JP5434519B2 - 複列円錐ころ軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、鉄道車両等の車軸を支持するために用いられる複列円錐ころ軸受装置に関する。
例えば鉄道車両の車軸を回転自在に支持する軸受装置には、従来、車軸の端部に配置された複列円錐ころ軸受と、この複列円錐ころ軸受の軸方向両端外側に配置された一対の密封装置とを備えた複列円錐ころ軸受装置が使用されている(特許文献1参照)。
図4は、従来の複列円錐ころ軸受装置の一例を示す部分断面図である。この複列円錐ころ軸受装置100は、車軸101に外嵌された一対の内輪102と、車両側に固定された外輪103と、外輪103と各内輪102との間にそれぞれ配置された円錐ころ104と、一対の内輪102の軸方向両側にて車軸101に外嵌された一対の環状部材105と、軸受内部を密封するための一対の密封装置106とを備えている。密封装置106により密封された軸受内部には、潤滑剤としてグリース107が封入されている。グリース107は、例えば外輪103の内周の軸方向中央部に沿って、全周に亘って充填されている。
特開2005−325866号公報
従来の複列円錐ころ軸受装置100では、軸受内部に封入されたグリース107が、車軸101の回転によって一対の密封装置106間を自由に移動することができる。このため、車軸Sを高速回転させた場合、グリース107が、外輪103の両端部と内輪102の両端部との間および密封装置106の内部に形成された一対の環状スペース108のうちの一方側の環状スペース108に集中することがある。そして、この環状スペース108にグリース107が過度に滞留すると、車両側に固定された外輪103や密封装置106と車軸101側に固定された内輪102や環状部材105との相対回転によってグリース107は激しく撹拌されて発熱し、グリースは著しく劣化することがある。この場合、軸受の潤滑不良が生じ、軸受の耐久性が低下するという問題があった。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、軸受内部に封入した潤滑剤が密封装置の近傍に過度に滞留するのを抑制することができる複列円錐ころ軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の複列円錐ころ軸受装置は、それぞれ軸方向の端部に向かって拡径する一対の外輪軌道が内周に並設された外輪と、外周に前記各外輪軌道に対向する内輪軌道をそれぞれ有するとともに、軸方向に隣接して配置された一対の内輪と、前記外輪と前記各内輪との間に転動自在にそれぞれ配設された複数の円錐ころと、前記外輪と前記各内輪との間に形成された環状空間の軸方向両端をそれぞれ密封する一対の密封装置と、を備えた複列円錐ころ軸受装置であって、前記内輪と一体回転可能に設けられ、前記環状空間を軸方向一方側の第1外輪軌道が面する第1空間と軸方向他方側の第2外輪軌道が面する第2空間とに仕切る仕切部材を備え、前記仕切部材は、径方向外方に延びる円環状の仕切基部と、前記仕切基部の外周部から軸方向の端部側に向かってそれぞれ前記外輪の内周との間に所定の隙間を設けた状態で延びる第1および第2環状部と、を有し、前記第1および第2環状部の径方向内方に、それぞれ潤滑剤が封入されていることを特徴とする。
本発明によれば、外輪と内輪との間の環状空間を、仕切部材によって第1外輪軌道が面する第1空間と第2外輪軌道が面する第2空間とに仕切り、この第1および第2空間にそれぞれ潤滑剤を封入しているので、回転軸の高速回転により一方の空間に封入された潤滑剤が他方の空間へ大量に移動するのを仕切部材によって規制することができる。これにより、潤滑剤が一方の密封装置の内部および近傍に過度に滞留することに起因して、潤滑剤が激しく撹拌されて発熱することにより著しく劣化するのを抑制することができる。この結果、潤滑不良により軸受の耐久性が低下するのを抑制することができる。
また、仕切部材側の第1および第2環状部の各径方向内方にそれぞれ潤滑剤を封入しているので、潤滑剤を外輪内周に沿って直接封入する場合に比べて、一方の空間の潤滑剤が他方の空間へ大量に移動するのをさらに効果的に規制することができる。
また、前記仕切部材が、一対の前記内輪に挟持されていることが好ましい。この場合、一対の内輪により仕切部材の軸方向への移動を容易に規制することができる。
また、前記第1および第2環状部には、前記潤滑剤を当該各環状部の内周側から前記外輪の内周側に供給するための貫通孔が形成されていることが好ましい。
