JP2020511136A5 - - Google Patents

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上記の詳細な説明に照らして実施形態についてこれらおよび他の変更を行うことができる。一般的に、以下の特許請求の範囲において、使用される用語は、特許請求の範囲を、明細書および特許請求の範囲に開示される特定の実施形態に限定すると解釈されるべきではないが、すべての可能な実施形態、加えてそのような特許請求の範囲により権利が与えられる均等物のすべての範囲を含むと解釈すべきである。したがって、特許請求の範囲は本開示に限定されない。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
(a)標的に特異的に結合する結合ドメインで構成される細胞外成分、(b)細胞内シグナル伝達ドメインで構成される細胞内成分、および(c)前記細胞外成分と前記細胞内成分とを連結する疎水性成分を含む融合タンパク質であって、
前記融合タンパク質と前記標的の特異的な結合によって形成される複合体(融合タンパク質::標的複合体)の細胞外部分が、(i)最大でおよそ免疫学的シナプスの2つの細胞膜間の距離、(ii)最大で、T細胞受容体(TCR)と前記TCRが特異的に結合したMHC−ペプチド複合体との間の複合体の細胞外部分がまたがる距離とほぼ同じであるかまたは実質的に同じ、(iii)最大で、前記結合ドメインを含む天然分子とその同族結合パートナーとの間の複合体の細胞外部分がまたがる距離とほぼ同じであるかまたは実質的に同じ;(iii)約40nm未満もしくは最大で約40nm、約25nm未満もしくは最大で約25nm、約20nm未満もしくは最大で約20nm、約15nm未満もしくは最大で約15nm、または約14nm未満もしくは最大で約14nm;または(iv)それらの任意の組合せのサイズである、またはその距離にまたがり、
前記細胞外成分が、CD95(Fas)外部ドメインもしくはその機能的断片であるかまたはCD95(Fas)外部ドメインもしくはその機能的断片を含み、前記細胞内成分が、CD137(4−1BB)細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分であるかまたはCD137(4−1BB)細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分を含む、融合タンパク質。
(項目2)
前記融合タンパク質::標的複合体が、超分子活性化クラスター(SMAC)に局在する、項目1に記載の融合タンパク質。
(項目3)
前記融合タンパク質::標的複合体が、中心領域超分子活性化クラスター(cSMAC)に局在する、項目1または2に記載の融合タンパク質。
(項目4)
前記SMACが、抗原::ヒト白血球抗原(HLA)複合体と会合したT細胞受容体(TCR)の幅を有する、項目2または3に記載の融合タンパク質。
(項目5)
(a)標的に特異的に結合する結合ドメインで構成される細胞外成分、(b)細胞内シグナル伝達ドメインで構成される細胞内成分、および(c)前記細胞外成分と前記細胞内成分とを連結する疎水性成分を含む融合タンパク質であって、
前記結合ドメインが、阻害分子結合ドメインであるかまたは阻害分子結合ドメインに対して少なくとも95%の同一性を有し、前記細胞内シグナル伝達ドメインが、共刺激分子もしくは刺激分子結合ドメインであるかまたは共刺激分子もしくは刺激分子結合ドメインに対して少なくとも95%の同一性を含み、
前記阻害分子が、CD95(Fas)外部ドメインもしくはその機能的断片であるかまたはCD95(Fas)外部ドメインもしくはその機能的断片を含み、前記共刺激分子または刺激分子が、CD137(4−1BB)に由来する細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分であるかまたはCD137(4−1BB)に由来する細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分を含む、融合タンパク質。
(項目6)
抗原に特異的なTCRまたはキメラ抗原受容体を含むT細胞において前記融合タンパク質を発現させることにより、前記T細胞と実質的に同じであるが前記融合タンパク質を含有しない細胞と比較して、前記抗原との結合に応答して、かつ/もしくは被験体への投与後に、前記T細胞による、生存、拡大、細胞傷害、サイトカイン分泌、および/もしくは多数回の刺激への応答の少なくとも約1.5倍、2倍、または3倍の増大をもたらし、かつ/または、前記細胞が投与される被験体の生存時間、無病生存期間、もしくは1つもしくは複数の疾患症状の改善の少なくとも約1.5倍、2倍、または3倍の増大をもたらす、項目1から5までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目7)
前記融合タンパク質が、T細胞において発現させると、前記T細胞によって発現されるTCRまたはCARと共局在することができる、項目1から6までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目8)
前記細胞外成分が、追加的な細胞外部分をさらに含み、前記追加的な細胞外部分が、必要に応じて、前記結合ドメインの供給源分子とは別個の分子の細胞外部分に由来するもしくはそれと同一性を共有する、または前記結合ドメインを含有しない、項目1から7までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目9)
前記細胞外成分が、疎水性成分に由来する追加的な細胞外部分をさらに含む、または前記疎水性成分もしくはその一部を含有する、項目1から8までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目10)
前記追加的な細胞外部分が、マルチマー形成ドメインおよび/またはスペーサーを含む、項目8または9に記載の融合タンパク質。
(項目11)
前記細胞外成分または前記追加的な細胞外部分が、マルチマー形成ドメインを含む、項目1から10までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目12)
