JP2011149530A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Yushiro Ono
祐志郎 小野
Takayasu Takubo
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Abstract

【課題】負荷容量と軸受剛性を増大させると共に、保持器の耐久性を向上させて長寿命化を図った車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】保持器5の両端に環状部7、8と、これらの環状部7、8に挟まれ、円周方向に柱部10とポケット9とが交互に設けられ、柱部10の外周面が、円錐ころ4のピッチ円直径よりも径方向外方に位置し、大径側環状部7の外径が円錐ころ4の外接円の直径より僅かに小径に形成され、外方部材2と内輪3間に形成される環状空間内で、最大ころ本数が収容されると共に、小径側環状部8におけるポケット9のころ接触部最小径が、円錐ころ4の重心のピッチ円直径よりも小径に設定されている車輪用軸受装置において、保持器5の外径側の表面と、ポケット9の内表面に無数の円形ディンプルからなる凹部11が形成され、こられの凹部11が、保持器5の端面やポケット9の縁部の近傍で止められている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置に関し、特に、負荷容量と軸受剛性を増大させると共に、保持器の耐久性を向上させて長寿命化を図った複列円錐ころ軸受からなる車輪用軸受装置に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、駆動輪用と従動輪用とがある。構造上の理由から、駆動輪用では内輪回転方式が、従動輪用では内輪回転と外輪回転の両方式が一般的に採用されている。この車輪用軸受装置には、懸架装置を構成するナックルとハブ輪との間に複列アンギュラ玉軸受等からなる車輪用軸受を嵌合させた第1世代と称される構造から、外方部材の外周に直接車体取付フランジまたは車輪取付フランジが形成された第2世代構造、また、ハブ輪の外周に一方の内側転走面が直接形成された第3世代構造、あるいは、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ内側転走面が直接形成された第4世代構造とに大別されている。
オフロードカーやトラック等、車体重量が嵩む車両においては、近年、車両の馬力や積載能力が大きくなり、これに伴って、車輪用軸受装置も高荷重・高速走行時での温度上昇に耐えられることが要求されている。さらに、長期間メンテナンスフリーであることへの要求も高まりつつある。こうした車両における車輪用軸受装置の軸受部には、負荷容量が大きく、ラジアル荷重とスラスト荷重、およびこれらの合成荷重を負荷するのに適した円錐ころ軸受が一般的に用いられている。
こうした円錐ころ軸受の一例を図8(a)に示す。この円錐ころ軸受50は、内周にそれぞれ外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面51a、51aが形成された外方部材51と、外周に複列の外側転走面51a、51aに対向するテーパ状の内側転走面52aが形成された一対の内輪52、52と、両転走面間に保持器53を介して転動自在に収容された複列の円錐ころ54、54とを備えている。内輪52の内側転走面52aの大径側には円錐ころ54を案内するための大鍔部52bが形成されると共に、小径側には円錐ころ54の脱落を防止するための小鍔部52cが形成されている。そして、一対の内輪52、52の小鍔部52c側の端面(正面側端面)が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列円錐ころ軸受を構成している。
保持器53は、冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)等からなる鋼板をプレス加工にて形成され、両端の環状部55、56に挟まれ、円周方向にポケット57と柱部58とが交互に設けられている。また、円錐ころ54がこのポケット57内に転動自在に配置されると共に、柱部58の外周面は、円錐ころ54のPCDよりも径方向外方に位置し、大径側環状部55の外径D1は、円錐ころ54における大端面側の外接円の直径D0より僅かに小径に形成され、外方部材51および内輪52間に形成される環状空間内で、最大ころ本数を収容している。
ここで、円錐ころ54は保持器53の内径側からポケット57内に収納され、円錐ころ54と保持器53の仮組みの状態で内輪52に外挿されると共に、保持器53の柱部58の外周面を加締治具等で所定の外径に縮径させて内輪52に組み込まれるが、この円錐ころ54と保持器53の仮組みの状態で、小径側環状部56におけるポケット57のころ接触部最小径d1が、円錐ころ54の重心GのPCD(Rpcd)よりも小径になるように設定されている(d1<Rpcd)。これにより、軸受の組立性を低下させず、ころ本数を増加させて軸受剛性をアップさせた円錐ころ軸受を提供することができる。
また、本実施形態では、(b)に示すように、ポケット57が打ち抜かれた後に面押し加工によって柱部58の内周面58aが傾斜して形成され、そのポケット角度θが55°〜80°の範囲に設定されている。従来の保持器では、このポケット角度θは精々50°であるが、本実施形態のように、外径を大きくして外方部材51側に近付けた保持器53においては、ポケット角度θを55°以上に設定することにより、エッジ当りを防止して円錐ころ54との接触状態を良好に保つことができる。一方、ポケット角度θを80°以下にすることにより、円錐ころ54への径方向押付け力を抑制し、円錐ころ54の円滑な転動を助長することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−78047号公報
