JP2021187161A - 折り畳み情報通信体及びその製造方法 - Google Patents

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義和 木村
Yoshikazu Kimura
雅人 土屋
Masato Tsuchiya
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Abstract

【課題】折り畳み情報通信体とその製造方法の提供。【解決手段】複数の葉片が縦方向の折り線を介して横方向に連接された第一の単位シートと、前記第一の単位シートと同じ葉片構成の複数の単位シートが横方向の折り線を介して上下に配置されると共に前記単位シートの表裏面全面に疑似接着媒体を形成した情報通信体シートを縦横に折り畳み、対向面間を剥離可能に接着したことを特徴とした折り畳み情報通信体により解決される。【選択図】図1

Description

本発明は複数の葉片を折り畳み、剥離可能に一体化した折り畳み情報通信体とその製造方法に関する。詳しくは剥離開封動作が極めて容易でそのため内容の読取も容易になる折り畳み情報通信体とその製造方法に関する。
従来、宣伝広告や案内状、パンフレット等の大量の情報を伝達する手段として、封筒に各種伝達物を印刷したシート等を折り畳み、封入封緘して郵送する方法が一般的である。しかし最近では個人情報の管理が重要となり、誤って他人の情報を記載したり、あて先を間違えて記載したために誤配したりする等の事故は極力避けなければならない。また多数の宣伝広告物や個別情報が記入されたシートを封入封緘する作業に掛かる多大な経費を削減したいところである。そのような状況下、例えば特開2000−43456号公報に記載される折り畳み封書用シートが提案されている。
先行技術分野
特許文献
特開2000−43456号公報
既述の引用文献に記載される折り畳み封書用シートは、一枚のシートにあて先を含めた一人分の個人情報全てを記載して折り畳み封書に仕上げるため、誤って他人の情報が混じることはない。また折り畳むことで自動的に封書になるため封入封緘の手間も省ける等の長所がある。しかし、突出した封緘片の特殊加工、封緘のための接着剤塗布加工、開封に際して封着片を引きちぎるための切取ミシン加工、接着部分が容易に剥離するための剥離剤塗布加工、二条のミシン目による開封手段等の複雑で手間が掛かる特殊加工が必要で、既述の長所があるにも関わらず割高についてしまう。
また既述の通りの複雑な構成からなるため、受取人側でも開封に際して込み入った動作を必要とする。従って特に年配の方々では躊躇して迷い、上手く展開することができずに誤って情報記載面を破損してしまうことなどが起こり得る。
本発明の折り畳み情報通信体とその製造方法は、上記問題に鑑み、一枚のシートに情報を記載して縦横に折り畳み情報通信体に仕上げるため、一つの封筒に各種情報が記載された複数のシートを封入する際に起こりがちな、他人の情報の誤封入や誤配等の事故が起こらず、また開封の端緒と剥離展開の原理が明快で単純なため高齢者等であってもその動作で迷うことが無く、開封に際して誤って情報表示面を破損したり汚損したりすることもなく、さらにまた疑似接着媒体の被覆により情報記載面が保護されるので汚損や破損、改竄等の心配がなく、また剥離展開後にはシートの周囲に破断した跡が残らないため美観を損ねることがなく破断片等のゴミも発生しない折り畳み情報通信体とその製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の折り畳み情報通信体は、複数の葉片が縦方向の折り線を介して横方向に連接された第一の単位シートと、前記第一の単位シートと同じ葉片構成の複数の単位シートが横方向の折り線を介して上下に配置されると共に前記単位シートの表裏面全面に疑似接着媒体を形成した情報通信体シートを縦横に折り畳み、対向面間を剥離可能に接着したことを