JP2012072818A - 車輪用軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】嵌合部のクリープを防止すると共に、荷重負荷時の転動体と転走面との間に発生するエッジロードを抑制して耐久性の向上を図った車輪用軸受を提供する。
【解決手段】外輪9の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された円弧状の凸状部8と、この凸状部8の接線上に両端面に向って漸次縮径する所定の傾斜角θからなるテーパ部10とで構成され、予めロータリードレッサーによって成形された総形の研削砥石によって研削されると共に、テーパ部10の幅が、外輪9の端面からシールの嵌合部9aの幅を超えて、外側転走面2aの大径側端部の近傍に設定されている。
【選択図】図3
【解決手段】外輪9の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された円弧状の凸状部8と、この凸状部8の接線上に両端面に向って漸次縮径する所定の傾斜角θからなるテーパ部10とで構成され、予めロータリードレッサーによって成形された総形の研削砥石によって研削されると共に、テーパ部10の幅が、外輪9の端面からシールの嵌合部9aの幅を超えて、外側転走面2aの大径側端部の近傍に設定されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する複列の転がり軸受で構成された車輪用軸受、特に、嵌合部のクリープを防止すると共に、荷重負荷時の転動体と転走面との間に発生するエッジロードを抑制して耐久性の向上を図った車輪用軸受に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受は、車輪を取り付けるためのハブ輪を転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、この転がり軸受には、一般的に、所望の軸受剛性を有し、ミスアライメントに対しても耐久性を発揮すると共に、燃費向上の観点から回転トルクが小さい複列アンギュラ玉軸受が多用されている。一方、オフロードカーやトラック等、車体重量が嵩む車両には複列円錐ころ軸受が使用されている。
このような車輪用軸受の代表的な一例を図8に示す。この車輪用軸受50は複列の円錐ころ軸受で構成され、内周に複列の外側転走面51a、51aが形成された外輪51と、外周にこれら複列の外側転走面51a、51aに対向する内側転走面52aが形成された一対の内輪52、52と、両転走面間に保持器53により転動自在に保持された複列の円錐ころ54、54とからなる。一対の内輪52、52は、車輪側に接続されて車輪と共に回転する回転輪となっているのに対し、外輪51は、車体側に固定されて常時非回転状態に維持される静止輪となっている。
また、内輪52と外輪51との間に形成される環状空間の両端開口部には、(c)に示すようなシール55が装着され、軸受の外部から泥水等の異物が軸受内に浸入するのを防止していると共に、軸受内に封入されたグリースが外部へ漏洩するのを防止している。
そして、(b)に示すように、外輪51の外径が端部51cに向うに従って小さくなるように周方向に亘って薄肉部nが設けられている。薄肉部nは、外輪51の外径面51bの両端に外輪51の端部51cから所定距離wの幅で、外径面51bに対して所定角度αだけ傾斜した平坦状の傾斜面(テーパ面)kをなすように形成されている。この場合、外輪51の端部51cには面取り面rが形成されており、傾斜面kと連結させることで、一体をなして1つの薄肉部nを構成している。
ここで、シール55を装着する場合、パックシールから構成されるシール55を外輪51に圧入すると、外輪51の端部51cが外側に膨張する。この際、外輪51の端部51cが外側に膨張することで、外輪51の外径面51bの薄肉部nは外側に向って弾性変形し、薄肉部nの傾斜角度αが小さくなる。したがって、車輪用軸受50にパックシール55が装着されても、例えば外輪51の端部51cが軸受の外側に突出した状態になることはなく、外輪51の外径面51bは、一方の端部51cから他方の端部51cに亘ってほぼ平坦状をなす。このため、車輪用軸受50をナックルに固定する際、外輪51の外径面51bとナックルとの間に隙間が生じることはなく、両者を密着して固定することができる(例えば、特許文献1参照。)。
こうした従来の車輪用軸受50では、パックシール等のシール55が装着されても、外輪51の端部51cが軸受の外側に突出した状態になることはなく、車輪用軸受50をナックルに固定する際、外輪51の外径面51bとナックルとの間に隙間が生じることはなく、両者を密着して固定することができるという特徴を備えている。
然しながら、外輪51の外径面51bがほぼ平坦状をなしてナックルとの間に隙間が生じるのを防止することができる一方、外輪51にシール55を装着した状態において、薄肉部nの傾斜角度αが負の角度にならないように設定する必要がある。すなわち、外輪51の端部51cから所定距離wの幅では、車輪用軸受50をナックルに固定する際、外輪51の外径面51bとナックルとの間にカジリが生じないように、薄肉部nとナックルとの間には僅かな隙間が生じるのは否めない。これにより、所定距離wの幅の分、外輪51の嵌合面が減少して嵌合力が低下し、クリープが発生する恐れがあった。ここで、クリープとは、嵌合シメシロ不足や嵌合面の加工精度不良等により軸受が周方向に微動して嵌合面が鏡面化し、場合によってはかじりを伴い焼付きや溶着する現象をいう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、嵌合部のクリープを防止すると共に、荷重負荷時の転動体と転走面との間に発生するエッジロードを抑制して耐久性の向上を図った車輪用軸受を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外輪と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された一対の内輪と、前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の転動体と、前記外輪と内輪との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受において、前記外輪の外周面に、軸方向中央部の所定の範囲に亙って径方向外方に突出する凸状部が形成されている。