こうした従来の円錐ころ軸受50は、円錐ころ54の本数を増加して負荷容量を増大させているが、保持器53の外径D1が外方部材51の外側転走面51aに近い寸法となり、寸法AやBはごく小さな値となる。この場合、車両走行時、この円錐ころ軸受50に荷重が負荷されると、円錐ころ54はその荷重を受け、軌道空間内で各円錐ころ54、54の間隔や姿勢が変化し、保持器53の姿勢や形状が変化することがある。その結果、特に、このように軌道空間内の外径側に設定された保持器53では、円錐ころ54による保持器53への干渉力が径方向外方側に働き易く、外方部材51と保持器53とが接触し、軸受トルクが増大すると共に、発熱して軸受内部の昇温を招き、グリース劣化の原因となって軸受の耐久性が低下する恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、負荷容量と軸受剛性を増大させると共に、保持器の耐久性を向上させて長寿命化を図った車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記両転走面間に保持器を介して収容された複列の円錐ころと、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備え、前記保持器の両端に環状部と、これらの環状部に挟まれ、円周方向に柱部とポケットとが交互に設けられ、このポケット内に前記円錐ころが転動自在に配置されると共に、前記柱部の外周面が、前記円錐ころのピッチ円直径よりも径方向外方に位置し、前記保持器の大径側環状部の外径が、前記円錐ころの外接円の直径より僅かに小径に形成され、前記外方部材と内方部材間に形成される環状空間内で、最大ころ本数が収容されると共に、前記保持器の小径側環状部における前記ポケットのころ接触部最小径が、前記円錐ころの重心のピッチ円直径よりも小径に設定されている車輪用軸受装置において、前記保持器の外径側の表面と、前記ポケットの内表面に無数の凹部が形成されている。
このように、保持器の両端に環状部と、これらの環状部に挟まれ、円周方向に柱部とポケットとが交互に設けられ、このポケット内に円錐ころが転動自在に配置されると共に、柱部の外周面が、円錐ころのピッチ円直径よりも径方向外方に位置し、保持器の大径側環状部の外径が、円錐ころの外接円の直径より僅かに小径に形成され、外方部材と内方部材間に形成される環状空間内で、最大ころ本数が収容されると共に、保持器の小径側環状部におけるポケットのころ接触部最小径が、円錐ころの重心のピッチ円直径よりも小径に設定されている車輪用軸受装置において、保持器の外径側の表面と、ポケットの内表面に無数の凹部が形成されているので、凹部内にグリースが保持され、軸受トルクが増大するのを抑えることができると共に、摩耗と発熱を防止し、軸受の耐久性を向上させて長寿命化を図った車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記凹部が前記保持器の端面やポケットの縁部の近傍で止められていれば、グリースの流動を抑えて凹部内にグリースを確実に保持することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記凹部がディンプル形状であっても良い。また、請求項4に記載の発明のように、前記凹部が軸方向や周方向に傾斜した凹溝あるいは交差溝で構成されていても良い。
また、請求項5に記載の発明のように、前記保持器が、熱可塑性合成樹脂に繊維強化材を含有させたものを射出成形により形成され、前記凹部が、前記射出成形用の金型の表面に当該凹部に相当する凸部を予め形成することにより形成されていても良い。
また、請求項6に記載の発明のように、前記保持器が鋼鈑からプレス加工または黄銅から揉み抜き加工により形成され、前記凹部がショットピーニング加工またはレーザ加工によって形成されていても良い。
また、請求項7に記載の発明のように、前記内方部材が、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された一対の内輪からなり、これら内輪の大径側端部に前記円錐ころを案内する大鍔部と、小径側端部に径方向外方に突出した小鍔部が形成されていても良い。
また、請求項8に記載の発明のように、前記内方部材が、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪で構成されていても良い。
また、請求項9に記載の発明のように、前記内方部材が、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪で構成されると共に、前記ハブ輪および内輪の小鍔部が廃止され、前記内側転走面の小径側端部から軸方向に延びる円筒面が形成されていれば、円錐ころと保持器を仮組みし、小鍔部を越えてこれら円錐ころを内輪に組み付ける手間を省くことができ、組立作業性が向上する。