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するために、本発明の折り畳み情報通信体の製造方法は、複数の葉片が縦方向の折り線を介して横方向に連接された第一の単位シートと、前記第一の単位シートと同じ葉片構成の複数の単位シートが横方向の折り線を介して上下に配置され折り畳み情報通信体シートが印刷された連続シート或いは枚葉シートを繰り出すシートの繰り出し工程と、繰り出された折り畳み情報通信体シートの表裏面全面に疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成する疑似接着媒体の形成工程と、疑似接着媒体が形成された折り畳み情報通信体シートを縦方向の折り線から折り畳む第一の折り畳み工程と、前記縦方向の折り線から折り畳まれた折り畳み情報通信体シートを単体の折り畳み情報通信体シートに切り出す切除工程と、前記切除された折り畳み情報通信体シートを横方向の折り線から折り畳む第二の折り畳み工程と、前記第二の折り畳み工程で折り畳まれた折り畳み情報通信体シートの対向する疑似接着媒体同士を剥離可能に接着する接着工程とからなることを特徴としている。
本発明の各葉片の大きさは必ずしも同じである必要はない。任意の単位シートの縦幅を他の単位シートの縦幅と異なるように設計したり、或いは縦方向に連接する単位シート群の任意の縦方向の葉片列の横幅を他の葉片列の横幅と異なるように設計したりすることで、情報通信体シートの折り畳み後に意図的に端縁に段差を生じさせて開封の端緒としても構わない。
本発明の折り畳み情報通信体及びその製造方法に使用される資材は、例えば上質紙、マット紙、コート紙等の通常の用紙、合成紙、不織布或いは樹脂フィルムシート等を好適に使用することができる。また折り畳み情報通信体の仕上がりサイズにも格別な制限はなく、郵便はがき、角型封筒、ゆうメール、メール便等称されるB5サイズやA4サイズの情報通信体各種類に適用することができる。
本発明の折り畳み情報通信体の製造方法において、第一及び第二の折り畳みの工程と単体の情報通信体シートへ切り出す切除工程の配置に格別な制限はなく、切除工程の後に前記大地及び第二の折り畳み工程が配置されていても良く或いは切除工程と折り畳み工程が分散して配置され、段階的に切除と折り畳みが施されても構わない。
切除工程については、折り畳み情報通信体用シートが印刷された連続シート或いは枚葉シートの縦方向の余白の切除行われる。連続シートの場合シートの搬送のためのマージナル孔が形成されているマージナル部分が該当し、枚葉シートの場合、化粧断ちで切除される余白部分が該当する。なおその切除時期に関しては格別な制限はなく、加工に入る前に予め切除しておいても良いが、疑似接着媒体の形成工程の上流側で切除しても或いは下流側で切除しても構わない。さらに上流側と下流側で段階的に切除しても構わない。
また本発明の折り畳み情報通信体の製造方法で、前記縦方向の切除と共に横方向の切除が行われることにより単体の折り畳み情報通信体シートが切り出される。連続シートの場合ダイカットローラ等の断裁装置を使用して、回転するシリンダに取り付けられた刃により一本断ちにより切り出しても良く、或いは枚葉シートの場合は断裁刃と固定刃の組み合わせから成るギロチン方式等の断裁装置によりドブ断ちをしながら切り出しても構わない。なおその時期や切断方法に関しては格別な制限はない。
本発明の折り畳み情報通信体の製造方法では、情報通信体シートの縦方向の折り線に折りミシン或いは折り筋等の折り手段が形成される。前記折り手段の形成については、予め情報通信体用シートに形成されていても良いが、疑似接着媒体の形成工程の上流側で形成しても或いは下流側で形成しても構わない。さらに上流側と下流側で段階的に形成しても構わない。また横方向の折り線に関しては、既述の折り手段が形成されていてもよいが、何ら折り手段を形成することなく、折り機によりそのまま強制的に折り畳んでも構わない。なお折り畳みの時期に関しては既述の通り格別な制限はない。
