伊藤
Koichi Saito
公一 齋藤
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、必要なときに強力なマイナスイオン
を発生する繊維製インテリア用品を提供せんとするもの
である。 【解決手段】本発明の繊維製インテリア用品は、摩擦ま
たは振動の少なくとも一つを伴う繰り返し応力が50P
a以上である状況下において、繊維構造物の表面からの
距離が10cm内において、空気中の負帯電分子の数を
200個/cc以上増加させることができる繊維構造物
からなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維製インテリア
用品に関する。繊維製インテリア用品として必要とされ
るとき強力なマイナスイオンを発生し、難燃性、耐光
性、防汚性、消臭性、抗菌性、撥水性、防黴性、防ダニ
性にも優れることを特徴とする。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化や酸性雨などの環境問
題が大きく取り上げられている。その中で特に、都会に
おける日常生活の中で排気ガスなどによる空気中のプラ
スイオンが増大し、マイナスイオンが少なくなり、我々
の体や環境に悪影響を及ぼしていると言われている。プ
ラスイオンがマイナスイオンに比べ増大すると、酸化腐
敗、体内異常、老化が進むといわれ、いま我々の体や環
境、植物、水までが弱酸性化している。そこで、不足し
ているマイナスイオンを作り出し、中性に還元していく
のがマイナスイオン効果である。マイナスイオンは自然
界で水分の多い森林や滝壺、海岸線などに多く発生し、
人々の心を安らげる癒し効果を発揮している。
【0003】このようなマイナスイオンを放出ものとし
て、これまでトルマリン鉱石が見出されている。このト
ルマリンは別名電気石と呼ばれ、永久自発電気分極をし
ている物質であるが、外部からの応力でマイナスイオン
を発生する。例えば特公平6−104926号公報に
は、微粒子化したトルマリンを有機繊維に固着若しくは
含有させたエレクトレット繊維が提案されている。
【0004】しかし、元来、静置した状態のトルマリン
自体が発するマイナスイオンは微弱であり、また、必要
なときに、随時強力なマイナスイオンを発生させるため
の素材は皆無であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、必要なときに、随時強力なマイナス
イオンを発生する繊維製インテリア用品を提供せんとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の繊維製インテリア用品は、摩擦
または振動の少なくとも一つを伴う繰り返し応力が50
Pa以上である状況下において、繊維構造物の表面から
の距離が10cm内において、空気中の負帯電分子の数
を200個/cc以上増加させることができる繊維構造
物からなることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】マイナスイオンが、人を癒す効果
を有することは、自然界で水分の多い森林や滝壺、海岸
線などで、人が癒されることから明らかである。そこ
で、本発明は、かかる癒し効果を、通常の繊維構造物に
よって達成できないかを鋭意検討したものである。
【0008】通常のマイナスイオンを発生する繊維製品
において静置状態では、マイナスイオンの発生が非常に
弱い。いかにしてマイナスイオンの発生を増大させるか
鋭意検討した結果、本発明者は、摩擦または振動の少な
くとも一つを伴う繰り返し応力が存在する用途にこそ、
常時強力なマイナスイオンの発生が得られることを見出
した。
【0009】この場合、より強い摩擦や振動を伴うこと
が望ましいが、実際の生活において起こりうる摩擦にお
ける必要条件は、製品の表面荒さにもよるが、動摩擦に
おいて、好ましくは50Pa以上である。また、摩擦の
内容は特に限定されないが、例を挙げると、皮膚と繊維
構造物との摩擦も好ましいし、衣服と繊維製インテリア
用品の様に、繊維構造物と繊維構造物も好ましい。ま
た、一つの繊維構造物内における経緯の糸同志の摩擦も
好ましく、一つの糸内における単糸同志の摩擦も好まし
い、とりわけ静摩擦係数を大きくするために表面荒さの
大きな異形断面の単糸よりなる繊維構造物において、該
繊維構造物同志の摩擦がマイナスイオン発生には好まし
い結果を与える。
【0010】さらに、振動については高周波数域と低周
波数域のどちらでも良いが、振幅が大きく振動数が大き
いことがマイナスイオン発生に良い結果を与えることか
ら、振幅が0.1mm以上でかつ2Hz以上が好まし
く、振幅が1mm以上でかつ振動数3Hz以上さらには
振幅が2mm以上振動数が5Hz以上がより好ましい。
これはカーテンなどの場合、風による揺らめき程度でも
よい。
【0011】また、本発明は十分な効果を発揮するため
には繰り返し応力が必須であり、その値は50pa以上
であることがより好ましい。
【0012】このような条件を満たす用途として、カー
テン類、カーペット類、繊維製ブラインド、繊維製ソフ
ァ類、椅子の布張り類、照明の傘類、テーブルクロス類
などの繊維製インテリア用品があることを究明したもの
である。
【0013】本発明で定義する繊維製インテリア用品と
は、カーテン類、カーペット類のみを意味するものでは
なく、むしろ、マイナスイオンの発生条件である摩擦お
よび振動の少なくとも一つを伴う繰り返し応力が、50
Pa以上の条件を実現する状態で、使用もしくは固定さ
れている繊維構造物からなる繊維製インテリア用品であ
ることを意味するものである。例えば、カーテン類、繊
維製ブラインド類のどの各種遮光インテリア用品におい
ては、風による揺らぎは常時存在するし、開け閉めなど
は1日1回は必ず行うことであり、それに起因する振動
および応力が必ず存在する。カーペット類、繊維製ソフ
ァ類、椅子の布張りなどは、立ったり、座ったり、寝返
りをうったりなどの際、体重移動により応力が加わる。
その他テーブルクロス類についても、ものがおかれてい
ることによる応力など、人間が生活するまわりのインテ
リア用品については絶えず何らかの摩擦および振動の少
なくとも一つを伴う繰り返し応力が働いているため、本
発明を実施することでマイナスイオン発生による、癒し