また、請求項10に記載の発明のように、前記外方部材の外周の一端部にハブを取り付けるためのハブフランジが一体に形成され、このハブフランジの円周等配位置に車輪を固定するハブボルトが締結される雌ねじが形成されていても良い。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の複列の内側転走面が形成された内方部材と、前記両転走面間に保持器を介して収容された複列の円錐ころと、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備え、前記保持器の両端に環状部と、これらの環状部に挟まれ、円周方向に柱部とポケットとが交互に設けられ、このポケット内に前記円錐ころが転動自在に配置されると共に、前記柱部の外周面が、前記円錐ころのピッチ円直径よりも径方向外方に位置し、前記保持器の大径側環状部の外径が、前記円錐ころの外接円の直径より僅かに小径に形成され、前記外方部材と内方部材間に形成される環状空間内で、最大ころ本数が収容されると共に、前記保持器の小径側環状部における前記ポケットのころ接触部最小径が、前記円錐ころの重心のピッチ円直径よりも小径に設定されている車輪用軸受装置において、前記保持器の外径側の表面と、前記ポケットの内表面に無数の凹部が形成されているので、凹部内にグリースが保持され、軸受トルクが増大するのを抑えることができると共に、摩耗と発熱を防止し、軸受の耐久性を向上させて長寿命化を図った車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の保持器単体を示す斜視図である。 図2の要部拡大図である。 図3の変形例を示す要部拡大図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図である。 (a)は、従来の円錐ころ軸受を示す要部断面図、(b)は、(a)のVIII−VIII線に沿った横断面図である。
内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の内側転走面が形成された一対の内輪と、前記両転走面間に保持器を介して収容された複列の円錐ころと、前記外方部材と内輪との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、前記保持器の両端に環状部と、これらの環状部に挟まれ、円周方向に柱部とポケットとが交互に設けられ、このポケット内に前記円錐ころが転動自在に配置されると共に、前記柱部の外周面が、前記円錐ころのピッチ円直径よりも径方向外方に位置し、前記保持器の大径側環状部の外径が、前記円錐ころの外接円の直径より僅かに小径に形成され、前記外方部材と内輪間に形成される環状空間内で、最大ころ本数が収容されると共に、前記保持器の小径側環状部における前記ポケットのころ接触部最小径が、前記円錐ころの重心のピッチ円直径よりも小径に設定されている車輪用軸受装置において、前記保持器の外径側の表面と、前記ポケットの内表面に無数の円形ディンプルからなる凹部が形成され、こられの凹部が、前記保持器の端面やポケットの縁部の近傍で止められている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の保持器単体を示す斜視図、図3は、図2の要部拡大図、図4は、図3の変形例を示す要部拡大図である。
この複列円錐ころ軸受からなる車輪用軸受1は、車輪用軸受装置に使用される第1世代と称される構成を有し、内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面2a、2aが形成された外輪(外方部材)2と、外周に前記複列の外側転走面2a、2aに対向するテーパ状の内側転走面3aが形成された一対の内輪(内方部材)3、3と、両転走面間に収容された複列の円錐ころ4、4と、これらの円錐ころ4を転動自在に保持する保持器5と、外輪2の両端部に装着されたシール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。内輪3の内側転走面3aの大径側には円錐ころ4を案内するための大鍔3bが形成されると共に、小径側には円錐ころ4の脱落を防止するための小鍔3cが形成されている。
なお、外輪2、内輪3および円錐ころ4は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。または、SCr420等の構造用合金鋼からなり、浸炭焼入れにより表面が58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。
本実施形態では、保持器5は、PA(ポリアミド)66等の熱可塑性合成樹脂をベースに、GF(グラスファイバー)等の強化材を適量含有させたものを射出成形することにより形成され、図2に示すように、両端の環状部7、8に挟まれ、円周方向にポケット9と柱部10とが交互に設けられている。また、円錐ころ4がこのポケット9内に転動自在に配置されると共に、柱部10の外周面は、円錐ころ4の重心GのRpcd(ピッチ円直径)よりも径方向外方に位置し、大径側環状部7の外径は、円錐ころ4における大端面側の外接円の直径より僅かに小径に形成されている。そして、小径側環状部8の内径d1は、円錐ころ4のRpcdよりも小径になるように設定されている(図1参照)。これにより、軸受の組立性を低下させず、円錐ころ4の本数を増加させて軸受剛性をアップさせた車輪用軸受1を提供することができる。
ここで、図3に拡大して示すように、保持器5の外径側の表面と、円錐ころ4と接触するポケット9の内表面に無数の円形ディンプルからなる凹部11が形成されている。この凹部11は、射出成形用の金型の表面にこの凹部11に相当する凸部を予め形成することにより形成することができる。この凹部11を保持器5の表面に形成することにより、凹部11内にグリースが保持されると共に、荷重負荷時に外方部材2と保持器5とが接触しても、実質的に接触面積が縮小され、軸受トルクが増大するのを抑えることができ、摩耗と発熱を防止して軸受の耐久性を確保することができる。