折り畳まれた対向面同士を剥離可能に接着(疑似接着等称する)に使用する疑似接着媒体は、大きく以下の3種類に分けられる。
1)後糊方式
印刷後の用紙の疑似接着予定面に疑似接着性のUVニスを塗布して疑似接着性の被膜 を形成したもの。前記疑似接着性の被膜同士を対向させて加圧或いは加熱・加圧処理 を施すと剥離可能に接着する。エマルジョン型の弱粘着剤を塗布するものもある。
2)先糊方式
印刷前の用紙の疑似接着予定面に、合成ゴム或いは天然ゴム等を主成分とした疑似接 着性の接着剤を塗布して含侵させたもの。乾燥後に印刷・印字を行い、疑似接着予定 面同士を対向させて加圧処理を施すと剥離可能に接着する。
3)フィルム方式
印刷後の用紙の疑似接着予定面に疑似接着性のフィルムシートを被覆(ラミネート) して、前記疑似接着性のフィルムシート同士が対向するように折り合わせ、加熱或い は加熱・加圧処理を施すと剥離可能に接着する。なお、フィルム方式には対向する疑 似接着予定面に予め被覆しておいて、折り合わせた後に剥離可能に接着する全面貼り 方式と、折り畳んだ用紙の疑似接着予定面間に予め疑似接着している積層フィルムを 挟み込み、用紙とフィルム間を接着して剥離可能に一体化する挟み込み方式の二種類 がある。
本発明の折り畳み情報通信体は、その製造方法において全ての情報を記載した一枚のシートを折り畳み封書形態に仕上げるので、個人情報等を記載した複数の別体のシートをそれぞれ封入封緘する場合に起こる情報の漏洩(他人の情報の混入等)の重大な事故が起きない。
本発明の折り畳み情報通信体は、簡単に言うと疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成して折り畳み接着するだけのものである。従って開封の手順も単純に折り畳みの逆に開くだけでよいのである。即ち複雑で込み入った開封手段等がないので高齢の受取人等においても極めて容易に剥離開封することが可能なため、誤って情報表示面等を破断して内部情報が判読不能になったり、汚損して美観を損ねたりすることがない。
また個人情報等が記載される疑似接着予定面(隠蔽面)のみならず全ての葉片面が強靭な疑似接着フィルムシート等からなる疑似接着媒体により被覆されるため、汚損や破損のみならず改竄の恐れもない。
さらに剥離展開後にはシートの周囲等に開封する際に封着片を破断した跡が残らないため美観を損ねることがなく、開封後の破断片等によるごみの発生もない。
さらにまた本発明の折り畳み封書は、その製造の際に各種接着媒体の形成工程や折り手段の形成工程を含む面倒な作業工程を自動で行える。勿論各工程の作業を専用に行う個別の専用機による作業でも極めて容易に製造することができる。
なお疑似接着媒体の形成が情報通信体シートの表裏面全面にされるので、スポイット的に任意の部分のみに形成する場合と異なり、位置ずれが許されない精密な作業が必要とされず、素人でも大量の折り畳み封書を短時間で製造することが可能になる。
(A)は折り畳み情報通信体J1の表面図、(B)は裏面図である。 (A)は図1(A)におけるア−ア線断面図、(B)はイ−イ線断面図である。 (A)は折り畳み情報通信体J1の製造に用いる情報通信体シートS1の平面図、(B)は裏面図である。 (A)は折り畳み情報通信体用紙S1表面の疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートG(斜線部分)が被覆された状態を示す表面図、(B)は同裏面図である。 (A)は縦方向の折り線5から二つ折りされた情報通信体シートSの平面図、(B)は(A)におけるウ−ウ線断面図、(C)はエ−エ線断面図である。 (A)は折り畳み情報通信体J2の表面図、(B)は裏面図である。 (A)は図1(A)におけるオ−オ線断面図、(B)はカ−カ線断面図である。 (A)は折り畳み情報通信体J2の製造に用いる情報通信体シートS2の平面図、(B)は裏面図である。 (A)は折り畳み情報通信体用紙S2表面の疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートG(斜線部分)が被覆された状態を示す表面図、(B)は同裏面図である。 (A)は縦方向の折り線17及び18から断面Z字状に三つ折りされた情報通信体シートS2の平面図、(B)は(A)におけるキ−キ線断面図、(C)はク−ク線断面図である。 (A)は折り畳み情報通信体J3の表面図、(B)は裏面図である。 (A)は図1(A)におけるケ−ケ線断面図、(B)はコ−コ線断面図である。 (A)は折り畳み情報通信体J3の製造に用いる情報通信体シートS3の平面図、(B)は裏面図である。 (A)は折り畳み情報通信体用紙S3表面の疑似接着予定面に疑似接着フィルムシートG(斜線部分)が被覆された状態を示す表面図、(B)は同裏面図である。 (A)は縦方向の折り線30及び31から断面Z字状に三つ折りされた情報通信体シートS3の平面図、(B)は(A)におけるサ−サ線断面図、(C)はシ−シ線断面図、(D)はス−ス線断面図である。 図15(A)におけるセ−セ線断面図である。
以下本発明を、図面に沿って分かりやすく説明する。
なお以下の実施例では、疑似接着媒体にフィルム方式の全面貼り方式を採用しているが、他の疑似接着媒体を用いても構わない。
[折り畳み情報通信体J1]
本実施例の折り畳み情報通信体J1は図1(A)、(B)及び図2(A)、(B)に記載されるものであるが、その構成は断面図である図2(A)に示すように、上から第二葉片2、第一葉片1、第三葉片3及び第四葉片4の順に重ね合わされている。そして縦方向の折り線5(折りミシンが形成されている)を介して連接されている各葉片の表裏面が、疑似接着フィルムシートGにより被覆されており、第二葉片2と第一葉片1(単位シートt1)及び第三葉片3と第四葉片4(単位シートt2)の対向面間に介在する疑似接着フィルムシートGにより剥離可能に接着されて一体化している。
既述の構成の折り畳み情報通信体J1の受取人は、例えば図1(A)及び図2(B)に示す上側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、剥離可能に一体化している第一葉片1及び第三葉片3を剥離する。前記剥離動作により折り畳み情報通信体J1は図5(A)、(B)及び(C)に示すように、第二葉片2及び第四葉片4が折り線5から第一葉片1及び第三葉片3と対向するように、二つ折りに折り畳まれた状態に展開される。
さらに受取人は図5(A)、(B)及び(C)に示すように、各葉片の右側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、第一葉片1及び第二葉片2と第三葉片3及び第四葉片4を剥離して、図4(A)及び(B)に示す当初の平面状態に展開する。そうすることにより内部に記載されている各種情報を透明或いは半透明の疑似接着フィルムシートGを透して確認することができるのである。なお図4(A)及び(B)に記載されている斜線部分は疑似接着フィルムシートGが被覆されている領域を示す。
[折り畳み情報通信体J1の製造方法]
本実施例の折り畳み情報通信体J1の製造方法に使用される情報通信体シートS1は図3(A)及び(B)に示すように、横幅の関係が第一葉片1>第二葉片2の2葉片が縦方向の折り線5を介して横方向に連接された単位シートt1と、同様に横幅の関係が第三葉片3(=第一葉片1)>第四葉片4(=第二葉片2)の2葉片が折り線5を介して横方向に連接されると共に、縦幅の関係が単位シートt1<単位シートt2である二つの単位シートが、縦方向の折り線6を介して第一葉片1と第三葉片3及び第二葉片2と第四葉片4が接するように上下に配置されている。前記構成によれば4葉片の各面積は全て異なることになる。
