JP2021191965A - 車輪支持用転がり軸受ユニット及びその組立方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 内周面に第1〜第3の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に第1〜第3の内輪軌道を有し、車輪を支持固定するための回転側フランジを有するハブと、
第1の外輪軌道と第1の内輪軌道との間、及び第2の外輪軌道と第2の内輪軌道との間に転動自在にそれぞれ配置され、第1及び第2の玉列をそれぞれ構成する複数の玉と、
軸方向において、前記第1及び第2の玉列間に位置し、第3の外輪軌道と第3の内輪軌道との間に転動自在にそれぞれ配置され、円筒ころ列を構成する複数の円筒ころと、
を備える、車輪支持用転がり軸受ユニットにおいて、
前記外輪の内周面には、前記第3の外輪軌道の少なくとも軸方向片側に、前記円筒ころの軸方向移動を規制する段部が設けられ、
前記円筒ころ列は、キーストン効果を発揮する状態で前記外輪に組み付けられている、車輪支持用転がり軸受ユニット。
(2) 前記外輪の内周面には、前記第3の外輪軌道の軸方向両側に、前記円筒ころの軸方向移動を規制する一対の段部が設けられている、(1)に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
(3) 前記外輪の内周面には、前記第3の外輪軌道の軸方向片側に、前記円筒ころの軸方向一方側への移動を規制する前記段部が設けられると共に、
前記ハブの外周面には、前記第3の内輪軌道の軸方向片側に、前記円筒ころの軸方向他方側への移動を規制する段部が設けられている、(1)に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
(4) 前記ハブが、前記第1の内輪軌道を外周面に備える第1の内輪と、前記第2の内輪軌道を外周面に備える第2の内輪と、を備え、
前記第1の内輪と第2の内輪の一方に、前記円筒ころ列まで延びる延長部が設けられ、該延長部の外周面に前記第3の内輪軌道が形成されている、(1)〜(3)のいずれかに記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
(5) 前記ハブが、前記第1の内輪軌道を外周面に備える第1の内輪と、前記第2の内輪軌道を外周面に備える第2の内輪と、前記第3の内輪軌道を外周面に備える第3の内輪と、を備える、(1)〜(3)のいずれかに記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の車輪支持用転がり軸受ユニットの組立方法であって、
前記外輪の内周面に前記複数の円筒ころをキーストン効果を発揮する状態で挿入することにより、前記外輪の前記第3の外輪軌道に前記複数の円筒ころを組み付ける工程と、
前記複数の円筒ころが組み付けられた状態の前記外輪に前記ハブを挿入することで、前記ハブの前記第3の内輪軌道に前記円筒ころを組み付ける工程と、
を有する、車輪支持用転がり軸受ユニットの組立方法。
したがって、本発明の車輪支持用転がり軸受ユニット及び組立方法によれば、大きなモーメント荷重への負荷能力と、高モーメント剛性を有することができると共に、容易な組み立てを可能とする。
図1は第1実施形態の転がり軸受ユニットの半断面図である。転がり軸受ユニット1では、外輪2とハブ3とは、互いに同心に配置されている。外輪2の内周面に設けた第1及び第2の外輪軌道4a、4bと、ハブ3の外周面に設けた第1及び第2の内輪軌道5a、5bとの間には、第1の玉列30及び第2の玉列31を構成する複数の玉6が両列毎に転動自在に配置されている。また、軸方向において、第1及び第2の外輪軌道4a、4b間の第3の外輪軌道4cと、第1及び第2の内輪軌道5a,5b間の第3の内輪軌道5cとの間には、円筒ころ列40を構成する複数の円筒ころ41が転動自在に配置されている。この様な構成により、懸架装置に支持固定される外輪2の内側にハブ3が、回転自在に支持されている。
また、外輪2の内周面とハブ3の外周面との間で、玉6及び円筒ころ41を設置した環状空間7は、軸方向外端開口に設けられたシール部材12と、軸方向内端開口に設けられた組み合わせシールリング13とにより、全周に亙って塞がれている。
この転がり軸受ユニット1を得るためには、まず、外輪2の内周面に、キーストン効果を発揮する状態で複数の円筒ころ41を組み付けて、円筒ころ列40を構成する。
また、転がり軸受ユニット1は、第1及び第2の玉列30、31と、円筒ころ列40とを備えるので、大きなモーメント荷重への負荷能力と、高モーメント剛性を有することができる。
図2は、第1実施形態の転がり軸受ユニットの第1変形例を示す半断面図である。
第1変形例の転がり軸受ユニット1aでは、円筒ころ41の転動する第3の内輪軌道5cが内輪9aに設けられている点において、上記実施形態と異なる。
図3は、第1実施形態の転がり軸受ユニットの第2変形例を示す半断面図である。
第2変形例の転がり軸受ユニット1bは、従動輪用であり、ハブ3を中実に形成している。また、第1及び第2の玉列30、31は、異なるPCD(ピッチ円径)を採用している。即ち、第1の玉列30のピッチ円径を、第2の玉列31のピッチ円径よりも大きく設定している。さらに、本実施形態では、第1の玉列30の玉6の径を、第2の玉列31の玉6の径よりも小さく設定するとともに、第1の玉列30の玉数は第2の玉列31の玉数よりも多く設定している。