なお、ここでは、合成樹脂を射出成形してなる保持器5を例示したが、これに限らず、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)や冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工された鋼板製の保持器、あるいは、黄銅製の揉み抜き保持器、セラミック製の保持器であっても良い。この場合、前記凹部11は、ショットピーニング加工やレーザ加工によって形成することができる。
図4は、図3に示す保持器5の変形例である。この保持器12の外径側の表面と、円錐ころ4と接触するポケット9の内表面に無数の凹部13が形成されている。この凹部13は、軸方向や周方向に傾斜した凹溝あるいは交差溝で構成され、射出成形用の金型の表面にこの凹部13に相当する凸部を予め形成することにより形成することができる。この凹部13を保持器5の表面、とりわけ荷重負荷時に外輪2と接触する保持器5の外径側の表面およびポケット9の内表面に形成し、保持器5の端面やポケット9の縁部の近傍に止めることにより、グリースの流動を抑えて凹部13内にグリースが保持され、軸受トルクが増大するのを抑えることができると共に、摩耗と発熱を防止して軸受の耐久性を確保することができる。
図5は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。前述した実施形態と同一部位、同一部品、あるいは同一の機能を有する部品、部位には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図5の左側)、中央寄り側をインナー側(図5の右側)という。
この車輪用軸受装置は駆動輪用であって、複列の円錐ころ軸受からなる車輪用軸受14と、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ15を一体に有するハブ輪16とを備えている。車輪用軸受14は、外周に車体に取り付けられるための車体取付フランジ17bを一体に有し、内周に複列のテーパ状の外側転走面17a、17aが形成された外方部材17と、外周に前記複列の外側転走面17a、17aに対向するテーパ状の内側転走面3aが形成された一対の内輪3、3と、両転走面間に収容された複列の円錐ころ4、4と、これらの円錐ころ4を転動自在に保持する保持器5と、外方部材17の両端部に装着されたシール6、6とを備え、第2世代と称される構成を備えている。また、外方部材17はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、複列の外側転走面17a、17aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。
ハブ輪16は、外周に車輪取付フランジ15から肩部16aを介して軸方向に延びる円筒状の軸部16bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)16cが形成されている。車輪用軸受14は、ハブ輪16の肩部16aに衝合するまで軸部16bに所定のシメシロを介して圧入され、そして、軸部16bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部18によって軸方向に固定されている。
ハブ輪16はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、車輪取付フランジ15の肩部16aから軸部16bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。なお、加締部18は鍛造加工後の素材硬さのままとされている。また、これに限らず、ハブ輪16全体が調質処理を施される場合もある。
この車輪用軸受14において、前述した実施形態と同様、保持器5の外径を大きくして外方部材17側に近付けて最大ころ本数を収容すると共に、小径側環状部8の内径d1が、円錐ころ4の重心GのPCD(Rpcd)よりも小径になるように設定されている(d1<Rpcd)。そして、保持器5の外径側の表面と、円錐ころ4と接触するポケット9の内表面に無数の凹部11が形成されている。これにより、軸受の組立性を低下させず、ころ本数を増加させて軸受剛性をアップさせると共に、凹部11内にグリースが保持され、軸受トルクが増大するのを抑えて摩耗と発熱を防止することができる。
図6は、本発明に係る車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図である。なお、前述した実施形態と同一部位、同一部品、あるいは同一の機能を有する部品、部位には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は駆動輪用であって、外周に車体取付フランジ17bを一体に有し、内周に複列のテーパ状の外側転走面17a、17aが形成された外方部材17と、一端部に車輪取付フランジ15を一体に有し、外周に前記複列の外側転走面17a、17aに対向する一方のテーパ状の内側転走面19aと、この内側転走面19aから軸方向に延びる円筒状の小径段部19bが形成されたハブ輪19、およびこのハブ輪19の小径段部19bに圧入され、外周に前記複列の外側転走面17a、17aに対向する他方のテーパ状の内側転走面3aが形成された内輪20からなる内方部材21とを備え、第3世代と称される構成をなしている。
ハブ輪19はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、内側転走面19aをはじめ、車輪取付フランジ15の基部から小径段部19bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、アウター側シール22のシールランド部の耐摩耗性が向上すると共に、車輪取付フランジ17に負荷されるモーメント荷重に対する強度・耐久性が増大する。