なお前記情報通信体シートS1は、フォーム印刷で使用される連続シートに印刷されていても構わず、或いはオフセット印刷やデジタル印刷で使用される枚葉シートに印刷されていても構わない。この点に関しては後述する実施例においても同様である。
また本実施例では前記縦方向の折り線5に折り畳みを容易にするため折りミシンが形成されているが、折り筋等他の公知の折り手段に代えても構わない。また前記折りミシンは、後述する疑似接着フィルムシートGの被覆工程の上流及び/又は下流等の工程中で形成されても構わない。さらに疑似接着媒体の形成は、加工に入る以前の段階で連続シートや枚葉シートに予め形成されていても構わない。
なお、後に折り機で強制的に折り畳まれる、二点鎖線で表す横方向の折り線6には、何も施されなくても構わないが、既述の公知の折り手段が形成されていても構わない。
これら情報通信体シートS1に施される各種加工に関しては以後の実施例に使用される情報通信体シートにおいても同様である。
既述の構成の情報通信体シートS1は製造工程の最上流の用紙載せ台に載置され、最上面の情報通信体シートS1から順に、例えば一対或いは複数対のヒートローラからなるラミネータ等公知の被覆装置へ送り込まれ、図4(A)及び(B)に斜線で示すように表裏面の全面に疑似接着フィルムシートGが被覆される。
なお前記疑似接着フィルムシートGの被覆は、情報通信体シートS1の表裏面全面に被覆される。そのため両面ラミネータ等により情報通信体シートより大きめにはみ出す状態で疑似接着フィルムシートGを被覆し、その後に周囲の余白部分を化粧断ちすればよいため、スポット的に被覆する場合に比べると作業に極端な精度を要することがない。
また受取人の開封動作を補助するために、開封側縁辺から疑似接着フィルムシートGを控えて被覆することにより非接着域を設ける等の開封補助手段を講じることができるが、本実施例では折り畳み後開封縁辺に段差が生じるようにして、前記段差を剥離の端緒として剥離展開する。勿論前記非接着域と段差を共に利用しても構わない。この点に関しては後述する実施例においても同様である。
前記の通り疑似接着フィルムシートGが被覆された情報通信体シートS1は、例えば周囲の不要な余白部分を切除した後に(切除する時期に関しては格別な制限はなく、例えば段階的に任意の余白部分を切除しても構わない)図5(A)、(B)及び(C)に示すように、縦方向の折り線5から第二葉片と第一葉片1の裏面側及び第四葉片4と第三葉片3の裏面側が対向するように二つ折りに折り畳まれる。
そして次に図5(A)における横方向の折り線6から第一葉片1と第三葉片3に被覆されている疑似接着フィルムシートG同士が対向するよう、図2(A)に示す状態に二つ折りに折り畳まれる。なおこの二つ折りに折り畳む時点で情報通信体シートS1は単体のシートに切り出されていることが好ましいが、後述する接着工程後に切り出しても構わない。この点に関しては後述する実施例においても同様である。
そして次に、例えば加圧ローラ等による加圧装置、或いはヒートローラやヒータパネルと加圧ローラの組み合わせからなる加熱・加圧装置等による接着工程により、対向する疑似接着フィルムシートG同士が接着され、折り畳まれた情報通信体シートS1全体が剥離可能に接着一体化される。このようにして折り畳み情報通信体J1は製造される。
なお、既述の加工工程は専用ラインにより用紙の積載から最終の接着工程までを自動的にオンラインで行っても構わないが、例えば個別の各専用加工装置を使用して、それぞれの加工工程(被覆工程、切除工程、折り工程、接着工程等)をオフラインで行っても構わない。この点に関しては後述する実施例においても同様である。
[折り畳み情報通信体J2]
本実施例の折り畳み情報通信体J2は図6(A)、(B)及び図7(A)、(B)に記載されるものであるが、その構成は断面図である図7(A)に示すように、上から第一葉片11、第二葉片12、第三葉片13、第六葉片16、第五葉片15及び第四葉片14の順に重ね合わされている。そして縦方向の折り線17及び18(折りミシンが形成されている)を介して連接されている各葉片の表裏面が、疑似接着フィルムシートGにより被覆されており、各葉片同士は対向面間に介在する疑似接着フィルムシートGにより剥離可能に接着されて一体化している。
