JP2021194661A - 連続鋳造設備のレードル交換装置 - Google Patents

連続鋳造設備のレードル交換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】突然のトラブルが鋳込中に発生した場合にレードルを鋳込位置から迅速に退避させることができることに加えて、レードルの交換に要する時間を従来よりも短縮することができる連続鋳造設備のレードル交換装置を提供すること。【解決手段】レードル交換装置は、レードル台車3、架構4、架構4に設けられた鋳込位置の第1架台8、および待機位置の第2架台8を備える。レードル1には、レードル台車3が走行する方向と交差する方向の側面に第1支持部9および第2支持部10が設けられている。鋳込位置では、レードル1の第2支持部10が第1架台8に載置される。レードル台車3は、第1支持部保持手段(例えば、C形フック部材15)を移動させる移動機構であって、第1支持部保持手段がレードル1の第1支持部9と干渉することを防止することが可能な移動機構(例えば、第2油圧シリンダ18)を有する。【選択図】図1A

Description

本発明は、連続鋳造設備のレードル交換装置に関する。
この種の技術として、例えば特許文献1〜3に記載のものがある。特許文献1には次の技術が記載されている。
溶鋼の鋳込位置と退避位置との間を往復走行でき、且つレードルが設置可能なレードル台車が水平架構上に載置される。また、上記退避位置にレードル昇降装置が設置される。溶鋼で満杯のレードルは、鋳込位置でレードル台車に設置され、レードル内の溶鋼はタンディッシュ内に注入される。レードルが空になると、レードル台車は鋳込位置から退避位置へ走行する。次に、退避位置に設置されているレードル昇降装置がレードルを押し上げることで、レードル台車からレードルが切り離される。レードルが切り離されたレードル台車は、退避位置から鋳込位置へ走行し、次の満杯のレードルがクレーンにより運ばれてくるのを鋳込位置で待つ。
特許文献1に記載の上記技術では、鋳込位置のレードルがレードル台車に設置された状態であるため、鋳込中の突然のトラブルが発生しても、レードル台車を移動させることでレードルを鋳込位置から迅速に退避させることができる。
特許文献2には次の技術が記載されている。溶鋼の鋳込位置と退避位置との間を往復走行でき、且つレードル押上用昇降装置(パワージャッキ)を備えるレードル支持台車が架構上に載置される。また、上記鋳込位置の架構上にレードル支持架台が設置される。このレードル支持架台にレードルが支持された状態で、レードル内の溶鋼はタンディッシュ内に注入される。レードルが空になると、レードル支持台車が架構上を自走して空のレードルの下方に入る。次に、レードル押上用昇降装置がレードルを押し上げて、レードル支持台車のレードル支持ブロックでレードルが支持された状態となる。空のレードルを支持したレードル支持台車は、鋳込位置から退避位置へ自走する。一方、次の満杯のレードルは、クレーンによって、鋳込位置に設置されたレードル支持架台の上に載置される。また、レードル支持台車の上の空のレードルは、満杯のレードルが上記レードル支持架台の上に載置された後、クレーンによって吊り上げられて機外に運び去られる。
また、特許文献3には次の技術が記載されている。溶鋼の鋳込位置とレードルの待機位置との間を往復走行でき、且つレードル昇降装置を備えるレードル台車が架台(架構)上に載置される。また、上記待機位置に固定架台が設置される。溶鋼で満杯のレードルは、鋳込位置でレードル台車に設置され、レードル内の溶鋼はタンディッシュ内に注入される。レードルが空になると、レードル台車は鋳込位置から待機位置へ走行する。次に、レードル台車に内蔵されているレードル昇降装置により、待機位置に設置されている固定架台の上にレードルがあずけられることで、レードル台車からレードルが切り離される。レードルが切り離されたレードル台車は、待機位置から鋳込位置へ走行する。鋳込位置では、クレーンにより運ばれた次の満杯のレードルが待機している。
特許文献3に記載の上記技術では、特許文献1に記載の技術と同様、鋳込位置のレードルがレードル台車に設置された状態であるため、鋳込中の突然のトラブルが発生しても、レードル台車を移動させることでレードルを鋳込位置から迅速に退避させることができる。
実開昭55−122956号公報 特開昭54−137434号公報 特開昭60−18257号公報
