JP2021519738A - ヘキサフルオロリン酸リチウムの製造 - Google Patents

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Abstract

固体形態のフッ化リチウム(LiF)を、PF5に対して不活性であり、かつ、PF5のための溶媒である液体過ハロゲン化有機化合物中でガス状の五フッ化リン(PF5)と反応させることによって、固体形態のLiPF6を生成させることを含む、固体ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、ヘキサフルオロリン酸リチウムの製造に関する。本発明は、ヘキサフルオロリン酸リチウムの製造方法を提供し、当該方法に従って製造されたヘキサフルオロリン酸リチウムにまで及ぶ。本発明は、また、電解質の製造方法にも及び、当該方法に従って製造された電解質にまで及ぶ。本発明は電池及び電池の製造方法も提供する。
リチウムイオン電池の電解質としてヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)を使用することが知られている。
LiPFの従来の調製方法としては、水性反応条件(aqueous reaction conditions)での湿式化学合成法(wet chemical synthesis methods)と非水性条件(non−aqueous conditions)での乾式合成法(dry synthesis methods)が挙げられる。
湿式化学調製法を使用してLiPFを調製する一般的な方法は、ピリジニウム又はテトラアセトニトリロリチウムヘキサフルオロホスフェートなどの水に安定な有機複合体を合成し、その複合体を溶媒和されたLiPFに変換することを含む。アセトニトリルカチオンは、有機カチオンを置換するための後の反応で使用されるリチウム塩基を不十分に溶解するため、アセトニトリルカチオンよりもピリジニウムカチオンが好ましい。ただし、アセトニトリルの存在下でLiF塩とPFガスとの反応により生成するテトラアセトニトリロリチウムヘキサフルオロホスフェート複合体は、真空(20℃)中での複合体の低温分解を可能にし、高純度のLiPFを生成する。
ピリジニウムヘキサフルオロホスフェート複合体を合成し、さらにその複合体をアルカリ金属水酸化物と反応させて、それらの対応するヘキサフルオロホスフェート複合体を得るために、様々なハロゲン化リンやピリジニウムポリ(フッ化水素)の溶液が使用されてきた。いくつかのアルカリ−PF塩は硫酸中で安定であるが、LiPFは非常に不安定であり、中間生成物に水が存在するために単離できない。反応式1.1及び1.2は、ヘキサフルオロホスフェート複合体の形成中に関与する化学反応を示す。
Figure 2021519738
ここで、
Zは酸素又は硫黄であり、
Xは塩素又は臭素である。
アンモニアとアルカリ金属のヘキサフルオロホスフェート複合体は、アンモニウム又はアルカリ金属フッ化物を五塩化リンと反応させることによって調製できることも知られているが、収率が非常に低いため、その後の単離プロセスは、面倒で時間がかかる。
湿式化学合成を使用したLiPFの別の調製方法は、ヘキサフルオロリン酸をピリジンと反応させて複合体を形成し、次にピリジニウムカチオンを水酸化物又はアルコキシドからのリチウムカチオンと交換してLiPFピリジン複合体を得る。このLiPFピリジン複合体をさらに処理して高純度LiPFを生成できる。これは、式1.3及び1.4に示されている。
Figure 2021519738
この方法で使用されるリチウム塩基は、合成されたLiPFと水との間のその後の反応を回避するために、アルコール媒体に溶解される。この方法は、対応する水酸化物からのアルカリ金属イオンがピリジニウムカチオンと容易に交換されるという事実に基づく。ピリジニウムヘキサフルオロホスフェートの収率は約70%であり、当該複合体とリチウム塩基とのその後の反応及び30℃での部分真空における生成物の乾燥から、さらに96%のLiPF結晶生成物が得られる。
ヘキサフルオロリン酸は、また、水中で水酸化リチウムと反応してLiPFを形成することがあるが、形成された電解質は急速に加水分解し、PO 、PO 3−、及びHPOなどの様々な他の化学種の形態で析出する。この調製方法に関連する別の欠点としては、HPF自体の段階的な分解から生じるいくつかの弱酸の混合物であるヘキサフルオロリン酸の使用が挙げられる。したがって、反応に利用できるPF イオンの量は常に分かっているわけではない。これは、ピリジンによる中和の前に、酸とアルカリ水酸化物の間で予備滴定を行って、酸中のPF イオンの正確な化学量論を決定する必要がある。