次に第2実施形態の転がり軸受ユニットについて説明する。図4に示すように、転がり軸受ユニット1cは、第2世代の転がり軸受ユニットであり、ハブを構成する、回転側フランジを有するハブ本体を図示省略している。
また、この場合、第1の内輪20及び第2の内輪21は、図示しないハブ本体に嵌合固定される。また、第3の内輪軌道5cが形成される延長部50は、第1の内輪20に形成されてもよい。
なお、この実施形態では、複数の円筒ころ41が内輪2の内周側に組み付けられた後であれば、第2の内輪21が、第1の内輪20より先に、外輪2の内周側へ挿入されてもよい。
図5は、第2実施形態の転がり軸受ユニットの変形例を示す半断面図である。
この変形例の転がり軸受ユニット1dは、第1の内輪20と第2の内輪21の間に、円筒ころ41が転動する第3の内輪軌道5cを有する第3の内輪22が別途設けられる点において上記実施形態と異なる。
次に第3実施形態の転がり軸受ユニットについて説明する。図6に示すように、転がり軸受ユニット1eは、第1世代の転がり軸受ユニットであり、外輪2aは、第1〜第3の外輪軌道4a〜4cが形成される一方、静止側フランジが設けられた図示しないハウジングに嵌合固定される。また、外輪2aは、上記実施形態と同様に、第3の外輪軌道4cの軸方向両側に段部42、43を備える。
図7は、第3実施形態の転がり軸受ユニットの変形例を示す半断面図である。
この変形例の転がり軸受ユニット1fは、第2実施形態の変形例と同様に、第1の内輪20と第2の内輪21の間に、円筒ころ41の転動する第3の内輪軌道5cを有する第3の内輪22が別途設けられる点において上記実施形態と異なる。
2 外輪
3 ハブ
4a 第1の外輪軌道
4b 第2の外輪軌道
4c 第3の外輪軌道
5a 第1の内輪軌道
5b 第2の内輪軌道
5c 第3の内輪軌道
6 玉
8 ハブ本体
9 内輪
10 静止側フランジ
11 回転側フランジ
12 シール部材
13 組み合わせシールリング
20 第1の内輪
21 第2の内輪
22 第3の内輪
30 第1の玉列
31 第2の玉列
40 円筒ころ列
41 円筒ころ
42、43 段部
44 ルブガード(登録商標)
50 延長部
51 段部
Claims (6)
- 内周面に第1〜第3の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に第1〜第3の内輪軌道を有し、車輪を支持固定するための回転側フランジを有するハブと、
第1の外輪軌道と第1の内輪軌道との間、及び第2の外輪軌道と第2の内輪軌道との間に転動自在にそれぞれ配置され、第1及び第2の玉列をそれぞれ構成する複数の玉と、
軸方向において、前記第1及び第2の玉列間に位置し、第3の外輪軌道と第3の内輪軌道との間に転動自在にそれぞれ配置され、円筒ころ列を構成する複数の円筒ころと、
を備える、車輪支持用転がり軸受ユニットにおいて、
前記外輪の内周面には、前記第3の外輪軌道の少なくとも軸方向片側に、前記円筒ころの軸方向移動を規制する段部が設けられ、
前記円筒ころ列は、キーストン効果を発揮する状態で前記外輪に組み付けられている、車輪支持用転がり軸受ユニット。 - 前記外輪の内周面には、前記第3の外輪軌道の軸方向両側に、前記円筒ころの軸方向移動を規制する一対の段部が設けられている、請求項1に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
- 前記外輪の内周面には、前記第3の外輪軌道の軸方向片側に、前記円筒ころの軸方向一方側への移動を規制する前記段部が設けられると共に、
前記ハブの外周面には、前記第3の内輪軌道の軸方向片側に、前記円筒ころの軸方向他方側への移動を規制する段部が設けられている、請求項1に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。 - 前記ハブが、前記第1の内輪軌道を外周面に備える第1の内輪と、前記第2の内輪軌道を外周面に備える第2の内輪と、を備え、
前記第1の内輪と第2の内輪の一方に、前記円筒ころ列まで延びる延長部が設けられ、該延長部の外周面に前記第3の内輪軌道が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。 - 前記ハブが、前記第1の内輪軌道を外周面に備える第1の内輪と、前記第2の内輪軌道を外周面に備える第2の内輪と、前記第3の内輪軌道を外周面に備える第3の内輪と、を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車輪支持用転がり軸受ユニット。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車輪支持用転がり軸受ユニットの組立方法であって、
前記外輪の内周面に前記複数の円筒ころをキーストン効果を発揮する状態で挿入することにより、前記外輪の前記第3の外輪軌道に前記複数の円筒ころを組み付ける工程と、
前記複数の円筒ころが組み付けられた状態の前記外輪に前記ハブを挿入することで、前記ハブの前記第3の内輪軌道に前記円筒ころを組み付ける工程と、
を有する、車輪支持用転がり軸受ユニットの組立方法。
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