効果が間違いなく期待できる。また、本発明は、マイナ
スイオン発生のみならずインテリア用品としての要求特
性である、難燃性、耐光性、防汚性、消臭性、抗菌性、
撥水性、防黴性、防ダニ性効果を兼ね揃えているため、
機能面においても、使用する人間に対して、満足感およ
び安らぎのある空間を提供することができるものであ
る。
【0014】本発明の負帯電分子とは、広義のマイナス
イオンを示すものである。狭義のマイナスイオンは、マ
イナスに帯電した空気中の分子を指すものであるが、本
発明では、摩擦や振動によって起きる静電気が、揮発性
高い分子に帯電し、その結果、空気中に放出された場合
なども、広義のマイナスイオンとしてとらえて、これら
を含むものとする。
【0015】かかるマイナスイオンは、本発明では、次
の方法により測定したものを指すものと定義する。 <マイナスイオンの測定> 装置:AIR ION COUNTER(USA製) 測定条件:室温 20±1℃、湿度 50±3%、室内広さ 3×5×5m 測定時間 5分、 吸引量 60L/分 サンプルサイズ 20×20cm 評価内容:測定時間5分間。
【0016】マイナスイオンおよびプラスイオンの平均
発生量を測定する。
【0017】測定手順として、 (1) 20×20cmの評価対象布を3回重ね織りし、
2.5cm× 20cmにする。
【0018】(2) (1)を経たサンプルの両端から7cm
の部分を両手で持ってAIRIONCOUNTERの測
定部から10cm以内の距離に移動する。
【0019】(3) 両手使ってサンプルの中央を中心に
足が自転車のペダルを踏む がごとくぐるぐると回す。
【0020】(4) 上記測定手順(1)〜(3)を3回繰り返
し、平均値を発生イオン量とする(単位は個/CC)。
【0021】(5) (3)の条件下において、生地の表面荒
さに起因するが摩擦は動摩擦において50Pa以上であ
り、繰り返し応力は50Pa以上となる。
【0022】かかるマイナスイオンを発生させるものと
して竹の乾燥粉末または桐の乾燥粉末が好ましく使用さ
れる。これは竹や桐に含まれる香り成分が非常にマイナ
スに分極しやすい事が判明したためである。これらが種
々の加工により繊維に含有または付着され、摩擦や振動
や熱を加えることにより揮発し結果的にはマイナスイオ
ンを放出することになる。また、竹や桐に限らず木材は
炭化させることでマイナスイオン発生することがすでに
数多く確認されているが、炭化させる前の木材は吸湿
性、抗菌性、消臭性が非常に優れた天然機能性物質であ
り、マイナスイオン発生を重視するために、これら優れ
た機能を炭化のため減退消失してしまうことは非常に問
題である。そのため、優れた吸湿性、抗菌性、消臭性を
兼ね揃えつつ、マイナスイオンをも発生させる天然機能
性物質を得るためには、マイナスに分極しやすい揮発性
分を有する竹や木材、なかでもとりわけ真竹や桐を凍結
乾燥後粉砕することで得られることが判明した。かかる
粉末において、微粒子化の際、微粒子の径は繊維に練り
込みなどで含有させる場合には10μm未満が好まし
く、より好ましくは1μm以下が良い。繊維に付着させ
る場合には、0.1μm以上100μm未満が好まし
い。
【0023】また、別のマイナスイオンを発生させる粉
末として、茶葉の乾燥粉末が好ましく使用される。これ
は、緑茶の香り成分が非常にマイナスに分極しやすい事
が判明した。これらが種々の加工により繊維に含有また
は付着し、摩擦や振動や熱を加えることにより揮発し結
果的にはマイナスイオンを放出することになる。ここ
で、マイナスに分極しやすい揮発成分を用いればどんな
物でも同様の効果が期待できるが、日本人が古来より愛
飲している緑茶の香りを用いることは精神的な効果をも
期待できより好ましい。
【0024】また、さらに別のマイナスイオンを発生さ
せる粉末として、トルマリン粉末が好ましく使用され
る。これは、外部からの応力により、無機の多孔物質等
のマイナスイオン発生物質を含む部材に歪みが生じ、結
晶構造内での分極が生じマイナスイオンが発生する。
【0025】本発明においては、いわゆる電気石と呼ば
れるトルマリン鉱石が好ましく使用される。
【0026】かかるトルマリン鉱石粉末においては、繊
維への加工の場合は、微粒子の形態を有し、粒径が0.
1μmから50μmのもの、さらには0.1μmから
1.0μmのものが、加工する際、概微粒子がバインダ
ーを主成分とする液状の様態をとる場合に分散性の点で
好ましい。また、その構成成分としては非常に多くの元
素から成り立つが、Mg、Fe、Li、Al、Na、
B、Si、K、Ca、Mn、O、Hが含まれていること
が望ましい。
【0027】また、さらに別のマイナスイオンを発生さ
せる粉末として、平均細孔半径20nm以上の細孔を有
し、かつ比表面積が20m2/g以上の無機の多孔質物
を好ましく用いることができる。細孔半径が大きくなる
と、それだけ空隙が増して一般的には比表面積も大きく
なる。細孔半径、比表面積が大きいことは、それだけ気
体(空気)または液体(水)との接触面積が増えること
で活性が高まることを意味する。本発明においては、そ
の意味から、平均細孔半径20nm以上の細孔を有し、
かつ比表面積が20m2/g以上のものが好ましく用い
られる。平均細孔半径は、無機物中に入った空気などの
気体や、水などの液体をスムーズに通過させ、マイナス
イオンの発生や、遠赤外線の放射や、臭い成分の吸着な
どの活性を高めるためには大きい方がいいという点か
ら、好ましくは20nm以上であり、より好ましくは3
0nm以上である。また、比表面積は、大きいほど空隙
があることになり、細孔半径と同様に気体や液体との接
触性が向上するという点から、20m2/g以上であ
り、好ましくは30m2/g以上である。ここで、平均
細孔半径は、カルロエルバ2200型の装置を用い水銀
圧入法細孔分布測定(PD)方法に従い測定する。ま
た、比表面積は、QUANTA CHROME社製QU
ANTA SORB OS−8の装置を用い比表面積測
定方法に従い測定する。
【0028】無機多孔質物の素材としては、無機物であ
ればよく、例えば、多孔質泥、粘土、ケイソウ土、竹
炭、木炭、ヤシガラ活性炭、石炭系活性炭、ゼオライ
ト、パーライト等が挙げられる。中でも、天然無機物の
多孔質泥が好ましく用いられ、主に数千年前に、海中や
湖中の各種ネクトン(殻、魚類)、プランクトン(微生
