JP2022022201A - メモリデバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリデバイス及びその製造方法を提供する。【解決手段】メモリデバイス10は、ワード線108、チャネル層110、ゲート誘電体層112、導電性ピラー118及びストレージピラー120を含む。ワード線は、基板上に第1の方向に沿って延在し、互いに縦方向に離間する。チャネル層は、ワード線の側壁に沿ってそれぞれ延在する。ゲート誘電体層は、1つのワード線と1つのチャネル層との間にそれぞれ並べられる。導電性ピラー及びストレージピラーは、チャネル層を貫通する。ストレージピラーは、内側電極126、スイッチング層124及び外側電極122を含む。スイッチング層は、内側電極を巻き付ける。外側電極は、スイッチング層を横方向に取り囲み、互いに縦方向に離間しかつ対応する1つのチャネル層とそれぞれ横方向に接触する環状部を含む。【選択図】図1A

Description

本願は、2020年7月24日に出願された米国特許仮出願第63/055,908号の優先利益を主張するものである。上記特許出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれ、本明細書の一部となる。
本発明は、メモリデバイスおよびその製造方法に関する。
過去数十年で、データ記憶に対する需要が高まっていることにより、不揮発性メモリが継続的にスケーリングされ、不揮発性メモリ内のセルがシングルレベルセル(SLC)からマルチレベルセル(MLC)に開発される。しかし、これらの解決手段は、2次元設計の制約により限定される。不揮発性メモリ内の全てのセルはストリング状に隣り合って並んでいるが、セルのレベルは1つだけである。これにより、不揮発性メモリが提供可能な容量が最終的に制限される。
三次元メモリは、不揮発性メモリの記憶容量に関するいくつかの問題を解決する新たな進化である。セルを上下に積層することにより、不揮発性メモリのフットプリント領域を大幅に増大させることなく、記憶容量を飛躍的に増大させることができる。三次元フラッシュメモリの総合的な検討が行われる。一方、三次元1トランジスター1抵抗(1T1R)/1トランジスター1コンデンサ(1T1C)メモリは、3端子トランジスタではなく、2端子セレクタを用いることに限定される。
本開示の態様は、添付図面を参照しながら、以下の詳細な説明から最もよく理解される。業界の標準的技法に従って、様々なフィーチャが一定のスケールで描かれていないことに注意すべきである。実際、様々なフィーチャの寸法は、説明を明確にするために任意に増減できる。
本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイスを示す立体概略図である。 図1Aに示すメモリデバイスのメモリセルを示す立体概略図である。 図1Aに示すA-A’線に沿う断面概略図である。 図1Aに示すストレージピラーにおける外側電極および内側電極を示す立体概略図である。 図1Aに示すB-B’線に沿う断面概略図である。 図1Aに示す導電性ピラーの1つの立体概略図である。 図1Aに示すメモリデバイスを形成するための製造方法を示す流れ図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図2に示すメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。 図3Fに示すA-A’線に沿う断面概略図である。 図3Gに示すA-A’線に沿う断面概略図である。 図3Hに示すA-A’線に沿う断面概略図である。 図3Iに示すB-B’線に沿う断面概略図である。 図3Jに示すB-B’線に沿う断面概略図である。 本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイスを示す立体概略図である。 図5Aに示すC-C’線に沿う断面概略図である。 図5Aに示すD-D’線に沿う断面概略図である。 本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイスを示す立体概略図である。 図6Aに示すE-E’線に沿う断面概略図である。 図6Aに示すF-F’線に沿う断面概略図である。 図6Aに示すメモリデバイスの製造方法を示す流れ図である。 図7に示す製造方法による、ストレージピラーの1つの形成中の様々な段階での構造を示す断面概略図である。 図7に示す製造方法による、ストレージピラーの1つの形成中の様々な段階での構造を示す断面概略図である。 図7に示す製造方法による、ストレージピラーの1つの形成中の様々な段階での構造を示す断面概略図である。 図7に示す製造方法による、ストレージピラーの1つの形成中の様々な段階での構造を示す断面概略図である。 図7に示す製造方法による、ストレージピラーの1つの形成中の様々な段階での構造を示す断面概略図である。 図7に示す製造方法による、導電性ピラーの1つの形成中の段階での中間構造を示す断面概略図である。 本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイスの一部を示す断面図である。
以下の開示は、提供された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態または実施例を提供する。以下、本開示を簡略化するために、構成要素及び配置の特定の例を説明する。もちろん、これらは、一例に過ぎず、これらに限定するものではない。例えば、以下の説明における第2の特徴の上方又は上の第1の特徴の形成は、第1と第2の特徴が直接接触して形成される実施形態を含んでもよく、また、第1と第2の特徴が直接接触しないように、追加の特徴が第1と第2の特徴の間に形成され得る実施形態を含んでもよい。また、本開示は、様々な例において符号及び/又は文字を繰り返してもよい。この繰り返しは、単純さと明快さを目的としており、それ自体では、説明した様々な実施形態及び/又は構成の間の関係を示すものではない。
さらに、図示されているように、ここで、ある要素又は構造と別の要素又は構造との関係を説明しやすくするために、「下方」、「下」、「下部」、「上方」、「上部」などのような空間的に相対的な用語を使用することができる。空間的に相対的な用語は、図に示されている方向に加えて、使用中又は動作中の装置の異なる方向を包含することを意図している。装置は、他の方向に配向してもよく(90度又は他の配向に回転されてもよい)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は、同様にそれに応じて解釈され得る。
図1Aは本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイス10を示す立体概略図である。図1Bは図1Aに示すメモリデバイス10のメモリセルMCを示す立体概略図である。
図1Aおよび図1Bを参照すると、メモリデバイス10は三次元メモリデバイスであり、基板100上に形成された複数のメモリセルMCの積層体を含む。いくつかの実施形態では、基板100は、半導体ウェーハまたは半導体オンインシュレータ(SOI)ウェーハ等の半導体基板(図示せず)上のエッチングストップ層である。これらの実施形態では、基板100と半導体ウェーハ(またはSOIウェーハ)との間には、能動デバイス(例えばトランジスタ)およびこれら能動素子の相互接続(いずれも図示せず)が形成されてもよい。代替の実施形態では、基板100は、半導体ウェーハまたはSOIウェーハである。
メモリセルMCは、複数対の積層構造102に形成される。各積層構造102は、方向Yに沿って延在してもよい。各対の積層構造102は、方向Yと交差する方向Xに沿って互いに横方向に離間してもよい。さらに、隣接する対の積層構造102は、方向Xに沿って互いに横方向に離間してもよい。積層構造102のそれぞれは、垂直方向Zに沿って積み重ねられた複数のフィルムセット104を含む。さらに、積層構造102のそれぞれは、スペーサ層106を含む。各積層構造102内のフィルムセット104は、スペーサ層106によって上下に分離される。いくつかの実施形態では、積層構造102の最下部のフィルムセット104は、スペーサ層106の最下部のものによって基板100から分離される。各フィルムセット104は、ワード線108と、ワード線108に横方向に隣接するチャネル層110と、ワード線108とチャネル層110との間にライニングするゲート誘電体層112とを含む。ワード線108、チャネル層110およびゲート誘電体層112は、実質的に同一の厚さを有することができ、集合的に複合層114とみなすことができる。複合層114は、方向Yに沿って延在する。ワード線108の側壁およびチャネル層110の側壁は、複合層114の反対側の側壁を画定する。いくつかの実施形態では、複合層114の側壁は、隔離層116およびスペーサ層106の側壁と実質的に同一平面上にある。