既述の構成の折り畳み情報通信体J2の受取人は、例えば図6(A)及び図7(B)に示す上側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、剥離可能に一体化している第三葉片13及び第六葉片16を剥離する。前記剥離動作により折り畳み情報通信体J2は図10(A)、(B)及び(C)に示すように、第一葉片11、第二葉片12及び第三葉片13と第四葉片14、第五葉片15及び第六葉片16が断面Z字状に折り畳まれた状態に展開される。
さらに受取人は図10(A)、(B)及び(C)に示すように、各葉片の左側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、第一葉片11及び第二葉片12と第四葉片14及び第五葉片15を剥離した後に、第二葉片12と第三葉片13及び第五葉片15及び第六葉片16を剥離して、最終的に図9(A)及び(B)に示す当初の平面状態に展開する。そうすることにより内部に記載されている各種情報を透明或いは半透明の疑似接着フィルムシートGを透して確認することができるのである。なお図9(A)及び(B)に記載されている斜線部分は疑似接着フィルムシートGが被覆されている領域を示す。
そして受取人は、図5(A)、(B)及び(C)に示す第一葉片1及び第三葉片3の右側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、二つ折りに折り畳まれた情報通信体シートSを大きく開いて、図4(A)及び(B)に示す当初の平面状態に展開して、内部に記載されている各種情報を透明或いは半透明の疑似接着フィルムシートGを透して確認することができる。なお図4(A)及び(B)に記載されている斜線部分は疑似接着フィルムシートGが被覆されている領域を示す。
[折り畳み情報通信体J2の製造方法]
本実施例の折り畳み情報通信体J2の製造方法に使用される情報通信体シートS2は図8(A)及び(B)に示すように、横幅の関係が第一葉片11>第二葉片12=第三葉片13の3葉片が縦方向の折り線17及び18を介して横方向に連接された単位シートt11と、同様に横幅の関係が第四葉片14(=第一葉片11)>第五葉片15(=第二葉片12)=第六葉片16(=第三葉片13)の3葉片が折り線17及び18を介して横方向に連接されると共に、縦幅の関係が単位シートt11<単位シートt12である二つの単位シートが、横方向の折り線19を介して第一葉片11と第四葉片14、第二葉片12と第五葉片15及び第三葉片13と第六葉片16が接するように上下に配置されている。
既述の構成の情報通信体シートS1は製造工程の最上流の用紙載せ台に載置され、最上面の情報通信体シートS1から順に、例えば一対或いは複数対のヒートローラからなるラミネータ等公知の被覆装置へ送り込まれ、図4(A)及び(B)に斜線で示すように表裏面の全面に疑似接着フィルムシートGが被覆される。
前記の通り疑似接着フィルムシートGが被覆された情報通信体シートS2は、例えば周囲の不要な余白部分を切除した後に(切除する時期に関しては格別な制限はなく、例えば段階的に任意の余白部分を切除しても構わない)図10(A)、(B)及び(C)に示すように、縦方向の折り線17及び18から第一葉片11、第二葉片12及び第三葉片13と第四葉片14、第五葉片15及び第六葉片16が断面Z字状に折り畳まれる。
そして次に図10(A)における横方向の折り線19から第一葉片11と第四葉片14が対向するよう、図7(A)に示す状態に二つ折りに折り畳まれる。なおこの二つ折りに折り畳む時点で情報通信体シートS2は単体のシートに切り出されていることが好ましいが、後述する接着工程後に切り出しても構わない。
