JP2021188847A - 過熱水蒸気と調理用ヒーターを利用した調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い熱容量の過熱水蒸気を用いて食材を調理することによる従来の長所を全て維持しつつ、ヒーター(熱源)に関して単純化でき、省エネルギーで故障も少なく、安全性が高く、調理開始と調理終了の時間が短縮され、比較的小型で安価で使い易い調理器を提供すること。【解決手段】過熱水蒸気Sと調理用ヒーター5とを併用して食材Fを加熱する調理器1であって、水を加熱するための熱源を有さずに霧Mを発生させる霧化装置2、該霧化装置2で発生した霧Mを調理室4に引き込む輸送管3、該調理用ヒーター5を内蔵する調理室4、並びに、該調理室4の中に該輸送管3に直結して設置され、その内部を通過する霧Mを該調理用ヒーター5で加熱して過熱水蒸気Sを生成させ、生成した該過熱水蒸気Sを該調理室4内に放出するようになっている過熱水蒸気生成放出管6、を具備することを特徴とする調理器1【選択図】図1

Description

本発明は、過熱水蒸気と調理用ヒーターとを併用した調理器に関するものであり、更に詳しくは、該調理用ヒーターで霧を加熱して過熱水蒸気を生成させ、得られた過熱水蒸気と該調理用ヒーターとで食材を加熱する調理器に関するものである。
過熱水蒸気とは、100℃より高い温度の水蒸気のことを言い、通常は、ボイラー等を使用して常温の水を100℃に加熱し、更に沸騰させて100℃の水蒸気を得て、該100℃の水蒸気を、専用のヒーター内臓の過熱水蒸気発生装置を用い、更に加熱して、100℃より高い温度の過熱水蒸気を得る。
該過熱水蒸気は、熱容量が高いので対象物を急速に加熱することが可能であり、低酸素状態なので対象物を酸化させることが少なく、対象物の乾燥(対象物中の水分の除去)等が可能である。そして、それらの性質を利用して、殺菌・殺ウイルス、加熱・調理、乾燥、焼成・焼物、洗浄、炭化等に利用されている。
そのうち、調理に限定しても、過熱水蒸気を利用したオーブンレンジが知られている。
しかし、公知(市販)の過熱水蒸気オーブンレンジは、加熱水蒸気を「専用ヒーターを内蔵した装置」で発生させ、それを食材に直接噴射するものであったり、オーブン(調理室)外に別途設けられた過熱水蒸気発生装置内のカップ、タンク、皿等に水を入れて、その水を専用のヒーターで加熱して過熱水蒸気を生成させて、それをオーブン(調理室)内に導入するものであったりした。
特許文献1には、調理部と、該調理部に蒸気を供給する蒸気発生部とからなり、前記調理部に、庫内加熱手段と過熱蒸気を庫内に循環させる送風手段とを有し、該蒸気発生部の蓋を開閉可能とした過熱蒸気調理器が記載されている(特許文献1の請求項1)。
特許文献1の過熱蒸気調理器では、蒸気発生部で発生した蒸気は、ダクトから調理庫内に導かれ、送風空気によって庫内を循環して、調理庫内に設けている調理物を加熱するとされている(特許文献1の[0014])。
しかしながら、特許文献1において、蒸気発生部から供給する蒸気は100℃の霧となっているものである(特許文献1の[0020])。すなわち、特許文献1の例えば図1には、上記発生部の水を100℃まで加熱するヒーターが設置されている。そして、100℃の蒸気又は霧が調理庫内に導入される。
また、調理庫内には庫内加熱手段があるものの、該庫内加熱手段は、食材を加熱するものではなく、100℃の蒸気又は霧を更に加熱するものである。
特許文献2には、蒸気流路に透磁体を配設し、該透磁体を専用の加熱コイルで誘導加熱し、該透磁体に水を供給することで発生する過熱蒸気を調理室内に導入する蒸気調理器が記載されている(特許文献2の請求項1)。
特許文献3には、水蒸気とミストとを混合する気液混合部と、該気液混合部により混合された蒸気及びミストを発熱体により加熱して過熱蒸気を生成する加熱部とを備え、過熱蒸気を加熱室に供給して被加熱物を加熱調理する加熱調理器が記載されている(特許文献3の請求項1)。
特許文献4には、調理庫内に向けて過熱蒸気を供給する過熱蒸気発生手段と過熱ヒーターを備え、調理庫内に向けて水を噴霧する水噴霧手段を有している調理器が記載されており(特許文献4の請求項1)、該水として、0.5ppm以上の水素を含有する水を用いることで、水素が含まれた過熱蒸気を発生させて調理庫内を還元雰囲気にすることが可能であるとされている(特許文献4の請求項3)。