この場合、各環状部の径方向内方に封入されている潤滑剤を、内輪および仕切部材の回転に伴う遠心力によって、各貫通孔を通して外輪の内周側に供給することができ、この供給した潤滑剤を、前記第1および第2環状部と前記外輪の内周との間の隙間を通して、外輪軌道に安定的に供給することができる。
本発明によれば、潤滑剤が一方の密封装置の近傍に過度に滞留することに起因して、潤滑剤が激しく撹拌されて発熱することにより著しく劣化するのを抑制することができる。この結果、潤滑不良により軸受の耐久性が低下するのを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る複列円錐ころ軸受装置の断面図である。 複列円錐ころ軸受装置に備えられた仕切部材を示す図1の要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る仕切部材を示す要部拡大断面図である。 従来の複列円錐ころ軸受装置の断面図である。
以下、本発明の複列円錐ころ軸受装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る鉄道車両用の複列円錐ころ軸受装置の構成を示す断面図である。この複列円錐ころ軸受装置1は、鉄道車両の車軸(回転軸)2を車体に対して回転自在に支持するものである。
図1において、複列円錐ころ軸受装置1は、前記鉄道車両の車輪が一体回転可能に固定される車軸2の端部に外嵌固定された複列円錐ころ軸受10と、この円錐ころ軸受10の両端を密封する一対の密封装置20と、を備えている。なお、本明細書においては、円錐ころ軸受10の軸方向中央から軸方向両側に向かう方向を軸方向外方(軸方向外側)といい、複列円錐ころ軸受10の軸方向両側から軸方向中央に向かう方向を軸方向内方(軸方向内側)という。
複列円錐ころ軸受10は、車両側に固定される外輪11と、車軸2に一体回転可能に固定された一対の内輪12,13と、これら内外輪間に転動自在かつ複列に配置された転動体としての円錐ころ14,15と、円錐ころ14,15をそれぞれ保持する保持器16,17とを備えている。
外輪11は、軸受鋼や浸炭鋼等の軸受用鋼を用いて円筒状に一体的に形成された部材であり、その内周には、軸方向外側(端部)に向かって拡径するテーパ状の一対の外輪軌道である軸方向一方側の第1外輪軌道11aおよび軸方向他方側の第2外輪軌道11bが形成されている。
一対の内輪12,13は、前記軸受用鋼等を用いて円筒状に形成された部材であり、車軸2に外嵌固定されている。各内輪12,13の外周には、上記の各外輪軌道11a,11bに個別に対向する内輪軌道12a,13aが形成されている。外輪軌道11a,11bと、内輪軌道12a,13aとの間には、上述の円錐ころ14,15が転動自在に配置されており、外輪11及び各内輪12,13は、互いに相対回転自在である。
密封装置20は、外輪11の軸方向両端に固定されており、外輪11と内輪12,13との間の環状空間を密封するためのシール部材21と、このシール部材21を外輪11の軸方向外側で保持するシールケース22とを備えている。
シールケース22は、例えば、SPCC等の冷延鋼板をプレス加工により屈曲することによって形成された部材であり、外輪11の肩部11cの内周面に圧入された筒状の固定部23と、この固定部23の軸方向外端部から径方向内方へ延びる円環部25と、この円環部25の径方向内端部から軸方向外方へ延びるとともにシール部材21を外輪11の端面よりも軸方向外側で保持する保持部24とを有している。
シール部材21は、保持部24の内周面に固定保持されており、後述する車軸2に外嵌固定された環状部材30,31の外周面に摺接するシールリップ(図示せず)を有している。シール部材21は、前記シールリップによって、外輪11に挿入固定されたシールケース22と、環状部材30,31の外周面との間を密封し、内輪12,13と外輪11との間に形成された環状空間の軸方向両端を密封している。
複列円錐ころ軸受装置1の両端には、車軸2に一体回転可能に外嵌固定された上述の環状部材30,31が配置されている。車軸2の基端部側(図1の右側)に配置されている環状部材31は、車軸2に形成されている段部2aに当接しており、軸方向基端側への移動が規制されている。さらに、車軸2の先端部には、ボルト32によって固定された蓋部材33が配置されている。この蓋部材33は、車軸2の先端部側に配置された環状部材30に当接して配置されており、複列円錐ころ軸受装置1およびその両端に配置された環状部材30,31を車軸2の段部2aとの間で挟持し、複列円錐ころ軸受装置1の軸方向位置を保持している。