特許文献1に記載の技術には次の問題がある。特許文献1に記載の技術において、空のレードルを満杯のレードルに交換する、すなわちレードルの交換に要する時間は次のとおりである。空のレードルが設置されているレードル台車が鋳込位置から退避位置へ走行するのに要する時間と、退避位置で空のレードルをレードル台車から切り離すのに要する時間と、退避位置から鋳込位置へレードル台車が走行するのに要する時間と、鋳込位置で満杯のレードルをクレーンにてレードル台車に設置するのに要する時間と、を合計した時間がレードルの交換に要する時間である。このレードルの交換に要する時間は短いと言えるものではない。
また、特許文献1に記載の交換方法では、オペレータがいる鋳込位置の頭上で、満杯のレードルをクレーンでハンドリングすることになる。満杯のレードルはフックを介してクレーンのワイヤロープで懸吊された不安定な状態であり、そのハンドリングにはオペレータによる目視確認と慎重な作業が必要である。そのため、満杯のレードルのレードル台車への載置作業をオペレータが短時間に行うことは難しく、レードルの交換を短時間で実施することは困難である。
以上より、特許文献1に記載の技術によると、レードルを短時間に交換することはできないという問題がある。
特許文献2に記載の技術についても、特許文献1に記載の技術と同様の問題がある。特許文献2に記載の技術におけるレードルの交換に要する時間は、退避位置から鋳込位置へとレードル支持台車が走行するのに要する時間と、鋳込位置で空のレードルをレードル支持台車に設置するのに要する時間と、鋳込位置から空のレードルが設置されたレードル支持台車が離れるのに要する時間と、鋳込位置で満杯のレードルをクレーンにてレードル支持架台に設置するのに要する時間とを合計した時間である。また、特許文献2においても、オペレータがいる鋳込位置の頭上で、満杯のレードルをクレーンでハンドリングすることになり、満杯のレードルをレードル支持架台に設置することを短時間に行うことは難しい。
以上より、特許文献2に記載の技術によると、レードルを短時間に交換することはできないという問題がある。
特許文献3に記載の技術についても、特許文献1、2に記載の技術と同様の問題がある。特許文献3に記載の技術におけるレードルの交換に要する時間は、空のレードルが設置されているレードル台車が鋳込位置から待機位置へ走行するのに要する時間と、待機位置で空のレードルをレードル台車から切り離すのに要する時間と、待機位置から鋳込位置へレードル台車が走行するのに要する時間と、鋳込位置で満杯のレードルをクレーンにてレードル台車に設置するのに要する時間とを合計した時間である。また、特許文献3においても、オペレータがいる鋳込位置の頭上で、満杯のレードルをクレーンでハンドリングすることになり、満杯のレードルをレードル台車に設置することを短時間に行うことは難しい。
以上より、特許文献3に記載の技術によると、レードルを短時間に交換することはできないという問題がある。
本発明の目的は、突然のトラブルが鋳込中に発生した場合にレードルを鋳込位置から迅速に退避させることができることに加えて、レードルの交換に要する時間を従来よりも短縮することができる連続鋳造設備のレードル交換装置を提供することである。
本発明に係る連続鋳造設備のレードル交換装置は、レードルを保持して移動させるレードル台車と、前記レードル台車を走行させるための架構と、前記レードル台車が走行する方向と交差する方向の前記レードルの側面に設けられた第1支持部に掛けられる第1支持部保持手段であって、前記レードル台車で前記レードルを保持するために前記レードル台車に設けられた第1支持部保持手段と、前記第1支持部保持手段を移動させる移動機構であって、前記第1支持部保持手段が前記第1支持部と干渉することを防止することが可能な前記レードル台車に設けられた移動機構と、タンディッシュ内に溶鋼を注入する鋳込位置で前記レードルを載置するための第1架台であって、前記レードルの前記側面に設けられた、前記第1支持部とは異なる第2支持部が載置される、前記架構に設けられた第1架台と、前記レードルを待機させておく待機位置で前記レードルを載置するための第2架台と、前記レードルを昇降させるレードル昇降手段と、を備える。
本発明のレードル交換装置によれば、突然のトラブルが鋳込中に発生した場合にレードルを鋳込位置から迅速に退避させることができることに加えて、レードルの交換に要する時間を従来よりも短縮することができる。