また、いくつかの実施形態では、積層構造102内の複合層114は、これらの積層構造102間の中心軸に対して、同じ対の別の積層構造102内の複合層114と鏡面対称であり、方向Yに沿って延在する。したがって、これらの積層構造102のワード線106は、これらの積層構造102のゲート誘電体層112の間に配置され、これらの積層構造102のゲート誘電体層112は、これらの積層構造102のチャネル層110の間に配置される。さらに、各フィルムセット104はまた、複合層114を垂直に隣接するスペーサ層106から分離する隔離層116を含む。隔離層116は、Y方向に沿って延在してもよい。いくつかの実施形態では、隔離層116は、同じフィルムセット104内の複合層114の上にある。代替の実施形態では、隔離層116は、同一のフィルムセット104の複合層114の下に位置してもよい。ワード線108は導電性材料により形成され、チャネル層110は半導体材料により形成され、ゲート誘電体層112は誘電体材料により形成され、隔離層116は絶縁材料により形成される。例えば、導電性材料は、タングステン、窒化チタン、ルテニウム、窒化タンタル、モリブデン、窒化タングステン等またはこれらの組み合わせを含み、半導体材料は、金属酸化物材料(例えば、酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO)、その他のインジウム系酸化物材料等)を含み、誘電体材料は、酸化ケイ素または高k誘電体材料(例えば、酸化ハフニウム、酸化ハフニウムアルミニウム、ケイ酸ハフニウム、酸化タンタル、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の誘電率(k)が3.9より大きいかまたは7以上の誘電体材料またはこれらの組み合わせ)を含み、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素等またはこれらの組み合わせを含む。さらに、図3F、図3I、図4A、図4Dを参照して説明するように、スペーサ層106は、導電性材料による堆積を防止しつつ、絶縁材料によって選択的に堆積可能な機能性材料により形成されてもよい。このような機能性材料の代替物としては、ポリベンゾオキサゾール(PBO)、ポリイミド、ベンゾシクロブテン(BCB)等のポリマー、窒化ケイ素等の窒化物、酸化ケイ素、フォスフォシリケイトガラス(PSG)、ホウケイ酸ガラス(BSG)、ホウ素リンドープシリケートガラス(BPSG)等の酸化物、またはこれらの組み合わせを含む。任意選択で、上記選択性を確保するために機能性材料に表面処理を施してもよい。
積層構造102内には、導電性ピラー118およびストレージピラー120が形成される。各積層構造102における導電性ピラー118とストレージピラー120とは、積層構造102の延在方向(例えばY方向)に沿って交互に配置され、互いに横方向に離間する。換言すれば、各積層構造102には、複数対の導電性ピラー118およびストレージピラー120が形成される。各対の導電性ピラー118と各対のストレージピラー120とは互いに離間し、隣接する対の導電性ピラー118とストレージピラー120とも互いに横方向に離間する。導電性ピラー118およびストレージピラー120は、積層構造102を上下方向に貫通し、基板100上に立設されてもよい。これにより、各導電性ピラー118および各ストレージピラー120は、1つの積層構造102によって側面に取り囲まれる。いくつかの実施形態では、導電性ピラー118およびストレージピラー120は、1つの積層構造102に完全に囲まれ、積層構造102の側壁から横方向に突出してはならない。積層構造102内のスペーサ層106、チャネル層110および隔離層116は、導電性ピラー118およびストレージピラー120によって貫通されるが、積層構造102内のワード線108およびゲート誘電体層112は、導電性ピラー118およびストレージピラー120によって貫通されなくてもよい。いくつかの実施形態では、図1Aおよび図1Bに示すように、導電性ピラー118およびストレージピラー120は、ワード線108およびゲート誘電体層112の脇に位置し、ゲート誘電体層112と横方向に接触する。さらに、導電性ピラー118およびストレージピラー120は、矩形状のピラーとして図示されるが、導電性ピラー118およびストレージピラー120は、他の形状(例えば、円形状のピラー)として形成されてもよく、本開示はそれに限定されない。
ストレージピラー120は、それぞれ、外側電極122、スイッチング層124、および内側電極126を含む。外側電極122は、内側電極126を側面に取り囲み、スイッチング層124は、外側電極122と内側電極126との間にまたがっている。このようにして、外側電極122は積層構造102に側面接触し、内側電極126はスイッチング層124および外側電極122によって積層構造体102から離間する。ストレージピラー120は、データを記憶するために機能する。いくつかの実施形態では、スイッチング層124は、抵抗変化材料で形成され、ストレージピラー120は、可変抵抗と見なすことができる。これらの実施形態では、外側電極122と内側電極126との間に設定された電圧バイアスを印加することにより、スイッチング層124を高抵抗状態(または論理「0」)から低抵抗状態(または論理「1」)に遷移させることができる。スイッチング層124が高抵抗状態から低抵抗状態に切り替わることにより、スイッチング層124内に導電性パス(例えば、導電性フィラメント)が形成され、スイッチング層124がソフトブレークダウンをもたらす可能性がある。一方、外側電極122と内側電極126とに反対極性の電圧バイアスを印加することで、導電性パスを遮断し、スイッチング層124を低抵抗状態から高抵抗状態に切り替えることができる。抵抗変化材料としては、例えば、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウムジルコニウム(HfZrO)、酸化ハフニウムアルミニウム(HfAlO)、酸窒化ハフニウム(HfON)、酸化ハフニウムストロンチウム(HfSrO)、酸化ハフニウムイットリウム(HfYO)など、およびそれらの組み合わせを含むことができる。
他の実施形態では、スイッチング層124は相変化材料で形成され、ストレージピラー120は可変抵抗と見なすこともできる。これらの実施形態では、スイッチング層124の結晶性を局所的に変化させることができ、このような結晶性の変化により、スイッチング層124の高抵抗状態(または論理「0」)から低抵抗状態(または論理「1」)への、およびその逆の遷移を可能にする。このようなスイッチング層124の結晶性の変化を、外側電極122および内側電極126のいずれか一方で発生するジュール加熱によって行うことができる。例えば、内側電極126は、電圧パルスを受けて、スイッチング層124の遷移を行うためのジュール熱を発生するように構成されてもよい。相変化材料は、例えば、カルコゲナイド材料であり、Ge、TeおよびSbのうちのいずれか1種類またはそれ以上を含むことができる。例えば、カルコゲナイド材料は、GeSbTe(GST225)、GeSbTe(GST424)などのGeSbTeであってもよい。場合によっては、カルコゲナイド材料にN、Si、C、In、Ga等をドープしてもよく、そのようなカルコゲナイド材料の一例としては、GeSbTe(GST612)をドープしてもよい。
さらに他の実施形態では、スイッチング層124は、強誘電体材料で形成され、ストレージコンデンサ120は、可変容量のコンデンサと見なすことができる。ストレージコンデンサ120に電荷を蓄積するために、アクセストランジスタAT(後述)をオンし、内側電極126に高電圧を印加する。スイッチング層124に蓄積された双極子モーメントにより電荷が誘起され、ストレージコンデンサ120の容量が変化する。一方、ストレージコンデンサ120を放電するためには、アクセストランジスタATをオンし、内側電極126を接地するかまたは基準電圧に連結する。容量の切り替えは、コンデンサの論理ハイ状態または論理ロー状態を示している場合がある。例えば、強誘電体材料としては、酸化ハフニウム系の材料(例えば、酸化ハフニウムジルコニウム(Hf1-xZrO)、酸化ハフニウムエルビウム(Hf1-xErO)、酸化ハフニウムランタン(Hf1-xLaO)、酸化ハフニウムイットリウム(Hf1-xO)、酸化ハフニウムガドリニウム(Hf1-xGdO)、酸化ハフニウムアルミニウム(Hf1-xAlO)、酸化ハフニウムチタン(Hf1-xTiO)、酸化ハフニウムタンタル(Hf1-xTaO)など)、チタン酸バリウム(例えば、BaTiO)、チタン酸鉛(例えば、PbTiO)、シリコン酸鉛(例えば、PbZrO)、ニオブ酸リチウム(例えば、LiNbO)、ニオブ酸ナトリウム(NaNbO)、ニオブ酸カリウム(例えば、KNbO)、タンタル酸カリウム(KTaO)、スカンジウム酸ビスマス(BiScO)、鉄酸ビスマス(例えばBiFeO)、窒化アルミニウムスカンジウム(AlScN)などまたはこれらの組み合わせを含むことができる。