前記マルチマー形成ドメインが、システイン残基を含む、項目11に記載の融合タンパク質。
(項目13)
前記マルチマー形成ドメインが、前記疎水性成分から約2〜約15アミノ酸内にシステイン残基を含有するように改変された細胞外成分を含む、項目11または12に記載の融合タンパク質。
(項目14)
前記疎水性成分が、CD2、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、CD25、CD27、CD28、CD40、CD79A、CD79B、CD80、CD86、CD95(Fas)、CD134(OX40)、CD137(4−1BB)、CD150(SLAMF1)、CD152(CTLA4)、CD200R、CD223(LAG3)、CD270(HVEM)、CD272(BTLA)、CD273(PD−L2)、CD274(PD−L1)、CD278(ICOS)、CD279(PD−1)、CD300、CD357(GITR)、A2aR、DAP10、FcRα、FcRβ、FcRγ、Fyn、GAL9、KIR、Lck、LAT、LRP、NKG2D、NOTCH1、NOTCH2、NOTCH3、NOTCH4、PTCH2、ROR2、Ryk、Slp76、SIRPα、pTα、TCRα、TCRβ、TIM3、TRIM、LPA5、またはZap70の膜貫通ドメインを含む、項目1から13までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目15)
前記疎水性成分が、CD28の膜貫通ドメインを含む、項目1から14までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目16)
前記細胞外成分が、前記CD28膜貫通ドメインから伸長したCD28の細胞外部分を含む、項目15に記載の融合タンパク質。
(項目17)
前記CD28の細胞外部分がシステイン残基を含む、項目16に記載の融合タンパク質。
(項目18)
前記疎水性成分が4−1BBの膜貫通ドメインを含む、項目1から14までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目19)
前記細胞外成分が、前記CD137(4−1BB)膜貫通ドメインから伸長したCD137(4−1BB)の細胞外部分を含む、項目18に記載の融合タンパク質。
(項目20)
前記CD137(4−1BB)の細胞外部分がシステイン残基を含む、項目19に記載の融合タンパク質。
(項目21)
前記疎水性成分が、CD95(Fas)の膜貫通ドメインを含む、項目1から14までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目22)
前記標的が、CD95L(FasL)であるかまたはCD95L(FasL)を含む、項目1から21までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目23)
(a)前記細胞外成分がCD95(Fas)外部ドメインまたはその機能的断片を含み、(b)前記疎水性成分が、CD137(4−1BB)の膜貫通ドメインを含み、(c)前記細胞内成分が、CD137(4−1BB)の細胞内シグナル伝達ドメインまたはその機能的断片を含む、項目1から22までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目24)
前記CD95(Fas)外部ドメインが、CD95(Fas)の細胞外ドメイン全体を含む、項目1から23までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目25)
前記CD95(Fas)が、ヒトCD95(Fas)である、項目1から24までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目26)
(a)前記細胞外成分が、配列番号71に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目27)
前記細胞内成分が、第2の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、項目1から26までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目28)
前記第2の細胞内シグナル伝達ドメインが、CD28の細胞内シグナル伝達ドメインであるかまたはCD28の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、項目27に記載の融合タンパク質。
(項目29)
(a)前記細胞外成分が、配列番号71に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列および配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4、77、または197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目30)
(a)前記細胞外成分が、配列番号73に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列および配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4、77、または197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目31)
(a)前記細胞外成分が、配列番号75に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列および配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4、77、または197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目32)