物)、藻類などが地殻変動で埋没、堆積したと推定され
る泥で、特定の地域に分布しているものが好ましく用い
られる。例えば福島県東白川郡棚倉町や滋賀県甲賀郡信
楽町の山中の断層に含まれている。これらの泥には、二
酸化ケイ素と酸化アルミニウムとが含まれていることが
多く、特に、二酸化ケイ素を40重量%以上、酸化アル
ミニウムを7重量%以上含む場合、天然物として多孔質
構造になりやすいので特に好ましい。また、天然多孔質
泥は、35℃における遠赤外線の放射が認められ、好ま
しく使用される。
【0029】かかる無機多孔質物が焼成してなるものも
本発明においては好ましく用いられる。焼成のときに多
孔質物にガラス粉末と粘土質粉末を混練させて所定形状
に焼結成形させる方法がセラミック化に好ましい。この
時の焼成温度は微細多孔質になりやすい1000〜15
00℃が好ましい。
【0030】また人工的に無機多孔質物を得ることも可
能である。この際、二酸化ケイ素を15重量%以上、酸
化亜鉛または酸化ジルコニウムまたはアナターゼ型の酸
化チタンの少なくとも1つ以上が85重量%以上の複合
酸化物が好ましく、左記の複合酸化物としては日本触媒
(株)のSX−T1が好適に用いることができる。
【0031】また、上記の天然および人工の多孔質物の
形態としては、特に限定はしないが、原糸練り込みの場
合は製糸性の安定のために粒子状が好ましく、後加工付
与の場合は繊維製インテリア用品としての風合いや、バ
インダーを介し付与するということ、また、分散性にも
優れる必要があることからも、やはり粒子状のものが好
ましく用いられる。さらに、水等への分散性の点で、そ
の平均粒子径は0.01〜5μmであることが好まし
い。また、分散安定剤として無機分散剤または有機分散
剤を該多孔質物に対して0.05〜20重量%の割合で
使用することが好ましい。また、多孔質物を微粒子化す
るためには、乾式粉砕器、湿式粉砕器等を使用すること
ができる。
【0032】本発明において、マイナスイオンを発生さ
せる粉末としては、竹の乾燥粉末、桐の乾燥粉末、茶葉
の乾燥粉末、トルマリン鉱石粉末、および、平均細孔半
径20nm以上の細孔を有し、かつ、比表面積20m2/g
以上である無機の多孔物質粉末の5種の粉末の少なくと
も1種以上を使用することができるが、これらは、それ
ぞれ単独にまたは複数種混ぜて使うこともできる。複数
種混ぜて使う場合には、無機系粉末の発するマイナスイ
オンと有機系粉末の発する芳香性のあるマイナスイオン
および抗菌性の相乗効果が期待できるので好ましい。
【0033】本発明においてマイナスイオンを発する物
質を合成繊維単糸内に練り込む場合には製糸性やコスト
の観点から、繊維重量に対して、0.1重量%以上20
重量%未満が好ましいが0.1重量%以上10重量%未
満がより好ましい。
【0034】本発明において、繊維製インテリア用品
は、合成繊維、天然繊維などからなる繊維構造物を使用
することができ、特に限定されないが、好ましくはポリ
エステル系繊維を50重量%以上含む繊維から構成され
ているものである。ここでポリエステル系繊維として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサ
メチレンテレフタレートなどが好ましく使用される。ま
た、かかるポリエステル系繊維を構成するポリエステル
としては、第3成分を共重合したものも使用することが
でき、かかる第3成分としては、イソフタル酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸、メトオキシポリオキシエ
チレングリコールなどを共重合させたものが好ましく使
用される。本発明の機能性は、ポリエステル系繊維を5
0重量%以上、より好ましくは70%以上、さらに好ま
しくは100%含有した繊維を用いて繊維構造物が構成
されている場合に優れた効果を示す。
【0035】なお、本発明においては、かかる繊維構造
物としては、ポリエステル系繊維の他に、たとえばポリ
アミド、ポリアクリル等の合成繊維、アセテート、レー
ヨン等の半合成繊維、羊毛、絹、木綿、麻等の天然繊維
が含まれていてもよい。
【0036】本発明でいう繊維製インテリア用品とは、
布帛状物はもちろん、帯状物、紐状物、糸状物など、繊
維から構成されるものを含むものである。構造、形状は
いかなるものであってもさしつかえないが、好ましくは
合成繊維を主体とした布帛状のもの、すなわち織物、編
物、不織布がよく、複合材料であってもよい。
【0037】本発明において、バインダーとは、マイナ
スイオンを発する物質を繊維製インテリア用品に付着さ
せる役目の樹脂で、特に限定はしないが風合いや、洗濯
耐久性などからして一般に繊維加工用の樹脂ならば限定
しない。一例として、アクリル系、ポリウレタン系、シ
リコーン系、フッ素系、メラミン系、グリオキザール系
樹脂などを用いればよい。詳しくはマイナスイオンを発
する物質の水分散液とバインダー水溶液を混合し加工液
とする。この加工液に繊維布帛を含浸させた後、マング
ルロールなどで一定量に絞り、ドライーキュア工程を経
るか、あるいは、この加工液を適当な粘度に調整して、
ナイフコータやグラビアロールコータ、捺染などで塗布
した後、200℃以下の温度で固着させる。この際、生
地表面の表面粗度を向上させ静摩擦係数を高めるため
に、捺染時のプリント柄を帯状にして、プリント柄の幅
長さの1倍以上の間隔で帯状のプリントをすることはマ
イナスイオンの発生条件上好ましい。
【0038】上記の示した後加工の場合、マイナスイオ
ンを発する物質の繊維重量に対する付着量は風合いの点
から、0.1重量%以上30重量%未満が好ましい。
【0039】本発明において、バッキング剤としては目
的である繊維と基布の接着が出来ればどんなものでも構
わないがアクリルアミン系の糊材が好適に用いられる。
この場合、マイナスイオンを発する無機系および有機系
乾燥粉末の付着量は風合いを損ねない限り多量に使用で
きるため、繊維重量に対して0.1重量%以上50重量
%未満が好ましい。
【0040】また、本発明において、繊維製インテリア
用品の要求特性を追加付与し、より好適なインテリア用
品とすることが好ましい。詳しくは難燃性、耐光性、防
汚性、消臭性、抗菌性、撥水性、防黴性、防ダニ性など
組み合わせることが好ましい。この際、各種薬剤付着量
は風合いおよびコストの観点から繊維重量に対して0.