しかしながら、特許文献2、3、4では、専用の加熱装置(IH等)で、一旦過熱水蒸気を生成させ、生成した過熱水蒸気を、調理室(調理庫)内に導入するものであり、装置全体として複雑なものであった。すなわち、ヒーターとして、食材の加熱用と過熱水蒸気を生成用の2個が必要であった。
また、過熱水蒸気を庫内で循環させることに注力した装置であり、その点でも調理器として複雑化していた。
過熱水蒸気を使用した調理器は、一般に後述するような大きな利点があるが、一方、後述するような欠点もあった。
そのため、過熱水蒸気を調理に使用することによる利点を生かしつつ、特に過熱水蒸気を生成する段階(方法)が簡便であり、調理器全体としても過度に複雑ではなく、より使用し易い調理器が望まれていた。
特開2001−263666号公報 特開2008−002764号公報 特開2008−298408号公報 特開2014−228202号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、高い熱容量の過熱水蒸気を用いて食材を調理することによる従来の長所を全て維持しつつ、ヒーター(熱源)に関して単純化でき、省エネルギーで故障も少なく、安全性が高く、調理開始と調理終了の時間が短縮され、比較的小型で安価で使い易い調理器を提供することである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、調理室内に特定の過熱水蒸気生成放出管を設けて、霧化装置で発生した霧を該過熱水蒸気生成放出管に通して、調理室内の調理用ヒーターのみで加熱すれば、極めて効率的に霧を過熱水蒸気に変換できることを見出した。
そして、その方法を用いることで、食材の調理加熱と過熱水蒸気の生成を同時にできることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、過熱水蒸気と調理用ヒーターとを併用して食材を加熱する調理器であって、
水を加熱するための熱源を有さずに霧を発生させる霧化装置、
該霧化装置で発生した霧を調理室に引き込む輸送管、
該調理用ヒーターを内蔵する調理室、並びに、
該調理室の中に該輸送管に直結して設置され、その内部を通過する霧を該調理用ヒーターで加熱して過熱水蒸気を生成させ、生成した該過熱水蒸気を該調理室内に放出するようになっている過熱水蒸気生成放出管、
を具備することを特徴とする調理器を提供するものである。
また、本発明は、加熱手段としては前記調理用ヒーターのみを具備し、前記調理室内の該調理用ヒーターのみで、霧を前記過熱水蒸気生成放出管の中で加熱して過熱水蒸気を生成させるようになっている前記の調理器を提供するものである。
また、本発明は、前記調理室内には、気体循環手段も送風手段も設けられておらず、食材を加熱している時間は、前記調理室が実質的に過熱水蒸気のみで満たされているようになっている前記の調理器を提供するものである。
また、本発明は、前記過熱水蒸気生成放出管は、金属で構成され、前記調理室内に螺旋状又はジグザグ状に設置され、末端に過熱水蒸気放出口を有しているものである前記の調理器を提供するものである。
本発明によれば、前記問題点と課題を解決し、過熱水蒸気を用いた従来の調理の長所を維持しつつ、従来のものに比べて、更に、最もエネルギー(電力等)を消費するヒーター(熱源)の数を少なくでき、使用に際して危険性が少なく、故障も少なく、調理開始と調理終了の時間が短縮され、従来品と比較して小型で簡素化され、安価で使い易い調理器を提供することができる。
なお、上記「過熱水蒸気を用いた調理の長所」とは、気体であるため熱量が大きい(調理のパワーが大きい)、食材中の塩分を100℃付近の水に溶解させて除去するので減塩効果がある、食材中の油分を100℃付近の水に溶解・分散させて除去できる、炙り焼きが可能である等が挙げられる。これらの長所は、本願発明においても、全て完全に維持できる。
具体的には、過熱水蒸気を発生させるためだけの熱源(ヒーター)が必要ないので、省電力化、二酸化炭素排出抑制、熱源製作コスト及び取り付け工数を大幅に削減できる。
また、調理器では、熱源(ヒーター)用に最も大きな電流(電力)を必要とするところ、熱源(ヒーター)の数を減らせるため、省エネルギーが達成できると共に、電流値のデマンドを抑えることができる。実際、従来の過熱水蒸気を利用する調理器に比較して、75%にまで電気エネルギーを節約できることが確かめられている。
調理室外のボイラーや水蒸気発生装置等において、水を沸騰させて水蒸気を発生させ、該100℃の水蒸気を、更に過熱水蒸気にするための熱源まで輸送するとなると、その過程で熱損失が生じてしまう。すなわち、従来のように、調理室の外部で過熱水蒸気を生成させると、調理室に該過熱水蒸気を導入(放出)するまでに温度が下がってしまう。