(a)前記細胞外成分が、配列番号72に記載のアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目33)
(a)前記細胞外成分が、配列番号72に記載のアミノ酸配列および配列番号32に記載のアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27、78、または198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目34)
(a)前記細胞外成分が、配列番号74に記載のアミノ酸配列および配列番号32に記載のアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27、78、または198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目35)
(a)前記細胞外成分が、配列番号76に記載のアミノ酸配列および配列番号32に記載のアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27、78、または198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む、項目1または5に記載の融合タンパク質。
(項目36)
(a)配列番号71に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目37)
(a)配列番号72に記載のアミノ酸配列を有する結合ドメインを含む細胞外成分;(b)配列番号198に記載のアミノ酸配列を含む疎水性成分;および(c)配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目38)
項目1から37までのいずれか一項に記載の融合タンパク質をコードする核酸分子。
(項目39)
項目38に記載の核酸分子を含むベクター。
(項目40)
ウイルスベクターである、項目39に記載のベクター。
(項目41)
前記ウイルスベクターが、レンチウイルスベクターまたはレトロウイルスベクターである、項目40に記載のベクター。
(項目42)
抗原特異的TCRをさらにコードする、項目39から41までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目43)
前記TCRが、宿主細胞に対して外因性である、項目42に記載のベクター。
(項目44)
前記TCRが、HLAクラスI制限抗原に特異的である、項目42または43に記載のベクター。
(項目45)
前記抗原が、がん特異的抗原である、項目42から44までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目46)
前記がん特異的抗原が、WT−1、メソテリン、またはサイクリン−A1を含む、項目45に記載のベクター。
(項目47)
リガンドをさらにコードする、項目39から46までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目48)
前記リガンドが、CD200、CD47、PD−L1、またはCD58である、項目47に記載のベクター。
(項目49)
内因性受容体の発現を低下させるためのsiRNAをさらにコードする、項目39から48までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目50)
前記内因性受容体が、CD200R、SIRPα、CD279(PD−1)、CD95(Fas)、もしくはCD2を含む、または、TCRもしくはその一部である、項目49に記載のベクター。
(項目51)
項目1から37までのいずれか一項に記載の融合タンパク質を含む宿主細胞。
(項目52)
項目38に記載の核酸分子を含む宿主細胞。
(項目53)
項目39から50までのいずれか一項に記載のベクターを含む宿主細胞。
(項目54)
免疫系細胞である、項目51から53までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目55)
前記免疫系細胞が、T細胞である、項目54に記載の宿主細胞。
(項目56)
前記T細胞が、CD4+T細胞である、項目55に記載の宿主細胞。
(項目57)
前記T細胞が、CD8+T細胞である、項目55に記載の宿主細胞。
(項目58)
必要に応じて抗原特異的TCRである抗原受容体をさらに含む、項目51から57までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目59)
前記抗原特異的TCRが、前記細胞または宿主に対して外因性である、項目58に記載の宿主細胞。
(項目60)
前記TCRが、HLAクラスI制限抗原に特異的である、項目58から59までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目61)
前記抗原が、がん特異的抗原である、項目58から60までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目62)
前記がん特異的抗原が、WT−1、メソテリン、またはサイクリン−A1を含む、項目61に記載の宿主細胞。
(項目63)
前記抗原が、ウイルス抗原である、項目58から60までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目64)
前記抗原受容体が、キメラ抗原受容体である、項目58に記載の宿主細胞。
(項目65)
被験体における疾患の処置において使用するための、項目1から37までのいずれか一項に記載の融合タンパク質、項目39から50までのいずれか一項に記載のベクター、または項目51から64までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目66)
前記被験体が、ヒトである、項目65に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目67)
前記疾患が、血液学的悪性疾患または固形腫瘍である、項目65または66に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目68)
