JP2021195216A - 搬送設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】被搬送物の底面に付着した塵埃を適切に除去及び回収することが可能な搬送設備を実現する。【解決手段】気体噴出装置2は、搬送方向に隣接する一対のローラ体11の隙間を通して、搬送面F1よりも下方から上方へ向けて気体Aを噴出する噴出部21を備え、搬送面F1よりも上方から搬送面F1よりも下方まで連続すると共に搬送方向に沿って延在するように配置される案内面F3を有する案内部材3が、幅方向Yに離間して一対設けられ、複数のローラ体11を下方から覆うように配置される回収面F4を有する回収部材4が、案内面F3の下端である案内面下端F3eよりも下方に設けられ、回収面F4の幅方向Yの寸法Ly4が、一対の案内面下端F3eの幅方向Yの間隔Ly3よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、被搬送物を搬送面に載置した状態で搬送方向に沿って搬送するコンベヤ装置を備えた搬送設備に関する。
例えば、特許第5644445号公報(特許文献1)には、複数のローラを備えたローラコンベヤを用いて被搬送物を搬送する設備が開示されている。このような設備では、例えば被搬送物の入荷及び出荷が行われ、設備内では、被搬送物の搬送工程の他にも、被搬送物の保管や仕分け或いは包装などの各工程が行われる。
特許第5644445号公報
特許文献1のような設備において被搬送物に対する各工程が行われる過程で、被搬送物は、荷台や棚などに載置されることがあり、その際に被搬送物の底面に塵埃が付着することがある。また、例えば、被搬送物が商品を収納した容器である場合には、顧客先に出荷されて商品が取り出された後の空の容器を、回収して設備内においてそのまま用いることもあり、一度設備外に出された容器の底面には塵埃が付着している場合がある。これらのことから、設備内において、被搬送物に付着した塵埃を除去する工程を行うことが考えられ、塵埃の除去は、被搬送物の搬送中に行うことが効率的で好ましい。また、設備を清潔な環境に維持するためには、被搬送物から除去した塵埃を飛散させないようにすることが好ましい。
上記実状に鑑みて、被搬送物の底面に付着した塵埃を適切に除去及び回収することが可能な搬送設備の実現が望まれる。
本開示に係る搬送設備は、
被搬送物を搬送面に載置した状態で搬送方向に沿って搬送するコンベヤ装置と、
気体を噴出する気体噴出装置と、を備え、
前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
前記コンベヤ装置は、前記幅方向に沿う回転軸心まわりに回転する複数のローラ体を備え、
複数の前記ローラ体が前記搬送方向に沿って互いに隙間を有する状態で並んで配置され、
前記搬送面は、複数の前記ローラ体それぞれの上端を繋ぐ仮想面であり、
前記気体噴出装置は、前記搬送方向に隣接する一対の前記ローラ体の前記隙間を通して、前記搬送面よりも下方から上方へ向けて前記気体を噴出する噴出部を備え、
前記搬送面よりも上方から前記搬送面よりも下方まで連続すると共に前記搬送方向に沿って延在するように配置される案内面を有する案内部材が、前記幅方向に離間して一対設けられ、
複数の前記ローラ体を下方から覆うように配置される回収面を有する回収部材が、前記案内面の下端である案内面下端よりも下方に設けられ、
前記回収面の前記幅方向の寸法が、一対の前記案内面下端の前記幅方向の間隔よりも大きい。
本構成によれば、気体噴出装置が搬送面よりも下方から上方へ向けて気体を噴出することにより、当該搬送面に載置されつつ搬送されている被搬送物の底面に付着している塵埃を吹き飛ばすことができる。これにより、被搬送物の底面に付着した塵埃を除去することができる。ここで、被搬送物の底面に付着した塵埃は、気体噴出装置から噴出された気体によって、様々な方向に拡散し得る。本構成によれば、幅方向に離間して設けられる一対の案内部材が、搬送面よりも上方から搬送面よりも下方まで連続すると共に搬送方向に沿って延在するように配置される案内面を有している。そのため、幅方向の両側に配置されることになる一対の案内面によって、搬送方向及び幅方向に拡散する塵埃を受け止め、それより外側への拡散を抑制することができる。そして、案内面によって受け止められた塵埃は、重力により下方へ落下する。案内面は、落下する塵埃を、案内面下端よりも下方に設けられた回収部材へ案内し、回収部材へ案内された塵埃は回収面によって受け止められる。本構成では、回収面の幅方向の寸法が、一対の案内面下端の幅方向の間隔よりも大きくなっているため、案内面によって受け止められた塵埃のほぼ全てを回収面に案内することができる。従って、本構成によれば、被搬送物の底面に付着した塵埃を適切に除去及び回収することが可能な搬送設備を実現することができる。
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
搬送設備の平面図 搬送設備の幅方向視図 搬送設備の搬送方向視図 第2実施形態に係る搬送設備の搬送方向視図 第3実施形態に係る搬送設備の搬送方向視図 第4実施形態において気体の噴出タイミングを示す図 その他の実施形態に係る搬送設備の要部を示す搬送方向視図 その他の実施形態に係る搬送設備の要部を示す平面図
