JP2021517057A - 引出しガイド用の引出しレール - Google Patents

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Abstract

引出しガイド(4)用の引出しレール(11)であって、引出しレール(11)は、・引出し(3)に固定可能または固定される第1のレール(12)と、・引出しガイド(4)の本体レール(9)または中間レール(14)に配置可能または配置される第2のレール(13)と、有し、・第1のレール(12)と第2のレール(13)とは、被嵌によって互いに結合可能であり、第1のレール(12)と第2のレール(13)とは、結合状態において、少なくとも1つのロック要素(21)によって互いにロックされており、ロック要素(21)は、蓄力器(25)の力によってロック位置の方向に予荷重が加えられており、ロック要素(21)は、第2のレール(13)に配置されており、第1のレール(12)が第2のレール(13)に被嵌される際に、ロック要素(21)が、ロック位置から出発し、蓄力器(25)の力に抗し、取付け状態において水平方向に延在する軸線(26)の周りに、引出しガイド(4)の本体レール(9)または中間レール(14)に向かって解除位置に旋回可能である。

Description

本発明は、引出しガイド用の引出しレールに関し、この引出しレールは、
・引出しに固定可能または固定される第1のレールと、
・引出しガイドの本体レールまたは中間レールに配置可能または配置される第2のレールと、を有し、
・第1のレールと第2のレールとは、被嵌によって互いに結合可能であり、第1のレールと第2のレールとは、結合状態において、少なくとも1つのロック要素によって互いにロックされており、ロック要素は、蓄力器の力によってロック位置の方向に予荷重が加えられている。
本発明はさらに、ここで説明される上記の形式の少なくとも1つの引出しレールを備えた引出しガイドと、家具本体および家具本体に対して相対的に走行可能に支持されている引出しを備えた家具とに関する。本発明はさらに、引出しガイドにおける引出しレールの第1のレールと第2のレールとを接続する方法に関する。
独国特許出願公開第19828718号明細書には、引出しガイドの引出し可能なガイドレールに引出しを解除可能に固定するロック装置が示されており、ここでは引出しは、ガイドレールに取り付ける際に被され、ばねによって荷重が加えられた係止ロックが引出しの係止開口部に自動的に係止されるまで後方に移動される。これによって保証されるのは、通常動作において引出しが、ガイドレールに対して相対的に移動できないように支持されることである。係止ロックは、取付け状態において、垂直方向に直線的に移動可能に支持されており、かつ下方の端部領域に取っ手を有し、引出しとガイドレールとの間のロックは、係止ロックへの下方に向けられた手動の引張動作によって解除可能である。ここでの欠点は、下方に突出する係止ロックに起因して、引出しガイドの構成スペースを比較的に大きく寸法設定しなければならないことである。
独国実用新案第202013100013号明細書には、家具本体に固定可能な本体レールと、引出しに固定可能な引出しレールと、中間レールとを備えた引出しガイドが示されており、この中間レールは、本体レールと引出しレールとの間に走行可能に支持されている。引出しレールの前端部には、ばね舌片の形態の弾性的な押圧要素が配置されており、このばね舌片は、引出しが引出しレールに被嵌される際に、上方に向かって湾曲可能であり、引き続いて引出しは、引出しレールに対して相対的にロックされる。ここでの欠点は、取り付けられた引出しにおいてもばね舌片が見えてしまうことである。
オーストリア国特許出願公開第518232号明細書には、引出しガイドおよび引出し側壁を有する引出し装置が示されており、支持レールは、引出し側壁に固定に結合されている。引出し側壁の支持レールの前端部には、操作要素が旋回可能に支持されており、この操作要素は、引出し側壁が被嵌される際、引出しガイドの引出しレールと解除可能にロック可能である。ここでの欠点は、引出しガイドとロックするためにそれぞれの引出しに操作要素を備え付けなければならないことである。
本発明の課題は、上で検討した欠点を回避して、冒頭に述べた形式の引出しレールを提供することである。
この課題は、本発明により、請求項1の特徴的構成によって解決される。本発明の別の有利な実施形態は、従属請求項に示されている。
本発明によれば、ロック要素は、第2のレールに配置されており、第1のレールが第2のレールに被嵌される際に、ロック要素は、ロック位置から出発し、蓄力器の力に抗し、取付け状態において水平方向に延在する軸線の周りに、引き出し用引出しガイドの本体レールまたは中間レールに向かって解除位置に旋回可能であるようにされる。
したがってロック要素は、引出しレールの取付け状態において、水平方向に延在する軸線の周りに旋回可能に支持され、これにより、引出しは、引出しガイドに取り付ける際に第1のレールに被せられ、またロック要素が、引出しの重量により、蓄力器の力に抗して、解除位置の方向に下方に移動するまで、引出しは後方に移動することができ、また引出しは、押入れの移動を継続した際には、蓄力器の力により、解除可能にロック可能である。