本発明の一実施形態に係るレードル交換装置を示す側面図であって、当該レードル交換装置を構成するレードル台車の鋳込中の一状態を示す図である。 図1AのA−A断面図である。 図1AのB−B断面図である。 図1Aに示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図2AのA−A断面図である。 図2Aに示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図3AのA−A断面図である。 図3Aに示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図4AのA−A断面図である。 図4Aに示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図5に示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図6に示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図7AのB−B断面図である。 図7Aに示す状態の次の一状態を示す側面図である。 図8に示す状態の次の一状態を示す側面図である。 レードル台車でレードルが保持された状態で、鋳込が行われている様子を示す側面図である。 図3B、図2B、および図4Bを並べて示した図である。 図1A等に示すレードル台車の斜視図である。 レードル台車の変形例を示す図であって、レードルの第1支持部が張り出す方向に第1支持部保持手段が移動するように構成された移動機構を備えるレードル台車を示す正面図である。 図13Aに示すレードル台車において、レードルの第1支持部が張り出す方向に第1支持部保持手段が移動した状態の正面図である。 めがね形フック部材を示す側面図である。 レードル台車の変形例を示す図であって、レードルの第1支持部が張り出す方向に第1支持部保持手段が移動するように構成された移動機構を備えるレードル台車を示す正面図である。 図15Aに示すレードル台車において、レードルの第1支持部が張り出す方向に第1支持部保持手段が移動した状態の正面図である。
連続鋳造設備は、溶鋼(溶けた鋼)を固体の鋼に連続的に冷やし固める設備である。レードル1(取鍋)により運ばれてきた溶鋼がタンディッシュ50に注入され、注入された溶鋼はタンディッシュ50から鋳型に注がれる。鋳型に注がれた溶鋼はその下部から鋳片として引き抜かれる。以下、本発明のレードル交換装置を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。
レードル交換装置は、待機位置から鋳込位置へレードル1を保持して移動させるレードル台車3と、レードル台車3を走行させるための架構4とを備える。なお、鋳込位置は、タンディッシュ50内に溶鋼を注入する位置であり、待機位置は、溶鋼を収容した次のレードル1B(レードル1Aによる溶鋼注入の次にタンディッシュ50内に溶鋼を注入するレードル)を待機させておく位置である。
本実施形態の架構4は、支柱5a、5bで支持され、待機位置から鋳込位置へと張り出すように配備される。架構4を支持する支柱が鋳込位置に設けられると、鋳込位置部分を図中奥行き方向にタンディッシュカー(不図示)が走行できないので、架構4を支持する支柱は鋳込位置に設けられていない。タンディッシュカーの走行エリアを跨ぐようにして架構4を支持する支柱が設けられてもよいが、鋳込作業エリアに支柱があると鋳込作業の邪魔になるので好ましくない。
図1B、図1C等に示すように、架構4は、左右一対の架構本体4aを有し、架構本体4aの上にレール6が固定される。レードル台車3は、このレール6の上を走行する。架構4には、左右一対の架構本体4aが対向する側のそれぞれの下部に、当該下部から内側へ張り出すように断面L字形状の第1架台7が設けられる。図1A等の側面図に示されるように、この一対の第1架台7は、架構4の鋳込位置に設けられる。レードル1は、鋳込位置でこの第1架台7に載置される。
待機位置には、当該待機位置でレードル1を載置するための第2架台8が設けられる。この第2架台8は床上に設けられている。なお、鋳込位置の架台が床上に設けられると、当該架台とタンディッシュ50とが干渉することになる。したがって、第1架台7は、床上ではなく架構4に設けられる。