本発明のように霧化装置を用いると、霧を輸送させるため、輸送中の熱損失が全くない。
従って、従来のように、100℃の水蒸気や過熱水蒸気を調理室に輸送するためには、輸送管を断熱配管にしなくてはならず、ボイラーを用いる場合は、耐圧断熱配管にしなくてはならなかった。
しかし、本発明によれば、輸送する霧は常温であるので、「霧化装置で発生した霧を調理室に引き込む輸送管」を、耐圧にも断熱にもする必要がない。そのため、小型化、コストダウン、メンテナンス量(箇所)の削減、危険性(事故)の減少等が可能となる。
また、該輸送管をフレキシブル配管にすることもできるので、霧化装置と調理室との位置関係(レイアウト)を自由に設定できる。
別途、ボイラーや水蒸気発生装置等を設置して、そこで水を沸騰させ蒸気を発生させる場合は、100℃の水蒸気を得るまでに(水を沸騰させるまでに)長時間がかかる。
しかし、本発明の調理器を用いれば、常温の水から霧を発生させ(好ましくは常温の霧を発生させ)、調理室内に設けられた過熱水蒸気生成放出管の中で該霧を加熱(過熱)するので、調理開始時点で、瞬時に過熱水蒸気を発生させることができ、かつ、調理終了時点で、過熱水蒸気の発生を止める場合も、調理室とは別途存在するボイラーや水蒸気発生装置等の水の温度を下げる必要がなく、瞬時に止めることができる。そのため、調理器として応答性が高く、調理開始と終了時点で無駄な時間を生じさせない。
従来法では、輸送管を断熱配管にしたとしても、輸送管における排熱量が多いが、本発明によれば、輸送管で輸送する霧は常温であるので、輸送管を断熱配管にしなくても排熱量が少ない。
また、本発明によれば、ボイラーを必要としないため、ボイラー技士が不要である。
従来、ボイラーを使用せず、調理室外に専用の過熱水蒸気生成装置を設ける場合であっても、調理室外の高熱部に危険性があり、本来非常に簡単に使用できなくてはならないはずの調理器の使用にあっては、安全性に問題があった。しかし、本発明の調理器によれば、使用に際して危険性が少ない。
また、本発明によれば、高温の気体の存在量を減らせることができるので、専用の排気設備が不要であるか又は極めて簡易的にできる。
また、本発明の調理器の調理室には、調理用ヒーターが内蔵されているので、過熱水蒸気を用いた従来の炙り焼きに加えて、食材に焦げ目を直接的に(従来のオーブンのように好適に)付けることができる。
水を沸騰させて一旦100℃の水蒸気を生成させずに、霧(水)を1つの熱源である調理用ヒーターで加熱して過熱水蒸気を得るため、短時間で高効率に高温の過熱水蒸気が生成できる。しかも、霧を加熱して過熱水蒸気を得る場所が、過熱水蒸気生成放出管の中、すなわち、調理室の中なので、高効率であると共に放熱ロスもない。
従来の装置(例えば、特許文献に記載の装置)では、調理室以外の熱源により水が保温されており、温度低下に時間がかかり、なかなか調理器全体を完全に停止させることができなかった。しかし、本発明の調理器においては、調理室の外に熱源がないため、調理室内の温度が下がると、調理器全体を完全に停止させることができる。
水を沸騰させ100℃の蒸気や過熱水蒸気を発生させる従来の装置では、(タンク内の)水がなくなった場合、熱源とその周囲が温度上昇し、空焚きによる火災や故障の危険がある。しかし、本発明の調理器においては、別途熱源を使用することで100℃の蒸気も過熱水蒸気も生成させないため、過度の加熱、空焚き等による危険(事故の可能性)がない。
過熱水蒸気の発生量を、従来のように熱源(ヒーター、ボイラー)で調整しようとすると、該熱源の出力と過熱水蒸気量が線形に変化せず、従って、過熱水蒸気の量を精密に調整し難く、調理が思い通りにでき難かった。
しかし、本発明の調理器のように専用の霧化装置を用いると、過熱水蒸気と霧化装置の出力が線形に変化するため、発生する霧及び過熱水蒸気の量を調整し易く、かつ瞬時に調整ができて、調理室内の過熱水蒸気量をこまめに変更できる。そのため、調理が思い通りにできるようになる。
常温又は低温の霧や水蒸気を、過熱水蒸気生成放出管内に、すなわち調理室内に輸送できるため、調理を終了した後の調理室内の冷却にも、その常温又は低温の霧や水蒸気を利用できる。そのため、調理終了後、素早く片付けることが可能である。
食材の調理後の状態(風味、食感、外観等)に関しても、従来の過熱水蒸気を利用した調理器や、従来のヒーター搭載の通常のオーブンに比較して優れていた。