一方、スイッチング層124が抵抗変化材料で形成されるこれらの実施形態では、外側電極122および内側電極124はそれぞれ、例えば、窒化チタン、窒化タンタル、タングステン、チタン、タンタル、アルミニウム、銅、アルミニウム-銅合金(AlCu)などの導電性材料またはこれらの組み合わせで形成されてもよい。スイッチング層124が相変化材料で形成されるこれらの実施形態では、ヒ-タ-として機能する外側電極122および内側電極124のうちの一方は、高抵抗導電性材料で形成されてもよいが、外側電極122および内側電極124の他方は、前述の導電性材料で形成すされてもよい。例えば、高抵抗導電性材料は、窒化チタン、窒化タンタルなど、またはこれらの組み合わせを含むことができる。また、スイッチング層124が強誘電体材料で形成されるこれらの実施形態では、外側電極122および内側電極124はそれぞれ、前述の導電性材料で形成されてもよい。さらに、導電性ピラ-118は、上述した導電性材料によって形成されてもよい。
図1Aおよび図1Bを参照すると、1つのワード線108の部分と、ワード線108の部分に横方向に接触するゲート誘電体層112の断面と、ゲート誘電体層112の部分に横方向に接触するチャネル層110の部分と、チャネル層110の部分を貫通する導電性ピラー118およびストレージピラー120とは、集合的に1つのメモリセルMCを形成する。メモリセルMCは、アクセストランジスタATと、アクセストランジスタATに接続される記憶素子SEとを含む。ワード線108の部分は、アクセストランジスタATのゲート端子として機能してもよい。また、導電性ピラー118をアクセストランジスタATのソース端子とドレイン端子との一方として機能させ、ストレージピラー120の外側電極122をアクセストランジスタATのソース端子とドレイン端子との他方として機能させてもよい。換言すれば、アクセストランジスタATは、3端子トランジスタである。アクセストランジスタATをオンにすると、導電性ピラー118とストレージピラー120との間のチャネル層110部分に導電性チャネルが形成される。また、導電性チャネルは、アクセストランジスタATがオフ状態のときに遮断されるかまたは存在しない可能性がある。一方、ストレージピラー120は、記憶素子SEとして機能してもよい。ストレージピラー120の外側電極122は、アクセストランジスタATと記憶素子SEとで共有され、アクセストランジスタATと記憶素子SEとの共通ノードとして機能してもよい。アクセストランジスタATをオンにすると、導電性ピラー118が受ける電圧と、ストレージノードの内側電極126が受ける電圧とによって、スイッチング層124の両端の電圧バイアスを決定することができ、記憶素子SEに対して書き込み動作または読み出し動作を行うことができる。一方、アクセストランジスタATがオフ状態の場合には、共通ノードが電気的にフローティングとなり、記憶素子SEへのアクセスが不可能となる。ストレージピラー120が可変抵抗であるこれらの実施形態では、メモリセルMCは、1T1Rメモリセルと見なすことができる。ストレージピラー120が可変コンデンサである他の実施形態では、メモリセルMCは、1T1Cメモリセルであると見なすことができる。図1Aに示すように、メモリセルMCの積層体は、異なるワード線108によって制御されている間、導電性ピラー118およびストレージピラー120の同じ対を共有することができる。また、同じ高さのメモリセルMCの列は、導電性ピラー118およびストレージピラー120の異なる対によって制御されながら、同じワード線108、同じゲート誘電体層112、同じチャネル層110を共有してよい。
いくつかの実施形態では、各対の積層構造102は、分離壁128によって互いに横方向に分離される。また、隣接する複数対の積層構造102同士は、分離壁130によって横方向に分離されてもよい。いくつかの実施形態では、分離壁130の幅(即ちX方向に沿った寸法)は、分離壁128の幅よりも大きい。代替の実施形態では、分離壁130の幅は、分離壁128の幅と同じであってもよく、分離壁の幅よりも小さくてもよい。また、いくつかの実施形態では、メモリデバイス10は、隔離ピラー132をさらに備える。隔離ピラー132は、積層構造102を上下に貫通し、積層構造102内の各チャネル層110を分離された部分に分離する。各チャネル層110の分離された部分はそれぞれ、一対の導電性ピラー118およびストレージピラー120によって貫通される。これにより、チャネル層110の各部分を1つのメモリセルMCに排他的に含めることができ、同じ高さのメモリセルMCの列のチャネル層110の部分を、Y方向に沿って配列された隔離ピラー132の列によって分離することができる。いくつかの実施形態では、隔離ピラー132は、ゲート誘電体層112と横方向に接触し、ゲート誘電体層112内に横方向に突出しても、突出しなくてもよい。また、隔離ピラー132は、導電性ピラー118およびストレージピラー120から分離して図示されているが、隣接する導電性ピラー118およびストレージピラー120と横方向に接触するように、当業者が導電性ピラー118、ストレージピラー120および隔離ピラー132の位置を調整してもよい。分離壁128、130および隔離ピラー132は、それぞれ、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素等の絶縁材料またはこれらの組み合わせにより形成されてもよい。
図1Cは、図1Aに示すA-A’線に沿う断面概略図である。図1Dは、図1Aに示すストレージピラー120における外側電極122および内側電極126を示す立体概略図である。
図1A、図1Cおよび図1Dを参照すると、各ストレージピラー120の外側電極122は、上下に分離された環状部122aを有する。環状部122aは、それぞれ、同じ高さでゲート絶縁膜112とチャネル層110と横方向に接触し、ならびに隔離層116がゲート誘電体層112とチャネル層110とに接触する。一方、外側電極122の環状部122aは、スペーサ層106の選択的な性質上、スペーサ層106の内側壁を覆っていない場合がある。あるいは、環状部122aは、同一の外側電極122における環状部122a同士を上下方向に分離させることができるように、スペーサ層106の内側壁を部分的に覆っていてもよいが、スペーサ層106の内壁を完全に覆っていなくてもよい。また、各ストレージピラー120の内側電極126は、積層構造102を連続して貫通し、外側電極122の環状部122aによって側方から取り囲まれる。また、スイッチング層124は、外側電極122と内側電極126との間、および、外側電極122の環状部122aの間に埋め込まれる。図1Cに示すように、スイッチング層124は、壁部124wと、壁部124wから横方向に突出する突出部124pとを有する。突出部124pは、外側電極122の上下に離間した環状部122aの間に埋め込まれ、スペーサ層106と横方向に接触する。
図1Eは、図1Aに示すB-B’線に沿う断面概略図である。図1Fは、図1Aに示す導電性ピラー118の1つの立体概略図である。
図1A、図1Eおよび図1Fを参照すると、導電性ピラー118は、それぞれ、厚肉部118tと幅狭部118nとが上下方向Zに沿って交互に配置される。導電性ピラー118の厚肉部118tは、複合層114および隔離層116と横方向に接触するが、導電性ピラー118の幅狭部118nは、スペーサ層106に側方から取り囲まれ、スペーサ層106から離間する。また、メモリデバイス10は、環状スペーサ134をさらに備えていてもよい。環状スペーサ134は、導電性ピラー118の上下に隣接する厚肉部118tの間に形成された側方凹みに埋め込まれ、スペーサ層106および導電性ピラー118の幅狭部118nに側方から接触する。換言すれば、導電性ピラー118の幅狭部118nは、環状スペーサ134を介してスペーサ層106に側方から接触する。いくつかの実施形態では、環状スペーサ134の外側壁は、導電性ピラー118の厚肉部118tの側壁と実質的に同一平面上にある。環状スペーサ134は、スペーサ層106の内側壁に選択的に形成され、ゲート誘電体層112、チャネル層110および隔離層116の内側壁を覆っていなくてもよい。あるいは、ゲート誘電体層112、チャネル層110および隔離層116の内側壁の一部が環状スペーサ134によって覆われてもよいが、ゲート誘電体層112およびチャネル層110の内壁が環状スペーサ134によって完全に覆われなくてもよい。環状スペーサ134を、絶縁材料で形成することができ、スペーサ層106の内側壁に選択的に形成することができる。スペーサ層106の内側壁を環状スペーサ134で覆うことにより、導電性ピラー118の選択的な堆積面を塞ぐことができ、堆積された導電性ピラー118を積層構造102内に連続的に延在させることができる。積層構造102を連続して延在させる導電性ピラー118は、メモリセルMCの積層体の共通のソース/ドレイン端子として機能することができる。