レードル1は、レードル台車3で保持されて、当該レードル台車3が架構4の上を走行することで移動する。ここで、レードル台車3の走行方向、すなわちレードル1の移動方向を方向Xとする。方向Xと交差する方向のレードル1の両側面には、レードル台車3によって保持される第1支持部9と、上記第1架台7または上記第2架台8に載置される第2支持部10とが設けられる。第1支持部9は、例えば、レードル1の側面に設けられる円柱形状のトラニオンである。第2支持部10は、例えば、レードル1の側面に設けられる板材である。レードル1には、レードル台車3によって保持される部分である第1支持部9と、第1架台7または第2架台8に載置される部分である第2支持部10とが異なる部材として設けられる。したがって、レードル台車3は、第1架台7または第2架台8に載置されたレードル1を自由に受け取ることが可能になる。
レードル台車3は、架構4の上を鋳込位置と待機位置との間で往復走行可能であって、例えば、次のように構成される。
図12等に示されるように、本実施形態のレードル台車3は、レール6の上に載置される車輪11aを備えた左右一対の走行体11と、左右の走行体11同士を連結する門形の台車本体12とを備える。台車本体12を構成する左右一対の側壁部13には、上下方向に延びる開口13aがそれぞれに形成されている。この開口13aには、昇降フレーム14が挿入される。昇降フレーム14には、レードル1の第1支持部9に掛ける第1支持部保持手段としての左右一対のC形フック部材15の基端部がピン16を介して回動可能に取り付けられる。C形フック部材15は、第1支持部9に掛けられる先端部がC形状の部材である。図1A等に示すように、C形フック部材15は、例えば、待機位置から鋳込位置への方向が開放側の形状となるように昇降フレーム14に取り付けられる。
上記各走行体11の走行体本体11bの内部には、レードル1を昇降させるレードル昇降手段としての第1油圧シリンダ17が設置される。また、走行体本体11bの側面には、上記C形フック部材15を移動させる移動機構としての第2油圧シリンダ18であって、C形フック部材15がレードル1の第1支持部9と干渉することを防止することが可能な第2油圧シリンダ18が取り付けられる。第1油圧シリンダ17のシリンダロッド17aの伸縮により、昇降フレーム14を介してC形フック部材15が昇降する。同様に、第2油圧シリンダ18のシリンダロッド18aの伸縮により、昇降フレーム14を介してC形フック部材15が昇降する。
上記第1油圧シリンダ17は、重量物であるレードル1を昇降させることを目的とするため、大径で短ストロークの油圧シリンダとされる。一方、第2油圧シリンダ18は、レードル1がC形フック部材15で懸吊されていない状態でC形フック部材15のみを昇降させることを目的とするため、小径で長ストロークの油圧シリンダとされる。第2油圧シリンダ18が小径であるので、当該第2油圧シリンダ18を駆動する油圧ポンプ(不図示)の吐出量を大きくする必要がなく、C形フック部材15を高速で昇降させることができる。
図1A〜図10を参照しつつ、前記構成のレードル交換装置の使用方法について説明する。
図1Aは、レードル1Aからタンディッシュ50内に溶鋼を注入しているときの一状態を示す。鋳込位置の架構4に設けられた第1架台7にレードル1Aが載置されて、レードル1Aからタンディッシュ50内に溶鋼が注入される。また、待機位置の床上に設けられた第2架台8に溶鋼が入れられたレードル1Bが載置されている。第2架台8へのレードル1Bの載置は天井クレーン(不図示)によって行われる。レードル台車3は、待機位置と鋳込位置との間の架構4上で停止されている。
レードル1A内の溶鋼が減少し、レードル交換の時期が近づいてきたら、図2Aに示すように、レードル台車3は、待機位置の少し左方の位置に移動される。このとき、第2油圧シリンダ18を作動させてそのシリンダロッド18aを伸ばすことで、C形フック部材15は、第1支持部9よりも高い位置まで上昇させた状態とされる。その結果、C形フック部材15は、レードル1Bの第1支持部9と干渉せずにその上方を通過することができる。
レードル台車3は、待機位置の少し左方の位置で停止される。第2油圧シリンダ18のシリンダロッド18aを縮めることで、C形フック部材15は、下限位置まで下降される。その後、図3Aに示すように、レードル台車3は、待機位置に移動され、停止される。