すなわち、例えば、焼魚では、短時間で焼けて冷めても硬くならず、冷凍保存して再加熱しても柔らかいままであり、焦げ目を付けることができる。また、鶏肉では、表面が白く見えるが、内部まで火が入っており、食感は柔らかく、焦げ目も付けることができる。また、野菜では、本来の色(緑色等)を保ったまま調理することができる。
本発明の(回分式(バッチ式)又は連続式の)調理器の一例を示す概略図である。 本発明の調理器の一例を示す概略斜視図である。 本発明の調理器が具備している調理器の内部の一例を示す写真である。
以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的態様に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
本発明の調理器は、過熱水蒸気と調理用ヒーターとを併用して食材を加熱する調理器であって、
(1)水を加熱するための熱源を有さずに霧を発生させる霧化装置、
(2)該霧化装置で発生した霧を調理室に引き込む輸送管、
(3)該調理用ヒーターを内蔵する調理室、並びに、
(4)該調理室の中に該輸送管に直結して設置され、その内部を通過する霧を該調理用ヒーターで加熱して過熱水蒸気を生成させ、生成した該過熱水蒸気を該調理室内に放出するようになっている過熱水蒸気生成放出管、
を少なくとも具備することを特徴とする。
<霧化装置>
本発明の調理器1は、水を加熱するための熱源を有さずに霧M(好ましくは常温の霧M)を発生させる霧化装置2を具備する。該霧化装置2は、図1及び図2に概略を示したように、後述する調理室4の外部に具備され、該霧化装置2から発生した霧Mは、後述する輸送管3を通じて調理室4に引き込まれるようになっている。
ここで、「霧」とは、輸送管3を通じて調理室4に引き込まれ得る程に微小な水の集合体を言う。少なくとも霧Mが調理室4に引き込まれるようになっていればよいのであって、当然に、室温付近の水蒸気等の「加熱によって生じた訳ではない水蒸気」が該霧Mに混合されていてもよいし、「霧」とは言えない程に大きい水滴が該霧Mに混合されていてもよい。
本発明における霧化装置2は、水を加熱するための熱源を有さないものであれば、特に限定はないが、超音波を利用して霧Mを発生させる超音波霧化装置が特に好ましい。該超音波霧化装置としては、公知のものや汎用品が使用できる。
本発明における霧化装置2は、タンク等に貯水した水を加熱する工程がないので、空焚きの恐れがなく調理器として安全性が高い。また、該タンク等は、耐熱性60℃以下の樹脂容器を使用することができるので、該樹脂容器を用いれば、軽量・安価が達成できる。
本発明の調理器1において、調理室4と霧化装置2との位置関係は特に限定はなく、どちらが上に位置していてもよいが、霧化装置2の大きさを勘案して、霧化装置2の方が下に具備されていることが好ましい。該霧化装置2と該調理室4とは、後述する輸送管3で結合している。
後述する輸送管3は、霧化装置2に、ワンタッチ継手、ねじ込み継手等の着脱可能な結合手段で接続・結合できるようになっていることが好ましい。
<輸送管>
図1及び図2に概略を示したように、上記霧化装置2で発生した霧M(好ましくは常温の霧M)は、輸送管3の内部を通過して後述する調理室4に引き込まれるようになっている。
霧化装置2の霧Mの出口、輸送管3の途中、調理室4の直前等には、霧輸送装置(図示せず)が更に具備されていて、霧Mを一方向に輸送できるようになっていてもよく、単に、霧化装置2からの霧Mの押出圧力、隣接する調理室4からの熱による上昇気流、霧Mの逆流防止弁等によって、一方向に、霧Mが輸送管3の中を通って調理室4に輸送できるようになっていてもよい。霧Mを一方向に輸送する上記霧輸送装置としては、ファン(送風機)等が使用できる。該ファンは輸送管3の途中の好適な場所に具備される。
また、輸送管3を調理室4の側面に設置して、調理室4の側面の熱を利用して煙突効果で霧Mを輸送してもよい。
また、バルブ等を該輸送管3に設置して、該バルブ等を利用して物理的に霧Mの輸送を調整することも好ましい。
該輸送管3の長さには、特に限定はなく、長くても短くてもよい。
本発明における輸送管3は、従来の「過熱水蒸気利用調理器」における輸送管のように、100℃の水蒸気や過熱水蒸気を輸送している訳ではないので、安全であり、断熱材等を巻き付けて保温する必要がないため、小型化(設置の容易化)と低コスト化が実現できる。
特に限定はないが、上記輸送管3は、後述する調理室4に着脱可能なように設置されていることが好ましい。そのときは、該輸送管3と後述する過熱水蒸気生成放出管6とが着脱可能のようになっていることが特に好ましい。