上述したように、メモリデバイス10内のメモリセルMCが積層可能であるため、メモリデバイス10は、もはや二次元設計によって制限されず、メモリデバイス10の記憶密度を大幅に増加させることができる。さらに、メモリセルMCは、3端子アクセストランジスタを用いた1T1R又は1T1Cのメモリセルである。本開示の実施形態に係る3端子アクセストランジスタATは、ゲート端子を有しない2端子セレクタ(例えば、オボニック閾値スイッチング(OTS)セレクタ)と比較して、ゲート端子を有し、ゲート端子を用いてリーク電流を抑制することができる。これにより、リーク問題に対応するためにアクセストランジスタATの閾値電圧を上昇させる必要がなく、そのためメモリデバイス10の動作電圧が不必要に上昇することを防止することができる。また、各メモリセルMC内のアクセストランジスタATと記憶素子SEとは共通のノード(即ち、ストレージピラーの外側電極122)を共有し、同一積層体内のメモリセルMCの共通のノード(即ち、外側電極122の垂直に分離された環状部122a)を互いに電気的に分離することができる。これにより、縦方向に隣接するメモリセルMC間の干渉を防止することができる。
図2は、図1Aに示すメモリデバイス10を形成するための製造方法を示す流れ図である。図3A-図3Mは、図2に示すメモリデバイス10の製造プロセスにおける各段階の中間構造を示す立体概略図である。図4A~図4Cは、それぞれ図3F-図3Hに示すA-A’線に沿う断面概略図である。図4Dおよび図4Eは、それぞれ図3Iおよび図3Jに示すB-B’線に沿う断面概略図である。
図2及び図3Aを参照すると、初期積層構造302を基板100上に形成するステップS100が実行される。初期積層構造302は、基板100上に積層された複数のフィルムセット304と、フィルムセット304同士を分離するスペーサ層306とを有する。いくつかの実施形態では、最下部のフィルムセット304は、スペーサ層306の最下部のものによって基板100から分離される。各フィルムセット304は、犠牲層308と、犠牲層308の上または下に積層された隔離層310とを含む。犠牲層308は、パターニングされ、図1Aを参照して説明したワード線108、チャネル層110およびゲート誘電体層112に置換される。また、図1Aを参照して説明したように、隔離層310をパターニングして隔離層116を形成し、図1Aを参照して説明したように、スペーサ層306をパターニングしてスペーサ層106を形成する。犠牲層308は、隔離層310およびスペーサ層306に対して十分なエッチング選択性を有し、基板100は、犠牲層308、隔離層310およびスペーサ層306に対して十分なエッチング選択性を有する。いくつかの実施形態では、基板100、犠牲層308、隔離層310およびスペーサ層306は、例えば化学気相堆積(CVD)プロセスなどの堆積プロセスにより形成される。
図2および図3Bを参照すると、初期積層構造302にトレンチTR1(1つのトレンチTR1のみ図示)を形成するステップS102が実行される。トレンチTR1は、初期積層構造302を上下方向に貫通し、Y方向に沿って延在する。トレンチTR1を形成することにより、初期積層構造302は横方向に分離された部分に分離され、初期積層構造302のこれらの横方向に分離された部分の間の基板100の部分が現在露出している。いくつかの実施形態では、トレンチTR1の形成方法は、リソグラフィプロセスと、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)と、を含む。基板100は、犠牲層308、隔離層310およびスペーサ層306に対して十分なエッチング選択性を有するため、実質的にエッチングプロセス中に基板100をほぼそのまま残すことができる。
図2および図3Cを参照すると、犠牲層308を横方向に後退させるステップS104が実行される。犠牲層308は、隔離層310およびスペーサ層306の側壁に対して横方向に後退する。換言すれば、犠牲層308の、トレンチTR1に近い部分が除去される。図3Dを参照して説明するように、犠牲層308のこれらの部分によって以前に占められた空間は、ゲート誘電体層112およびチャネル層110で埋め込まれる。いくつかの実施形態では、犠牲層308を横方向に後退させる方法は、等方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスを含む。犠牲層308は、隔離層310、スペーサ層306および基板100に対して十分なエッチング選択性を有するため、エッチングプロセス中に隔離層310、スペーサ層306および基板100を実質的にそのまま残すことができる。
図2および図3Dを参照すると、隔離層310とスペーサ層306との間に形成された側方凹み内に、ゲート誘電体層112およびチャネル層110を埋め込むステップS106が実行される。各ゲート誘電体層112は、犠牲層308とチャネル層110との間に挟まれる。いくつかの実施形態では、チャネル層110のゲート誘電体層112とは反対側の側壁は、隔離層310およびスペーサ層306の側壁と同一平面にある。隔離層310とスペーサ層306との間に挟まれた犠牲層308、ゲート誘電体層112およびチャネル層110は、複合層312を形成する。また、隣接するトレンチTR1の間に位置する複合層312、隔離層310およびスペーサ層306は、積層構造302となる。いくつかの実施形態では、ゲート誘電体層112およびチャネル層110の形成方法は、図3Cに示す構造体の露出表面を全体的に覆う誘電体材料層(図示せず)を堆積プロセス(例えば、CVDプロセス、原子層堆積(ALD)プロセス)により形成するステップと、この誘電体材料層に対して1つ以上のエッチングプロセス(例えば、等方性エッチングプロセス、または異方性エッチングプロセスと等方性エッチングプロセスとの組み合わせ)を行うステップとを含む。なお、誘電体材料層の残りの部分はゲート誘電体層112を形成することができる。続いて、現在構造の露出表面に半導体材料層(図示せず)を堆積プロセス(例えば、CVDプロセスまたはALDプロセス)により全体的に形成した後、例えば、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)と平坦化プロセス(例えば、研磨プロセス)とを組み合わせることによりトレンチTR1内および積層構造302/302’上の半導体材料層の部分を除去する。半導体材料層の残り部分はチャネル層110を形成する。
図2および図3Eを参照すると、トレンチTR1内に隔離壁130(単一の隔離壁130のみ図示)を形成するステップS108が実行される。いくつかの実施形態では、隔離壁130の形成方法としては、図3Dに示す構造体の上に絶縁材料を堆積プロセス(例えばCVDプロセス)により形成する方法を含む。続いて、積層構造302’の上方の絶縁材料の部分を研磨プロセスにより除去する。トレンチTR1内の絶縁材料の残り部分は、隔離壁130を形成することができる。
図2、図3Fおよび図4Aを参照すると、図1Aを参照して説明したようなストレージピラー120の外側電極122を形成するステップS110が実行される。外側電極122は、積層構造302を貫通する貫通孔内に形成される。積層構造302’内のチャネル層110は、貫通孔によって貫通される。また、積層構造302におけるゲート誘電体層112の犠牲層308とは反対側の側壁は、チャネル層110、隔離層310およびスペーサ層306の内側の側壁とともに、貫通孔の側壁に露出してもよい。図1A、図1Cおよび図1Dを参照して説明したように、各外側電極122は、上下に分離した環状部122aを有する。外側電極122の環状部122aは、スペーサ層306の露出表面を覆わなくてもよい。あるいは、外側電極122の環状部122aは、環状部122a同士が接触することを防止するように、スペーサ層306の露出表面を部分的に覆っているが、完全に覆わない。いくつかの実施形態では、外側電極122の形成方法は、リソグラフィプロセスおよびエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)により積層構造302’に貫通孔を形成するステップと、ALDプロセス等の堆積プロセスにより、これらの貫通孔に導電性材料を形成するステップとを含む。スペーサ層306の選択的な性質により、スペーサ層306の露出表面が導電性材料によって堆積されることを回避することができ、導電性材料の堆積後にスペーサ層306の露出表面は露出状態(少なくとも一部)を維持することができる。その後、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)により、貫通孔の底面上にあり、および積層構造302’上にある導電性材料の部分を除去することができる。貫通孔の側壁に導電性材料の残り部分は、外側電極122の環状部122aを形成する。