1重量%以上30重量%未満が好ましい。
【0041】難燃性付与については、LOI値が30以
上であることが望ましく、LOI値を満たすことが出き
ればハロゲン系難燃剤、非ハロゲン系難燃剤のどちらで
もかまわないが、薬剤のコストを考慮するとハロゲン系
の方が望ましい。また、その付与方法は特に限定されな
いが、後加工において処理する場合が圧倒的に原糸練り
込みの場合に比べてコスト的に有利であり、望ましい。
【0042】耐候性付与については、下記に示すJIS
L 0842の評価において耐光性が4級以上であるこ
とが望ましく、耐光4級以上を満たせる薬剤であるなら
ば特に限定されない。また、その付与方法においても特
に限定されないが、薬剤としてはオキサゾール系蛍光増
白剤を用いる場合は後加工方法が望ましい。
【0043】防汚性付与については、繊維製建装品は基
本的に洗濯を多用する物ではないため、その要求特性が
高い。薬剤としては、防汚性の程度を示す△L値が小さ
いほど良く、フッ素系やオルガノシリケート系等、目的
を達成する薬剤であれば特に限定されないが、後加工に
おいて付与する場合、フッ素系防汚剤がコスト、工程安
定性の面で優れているので良い。
【0044】消臭性付与については、物理吸着系、中和
系、酸化分解系、マスキング系のいずれの消臭機構をも
採用することが出きる。しかしながら、自動車内のタバ
コ臭さについての要求は非常に高い。タバコ臭さを消臭
するために本発明で用いられる無機の多孔質物や、桐、
竹、緑茶などのマスキング効果を組み合わせることで優
れた消臭効果が期待できる。また、酸化分解系の光触媒
を併用することでその消臭効果は恒久的なものになるた
め望ましい。
【0045】抗菌性付与については、無機系抗菌剤並び
にピリジン系や第4級アンモニウム塩系の有機系抗菌剤
を用いることができる。中でも特に2−ピリジンチオー
ル−1−オキシド亜鉛、2−クロロ−4−トリクロロメ
チル−6−(2−フリルメトキシ)ピリジン、2−クロ
ロ−6−トリクロロメチルピリジン、2−ピリジンチオ
ール−1−オキシドナトリウム、1,4−(1−ジヨー
ドメチルスルフォニル)ベンゼン、10,10’−オキ
シビスフェノキシアルシン、6−(2−チオフェンカル
ボニル)−1H−2−ベンズイミダゾールカルバミン酸
メチル、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン
−3−オン、などが好ましく用いられる。
【0046】撥水性付与については、フッ素系撥水剤や
シリコン系撥水剤などが好ましく用いられる。フッ素系
撥水剤としては、たとえばポリペンタデカフルオロオク
チルアクリレート、ポリトリフルオロエチルアクリレー
ト、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレ
ンなどの撥水撥油剤と使用されるものが好ましく使用さ
れる。シリコン系撥水剤としては、たとえばジメチルポ
リシロキサン、ジメチルポリシロキサンの分子末端ある
いは側鎖に水酸基、アミノ基、エポキシ基またはポリエ
ーテル基などを導入した変性ポリシロキサン化合物など
の撥水剤、柔軟剤、および平滑剤として使用されるもの
が好ましく使用される。
【0047】防黴性付与については、たとえば24,
4’−トリクロロ−2’−ハイドロキシジフェニルエー
テル、5−クロロ−2(24−ジクロロフェノキシ)フ
ェノール、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタ
ルイミド、N−ジメチル−N’−フェニル(N1−フル
オロジクロロメチルチオ)スルフィミド、1,6−ジ
(4−クロロフェニルジグアジニド)ヘキサン、2−
(4−チアゾリル)ベンズイニダゾール、2−メトキシ
カルボニルアミノベンズイミダゾール、2−(チオシア
ネートメチルチオ)ベンゾチアゾール、ジヨードメチル
−P−トリスルフォン、N−トリクロロメチルチオ−4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド、2−
メトキシカルボニルアミノ−5−オクチルスルフォニル
ベンズイミダゾール、テトラクロロイソフタロニトリ
ル、4−クロロフェニル−3−ヨードプロパギルホリマ
ール、ジンク−2−ピリジンチオール−1−オキシド、
2−メチルカルボニルベンズイミダゾールなどが好まし
く使用される。
【0048】防ダニ性付与については、ピレスロイド系
化合物とエポキシ変性シリコンオイルからなるものが好
ましい。ピレスロイド系化合物としては、フェノトリン
(d−シス菊酸の3−フェノキシベンジルエステルとd
−トランス菊酸の3−フェノキシベンジルエステルとの
2:8の混合物)、合成ピレトリン、アレクトリン、フ
ラルトリン、バルトリン、ジメトリン、および天然ピレ
トリンなどを使用することができる。なお、ピレスロイ
ド系化合物の共力剤として一般に知られているピペロニ
ルブトキサイド、ピペロニルサイクロネン、プロピルア
イソーム、スルホオキサイド、サフロキサン、トロピタ
ル、セゾキサン、サイネピリン類などを併用することに
より、防ダニ効果を高めることができ好ましい。エポキ
シ変性シリコーンオイルとしては、反応性の官能基であ
るエポキシ基と親水性基であるポリオキシアルキレン基
とを有する変性シリコーンが好ましい。かかるエポキシ
基とポリオキシアルキレン基とを有する変性シリコーン
オイルにおいて、自己乳化型のエポキシ変性シリコーン
オイルが特に好ましい。
【0049】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中の%および部とは、断らない限
り重量基準である。また、実施例中での品質評価は次の
方法に従った。 <平均細孔半径の測定> 水銀圧入法細孔分布測定(PD) 装置:カルロエルバ2200型 SEMによる拡大写真撮影 <比表面積の測定> 装置:QUANTA CHROME社製 QUANTA
SORB OS−8 測定条件:DET−1点法、流通法、TDC検出 前処理:N2 下 250℃×15分 <遠赤外線の測定> 装置:フーリエ変換型赤外線分光光度計(FTIR)
機種 JIR-E500 測定条件:分解能 1/16cm。積算回数 200回。