次に、第1油圧シリンダ17を作動させてそのシリンダロッド17aを伸ばすことで、C形フック部材15は、上昇される。これにより、レードル1Bの第1支持部9にC形フック部材15が掛かり、図4Aに示すように、C形フック部材15で第1支持部9を介してレードル1Bは持ち上げられる。レードル1Bは、第2架台8の上面からレードル1Bの第2支持部10が僅かに離れる程度まで持ち上げられる。したがって、第1油圧シリンダ17のストロークは、短くてよい。
次に、図5に示すように、レードル台車3は、レードル1Bを保持したまま鋳込位置の方向へ移動される。レードル台車3は、レードル1Aによる鋳込作業の邪魔にならない程度の距離をとって、退避位置に停止される。
図6は、レードル1Aによる鋳込作業が完了し、天井クレーン19によって空のレードル1Aが搬出されようとしている状態を示す。鋳込位置の架構4の上方からレードル1Aが離れたら、レードル台車3は、レードル1Bを保持したまま鋳込位置まで移動され、鋳込位置で停止される。
次に、図7Aに示すように、第1油圧シリンダ17のシリンダロッド17aを縮めて、C形フック部材15は、その下限位置まで下降される。その結果、レードル1Bの第2支持部10は、第1架台7に載置される。レードル1Bは、鋳込位置にセットされた状態となる。これにより、レードル1Aからレードル1Bへのレードルの交換が完了され、レードル1Bからタンディッシュ50内への溶鋼の注入が可能となる。
図8に示すように、レードル台車3を待機位置の方向へ走行させ、鋳込位置と待機位置との間でレードル台車3は停止される。その後、図9及び図10に示すように、溶鋼が入れられた次のレードル20は天井クレーン19を用いて待機位置の第2架台8に載置される。
ここで、図1A、図8等に示すように、レードル1からタンディッシュ50内に溶鋼を注入している鋳込中に、レードル1の吐出口が閉にならないなどの突然のトラブルが発生した場合、次の措置がとられる。
レードル台車3は鋳込位置まで走行される。第1油圧シリンダ17を動作させてC形フック部材15でレードル1を持ち上げる。そして、レードル1を保持したレードル台車3は、鋳込位置と待機位置との間の退避位置(レードルを退避させる位置)まで走行される。その結果、レードル1は鋳込位置から退避される。これにより、鋳込作業者の安全を確保することができる。図示を省略するが、退避位置の床上には溶鋼貯留容器が設置されている。この溶鋼貯留容器にレードル1から漏洩する溶鋼を入れることで、タンディッシュ50や鋳込場が溶鋼でダメージを受けることを最小限に抑えることができる。
本実施形態では、C形フック部材15は待機位置から鋳込位置への方向が開放側の形状となるようにレードル台車3を構成する昇降フレーム14に取り付けられている。この構成によると、C形フック部材15を上昇させて鋳込位置に対してその少し右方までレードル台車3を走行させるのではく、レードル台車3を鋳込位置まで走行させるだけで、レードル1の第1支持部9にC形フック部材15を掛けることができるので、突然のトラブルが鋳込中に発生した場合に、鋳込位置のレードル1を少ない操作で迅速に退避させることができる。また、鋳込位置に対してその右方までレードル台車3を走行させる必要がないので、待機位置から鋳込位置への方向への架構4の張り出し量を小さくすることができる。
なお、レードル1内の溶鋼が減少しレードル交換の時期が近づくまでの間は、鋳込位置と待機位置との間でレードル台車3を停止させておくことに代えて、図10に示すように、レードル台車3でレードル1が保持された状態で鋳込を行うことで、突然のトラブルが発生した場合に、レードル1を鋳込位置からより迅速に退避させることが可能となる。なお、図10では、レードル台車3(C形フック部材15)でレードル1が保持されているが、これに代えて、レードル1は第1架台7に載置された状態とされ、C形フック部材15でいつでもレードル1を持ち上げることができるように鋳込位置にレードル台車3が停止されてもよい。
上記レードル台車3、架構4、第1架台7、および第2架台8を備えるレードル交換装置によると、第2架台8に次のレードル1Bが載置されていてもレードル台車3は架構4の上を自在に走行できるので、レードル1を保持していないレードル台車3を、レードル交換の時期が近づくまで鋳込位置と待機位置との間に停止させておくことができる。突然のトラブルが鋳込中に発生した場合には、当該レードル台車3を用いて、レードル1Aを鋳込位置から迅速に退避させることができる。