他の湿式化学合成法には、様々な溶媒中でのリチウム源とヘキサフルオロリン酸塩の反応が含まれる。ジメトキシエタン(DME)中でのLiHとNHPFの反応は、式1.5に示すような例の1つである。
Figure 2021519738
この化学プロセスでは、ヘキサフルオロリン酸アンモニウム塩を溶解させるために、少なくとも2つの官能基を有し、かつ、リチウム配位子を複合化するのに十分なスペーシングを有するエーテル、例えば1,2−ジメトキシエタンが使用される。複合体2DME・LiPF、アンモニア、水素ガスが生成物として形成される。この複合体は安定であり、この複合体を電池用途のための電解質溶媒にさらに溶解させるが、エーテルは除去するのが難しく、最終的な電解質に含まれる。
エーテル干渉(ether interference)をなくすために、リチウム源、例えばLiHと、NHPFとの間の反応を、最終電解質に使用される溶媒中で直接実施できる。電解質からの析出によって過剰な塩を容易に除去できるように、反応物のうちの少なくとも1つは、使用される溶媒に溶解し、他は使用される溶媒に不溶性でなければならない。2溶媒プロセスが実施される場合、使用される最初の溶媒は非プロトン性であり、使用されるリチウム化合物に対して高い溶解度を有し、そして、低い沸点を有する必要がある。次に、エチレンカーボネート(EC)などのより粘性の高い高沸点溶媒を共溶媒として加え、続いて最初の溶媒を蒸発させることができる。
ヘキサフルオロリン酸リチウムは、水中でLiFとPClを使用して合成することもできるが、この調製方法では低い収率が得られる。収率を向上させるために、LiCl又はLiFなどの塩化物塩を無水HFに溶解し、次にPClを徐々に加え、より高い収率でヘキサフルオロリン酸リチウム塩を析出させる。
LiPFを調製する別の方法は、炭酸エーテル及びエステルタイプの無水有機溶媒中でPCl及びHFを使用することを含む。エチルカーボネートや他の関連する溶媒などのカーボネートは、PFガスと反応して付加物(adducts)を形成する。この調製方法を使用する場合、PFと溶媒の反応が困難であるだけでなく、HFはさらに反応してさらなる問題を引き起こすため、HFの導入は望ましくない。
上記に照らして、LiPF塩の調製に湿式化学合成法を使用することに関連する以下の欠点が確認されている。
(i)Liイオンは小さすぎて、比較的大きなPF イオンによって析出しない。したがって、溶液から直接LiPF結晶を得るのは困難である。
(ii)LiPF塩自体は熱的に不安定であり、使用された溶媒を除去するための熱処理中に分解する。
非水性条件を使用してLiPFを合成するために広く使用されている方法は、LiPFを形成するためにLiFとPFガスとの反応を含む。この方法には、有毒なPFガスの取り扱いが難しいことや、バッテリー用途で使用されるLiPFの少なくとも99.9%の必要純度と比較して低い生成物純度(90〜95%)などの様々な欠点がある。過剰なLiF及びLiHFもこの調製方法の副産物として形成される。
この手法は、得られたLiPFにアセトニトリルを反応させて、真空中で部分的に加熱するとより純粋なLiPF塩を再生するテトラアセトニトリロリチウムヘキサフルオロホスフェートを形成することによって、LiPF生成物の純度を向上させるように変更された。
LiPF塩は、フッ化リチウムと三フッ化臭素を過剰な五酸化リン中で反応させることによっても合成できる。LiPF合成の他の方法は、LiPF塩を形成するために、PFガスの現場(in situ)生成と、その後のPFガスとリチウム源との反応を含む。この技術は、化学反応中の中間体への水分の侵入を排除すると言われている。
固相熱反応は、LiPFの調製のための気相ルートに代わる乾式合成法を提供する。例えば、リチウム源は、固体状態で高温(300℃)でリン酸アンモニウムなどのリン酸塩と反応してメタリン酸リチウムを形成し、メタリン酸リチウムは次に150℃でフッ化アンモニウムとさらに反応してLiPFが得られる。これを以下の式1.6及び1.7に示す。
Figure 2021519738
粉末を受け取ったままの状態(as received)で混合し、高温で加熱した場合には、固相熱反応が不完全になる傾向がある。したがって、これは、反応物を一緒に完全に粉砕し、それらをプレスしてペレットにして反応物の間の接触を容易にするという課題を提示する。固相反応を促進するために必要な高温高圧にもかかわらず、これらのタイプの化学反応は、特殊なセラミック、圧電体、シンチレーション結晶などの先進的で高度に秩序化された結晶構造を生成するための好ましい反応方法である。よって、この技術は、結晶性の高いLiPFを生成する。