前記疾患が、急性骨髄性白血病(AML)である、項目65または66に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目69)
前記疾患が、卵巣がんである、項目65または66に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目70)
前記疾患が、膵がんである、項目65または66に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目71)
被験体において疾患を処置する方法であって、治療有効量の項目1から37までのいずれか一項に記載の融合タンパク質、項目39から50までのいずれか一項に記載のベクター、または項目51から64までのいずれか一項に記載の宿主細胞を前記被験体に投与するステップを含む方法。
(項目72)
前記被験体が、ヒトである、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記疾患が、血液学的悪性疾患または固形腫瘍である、項目71または72に記載の方法。
(項目74)
前記疾患が、急性骨髄性白血病(AML)である、項目71または72に記載の方法。
(項目75)
前記疾患が、卵巣がんである、項目71または72に記載の方法。
(項目76)
前記疾患が、膵がんである、項目71または72に記載の方法。
(項目77)
(a)標的に特異的に結合する結合ドメインで構成される細胞外成分、(b)細胞内シグナル伝達ドメインで構成される細胞内成分、および(c)前記細胞外成分と前記細胞内成分とを連結する疎水性成分を含む融合タンパク質であって、
前記融合タンパク質と前記標的の特異的な結合によって形成される複合体(融合タンパク質::標的複合体)の細胞外部分が、(i)最大でおよそ免疫学的シナプスの2つの細胞膜間の距離、(ii)最大で、T細胞受容体(TCR)と前記TCRが特異的に結合したMHC−ペプチド複合体との間の複合体の細胞外部分がまたがる距離とほぼ同じであるかまたは実質的に同じ、(iii)最大で、前記結合ドメインを含む天然分子とその同族結合パートナーとの間の複合体の細胞外部分がまたがる距離とほぼ同じであるかまたは実質的に同じ;(iii)約40nm未満もしくは最大で約40nm、約25nm未満もしくは最大で約25nm、約20nm未満もしくは最大で約20nm、約15nm未満もしくは最大で約15nm、または約14nm未満もしくは最大で約14nm;または(iv)それらの任意の組合せのサイズである、またはその距離にまたがり、
前記細胞外成分が、CD200R外部ドメインもしくはその機能的断片であるかまたはCD200R外部ドメインもしくはその機能的断片を含み、前記細胞内成分が、CD28細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分であるかまたはCD28細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分を含む、融合タンパク質。
(項目78)
前記融合タンパク質::標的複合体が、超分子活性化クラスター(SMAC)に局在する、項目77に記載の融合タンパク質。
(項目79)
前記融合タンパク質::標的複合体が、中心領域超分子活性化クラスター(cSMAC)に局在する、項目77または78に記載の融合タンパク質。
(項目80)
前記SMACが、抗原::ヒト白血球抗原(HLA)複合体と会合したT細胞受容体(TCR)の幅を有する、項目78または79に記載の融合タンパク質。
(項目81)
(a)標的に特異的に結合する結合ドメインで構成される細胞外成分、(b)細胞内シグナル伝達ドメインで構成される細胞内成分、および(c)前記細胞外成分と前記細胞内成分とを連結する疎水性成分を含む融合タンパク質であって、
前記結合ドメインが、阻害分子結合ドメインであるかまたは阻害分子結合ドメインに対して少なくとも95%の同一性を有し、前記細胞内シグナル伝達ドメインが、共刺激分子もしくは刺激分子結合ドメインであるかまたは共刺激分子もしくは刺激分子結合ドメインに対して少なくとも95%の同一性を含み、
前記阻害分子が、CD200R外部ドメインもしくはその機能的断片であるかまたはCD200R外部ドメインもしくはその機能的断片を含み、前記共刺激分子または刺激分子が、CD28に由来する細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分であるかまたはCD28に由来する細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分を含む、融合タンパク質。
(項目82)
抗原に特異的なTCRまたはキメラ抗原受容体を含むT細胞において前記融合タンパク質を発現させることにより、前記T細胞と実質的に同じであるが前記融合タンパク質を含有しない細胞と比較して、前記抗原との結合に応答して、かつ/もしくは被験体への投与後に、前記T細胞による、生存、拡大、細胞傷害、サイトカイン分泌、および/または多数回の刺激への応答の少なくとも約1.5倍、2倍、または3倍の増大をもたらし、かつ/または、前記細胞が投与される被験体の生存時間、無病生存期間、もしくは1つもしくは複数の疾患症状の改善の少なくとも約1.5倍、2倍、または3倍の増大をもたらす、項目77から81までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目83)
前記融合タンパク質が、T細胞において発現させると、前記T細胞によって発現されるTCRまたはCARと共局在することができる、項目77から82までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目84)
前記細胞外成分が、追加的な細胞外部分をさらに含み、前記追加的な細胞外部分が、必要に応じて、前記結合ドメインの供給源分子とは別個の分子の細胞外部分に由来するもしくはそれと同一性を共有する、または前記結合ドメインを含有しない、項目77から83までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目85)