このように、複列の転がり軸受からなる第1世代構造の車輪用軸受において、外輪の外周面に、軸方向中央部の所定の範囲に亙って径方向外方に突出する凸状部が形成されているので、外輪をナックル等に圧入する際のハメアイ荷重を増大させることなく、また、かじり等の発生を防止しつつシメシロをアップさせることができ、耐クリープ性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記外輪の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された凸状部と、両端部のストレートな円筒部とで構成されていても良い。
また、請求項3に記載の発明のように、前記外輪の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された凸状部と、この凸状部から両端面に向って漸次縮径する所定の傾斜角からなるテーパ部とで構成されていていれば、外輪の両端部にシールを圧入した際の外輪の変形を許容し、ナックルとの間に隙間が発生するのを防止して密着して固定することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記凸状部が円弧状に形成され、この凸状部の接線上に前記テーパ部が形成され、このテーパ部と前記凸状部が滑らかに繋がれていれば、外輪圧入時のかじり等の発生を確実に防止することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記テーパ部の傾斜角が10〜30′の範囲に設定されているのが好ましい。
また、請求項6に記載の発明のように、前記転動体が円錐ころからなり、前記外輪の複列の外側転走面が外向きに開いたテーパ状に形成され、当該外輪の両端部に前記シールが内嵌される環状の嵌合部が形成されると共に、前記テーパ部の幅が、前記外輪の端面から前記シールの嵌合部の幅を超えて、前記外側転走面の大径側端部の近傍に設定されていれば、荷重負荷時のエッジロードを軽減することができ、外輪の耐久性を向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記外輪の外周面が、周方向に沿って交互に連続して形成された凸状部と凹状部とで構成され、ストレートな円筒面に対して、径方向に凸凹の滑らかな波状に形成されていれば、外輪をナックル等に圧入する際のシメシロやハメアイ荷重を増大させることなく、耐クリープ性を向上させることができる。
また、請求項8に記載の発明のように、前記外輪の外周面が、予めロータリードレッサーによって成形された総形の研削砥石によって研削されていれば、精度良く外周面を滑らかに形成することができる。
本発明に係る車輪用軸受は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外輪と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された一対の内輪と、前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の転動体と、前記外輪と内輪との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受において、前記外輪の外周面に、軸方向中央部の所定の範囲に亙って径方向外方に突出する凸状部が形成されているので、外輪をナックル等に圧入する際のハメアイ荷重を増大させることなく、また、かじり等の発生を防止しつつシメシロをアップさせることができ、耐クリープ性を向上させることができる。
内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面が一体に形成された外輪と、外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の内側転走面が形成された一対の内輪と、前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の円錐ころと、前記外方部材と内輪との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、前記内輪の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受からなる車輪用軸受において、前記外輪の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された円弧状の凸状部と、この凸状部の接線上に両端面に向って漸次縮径する所定の傾斜角からなるテーパ部とで構成され、予めロータリードレッサーによって成形された総形の研削砥石によって研削されると共に、前記テーパ部の幅が、前記外輪の端面から前記シール6の嵌合部9aの幅を超えて、前記外側転走面2aの大径側端部の近傍に設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の外輪単体を示す縦断面図、図3は、図2の外輪の変形例を示す縦断面図、図4は、図3の外輪外径面の形状を示す模式図、図5(a)は、外輪のシール圧入前の状態を示す説明図、(b)は、外輪のシール圧入後の状態を示す説明図である。