水を含まない純粋なLiPF電解質塩の探求は、塩を調製するために室温でフッ素ガスを使用することも促した。PFガスによるLiFのフッ素化の間に溶媒として無水フッ化水素を使用するのとは対照的に、純粋なフッ素を使用しても、不純物としてLiPOの形態のオキシフッ化物は生成しない。これらのオキシフッ化物は部分的にHFに溶解しているため、最終生成物中に不純物として残る。
LiPFは、23℃の温度でリンをフッ素ガスと反応させてPFガスを生成させ、次にPFガスをLiFと現場で反応させてLiPFを生成させることによって製造できることが示された。フッ素ガスを、まず、液体窒素を使用して−196℃で液化し、次に温度を段階的に−80℃まで上昇させ、そこで反応が始まる。LiPFの生成速度が高い23℃の温度まで、反応をゆっくりと進行させる。より純粋な製品を得るために、温度をさらに150℃まで上昇させる。この手法は時間がかかり、反応は10時間後に完了すると予想されるが、これは製造時間の点で費用がかかる。
本発明の目的は、少なくとも上記の欠点を軽減すること、特にHFの形成を最小限に抑え、より好ましくは完全に回避することである。
本発明の第1の態様に従うと、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)の製造方法であって、PFと非反応性である、すなわちPFに対して不活性であり、かつ、PFのための溶媒である過ハロゲン化有機化合物を含む液体媒体中で、フッ化リチウム(LiF)を五フッ化リン(PF)と反応させて、固体の形態、例えば粒状の形態のLiPFを生成することを含む、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)の製造方法が提供される。
したがって、反応は液体媒体中で行われる。
前述のように、LiPFは液体媒体中で固体形態で製造される。したがって、液体媒体は固体形態のLiPFのための溶媒ではない。
液体媒体は、上記の過ハロゲン化有機化合物によって提供されてもよく、その場合、上記の過ハロゲン化有機化合物は液体過ハロゲン化有機化合物である。したがって、典型的には、液体媒体は過ハロゲン化有機化合物からなる。
2種以上の過ハロゲン化有機化合物の混合物を、液体媒体として使用するか、又は液体媒体に含めることができる。かかる混合物は、本発明の範囲内に含まれ、したがって、広い意味で、過ハロゲン化有機化合物という用語は、2種以上の過ハロゲン化有機化合物の混合物を含む。
過ハロゲン化有機化合物のハロゲンは、特に、フッ素であることができる。
本明細書において、「過ハロゲン化(perhalogenated)」は、本発明の当該技術分野で従来理解されているように、有機化合物の水素原子の全てがハロゲン原子で置換され、したがって、過ハロゲン化された有機化合物を提供するという点で、完全ハロゲン化形の有機化合物を意味する。例えば、有機化合物デカリン(C1018)の場合、対応する過ハロゲン化有機化合物はペルフルオロデカリン(C1018)である。
しかしながら、上記の「過ハロゲン化」の意味は、
過ハロゲン化有機化合物は、有機化合物の実質的に完全にハロゲン化されたバージョンであることができ、その場合、過ハロゲン化有機化合物は、依然としていくらかの水素原子を含んでいてもよいこと;及び/又は
過ハロゲン化有機化合物が飽和有機化合物ではないこと、例えば、過ハロゲン化有機化合物はアルケン又はアルキンであること、
を除外せず、したがって、本明細書において「過ハロゲン化」に与えられる意味は、従来の意味よりも範囲が広いが、本発明の文脈では、より狭い意味が好ましい。
いずれにせよ、本発明の文脈において、過ハロゲン化有機化合物に具体化されるような有機化合物のハロゲン化の程度は、過ハロゲン化有機化合物がPFに対して不活性である、すなわち、PFと非反応性であり、かつ、PFのための溶媒であるという程度である。
LiFは、固体の形態、例えば粒状の形態であることができる。したがって、液体媒体は、固体形態のLiFのための溶媒ではない。
PFはガス状PFであることができる。
したがって、LiFをガス状PFと反応させることは、
LiFが固体の場合、例えばLiFを液体媒体中に分散させることによって、液体媒体中のLiFを提供すること;及び
例えば液体媒体をガス状PFと接触させることによって、LiFを含む液体媒体中にPFを溶解させること;
を含むことができる。
したがって、固体形態のLiFをガス状PFと反応させることは、必ずしも固体形態のLiFをガス状PFと直接接触させることを含まないことが理解されるであろう。代わりに、固体形態のLiFをガス状PFと反応させることは、固体形態のLiFを含む液体媒体をガス状PFと接触させることを含むであろう。