〔第1実施形態〕
搬送設備の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、搬送設備100は、被搬送物Wを搬送するコンベヤ装置1と、被搬送物Wに気体Aを吹き付けることにより被搬送物Wに付着した塵埃Pを除去する気体噴出装置2と、塵埃Pを回収する回収部材4と、回収部材4に塵埃Pを案内する案内部材3と、を備えている。
被搬送物Wとしては、商品、商品を収納した容器、或いは、容器を載置するトレイなど、様々なものが挙げられる。本実施形態の説明では、上記のもの全てを含み得る概念として、搬送設備100による搬送対象の物体を単に「被搬送物W」と称する。
被搬送物Wは、搬送設備100において各工程が実施される過程で、荷台や棚(不図示)に載置されることがあり、その際に、被搬送物Wの底面に塵埃Pが付着することがある。また、例えば、被搬送物Wが商品を収納した容器である場合には、顧客先に出荷されて商品が取り出された後の空の容器を、回収して設備内においてそのまま用いることもあり、一度設備外に出された容器の底面には塵埃Pが付着している場合がある。
本開示に係る搬送設備100は、被搬送物Wの底面に付着した塵埃Pを適切に除去及び回収することが可能に構成されている。以下、搬送設備100の各構成について詳細に説明する。なお、以下では、被搬送物Wが搬送される方向を搬送方向Xとする。また、搬送方向Xに直交する方向を幅方向Yとする。本例では、鉛直方向視で搬送方向Xに直交する方向を、幅方向Yとしている。
〔コンベヤ装置〕
コンベヤ装置1は、被搬送物Wを搬送面F1に載置した状態で搬送方向Xに沿って搬送する。コンベヤ装置1は、搬送方向Xにおける一方側にのみ被搬送物Wを搬送可能に構成されていても良いし、搬送方向Xにおける何れの側にも被搬送物Wを搬送可能に構成されていても良い。
コンベヤ装置1は、幅方向Yに沿う回転軸心まわりに回転する複数のローラ体11を備えている。ローラ体11は、幅方向Yに延在する円柱状に形成されている。本実施形態では、ローラ体11の幅方向Yの寸法は、被搬送物Wの幅方向Yの寸法よりも大きい。
本実施形態では、複数のローラ体11のそれぞれは、幅方向Yの両端部分においてフレーム10に連結されている。フレーム10は、搬送方向Xに沿って配置されている。そして一対のフレーム10が、複数のローラ体11を幅方向Yに挟んだ両側に配置されており、複数のローラ体11における幅方向Yの両端部分を幅方向Yの外側から支持している。複数のローラ体11のそれぞれは、一対のフレーム10によって回転自在に支持されている。
複数のローラ体11は、搬送方向Xに沿って互いに隙間Gを有する状態で並んで配置されている。換言すれば、複数のローラ体11のそれぞれは、搬送方向Xに隣接する他のローラ体11に対して接触しないように配置されている。被搬送物Wが載置される上述の搬送面F1は、複数のローラ体11それぞれの上端を繋ぐ仮想面である。被搬送物Wは、その底面における複数のローラ体11に接する部分が当該複数のローラ体11によって支持されることで、搬送面F1に載置される。被搬送物Wの底面における複数のローラ体11によって支持されていない非支持部分は、隙間Gに対応しておりローラ体11に接していない状態となっている。被搬送物Wの底面における、ローラ体11によって支持される支持部分と、ローラ体11によって支持されていない非支持部分とは、被搬送物Wが搬送方向Xに沿って移動することによって移動する。すなわち、被搬送物Wの底面の各部は、当該被搬送物Wの搬送方向Xへの移動に伴って支持部分になったり非支持部分になったりを繰り返す。
〔気体噴出装置〕
気体噴出装置2は、気体Aを噴出する装置である。気体噴出装置2は、気体Aを噴出する噴出部21を備えている。本実施形態では、気体噴出装置2は、気体Aを噴出部21に供給する供給源20と、供給源20と噴出部21とを接続する供給管22と、を備えている(図3参照)。本例では、供給源20は、空気を供給するように構成されている。このような供給源20としては、吸気部から周辺の空気を吸引し、圧縮して吐出する気体ポンプ(エアコンプレッサー等)を用いることができる。
噴出部21は、搬送方向Xに隣接する一対のローラ体11の隙間Gを通して、搬送面F1よりも下方から上方へ向けて気体Aを噴出する。これにより、噴出部21は、被搬送物Wの底面に向けて気体Aを噴出することになる。詳細には、噴出部21は、隙間Gを通して、被搬送物Wの底面におけるローラ体11によって支持されていない非支持部分に向けて気体Aを噴出する。上述のように、被搬送物Wの底面の各部は、支持部分になったり非支持部分になったりを繰り返しながら、搬送方向Xに沿って移動する。従って、噴出部21は、被搬送物Wの搬送中に、当該被搬送物Wの底面における非支持部分に対して連続的に気体Aを噴出することによって、被搬送物Wの底面における搬送方向Xの全域に対して、噴出した気体Aを当てることができる。これにより、被搬送物Wの底面における搬送方向Xの全域に亘って塵埃Pを除去することが可能となっている。