引出しレールの取付け状態において、水平方向に延在する軸線の周りに旋回可能に支持されているロック要素のこの特徴は、冒頭に述べた独国特許出願公開第19828718号明細書から出発したとしても想到できない手段である。というのは、独国特許出願公開第19828718号明細書に記載された下方に突出する取っ手は、引出しとガイドレールとの間のロックを解除するための実質的な技術的特徴だからである。
本発明の利点は、引出しに配置されている第1のレールが第2のレールに被嵌される際に、高さ方向における吊り下げ行程が必要でないことにある。したがって取り付けの際、ロック要素がまず下方に移動し、引き続いて蓄力器の力によって再びスナップ式に持ち上がり、ひいては引出しが、第2のレールに対して相対的に自動的にロックされるまでは、引出しは、水平方向に延在する面において第2のレールに被嵌可能である。したがってロックのために高さ方向における所要スペースは不要であり、このことは、特に、家具本体において作業プレートの下に直接に引出しを取り付けようとし、結果的に引出しと、作業プレートの下面との間に極めてわずかな間隔しかない場合には有利であることが判明している。
ロック要素は、第2のレールに支持されている。アプローチを改善するために有利であり得るのは、ロック要素が、第2のレールの前方の端部領域に、可動に支持されていることである。
一実施例では、ロック要素が、第2のレールの開口部を通してガイドされるようにすることが可能である。これにより、コンパクトかつ視覚的に目立たない構成が得られる。というのはロック要素が、大部分がレールのレール断面内に配置されており、ロック要素のロックのために設けられている部分だけが、第2のレールから突出しているからである。好適には、開口部が、好ましくは取付け状態において水平方向に延在する、第2のレールの中央ウェブに配置されているようにする。
少なくとも1つのロック要素と蓄力器とは、互いに一体的に構成されていてよいか、または互いに別々の構成部材として構成されていてもよい。一体で構成される際には、蓄力器は、プラスチック部材の材料弾性によって形成可能である。しかしながらばね力を増大するのに有利であり得るのは、蓄力器が、ロック要素とは別の機械的なばね要素(例えば鋼鉄製の板ばねとしてばね)を含む場合である。
本発明による引出しガイドは、家具本体に固定可能な本体レールと、上述の形式の引出しレールとを有し、引出しレールは、本体レールに対して相対的に移動可能に支持されている。家具本体の前面に対して相対的に引出しを完全に引き出せるようにするために、付加的な中間レールを設けることができ、この中間レールは、本体レールと引出しレールとの間に移動可能に支持されている。
引出しレールの第1のレールと第2のレールとを結合する、本発明による方法の特徴は、
・第1方法ステップにおいて、引出しガイドの本体レールまたは中間レールに配置可能または配置された第2のレールに、引出しに固定可能または固定された第1のレールを被せ、
・第2方法ステップにおいて、第1のレールを第2のレールに被嵌し、
・第3方法ステップにおいて、蓄力器の力に抗し、取付け状態において水平方向に延在する軸線の周りに、引出しガイドの本体レールまたは中間レールの方向に、第2のレールのロック要素を解除位置に向けて旋回させ、
・第4方法ステップにおいて、蓄力器の力により、ロック要素をロック位置に移動させ、これにより、2つのレールを互いにロックする、
ことである。
図面に示した実施例に基づき、本発明のさらなる詳細および利点を説明する。
引出しガイドにより、家具本体に対して相対的に走行可能に支持されている引出しを備えた家具を示す斜視図である。 引出しガイドに固定可能な引出しおよび引出しガイドに取り付けられた引出しを示す斜視図である。 引出しガイドに固定可能な側壁を示す斜視図および拡大詳細図ならびに第1および第2のレールの斜視図である。 時間的に連続したステップで第2のレールへの第1のレールの被嵌を示す図である。 第2のレールへの第1のレールの継続された被嵌を示す図である。 種々異なる断面図でレールの結合状態を示す図である。 時間的に連続したステップでレールのロック解除を示す図である。 第1および第2のレールを備えた引出しレールおよび機能ヘッドを種々異なる方向から見た斜視図である。 わずかに変更された一実施形態の機能ヘッドを斜視図で、また第2のレールに取り付けた状態で示す図である。 レール間で誤ってロックされている、引出しガイドにおける引出しの取り付けを示す図である。 レール間の正しい結合の形成を示す図である。