検知器 MCT。
【0050】測定温度:35℃ 評価:黒体に対する平均放射率(%) <マイナスイオンの測定> 装置:AIR ION COUNTER(USA製) 測定条件:室温 20±1℃、湿度 50±3%、室内広さ 3×5×5m 測定時間 5分、 吸引量 60L/分 サンプルサイズ 20×20cm 評価内容:測定時間5分間。
【0051】マイナスイオンおよびプラスイオンの平均
発生量を測定する。
【0052】測定手順として、 (1) 20×20cmの評価対象布を3回重ね織りし、
2.5cm× 20cmにする。
【0053】(2) (1)を経たサンプルの両端から7cm
の部分を両手で持ってAIRIONCOUNTERの測
定部から10cm以内の距離に移動する。
【0054】(3) 両手使ってサンプルの中央を中心に
足が自転車のペダルを踏む がごとくぐるぐると回す。
【0055】(4) 上記測定手順(1)〜(3)を3回繰り返
し、平均値を発生イオン量とする(単位は個/CC)。
【0056】(5) (3)の条件下において、生地の表面荒
さに起因するが摩擦は動摩擦において50Pa以上であ
り、繰り返し応力は50Pa以上となる。 <皮膚表面温度の測定> 装置:サーモグラフィ AV10 TV−200 「感度:0.01℃ 範囲:−20〜200℃」 サンプル:本発明の加工布、未加工布を用い各々肌着を
作製。
【0057】測定室内条件: 室温21.5±0.5
℃、湿度65±1%。
【0058】測定方法:被験者を、測定室内で上半身裸
で1時間の間椅子に腰掛けさせて室内環境に順化させ
る。その後、被験者の上半身に肌着を着用させ、30分
間腰掛けて安静状態を保たせ、30分経過後肌着を脱が
せ、同じように安静状態にした。肌着着用直前と肌着脱
衣後10分経過後について、サーモグラフィで背中の5
個所の部分の皮膚温度を測定した。この時の被験者は5
人とした。評価:各々計測点5個所の平均温度を計算
し、加工布、未加工布における着用前後における温度差
を出した。温度差は被験者5人の加工布−未加工布とし
た。 <難燃性>本発明品および本発明品を5回水洗濯、ドラ
イクリーニング5回したものについてJIS L 10
91 A−1法(ミクロバーナー法)、JIS L 1
091 D法(コイル法)にて評価した。
【0059】ミクロバーナー法では、1分間加熱、着炎
後3秒加熱ともに残炎が3秒以内、残じんが5秒以内、
炭化面積は、30cm2 以内のものを○とした。
【0060】コイル法においては、接炎回数が3回以上
であるものを○とした。 <防汚性> 手順1:ポリエチレン袋(20リットル)に100℃×
2時間乾燥させた表1に示す組成の汚染物0.2gとタ
テ10cm、ヨコ16cmのサンプルとICIピリング
用ゴム管を1本入れる。20℃×65%RHの空気で袋
を膨らませ(約10リットルにする)輪ゴムで止める。
【0061】
【表1】
【0062】手順2:手順1のポリエチレン袋をICI
試験器の箱の中にいれ、1時間回転させる。その後サン
プルを取り出す。 手順3:処理サンプルを標準洗濯条件で1回洗濯する。
手順1〜3をさらに2回繰り返す。 手順4:上記のとおり汚染剤付着・洗濯を3回繰り返し
たサンプルと未処理のサンプルのL値を測色計で測定
し、その差である△L値を計算する。 <耐光性>JIS L 0842に従って、63℃×1
60時間後、変退色用グレースケールで判定し、4級以
上のものを○、未満のものを×とした。 <検知管による消臭率評価>500mlのポリエチレン
製容器に10cm×10cmの加工布を入れ、初期濃度
が200ppmになるようにアンモニアガスを入れて密
閉し、30分間放置後、ガス検知管で残留アンモニアガ
ス濃度を測定した。なお、消臭率は下記式で算出した。 消臭率(%)=([初期濃度]−[30分後の残留濃
度])/[初期濃度]×100 <抗菌性>評価法は、統一試験法を採用し、試験菌体は
黄色ブドウ状球菌臨床分離株を用いた。試験方法は、滅
菌試験布に上記試験菌を注加し、18時間培養後の生菌
数を計測し、殖菌数に対する菌数を求め、次の基準にし
たがった。log(B/A)>1.5の条件下、log
(B/C)を菌数増減値差とし、2.2以上を合格とし
た。
【0063】但し、Aは未加工品の接種直後分散回収し
た菌数、Bは未加工品の18時間培養後分散回収した菌
数、Cは加工品の18時間培養後分散回収した菌数を表
す。 <撥水性>JIS L 1092(スプレー法)に準じ
て測定した。 <防黴性>JIS Z 2911の繊維製品の黴抵抗性
試験方法の湿式法に基づいて測定し、黴抵抗値として表
した。
【0064】黴抵抗値は、 試験片上に菌糸の発育が認められないもの:3 試験片上に菌糸の発育面積に対して1/3未満と認めら
れるもの:2 試験片上に菌糸の発育面積に対して1/3以上と認めら
れるもの:1 被処理物の黴試験方法は、マイヤー氏寒天培養法によ
り、黴は、JIS Z2911に規定された、次に示す
4種の黴混合胞子懸濁液を用いた。
【0065】 アスペルギルム ニゲル ATCC6275 (Aspergikkees niger) ペニシリニウム シトリヌム ATCC9849 (Penicillium citrinum) ケトミウム クロボサム ATCC6205 (Chaetomium clobosum) ミトロシウム ベルカリア USDA13342 (Mitrocium verruaria) <防ダニ性>防ダニ効果の評価法は飼料誘引法を用い
た。すなわち、高さ30mm、直径200mmのシャー
レに、コナヒョウヒダニ繁殖中の粉末飼料(日本クレア
(株)製、CF−2)をできるだけ均一に拡げ、この上
に1gの未加工布と加工布を、それぞれ8cm×8cm
の大きさに拡げ、それを左右対称に1枚ずつおいた。こ
の布帛上の中央の高さ1.4cmの所に、ダニの全く入
っていない粉末飼料(水分15重量%)1.0gを入れ
た、直径2.8cmの容器を置き、室温25℃±2℃、
湿度70〜80%の範囲に調節したふ卵器に入れ、40
時間放置した後、容器の中の飼料中に這入したダニ数を
食塩水浮遊法で数え忌避率を求めて、防ダニ効果を評価
した。忌避率は次式で算出した。
【0066】 忌避率(%)={(A−B)/A}×100 ここで、Aは未加工布のダニ数、Bは加工布のダニ数を