上記のとおり、過ハロゲン化有機化合物はPFに対して不活性である。言い換えれば、過ハロゲン化有機化合物は、PFが過ハロゲン化有機化合物と化学的に反応して新しい化合物を形成しないという意味で、PFと非反応性である。
本発明の一実施形態では、過ハロゲン化有機化合物は、過ハロゲン化アルカンであることができる。例えば、過ハロゲン化アルカンは、好ましくは式C(式中、xは1〜10から選択される整数であり、yは4〜20から選択される整数である。)の環式又は非環式ペルフルオロカーボン、例えばペルフルオロデカリン又はペルフルオロヘプタン又はC及びC14〜C20から選択された非環式ペルフルオロカーボンであることができる。
本発明の別の実施形態では、過ハロゲン化有機化合物はペルフルオロアルケンであることができる。例えば、ペルフルオロアルケンは、ヘキサフルオロベンゼンなどのペルフルオロ芳香族化合物又はCからC10までから選択されるペルフルオロ芳香族化合物、あるいは、テトラフルオロエチレン又はCもしくはCから選択されるペルフルオロアルケンであることができる。
過ハロゲン化有機化合物はさらにエーテル、特にペルフルオロアルケンエーテルであってもよいと考えられる。1つの典型的な一般式はR−O−R’であろう。
したがって、過ハロゲン化有機化合物は、一実施形態では、ペルフルオロカーボンであってもよい。ペルフルオロカーボンは、環式及び非環式ペルフルオロアルカン、環式及び非環式ペルフルオロアルケン、並びに、それらの任意の2種以上の混合物から、別々に又は一緒に選択することができる。言い換えれば、過ハロゲン化有機化合物は、2種以上の環式ペルフルオロアルカンの混合物、2種以上の非環式ペルフルオロアルカンの混合物、2種以上の環式ペルフルオロアルケンの混合物、2種以上の非環式ペルフルオロアルケンの混合物、並びに、環式ペルフルオロアルカン、非環式ペルフルオロアルカン、環式ペルフルオロアルケン及び非環式ペルフルオロアルケンのうちの2種以上の混合物から選択することができる。特に、ペルフルオロカーボンは、ペルフルオロデカリン、ペルフルオロヘプタン、ヘキサフルオロベンゼン、テトラフルオロエチレン、及びそれらの任意の2種以上の混合物から選択することができる。
前述のように、LiFが固体形態であり、液体媒体がLiPFの溶媒ではない場合、生成されるLiPFも固体形態である。したがって、LiFとPFの間の反応は、固体形態のLiFを固体形態のLiPFに変換する。
この方法は、場合によっては、液体媒体中に含まれる、固体形態のLiPFと固体形態の未反応のLiFとの混合物を生じることがある。
この方法は、例えばろ過などの物理的分離によって、液体媒体から固体形態のLiPF及び固体形態の未反応LiFを回収することを含むことができる。
固体形態のLiPF及び固体形態の未反応LiFを回収した後、この方法は、LiPFのための溶媒に固体形態のLiPFを溶解させ、したがって、LiPFの溶液を生じさせることを含むことができる。
LiPFの溶液を生じさせることは、当該方法が固体形態のLiPFと固体形態の未反応LiFとの混合物からLiPFを回収するために上記のように固体形態のLiPFと固体形態の未反応LiFとの混合物を生じる場合に特に適用可能であるが、これに限定されない。したがって、当該方法は、固体形態のLiPF及び固体形態の未反応LiFの混合物を固体形態のLiPFのための溶媒で処理することを含むことができる。この点に関して、固体形態のLiPFのための溶媒は、固体形態のLiFのための溶媒でないことが理解されよう。
固体形態のLiPFのための溶媒は、電池、特にリチウムイオン電池での使用に好適な電解質溶媒であることができる。例えば、溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、及びそれらの混合物から選択することができる。
当然、反応の温度及び圧力条件は、過ハロゲン化有機化合物が液相になるように選択される。より高い圧力条件は、LiFのLiPFへの変換に有利であることを注記しておく。
当該方法は、好ましくは、他の反応物、例えば塩酸の不在下で実施される。
反応は、0kPa〜3000kPaの範囲内の圧力で実施することができる。
反応が実施される温度は、様々な成分についての記載した相条件が反応の目的のために優勢であるようなものである。
本発明は、その第2の態様として、前述の本発明の方法に従って製造された固体形態のLiPFにまで及ぶ。
本発明の第3の態様に従うと、電解質の製造方法であって、
本発明の第1の態様の方法に従って固体形態のLiPFを製造すること、及び