上記レードル交換装置によって、空のレードル1Aを満杯のレードル1Bに交換するのに要する時間(レードルの交換に要する時間)は、空のレードル1Aを天井クレーン19等で搬出するのに要する時間と、鋳込位置と待機位置との間に停止させているレードル1Bを保持したレードル台車3が鋳込位置まで走行するのに要する時間と、レードル昇降手段としての第1油圧シリンダ17を用いて鋳込位置の第1架台7にレードル1Bを載置するのに要する時間とを合計した時間である。
このレードルの交換に要する時間は、特許文献1〜3に記載の方法によるレードルの交換に要する時間よりも短い。特許文献1〜3に記載の方法では、いずれの方法においても、オペレータがいる鋳込位置の頭上で、満杯のレードルをクレーンでハンドリングすることになる。そのため、満杯のレードルをレードル台車に設置したり(特許文献1、3)、満杯のレードルをレードル支持架台に設置したり(特許文献2)することを短時間に行うことは難しい。これに対して、本発明の一実施形態である上記レードル交換装置では、溶鋼が入れられたレードル1をクレーンではなくレードル台車3にて鋳込位置の第1架台7に載置できるので、その操作が容易である。そのため、本実施形態のレードル交換装置によると、鋳込位置におけるレードルの載置に要する時間を従来よりも短縮することができ、特許文献1〜3に記載の技術よりも短時間でレードルを交換することができる。
以上より、本実施形態のレードル交換装置によると、突然のトラブルが鋳込中に発生した場合にレードル1を鋳込位置から迅速に退避させることができることに加えて、レードル1の交換に要する時間を従来よりも短縮することができる。
また、本実施形態のレードル交換装置によると、レードル台車3を用いてレードル1を載置できるので、オペレータがいる鋳込位置の頭上で、溶鋼で満杯のレードル1をクレーンでハンドリングすることはなく、レードル1を従来よりも安全に鋳込位置にセットすることができる。
図13Aおよび図13Bは、レードル台車3の変形例を示す図である。図1A〜図12に示すレードル台車3が備える移動機構(第2油圧シリンダ18)は、C形フック部材15(第1支持部保持手段)が上方に移動するように構成されている。これに対して、図13Aおよび図13Bに示すレードル台車21が備える移動機構23は、レードル1の第1支持部9が張り出す方向に第1支持部保持手段が移動するように構成されている。また、本変形例における第1支持部保持手段は、図14に示すように第1支持部9に掛けられる先端部22aが環形状のめがね形フック部材22とされている。なお、本変形例のレードル台車21においても、第1支持部保持手段としてC形フック部材15が用いられてもよい。また、図示を省略するが、当該レードル台車21もレードル台車3と同じく、レードル昇降手段としての第1油圧シリンダ17が走行体11を構成する走行体本体11bの内部に設置されている。
本変形例における上記移動機構23は具体的に次のように構成されている。昇降フレーム14の上面に1組の移動部材24が昇降フレーム14の長手方向に沿って移動可能に設置される。移動部材24同士は油圧シリンダ25で連結されており、そのシリンダロッド25aの伸縮により、各移動部材24は上記長手方向に沿って互いに反対方向へ移動する。各移動部材24にはリンク部材28の一端部がピン26を介して取り付けられる。リンク部材28の他端部には、めがね形フック部材22の基端部がピン27を介して取り付けられる。
油圧シリンダ25のシリンダロッド25aが伸ばされることで、図13Bに示すように、レードル1の第1支持部9が張り出す方向にめがね形フック部材22が移動し、これにより、レードル1の第1支持部9とめがね形フック部材22との干渉が防止される。
レードル1を持ち上げるときは、油圧シリンダ25のシリンダロッド25aが縮められることで、図13Aに示すように、レードル1の第1支持部9にめがね形フック部材22の先端部22aが外嵌めされる。その後、図示を省略する第1油圧シリンダ17のシリンダロッド17aが伸ばされることで、昇降フレーム14とともにめがね形フック部材22が上昇して、レードル1が持ち上がる。