また、この環状部材30,31には、それぞれ、径外方向に突出した環状の凸部30a,31aが形成されている。この凸部30a,31aには、それぞれ、シールケース22の保持部24の先端から軸方向に延ばされた筒部22cが挿入される環状溝部30a1,31a1が形成されている。この環状溝部30a1,31a1と、これに挿入される筒部22cとは、ラビリンスシールを構成しており、シールケース22と、環状部材30,31との間の密封性をより高めている。
前記複列円錐ころ軸受10の内部には、密封された前記環状空間の軸方向中央部を、軸方向一方側の第1外輪軌道11aが面する第1空間S1と軸方向他方側の第2外輪軌道11bが面する第2空間S2とに仕切る仕切部材40が配置されている。
図2は、図1の仕切部材40を拡大して示す断面図である。仕切部材40は、断面略T字形に形成されており、径方向に延びる仕切基部41と、仕切基部41の外周部から軸方向外側に向かって延びる一対の第1環状部42および第2環状部43とを備えている。
仕切基部41は、円環状に形成されており、その軸方向中心は、複列円錐ころ軸受10の軸方向中心線X上に配置されている。仕切基部41は、その内周面41aが車軸2の外周面2bに外嵌固定されているとともに、一対の内輪12,13の軸方向内側の端面12b,13bに挟持されている。これにより、仕切基部41は、車軸2によって径方向への移動が規制され、各内輪12,13の端面12b,13bによって軸方向への移動が規制されている。
第1環状部42および第2環状部43は、前記中心線Xを挟んで線対称に形成されている。各環状部42,43は、仕切基部41の外周部から軸方向外側に向かって延びる第1および第2円筒部42a,43aと、各円筒部42a,43aの軸方向外側端から径方向内側に延びる第1および第2円環部42b,43bとを有している。第1および第2円筒部42a,43aの各外周面42c,43cは、外輪11の内周面11dとの間に、所定の隙間60,61を設けて配置されている。また、各環状部42,43の径方向内方に位置する各円筒部42a,43aの内周面42d,43dと、仕切基部41の軸方向両面41,41との角部には、それぞれ潤滑剤として略同量のグリース50,51が全周に亘って充填されている。
第1および第2環状部42,43の内方に充填されたグリース50,51は、車軸2の高速回転に伴う遠心力によって、内周面42d,43dに付勢されて変形し、共に軸方向両側へ移動しようとする。そのうち、軸方向内側へ移動しようとするグリース50,51は、それぞれ仕切基部41の両側面41b,41cによってその移動が規制される。これにより、前記充填されたグリース50(51)が、一方の空間S1(S2)から他方の空間S2(S1)へ大量に移動するのを規制することができる。
第1および第2円筒部42a,43aには、それぞれ径方向に貫通する第1および第2貫通孔42e,43eが周方向に所定間隔をあけて複数形成されている。これにより、各円筒部42a,43aの径方向内方に封入されたグリース50,51を、車軸2の高速回転に伴う遠心力によって、それぞれ第1および第2貫通孔42e,43eを通して、外輪11の内周面11dに供給することができる。そして、この供給したグリース50,51は、前記隙間60,61を通して、外輪軌道11a,11bに供給される。
以上のように構成された本実施形態の複列円錐ころ軸受装置によれば、軸受内部の環状空間の中央部を、仕切部材40によって軸方向中央を挟んで第1空間S1と第2空間S2とに仕切っているので、車軸2の高速回転によって、一方の空間S1(S2)に封入されているグリース50(51)が他方の空間S2(S1)へ大量に移動するのを、仕切部材40によって規制することができる。したがって、グリース50(51)が密封装置20の内部および円錐ころ軸受10の端部に形成された環状スペースS2a(S1a)に過度に滞留することに起因して、グリース50,51が激しく撹拌されて発熱することにより著しく劣化するのを抑制することができる。この結果、潤滑不良により複列円錐ころ軸受10の耐久性が低下するのを抑制することができ、複列円錐ころ軸受装置1の耐久性を向上させることができる。
また、仕切部材40の仕切基部41を、一対の内輪12,13の端面12b,13bにより挟持するようにしたので、仕切部材40の軸方向への移動を一対の内輪12,13によって、容易に規制することができる。