図2、図3Gおよび図4Bを参照すると、図1Aを参照して説明したようなストレージピラー120のスイッチング層124を形成するステップS112が実行される。スイッチング層124の壁部124wは、筒状であり、外側電極122の円環部122aによって側方から取り囲まれている。また、スイッチング層124は、スイッチング層124の壁部124wの外側壁から横方向に突出する突出部124pをさらに有することができる。突出部124aは、外側電極122の環状部122aの間に埋め込まれ、スペーサ層306の露出表面に横方向に接触する。いくつかの実施形態では、スイッチング層124の形成方法は、ALDプロセスおよびCVDプロセス等の堆積プロセスにより、貫通孔内にスイッチング材料を形成することを含む。続いて、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)またはエッチングプロセスと研磨プロセスとの組み合わせにより、スイッチング材料の不要な部分を除去する。スイッチング材料の残り部分は、スイッチング層124を形成する。
図2、図3Hおよび図4Cを参照すると、図1Aを参照して説明したようなストレージピラー120の内側電極126を形成するステップS114が実行される。内側電極126は、貫通孔を埋め、スイッチング層124によって側方から取り囲まれる。いくつかの実施形態では、内側電極126の形成方法は、堆積プロセス(例えば、物理気相堆積(PVD)プロセス、CVDプロセス又はALDプロセス)、めっきプロセス又はそれらの組み合わせにより導電性材料を貫通孔に埋め込むことを含む。続いて、積層構造302’上の導電性材料の部分を除去するために、研磨プロセス、エッチングプロセス(例えば、等方性エッチングプロセスまたは異方性エッチングプロセス)またはこれらの組み合わせを行う。これにより、導電性材料の残り部分は、貫通孔内に位置し、内側電極126を形成する。
図2、図3Iおよび図4Dを参照すると、次のステップで形成される導電性ピラー118を収容する貫通孔に環状スペーサ134を形成するステップS116が実行される(図3Jおよび図4Eを参照)。ストレージピラー120を収容するための貫通孔と同様に、環状スペーサ134が形成された貫通孔は、積層構造302を貫通する。積層構造302’内のチャネル層110は、貫通孔によって貫通される。また、積層構造302におけるゲート誘電体層112の犠牲層308とは反対側の側壁は、チャネル層110、隔離層310およびスペーサ層306の内側の側壁とともに、貫通孔の側壁に露出してもよい。環状スペーサ134は、スペーサ層306の露出表面上に形成され、チャネル層110、ゲート誘電体層112および隔離層310の露出表面まで延在しなくてもよい。あるいは、環状スペーサ134は、チャネル層110、ゲート誘電体層112および隔離層310の露出表面まで延在しているが、チャネル層110の露出表面を完全に覆わなくてもよい。いくつかの実施形態では、環状スペーサ134の形成方法としては、CVDプロセスおよびALDプロセス等の堆積プロセスにより貫通孔内に絶縁材料を形成することを含む。続いて、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)またはエッチングプロセスと研磨プロセスとの組み合わせにより、絶縁材料の不要な部分を除去する。絶縁材料の残り部分は、環状スペーサ134を形成する。
図2、図3Jおよび図4Eを参照すると、環状スペーサ134を収容する貫通孔内に導電性ピラー118を形成するステップS118が実行される。導電性ピラー118は、これらの貫通孔を埋め尽くすことができる。図1A、図1Eおよび図1Fを参照して説明したように、導電性ピラー118は、それぞれ厚肉部118tおよび幅狭部118nを有する。環状スペーサ134は、幅狭部118nを側方から取り囲み、厚肉部118tの間に位置する。いくつかの実施形態では、導電性ピラー118の形成方法は、堆積プロセス(例えば、PVDプロセス、CVDプロセス又はALDプロセス)、めっきプロセスまたはそれらの組み合わせにより導電性材料を貫通孔に埋め込むことを含む。続いて、積層構造302’上の導電性材料の部分を除去するために、研磨プロセス、エッチングプロセス(例えば、等方性エッチングプロセスまたは異方性エッチングプロセス)またはこれらの組み合わせを行う。これにより、導電性材料の残り部分は、貫通孔内に位置し、導電性ピラー118を形成する。
上述した実施形態では、導電性ピラー118および環状スペーサ134は、ストレージピラー120を形成した後に形成される。しかしながら、代替の実施形態では、導電性ピラー118および環状スペーサ134は、ストレージピラー120を形成する前に形成される。これらの実施形態では、ステップS116およびS118は、ステップS110、S112、S114の前に実行される。
図2および図3Kを参照すると、積層構造302にトレンチTR2を形成するステップS120が実行される。各積層構造302’は、1つのトレンチTR2によって分離される。トレンチTR2は、Y方向に沿って延在し、それぞれ隣接する隔離壁130の間に位置する。積層構造302’内の犠牲層308は、それぞれ、隔離層310およびスペーサ層306とともに、トレンチTR2によって分離された線に切断される。これにより、犠牲層308、隔離層310およびスペーサ層306の残り部分は、トレンチTR2の側壁に露出する。スペーサ層306の残り部分は、図1Aを参照して説明したスペーサ層106となり、隔離層310の残り部分は、図1Aを参照して説明した隔離層116となる。一方、ゲート誘電体層112およびチャネル層110は、トレンチTR2から離間してもよい。いくつかの実施形態では、トレンチTR2の形成方法は、リソグラフィプロセスと、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)と、を含む。
図2および図3Lを参照すると、犠牲層308の残り部分をワード線108で置換するステップS122が実行される。このような置換後の積層構造302’は、図1Aを参照して説明した積層構造102となる。いくつかの実施形態では、犠牲層308をワード線108に置換する方法としては、等方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスにより犠牲層308を除去する方法を含む。犠牲層308は、隔離層116、スペーサ層106、ゲート誘電体層112、および基板100に対して十分なエッチング選択性を有することができるため、これらの層は、エッチングプロセス中にほぼそのまま残すことができる。また、チャネル層110は、隔離層116、スペーサ層106およびゲート誘電体層112によって覆われるため、チャネル層110も実質的に残すことができる。続いて、堆積プロセス(例えば、PVDプロセス、CVDプロセス、ALDプロセス等)、めっきプロセス、またはこれらの組み合わせにより、現在構造上に導電性材料を形成する。導電性材料は、トレンチTR2内に埋め込まれるとともに、犠牲層308によって予め占有された空間内にも埋め込まれる。その後、エッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)またはエッチングプロセスと研磨プロセスとの組み合わせにより、積層構造102の間および積層構造102の上方に位置する導電性材料を除去する。導電性材料の残り部分はワード線108を形成する。
図2および図3Mを参照すると、トレンチTR2内に隔離壁128を形成するステップS124が実行される。いくつかの実施形態では、隔離壁128の形成方法としては、CVDプロセス等の堆積プロセスにより、トレンチTR2内に絶縁材料を埋め込むことを含む。続いて、積層構造102上の絶縁材料の部分を研磨プロセスにより除去し、絶縁材料の残り部分は隔離壁128を形成する。
図2及び図1Aを参照すると、隔離ピラー132を形成するステップS126は実行される。隔離ピラー132は、積層構造102を貫通する貫通孔内に形成され、各チャネル層110を分離部分に分ける。いくつかの実施形態では、隔離ピラー132の形成方法としては、リソグラフィプロセスおよびエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)により、積層構造102に貫通孔を形成することを含む。続いて、堆積プロセス(例えば、PVDプロセス、CVDプロセス、ALDプロセス)により、貫通孔内に絶縁材料を埋め込む。その後、研磨プロセスにより、積層構造102上の絶縁材料を除去し、絶縁材料の残り部分は隔離ピラー132を形成することができる。