固体形態のLiPFをLiPFのための溶媒に溶解させること、
を含む、電解質の製造方法が提供される。
固体形態のLiPFのための溶媒は、電池での使用に好適な電解質溶媒であることができる。例えば、溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、及びそれらの混合物から選択することができる。
本発明は、その第4の態様として、本発明の第3の態様の方法に従って製造された電解質にまで及ぶ。
電解質は、電池、特にリチウムイオン電池用の電解質であることができる。
本発明の第5の態様に従うと、本発明の第1の態様の方法に従って製造されたLiPFを使用して製造された電解質を含む電池が提供される。
電解質は、本発明の第3の態様の方法に従って製造された電解質であることができる。
電池はリチウムイオン電池であることができる。
本発明の第6の態様に従うと、電池の製造方法であって、
本発明の第3の態様の方法に従って電解質を製造すること、及び
電解質を電池に含めること、
を含む、電池の製造方法が提供される。
電池はリチウムイオン電池であることができる。
以下の例を参照して、本発明の実施形態を例示のためにのみ説明する。
実施例1:環式又は多環式ペルフルオロカーボン溶媒の存在下でのLiFとPFガスとの間の反応
10バール超のガス圧を扱うことができる清浄な厚肉ステンレス鋼反応器に、Sigma−Aldrich又はAlpha−Aesarから購入した2gのLiF固体粉末を装填した。
60mlの液体ペルフルオロデカリンを反応器に入れると、LiFはペルフルオロデカリン中に懸濁した。
次に、反応器をグローブボックス内で封止し、真空ライン、高圧圧力計及び高圧PFガスシリンダーで構成されるシステムに接続した。
PFガスを、供給シリンダーから反応器に導入し、ペルフルオロデカリン中のLiFの懸濁液と接触させた。
反応器へのPFの供給は、平衡が達成されるまで継続し、平衡を維持した(PFガス圧力の増加を7バールに維持した)。
反応物を少なくとも1日間消化させた。
過剰なPFガスは、サイクルパージし、次いで真空を適用することによって、反応器から除去した。
次に、乾燥不活性環境での開封のために反応器を窒素グローブボックスに移した。
反応器面でゲル状のオフホワイトの濃密な液体を回収し、濾過した。
残余分をグローブボックス内で窒素を使用して乾燥させ、以前は液体媒体中に懸濁していた、未反応LiFと形成されたLiPFとの混合物を、固体形態で回収した。
生じた反応は反応式1に従う:
Figure 2021519738
LiPFのための溶媒を使用して、LiPFと未反応LiFの混合物からLiPFを回収した。90%を超えるLiFの変換が観察され、LiPFの回収率は最大99%である。
適切な溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、又はそれらの組み合わせが挙げられる。
実施例2:非環式又は分岐ペルフルオロカーボン溶媒の存在下でのLiFとPFガスとの間の反応
固体形態のLiFを、液体ペルフルオロヘプタン、あるいは、C及びC14からC20液体までの範囲の非環式ペルフルオロカーボン中に分散させた。
生じた反応は反応式1に従う。
反応温度範囲は−94℃〜127℃である。
反応圧力範囲は、0kPa〜3000kPa、より好ましくは最大1000kPaである。
生成したLiPFを固体形態のLiPFのための溶媒に溶解させた場合に、LiPFについて最大99%の回収率を達成することができる。この溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、又はそれらの任意の組み合わせを含む。
実施例3:ペルフルオロ芳香族溶媒の存在下でのLiFとPFガスとの間の反応
固体形態のLiFを、CからC10までの範囲の液体ヘキサフルオロベンゼン又はペルフルオロ芳香族液体化合物中に分散させた。
生じた反応は反応式1に従う。
反応温度範囲は5℃〜100℃である。
反応圧力範囲は、0kPa〜3000kPa、より好ましくは最大1000kPaである。
生成したLiPFを固体形態のLiPFのための溶媒に溶解させた場合に、LiPFについて最大99%の回収率を達成することができる。この溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、又はそれらの任意の組み合わせを含む。
実施例4:フルオロアルケン溶媒の存在下でのLiFとPFガスとの間の反応
固体形態のLiFを、液体テトラフルオロエチレン溶媒(C)又はCもしくはCから選択された液体フルオロアルケン化合物中に分散させた。
生じた反応は反応式1に従う。
