JP2021500881A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 血液がんを治療するための医薬組成物を製造するためのＴ細胞の集団の使用であって、ここにおいてそれぞれのＴ細胞はキメラ抗原受容体（ＣＡＲ）をコードする核酸配列に操作可能に連結された発現制御配列を含み、ここにおいてＣＡＲは、配列番号２、１２、２２、３２、４２、５２、６２、７２、８２、９２、１０２、１１２、１２２、１３２、１４２、１５２、１６２または１７２のアミノ酸配列を含むＣＤ２２抗原結合ドメインを含む少なくとも１つの細胞外の抗原結合ドメインと、少なくとも１つのリンカーまたはスペーサドメインと、少なくとも１つの膜貫通ドメインと、少なくとも１つの細胞内シグナル伝達ドメインとを含み、ここにおいてＴ細胞はがん患者のＴ細胞であり、発現されたＣＡＲは血液がんを標的とする、使用。
2. 少なくとも１つの膜貫通ドメインは、Ｔ細胞受容体のアルファ、ベータ、もしくはゼータ鎖、ＣＤ２８、ＣＤ３イプシロン、ＣＤ４５、ＣＤ４、ＣＤ５、ＣＤ８、ＣＤ９、ＣＤ１６、ＣＤ２２、ＣＤ３３、ＣＤ３７、ＣＤ６４、ＣＤ８０、ＣＤ８６、ＣＤ１３４、ＣＤ１３７またはＣＤ１５４から選択されたタンパク質の膜貫通ドメインを含む、請求項１に記載の使用。
3. 少なくとも１つのＣＤ２２抗原結合ドメイン、少なくとも１つの細胞内シグナル伝達ドメイン、またはその両方は、リンカーまたはスペーサドメインによって、前記膜貫通ドメインに結合される、請求項１に記載の使用。
4. 少なくとも１つのリンカーまたはスペーサドメインは、ＣＤ８またはＣＤ２８の細胞外ドメインに由来し、かつ、少なくとも１つの膜貫通ドメインに結合している、請求項１に記載の使用。
5. コードされる細胞外のＣＤ２２抗原結合ドメインは、リーダーペプチドをコードするリーダーヌクレオチド配列の後ろに位置する、請求項１に記載の使用。
6. 少なくとも１つの細胞内シグナル伝達ドメインは、ＣＤ３ゼータ細胞内ドメインをさらに含む、請求項１に記載の使用。
7. 細胞外のＣＤ２２抗原結合ドメインをコードする核酸配列は、配列番号１、１１、２１、３１、４１、５１、６１、７１、８１、９１、１０１、１１１、１２１、１３１、１４１、１５１、１６１または１７１のヌクレオチド配列を含む、請求項１に記載の使用。
8. 少なくとも１つの細胞内シグナル伝達ドメインは、共刺激ドメイン、一次シグナル伝達ドメイン、またはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項１に記載の使用。
9. 少なくとも１つの共刺激ドメインは、ＯＸ４０、ＣＤ７０、ＣＤ２７、ＣＤ２８、ＣＤ５、ＩＣＡＭ−１、ＬＦＡ−１（ＣＤ１１ａ／ＣＤ１８）、ＩＣＯＳ（ＣＤ２７８）、ＤＡＰ１０、ＤＡＰ１２または４−１ＢＢ（ＣＤ１３７）を含む、請求項８に記載の使用。
10. 前記血液がんは白血病、リンパ腫または多発性骨髄腫である、請求項１に記載の使用。
11. 前記白血病は、慢性リンパ球性白血病（ＣＬＬ）、急性リンパ球性白血病（ＡＬＬ）、または慢性骨髄性白血病（ＣＭＬ）である、請求項１０に記載の使用。
12. 前記リンパ腫は、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫（ＮＨＬ）またはホジキンリンパ腫である、請求項１０に記載の使用。