これまでに、図1Aに示すメモリデバイス10の製造を完了した。なお、図示しないが、積層構造102は、積層構造102内のワード線108を駆動回路に引き出すように、階段構造に延在する。駆動回路は、基板100の下にある半導体基板上に形成することができ、アレイ下の相補型金属酸化物半導体(CMOS)回路アンダーアレイ(CUA)と呼ぶことができる。いくつかの実施形態では、階段構造を形成するプロセスは、図3Bに示すように、トレンチTR1を形成する前に、図3Aに示すように、初期積層構造302のエッジ部を整形することを含み、階段第1プロセスと呼ばれる。代替の実施形態では、階段構造を形成するプロセスは、図33Kおよび図3Lを参照して説明したゲート置換プロセスの前に、図3Jに示すように、積層構造302のエッジ部を整形することを含み、このようなプロセスは階段最終プロセスと呼ばれる。例えば、初期積層構造302または積層構造302’を整形するプロセスは、複数のエッチ&トリムステップを含むことができる。また、導電性ピラー118およびストレージピラー120の内側電極126は、さらにソース線およびビット線(いずれも図示せず)にルーティングされてもよい。あるいは、導電性ピラー118および内側電極126は、ソース線およびビット線として機能してもよい。いくつかの実施形態では、ソース線およびビット線は、メモリデバイス10の上方に位置する。代替の実施形態では、ソース線がメモリ素子10上に位置し、ビット線が基板100下に延在してもよいか、またはビット線がメモリデバイス10上に位置し、ソース線が基板100下に延在してもよい。また、ソース線およびビット線は、ワード線108と共に、さらに下層の駆動回路にルーティングされてもよい。
図5Aは、本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイス10aを示す立体概略図である。
図5Bは、図5Aに示すC-C’線に沿う断面概略図である。
図5Cは、図5Aに示すD-D’線に沿う断面概略図である。図5Aに示すメモリデバイス10aは、図1Aに示すメモリデバイス10と類似する。このため、メモリデバイス10、10aの相違点についてのみ説明し、メモリデバイス10、10aの同じまたは類似する構成については説明を省略する。
図5A-図5Cを参照すると、いくつかの実施形態では、導電性ピラー118およびストレージピラー120は、ゲート誘電体層112から横方向に離間する。本実施形態では、図5Bに示すように、ストレージピラー120の外側電極122の環状部122aは、チャネル層110によって側方から取り囲まれ、チャネル層110を介してゲート誘電体層112に横方向に接触する。また、図5Cに示すように、導電性ピラー118の厚肉部118tは、チャネル層110および隔離層116によって側方から取り囲まれ、チャネル層110を介してゲート誘電体層112に横方向に接触する。
図6Aは本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイス60を示す立体概略図である。図6Bは、図6Aに示すE-E’線に沿う断面概略図である。図6Cは、図6Aに示すF-F’線に沿う断面概略図である。図6Aに示すメモリデバイス60は、図1Aに示すメモリデバイス10と類似する。このため、メモリデバイス10、20の相違点についてのみ説明し、メモリデバイス10、20の同じまたは類似する構成については説明を省略する。
図6Aを参照すると、各積層構造102内のフィルムセット104は、スペーサ層606によって互いに分離される。いくつかの実施形態では、積層構造102の最下部のフィルムセット104は、最下部のスペーサ層606の1つによって基板100から分離される。後述するように、スペーサ層606は、チャネル層110、ゲート誘電体層112および隔離層116に対して十分なエッチング選択性を有することができる。
図6Aおよび図6Bを参照すると、複数の積層構造102を上下方向に貫通する複数のストレージピラー620が設けられる。チャネル層110は、隔離層116およびスペーサ層606と共に、ストレージピラー620によって貫通される。これにより、ストレージピラー620は、チャネル層110、隔離層116およびスペーサ層606に横方向に接触する。いくつかの実施形態では、ストレージピラー620は、さらに、ゲート誘電体層112に横方向に接触する。図6Bに示すように、スペーサ層606は、ストレージピラー620内に横方向に突出する。ストレージピラー620は、それぞれ、外側電極622、スイッチング層624、および内側電極626を含むことができる。内側電極626は、スイッチング層624によって側方から取り囲まれる。スイッチング層624は、スペーサ層606の突出部606pに横方向に接触し、外側電極622によってゲート誘電体層112、チャネル層110および隔離層116から横方向に離間する。いくつかの実施形態では、スイッチング層624は、図1Cを参照して説明したスイッチング層124の突出部124pと同様の突出部を有さない壁構造として形成される。これらの実施形態において、壁構造は、上下方向に沿って実質的に一定の壁厚を有する。外側電極622は、上下に分離した環状部622aを有する。外側電極622の環状部622aは、内側電極626の一部を側方から取り囲み、この内側電極626の一部から1つの隔離層116および1つのチャネル層110に跨っている。ストレージピラー620がゲート誘電体層112に横方向に接触するこれらの実施形態では、外側電極622の環状部622aは、さらに、ゲート誘電体層112に横方向に接触する。また、外側電極622の環状部622aは、スペーサ層606の突出部606pによって上下に離間する。これらの実施形態では、スペーサ層606の突出部606pは、上下に隣接する外側電極622の環状部622aに挟まれる。外側電極622、スイッチング層624および内側電極626の形成材料は、図1Aを参照して説明した外側電極122、スイッチング層124および内側電極126の形成材料と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6Aおよび図6Cを参照すると、導電性ピラー618は、積層構造102を通って上下方向に延在する。また、導電性ピラー618は、チャネル層110および隔離層116とともに、スペーサ層606に横方向に接触する。いくつかの実施形態では、導電性ピラー618は、さらに、ゲート誘電体層112に横方向に接触する。導電性ピラー618とスペーサ層606との間には、環状スペーサ(例えば、図1Eを参照して説明したような環状スペーサ134)が存在しない。さらに、スペーサ層606は、導電性ピラー618内に突出せず、導電性ピラー618は、それぞれ、垂直方向Zに沿って実質的に一定の幅(例えば、方向Xに沿った寸法)を有する。また、導電性ピラー618と横方向に接触するスペーサ層606の側壁は、導電性ピラー618と横方向に接触する複合層114の側壁及び導電性ピラー618と横方向に接触する隔離層116の側壁と実質的に同一平面にある。導電性ピラー618の形成材料は、図1Aを参照して説明した導電性ピラー118の形成材料と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7は、図6Aに示すメモリデバイス60の製造方法を示す流れ図である。図8A-図8Eは、図7に示す製造方法による、ストレージピラー620の1つの形成中の様々な段階での構造を示す断面概略図である。図8Fは、図7に示す製造方法による、導電性ピラー618の1つの形成中の段階での中間構造を示す断面概略図である。
図7を参照すると、製造方法は、まず、図3A-図3Eを参照して説明したステップS100、S102、S104、S106、S108を実行し、スペーサ層306をスペーサ層606に置換する。その後、図8Aに示すように、積層構造302に貫通孔TH1を形成するステップS700が実行される。貫通孔TH1は、後のステップで形成されるストレージピラー620を収容するように構成される。貫通孔TH1は、チャネル層110、隔離層116及びスペーサ層606を貫通してよい。貫通孔TH1の側壁に露出するチャネル層110、隔離層116およびスペーサ層606の表面は、互いに実質的に同一平面にある。換言すれば、貫通孔TH1は、それぞれ、実質的に真っ直ぐな側壁を有する。いくつかの実施形態では、貫通孔TH1は、現在、チャネル層110の部分を介してゲート誘電体層112と横方向に接触する。これらの実施形態では、現在ステップにおいて、ゲート誘電体層112は、貫通孔TH1の側壁に露出しない。貫通孔TH1の形成方法は、リソグラフィプロセスと、異方性エッチングプロセス等のエッチングプロセスとを含むことができる。
図7および図8Bを参照すると、貫通孔TH1の側壁の一部を積層構造302内に後退させるステップS702が実行される。チャネル層110および隔離層116は、スペーサ層606に対して横方向に後退する。したがって、スペーサ層606は、貫通孔TH1内に延在する突出部606pを有するとみなすことができる。いくつかの実施形態では、ゲート誘電体層112は、現在、貫通孔TH1の側壁に露出している。貫通孔TH1の側壁を部分的に凹ませる方法は、等方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスを含んでよい。スペーサ層606がチャネル層110及び隔離層116に対して十分なエッチング選択比を有するため、チャネル層110及び隔離層116が横方向に凹んだ状態で、エッチングプロセス中にスペーサ層606をほぼそのまま無傷にすることができる。