反応温度範囲は−94℃〜100℃である。
反応圧力範囲は、0kPa〜3000kPa、より好ましくは最大1000kPaである。
生成されたLiPFを固体形態のLiPFのための溶媒に溶解させた場合に、LiPFについて最大99%の回収率を達成することができる。この溶媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、又はそれらの任意の組み合わせを含む。
検討
本発明の第1の態様の方法は、本発明の技術分野におけるこの反応に好ましい液体媒体である腐食性HFの代わりに、LiFとPFとの反応のために不活性、非腐食性、非毒性の液体媒体を使用する。
したがって、本発明者らは、真空蒸留などの面倒な精製プロセスを通じて生成物からHFを除去する必要性をなくした。
さらに、HFはバッテリー内部で腐食性及び反応性があることが知られており、液体媒体としての使用を避けることが益々望ましい。
本発明の方法によって開発された液体媒体に関連するいくつかの利点は以下のとおりである:
− 液体媒体はPFガスに対して不活性である。
− 液体媒体は生成物LiPFに対して不活性である。
− 液体媒体はしばしば有毒でない。
− 液体媒体はPFガスを溶解し、物質移動の制限なしにフッ化リチウムに容易にアクセス可能となる。
− 従来のHFが関与するプロセスにおいてPFガスに対するフッ化リチウムと競合する傾向がある、溶媒によるPFガスの共沸形成が起こらない。
− 液体媒体は非腐食性である。
したがって、本発明者らは、LiPFを製造するための魅力的で有用かつ持続可能な代替物を提供し、これは、先行技術のプロセスよりも特に有利であり、そのいくつかを本明細書で論じた。

Claims (10)

  1. 固体形態のヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)の製造方法であって、前記方法は固体形態のフッ化リチウム(LiF)をガス状の五フッ化リン(PF)と反応させることを含み、前記反応は、PFに対して不活性であり、かつ、PFのための溶媒である液体過ハロゲン化有機化合物中で行われ、それによって固体形態のLiPFを生成させる、固体形態のヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)の製造方法。
  2. 前記LiFをガス状のPFと反応させることが、
    前記液体媒体中に固体形態のLiFを分散させること、及び
    ガス状のPFを、前記固体形態のLiFを含む前記液体媒体中に溶解させること、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記過ハロゲン化有機化合物がペルフルオロカーボンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  4. 前記ペルフルオロカーボンが、環式及び非環式ペルフルオロアルカン、及び環式及び非環式ペルフルオロアルケン、並びにそれらの任意の2種以上の混合物から、別々に又は一緒に選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記ペルフルオロカーボンが、ペルフルオロデカリン、ペルフルオロヘプタン、ヘキサフルオロベンゼン、テトラフルオロエチレン、及びそれらの任意の2種以上の混合物から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかの方法に従って製造された固体LiPF
  7. 電解質の製造方法であって、前記方法は、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法に従って固体形態のLiPFを製造すること、及び、
    前記固体形態のLiPFをLiPFのための溶媒に溶解させること、
    を含む、電解質の製造方法。
  8. LiPFのための前記溶媒が、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジメチルエーテル、及びそれらの混合物から選択される、請求項5に記載の方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の方法に従って製造された電解質。
  10. 電池の製造方法であって、前記方法は、
    請求項7又は8に記載の方法に従って電解質を製造すること、及び
    前記電解質を電池に含めること、
    を含む、電池の製造方法。
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