上記輸送管3の材質としては、特に限定はないが、前記煙突効果を得ようとすれば金属管が好ましい。該輸送管3が金属管であれば、前記煙突効果が得られたり、(調理用ヒーター5や)調理室4の外壁温等で予備加熱ができたり、強度的に丈夫であったりする等の利点がある。
なお、樹脂管等、耐熱性の低い管であっても使用できる。該輸送管3に樹脂管を使用すれば、軽量化(小型化)、低コスト化、フレキシブルなので設置(レイアウト)の容易化(自由度の大)等が実現できる。
上記輸送管3の直径は、特に限定はないが、内径と外径の何れでも、4mm以上70mm以下が好ましく、7mm以上50mm以下がより好ましく、10mm以上30mm以下が特に好ましい。また、上記輸送管3の断面積は、50mm以上15000mm以下が好ましく、100mm以上10000mm以下がより好ましく、300mm以上3000mm以下が特に好ましい。
上記下限以上であれば、十分な量の霧Mが調理室4内に導入でき、上記上限以下であれば、大きさ的に(スペースが)無駄にならない。
<調理室>
本発明における調理器1に具備されている調理室4には、図1〜3に示したように、調理用ヒーター5が内蔵されている。本発明の調理器1は、回分式(バッチ式)であっても(例えば図1、2参照)、連続式であってもよい。図1は、回分式(バッチ式)と連続式の両方の態様を示す。図1は、連続式の場合は、紙面に垂直方向に(食材Fを移動できるように)長くなっている。
本発明における調理室4の内部には、1個又は2個以上の、食材Fをのせるための食材置き7、少なくとも食材Fを加熱調理するための調理用ヒーター5、及び、後述する過熱水蒸気生成放出管6が設置されている。
本発明の調理器1は、全体として、霧M及び水蒸気並びに食材Fを加熱するあらゆる加熱手段として調理用ヒーター5のみを具備し、調理室4内の該調理用ヒーター5のみで、霧Mを前記過熱水蒸気生成放出管6の中で加熱(過熱)して、過熱水蒸気Sを生成させるようになっている。該霧Mは、前述した輸送管3から調理室4に引き込まれる(図1〜3参照)。
該調理用ヒーター5は、調理室4内の食材Fを加熱調理することが必須であるが(加熱調理するためのものであるが)、該調理用ヒーター5が該調理室4内に2個以上内蔵されているときは、その内の少なくとも1個は、食材Fを加熱調理すると共に後述する過熱水蒸気生成放出管6を加熱する。
すなわち、本発明の調理器1における調理用ヒーター5の少なくとも1個は、調理室4内の過熱水蒸気生成放出管6を、すなわち、該過熱水蒸気生成放出管6の中の霧M(と水蒸気)を加熱するようになっていることが必須である。
<<過熱水蒸気生成放出管>>
本発明の調理器1に具備されている調理室4には、図1〜3に示したように、過熱水蒸気生成放出管6が設置されている。
該過熱水蒸気生成放出管6は、調理室4の中に該輸送管3に直結して設置され、その内部を通過する霧Mを調理用ヒーター5で加熱して過熱水蒸気Sを生成させ、生成した該過熱水蒸気Sを該調理室4内に放出するようになっている(図1〜3参照)。熱膨張した過熱水蒸気Sは、過熱水蒸気放出口6aから調理室4の中に供給される。
上記過熱水蒸気生成放出管6の形状・構造については、特に限定はないが、例えば、図2と図3に示したように、前記調理室4内に螺旋状又はジグザグ状に設置され、末端に過熱水蒸気放出口6aを有しているものであることが好ましい。
また、本明細書では、便宜上、「過熱水蒸気生成放出管」と表現したが、管状である必要はなく、板金部品であってもよい。言い換えれば、板金部品であっても、本発明における「過熱水蒸気生成放出管6」に含まれる。
螺旋状の場合は、1重以上20重以下の螺旋状が好ましく、2重以上15重以下の螺旋状がより好ましく、3重以上10重以下の螺旋状が特に好ましい(図2参照)。
ジグザグ状の場合は、1往復以上20往復以下に複数回折り曲げたジグザグ状が好ましく、2往復以上15往復以下のジグザグ状がより好ましく、3往復以上10往復以下のジグザグ状が特に好ましい。
該過熱水蒸気生成放出管6が、螺旋状又はジグザグ状になっていると、該過熱水蒸気生成放出管6内部の霧M及び該霧Mが蒸発して発生する水蒸気を熱効率良く加熱でき、霧Mの場合は効率良く水蒸気に気化させ、(100℃以下の)水蒸気の場合は、効率良く100℃以上の過熱水蒸気Sにさせることができる。