図1には、キャビネット形状の家具本体2を有する家具1が示されており、引出し3は、引出しガイド4を介し、家具本体2に対して相対的に走行可能に支持されている。引出し3は、前板5と、引出し底板6と、側壁7と、背壁8とを有する。引き出し用引出しガイド4は、固定部分10a,10bを介して家具本体2に固定可能な本体レール9と、本体レール9に対して相対的に移動可能な少なくとも1つの引出しレール11とを有する。引出しレール11は、少なくとも2つの部分で構成されており、引出し3に固定可能であるかまたは固定される第1のレール12(図2a)と、引出しガイド4に配置可能であるかまたは配置される第2のレール13とを有する。家具本体2に対して相対的に引出し3を完全に引き出させるようにするために、本体レール9と引出しレール11との間に移動可能に支持される付加的な中間レール14をさらに設けることができる。最初に家具本体2において対向する第2のレール13に引出し3が被嵌されることにより、引出し3は、引出しガイド4に取り付けられる。引き続き、水平方向に延在する軸線26(図4a)の周りに旋回可能な少なくとも1つのロック要素21によって第1のレール12と第2のレール13とが互いに自動的にロックされ、これにより、第1のレール12および第2のレール13は、結合状態において互いに相対的に固定して配置されるまで、引出し3に固定されている第1のレール12が、第2のレール13に長手方向(L)に被嵌される。
図2aには、引出しガイド4に取り付け可能な引出し3が斜視図で示されており、引出し3の一方の側壁7は、見通し易くするために図示省略されている。引出しレール11の、引出し3に配置されている第1のレール12が見て取れ、ここでは、第1のレール12の前方の端部領域に、前板5を固定するための第1固定アダプタ16と、第1のレールの12の後方の端部領域に、背壁8を固定するための第2固定アダプタ17とが配置されている。第1のレール12は、長手方向(L)に延在しかつ実質的に互いに平行に離隔されている2つの側脚若しくは側方ウェブ12aを有し、これらの側脚12aのうち1つには、弾性的に湾曲可能なばね折り返しの形態の少なくとも1つのばね手段18が配置されている。第1のレール12のばね手段18は、レール12,13の結合状態において第2のレール13に当接し、これにより、レール12,13の横方向の移動を互い制限することができる。図示した実施例では、第1のレール12には、長手方向(L)に互いに離隔された2つのばね手段18,19が設けられている。第2のレール13の後端部にはつめ15が配置されており、つめ15により、移動方向20において、第2のレール13に対して相対的に、第1のレール12の被嵌経路が制限され、またつめ15により、取付け状態において、引出し3の後方の端部領域は、長手方向(L)に対して横方向で安定化される。引出しガイド4の本体レール9は、固定部分10a,10bを介して家具本体2に取り付けられ、また引出しレール11の第2のレール13および中間レール14は、固定された本体レール9に対して相対的に移動可能に支持されている。引出し3は、引出し3の側壁7と結合されている第1のレール12が、移動方向20に、引出しガイド4の第2のレール13に被嵌されることにより、第2のレール13に取り付けられる。
図2bには、引出しガイド4における引出し3の結合状態が示されており、第2のレール13は大部分が、断面においてU字形に構成されている、第1のレール12の断面プロフィール内に収容されており、レール12,13は、ばね手段18,19により、長手方向(L)に対して横方向に延在する方向において、好適にはレール12,13の長手方向方向(L)に対して横に延在する方向において遊びなく互いに配置されている。
図3aには、本体レール9と、中間レール14と、引出し3の第1のレール12と結合可能な第2のレール13とを備えた引出しガイド4が示されている。
図3bには、図3aにおいて丸印で囲まれた領域が拡大図で示されており、この拡大図では、レール12,13の解除可能なロックのための可動に支持されたロック要素21が示されている。ロック要素21は、第2のレール13の前方の端部領域に配置されており、第2のレール13の開口部22を通してガイドされている。第1のレール12が第2のレール13に被嵌される際に、ロック要素21は、ロック位置から出発し、蓄力器25の力に抗し、取付け状態において水平方向に延在する軸線26の周りに、引き出し用ガイド4の本体レール9または中間レール14に向かって、解除位置に旋回可能である。
図3cには、引出しガイド4の第2のレール13と、側壁4に結合可能な第1のレール12とが斜視図で示されている。第2のレール13は、好適には互いに平行に延在する2つの側脚若しくは側方ウェブ13aと、2つの側脚13aを結合する中央ウェブ13cとを有する。第2のレール13の中央ウェブ13cは、例えば、可動のロック要素21が貫通する矩形の開口部22を有する。ロック要素21は、長手方向(L)に固定して配置されておりかつ第2のレール13の中央ウェブ13cに対してほぼ直角に一方向に可動に支持されている。図示した実施例では、ロック要素21は、正面側の機能ヘッド23と組み合わされて一体で構成されており、機能ヘッド23は、大部分が第2のレール13のレール断面内に収容されている。第1のレール12も同様に、好適には互いに平行に延在する、2つの側脚12aと、2つの側脚12aを結合する中央ウェブ12cとを有する。さらに第1のレール12には、引出し底板6用の支持脚12dが設けられている。