図1は、本発明に係る車輪用軸受の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の外輪単体を示す縦断面図、図3は、図2の外輪の変形例を示す縦断面図、図4は、図3の外輪外径面の形状を示す模式図、図5(a)は、外輪のシール圧入前の状態を示す説明図、(b)は、外輪のシール圧入後の状態を示す説明図である。
この車輪用軸受1は第1世代と称される構成を有し、内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面2a、2aが形成された外輪(外方部材)2と、外周に前記複列の外側転走面2a、2aに対向するテーパ状の内側転走面3aが形成された一対の内輪(内方部材)3、3と、両転走面間に収容された複列の円錐ころ4、4と、これらの円錐ころ4を転動自在に保持する保持器5と、外輪2の両端部に装着されたシール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。
内輪3の内側転走面3aの大径側端部には大鍔部(案内鍔)3bが形成され、円錐ころ4の大端面を案内している。また、内側転走面3aの小径側端部には径方向外方に突出する小鍔部3cが形成されている。この小鍔部3cは、保持器5を弾性変形させつつ、円錐ころ4をこの小鍔部3cを乗り越えさせて内側転走面3a、3aの周囲に配置した状態で、これら円錐ころ4を内輪3に対して軸方向に位置決めしている。
なお、外輪2、内輪3および円錐ころ4は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。または、SCr420等の構造用合金鋼からなり、浸炭焼入れにより表面が58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。また、保持器5は、PA(ポリアミド)66等の熱可塑性合成樹脂をベースに、GF(グラスファイバー)等の強化材を適量含有させたものを射出成形することにより形成されている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、外輪2の外周面が、両端部のストレートな円筒部7と、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された凸状部8とで構成されている。これにより、外輪2をナックル等に圧入する際のハメアイ荷重を増大させることなく、また、かじり等の発生を防止しつつシメシロをアップさせることができ、耐クリープ性を向上させることができる。
この凸状部8は滑らかな曲線で構成され、予めロータリードレッサーによって成形された総形の研削砥石によってストレートな円筒部7と同時に研削されている。なお、凸状部8の高さは、軸受サイズや荷重条件等によって異なるが、許容ハメアイ面圧(13〜18kgf/mm2)を超えないように、例えば、外輪2の外径がφ80では10μm程度に設定されるのが好ましい。
なお、ここでは、転動体4に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受で構成された車輪用軸受を例示したが、これに限らず、転動体4にボールを使用した複列アンギュラ玉軸受で構成されていても良い。
図3は、図2の外輪2の変形例であるが、この外輪9の外周面は、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された凸状部8と、この凸状部8から両端面に向って漸次縮径する所定の傾斜角θからなるテーパ部10とで構成されている。
ここで、外輪9の外周面9bは、図4に示すように、ストレートな円筒部(実線にて示す)に対して、円弧状の凸状部8の接線上にテーパ部10が形成され、テーパ部10と凸状部8が滑らかに繋がれている。これにより、前述した外輪2と同様、ナックル等に圧入する際のハメアイ荷重を増大させることなく、また、かじり等の発生を一層防止しつつシメシロをアップさせることができ、耐クリープ性を向上させることができると共に、図5に示すように、外輪9の両端部にシール6を圧入した際の外輪9の端部変形(膨張)を許容し、ナックル11との間に隙間が発生するのを防止して密着して固定することができる。
なお、テーパ部10の傾斜角θは、軸受サイズや荷重条件等によって異なるが、例えば、外輪9の外径がφ80、シール6の嵌合部9aの内径がφ70では、10〜30′の範囲に設定されるのが好ましい。また、テーパ部10の幅は、外輪9の両端部に形成されたシール6が内嵌される環状の嵌合部9aの幅を超えて、外側転走面2aの大径側端部の近傍に設定されるのが好ましい。これにより、荷重負荷時のエッジロードを軽減することができ、外輪9の耐久性を向上させることができる。
図6は、本発明に係る車輪用軸受の第2の実施形態を示す斜視図、図7は、図6のVI−VI線に沿った断面を示す模式図である。この車輪用軸受12は第1世代と称される構成を有し、内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面(図示せず)が形成された外輪13と、外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の内側転走面(図示せず)が形成された一対の内輪3、3とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。
