JP2022002185A - 照明器具及び車両用灯具 - Google Patents

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【課題】遮光体を用いることなく暗部を含む発光領域を形成できる、照明器具を提供する。【解決手段】コリメートされた光を出射する光源部と、光源部の光出射側に設けられ、光源部からの光が入射する光入射部と、光入射部から入射した光を出射させる光出射部と、を有する第1光学部材と、を備え、光入射部は、第1入射部と、第1入射部とは異なる位置に設けられる第2入射部と、を有し、光出射部は、第1入射部における光源部と反対側に設けられる第1領域と、第1領域と異なる位置に設けられて第2入射部に入射した光を出射させる第2領域と、を有し、光源部からの光は、第1光学部材の光出射部において、第1領域から出射されずに第2領域から出射される照明器具。【選択図】図4

Description

本発明は、照明器具及び車両用灯具に関するものである。
従来、光を照射する明部と光を照射しない暗部とを含む発光領域を形成する照明器具として、導光体から灯具照射方向に出射される光を遮光体で遮光することで暗部および明部を含む発光領域を形成した車両用信号灯がある(例えば、下記特許文献1参照)。
特許第5961008号公報
しかしながら、上記車両用信号灯では、遮光体が別途必要となるため、部品点数が増えることによるコストアップや重量増加という課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、遮光体を用いることなく暗部を含む発光領域を形成できる、照明器具及び車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に従えば、コリメートされた光を出射する光源部と、前記光源部の光出射側に設けられ、前記光源部からの光が入射する光入射部と、前記光入射部から入射した前記光を出射させる光出射部と、を有する第1光学部材と、を備え、前記光入射部は、第1入射部と、前記第1入射部とは異なる位置に設けられる第2入射部と、を有し、前記光出射部は、前記第1入射部における前記光源部と反対側に設けられる第1領域と、前記第1領域と異なる位置に設けられて前記第2入射部に入射した光を出射させる第2領域と、を有し、前記光源部からの光は、前記第1光学部材の前記光出射部において、前記第1領域から出射されずに前記第2領域から出射される照明器具が提供される。
また、上記照明器具において、前記光源部は、光源と、前記光源からの光をコリメートして出射する第2光学部材と、を有する構成としてもよい。
また、上記照明器具において、前記第2光学部材は、前記光源からの光をコリメートして入射させる第3入射部と、前記第3入射部から入射した光を反射する反射部と、前記反射部で反射された光を導光させる導光部と、を含み、前記導光部は、前記反射部で反射された光を前記第1光学部材に向けて反射する反射構造を有する構成としてもよい。
また、上記照明器具において、前記反射構造は複数の反射面を含み、前記複数の反射面は、前記導光部の延在方向に沿って配列されるとともに、前記反射構造による光反射方向に沿って各々の位置を異ならせている構成としてもよい。
また、上記照明器具において、前記第1光学部材の前記光出射部は、少なくとも前記第2領域の表面に設けられた光拡散構造を有する構成としてもよい。
また、上記照明器具において、前記第1光学部材は、前記光源部の光出射側に向かって拡がるV字状の断面形状を有し、前記第1入射部は、前記第1光学部材のV字先端部に設けられたV溝で構成される構成としてもよい。
また、上記照明器具において、前記第1光学部材の前記第1入射部に入射した前記光源部からの光は、前記第1光学部材内を伝搬しつつ前記光出射部の前記第2領域から出射される構成としてもよい。
本発明によれば、遮光体を用いることなく暗部を含む発光領域を形成できる、照明器具および車両用信号灯を提供できる。
実施形態の車両用信号灯の分解斜視図である。 光源部の要部構成を示す図である。 図2の符号Aで示す領域の拡大図である。 第1光学部材の周辺構成を示す断面図である。 第1光学部材のV字形状およびV溝の開き角の関係を示す拡大図である。 変形例に係る光源部の構成を示す図である。 変形例に係る光源部の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である照明器具について図面を参照しながら説明する。