第1のレール12、好適には中央ウェブ12cは、下方に向かって突出した少なくとも1つの突出部24aを有し、突出部24aは、第2のレール13のロック要素21に解除可能にロック可能である。図示した実施例では、長手方向(L)に互いに離隔された2つの突出部24a,24bが設けられており、ロック要素21は、第1のレール12と第2のレール13とのプリロック位置において第1突出部24aに、また第1のレール12と第2のレール13との結合状態において、第2突出部24bに解除可能にロック可能である。突出部24a,24bは、第1のレール12の中央ウェブ12cから下方に折り曲げられている。択一的には、突出部24a,24bは、第1のレール12とは別体の、第1のレール12に固定される構成部材として実施可能である。
図4a〜4dには、第2のレール13への第1のレール12の被嵌が長手方向断面図で示されている。第1のレール12には、長手方向(L)に互いに離隔された2つの突出部24a,24bが配置されており、突出部24a,24bは、第1のレール12の中央ウェブ12cから下方に向かって突き出ている。第2のレール13の前端部には、ロック要素21を備えた機能ヘッド23が配置されており、ロック要素21は、取付け状態において、水平方向に延在する軸線26に周りに旋回可能に支持されている。引出しガイド4に引出し3を取り付けるために、引出し3に結合されている第1のレール12は、家具本体2にあらかじめ取り付けられている第2のレール13の前方の端部領域に被せられ、移動方向20に移動され、第1のレール12の中央ウェブ12cと、第2のレール13の中央ウェブ13cとがまず互いに接して滑走する。第1のレール12がさらに移動方向20に継続して移動することにより、第1のレール12の前縁部は、第2のレール13のロック要素21に当接する(図4b)。第1のレール12がさらに移動方向20に移動することにより、第2のレール13のロック要素21は、蓄力器25の力に抗して、水平方向に延在する軸線26の周りに旋回する(図4c)。第1のレール12の第1突出部24aが、第2のレール13の中央ウェブ13cに被嵌されることにより、第1のレール12は、間隙27を形成して第2のレール13から持ち上がり、これにより、力を蓄えた蓄力器25が弛緩され、ロック要素21は、軸線26の周りに再び上方に弾性的に戻る(図4d)。このことの利点は、2つのレール12,13が、被嵌の際にそれらの平坦な中央ウェブ12cおよび13cを介してではなく、突出部24a,24bだけを介して互いに接触することである。これにより、摩擦抵抗および場合によってはレール12,13の被嵌の際の不快な雑音発生を低減することができ、これにより、レール12,13の被嵌は、平滑かつ静かに行われる。
図5a〜5dには、第1のレール12を継続して移動方向20に移動させる様子が示されており、ここでは2つの突出部24a,24bは、中央ウェブ12c,13c間に間隙27を形成し、第2のレール13に沿って滑走する(図5a)。第1のレール12の第1突出部24aにより、ロック要素21は、水平方向の軸線26の周りに、蓄力器25の力に抗して移動し(図5b)、続いてロック要素21は、第1突出部24aにより、プリロック位置にロックされる(図5c)。このプリロック位置の利点は、第1のレール12が、第2のレール13のロック要素21によってキャッチされ、また移動経路が実質的に決定され、引出し3と引出しガイド4との間のロックが行われたという確実な感覚がユーザに伝えられることである。移動方向20とは逆に第1のレール12を手動で引っ張ることによってプリロック位置を解除することは、この時点以降、もはや不可能である。最終的な結合を形成するために、ユーザには、異なる2つの可能性がある。第1変化形態によれば、第1のレール12は、図5cに示したプリロック位置から出発して、移動方向20にさらに移動可能であり、ロック要素21は、第1のレール12の第2突出部24bにより、蓄力器25の力に抗して、再び下方に押される(図5d)。これに続いて第2突出部24bは、ロック要素21により、蓄力器25の力の作用によって自動的にロックされ、これにより、レール12,13は、これらの結合状態になり、ロック要素21により、長手方向(L)に互いに固定される(図5e)。第2変化形態によれば、第1のレール12は(したがってまたこれに結合された第2のレール13も)、図5cに示したプリロック位置から出発して、引出し3を開けることにより、移動方向20とは逆に移動することができ、続いて引出し3ははずみがついて再び家具本体2に入り、上で説明したロック過程(図5d、図5e)が同様に行われる。ロック位置(図5e)を起点として、レール12,13のロックは、移動方向20とは逆に第1のレール12を手動で引っ張ることによって解除できない。このことは、レール12,13が意図せずに互いに解除されることを回避することであり、安全性の一側面を表している。