上記過熱水蒸気生成放出管6の末端には、過熱水蒸気放出口6aがあり、過熱水蒸気生成放出管6内で生成した過熱水蒸気を、過熱水蒸気放出口6aから、該調理室4内に放出するようになっている。該過熱水蒸気放出口6aの調理室4内における位置は特に限定はなく、該調理室4の隅であっても、図2及び図3に示すように、該調理室4の中程であってもよい。また、後述する食材置き7の上の食材F又は食材容器に、該過熱水蒸気Sが直接当たる(直接噴射される)位置にあることも、加熱(調理)の種類によっては好ましい。
上記過熱水蒸気生成放出管6は、熱伝導が良いために、ステンレス、銅、鉄、真鍮等の金属で構成されていることが好ましい。
また、「過熱水蒸気生成放出管6」は、図2や図3に示したような細長い状態(形状)に限定されず、板金部品等のような形状をしたものであってもよい。
過熱水蒸気生成放出管6の入り口と輸送管3の出口とは直接結合され、該輸送管3を通ってきた霧Mは、過熱水蒸気生成放出管6へと引き込まれる。図3の写真の右側に写っているように、過熱水蒸気生成放出管6と輸送管3とは、調理室4の外で直結していることが好ましい。耐熱性のない輸送管3の場合に、該輸送管3が調理室4内の温度に耐えられない場合があるからである。
過熱水蒸気生成放出管6の内部では、入口(輸送管3との結合部)から、出口(過熱水蒸気放出口6a)に向かって、「霧(水)」⇒「霧(水)と100℃の水蒸気との混合物」⇒「100℃の水蒸気」⇒「100℃以上の過熱水蒸気」、と言うように状態変化している。
なお、空気Aの存在は排除されない(空気Aが混合していてもよい)。また、最初の「霧(水)」には、通常は、常温における(飽和水蒸気圧の)水蒸気が混合している。
<<調理用ヒーター>>
本発明における調理用ヒーター5としては、食材Fと過熱水蒸気生成放出管6内の霧Mを十分に加熱(過熱)できれば、その種類は特に限定はないが、ニクロム線等の電気抵抗を有する電熱線に電流を通すことで発熱させる電熱方式(シーズヒーター等)、電磁誘導を利用した誘導加熱(induction heating)(IH)方式(IHヒーター等)、ガス火によって加熱されたセラミックヒーター方式、火(炎)による直火加熱方式(直火)等、何れも使用可能であるが、電熱方式(シーズヒーター)又はセラミックヒーター方式が好ましい。
本発明の調理器1では、前記過熱水蒸気生成放出管6から前記調理室4内に放出されるときの過熱水蒸気Sの温度が、110℃以上600℃以下となるように、前記霧化装置2が設計され、かつ、調理用ヒーター5と過熱水蒸気生成放出管6が設計されて該調理室4内に設置されていることが好ましい。
更に、該調理室4内に放出されるときの過熱水蒸気Sの温度は、120℃以上450℃以下がより好ましく、130℃以上300℃以下が特に好ましい。
<<食材置き>>
本発明における調理室4内には、図1〜3に示したように、食材置き7が設置されている。本発明の調理器1が連続式の場合には、該食材置き7は、コンベア等の移動式の形態を有するものである。
該食材置き7の形状や材質は特に限定はなく、一般の調理器具において用いられているものが使用可能である。
該食材置き7が過熱水蒸気生成放出管6と調理用ヒーター5の間に位置するときは、該食材置き7の形状が網状であると、調理用ヒーター5の熱が過熱水蒸気生成放出管6に直接伝わるために好ましい(図3参照)。
図2と図3に示した調理室4や食材置き7は、バッチ式におけるものであるが、連続式の場合には、食材置き7は、コンベア上に設けられ、又は、コンベア自体であり、該コンベアに搭載されて移動できるようになっている形態でもよい。
<<調理室内の構成(それぞれの位置関係)>>
本発明の調理器1に具備されている調理室4内の、過熱水蒸気生成放出管6、調理用ヒーター5、及び、食材置き7の位置関係は、特に限定はなく、該過熱水蒸気生成放出管6が、該調理用ヒーター5で十分に加熱され、該過熱水蒸気生成放出管6内の霧(水)Mが、好適に加熱されて過熱水蒸気Sになるような位置関係であればよい。
少なくとも、前記調理室4内に、(a)下から、調理用ヒーター5、食材置き7、過熱水蒸気生成放出管6がこの順で設置されているか、又は、(b)下から、食材置き7、調理用ヒーター5、過熱水蒸気生成放出管6がこの順で設置されているか、又は、(c)下から、調理用ヒーター5、食材置き7、調理用ヒーター5、過熱水蒸気生成放出管6がこの順で設置されていることが好ましい。
熱伝導を良くするために、調理用ヒーター5と過熱水蒸気生成放出管6とは隣接していること望ましいために、上記(b)又は(c)がより好ましく、食材Fを上下両方から(裏と表から)同時に加熱できた方が、調理途中で加熱と過熱水蒸気S放出を中断して食材Fを裏返す手間(時間)が省けるので、上記(c)が特に好ましい。なお、図1〜3には、特に好ましい上記(c)の態様を示す。