以下の説明で用いる図面は、特徴を分かり易くするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。本実施形態の照明器具は、例えば、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ等の車両用信号灯(車両用灯具)に本発明を適用したものである。
以下に示す図面では、XYZ直交座標系を設定して各部材の構成を説明する。X軸方向は車両用信号灯が取り付けられる車両の幅方向に相当し、Y軸方向は車両の上下方向に相当し、Z軸方向は車両の前後方向に相当する。以下、車両の幅方向、車両の上下方向、車両の前後方向を、単に「幅方向X」、「上下方向Y」、「前後方向Z」とそれぞれ称す。
図1は本実施形態の車両用信号灯の分解斜視図である。図1に示すように、本実施形態の車両用信号灯1は、光源部2と、第1光学部材3と、エクステンション4と、を備えている。光源部2はコリメートされた平行光LLを出射する。第1光学部材3は、光源部2の光出射側(+Z側)に設けられる。エクステンション4は、第1光学部材3の光出射側(+Z側)に設けられ、車両用信号灯1の意匠性を高める部材である。エクステンション4は、遮光性を有する黒色の樹脂で構成され、第1光学部材3の光出射側を除く部分を覆う。
本実施形態において、光源部2は、光源10と、第2光学部材11と、を有する。光源10は、例えば、赤色の光Lを出射するLED素子10aを複数(本実施形態では2つ)含む。複数のLED素子10aは不図示の基板に実装されている。第2光学部材11は、光源10からの光Lをコリメートして出射する。
図2は光源部2の要部構成を示す図である。具体的に図2は図1のXZ平面に沿う面による断面図である。
図2に示すように、第2光学部材11は、幅方向Xの一方側(−X側)から他方側(+X側)に向かって延びる部材である。第2光学部材11は、例えばポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなど、空気よりも屈折率の高い光透過性部材からなる。
第2光学部材11は、光入射部(第3入射部)12と、反射部13と、導光部14と、を含む。光入射部12、反射部13および導光部14は一体に設けられている。
光入射部12は、光源10からの光Lをコリメートして入射させる。光入射部12は複数の光入射面12aを有する。複数の光入射面12aは光源10の各LED素子10aに対応して設けられる(図1参照)。つまり、光入射部12における光入射面12aの数と光源10におけるLED素子10aの数とは同じである。各光入射面12aは対応するLED素子10aから出射された光Lをそれぞれコリメートして入射させるように設計されている。各光入射面12aはLED素子10aから大きい放射角で出射される光Lを飲み込み可能に形成されている。
反射部13は、光源10の光軸2aに対して45度の角度をなすように設けられた反射面13aを有する。反射部13は、光入射部12から入射した光Lを幅方向Xの奥側(+X側)に向けて反射する。本実施形態において、光入射部12から入射した光Lは反射部13の反射面13aにおいて全反射される。
導光部14は、反射部13で反射された光Lを幅方向Xの手前側(−X側)から奥側(+X側)に向かって導光させる。導光部14は、第1面14aと第2面14bとを有する。第1面14aは前後方向Zの手前側(−Z側)を向く面であり、第2面14bは前後方向Zの奥側(+Z側)を向く面である。
導光部14は、幅方向Xの手前側(−X側)から奥側(+X側)に向かって、前後方向Zにおける厚みが小さくなる先細り形状を有する。第1面14aは、幅方向Xの手前側(−X側)から奥側(+X側)に向かって、前後方向Zの奥側(+Z側)に傾斜する。第2面14bは、幅方向Xと平行な平面である。
導光部14は、第1光学部材3に向けて光源10からの光Lを反射する反射構造15を有する。反射構造15は第1面14aに設けられている。反射構造15は第1面14aの表面を所定形状にカットすることで形成される。
図3は第1面14aに設けられた反射構造15の要部構成を示す拡大図である。具体的に図3は図2の符号Aで示す領域の拡大図である。
図3に示すように、反射構造15は、複数の反射面16と、複数の反射面16同士を接続する複数の接続面17と、を含む。複数の反射面16は、導光部14の延在方向である幅方向Xに沿って配列されるとともに、反射構造15による光反射方向である前後方向Zに沿って各々の位置を異ならせて設けられている。各接続面17は幅方向Xに沿って延びる面であり、幅方向Xにおいて隣り合う反射面16同士における幅方向Xの一端16aおよび他端16bを接続する。複数の反射面16は反射部13で反射された光Lの各光線Laに対して45度の角度をなすように設けられている。