図6aには、レール12,13の結合状態が示されており、第2のレール13のロック要素21は、第1のレール12の第2突出部24bにロックされている。図6bには、図6aにおいて丸印で囲まれた領域「A」が拡大図で示されている。ロック要素21が、レール12,13の結合状態において第1のレール12の中央ウェブ12cによって覆われていることが見て取れる。図示した実施例において、ロック要素21は、レール12,13の結合状態において、第1のレール12の中央ウェブ12cの下面に当接している。ロック要素21が覆われることの利点は、レール12,13の結合状態において、ロック要素21の意図しない操作が回避されることである。ロック位置の方向にロック要素21に力を加える蓄力器25は、図示した図において、ロック要素21とは別体の鋼鉄製の板ばねとして形成されており、この板ばねは、湾曲した端部領域により、ロック要素21に押圧されている。図6cには、図6aにおいて丸印で囲まれた領域「B」が拡大図で示されている。第2のレール13の正面側の端部に支持された機能ヘッド23は、少なくとも1つのばねダンパ28を有し、ばねダンパ28により、レール12,13は、結合状態において長手方向(L)に遊びなしに互いに配置されている。すなわち結合状態において、引出し3の前板5に配置された、または構成された金具29は、機能ヘッド23のばねダンパ28を押圧する。これにより、レール12,13間の残りの遊びを長手方向(L)に解消可能である。
操作快適性を高めるために家具1は、家具本体2内にまたは家具本体2において引出し3をその閉鎖された最終位置から開放位置に排出可能な排出装置を有することが多い。特に取っ手のない引出し3では、閉鎖された最終位置から家具本体2の方向に引出し3を動かすことによって作動され得るように排出装置が構成されていることが多い。このためには、引出し3が、その閉鎖された最終位置において、ある程度の遊びが許容されるようにする必要がある。ばねダンパ28により、引出し3がその閉鎖された最終位置から出発して、ばねダンパ28の力に抗して家具本体2の方向に移動可能であるようにすることができ、これにより、タッチ・ラッチ機能によって排出装置を作動させることができる。ばねダンパ28は、特にいわゆる押込み引出しにおいて使用され、押込み引出しでは、引出し3の前板5は、閉鎖位置において家具本体2の前縁部に当接することなく、家具本体2の側壁間に配置されている。押込み引出しとして構成されている引出し3の前板5に押圧力を加えることにより、第1のレール12は、ばねダンパ28の力に抗し、第2のレール13に対して相対的に移動することができ、これにより、ばねダンパ28が変形するか湾曲して排出装置を作動させることができる。排出装置を作動させた後、第1のレール12は、場合によっては排出装置のサポートにより、開始位置に戻ることが可能である。図示した実施例において、ばねダンパ28は、少なくとも1つの凹ませることの可能なプラスチック部材によって構成される。択一的には、ばねダンパ28が、ばねによって力が加えられる、引出し3用の当接部分を有することが可能である。
図7a〜7eには、第2のレール13のロック要素21が第1のレール12の突出部24bにロックされている結合状態から出発する、レール12,13のロック解除が示されている。レール12,13のロック解除のためにロック解除装置33が設けられており、ロック解除装置33は、第1のレール12に配置されている少なくとも1つの係合要素30を有し、係合要素30は、レール12,13の結合状態において、第2のレール13に配置されておりかつ高さ方向(H)に遊びを有する凹部31に収容されている。凹部31は、制御曲面32を有し、係合要素30は、レール12,13の結合状態から出発して、第2のレール13に対して相対的に第1のレール12を手動で持ち上げることにより、制御曲面32に沿ってガイド可能である。すなわち、ロック要素21を突出部24bから解除するためには、まず第1のレール12を人間が第2のレール13に対して相対的に、高さ方向(H)に値Δx1だけ持ち上げなければならない(図7b)。持ち上げられた後、第1のレール12は、人間によって引出し方向(A)に移動され、これにより、係合要素30は、引出し3の引出し方向(A)に延在する制御曲面32の部分32aに沿って、構成部材と一緒に移動させられる(図7c)、ここでは好適には、部分32aは水平線に対して少なくとも部分的に斜めに延在している。これにより、係合要素30は、第2のレール13に対して相対的に値Δx2だけ持ち上げ可能である。図7dに示したように、引き続いて第1のレール12は、手動で力を加えることにより、高さ方向(H)に下降され、係合要素30は、制御曲面32の垂直部分32bに沿って移動される。このようにしてはじめて第1のレール12は、第2のレール13とは無関係に移動可能であり、図7eに示したように、第1のレール12は、引出し方向(A)をさらに移動され、これにより、引出し3を引出しガイド4から取り外すことができる。すなわちレール12,13のロック解除は、あらかじめ定められた移動パターンにより、すなわち図示した実施例において、第1のレール12を高さ方向Hに持ち上げ(図7b)、引出し方向Aに引き出し(図7c)、高さ方向Hに下降させ(図7d)、引き続いて引出し方向Aに引き出す(図7e)ことによって行われる。この移動の組み合わせは、引出しガイド4からの引出し3の意図しない引き離しをいずれにせよ回避しようとするもので、安全性の一側面を表している。特にここで保証しようとしているのは、引出し3(特に、これが家具本体2における最も下段の引出し3の場合)が、上方への単なる引張動作によっては、引出しガイド4から取り外せないようにすることである。すなわち、引張動作を行った後、引出し3は、引出し3を引出しガイド4から取り外せるようにするために、再度下降させなければない(図7d)。