<<調理室の態様>>
過熱水蒸気生成放出管6の内部で熱膨張した過熱水蒸気Sは、過熱水蒸気放出口6aから調理室4の内に供給されるが、その際、空気(大気)を追い出し、すなわち調理室4の内部の酸素を追い出して、調理室4の内部を高温低酸素の空間にすることができる。
そのために、特に必須ではないが、上記調理室4には、大気に含まれていた酸素を該調理室4外に追い出すための排気口8が設けられていることも好ましい。
調理室4内に最初から存在している空気(大気)Aに、前記のようにして生成させた過熱水蒸気Sを単に混合して調理をするのではなく、最初の調理室4内に存在している(大気中の)酸素を過熱水蒸気Sで置換して調理をするために、空気(特にその中の酸素)を、調理室4外に追い出すための排気口8が設けられていることが好ましい。
該排気口8からは、酸素のみならず、空気A中の窒素、余分な過熱水蒸気S等が、全て排出されるようになっていてもよい。
特に限定はないが、上記調理室4内には、気体循環手段も送風手段も設けられておらず、食材Fを加熱している時間は、前記調理室4が実質的に過熱水蒸気Sのみで満たされているようになっていることが好ましい。本発明によれば、調理室4内に、気体循環手段や送風手段がなくても、該調理室4内を過熱水蒸気Sのみで満たすことができる。
それによって、従来の調理室4内に気体循環手段又は送風手段が設けられている調理器に比べると、構成的に極めて簡単な調理器を好適に提供できる。
本発明の調理器1においては、食材Fを加熱中の前記調理室4の温度が、150℃以上500℃以下となるように、前記調理用ヒーター5と前記過熱水蒸気生成放出管6が設計されて該調理室4内に設置されていることが好ましい。
食材Fを加熱中の調理室4内の温度は、165℃以上400℃以下がより好ましく、180℃以上250℃以下が特に好ましい。
限定される訳ではないが、調理室4の外側を断熱材で覆って保温性を高めることが、省エネルギー性、安全性等の点から好ましい。
特に限定はないが、上記調理室4の形態について、図2及び図3に示したように、調理室4が身4aと蓋4bとから構成され、該身4aには少なくとも前記食材置き7が内設され、該蓋4bには少なくとも前記過熱水蒸気生成放出管6及び前記調理用ヒーター5が内設されていることが好ましい。
食材F及び食材置き7は、身4aの方に設置されていることが調理のし易さから好ましいが、食材Fを食材置き7に置く際に、過熱水蒸気生成放出管6が邪魔にならないように、該過熱水蒸気生成放出管6は蓋4bの方に設置されていることが好ましい。
そして、該過熱水蒸気生成放出管6に隣接・接近して、少なくとも1個の調理用ヒーター5が設置されていることが熱の伝導・放射の効率の点から好ましいので、結局前記した図2及び図3に示したような配置が特に好ましいことになる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
概略を図面に示した本発明の調理器を用いて、食材Fとして、魚、肉及び野菜を、それぞれ別々に調理した。
その際、霧化装置2として超音波霧化装置を、輸送管3としては直径(外径)50mmのポリ塩化ビニル製のフレキシブル蛇腹管を、調理用ヒーター5としてはセラミックヒーターを、過熱水蒸気生成放出管6としては直径(外径)18mmのステンレス製のフレキシブル蛇腹管を2重に螺旋状にしたものを用い、過熱水蒸気放出口6aは調理室4のほぼ中央に設けた。
過熱水蒸気Sを調理室4の内部で発生させたので(調理室4の外部には存在しなかったので)、使用に際して危険性が少なく;別途、過熱水蒸気を発生させる専用装置がないので、故障も少なく;調理開始と調理終了のときに要する時間が短縮され;従来品と比較して小型で簡素化され;安価で使い易かった。
更に、魚を焼いた場合には、短時間で焼けて冷めても硬くならず、冷凍保存して再加熱しても柔らかいままであった。
また、2個の調理用ヒーター5の熱を利用しているので、魚に焦げ目を付けることができた。
上記肉として鶏のむね肉を用いると、表面が白く生焼けのように見えたが、芯温は80℃以上に上昇しており、十分に火が通っており、かつ食感は柔らかであった。また、調整次第で、焦げ目を付けることもできた。
上記野菜としてブロッコリーを用いたところ、通常のオーブンで焼成すると茶色(褐色)に変色したが、本発明の調理器1を用いると、茶色(褐色)にならず、青々とした色味のままで(緑色のままで)調理ができた。