本実施形態の反射構造15において、各反射面16は前後方向Zにおいて各々の位置を異ならせるようにして幅方向Xに配列されている。つまり、複数の反射面16において、幅方向Xの手前側(−X側)に位置する反射面16は前後方向Zの手前側(−Z側)に配置され、幅方向Xの奥側(+X側)に位置する反射面16は前後方向Zの奥側(+Z側)に配置される。
図2に示されるように本実施形態の第2光学部材11において、反射面13aの前後方向Zの手前側(−Z側)で反射された光線Laは、幅方向Xの手前側(−X側)、すなわち、前後方向Zの手前側(−Z側)の反射面16によって第1光学部材3に向けて反射される。また、反射面13aの前後方向Zの奥側(+Z側)で反射された光線Laは、幅方向Xの奥側(+X側)、すなわち、前後方向Zの奥側(+Z側)の反射面16により第1光学部材3に向けて反射される。
以上のように第2光学部材11は、第2面14bの幅方向Xの全域から第1光学部材3に向けて光源10からの光Lを出射するようになっている。このようにして、本実施形態の光源部2は複数の平行光束からなる平行光LLを第1光学部材3に向けて出射する。
光源部2から出射された平行光LLは、第1光学部材3に入射する。第1光学部材3は、例えばポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなど、空気よりも屈折率の高い光透過性部材からなる。
図4は第1光学部材3の周辺構成を示す断面図である。図4はYZ面と平行な面による断面図である。
図4に示すように、第1光学部材3は光源部2(第2光学部材11)の光出射側、つまり、前後方向Zの奥側(+Z側)に向かって拡がるV字の断面形状を有する。第1光学部材3はZ軸に沿う中心軸3Aを基準とする線対称の断面形状を有している。第1光学部材3は外面3aおよび内面3bを有する。外面3aおよび内面3bは互いに平行な面である。
第1光学部材3は、光源部2からの平行光LLが入射する光入射部21と、光入射部21から入射した平行光LLを出射させる光出射部22と、を有する。
光入射部21は、光源部2(第2光学部材11)に対向する第1光学部材3の外面3aに設けられる。光入射部21は、第1入射面(第1入射部)21aと、第1入射面21aとは異なる位置に設けられる第2入射面(第2入射部)21bと、を有する。第1入射面21aは、第1光学部材3のV字先端部23に設けられたV溝23aで構成される。V溝23aは幅方向Xに沿って延びるように第1光学部材3のV字先端部23に設けられている。
光出射部22は、第1光学部材3の内面3bに設けられている。本実施形態の光出射部22は、第1領域22aと第2領域22bとを有する。第1領域22aは、第1入射面21aにおける光源部2と反対側(前後方向Zの奥側(+Z側))に設けられる。第2領域22bは、第1領域22aと異なる位置に設けられる。
以下の説明において、光入射部21に入射する平行光LLのうち第1入射面21aに入射する光を第1入射光LL1と称し、光入射部21に入射する平行光LLのうち第2入射面21bに入射する光を第2入射光LL2と称す。
第2入射面21bに入射した第2入射光LL2は、第2入射面21bによって中心軸3Aに近づく方向に屈折されて第1光学部材3内に入射する。第2入射面21bで屈折された第2入射光LL2は比較的大きい入射角度、すなわち、臨界角よりも大きい角度で第1光学部材3の内面3bに入射する。第2入射光LL2は内面3bを透過し、外部に出射される。すなわち、第2入射光LL2は第1光学部材3を透過し中心軸3A寄りにオフセットして外部に出射される。本実施形態の第1光学部材3において、光出射部22を構成する内面3bのうち、第2入射光LL2を外部に出射させる領域が上記第2領域22bに相当する。
本実施形態の第1光学部材3において、光出射部22は光拡散構造24を有する。光拡散構造24は、例えば、第1光学部材3の内面3bの表面に形成したシボ加工面(粗面)で構成される。なお、光拡散構造24は光出射部22を構成する内面3bのうち少なくとも第2領域22bのみに設けられていればよく、内面3bの全体に亘って設けられていてもよい。
本実施形態の第1光学部材3によれば、光出射部22に上記光拡散構造24を設けることで、上記第2領域22bから第2入射光LL2を拡散させた状態で出射することができる。これにより、光出射部22は、第2領域22bの全体から均一に光を出射すると共に、中心軸3Aと平行な+Z方向以外のY方向斜め奥側にも第2入射光LL2が内面3bから出射するため、前後方向の奥側からの発光の視認(+Z方向)以外にも上下方向(±Y方向)から見た発光の視認性も向上することができる。