図3に示されているように、本実施形態では、噴出部21は、気体Aを噴出する複数のノズル211を備えている。ここでは、複数のノズル211は、共通の供給管22に接続されており、共通の供給源20から供給された気体Aを噴出するように構成されている。複数のノズル211は、鉛直方向視で、搬送方向Xに隣接する一対のローラ体11の隙間Gと重複する位置に配置されている。本実施形態では、複数のノズル211は、幅方向Yに沿って並んで配置されている。本例では、複数のノズル211は、搬送方向Xに並ぶ複数の隙間Gのうち、特定の1つの隙間Gに対応して配置されている。
本実施形態では、複数のノズル211のそれぞれは、鉛直方向に沿って配置され、鉛直方向上側に向けて気体Aを噴出する。このため、複数のノズル211のそれぞれは、気体Aが噴出される先端部(噴出口)を上方に向けた姿勢で配置されている。そして、当該先端部は、搬送面F1よりも下方に配置されている。これにより、搬送面F1に載置される被搬送物Wの底面に向けて適切に気体Aを噴出することができる。図示の例では、複数のノズル211のそれぞれにおける先端部は、隙間Gを形成する一対のローラ体11の下端よりも下方に配置されている。
〔案内部材〕
案内部材3は、回収部材4に塵埃Pを案内する部材である。一対の案内部材3が、幅方向Yに離間して設けられている。一対の案内部材3は、複数のローラ体11を幅方向Yの両側から挟むように配置されており、搬送方向Xの同じ位置において互いに対向するように配置されている。一対の案内部材3は、互いに同等の構造となっている。
一対の案内部材3のそれぞれは、搬送面F1よりも上方から搬送面F1よりも下方まで連続すると共に搬送方向Xに沿って延在するように配置される案内面F3を有している。本実施形態では、一対の案内面F3は、搬送面F1に対して幅方向Yの両側に配置されている。本例では、一対の案内面F3は、複数のローラ体11を幅方向Yの両側から覆うように配置されている。
図3に示すように、本実施形態では、案内面F3は、搬送面F1よりも下方に配置されると共に、鉛直方向に沿って延在する鉛直案内面F31と、鉛直案内面F31から連続して搬送面F1よりも上方に延在すると共に、上方へ向かうに従って幅方向Yの外側へ向かう方向に沿って傾斜する傾斜案内面F32と、を有している。これにより、搬送面F1よりも上方に飛散した塵埃Pを案内面F3によって受け止めることが可能な幅方向Yの範囲を広くすることができる。傾斜案内面F32によって受け止められた塵埃Pは、鉛直案内面F31へと案内されて、当該鉛直案内面F31によって下方の回収部材4へ案内される。
本実施形態では、案内面F3は、傾斜案内面F32から連続して上方に延在する上側案内面F33を更に有している。すなわち本例では、案内面F3は、下側から順に、鉛直案内面F31、傾斜案内面F32、上側案内面F33を有しており、これらの案内面(F31〜F33)は、互いに連続して一連の案内面を構成している。
鉛直案内面F31の下端、すなわち案内面F3全体としての下端(案内面下端F3e)は、複数のローラ体11の下端よりも下方に配置されている。本例では、鉛直案内面F31の下端(案内面下端F3e)は、噴出部21よりも下方に、詳細にはノズル211の先端部(噴出口)よりも下方に配置されている。そして、鉛直案内面F31の上端は、噴出部21よりも上方に配置されている。すなわち本例では、鉛直案内面F31は、噴出部21よりも下方から噴出部21よりも上方まで連続して形成された連続面となっている。これにより、噴出部21に対して幅方向Yの外側に拡散する塵埃Pを鉛直案内面F31によって受け止め易い構成となっている。
傾斜案内面F32の下端は、鉛直案内面F31の上端に連結されている。傾斜案内面F32の下端は、搬送面F1よりも下方に配置されている。本例では、傾斜案内面F32の下端は、搬送面F1よりも下方であって、噴出部21よりも上方に配置されている。傾斜案内面F32の上端は、搬送面F1よりも上方に配置されている。すなわち、傾斜案内面F32は、搬送面F1よりも下方から搬送面F1よりも上方まで連続して形成された連続面となっている。これにより、搬送面F1に載置された被搬送物Wの底面に対して幅方向Yの外側に拡散する塵埃Pを傾斜案内面F32によって受け止め易い構成となっている。なお、本例では、鉛直案内面F31及び傾斜案内面F32は、内側案内部材300により構成されている。具体的には、内側案内部材300は、鉛直方向に沿う第1板状部301と当該第1板状部301に対して鈍角をなすように屈曲されて上側へ向かうに従って幅方向Yに外側に向かうように傾斜する方向に沿う第2板状状部302と、を有している。そして、第1板状部301の幅方向Yの内側を向く面によって鉛直案内面F31が形成され、第2板状状部302の幅方向Yの内側を向く面によって傾斜案内面F32が形成されている。