表す。忌避率は数字が大きい程効果があることを示し、
実用性の上から忌避率が40%以上であることが好まし
い。 <実用評価>下記に示される実施例1〜20の加工布に
ついてカーペットまたはカーテンに実用試験を実施し
た。期間は2週間とし、10名のパネラーを用いた。1
0人中7名以上が生活中いらいらしなくなったり、今ま
でと比較して疲れなかったなどの効果が得られた場合、
を◎で表し、5名以上6名以下が同様の効果を得られた
場合は○で表し、同様の効果が得られたのが4名以下の
場合は×で表している。
【0067】実施例1 ポリエステル繊維において、繊維重量に対して3%の無
機の多孔質物を練り込み、紡糸、延伸、乾燥などの通常
の工程をへて5.5dtexのポリエステルステープル
と成した。無機の多孔質物として福島県棚倉町の山中の
断層に含まれている古代海洋腐植質泥を用いた。この泥
の平均細孔半径は45nmで、比表面積は41.0m2
/gであった。また組成物について分析結果、主なもの
は二酸化ケイ素56.2%、酸化アルミニウム12.5
%、酸化鉄4.3%、酸化カルシウム3.5%、酸化マ
グネシウム1.6%、イオウ1.0%、水分8.0%で
あった。遠赤外線を測定した結果、放射率は88%であ
った。
【0068】このポリエステルステープルを用いて通常
のタフト工程をへて繊維製カーペットを形成した。
【0069】このカーペットを実施例1の加工布とし、
マイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化差、実用評価
を行い、その結果を表2にまとめた。
【0070】実施例2 ポリエステル繊維において、繊維重量に対して3%の複
合酸化物を練り込み、紡糸、延伸、乾燥などの通常の工
程をへて5.5dtexのポリエステルステープルと成
した。複合酸化物として日本触媒(株)のSX−T1
(商品名)を用いた。この複合酸化物の平均一次粒子径
は0.3μmで、比表面積は150m2/gであった。
また組成物について分析結果、主なものは二酸化ケイ素
15%、酸化チタン85%であった。このポリエステル
ステープルを用いて通常のタフト工程をへて繊維製カー
ペットを形成した。
【0071】このカーペットを実施例2の加工布とし、
マイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化差、実用評価
を行い、その結果を表2にまとめた。
【0072】実施例3 ポリエステル繊維において、繊維重量に対して3%のト
ルマリン鉱石粉末を練り込み、紡糸、延伸、乾燥などの
通常の工程をへて5.5dtexのポリエステルステー
プルと成した。トルマリン鉱石としては、平均粒径が
1.2μmであり、(Na,Ca)(Li,Al,M
g,Fe,Mn)3Al6(BO33Si61 8(OH)4
で示されるものを用いた。このポリエステルステープ
ルを用いて通常のタフト工程をへて繊維製カーペットを
形成した。
【0073】このカーペットを実施例3の加工布とし、
マイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化差、実用評価
を行い、その結果を表2にまとめた。
【0074】実施例4 ポリエステル系繊維100%の75d−36fの加工糸
を経糸に、150d−48fの加工糸を緯糸に使用した
カーテン用織物を、通常条件で、精練、乾燥、中間セッ
ト、染色、仕上げセットを行った。また、真竹を凍結後
10μmに粉砕し、濃度20%の水溶液とした。これを
加工液Aとした。次に下記組成の処理液に浸漬後、マン
グルで絞り(絞り率80%)、130℃×2分で乾燥
後、ピンテンターで180℃×30秒間乾熱処理を行
い、機能性付与加工布を得、これを実施例4の加工布と
した。この時の無機物の付着量は繊維布帛に対して0.
8重量%、アクリル樹脂は0.5重量%であった。
【0075】 加工液A(濃度20%) 50g/l アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l かかる加工布のマイナスイオン発生量、アンモニア消臭
率、抗菌性、防黴性、実用評価を行い、その結果を表2
にまとめた。
【0076】実施例5 実施例4の染色上がりのカーテン用織物を基布として用
い、桐を凍結後10μmに粉砕し、濃度20%の水溶液
とした。これを加工液Bとした。次に下記組成の処理液
に浸漬後、マングルで絞り(絞り率80%)、130℃
×2分で乾燥後、ピンテンターで180℃×30秒間乾
熱処理を行い、機能性付与加工布を得、これを実施例5
の加工布とした。この時の無機物の付着量は繊維布帛に
対して0.8重量%、アクリル樹脂は0.5重量%であ
った。
【0077】 加工液B(濃度20%) 50g/l アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l この加工布のマイナスイオン発生量、アンモニア消臭
率、抗菌性、防黴性、実用評価を行い、その結果を表2
にまとめた。
【0078】実施例6 実施例4の染色上がりのカーテン用織物を基布として用
い、茶葉を凍結後10μmに粉砕し、濃度20%の水溶
液とした。これを加工液Cとした。次に下記組成の処理
液に浸漬後、マングルで絞り(絞り率80%)、130
℃×2分で乾燥後、ピンテンターで180℃×30秒間
乾熱処理を行い、機能性付与加工布を得、これを実施例
6の加工布とした。この時の無機物の付着量は繊維布帛
に対して0.8重量%、アクリル樹脂は0.5重量%で
あった。
【0079】 加工液C(濃度20%) 50g/l アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l この加工布のマイナスイオン発生量、アンモニア消臭
率、抗菌性、防黴性、実用評価を行い、その結果を表2
にまとめた。
【0080】実施例7 実施例4の染色上がりのカーテン用織物を基布として用
い、さらに無機の多孔質物として、福島県棚倉町の山中
の断層に含まれている古代海洋腐植質泥を用いた。この
泥の平均細孔半径は45nmで、比表面積は41.0m
2/gであった。また組成物について分析結果、主なも
のは二酸化ケイ素56.2%、酸化アルミニウム12.