図7及び図8Cを参照して、現在の構造上に電極層800を形成するステップS704は実行される。電極層800は、貫通孔TH1の側壁及び底面を共形的に覆い、積層構造302’上に延在してよい。したがって、電極層800は、スペーサ層606の突出部606 pに対応して、貫通孔TH1内に横方向に突出してよい。電極層800は、後の工程でパターニングされて外側電極622を形成する。いくつかの実施形態では、電極層800の形成方法としては、堆積法(例えば、PVD法、CVD法、ALD法など)、めっき法又はそれらの組み合わせが挙げられる。
図7及び図8Dを参照して、電極層800をパターニングして外側電極622を形成するステップS706は実行される。パターニング工程では、スペーサ層606の突出部606pに対応して横方向に突出した電極層800の部分を除去する。また、貫通孔TH1の底面に位置する電極層800の部分及び積層構造302’の上方に位置する電極層800の部分も除去する。電極層800の残りの部分は、外側電極622の環状部622aを形成する。いくつかの実施形態では、電極層800をパターニングして外側電極622を形成する方法としては、異方性エッチング処理などのエッチング処理が挙げられる。
図7及び図8Eを参照して、貫通孔TH1内にスイッチング層624を形成するステップS708は実行される。スイッチング層624は、外側電極122の露出した内側側壁を覆い、スペーサ層606と横方向に接触する。いくつかの実施形態では、スイッチング層624の形成方法は、ALD法又はCVD法などの堆積法により、図7Eに示すような構造を共形的に覆うスイッチング材料層を形成することを含む。続いて、異方性エッチング処理などのエッチング処理により、貫通孔TH1の底面上及び積層構造302’の上方に位置するスイッチング材料層を除去する。スイッチング材料層の残りの部分は、スイッチング層624を形成する。
図7及び図6Bを参照して、内側電極626を形成するステップS710は実行される。内側電極626は、貫通孔TH1に埋め込む。いくつかの実施形態では、内側電極626の形成方法は、堆積法(例えば、PVD法、CVD法又はALD法)、めっき法又はそれらの組み合わせにより導電性材料を貫通孔TH1に埋め込むことを含む。続いて、積層構造302’上の導電性材料を除去するために、研磨処理、エッチング処理又はこれらの組み合わせを行う。導電性材料の残りの部分は、貫通孔TH1内に位置し、内側電極626を形成する。
図7及び図8Fを参照して、積層構造302’に貫通孔TH2を形成するステップS712は実行される。貫通孔TH2は、後の工程で形成される導電性ピラー618を収容するように構成される。貫通孔TH2は、チャネル層110、隔離層116及びスペーサ層606を貫通してよい。いくつかの実施形態では、ゲート誘電体層112は貫通孔TH2の側壁に露出し、これにより形成される導電性ピラー618はゲート誘電体層112と横方向に接触する。また、いくつかの実施形態では、貫通孔TH2は、直線状の側壁を有してよい。貫通孔TH2の形成方法は、リソグラフィ処理と、異方性エッチング処理などのエッチング処理とを含んでよい。
図7及び図6Cを参照して、導電性ピラー618を形成するステップS714は実行される。導電性ピラー618は、貫通孔TH2を埋め込む。いくつかの実施形態では、導電性ピラー618の形成方法は、堆積法(例えば、PVD法、CVD法又はALD法)、めっき法又はそれらの組み合わせにより導電性材料を貫通孔TH2に埋め込むことを含む。続いて、積層構造302’上の導電性材料を除去するために、研磨処理、エッチング処理又はこれらの組み合わせを行う。導電性材料の残りの部分は、貫通孔TH2内に位置し、導電性ピラー618を形成する。
上述した実施形態では、ストレージピラー620を形成した後に、導電性ピラー618を形成する。しかしながら、代替の実施形態では、導電性ピラー618は、ストレージピラー620を形成する前に形成される。これらの実施形態では、工程S712、S714は、工程S700、S702、S704、S706、S708、S710の前に実行される。さらに、図3K、図3L、図3M及び図1Aを参照して説明した工程S120、S122、S124、S126は、図1に示されるように、図6Aに示すようなメモリデバイス60の製造を完了するために続いて実行されてよい。
図9は、本開示のいくつかの実施形態の半導体デバイス90の一部を示す断面図である。
図1A及び図9を参照して、いくつかの実施形態では、図1Aを参照して説明したメモリデバイス90は、図9に示される半導体デバイス90の配線工程(BEOL)構造90 Bに組み込まれる。BEOL構造90Bは、基板工程(FEOL)構造90F上に形成されており、FEOL構造90F内の能動デバイスに電気的に接続された導電性素子を含む。いくつかの実施形態では、FEOL構造90Fは、半導体基板900の表面領域に形成される。例えば、半導体基板900は、半導体ウェハであってよく、SOIウェハであってもよい。FEOL構造90Fは、能動デバイスADを含んでよい。簡潔にするために、2つの能動デバイスADのみは図示される。トランジスタなどの能動デバイスADは、ゲート構造902と、ゲート構造902の両側に位置するソース/ドレイン構造904と、をそれぞれ有してよい。いくつかの実施形態では、ゲート構造902は、半導体基板900の略平坦な表面上に配置され、ゲート構造902の両側に位置するソース/ドレイン構造904は、半導体基板900の浅い領域に形成される。これらの実施形態では、能動デバイスADは、プレーナ型電界効果トランジスタ(FET)と呼ばれてよく、ゲート構造902によって覆われ、ソース/ドレイン構造904の間に延在する半導体基板900の外装部は、FETの導電性チャネルとして機能する。代替の実施形態では、能動デバイスADは、フィン型FET(又はfinFETと呼ばれる)又はゲートオールアラウンド(GAA)FETとして形成されてよい。これらの代替の変形例では、ゲート構造に交差して覆われた三次元構造は、これらのFETの導電性チャネルとして機能する。さらに、FEOL構造80Fは、ゲート構造902及びソース/ドレイン構造904上に立設されたコンタクトプラグ906と、ゲート構造902及びコンタクトプラグ906を横方向に取り囲む誘電体層908と、を含んでよい。
BEOL構造90Bは、誘電体層910の積層体と、誘電体層910の積層体に形成された導電性素子912と、を含んでよい。導電性素子912は、FEOL構造90F内の能動デバイスADと電気的に接続され、導電性トレース及び導電性ビアを含んでよい。導電性トレースは、それぞれ1つの誘電体層910上に延在し、これに対して、導電性ビアは、それぞれ、1層以上の誘電体層910を貫通して1つ以上の導電性トレースと電気的に接触する。基板100上のメモリデバイス10は、誘電体層910の積層体上に配置され、メモリデバイス10内のメモリセルMCの端子は、基板100を貫通する導電性ビア(図示せず)を介して下地の導電性素子912にルーティングされる。したがって、メモリデバイス10は、能動デバイスADにルーティングされ、これらの能動デバイスADによって駆動され得る。いくつかの実施形態では、メモリデバイス10は、少なくとも1つの誘電体層914によって横方向に取り囲まれてよい。さらに、図9に示されるメモリデバイス10は、図4Aに示されるメモリデバイス10A又は図6Aに示されるメモリデバイス60に置き換えられてよい。
上述したように、メモリデバイス内のメモリセルが積層可能であるため、メモリデバイスは、もはや二次元設計によって制限されず、メモリデバイスの記憶密度を大幅に増加させることができる。さらに、メモリセルは、3端子アクセストランジスタを用いた1T1R又は1T1Cのメモリセルである。本開示の3端子アクセストランジスタは、ゲート端子を有しない2端子セレクタ(例えば、オボニック閾値スイッチング(OTS)セレクタ)と比較して、ゲート端子を有しており、ゲート端子を用いてリーク電流を抑制することができる。したがって、リーク問題に対応するためにアクセストランジスタの閾値電圧を上昇させる必要がなく、これによりメモリデバイスの動作電圧が不必要に上昇することを防止することができる。また、各メモリセル内のアクセストランジスタと記憶素子とは共通のノードを共有し、同一積層体内のメモリセルの共通のノードを互いに電気的に分離することができる。これにより、縦方向に隣接するメモリセル間の干渉を防止することができる。