図1A〜図12に示すレードル台車3が有する移動機構(第2油圧シリンダ18)と、図13Aおよび図13Bに示すレードル台車21が有する移動機構23とを比較する。図7Bと、図13Aおよび図13Bとからわかるように、第2油圧シリンダ18のように第1支持部保持手段が上方に移動するように構成された移動機構とされると、第1架台7の内側への張り出し量(張り出し距離)を小さくすることができる。その結果、レードル1の自重による架構本体4a(架構4)への捩りトルクを小さくすることができる。一方、図13Aおよび図13Bに示す移動機構23のように第1支持部9が張り出す方向に第1支持部保持手段が移動するように構成された移動機構とされると、第1支持部保持手段の昇降量は、レードル1の持ち上げに必要な昇降量だけでよいので、第1支持部保持手段の昇降量を小さくすることができる。
上記の実施形態および変形例は次のように変更可能である。
図1A〜図12に示すレードル台車3では、レードル昇降手段としての第1油圧シリンダ17、移動機構としての第2油圧シリンダ18というように、レードル昇降手段と移動機構とがレードル台車3に個別に設けられている。この構成によると、既に説明したように、第2油圧シリンダ18を小径とすることができ、少ない容量の油圧源(油圧ポンプ)でもC形フック部材15を高速で昇降させることができる。ここで、例えば、第1油圧シリンダ17のストロークを長くして、第2油圧シリンダ18を省略し、第1油圧シリンダ17が移動機構としても使用されてよい。すなわち、レードル昇降手段が移動機構を兼ねていてもよい。この構成によると、レードル台車3の構成がシンプルなものとなる。
図1A〜図12に示すレードル台車3、および図13Aおよび図13Bに示すレードル台車21は、いずれもレードル昇降手段としての第1油圧シリンダ17を備えている。これに代えて、待機位置の第2架台8、および鋳込位置の第1架台7のそれぞれにレードル昇降手段を設けることで、レードル台車3の第1油圧シリンダ17を省略してもよい。
図1A〜図12に示すレードル台車3が備える移動機構は、C形フック部材15(第1支持部保持手段)が鉛直上方に移動するように構成されている。これに代えて、斜め上方へC形フック部材15(第1支持部保持手段)が移動するように移動機構が構成されてもよい。また、ピン16を回動中心としてC形フック部材15が跳ね上がる構成とされることで、第1支持部保持手段が上方へ円弧運動するように構成されてもよい。
図13Aおよび図13Bに示すレードル台車21が備える移動機構23は、レードル1の第1支持部9が張り出す水平方向に第1支持部保持手段が移動するように構成されている。これに代えて、図15Aおよび図15Bに示すように、第1支持部9が張り出す方向に第1支持部保持手段が傾動(例えば、振り子運動)するように移動機構が構成されてもよい。
図13Aおよび図13Bに示すレードル台車21と、図15Aおよび図15Bに示すレードル台車29との違いは、移動機構の構成である。図15Aおよび図15Bに示すレードル台車29が備える移動機構30は次のように構成されている。昇降フレーム14の上面に1組のブラケット32が間隔をあけて設置される。各ブラケット32にはリンク部材31の中途部がピン26を介して取り付けられる。リンク部材31の一端部には油圧シリンダ33のシリンダロッド33aの先端部が取り付けられる。油圧シリンダ33は昇降フレーム14の上面に設置される。リンク部材31の他端部には、めがね形フック部材22の基端部がピン27を介して取り付けられる。
油圧シリンダ33のシリンダロッド33aが縮められることで、図15Bに示すように、レードル1の第1支持部9が張り出す方向にめがね形フック部材22が移動(傾動)し、これにより、レードル1の第1支持部9とめがね形フック部材22との干渉が防止される。
レードル1を持ち上げるときは、油圧シリンダ33のシリンダロッド33aが伸ばされることで、図15Aに示すように、レードル1の第1支持部9にめがね形フック部材22の先端部22aが外嵌めされる。その後、図示を省略する第1油圧シリンダ17のシリンダロッド17aが伸ばされることで、昇降フレーム14とともにめがね形フック部材22が上昇して、レードル1が持ち上がる。
C形フック部材15は鋳込位置から待機位置への方向が開放側の形状となるようにレードル台車3に取り付けられてもよい。