前記細胞外成分が、疎水性成分に由来する追加的な細胞外部分をさらに含む、または前記疎水性成分もしくはその一部を含有する、項目77から84までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目86)
前記追加的な細胞外部分が、マルチマー形成ドメインおよび/またはスペーサーを含む、項目84または85に記載の融合タンパク質。
(項目87)
前記細胞外成分または前記追加的な細胞外部分が、マルチマー形成ドメインを含む、項目77から86までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目88)
前記マルチマー形成ドメインが、システイン残基を含む、項目87に記載の融合タンパク質。
(項目89)
前記マルチマー形成ドメインが、前記疎水性成分から約2〜約15アミノ酸内にシステイン残基を含有するように改変された細胞外成分を含む、項目87または88に記載の融合タンパク質。
(項目90)
前記疎水性成分が、CD2、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、CD25、CD27、CD28、CD40、CD79A、CD79B、CD80、CD86、CD95(Fas)、CD134(OX40)、CD137(4−1BB)、CD150(SLAMF1)、CD152(CTLA4)、CD200R、CD223(LAG3)、CD270(HVEM)、CD272(BTLA)、CD273(PD−L2)、CD274(PD−L1)、CD278(ICOS)、CD279(PD−1)、CD300、CD357(GITR)、A2aR、DAP10、FcRα、FcRβ、FcRγ、Fyn、GAL9、KIR、Lck、LAT、LRP、NKG2D、NOTCH1、NOTCH2、NOTCH3、NOTCH4、PTCH2、ROR2、Ryk、Slp76、SIRPα、pTα、TCRα、TCRβ、TIM3、TRIM、LPA5、またはZap70の膜貫通ドメインを含む、項目77から89までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目91)
前記疎水性成分が、CD28の膜貫通ドメインを含む、項目77から90までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目92)
前記細胞外成分が、前記CD28膜貫通ドメインから伸長したCD28の細胞外部分を含む、項目91に記載の融合タンパク質。
(項目93)
前記CD28の細胞外部分がシステイン残基を含む、項目92に記載の融合タンパク質。
(項目94)
前記疎水性成分が、CD200Rの膜貫通ドメインを含む、項目77から93までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目95)
前記標的が、CD200であるかまたはCD200を含む、項目77から94までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目96)
(a)前記細胞外成分がCD200R外部ドメインまたはその機能的断片を含み、(b)前記疎水性成分が、CD28の膜貫通ドメインを含み、(c)前記細胞内成分が、CD28の細胞内シグナル伝達ドメインまたはその機能的断片を含む、項目77から95までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目97)
前記CD200R外部ドメインが、CD200Rの細胞外ドメイン全体を含む、項目77から96までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目98)
前記CD200Rの細胞外部分が、CD200RのN末端から少なくとも200アミノ酸を含む、項目77から96までのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
(項目99)
前記CD200Rの細胞外部分が、CD200RのN末端から少なくとも約225アミノ酸〜少なくとも約235アミノ酸を含む、項目98に記載の融合タンパク質。
(項目100)
前記CD200Rの細胞外部分が、CD200RのN末端から少なくとも約228アミノ酸を含む、項目98に記載の融合タンパク質。
(項目101)
前記CD200Rの細胞外部分が、CD200RのN末端から少なくとも約231アミノ酸を含む、項目98に記載の融合タンパク質。
(項目102)
前記CD200Rの細胞外部分が、CD200RのN末端から少なくとも約234アミノ酸を含む、項目98に記載の融合タンパク質。
(項目103)
前記CD200Rが、ヒトCD200Rである、項目77から102までのいずれかに記載の融合タンパク質。
(項目104)
(a)前記細胞外成分が、配列番号2に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号3に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目105)
(a)前記細胞外成分が、配列番号2に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目106)
(a)前記細胞外成分が、配列番号8に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目107)
(a)前記細胞外成分が、配列番号11に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目108)
(a)前記細胞外成分が、配列番号181に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目109)
前記細胞外成分が、配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含むマルチマー形成ドメインをさらに含む、項目105から108までに記載の融合タンパク質。
(項目110)