本実施形態では、外輪13の外周面が、周方向に沿って交互に連続して形成された凸状部14と凹状部15とで構成されている。この外周面は、図7に誇張して示すように、ストレートな円筒面13a(図中二点鎖線にて示す)に対して、径方向に凸凹の滑らかな波状に形成されている。これにより、外輪13をナックル等に圧入する際のシメシロやハメアイ荷重を増大させることなく、耐クリープ性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受は、複列の円錐ころ軸受等の複列の転がり軸受で構成された第1世代構造の車輪用軸受に適用することができる。
1、12 車輪用軸受
2、9、13 外輪
2a 外側転走面
3 内輪
3a 内側転走面
3b 大鍔部
3c 小鍔部
4 転動体
5 保持器
6 シール
7 円筒部
8、14 凸状部
9a シールの嵌合部
10 テーパ部
11 ナックル
15 凹状部
50 車輪用軸受
51 外輪
51a 外側転走面
51b 外径面
51c 端部
52 内輪
52a 内側転走面
53 保持器
54 円錐ころ
55 シール
k 傾斜面
n 薄肉部
r 面取り面
w 薄肉部の幅
α 薄肉部の傾斜角
θ テーパ部の傾斜角
2、9、13 外輪
2a 外側転走面
3 内輪
3a 内側転走面
3b 大鍔部
3c 小鍔部
4 転動体
5 保持器
6 シール
7 円筒部
8、14 凸状部
9a シールの嵌合部
10 テーパ部
11 ナックル
15 凹状部
50 車輪用軸受
51 外輪
51a 外側転走面
51b 外径面
51c 端部
52 内輪
52a 内側転走面
53 保持器
54 円錐ころ
55 シール
k 傾斜面
n 薄肉部
r 面取り面
w 薄肉部の幅
α 薄肉部の傾斜角
θ テーパ部の傾斜角
Claims (8)
- 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外輪と、
外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された一対の内輪と、
前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の転動体と、
前記外輪と内輪との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受において、
前記外輪の外周面に、軸方向中央部の所定の範囲に亙って径方向外方に突出する凸状部が形成されていることを特徴とする車輪用軸受。 - 前記外輪の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された凸状部と、両端部のストレートな円筒部とで構成されている請求項1に記載の車輪用軸受。
- 前記外輪の外周面が、軸方向中央部に全周に亙って径方向外方に突出して形成された凸状部と、この凸状部から両端面に向って漸次縮径する所定の傾斜角からなるテーパ部とで構成されていている請求項1に記載の車輪用軸受。
- 前記凸状部が円弧状に形成され、この凸状部の接線上に前記テーパ部が形成され、このテーパ部と前記凸状部が滑らかに繋がれている請求項3に記載の車輪用軸受。
- 前記テーパ部の傾斜角が10〜30′の範囲に設定されている請求項3または4に記載の車輪用軸受。
- 前記転動体が円錐ころからなり、前記外輪の複列の外側転走面が外向きに開いたテーパ状に形成され、当該外輪の両端部に前記シールが内嵌される環状の嵌合部が形成されると共に、前記テーパ部の幅が、前記外輪の端面から前記シールの嵌合部の幅を超えて、前記外側転走面の大径側端部の近傍に設定されている請求項3乃至5いずれかに記載の車輪用軸受。
- 前記外輪の外周面が、周方向に沿って交互に連続して形成された凸状部と凹状部とで構成され、ストレートな円筒面に対して、径方向に凸凹の滑らかな波状に形成されている請求項1に記載の車輪用軸受。
- 前記外輪の外周面が、予めロータリードレッサーによって成形された総形の研削砥石によって研削されている請求項1乃至7いずれかに記載の車輪用軸受。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010217136A JP2012072818A (ja) | 2010-09-28 | 2010-09-28 | 車輪用軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2012072818A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064480A1 (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 日本精工株式会社 | 複列ころ軸受 |
DE102019216495A1 (de) * | 2019-10-25 | 2021-04-29 | Thyssenkrupp Ag | Wälzlager für die Lagerung eines Bohrkopfes einer Tunnelbohrmaschine und Tunnelbohrmaschine |
-
2010
- 2010-09-28 JP JP2010217136A patent/JP2012072818A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064480A1 (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 日本精工株式会社 | 複列ころ軸受 |
DE102019216495A1 (de) * | 2019-10-25 | 2021-04-29 | Thyssenkrupp Ag | Wälzlager für die Lagerung eines Bohrkopfes einer Tunnelbohrmaschine und Tunnelbohrmaschine |
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