そして次に、例えば加圧ローラ等による加圧装置、或いはヒートローラやヒータパネルと加圧ローラの組み合わせからなる加熱・加圧装置等による接着工程により、対向する疑似接着フィルムシートG同士が接着され、折り畳まれた情報通信体シートS2全体が剥離可能に接着一体化される。このようにして折り畳み情報通信体J2は製造される。
[折り畳み情報通信体J3]
本実施例の折り畳み情報通信体J3は図11(A)、(B)及び図12(A)、(B)に記載されるものであるが、その構成は断面図である図12(A)に示すように、上から第一葉片21、第二葉片22、第三葉片23、第六葉片26、第五葉片25、第四葉片24、第七葉片27、第八葉片28及び第九葉へ29の順に重ね合わされている。そして縦方向の折り線30及び31(折りミシンが形成されている)を介して連接されている各葉片の表裏面が、疑似接着フィルムシートGにより被覆されており、各葉片同士は対向面間に介在する疑似接着フィルムシートGにより剥離可能に接着されて一体化している。
既述の構成の折り畳み情報通信体J3の受取人は、例えば図11(A)及び図12(B)に示す上側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、剥離可能に一体化している第三葉片23及び第六葉片26を剥離する。さらに第四葉片24と第七葉片27を剥離して図15(A)(B)及び(C)に示すように、各単位シートt21、t22及びt23が断面Z字状に折り畳まれた状態で横方向の折り線32及び33で縦方向に連接された状態に展開される。
さらに受取人は図15(A)、(B)及び(C)に示すように、各葉片の左側縁辺に沿って形成されている段差を利用して、第一葉片21及び第二葉片22、第四葉片24及び第五葉片25及び第七葉片27と第八葉片28を剥離した後に、第二葉片22と第三葉片23、第五葉片25及び第六葉片26及び第八葉片28と第九葉片29を剥離して、最終的に図14(A)及び(B)に示す当初の平面状態に展開する。そうすることにより内部に記載されている各種情報を透明或いは半透明の疑似接着フィルムシートGを透して確認することができるのである。なお図14(A)及び(B)に記載されている斜線部分は疑似接着フィルムシートGが被覆されている領域を示す。
[折り畳み情報通信体J3の製造方法]
本実施例の折り畳み情報通信体J3の製造方法に使用される情報通信体シートS3は図13(A)及び(B)に示すように、横幅の関係が第一葉片21>第二葉片22=第三葉片23の3葉片が縦方向の折り線30及び31を介して横方向に連接された単位シートt21と、同様に横幅の関係が第四葉片24(=第一葉片21)>第五葉片25(=第二葉片22)=第六葉片26(=第三葉片23)のt22及び第七葉片27(=第一葉片21=第四葉片24)>第八葉片28(=第二葉片22=第五葉片25)=第九葉片29(=第三葉片23=第六葉片26)のt23の各々の単位シートの3葉片が折り線30及び31を介して横方向に連接されると共に、縦幅の関係が単位シートt21<単位シートt22=t23である三つの単位シートが横方向の折り線32及び33を介して、第一葉片21と第四葉片24及び第七葉片27、第二葉片22と第五葉片25及び第八葉片28、第三葉片23と第六葉片26及び第九葉片29が接するように上下に配置されている。
既述の構成の情報通信体シートS3は製造工程の最上流の用紙載せ台に載置され、最上面の情報通信体シートS3から順に、例えば一対或いは複数対のヒートローラからなるラミネータ等公知の被覆装置へ送り込まれ、図14(A)及び(B)に斜線で示すように表裏面の全面に疑似接着フィルムシートGが被覆される。
前記の通り疑似接着フィルムシートGが被覆された情報通信体シートS3は、例えば周囲の不要な余白部分を切除した後に(切除する時期に関しては格別な制限はなく、例えば段階的に任意の余白部分を切除しても構わない)図15(A)、(B)及び(C)に示すように、縦方向の折り線30及び31からそれぞれの単位シートを構成する葉片が断面Z字状に重なるように折り畳まれる。