図8aには、引出し3に配置される第1のレール12と、引出しガイド4に配置される第2のレール13とを有する引出しレール11の斜視図が示されている。このレール12,13は、結合状態においてはロック要素21によって互いにロックされている。少なくとも1つの突出部24a,24bは、傾斜面35を有することでき、傾斜面35により、ロック要素21は、レール12,13の被嵌の際に解除位置の方向に移動可能である。第1のレール12に配置されている係合要素30を見て取ることができ、係合要素30は、レール12,13のロック解除過程において、図7a〜7eに関連して示されかつ説明されているように、第2のレール13に配置されている制御曲面32と共働する。制御曲面32は、例えば、第2のレール13の凹部31の縁部によって形成可能である。
図8bおよび図8cには、第2のレール13の前端部に配置可能な機能ヘッド23の異なる2つの斜視図が示されている。ロック要素21に力を加えるために、例えば板ばねの形態の少なくとも1つの蓄力器25が設けられている。押し込み可能なばねダンパ28も見て取ることができ、ばねダンパ28により、レール12,13は、長手方向(L)に遊びなしに互いに配置可能であり、またばねダンパ28により、引出し3をその閉鎖された最終位置から出発して、ばねダンパ28の力に抗して、家具本体2の方向に移動可能させることができ、これにより、タッチ・ラッチ機能によって排出装置を作動させることできる。さらに機能ヘッド23は、例えば丸型溝の形態の凹部36を有し、これにより、係合要素30は、レール12,13の被嵌の際およびこれらを取り外す際には、第2のレール13の機能ヘッド23と衝突しない。
図9aには、わずかに変更された一実施形態の機能ヘッド23が示されている。ロック要素21は、第1の当接面37aおよび少なくとも1つの第2の当接面37bを有し、第1の当接面37aまたは択一的には第2の当接面37bは、第1のレール12に係合可能であり、これにより、第2のレール13は、完全な閉鎖位置から出発して、第1の当接面37aと第1のレール12との共働により、または択一的には第2の当接面37bと第1のレール12との共働により、開放位置に移動可能である。すなわち、第2の当接面37bは、第1のレール12との誤ったロックの際に、完全な閉鎖位置から出発して、引出しガイド4の第2のレール13を開放位置に連行するために設けられている。誤ったロックは、例えば、引出し3を極めてゆっくり押し入れて移動することによって引き起こされることがあり、これにより、第1のレール12が、第1の当接面37aと正常に結合されないことがある。図9bには、図9aに示した機能ヘッド23が、第2のレール13の前方の端部領域における取付け状態で示されており、ロック要素21の2つの当接面37a,37bは第2のレール13から上に向かって突出している。2つの当接面37a,37bは第2のレール13の長手方向(L)に互いに離隔されており、第2のレール13の長手方向(L)に対して実質的に垂直に延在している。第1のレール12と、第2のレール13のロック要素21とが正常にロックされる場合、第1のレール12の一部分が、ロック要素21の第1の当接面37aに当接する。これに対し、第1のレール12と、第2のレール13とが誤ってロックされる場合、第2のレール13は、第2の当接面37bと第1のレール12との共働により、完全な閉鎖位置から出発して、開放位置に連行されることが可能となっている。
第1のレール12が、引出し3の取り付けの際に、図10aから出発して、引出しガイド4の第2のレール13に被嵌される場合、第2のレール13のロック要素21は、第1突出部24aとの共働により、そのばねによる作用に抗して下方に湾曲する(図10b)。引出し3の第1のレール12がさらに閉鎖方向に押される場合、引出し3の前板5は、家具本体2の前面2aに当接し、したがって閉鎖方向にさらに移動することはできない(図10c)。しかしながら図10cにおいて同様に見て取ることできるのは、第2のレール13のロック要素21が、第1のレール12の第2突出部24bと正常にロックされていないことである。というのは、第2突出部24bは、ロック要素21に直接に載置されているからである。しかしながら第1のレール12と第2のレール13との間の誤ったロックは、閉鎖方向に引出し3を継続して移動することによっては修正することができない。というのは、前板5は、家具本体2の前面2aに当接し、ひいては引出し3の閉鎖方向へのさらなる移動が阻止されているからである。しかしながらレール12,13間の誤ったロックは、引出し3が、開放位置に不適切にとどまってしまってしまうことにもなり得る。