本開示の一態様は、メモリデバイスを提供する。このメモリデバイスは、基板上に第1の方向に沿って延在し、互いに縦方向に離間したワード線と、それぞれ1つの上記ワード線の側壁に沿って並べられ、上記第1の方向と交差する第2の方向に沿って上記ワード線に隣接するチャネル層と、1つの上記ワード線と1つの上記チャネル層との間にそれぞれ並べられたゲート誘電体層と、上記チャネル層を貫通する導電性ピラーと、上記チャネル層を貫通し、上記第1の方向に沿って上記導電性ピラーから横方向に離間したストレージピラーと、を含み、上記ストレージピラーは、縦方向に沿って連続して延在する内側電極と、上記内側電極を巻き付けるスイッチング層と、上記スイッチング層を横方向に取り囲み、互いに縦方向に離間しかつ対応する1つの上記チャネル層とそれぞれ横方向に接触する環状部を含む外側電極と、を含む。
本開示の他の態様は、メモリデバイスを提供する。このメモリデバイスは、基板上に交互に積層された膜セットとスペーサ層とを含む積層構造であって、各前記膜セットは、複合層と、上記複合層の上方又は下方に位置する隔離層とを含み、上記複合層は、ワード線と、上記ワード線と横方向に隣接するチャネル層と、上記ワード線と上記チャネル層との間に並べられたゲート誘電体層とをそれぞれ含む、積層構造と、縦方向に沿って上記積層構造を貫通する導電性ピラーであって、上記積層構造内の上記チャネル層を貫通する導電性ピラーと、上記縦方向に沿って上記積層構造体を貫通し、上記導電性ピラーから横方向に離間したストレージピラーであって、上記積層構造体内の上記チャネル層を貫通し、内側電極と、上記内側電極を横方向に取り囲むスイッチング層と、上記スイッチング層を横方向に取り囲む外側電極と、を含み、上記外側電極は、縦方向に互いに分離され、対応する1つの前記チャネル層とそれぞれ接触する環状部を有する、ストレージピラーと、を含む。
本開示の更なる態様は、メモリデバイスを提供する。このメモリデバイスは、基板上に交互に積層された膜セットとスペーサ層とを含む積層構造であって、各前記膜セットは、複合層と、上記複合層の上方又は下方に位置する隔離層とを含み、上記複合層は、ワード線と、上記ワード線と横方向に隣接するチャネル層と、上記ワード線と上記チャネル層との間に並べられたゲート誘電体層とをそれぞれ含む、積層構造と、縦方向に沿って上記積層構造を個別に貫通する導電性ピラー及びストレージピラーであって、上記積層構造内の上記チャネル層を貫通し、前記ストレージピラーは、上記縦方向に沿って連続して延在する内側電極と、上記内側電極を巻き付けるスイッチング層と、上記スイッチング層を横方向に取り囲む外側電極と、を含む導電性ピラー及びストレージピラーと、を含むメモリデバイスであって、上記スペーサ層は、上記隔離層及び上記チャネル層に対して上記ストレージピラー内に横方向に突出し、上記ストレージピラーの上記外側電極は、上記スペーサ層の突出部によって互いに縦方向に分離された環状部を有する。
前述のことは、当業者が本開示の態様をよりよく理解できるように、いくつかの実施形態の特徴を概説している。当業者であれば、本明細書に導入された実施形態の同じ目的を実行し、及び/又は同じ利点を達成するための他のプロセス及び構造を設計又は修正するための基礎として本開示を容易に使用できることを理解できる。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、置換例及び修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (20)

  1. 基板上に第1の方向に沿って延在し、互いに縦方向に離間したワード線と、
    それぞれ1つの前記ワード線の側壁に沿って並べられ、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って前記ワード線に隣接するチャネル層と、
    1つの前記ワード線と1つの前記チャネル層との間にそれぞれ並べられたゲート誘電体層と、
    前記チャネル層を貫通する導電性ピラーと、
    前記チャネル層を貫通し、前記第1の方向に沿って前記導電性ピラーから横方向に離間したストレージピラーと、を含み、前記ストレージピラーは、
    縦方向に沿って連続して延在する内側電極と、
    前記内側電極を巻き付けるスイッチング層と、
    前記スイッチング層を横方向に取り囲み、互いに縦方向に離間しかつ対応する1つの前記チャネル層とそれぞれ横方向に接触する環状部を含む外側電極と、を含む、メモリデバイス。
  2. 前記スイッチング層は、前記外側電極の縦方向に隣接する環状部の間のスペースにそれぞれ埋め込まれた突出部を有する、請求項1に記載のメモリデバイス。
  3. 前記導電性ピラーは、前記縦方向に沿って交互に配置された厚肉部と幅狭部とを有する、請求項2に記載のメモリデバイス。
  4. 前記導電性ピラーの前記幅狭部を横方向に取り囲む環状スペーサをさらに含み、前記環状スペーサの外側側壁は、前記導電性ピラーの前記厚肉部の側壁と略面一である、請求項3に記載のメモリデバイス。
  5. 前記スイッチング層は、抵抗可変材料で形成される、請求項1に記載のメモリデバイス。
  6. 前記スイッチング層は、相変化材料で形成される、請求項1に記載のメモリデバイス。
  7. 前記スイッチング層は、強誘電体材料で形成される、請求項1に記載のメモリデバイス。
  8. 前記導電性ピラー及び前記ストレージピラーの前記外側電極は、前記ゲート誘電体層と横方向に接触する、請求項1に記載のメモリデバイス。
  9. 前記導電性ピラー及び前記ストレージピラーの前記外側電極は、前記チャネル層の一部によって前記ゲート誘電体層から横方向に離間する、請求項1に記載のメモリデバイス。
  10. 積層構造、導電性ピラー及びストレージピラーを含み、
    前記積層構造は、基板上に交互に積層された膜セットとスペーサ層とを含み、各前記膜セットが、複合層と、前記複合層の上方又は下方に位置する隔離層とを含み、前記複合層は、ワード線と、前記ワード線と横方向に隣接するチャネル層と、前記ワード線と前記チャネル層との間に並べられたゲート誘電体層とをそれぞれ含み、
    前記導電性ピラーは、縦方向に沿って前記積層構造を貫通し、前記積層構造内のチャネル層を貫通し、
    前記ストレージピラーは、前記縦方向に沿って前記積層構造体を貫通し、前記導電性ピラーから横方向に離間し、前記積層構造体内の前記チャネル層を貫通し、内側電極と、前記内側電極を横方向に取り囲むスイッチング層と、前記スイッチング層を横方向に取り囲む外側電極と、を含み、前記外側電極が、縦方向に互いに分離され、対応する1つの前記チャネル層とそれぞれ接触する環状部を有する、メモリデバイス。
  11. 前記スペーサ層の側壁は、前記隔離層の側壁と略面一である、請求項10に記載のメモリデバイス。
  12. 前記スイッチング層は、壁部と、前記壁部から突出し、前記外側電極の縦方向に分離された環状部の間のスペースに埋め込まれた突出部と、を有する、請求項10に記載のメモリデバイス。
  13. 前記導電性ピラーは、前記縦方向に沿って交互に配置された厚肉部と幅狭部と、を有し、前記メモリデバイスは、
    前記導電性ピラーの前記幅狭部を横方向に取り囲み、前記スペーサ層と横方向に接触する環状スペーサをさらに含む、請求項10に記載のメモリデバイス。
  14. 前記環状スペーサは、絶縁材料で形成される、請求項13に記載のメモリデバイス。
  15. 積層構造、導電性ピラー及びストレージピラーを含み、
    前記積層構造が、基板上に交互に積層された膜セットとスペーサ層とを含み、各前記膜セットが、複合層と、前記複合層の上方又は下方に位置する隔離層とを含み、前記複合層は、ワード線と、前記ワード線と横方向に隣接するチャネル層と、前記ワード線と前記チャネル層との間に並べられたゲート誘電体層とをそれぞれ含み、
    前記ストレージピラーが、縦方向に沿って前記積層構造を個別に貫通し、前記積層構造内のチャネル層を貫通し、前記ストレージピラーが、
    前記縦方向に沿って連続して延在する内側電極と、
    前記内側電極を巻き付けるスイッチング層と、
    前記スイッチング層を横方向に取り囲む外側電極と、を含み、
    前記スペーサ層は、前記隔離層及び前記チャネル層に対して前記ストレージピラー内に横方向に突出し、前記ストレージピラーの前記外側電極は、前記スペーサ層の突出部によって互いに縦方向に分離された環状部を有する、メモリデバイス。
  16. 前記スペーサ層は、前記スイッチング層と横方向に接触する、請求項15に記載のメモリデバイス。
  17. 前記スペーサ層は、前記隔離層及び前記チャネル層に対してエッチング選択比を有する、請求項15に記載のメモリデバイス。
  18. 前記導電性ピラーは、略直線状の側壁を有する、請求項15に記載のメモリデバイス。
  19. 前記導電性ピラーと横方向に接触する前記スペーサ層の側壁は、前記導電性ピラーと横方向に接触する前記複合層の側壁及び前記導電性ピラーと横方向に接触する前記隔離層の側壁とは、略面一である、請求項15に記載のメモリデバイス。
  20. 前記スイッチング層は、縦方向に沿って略一定の壁厚を有する壁構造として形成される、請求項15に記載のメモリデバイス。
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