(a)前記細胞外成分が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号26に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目111)
(a)前記細胞外成分が、配列番号25に記載のアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目112)
(a)前記細胞外成分が、配列番号31に記載のアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目113)
(a)前記細胞外成分が、配列番号34に記載のアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目114)
(a)前記細胞外成分が、配列番号182に記載のアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む、項目77または81に記載の融合タンパク質。
(項目115)
前記細胞外成分が、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含むマルチマー形成ドメインをさらに含む、項目111から114までに記載の融合タンパク質。
(項目116)
(a)配列番号2に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号3に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目117)
(a)配列番号2に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目118)
(a)配列番号8に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目119)
(a)配列番号11に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目120)
(a)配列番号181に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号4に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号5に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目121)
前記細胞外成分が、配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含むマルチマー形成ドメインをさらに含む、項目117から120までに記載の融合タンパク質。
(項目122)
(a)配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号26に記載のアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目123)
(a)配列番号25に記載のアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目124)
(a)配列番号31に記載のアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目125)
(a)配列番号34に記載のアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目126)
(a)配列番号182に記載のアミノ酸配列を含む細胞外成分、(b)配列番号27に記載のアミノ酸配列を含む疎水性成分、および(c)配列番号28に記載のアミノ酸配列を含む細胞内成分を含む融合タンパク質。
(項目127)
前記細胞外成分が、配列番号32に記載のアミノ酸配列を含むマルチマー形成ドメインをさらに含む、項目123から126までに記載の融合タンパク質。
(項目128)
項目77から127までのいずれか一項に記載の融合タンパク質をコードする核酸分子。
(項目129)
項目128に記載の核酸分子を含むベクター。
(項目130)
ウイルスベクターである、項目129に記載のベクター。
(項目131)
前記ウイルスベクターが、レンチウイルスベクターまたはレトロウイルスベクターである、項目130に記載のベクター。
(項目132)
抗原特異的TCRをさらにコードする、項目129から131までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目133)
前記TCRが、宿主細胞に対して外因性である、項目132に記載のベクター。
(項目134)
前記TCRが、HLAクラスI制限抗原に特異的である、項目132または133に記載のベクター。
(項目135)
前記抗原が、がん特異的抗原である、項目132から134までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目136)
前記がん特異的抗原が、WT−1、メソテリン、またはサイクリン−A1を含む、項目135に記載のベクター。
(項目137)
リガンドをさらにコードする、項目129から136までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目138)
前記リガンドが、CD200、CD47、PD−L1、またはCD58である、項目137に記載のベクター。
(項目139)
内因性受容体の発現を低下させるためのsiRNAをさらにコードする、項目129から138までのいずれか一項に記載のベクター。
(項目140)
前記内因性受容体が、CD200R、SIRPα、CD279(PD−1)、CD95(Fas)、もしくはCD2を含む、またはTCRもしくはその一部である、項目139に記載のベクター。
(項目141)
項目77から127までのいずれか一項に記載の融合タンパク質を含む宿主細胞。
(項目142)
項目128に記載の核酸分子を含む宿主細胞。
(項目143)
項目129から140までのいずれか一項に記載のベクターを含む宿主細胞。
(項目144)
免疫系細胞である、項目141から143までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目145)