上側案内面F33は、本例では、鉛直方向に沿って延在している。上側案内面F33の下端は、傾斜案内面F32の上端に連結されている。上側案内面F33の下端は、搬送面F1よりも上方に配置されている。すなわち本例では、上側案内面F33の全体が、搬送面F1よりも上方に配置されている。図示の例では、上側案内面F33の上端は、搬送面F1に載置された被搬送物Wの上端よりも上方に配置されている。これにより、被搬送物Wの上端付近に飛散した塵埃Pが上側案内面F33よりも幅方向Yの外側に飛散することを抑制できる。なお、本例では、上側案内面F33は、内側案内部材300に対して幅方向Yの外側に隣接して配置された外側案内部材303により構成されている。具体的には、外側案内部材303は、鉛直方向に沿う板状に形成されている。そして、内側案内部材300の上端部(ここでは第2板状状部302の上端部)が外側案内部材303の幅方向Yの内側を向く面に接するように配置されている。外側案内部材303の幅方向Yの内側を向く面における、内側案内部材300の上端部よりも上方の部分により、上側案内面F33が形成されている。
〔回収部材〕
回収部材4は、案内部材3によって案内された塵埃Pを回収する部材である。回収部材4は、鉛直方向視で噴出部21と重複する位置であって、噴出部21に対して下方に配置されている。ここでは、図1に示すように、噴出部21、案内部材3、及び回収部材4が、1つの組となって、搬送方向Xの同じ位置に配置されている。
図3に示すように、回収部材4は、案内面F3の下端である案内面下端F3eよりも下方に設けられている。本実施形態では、回収部材4は、複数のローラ体11に対して鉛直方向に対向するように配置される底部40と、一対の案内面下端F3eよりも幅方向Yの外側において当該底部40から上方に突出する突出壁部41と、を備えている。底部40は、鉛直方向視において、多角形状、円形状、或いは楕円形状に形成される。本例では、底部40は、鉛直方向視において矩形状に形成されている。突出壁部41は、鉛直方向視において閉じた形状に形成されている。本例では、突出壁部41は、底部40の外縁全周に亘って設けられている。本実施形態では、回収部材4における底部40の全体が、案内面下端F3eよりも下方に配置されており、回収部材4における突出壁部41の上端は、案内面下端F3eよりも上方に配置されている。
そして、底部40の上面が、塵埃Pを回収する回収面F4となっている。すなわち、回収部材4は、複数のローラ体11を下方から覆うように配置される回収面F4を有している。回収面F4は、搬送方向X及び幅方向Yの双方に広がる面となっている。本実施形態では、回収面F4は、底部40の上面における突出壁部41によって囲まれた部分に形成されている。また、上記のように、突出壁部41は一対の案内面下端F3eよりも幅方向Yの外側に配置されている。よって、回収面F4の幅方向Yの寸法Ly4は、一対の案内面下端F3eの幅方向Yの間隔Ly3よりも大きくなっている。更に本実施形態では、図1及び図2に示すように、回収面F4の搬送方向Xの寸法Lx4が、案内面下端F3eの搬送方向Xの寸法Lx3よりも大きくなっている。
気体噴出装置2によって被搬送物Wの底面から吹き飛ばされた塵埃Pは、その後、重力によって落下し、回収部材4が設けられた範囲において、回収面F4に回収される。上記のように、回収面F4の周囲を囲むように突出壁部41が設けられているため、回収された塵埃Pが回収面F4から外側に落ちることが規制される。また、上記のように、回収面F4の幅方向Yの寸法Ly4及び搬送方向Xの寸法Lx4の双方が案内面下端F3eの全体を下方から覆うように設定されていため、案内面F3によって受け止められた塵埃Pのほぼ全てを回収面F4に案内することが可能となっている。従って、回収部材4により、塵埃Pを適切に回収することが可能となっている。
以上説明した搬送設備100によれば、被搬送物Wをコンベヤ装置1により搬送している途中において、被搬送物Wの底面に付着した塵埃Pを適切に除去及び回収することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、搬送設備の第2実施形態について、図4を参照して説明する。以下では、第2実施形態について、上記の第1実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については上記の第1実施形態と同様である。
図4に示すように、本実施形態に係る搬送設備100は、搬送面F1よりも上方において、複数のローラ体11を上方から覆うように配置されると共に、一対の案内部材3を幅方向Yに連結するように配置された蓋部材5と、搬送面F1と一対の案内部材3と蓋部材5とにより囲まれた空間から塵埃Pを吸引する吸引装置6と、を備えている。
本実施形態では、蓋部材5は、搬送面F1に対して鉛直方向に対向するように配置された天壁部51と、天壁部51における幅方向Yの両端部から下方に垂下する垂下壁部52と、を備えている。
天壁部51には、当該天壁部51を貫通する吸引口50が形成されている。吸引口50には、吸引装置6の吸引部61が接続されている。搬送面F1と一対の案内部材3と蓋部材5とにより囲まれた空間を浮遊する塵埃Pは、天壁部51における吸引口50を介して、吸引装置6によって吸引される。垂下壁部52は、案内部材3に対して幅方向Yの外側から当接している。図示の例では、天壁部51が案内部材3の上端部に対して上方から当接すると共に、垂下壁部52が案内部材3における幅方向Yの外側を向く面に対して幅方向Yの外側から当接している。このような構成により、搬送面F1と一対の案内部材3と蓋部材5とにより囲まれた空間を浮遊する塵埃Pが、案内部材3よりも幅方向Yの外側に飛散し難くできる。