一方、内輪20は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。または、SCr420等の構造用合金鋼からなり、浸炭焼入れにより表面が58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。ここで、この内輪20には、前述した実施形態の内輪3と異なり、内側転走面3aの小径側端部に小鍔部が形成されていない。すなわち、この種の第3世代構造における内輪20は、外方部材17に保持器5が内挿され、この保持器5に円錐ころ4を仮組みし、内輪20がハブ輪19の小径段部19bに圧入されると共に、加締部18によって内輪20が固定されるため、内輪20と円錐ころ4および保持器5からなるサブユニットでは取り扱うことはないため小鍔部は不要となる。これにより、円錐ころ4と保持器5を仮組みし、保持器5を弾性変形させながらこれら円錐ころ4を内輪20に組み付ける手間を省くことができ、組立作業性が一層向上する。
この車輪用軸受装置において、前述した実施形態と同様、保持器5の外径を大きくして外方部材17側に近付けて最大ころ本数を収容すると共に、小径側環状部8の内径d1が、円錐ころ4の重心GのPCD(Rpcd)よりも小径になるように設定されている(d1<Rpcd)。そして、保持器5の外径側の表面と、円錐ころ4と接触するポケット9の内表面に無数の凹部11が形成されている。これにより、部品点数の削減と軽量・コンパクト化を図りつつ、軸受の組立性を低下させず、ころ本数を増加させて軸受剛性を一層アップさせることができると共に、凹部11内にグリースが保持され、軸受トルクが増大するのを抑えて摩耗と発熱を防止することができる。
図7は、本発明に係る車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図である。なお、前述した実施形態と同一部位、同一部品、あるいは同一の機能を有する部品、部位には同じ符号を付けて詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は従動輪用の車軸(図示せず)に装着され、図示しない車輪を回転自在に支承している。この車輪用軸受装置を構成する車輪用軸受23は複列の円錐ころ軸受で構成され、車軸に外嵌される一対の内輪24、24と、外周の一端部にハブ(図示せず)を取り付けるためのハブフランジ25aが一体に形成された外方部材25と、内輪24と外方部材25との間に収容された複列の円錐ころ4、4とを備えている。そして、ハブフランジ25aの円周等配位置に形成された雌ねじ25bにボルト(図示せず)が締結され、車輪を取り付けるハブとブレーキロータがこのハブフランジ25aに固定される。
外方部材25の内周にはテーパ状の複列の外側転走面17a、17aが形成されると共に、これら複列の外側転走面17a、17aに対向して、一対の内輪24、24の外周にテーパ状の内側転走面3a、3aがそれぞれ形成されている。そして、両転走面間に複列の円錐ころ4、4が保持器5、5を介して転動自在に収容されている。また、一対の内輪24、24の内側転走面3aの大径側に円錐ころ4を案内する大鍔3bが形成されると共に、小径側には円錐ころ4の脱落を防止する小鍔3cが形成されている。そして、小鍔3c側の端面(正面側端面)が突き合された状態でセットされ背面合せタイプの第2世代と称される複列円錐ころ軸受を構成している。また、外方部材25のアウター側の端部にシールド板26、インナー側の端部にシール6がそれぞれ装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
内輪24はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。また、外方部材25はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、少なくとも複列の外側転走面17a、17aが高周波焼入れによりその表面硬さが58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
また、一対の内輪24、24の突合せ部となる小鍔3c側の端部内周には環状溝27がそれぞれ形成され、これら環状溝27、27に断面略コの字形の連結環28が装着されている。この連結環28は、鋼鈑をプレス加工によって成形され、表面が硬化処理されている。鋼板としては、SK5等の炭素工具鋼板、SUS304等のステンレス鋼板、あるいはSPCC等の冷間圧延鋼板等を例示することができる。この連結環28を弾性変形させて環状溝27に装着することにより、一対の内輪24、24はガタなく強固に一体化され、分解・組立の作業性を簡便化することができる。また、補修時等、車軸に圧入固定された一対の内輪24、24を一体的に抜くことができるため、インナー側の内輪24のみが車軸に残るような不具合が発生することはない。
こうした外輪回転方式の車輪用軸受装置において、前述した実施形態と同様、保持器5の外径を大きくして外方部材25側に近付けて最大ころ本数を収容すると共に、小径側環状部8の内径d1が、円錐ころ4の重心GのPCD(Rpcd)よりも小径になるように設定されている(d1<Rpcd)。そして、保持器5の外径側の表面と、円錐ころ4と接触するポケット9の内表面に無数の凹部11が形成されている。これにより、部品点数の削減と軽量・コンパクト化を図りつつ、軸受の組立性を低下させず、ころ本数を増加させて軸受剛性を一層アップさせることができると共に、凹部11内にグリースが保持され、軸受トルクが増大するのを抑えて摩耗と発熱を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、車輪を回転自在に支承する高負荷容量の複列円錐ころ軸受で構成された車輪用軸受装置に適用することができる。