そして次に図15(A)における横方向の折り線32及び33から図16に矢印で示すように、第三葉片23と第六葉片26及び第四葉片24と第七葉片27が対向するよう図12(A)に示す状態に折り畳まれる。なおこの状態に折り畳む時点で情報通信体シートS2は単体のシートに切り出されていることが好ましいが、後述する接着工程後に切り出しても構わない。
そして次に、例えば加圧ローラ等による加圧装置、或いはヒートローラやヒータパネルと加圧ローラの組み合わせからなる加熱・加圧装置等による接着工程により、対向する疑似接着フィルムシートG同士が接着され、折り畳まれた情報通信体シートS3全体が剥離可能に接着一体化される。このようにして折り畳み情報通信体J3は製造される。
なお本発明は上記実施例に限られるものではない。
例えば葉片の数に制限はない。横方向に複数片連接された単位シートが縦方向に複数連接された情報通信体シートを、折り畳み後任意の縁辺に段差が生じるように折り畳めばよいのである。当初段差を剥離の端緒として一旦開封すると、仮に同じ縦横幅の葉片同士が接着していても他の葉片が連接しているためその後の展開で必然的に段差が生じる。
また折り畳みの態様にも制限はなく、蛇腹折り、巻き折り、観音開き折り或いはそれらの複合折りを採用することができる。
J1、J2、J3 折り畳み情報通信体
S1、S2、S3 情報通信体シート
t1、t2、t11,12、t21、t22、t23 単位シート
G 疑似接着フィルムシート
1、2、3、4、11、12、13、14、15、16、21、22、23、24、25、26、27、28、29 葉片
5、6、17、18、19、30、31、32、33 折り線

Claims (4)

  1. 複数の葉片が縦方向の折り線を介して横方向に連接された第一の単位シートと、前記第一の単位シートと同じ葉片構成の複数の単位シートが横方向の折り線を介して上下に配置されると共に前記単位シートの表裏面全面に疑似接着媒体を形成した情報通信体シートを縦横に折り畳み、対向面間を剥離可能に接着したことを特徴とした折り畳み情報通信体。
  2. 折り畳み情報通信体シートを構成する少なくとも1組の単位シートの葉片の縦幅、又は上下に配置される縦方向の葉片列の横幅が他の単位シートの縦幅又は葉片列の横幅と異なり、折り畳み後に任意の縁辺の端面が一致せず段差を形成することを特徴とした請求項1に記載の折り畳み情報通信体。
  3. 複数の葉片が縦方向の折り線を介して横方向に連接された第一の単位シートと、前記第一の単位シートと同じ葉片構成の複数の単位シートが横方向の折り線を介して上下に配置され折り畳み情報通信体シートが印刷された連続シート或いは枚葉シートを繰り出すシートの繰り出し工程と、
    繰り出された折り畳み情報通信体シートの表裏面全面に疑似接着予定面に疑似接着媒体を形成する疑似接着媒体の形成工程と、
    疑似接着媒体が形成された折り畳み情報通信体シートを縦方向の折り線から折り畳む第一の折り畳み工程と、
    前記縦方向の折り線から折り畳まれた折り畳み情報通信体シートを単体の折り畳み情報通信体シートに切り出す切除工程と、
    前記切除された折り畳み情報通信体シートを横方向の折り線から折り畳む第二の折り畳み工程と、
    前記第二の折り畳み工程で折り畳まれた折り畳み情報通信体シートの対向する疑似接着媒体同士を剥離可能に接着する接着工程とからなることを特徴と折り畳み情報通信体の製造方法。
  4. 折り畳み情報通信体シートを構成する少なくとも1組の単位シートの葉片の縦幅、又は上下に配置される縦方向の葉片列の横幅が他の単位シートの縦幅又は葉片列の横幅と異なり、折り畳み後に任意の縁辺の端面が一致せず段差を形成することを特徴とした請求項3に記載の折り畳み情報通信体の製造方法。
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