一方、第1入射面21aに入射した第1入射光LL1は、第1入射面21aによって中心軸3Aから離れる方向に屈折されて第1光学部材3内に入射する。第1入射面21aで屈折された第1入射光LL1は比較的小さい入射角度、すなわち、臨界角よりも小さい角度で第1光学部材3に入射する。第1入射光LL1は内面3bと内面3bに平行な外面3aとの間で全反射される。すなわち、第1入射光LL1は内面3bおよび外面3a間で全反射されながら第1光学部材3内を伝搬する。つまり、第1入射面21aに入射した第1入射光LL1は第1入射面21aの前後方向Zの奥側(+Z側)にそのまま透過して出射されない。
本実施形態の第1光学部材3において、光出射部22を構成する内面3bのうち、第1入射光LL1および第2入射光LL2が入射しない領域が上記第1領域22aに相当する。
本実施形態の第1光学部材3は、上述のように内面3bに設けられた光拡散構造24を有している。そのため、第1光学部材3内を伝搬する第1入射光LL1は、内面3bに設けられた光拡散構造24に入射した際、一部の成分が反射され、一部の成分が透過して出射される。このように光出射部22の第2領域22bは、第1入射光LL1に対する光出射機能と光反射機能を併せて有するように構成されている。
よって、本実施形態の第1光学部材3では、第1入射面21aから第1光学部材3内に入射した第1入射光LL1が第1光学部材3内を伝搬しつつ光出射部22の第2領域22bから出射されることができる。よって、第1光学部材3内を伝搬する第1入射光LL1を無駄なく外部に取り出すことができ、光利用効率の低下を抑制することができる。
以上のように本実施形態の第1光学部材3によれば、光源部2から出射した平行光LLを光出射部22のうちの第1領域22aから出射させることなく、第2領域22bのみから出射させることができる。すなわち、本実施形態の車両用信号灯1によれば、光出射部22の第1領域22aに対応する部分に帯状の非発光部分(暗部)DPを生じさせたパターン光LPを出射することができる。つまり、本実施形態の車両用信号灯1によれば、遮光部材等を用いずに、暗部DPを含んだパターン光LPを生成することができる。さらに、第1領域22aの表面は、シボ加工のない平坦面にすることにより、第1領域22aに向かう光を全反射させやすくするため、第1領域22aから抜ける光線が減り、より明暗差を大きくした暗部DPを含んだパターン光LPを生成することができる。
ところで、本実施形態の車両用信号灯1において、例えば、非点灯時の意匠性の要望によって、第1光学部材3のV字形状の開き度合い(開き角)を変化させることも考えられる。このように第1光学部材3のV字形状の開き角を変化させる場合において、暗部DPの幅を最大化するためにはV溝23aの開き角も併せて調整する必要がある。以下、第1光学部材3のV字形状およびV溝23aの開き角の関係について説明する。
図5は第1光学部材3のV字形状およびV溝23aの開き角の関係を示す拡大図である。図5において、第1光学部材3のV字形状の開き角である第1開き角度θ1は、上下方向Yに沿う第1基準軸CL1に対する内面3bの角度で規定される。また、暗部DPの幅を規定するV溝23aの開き角である第2開き角度θ2は、上記第1基準軸CL1と平行な第2基準軸CL2に対する第1入射面21aの角度で規定される。また、第2入射光LL2のうち第1入射面21aと第2入射面21bとの境界部に入射する光を第2境界光LL2aとする。また、第1入射光LL1のうち第1光学部材3の中心軸3A近傍に入射する光を第1境界光LL1aとする。
図5に示すように、内面3bに対する第1境界光LL1aの入射位置が内面3bに対する第2境界光LL2aの入射位置よりも中心軸3A側となると、第1境界光LL1aが内面3bに形成された光拡散構造24によって外部に出射されるおそれがある。すなわち、暗部DPの幅が狭まるおそれがある。
これに対して、内面3bに対する第2境界光LL2aの入射位置が内面3bに対する第1境界光LL1aの入射位置よりも中心軸3A側となると、第1境界光LL1aは第2境界光LL2aよりも第1光学部材3の外側(中心軸3Aから離間する側)の内面3bに入射するようになる。つまり、暗部DPの上下方向Yの幅が最大となる。
第1入射面21aの上下方向Yの幅H1及び位置は第1領域22aの上下方向Yの幅H2及び位置と対応する。具体的に第1入射面21aの上下方向Yの幅H1と位置は、第1領域22aの上下方向Yの幅H2と位置とほぼ同じであり、暗部DPの上下方向Yの幅と位置は、第1領域22aと同じか、少し狭くなる。