本実施形態では、吸引装置6は、負圧を発生させる吸引源60と、蓋部材5の吸引口50に接続されて当該吸引口50よりも搬送面F1側の空間を浮遊する塵埃Pを吸引する吸引部61と、吸引源60と吸引部61とを接続する吸引管62と、備えている。吸引源60が負圧を発生させることにより、吸引管62によって当該吸引源60に接続された吸引部61も負圧となって、吸引部61(吸引口50)の周辺を浮遊する塵埃Pが空気と共に吸引される。また、これによって、搬送面F1よりも上方に飛散した塵埃Pが、吸引部61に向かって流れるような空気の流れを形成することができる。
以上説明した第2実施形態に係る搬送設備100によれば、搬送面F1よりも上方に飛散した塵埃Pを適切に回収することができる。なお、上記のとおり、搬送面F1よりも下方に飛散する塵埃Pについては、回収部材4によって回収される。
〔第3実施形態〕
次に、搬送設備の第3実施形態について、図5を参照して説明する。上記の第1実施形態では、一対の案内面F3のそれぞれが、複数のローラ体11に対して幅方向Yの外側に配置されている例について説明した。以下に説明する第3実施形態では、一対の案内面F3の配置構成が異なる。以下、第3実施形態について、上記の第1実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については上記の第1実施形態と同様である。
図5に示すように、複数のローラ体11のそれぞれは、幅方向Yの両端部分においてフレーム10に対して回転自在に連結されている。図5に示す例では、ローラ体11の内部における幅方向Yの両端部分には、ローラ体11の回転軸心に沿って配置された軸部材70と当該軸部材70に対して径方向外側に配置された軸受71とが設けられている。軸部材70は、フレーム10に固定されている。そして、ローラ体11は、軸受71を介して、軸部材70に対して回転自在に支持されている。詳細な図示は省略するが、例えば、ローラ体11の表面にはベルトが巻き掛けられ、このベルトの駆動によってローラ体11が回転するように構成されている。
本実施形態では、一対の案内面F3は、ローラ体11とフレーム10との連結部分1cよりも幅方向Yの内側に配置されている。連結部分1cを、ローラ体11とフレーム10との幅方向Yにおける境界部分と言い換えても良い。一対の案内面F3は、ローラ体11における幅方向Yの端部よりも幅方向Yにおける内側に配置されていると共に、搬送方向X視でローラ体11と重複するように配置されている。上記のような構成により、ローラ体11とフレーム10との連結部分1cよりも幅方向Yの内側へ塵埃Pを案内することができる。そのため、連結部分1cに塵埃Pが付着することを抑制でき、又は、当該連結部分1cを介して各部材の内部、例えば軸受71等に塵埃Pが進入することを抑制できる。本実施形態では、案内部材3における幅方向Y視でローラ体11と重複する位置には、幅方向Yに貫通する貫通孔30が設けられており、ローラ体11は当該貫通孔30を貫通するように設けられている。これにより、上記構成が実現されている。本実施形態では、案内部材3における鉛直案内面F31が形成された部分に、ローラ体11が幅方向Yに貫通する貫通孔30が設けられている。
〔第4実施形態〕
次に、搬送設備の第4実施形態について、図6を参照して説明する。上記の第1実施形態では、被搬送物Wを、商品、商品を収納した容器、或いは、容器を載置するトレイなどの様々なもの含み得る包括的な概念として説明した。以下に説明する第4実施形態では、被搬送物Wが物品Cを載置するためのトレイTである場合において、トレイTに載置された物品Cの有無に応じて噴出部21から気体Aを噴出するか否かを制御する構成となっている。以下、第4実施形態について上記の第1実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については上記の第1実施形態と同様である。なお、図6では、上記の第1実施形態で説明した案内部材3や回収部材4を省略している。
図6に示すように、本実施形態では、被搬送物Wが、物品Cを載置するトレイTである。物品Cは、商品、或いは商品を収納した容器である。トレイTは、搬送設備100の内部において物品Cを載置して搬送するために用いられる。物品Cが載置されたトレイTは、コンベヤ装置1によって搬送され、例えば、不図示の保管庫に保管されたり、物品Cに対してなんらかの処理を行う処理装置に搬入されたりする。
トレイTは、物品Cを載置した載置状態、或いは、物品Cを載置していない非載置状態で、搬送面F1に沿って搬送される。図6における上図が、物品Cを載置した載置状態で搬送されているトレイTを示している。図6における下図が、物品Cを載置していない非載置状態で搬送されているトレイTを示している。
トレイTは、その底面における複数のローラ体11に接する部分が当該複数のローラ体11によって支持されることで、搬送面F1に載置される。トレイTの底面における複数のローラ体11によって支持されていない非支持部分は、隙間Gに対応しておりローラ体11に接していない状態となる。トレイTの底面における、ローラ体11によって支持される支持部分と、ローラ体11によって支持されていない非支持部分とは、トレイTが搬送方向Xに沿って移動することによって移動する。すなわち、トレイTの底面の各部は、当該トレイTの搬送方向Xへの移動に伴って支持部分になったり非支持部分になったりを繰り返す。