レール12,13間で正しいロックを形成するために、まず引出し3(ひいては第1のレール12)を引出し方向(A)に引っ張り(図11aを参照されたい)、ここでは第1のレール12、例えば第1のレール12の第2突出部24bは、ロック要素21の第2の当接面37bに連結可能である。レール12と、ロック要素21の第2の当接面37bとが共働することにより、第2のレール13は、完全な閉鎖位置から出発して、開放位置に引っ張ることが可能である。
図11bでは、引出し3は再び押入れ方向(E)に移動されており、第2突出部24bと第2の当接面37bとの間の相対位置は、レール12,13間に発生する摩擦によって変化しないままである。押入れ方向(E)への引出し3の移動を継続することにより、第1のレール12(ひいては第2突出部24b)は、押入れ方向(E)にさらに移動し、これにより、ロック要素21は再び弾性的に戻り、第1の当接面37aは、第1のレール12、好適には第1のレール12の第2突出部24bに遊びなしに当接する。レール12,13間の正しいロックは、図11cに示されており、ここではレール12,13は、ロック状態において互いに相対的に固定に配置されている。

Claims (17)

  1. 引出しガイド(4)用の引出しレール(11)であって、
    前記引出しレール(11)は、
    ・引出し(3)に固定可能または固定される第1のレール(12)と、
    ・前記引出しガイド(4)の本体レール(9)または中間レール(14)に配置可能または配置される第2のレール(13)と、有し、
    ・前記第1のレール(12)と前記第2のレール(13)とは、被嵌によって互いに結合可能であり、前記第1のレール(12)と前記第2のレール(13)とは、結合状態において、少なくとも1つのロック要素(21)によって互いにロックされており、前記ロック要素(21)は、蓄力器(25)の力によってロック位置の方向に予荷重が加えられている、引出しガイド(4)用の引出しレール(11)において、
    前記ロック要素(21)は、前記第2のレール(13)に配置されており、前記第1のレール(12)が前記第2のレール(13)に被嵌される際に、前記ロック要素(21)が、前記ロック位置から出発し、前記蓄力器(25)の前記力に抗し、取付け状態において水平方向に延在する軸線(26)の周りに、前記引出しガイド(4)の前記本体レール(9)または前記中間レール(14)の方向に解除位置に向けて旋回可能である、ことを特徴とする、引出しガイド(4)用の引出しレール(11)。
  2. 前記ロック要素(21)は、前記第2のレール(13)の前方の端部領域に、可動に支持されている、ことを特徴とする、請求項1記載の引出しレール。
  3. 少なくとも1つの前記ロック要素(21)が、前記第2のレール(13)の開口部(22)を通してガイドされている、ことを特徴とする、請求項1または2記載の引出しレール。
  4. 少なくとも1つの前記ロック要素(21)と、前記蓄力器(25)とは、互いに一体的に構成されているか、または互いに別々の構成部材として構成されている、ことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の引出しレール。
  5. 前記第1のレール(12)に少なくとも1つの突出部(24a,24b)が配置されているかまたは構成されており、少なくとも1つの前記ロック要素(21)は、少なくとも1つの前記突出部(24a,24b)に解除可能にロック可能である、ことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の引出しレール。
  6. 少なくとも1つの前記突出部(24a,24b)は、少なくとも1つの傾斜面(35)を有し、前記傾斜面(35)により、前記ロック要素(21)は、前記レール(12,13)の被嵌の際に前記解除位置の方向に移動可能である、ことを特徴とする、請求項5記載の引出しレール。
  7. 前記第1のレール(12)に少なくとも2つの突出部(24a,24b)が設けられており、前記突出部(24a,24b)は、前記第1のレール(12)の長手方向(L)に互いに離隔されており、前記ロック要素(21)は、前記第1のレール(12)および前記第2のレール(13)のプリロック位置において前記第1突出部(24a)によりロックされ、前記第1のレール(12)と前記第2のレール(13)との前記結合状態において前記第2突出部(24b)によりロックされる、ことを特徴とする、請求項5または6記載の引出しレール。
  8. 前記ロック要素(21)は、第1の当接面(37a)および少なくとも1つの第2の当接面(37b)を有し、前記第1の当接面(37a)または択一的に前記第2の当接面(37b)は、前記第1のレール(12)に係合可能であり、これにより、前記第2のレール(13)は、完全な閉鎖位置から出発して、前記第1の当接面(37a)と前記第1のレール(12)との共働により、または択一的には前記第2の当接面(37b)と前記第1のレール(12)との共働により、開放位置に移動可能である、ことを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の引出しレール。