暗部DPを最大化させる手段として、第1開き角度θ1が鈍角傾斜(例えばθ1が30度未満)の意匠面を形成したい場合、第1境界光LL1aが内面3bで全反射するように、つまり内面3bに向かう第1境界光LL1aの角度が臨界角以上になるように、第2開き角度θ2を設定するか、又は、第1境界光LL1aが内面3bで出射するように、内面3bに向かう第1境界光LL1aの角度が臨界角以下になるように、第2開き角度θ2を設定する。
また、第1境界光LL1aが内面3bで全反射する場合、外面3aから入射した第2境界光LL2aが内面3bから出射する位置が暗部DPの端になるが、好ましくは、第2境界光LL2aの出射位置が、内面3bで最初に全反射した位置と同じか、当該全反射面した位置より上下方向の外側(この場合は+Y方向、中心軸3Aから遠ざかる)になるように、第1入射面21aの幅H1(上下方向Yの幅)を広げるとともに第1光学部材3の厚みを増やすように調整すれば、暗部DPの幅を最大化することができる。なお、第1入射面21aの幅H1を拡げること、及び第1光学部材3の厚みを増やすことのいずれか一方のみを調整することで、暗部DPの幅を最大化してもよい。
第1境界光LL1aが内面3bで出射する場合、内面3bから出射した第1境界光LL1aは、第1入射面21aと内面3bにて上下方向の外側(この場合は+Y方向、中心軸3Aから遠ざかる)に2回屈折するので、前後方向Zの奥側(+Z側)から見た暗部DPに第1境界光LL1aが向かうことはなく、暗部DPの暗さは保持される。好ましくは、第2境界光LL2aの出射位置が、第1境界光LL1aが内面3bから出射する位置と同じか、当該全反射面した位置より上下方向の外側(この場合は+Y方向、中心軸3Aから遠ざかるよう)に、第1入射面21aの幅H1(上下方向Yの幅)を広げるとともに第1光学部材3の厚みを増やすように調整すれば、暗部DPの幅を最大化することができる。なお、第1入射面21aの幅H1を広げること、及び第1光学部材3の厚みを増やすことのいずれか一方のみを調整することで、暗部DPの幅を最大化してもよい。
例えば、第1開き角度θ1が10度の場合、第2開き角度θ2を52度に設定すれば、任意の第1入射面21aの幅H1と第1光学部材3の厚みで暗部DPの幅を最大化できる。また、例えば、第1開き角度θ1が20度の場合、第2開き角度θ2を46度に設定すれば、任意の第1入射面21aの幅H1と第1光学部材3の厚みで暗部DPの幅を最大化できる。
暗部DPを最大化させる手段として、第1開き角度θ1が鋭角傾斜(例えばθ1が30度以上)の意匠面を形成したい場合、第1境界光LL1aが内面3bで全反射するように、つまり、内面3bに向かう第1境界光LL1aの角度が臨界角以上になるように、第2開き角度θ2を設定する。
この場合、外面3aから入射した第2境界光LL2aが内面3bから出射する位置が暗部DPの端になるが、好ましくは、第2境界光LL2aの出射位置が、内面3bで最初に全反射した位置と同じか、当該全反射した位置より上下方向の外側(この場合は+Y方向、中心軸3Aから遠ざかる)になるように、第1入射面21aの幅H1(上下方向Yの幅)を広げるとともに第1光学部材3の厚みを増やすように調整すれば、暗部DPの幅を最大化することができる。なお、第1入射面21aの幅H1を広げること、及び第1光学部材3の厚みを増やすことのいずれか一方のみを調整することで、暗部DPの幅を最大化してもよい。
例えば、第1開き角度θ1が30度の場合、第2開き角度θ2を35度に設定すれば、任意の第1入射面21aの幅H1と第1光学部材3の厚みで暗部DPの幅を最大化できる。
以上のように本実施形態の車両用信号灯1において、第1開き角度θ1を大きくする場合、つまり第1光学部材3のV字形状の開き度合いを小さくする意匠性を採用する場合、V溝23aの第2開き角度θ2を小さくすることで暗部DPの幅を最大化することが可能となる。
本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態では、平行光LLを出射する光源部2として、光源10と第2光学部材11とを用いる構成を例に挙げたが、光源部2の構成はこれに限定されることはない。例えば、図6に示すように、複数のLED素子10aから出射する各光Lをコリメーターレンズ30で平行化することで平行光LLを生成する光源部2Aを採用することもできる。また、図7に示すように、光源10から出射した光Lを第2光学部材11に代えて、リフレクター31で平行化することで平行光LLを出射する光源部2Bを採用することもできる。