5%、酸化鉄4.3%、酸化カルシウム3.5%、酸化
マグネシウム1.6%、イオウ1.0%、水分8.0%
であった。遠赤外線を測定した結果、放射率は88%で
あった。
【0081】この泥をヘキサメタ燐酸ナトリウムを分散
剤として、湿式分散機にかけて微粒化し分散した。この
分散液の平均粒子径は0.47μm(島津製作所製レー
ザー回折式粘度分布計 SALD−2000Jにて測
定)でpHは8.3あった。この分散液のヘキサメタ燐
酸ナトリウム(分散剤)の添加量は5%で、泥の添加量
は20%であった。この加工剤を加工液Dとした。
【0082】次に下記組成の処理液に浸漬後、マングル
で絞り(絞り率80%)、130℃×2分で乾燥後、ピ
ンテンターで180℃×30秒間乾熱処理を行い実施例
7の機能性付与加工布を得た。この時の無機物の付着量
は繊維布帛に対して0.8%、アクリル樹脂は0.5%
であった。
【0083】処理液配合(水分散体) 加工液D(濃度20%) 50g/l アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニア消臭率、実用評価を行い、その結果を表
2にまとめた。
【0084】実施例8 実施例4の染色上がりのカーテン用織物を基布として用
い、さらに、複合酸化物として日本触媒(株)のSX−
T1(商品名)を用いた処理液をつくった。この複合酸
化物の平均一次粒子径は0.3μmで、比表面積は15
0m2/gであった。また組成物について分析結果、主
なものは二酸化ケイ素15%、酸化チタン85%であっ
た。この複合酸化物をヘキサメタ燐酸ナトリウムを分散
剤として、湿式分散機にかけて微粒化し分散した。この
分散液の平均粒子径は0.30μm(島津製作所製レー
ザー回折式粘度分布計 SALD−2000Jにて測
定)でpHは8.3あった。この分散液のヘキサメタ燐
酸ナトリウム(分散剤)の添加量は5%で、複合酸化物
の添加量は20%であった。この加工剤を加工液Eとし
た。
【0085】次に下記組成の処理液に浸漬後、マングル
で絞り(絞り率80%)、130℃×2分で乾燥後、ピ
ンテンターで180℃×30秒間乾熱処理を行い実施例
8の機能性付与加工布を得た。この時の無機物の付着量
は繊維布帛に対して0.8%、アクリル樹脂は0.5%
であった。
【0086】処理液配合(水分散体) 加工液E(濃度20%) 50g/l アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニアの消臭率、実用評価を行い、その結果を
表2にまとめた。
【0087】実施例9 実施例4の染色上がりのカーテン用織物を基布として用
い、さらに、トルマリン鉱石として平均粒径が1.2μ
mであり、(Na,Ca)(Li,Al,Mg,Fe,
Mn)3Al6(BO33Si618(OH)4 で示され
るものを用いた。このトルマリン鉱石をヘキサメタ燐酸
ナトリウムを分散剤として、湿式分散機にかけて微粒化
し分散した。この分散液の平均粒子径は0.42μm
(島津製作所製レーザー回折式粘度分布計 SALD−
2000Jにて測定)でpHは8.3あった。この分散
液のヘキサメタ燐酸ナトリウム(分散剤)の添加量は5
%で、複合酸化物の添加量は20%であった。この加工
剤を加工液Fとした。次に下記組成の処理液に浸漬後、
マングルで絞り(絞り率80%)、130℃×2分で乾
燥後、ピンテンターで180℃×30秒間乾熱処理を行
い実施例9の機能性付与加工布を得た。この時の無機物
の付着量は繊維布帛に対して0.8%、アクリル樹脂は
0.5%であった。
【0088】処理液配合(水分散体) 加工液F(濃度20%) 50g/l アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニアの消臭率、実用評価を行い、その結果を
表2にまとめた。
【0089】実施例10 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例10の加工布
とした。
【0090】 処理液配合(水分散体) 加工液A(濃度20%) 50g/l 加工液D(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニア消臭率、抗菌性、防黴性、実用評価を行
い、その結果を表2にまとめた。
【0091】実施例11 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例11の加工布
とした。
【0092】 処理液配合(水分散体) 加工液B(濃度20%) 50g/l 加工液D(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニア消臭率、抗菌性、防黴性、実用評価を行
い、その結果を表2にまとめた。
【0093】実施例12 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例12の加工布
とした。
【0094】 処理液配合(水分散体) 加工液C(濃度20%) 50g/l 加工液D(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニア消臭率、抗菌性、防黴性、実用評価を行
い、その結果を表2にまとめた。
【0095】実施例13 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例13の加工布
とした。
【0096】 処理液配合(水分散体) 加工液C(濃度20%) 50g/l 加工液E(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニア消臭率、抗菌性、防黴性、実用評価を行
い、その結果を表2にまとめた。
【0097】実施例14 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペット形成し、実施例14の加工布と
した。
【0098】 処理液配合(水分散体) 加工液C(濃度20%) 50g/l ハロゲン系難燃剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、難燃性、アンモニア消臭率、抗菌性、防黴性、実用
評価を行い、その結果を表2にまとめた。
【0099】実施例15 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例15の加工布
とした。
【0100】 処理液配合(水分散体) 加工液C(濃度20%) 50g/l 耐光剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、耐光性、アンモニア消臭率、抗菌性、防黴性、実用
評価を行い、その結果を表2にまとめた。
【0101】実施例16 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例16の加工布
とした。
【0102】 処理液配合(水分散体) 加工液C(濃度20%) 50g/l フッ素系防汚剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、防汚性、アンモニア消臭率、抗菌性、撥水性、防黴
性、実用評価を行い、その結果を表2にまとめた。
【0103】実施例17 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例17の加工布
とした。
【0104】 処理液配合(水分散体) 加工液E(濃度20%) 50g/l 中和系消臭剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニア消臭率、実用評価を行い、その結果を表
2にまとめた。
【0105】実施例18 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例18の加工布
とした。