本実施形態では、図6の下図に示すように、気体噴出装置2は、非載置状態のトレイTが搬送面F1に沿って搬送されている場合に、噴出部21から気体Aを噴出する(ON状態とする。)。また、図6の上図に示すように、気体噴出装置2は、載置状態のトレイTが搬送面F1に沿って搬送されている場合には、噴出部21から気体Aを噴出しない(OFF状態とする。)。このような構成により、トレイTが物品Cを載置していない非載置状態において、トレイTの底面に付着した塵埃Pを吹き飛ばすことができ、また、トレイTが載置状態である場合には気体Aを噴出しないことにより、吹き飛ばした塵埃Pが物品Cに付着することも抑制できる。
詳細な図示は省略するが、本実施形態では、トレイTがコンベヤ装置1によって搬送される搬送経路のうち一部が、非載置状態のトレイTを搬送するための専用の領域である非載置搬送領域として設定されている。すなわち、搬送経路における各領域によって、トレイTの載置状態と非載置状態とを分けている。そして、非載置搬送領域に、気体噴出装置2が設けられ、また、案内部材3及び回収部材4(図6において不図示)が設けられる。気体噴出装置2は、非載置搬送領域で搬送されている非載置状態のトレイTに対して気体Aを噴出する。
〔その他の実施形態〕
次に、搬送設備のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の第1実施形態では、複数のノズル211のそれぞれが、鉛直方向に沿って配置され、鉛直方向に向けて気体Aを噴出するように構成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、例えば図7に示すように、複数のノズル211のそれぞれは、一対の案内面F3のうち幅方向Yの距離が近い方の案内面F3の側に向けて、鉛直方向に対して幅方向Yに傾斜した方向に気体Aを噴出するように構成されていても良い。図7に示す例では、一対の案内面F3のうち同じ案内面F3の側に向けて傾斜する複数のノズル211の傾斜角度(鉛直方向に対する傾斜角度)が、幅方向Yの外側に配置されているノズル211ほど大きくなっている。但し、これに限定されることなく、同じ案内面F3の側に向けて傾斜する複数のノズル211の傾斜角度は、同じであっても良い。
(2)上記の第1実施形態では、複数のノズル211が、幅方向Yに沿って並んで配置されている例について説明した。しかし、図8に示すように、複数のノズル211は、幅方向Yに沿って並んで配置されていることに加えて、搬送方向Xにも沿って並んで配置されていても良い。また、詳細な図示は省略するが、複数のノズル211は、幅方向Yには並んで配置されず、搬送方向Xのみに沿って並んで配置されていても良い。なお、図8では、案内部材3及び回収部材4を省略している。
(3)上記の第1実施形態では、傾斜案内面F32の下側に連続して、鉛直方向に沿う鉛直案内面F31が形成されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、鉛直案内面F31に代えて、鉛直方向に対して幅方向Yの何れかの側に向かう方向に沿って傾斜する傾斜面が形成されていても良い。この傾斜面の傾斜角度は、これの上側に形成される傾斜案内面F32の傾斜角度と同じであっても良いし異なっていても良い。
(4)上記の第1実施形態では、複数のノズル211のそれぞれにおける先端部(噴出口)が、隙間Gを形成する一対のローラ体11の下端よりも下方に配置されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、当該先端部は、隙間Gを形成する一対のローラ体11の下端よりも上方に配置されていても良い。この場合においても、ローラ体11の下端よりも上方に配置されるノズル211の先端部は、搬送面F1よりも下方に配置される。
(5)上記の第2実施形態では、蓋部材5の天壁部51に吸引口50が形成され、この吸引口50に対して吸引部61が接続されている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、吸引部61と接続される吸引口は、蓋部材5における垂下壁部52に形成されていても良い。或いは、吸引部61と接続される吸引口は、蓋部材5に形成されていなくても良く、案内部材3に形成されていても良い。
(6)上記の第4実施形態では、トレイTがコンベヤ装置1によって搬送される搬送経路のうち一部が、非載置状態のトレイTを搬送するための専用の領域である非載置搬送領域として設定され、搬送経路における各領域によって、トレイTの載置状態と非載置状態とを分けている例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、所定の期間によって、トレイTの載置状態と非載置状態とを分けても良い。例えば、コンベヤ装置1には、非載置状態のトレイTのみを搬送する専用の期間である非載置搬送期間が設定され、この非載置搬送期間のみにおいて気体噴出装置2が作動するように構成されていても良い。この場合、所定の期間によって、トレイTの載置状態と非載置状態とを分けているため、気体噴出装置2、案内部材3及び回収部材4の組が設置される箇所は、特に限定されるわけではなく、搬送経路のうち何れの箇所であっても良い。