また、仕切部材40の第1および第2環状部42,43の内周内方にそれぞれグリース50,51を封入するようにしたので、グリース50,51を外輪11内周に直接封入する場合に比べて、一方の空間S1(S2)のグリース50(51)が他方の空間S2(S1)へ大量に移動するのをさらに効果的に規制することができる。
また、第1および第2環状部42,43の各径方向内方に封入されたグリース50,51を、車軸2の回転に伴う遠心力によって、貫通孔42e,43eおよび隙間60,61を通して、外輪軌道11a,11bに安定的に供給することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る鉄道車両用の複列円錐ころ軸受装置の仕切部材を拡大して示す断面図である。以下、この実施形態について説明する。なお、この実施形態のうち、第1の実施形態と同一構成であるものは、第1の実施形態と同一符号で示す。
第2の実施形態の仕切部材40は、仕切基部41の内周端に、軸方向両側にそれぞれ延びる円筒状の第1嵌合部44および第2嵌合部45が一体形成されている点で、第1の実施形態と異なる。
第1嵌合部44および第2嵌合部45は、中心線Xを挟んで線対称に形成され、一対の内輪12,13と一体回転可能に設けられている。具体的には、各嵌合部44,45の内周面は、各内輪12,13の外周面の軸方向内側に形成された被嵌合面12c,13cにそれぞれ外嵌固定されている。被嵌合面12c,13cの軸方向外側には、径方向外方に延びる規制面12d,13dが形成されており、この各規制面12d,13dに各嵌合部44,45の軸方向外側の端面がそれぞれ当接している。これにより、仕切基部41は、各内輪12,13の被嵌合面12c,13cによって径方向への移動が規制され、各内輪12,13の規制面12d,13dによって軸方向への移動が規制されている。
以上のように構成された本実施形態の複列円錐ころ軸受装置によれば、仕切部材40を各内輪12,13の外周面に嵌合することにより、当該仕切部材40を軸方向および径方向への移動を規制し、かつ内輪12,13と一体回転可能とすることができるので、仕切部材40を簡単に装着することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく適宜変更可能である。例えば上記各実施形態では、仕切部材40は、仕切基部41と第1および第2環状部42,43とを有しているが、少なくとも仕切基部41を有していればよい。
また、第1および第2環状部42,43の貫通孔42e,43eは、必要に応じて形成されていればよい。
1:複列円錐ころ軸受装置、2:車軸(回転軸)、11:外輪、11a:第1外輪軌道、11b:第2外輪軌道、12,13:内輪、12a,13a:内輪軌道、14,15:円錐ころ、20:密封装置、40:仕切部材、41:仕切基部、42:第1環状部、43:第2環状部、42e:第1貫通孔(貫通孔)、43e:第2貫通孔(貫通孔)、50,51:潤滑剤、60,61:隙間、S1:第1空間、S2:第2空間

Claims (3)

  1. それぞれ軸方向の端部に向かって拡径する一対の外輪軌道が内周に並設された外輪と、
    外周に前記各外輪軌道に対向する内輪軌道をそれぞれ有するとともに、軸方向に隣接して配置された一対の内輪と、
    前記外輪と前記各内輪との間に転動自在にそれぞれ配設された複数の円錐ころと、
    前記外輪と前記各内輪との間に形成された環状空間の軸方向両端をそれぞれ密封する一対の密封装置と、を備えた複列円錐ころ軸受装置であって、
    前記内輪と一体回転可能に設けられ、前記環状空間を軸方向一方側の第1外輪軌道が面する第1空間と軸方向他方側の第2外輪軌道が面する第2空間とに仕切る仕切部材を備え、
    前記仕切部材は、径方向外方に延びる円環状の仕切基部と、前記仕切基部の外周部から軸方向の端部側に向かってそれぞれ前記外輪の内周との間に所定の隙間を設けた状態で延びる第1および第2環状部と、を有し、
    前記第1および第2環状部の径方向内方に、それぞれ潤滑剤が封入されていることを特徴とする複列円錐ころ軸受装置。
  2. 前記仕切部材が、一対の前記内輪に挟持されている請求項1に記載の複列円錐ころ軸受装置。
  3. 前記第1および第2環状部には、前記潤滑剤を当該各環状部の内周側から前記外輪の内周側に供給するための貫通孔が形成されている請求項1または2に記載の複列円錐ころ軸受装置
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