【0106】 処理液配合(水分散体) 加工液E(濃度20%) 50g/l ピリジン系抗菌剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニアの消臭率、抗菌性、実用評価を行い、そ
の結果を表2にまとめた。
【0107】実施例19 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例19の加工布
とした。
【0108】 処理液配合(水分散体) 加工液E(濃度20%) 50g/l シリコーン系撥水剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニアの消臭率、撥水性、実用評価を行い、そ
の結果を表2にまとめた。
【0109】実施例20 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例20の加工布
とした。
【0110】 処理液配合(水分散体) 加工液E(濃度20%) 50g/l ベンズイミダゾール系防黴剤(濃度20%) 50g/l アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニアの消臭率、抗菌性、防黴性、実用評価を
行い、その結果を表2にまとめた。
【0111】実施例21 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、実施例21の加工布
とした。
【0112】 処理液配合(水分散体) 加工液E(濃度20%) 50g/l ピレスロイド系化合物(濃度20%) 50g/l エポキシ変性シリコーンオイル(濃度45%) 50g/l この加工布のマイナスイオン発生量、皮膚表面温度変化
差、アンモニアの消臭率、防ダニ性、実用評価を行い、
その結果を表2にまとめた。
【0113】比較例1 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを比較例
1とした。
【0114】比較例2 実施例4の染色上がりのカーテン用織物を基布として用
い、下記組成の処理液に浸漬後、マングルで絞り(絞り
率80%)、130℃×2分で乾燥後、ピンテンターで
180℃×30秒間乾熱処理を行い、これを比較例2と
した。この時のアクリル樹脂の付着量は0.5重量%で
あった 処理液配合(水分散体) アクリル系バインダー(濃度45%) 15g/l 比較例3 実施例1に記載の何も練り込んでいないブライトタイプ
のポリエステルステープルからなるカーペットを基布と
した。さらにタフト工程で重要なバッキング処理におい
て、下記の処理液を用いて、バッキング処理を行い、乾
燥し、繊維製カーペットを形成し、比較例3とした。
【0115】 処理液配合(水分散体) アクリルアミン系バインダー(濃度45%) 50g/l
【0116】
【表2】
【0117】表2より明らかなように、実施例のもの
は、比較例のものに比して、繊維製インテリア用品とし
て優れていることが一目瞭然である。また、マイナスイ
オンの発生効果が実用評価にも明確な効果として現れて
いる。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、必要なとき、随時強力
なマイナスイオンを発生する優れた癒し効果を発揮する
繊維製インテリア用品を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A47H 23/08 D06M 11/00 G Fターム(参考) 2E182 CC01 CC10 4L031 BA19 BA24 DA00 DA12 DA13 DA19 4L033 AC03 AC04 AC10 BA12 CA05 CA17 CA22 DA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦または振動の少なくとも一つを伴う繰
    り返し応力が50Pa以上である状況下において、繊維
    構造物の表面からの距離が10cm内において、空気中
    の負帯電分子の数を200個/cc以上増加させること
    ができる繊維構造物からなることを特徴とする繊維製イ
    ンテリア用品。
  2. 【請求項2】該繊維構造物が、竹の乾燥粉末、桐の乾燥
    粉末、茶葉の乾燥粉末、トルマリン鉱石粉末、および、
    平均細孔半径20nm以上の細孔を有し、かつ、比表面
    積20m2/g以上である無機の多孔物質粉末の5種の粉
    末から選ばれた少なくとも1種以上が、繊維重量に対し
    て0.1重量%以上50重量%未満含まれていることを
    特徴とする請求項1に記載の繊維製インテリア用品。
  3. 【請求項3】該粉末の少なくとも1種が、該繊維製イン
    テリア用品に使用される合成繊維の単糸内に、繊維重量
    に対し0.1重量%以上10重量%未満の割合で練り込
    まれていることを特徴とする請求項2に記載の繊維製イ
    ンテリア用品。
  4. 【請求項4】該粉末の少なくとも1種が、繊維構造物上
    に、バインダーによって、繊維重量に対し0.1重量%
    以上30重量%未満の割合で固着されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の繊維製インテリ
    ア用品。
  5. 【請求項5】該粉末の少なくとも1種が、該繊維からな
    る繊維構造体上にバインダーによって、帯状プリントさ
    れ固定されていることを特徴とする請求項4に記載の繊
    維製インテリア用品。
  6. 【請求項6】該繊維製インテリア用品が、難燃加工され
    たものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の繊維製インテリア用品。
  7. 【請求項7】該繊維製インテリア用品が、紫外線吸収
    剤、防汚剤、消臭剤、抗菌剤、防黴剤および防ダニ剤か
    ら選ばれた少なくとも1種を繊維重量に対し0.1重量
    %以上30重量%未満の割合で含有するものであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の繊維製イ
    ンテリア用品。
  8. 【請求項8】該防汚剤が、フッ素系防汚剤である請求項
    7に記載の繊維製インテリア用品。
  9. 【請求項9】該消臭剤が、物理吸着系、中和系、酸化分
    解系、マスキング系のうち少なくとも1つ以上であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の繊維製インテリア用
    品。
  10. 【請求項10】該抗菌剤が、ニトリル系化合物、ピリジ
    ン系化合物、ハロアルキルチオ系化合物、有機ヨード系
    化合物、チアゾール系化合物およびベンズイミダゾール
    系化合物から選ばれた少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項7に記載の繊維製インテリア用品。
  11. 【請求項11】該繊維製インテリア用品が、撥水加工さ
    れたものであることを特徴とする請求項1〜10のいず
    れかに記載の繊維製インテリア用品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325475A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Kazuhiko Taniguchi カラスが嫌う生地
JP2009082559A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Jen-Taut Yeh 高効率を持って負イオンを放出する複合粉体、複合粉体の付着物及びその製造方法

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