前記免疫系細胞が、T細胞である、項目144に記載の宿主細胞。
(項目146)
前記T細胞が、CD4 T細胞である、項目145に記載の宿主細胞。
(項目147)
前記T細胞が、CD8 T細胞である、項目145に記載の宿主細胞。
(項目148)
必要に応じて抗原特異的TCRである抗原受容体をさらに含む、項目141から147までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目149)
前記抗原特異的TCRが、前記細胞または宿主に対して外因性である、項目148に記載の宿主細胞。
(項目150)
前記TCRが、HLAクラスI制限抗原に特異的である、項目148から149までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目151)
前記抗原が、がん特異的抗原である、項目148から150までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目152)
前記がん特異的抗原が、WT−1、メソテリン、またはサイクリン−A1を含む、項目151に記載の宿主細胞。
(項目153)
前記抗原が、ウイルス抗原である、項目148から150までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目154)
前記抗原受容体が、キメラ抗原受容体である、項目148に記載の宿主細胞。
(項目155)
被験体における疾患の処置において使用するための、項目77から127までのいずれか一項に記載の融合タンパク質、項目129から140までのいずれか一項に記載のベクター、または項目141から154までのいずれか一項に記載の宿主細胞。
(項目156)
前記被験体がヒトである、項目155に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目157)
前記疾患が、血液学的悪性疾患または固形腫瘍である、項目155または156に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目158)
前記疾患が、急性骨髄性白血病(AML)である、項目155または156に記載の融合タンパク質、ベクター、または宿主細胞。
(項目159)
被験体において疾患を処置する方法であって、治療有効量の項目77から127までのいずれか一項に記載の融合タンパク質、項目129から140までのいずれか一項に記載のベクター、または項目141から154までのいずれか一項に記載の宿主細胞を前記被験体に投与するステップを含む方法。
(項目160)
前記被験体がヒトである、項目159に記載の方法。
(項目161)
前記疾患が、血液学的悪性疾患または固形腫瘍である、項目159または160に記載の方法。
(項目162)
前記疾患が、急性骨髄性白血病(AML)である、項目159または160に記載の方法。

Claims (18)

  1. (a)標的に特異的に結合する結合ドメインで構成される細胞外成分、(b)細胞内シグナル伝達ドメインで構成される細胞内成分、および(c)前記細胞外成分と前記細胞内成分とを連結する疎水性成分を含む融合タンパク質であって、
    前記結合ドメインが、阻害分子結合ドメインであるかまたは阻害分子結合ドメインに対して少なくとも95%の同一性を有し、前記細胞内シグナル伝達ドメインが、共刺激分子もしくは刺激分子結合ドメインであるかまたは共刺激分子もしくは刺激分子結合ドメインに対して少なくとも95%の同一性を含み、
    前記阻害分子が、CD95(Fas)外部ドメインもしくはその機能的断片であるかまたはCD95(Fas)外部ドメインもしくはその機能的断片を含み、前記共刺激分子または刺激分子が、CD137(4−1BB)に由来する細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分であるかまたはCD137(4−1BB)に由来する細胞内シグナル伝達ドメインもしくはその機能的部分を含む、融合タンパク質。
  2. 抗原に特異的なTCRまたはキメラ抗原受容体を含むT細胞において前記融合タンパク質を発現させることにより、前記T細胞と実質的に同じであるが前記融合タンパク質を含有しない細胞と比較して、前記抗原との結合に応答して、かつ/もしくは被験体への投与後に、前記T細胞による、生存、拡大、細胞傷害、サイトカイン分泌、および/もしくは多数回の刺激への応答の少なくとも約1.5倍、2倍、または3倍の増大をもたらし、かつ/または、前記細胞が投与される被験体の生存時間、無病生存期間、もしくは1つもしくは複数の疾患症状の改善の少なくとも約1.5倍、2倍、または3倍の増大をもたらす、請求項に記載の融合タンパク質。
  3. 前記細胞外成分が、疎水性成分に由来する追加的な細胞外部分をさらに含む、または前記疎水性成分もしくはその一部を含有する、請求項1または請求項2に記載の融合タンパク質。
  4. 前記細胞外成分または追加的な細胞外部分が、マルチマー形成ドメインおよび/またはスペーサーを含む、請求項8または9に記載の融合タンパク質。
  5. 前記マルチマー形成ドメインが、システイン残基を含むか、または前記疎水性成分から約2〜約15アミノ酸内にシステイン残基を含有するように改変された細胞外成分を含む、請求項に記載の融合タンパク質。
  6. 前記疎水性成分が、CD137(4−1BB)、CD2、CD3ε、CD3δ、CD3ζ、CD25、CD27、CD28、CD40、CD79A、CD79B、CD80、CD86、CD95(Fas)、CD134(OX40)、CD150(SLAMF1)、CD152(CTLA4)、CD200R、CD223(LAG3)、CD270(HVEM)、CD272(BTLA)、CD273(PD−L2)、CD274(PD−L1)、CD278(ICOS)、CD279(PD−1)、CD300、CD357(GITR)、A2aR、DAP10、FcRα、FcRβ、FcRγ、Fyn、GAL9、KIR、Lck、LAT、LRP、NKG2D、NOTCH1、NOTCH2、NOTCH3、NOTCH4、PTCH2、ROR2、Ryk、Slp76、SIRPα、pTα、TCRα、TCRβ、TIM3、TRIM、LPA5、またはZap70の膜貫通ドメインを含む、請求項1からまでのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