待機位置において、レードルの第2支持部10ではなく、レードルの底面が第2架台8に載置されてもよい。また、鋳込位置の第1架台7と同様の構造の架台を、架構4の待機位置部分に設け、待機位置において、当該架台にレードルの第2支持部10を載置してもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行うことは勿論可能である。
1(1A、1B): レードル
3:レードル台車
4:架構
7:第1架台
8:第2架台
9:第1支持部
10:第2支持部
15:C形フック部材(第1支持部保持手段)
17:第1油圧シリンダ(レードル昇降手段)
18:第2油圧シリンダ(移動機構)
21:レードル台車
22:めがね形フック部材(第1支持部保持手段)
23:移動機構
29:レードル台車
30:移動機構
50:タンディッシュ

Claims (8)

  1. レードルを保持して移動させるレードル台車と、
    前記レードル台車を走行させるための架構と、
    前記レードル台車が走行する方向と交差する方向の前記レードルの側面に設けられた第1支持部に掛けられる第1支持部保持手段であって、前記レードル台車で前記レードルを保持するために前記レードル台車に設けられた第1支持部保持手段と、
    前記第1支持部保持手段を移動させる移動機構であって、前記第1支持部保持手段が前記第1支持部と干渉することを防止することが可能な前記レードル台車に設けられた移動機構と、
    タンディッシュ内に溶鋼を注入する鋳込位置で前記レードルを載置するための第1架台であって、前記レードルの前記側面に設けられた、前記第1支持部とは異なる第2支持部が載置される、前記架構に設けられた第1架台と、
    前記レードルを待機させておく待機位置で前記レードルを載置するための第2架台と、
    前記レードルを昇降させるレードル昇降手段と、
    を備える、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  2. 請求項1に記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記移動機構は、前記第1支持部保持手段が上方に移動するように構成されている、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  3. 請求項2に記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記第1支持部保持手段は、前記第1支持部に掛けられる先端部がC形状のC形フック部材である、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  4. 請求項3に記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記C形フック部材は、前記待機位置から前記鋳込位置への方向が開放側の形状となるように前記レードル台車に取り付けられている、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記レードル昇降手段が前記レードル台車に設けられており、
    前記レードル昇降手段が前記移動機構を兼ねている、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  6. 請求項2〜4のいずれかに記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記レードル昇降手段と前記移動機構とが前記レードル台車に個別に設けられている、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  7. 請求項1に記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記移動機構は、前記第1支持部が張り出す方向に前記第1支持部保持手段が移動するように構成されている、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
  8. 請求項7に記載の連続鋳造設備のレードル交換装置において、
    前記第1支持部保持手段は、前記第1支持部に掛けられる先端部が環形状のめがね形フック部材である、
    連続鋳造設備のレードル交換装置。
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