1、14、23 車輪用軸受
2、17、25 外方部材
2a、17a 外側転走面
3、20、24 内輪
3a、19a 内側転走面
3b 大鍔
3c 小鍔
4 円錐ころ
5、12 保持器
6、22 シール
7 大径側環状部
8 小径側環状部
9 ポケット
10 柱部
11、13 凹部
15 車輪取付フランジ
16、19 ハブ輪
16a 肩部
16b 軸部
16c セレーション
17b 車体取付フランジ
18 加締部
19b 小径段部
21 内方部材
25a ハブフランジ
25b 雌ねじ
26 シールド
27 環状溝
28 連結環
50 円錐ころ軸受
51 外方部材
51a 外側転走面
52 内輪
52a 内側転走面
52b 大鍔部
52c 小鍔部
53 保持器
54 円錐ころ
55 大径側環状部
56 小径側環状部
57 ポケット
58 柱部
58a 柱部の内周面
d1 小径側環状部の内径
D0 円錐ころにおける大端面側の外接円の直径
D1 保持器の大径側環状部の外径
G 円錐ころの重心
Rpcd 円錐ころの重心のピッチ円直径
θ ポケット角度

Claims (10)

  1. 内周に外向きに開いたテーパ状の複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    前記両転走面間に保持器を介して収容された複列の円錐ころと、
    前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の両端開口部に装着されたシールとを備え、
    前記保持器の両端に環状部と、これらの環状部に挟まれ、円周方向に柱部とポケットとが交互に設けられ、このポケット内に前記円錐ころが転動自在に配置されると共に、
    前記柱部の外周面が、前記円錐ころのピッチ円直径よりも径方向外方に位置し、前記保持器の大径側環状部の外径が、前記円錐ころの外接円の直径より僅かに小径に形成され、前記外方部材と内方部材間に形成される環状空間内で、最大ころ本数が収容されると共に、
    前記保持器の小径側環状部における前記ポケットのころ接触部最小径が、前記円錐ころの重心のピッチ円直径よりも小径に設定されている車輪用軸受装置において、
    前記保持器の外径側の表面と、前記ポケットの内表面に無数の凹部が形成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記凹部が前記保持器の端面やポケットの縁部の近傍で止められている請求項1記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記凹部がディンプル形状である請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記凹部が軸方向や周方向に傾斜した凹溝あるいは交差溝で構成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記保持器が、熱可塑性合成樹脂に繊維強化材を含有させたものを射出成形により形成され、前記凹部が、前記射出成形用の金型の表面に当該凹部に相当する凸部を予め形成することにより形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記保持器が鋼鈑からプレス加工または黄銅から揉み抜き加工により形成され、前記凹部がショットピーニング加工またはレーザ加工によって形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  7. 前記内方部材が、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された一対の内輪からなり、これら内輪の大径側端部に前記円錐ころを案内する大鍔部と、小径側端部に径方向外方に突出した小鍔部が形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  8. 前記内方部材が、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪で構成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  9. 前記内方部材が、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪で構成されると共に、前記ハブ輪および内輪の小鍔部が廃止され、前記内側転走面の小径側端部から軸方向に延びる円筒面が形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  10. 前記外方部材の外周の一端部にハブを取り付けるためのハブフランジが一体に形成され、このハブフランジの円周等配位置に車輪を固定するハブボルトが締結される雌ねじが形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
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CN111757993A (zh) * 2018-02-21 2020-10-09 Ntn株式会社 圆锥滚子轴承用保持器和圆锥滚子轴承

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