(7)なお、上述した実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明した搬送設備について説明する。
本開示に係る搬送設備は、
被搬送物を搬送面に載置した状態で搬送方向に沿って搬送するコンベヤ装置と、
気体を噴出する気体噴出装置と、を備え、
前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
前記コンベヤ装置は、前記幅方向に沿う回転軸心まわりに回転する複数のローラ体を備え、
複数の前記ローラ体が前記搬送方向に沿って互いに隙間を有する状態で並んで配置され、
前記搬送面は、複数の前記ローラ体それぞれの上端を繋ぐ仮想面であり、
前記気体噴出装置は、前記搬送方向に隣接する一対の前記ローラ体の前記隙間を通して、前記搬送面よりも下方から上方へ向けて前記気体を噴出する噴出部を備え、
前記搬送面よりも上方から前記搬送面よりも下方まで連続すると共に前記搬送方向に沿って延在するように配置される案内面を有する案内部材が、前記幅方向に離間して一対設けられ、
複数の前記ローラ体を下方から覆うように配置される回収面を有する回収部材が、前記案内面の下端である案内面下端よりも下方に設けられ、
前記回収面の前記幅方向の寸法が、一対の前記案内面下端の前記幅方向の間隔よりも大きい。
本構成によれば、気体噴出装置が搬送面よりも下方から上方へ向けて気体を噴出することにより、当該搬送面に載置されつつ搬送されている被搬送物の底面に付着している塵埃を吹き飛ばすことができる。これにより、被搬送物の底面に付着した塵埃を除去することができる。ここで、被搬送物の底面に付着した塵埃は、気体噴出装置から噴出された気体によって、様々な方向に拡散し得る。本構成によれば、幅方向に離間して設けられる一対の案内部材が、搬送面よりも上方から搬送面よりも下方まで連続すると共に搬送方向に沿って延在するように配置される案内面を有している。そのため、幅方向の両側に配置されることになる一対の案内面によって、搬送方向及び幅方向に拡散する塵埃を受け止め、それより外側への拡散を抑制することができる。そして、案内面によって受け止められた塵埃は、重力により下方へ落下する。案内面は、落下する塵埃を、案内面下端よりも下方に設けられた回収部材へ案内し、回収部材へ案内された塵埃は回収面によって受け止められる。本構成では、回収面の幅方向の寸法が、一対の案内面下端の幅方向の間隔よりも大きくなっているため、案内面によって受け止められた塵埃のほぼ全て回収面に案内することができる。従って、本構成によれば、被搬送物の底面に付着した塵埃を適切に除去及び回収することが可能な搬送設備を実現することができる。
ここで、
一対の前記案内面は、前記搬送面に対して前記幅方向の両側に配置され、
前記案内面は、
前記搬送面よりも下方に配置されると共に、鉛直方向に沿って延在する鉛直案内面と、
前記鉛直案内面から連続して前記搬送面よりも上方に延在すると共に、上方へ向かうに従って前記幅方向の外側へ向かう方向に沿って傾斜する傾斜案内面と、を有している、と好適である。
本構成によれば、傾斜案内面によって、一対の案内面の幅方向の間隔を上方へ向かうに従って広くすることができる。これにより、上方に飛散した塵埃を案内面によって受け止めることが可能な幅方向の範囲を広くすることができる。そして、傾斜案内面によって受け止められた塵埃は、鉛直案内面へと案内されて、当該鉛直案内面によって下方の回収部材へ案内される。従って、本構成によれば、被搬送物の底面に付着した塵埃を、より適切に回収することができる。
また、
複数の前記ローラ体のそれぞれは、前記幅方向の両端部分においてフレームに連結され、
一対の前記案内面は、前記ローラ体と前記フレームとの連結部分よりも前記幅方向の内側に配置されている、と好適である。
本構成によれば、ローラ体とフレームとの連結部分よりも幅方向の内側へ塵埃を案内することができる。そのため、当該連結部分に塵埃が付着したり、当該連結部分を介して各部材の内部に塵埃が進入したりすることを抑制できる。
また、
前記噴出部は、前記気体を噴出する複数のノズルを備え、
複数の前記ノズルは、前記幅方向に沿って並んで配置されている、と好適である。
本構成によれば、被搬送物の底面における幅方向の比較的広範囲に亘って塵埃を除去し易い。また、被搬送物は搬送方向に沿って移動している。そのため、被搬送物の底面における搬送方向の広範囲に亘っても塵埃を除去し易くなる。従って、本構成によれば、被搬送物の底面の全体から塵埃を適切に除去し易い。
また、前記噴出部が、前記気体を噴出する複数のノズルを備えた構成において、
複数の前記ノズルのそれぞれは、一対の前記案内面のうち前記幅方向の距離が近い方の前記案内面の側に向けて、鉛直方向に対して前記幅方向に傾斜した方向に前記気体を噴出する、と好適である。