  9. 少なくとも1つのレール(12,13)は、2つの側方ウェブ(12a,12b,13a,13b)と、前記側方ウェブ(12a,12b,13a,13b)を結合する中央ウェブ(12c,13c)とを有し、前記ロック要素(21)は、前記レール(12,13)の前記結合状態において、前記レール(12,13)の前記中央ウェブ(12c,13c)によって覆われている、ことを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の引出しレール。
  10. 前記レール(12,13)をロック解除するロック解除装置(33)が設けられており、前記ロック解除装置(33)は、一方のレール(12,13)に配置されている少なくとも1つの係合要素(30)を有し、前記係合要素(30)は、前記レール(12,13)の前記結合状態において、他方の前記レール(12,13)に配置されておりかつ高さ方向(H)に遊びを有する凹部(31)に収容されている、ことを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の引出しレール。
  11. 前記凹部(31)は、制御曲面(32)を有し、前記係合要素(30)は、前記レール(12,13)の前記結合状態から出発して、前記第2のレール(13)に対して相対的に高さ方向(H)に前記第1のレール(12)を手動で持ち上げることにより、前記制御曲面(32)に沿ってガイド可能である、ことを特徴とする、請求項10記載の引出しレール。
  12. 前記制御曲面(32)は、前記引出し(3)の引出し方向(A)に延在する部分(32a)を有し、前記係合要素(30)は、高さ方向(H)に前記第1のレール(12)が持ち上げられた後、引出し方向(A)に延在する前記部分(32a)に沿い、構成部材と一緒に引出し方向(A)に制限されて移動可能である、ことを特徴とする、請求項11記載の引出しレール。
  13. 前記制御曲面(32)は、第1の前記部分(32a)に続く垂直部分(32b)を有し、前記係合要素(30)は、第1の前記部分(32a)に沿って移動した後、前記第2のレール(13)に対して相対的に、高さ方向(H)に手動で前記第1のレール(12)を下降させることにより、前記垂直部分(32b)に沿って案内可能であり、前記第1のレール(12)は、前記垂直部分(32b)に沿って前記係合要素(30)が移動した後、前記第2のレール(13)から取り外し可能である、ことを特徴とする、請求項12記載の引出しレール。
  14. 家具本体(2)に固定可能な本体レール(9)と、請求項1から13までのいずれか1項記載の引出しレール(11)とを備えた引出しガイド(4)であって、前記引出しレール(11)は、前記本体レール(9)に対して相対的に移動可能に支持されている、引出しガイド(4)。
  15. 家具本体(2)、前記家具本体(2)に対して相対的に移動可能に支持されている引出し(3)、および請求項1から13までのいずれか1項記載の引出しレール(11)、または請求項14に記載の引出しガイド(4)を有する家具(1)であって、前記第1のレール(12)は、前記引出し(3)に、また前記第2のレール(13)は、前記家具本体(2)にあらかじめ取り付けられており、前記引出し(3)に結合されている前記第1のレール(12)は、被嵌によって前記第2のレール(13)に結合可能である、家具(1)。
  16. 請求項1から13までのいずれか1項記載の引出しレール(11)の第1のレール(12)と第2のレール(13)とを結合する方法であって、
    ・第1方法ステップにおいて、引出しガイド(4)の本体レール(9)または中間レール(14)に配置可能または配置された第2のレール(13)に、引出し(3)に固定可能または固定された前記第1のレール(12)を被せ、
    ・第2方法ステップにおいて、前記第1のレール(12)を前記第2のレール(13)に被嵌し、
    ・第3方法ステップにおいて、前記蓄力器(25)の前記力に抗し、取付け状態において水平方向に延在する軸線(26)の周りに、前記引出しガイド(4)の前記本体レール(9)または前記中間レール(14)の方向に、前記第2のレール(13)の前記ロック要素(21)を解除位置に向けて旋回させ、
    ・第4方法ステップにおいて、前記蓄力器(25)の前記力により、前記ロック要素(21)をロック位置に移動させ、これにより、2つの前記レール(12,13)を互いにロックする、方法。
  17. 前記レール(12,13)間の前記ロックを解除するために、前記第1のレール(12)を前記第2のレール(13)に対して相対的に持ち上げ、引き続いて引出し方向(A)に移動し、引き続いて前記第2のレール(13)に対して相対的に下降させ、引き続いてさらに引出し方向(A)に移動させる、ことを特徴とする、請求項16記載の方法。
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