  7. (a)前記細胞外成分がCD95(Fas)外部ドメインまたはその機能的断片を含み、(b)前記疎水性成分が、CD137(4−1BB)の膜貫通ドメインを含み、(c)前記細胞内成分が、CD137(4−1BB)の細胞内シグナル伝達ドメインまたはその機能的断片を含必要に応じて、(i)前記CD95(Fas)外部ドメインが、CD95(Fas)の細胞外ドメイン全体を含むか、または(ii)前記CD95(Fas)が、ヒトCD95(Fas)である、請求項1からまでのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
  8. (a)前記細胞外成分が、配列番号71に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む、請求項に記載の融合タンパク質。
  9. 前記細胞内成分が、第2の細胞内シグナル伝達ドメイン、必要に応じて、CD28の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、請求項1からまでのいずれか一項に記載の融合タンパク質。
  10. (i)(a)前記細胞外成分が、配列番号71に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列および配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4、77、または197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含む
    (ii)(a)前記細胞外成分が、配列番号72に記載のアミノ酸配列および配列番号32に記載のアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27、78、または198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含むか、
    (iii)(a)前記細胞外成分が、配列番号73に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列および配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4、77、または197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含むか、
    (iv)(a)前記細胞外成分が、配列番号74に記載のアミノ酸配列および配列番号32に記載のアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27、78、または198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含むか、
    (v)(a)前記細胞外成分が、配列番号75に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列および配列番号9に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号4、77、または197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含むか、または
    (vi)(a)前記細胞外成分が、配列番号76に記載のアミノ酸配列および配列番号32に記載のアミノ酸配列を有するマルチマー形成ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が、配列番号27、78、または198に記載のアミノ酸配列を含み、(c)前記細胞内成分が、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む、
    請求項に記載の融合タンパク質。
  11. (i)(a)前記細胞外成分が配列番号71に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含み、(b)前記疎水性成分が配列番号197に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含、および(c)前記細胞内成分が配列番号13に記載の核酸分子によりコードされるアミノ酸配列を含むか、または
    (ii)(a)前記細胞外成分が配列番号72に記載のアミノ酸配列を有する結合ドメインを含み、(b)前記疎水性成分が配列番号198に記載のアミノ酸配列を含み、および(c)前記細胞内成分が配列番号36に記載のアミノ酸配列を含む、
    請求項1に記載の融合タンパク質。
  12. 請求項1から11までのいずれか一項に記載の融合タンパク質をコードする核酸分子。
  13. 請求項12に記載の核酸分子を含むベクター。
  14. ウイルスベクターであり、必要に応じて、前記ウイルスベクターが、レンチウイルスベクターまたはレトロウイルスベクターである、請求項13に記載のベクター。
  15. 抗原特異的TCRをさらにコードする、請求項13または請求項14に記載のベクター。
  16. 請求項1から11までのいずれか一項に記載の融合タンパク質を含む宿主細胞。
  17. 被験体における疾患の処置において使用するための、請求項1から11までのいずれか一項に記載の融合タンパク質、請求項13から15までのいずれか一項に記載のベクター、または請求項16に記載の宿主細胞を含む組成物であって、必要に応じて、前記被験体はヒトである、組成物。
  18. 前記疾患が、血液学的悪性疾患または固形腫瘍、急性骨髄性白血病(AML)、卵巣がんまたは膵がんである、請求項17に記載の組成物
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