本構成によれば、被搬送物の底面に付着した塵埃を、複数のノズルから噴出される気体によって幅方向の両側へ向けて吹き飛ばし易い。従って、幅方向の両側に配置された案内面によって塵埃を受け止め易い構成を実現できる。
また、
前記搬送面よりも上方において、複数の前記ローラ体を上方から覆うように配置されると共に、一対の前記案内部材を前記幅方向に連結するように配置された蓋部材と、
前記搬送面と一対の前記案内部材と前記蓋部材とにより囲まれた空間から塵埃を吸引する吸引装置と、を備える、と好適である。
本構成によれば、搬送面よりも上方に飛散した塵埃を適切に回収することができる。
また、
前記被搬送物は、物品を載置するトレイであり、
前記トレイは、前記物品を載置した載置状態、或いは、前記物品を載置していない非載置状態で、前記搬送面に沿って搬送され、
前記気体噴出装置は、前記非載置状態の前記トレイが前記搬送面に沿って搬送されている場合に、前記噴出部から前記気体を噴出する、と好適である。
本構成によれば、トレイが物品を載置していない非載置状態において、トレイの底面に付着した塵埃を吹き飛ばすことができ、また、トレイが非載置状態であることから、吹き飛ばした塵埃が物品に付着することも抑制できる。
本開示に係る技術は、被搬送物を搬送面に載置した状態で搬送方向に沿って搬送するコンベヤ装置を備えた搬送設備に利用することができる。
100 :搬送設備
1 :コンベヤ装置
F1 :搬送面
1c :連結部分
10 :フレーム
11 :ローラ体
2 :気体噴出装置
21 :噴出部
211 :ノズル
3 :案内部材
F3 :案内面
F3e :案内面下端
F31 :鉛直案内面
F32 :傾斜案内面
4 :回収部材
F4 :回収面
5 :蓋部材
6 :吸引装置
A :気体
C :物品
G :隙間
P :塵埃
T :トレイ
W :被搬送物
X :搬送方向
Y :幅方向

Claims (7)

  1. 被搬送物を搬送面に載置した状態で搬送方向に沿って搬送するコンベヤ装置と、
    気体を噴出する気体噴出装置と、を備え、
    前記搬送方向に直交する方向を幅方向として、
    前記コンベヤ装置は、前記幅方向に沿う回転軸心まわりに回転する複数のローラ体を備え、
    複数の前記ローラ体が前記搬送方向に沿って互いに隙間を有する状態で並んで配置され、
    前記搬送面は、複数の前記ローラ体それぞれの上端を繋ぐ仮想面であり、
    前記気体噴出装置は、前記搬送方向に隣接する一対の前記ローラ体の前記隙間を通して、前記搬送面よりも下方から上方へ向けて前記気体を噴出する噴出部を備え、
    前記搬送面よりも上方から前記搬送面よりも下方まで連続すると共に前記搬送方向に沿って延在するように配置される案内面を有する案内部材が、前記幅方向に離間して一対設けられ、
    複数の前記ローラ体を下方から覆うように配置される回収面を有する回収部材が、前記案内面の下端である案内面下端よりも下方に設けられ、
    前記回収面の前記幅方向の寸法が、一対の前記案内面下端の前記幅方向の間隔よりも大きい、搬送設備。
  2. 一対の前記案内面は、前記搬送面に対して前記幅方向の両側に配置され、
    前記案内面は、
    前記搬送面よりも下方に配置されると共に、鉛直方向に沿って延在する鉛直案内面と、
    前記鉛直案内面から連続して前記搬送面よりも上方に延在すると共に、上方へ向かうに従って前記幅方向の外側へ向かう方向に沿って傾斜する傾斜案内面と、を有している、請求項1に記載の搬送設備。
  3. 複数の前記ローラ体のそれぞれは、前記幅方向の両端部分においてフレームに連結され、
    一対の前記案内面は、前記ローラ体と前記フレームとの連結部分よりも前記幅方向の内側に配置されている、請求項1又は2に記載の搬送設備。
  4. 前記噴出部は、前記気体を噴出する複数のノズルを備え、
    複数の前記ノズルは、前記幅方向に沿って並んで配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送設備。
  5. 複数の前記ノズルのそれぞれは、一対の前記案内面のうち前記幅方向の距離が近い方の前記案内面の側に向けて、鉛直方向に対して前記幅方向に傾斜した方向に前記気体を噴出する、請求項4に記載の搬送設備。
  6. 前記搬送面よりも上方において、複数の前記ローラ体を上方から覆うように配置されると共に、一対の前記案内部材を前記幅方向に連結するように配置された蓋部材と、
    前記搬送面と一対の前記案内部材と前記蓋部材とにより囲まれた空間から塵埃を吸引する吸引装置と、を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の搬送設備。
  7. 前記被搬送物は、物品を載置するトレイであり、
    前記トレイは、前記物品を載置した載置状態、或いは、前記物品を載置していない非載置状態で、前記搬送面に沿って搬送され、
    前記気体噴出装置は、前記非載置状態の前記トレイが前記搬送面に沿って搬送されている場合に、前記噴出部から前記気体を噴出する、請求項1から6のいずれか一項に記載の搬送設備。
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