また、上記実施形態では、例えば、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ等の車両用信号灯に本発明を適用する場合を例に挙げて説明したが、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば、本発明の照明器具は、インテリア照明や展示照明、ミュージアム照明、舞台照明など、一般照明用から特殊照明用まで様々な用途の照明装置にも適用することが可能である。
1…車両用信号灯(照明器具)、2,2A,2B…光源部、3…第1光学部材、10…光源、11…第2光学部材、12…光入射部(第3入射部)、13…反射部、16…反射面、14…導光部、15…反射構造、21…光入射部、21a…第1入射面(第1入射部)、21b…第2入射面(第2入射部)、22…光出射部、22a…第1領域、22b…第2領域、23…V字先端部、23a…V溝、24…光拡散構造、LL…平行光(コリメートされた光)、H1…幅(第1入射面の幅)、H2…幅(第1領域の幅)。

Claims (10)

  1. コリメートされた光を出射する光源部と、
    前記光源部の光出射側に設けられ、前記光源部からの光が入射する光入射部と、前記光入射部から入射した前記光を出射させる光出射部と、を有する第1光学部材と、を備え、
    前記光入射部は、第1入射部と、前記第1入射部とは異なる位置に設けられる第2入射部と、を有し、
    前記光出射部は、前記第1入射部における前記光源部と反対側に設けられる第1領域と、前記第1領域と異なる位置に設けられて前記第2入射部に入射した光を出射させる第2領域と、を有し、
    前記光源部からの光は、前記第1光学部材の前記光出射部において、前記第1領域から出射されずに前記第2領域から出射される
    照明器具。
  2. 前記光源部は、光源と、前記光源からの光をコリメートして出射する第2光学部材と、を有する
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記第2光学部材は、前記光源からの光をコリメートして入射させる第3入射部と、前記第3入射部から入射した光を反射する反射部と、前記反射部で反射された光を導光させる導光部と、を含み、
    前記導光部は、前記反射部で反射された光を前記第1光学部材に向けて反射する反射構造を有する
    請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記反射構造は複数の反射面を含み、
    前記複数の反射面は、前記導光部の延在方向に沿って配列されるとともに、前記反射構造による光反射方向に沿って各々の位置を異ならせている
    請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記第1光学部材の前記光出射部は、少なくとも前記第2領域の表面に設けられた光拡散構造を有する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の照明器具。
  6. 前記第1光学部材の前記光出射部は、前記第1領域の表面に設けられた平坦面を有する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の照明器具。
  7. 前記第1光学部材は、前記光源部の光出射側に向かって拡がるV字状の断面形状を有し、
    前記第1入射部は、前記第1光学部材のV字先端部に設けられたV溝で構成される
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の照明器具。
  8. 前記第1光学部材の前記第1入射部に入射した前記光源部からの光は、前記第1光学部材内を伝搬しつつ前記光出射部の前記第2領域から出射される
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の照明器具。
  9. 前記光出射部の第1領域と前記第1入射部とは、互いの幅及び位置同士が対応する
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の照明器具。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の前記照明器具を車両用照明に用いた
    車両用灯具。


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