比較例1
調理室の外に、過熱水蒸気生成装置、又は、「加熱して発生させる100℃以下の水蒸気生成装置」のある調理器を用いて調理したが、危険性があり、故障も多く、調理開始と調理終了のときに要する時間が長く、調理室外の水蒸気生成装置まで入れると大型で簡素化されておらず、高価で使い難かった。
また、上記の比較調理器、及び、通常のヒーター搭載オーブンで、実施例1に記載の食材F(魚、肉、野菜)を調理したところ、実施例1に記載した優れた調理後の状態(風味、食感、外観等)が得られなかった。
実施例2
過熱水蒸気オーブンを改造し、過熱水蒸気生成放出管6を、上部の調理用ヒーター5の上に配置して、霧を送り込むことができるようにした。
これを、上下のヒーター5のみを熱源として使用し、過熱水蒸気発生用の専用熱源を使用せずとも、300℃以上の過熱水蒸気を、調理室4内に送り込むことができた。
これにより、電気エネルギーは75%にまで節約できることが分かった。
本発明の調理器1は、高い熱容量の過熱水蒸気Sを用いて食材Fを調理することによる従来の「過熱水蒸気を利用した調理」の長所を全て維持しつつ、更に前記したような顕著な効果を奏するので、本発明は、調理器の生産分野、業務用の調理器の使用分野等において、広く利用されるものである。
1 調理器
2 霧化装置
3 輸送管
4 調理室
4a (調理室における)身
4b (調理室における)蓋
5 調理用ヒーター
6 過熱水蒸気生成放出管
6a 過熱水蒸気放出口
7 食材置き
8 排気口
M 霧
S 過熱水蒸気
A 空気
F 食材

Claims (10)

  1. 過熱水蒸気と調理用ヒーターとを併用して食材を加熱する調理器であって、
    水を加熱するための熱源を有さずに霧を発生させる霧化装置、
    該霧化装置で発生した霧を調理室に引き込む輸送管、
    該調理用ヒーターを内蔵する調理室、並びに、
    該調理室の中に該輸送管に直結して設置され、その内部を通過する霧を該調理用ヒーターで加熱して過熱水蒸気を生成させ、生成した該過熱水蒸気を該調理室内に放出するようになっている過熱水蒸気生成放出管、
    を具備することを特徴とする調理器。
  2. 加熱手段としては前記調理用ヒーターのみを具備し、前記調理室内の該調理用ヒーターのみで、霧を前記過熱水蒸気生成放出管の中で加熱して過熱水蒸気を生成させるようになっている請求項1に記載の調理器。
  3. 前記調理室には、大気に含まれていた酸素を該調理室外に追い出すための排気口が設けられている請求項1又は請求項2に記載の調理器。
  4. 前記調理室内には、気体循環手段も送風手段も設けられておらず、食材を加熱している時間は、前記調理室が実質的に過熱水蒸気のみで満たされているようになっている請求項1ないし請求項3の何れかの請求項に記載の調理器。
  5. 前記調理室内に、下から、調理用ヒーター、食材置き、過熱水蒸気生成放出管がこの順で設置されているか、又は、下から、食材置き、調理用ヒーター、過熱水蒸気生成放出管がこの順で設置されているか、又は、下から、調理用ヒーター、食材置き、調理用ヒーター、過熱水蒸気生成放出管がこの順で設置されている請求項1ないし請求項4の何れかの請求項に記載の調理器。
  6. 前記過熱水蒸気生成放出管は、金属で構成され、前記調理室内に螺旋状又はジグザグ状に設置され、末端に過熱水蒸気放出口を有しているものである請求項1ないし請求項5の何れかの請求項に記載の調理器。
  7. 前記調理室が身と蓋とから構成され、該身には少なくとも前記食材置きが内設され、該蓋には少なくとも前記過熱水蒸気生成放出管及び前記調理用ヒーターが内設されている請求項5又は請求項6に記載の調理器。
  8. 前記霧化装置が超音波霧化装置である請求項1ないし請求項7の何れかの請求項に記載の調理器。
  9. 前記過熱水蒸気生成放出管から前記調理室内に放出されるときの前記過熱水蒸気の温度が、110℃以上600℃以下となるように、前記霧化装置が設計され、かつ、該調理用ヒーターと該過熱水蒸気生成放出管が設計されて前記調理室内に設置されている請求項1ないし請求項8の何れかの請求項に記載の調理器。
  10. 食材を加熱中の前記調理室の温度が、150℃以上500℃以下となるように、前記調理用ヒーターと前記過熱水蒸気生成放出管が設計されて前記調理室内に設置されている請求項1ないし請求項9の何れかの請求項に記載の調理器。

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