JP2021184177A - 順番待ちの案内予定時間管理システム、案内予定時間管理プログラム及び案内予定時間管理方法 - Google Patents

順番待ちの案内予定時間管理システム、案内予定時間管理プログラム及び案内予定時間管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空席の管理を好適に行うことができる新規な技術を提供すること。【解決手段】案内予定時間管理システムであって、利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測手段と、満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、順番待ちの案内予定時間管理システム、案内予定時間管理プログラム及び案内予定時間管理方法に関する。
施設での顧客の案内においては、各席の状態や席ごとの利用予定等の管理が肝要である。従来から、施設内の席の状態を管理し、空席となる時刻を予測する技術が知られている。
例えば特許文献1には、店外で空席を待つ顧客に対して適切なタイミングで報知を行うために、使用中の席が空席になる時機を予測し、予測に基づいて時機情報を報知する待機時間管理装置が記載されている。
また、特許文献2には、席ごとのオーダー内容に応じて空席予想時刻を算出し、予約された時間と空席予想時刻とを関連付けて記憶して、特定の席に対して順番待ちを呼び出す呼び出しシステムが記載されている。
特開2016−122355号公報 特開平11−242697号公報
特許文献1に記載の技術では、席の利用時間等に応じて空席になる時機の予測を行うが、空席になる時機の予測は順番待ちにおける待ち時間には反映されず、待ち時間の案内については精度が落ちるという課題があった。
また特許文献2に記載の技術では、オーダー内容に応じて空席予想時刻が変動するため、着席直後の空席予想時刻が不正確であったり、オーダー前には空席時刻が予想できず、予約と重複しない範囲での案内を好適に行うことが難しかったりするという課題があった。
以上のような状況に鑑み、本発明は、上記のような課題のうち少なくとも1つを解決し、空席の管理を好適に行うことができる新規な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測手段と、満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定手段と、を備える。
このような構成とすることで、標準滞在時間に基づく席ごとの空席予測時刻をもとに、順番待ちの案内予定時間を決定できる。これにより、施設の状況に即した案内予定時間の決定が可能となり、正確性が向上する。また、順番が先の組から順に案内予定時間を決定することで、席が空く順番に従って案内予定時間を決定でき、順番待ちの顧客が多い場合であっても、誤差の少ない案内予定時間を決定できる。
本発明の好ましい形態では、空席を待つための順番待ちを受け付ける、順番待ち受付手段と、事前に入店時刻を指定した予約を受け付けて、席を使用予定の時間帯における、席を特定した予約枠を生成する予約受付手段と、前記順番待ちに対して、案内時に利用可能な席を対応付ける割当手段と、を更に備える。
このような構成とすることで、順番待ちと予約の両方を受け付け、好適に管理することができる。
本発明の好ましい形態では、前記割当手段は、対象の席において、現在時刻から前記標準滞在時間の経過時までの間に前記予約枠が存在しない場合に、前記順番待ちに当該席を対応付ける。
このような構成とすることで、予約と重複しない範囲で順番待ちを席に対応付けることができ、予約と順番待ちの両方を組み合わせた案内が可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記予約受付手段は、人数の指定を含む前記予約を受け付け、前記予約枠の長さは、前記予約の人数又は予約メニューに基づいて決定される。
このような構成とすることで、より正確に予約枠を決定することができ、予約及び順番待ちの受付において、より正確な時間の案内が可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記順番待ち受付手段は、人数の指定を含む前記順番待ちを受け付け、前記割当手段は、事前に登録された席ごとの利用可能人数を取得し、対象の席に前記順番待ちにおける人数を収容可能な場合に、前記順番待ちに当該席を対応付ける。
このような構成とすることで、人数制限を踏まえて順番待ちを案内できる席を、順番待ちに対応付けることができる。
本発明の好ましい形態では、前記順番待ちにおける人数が席の前記利用可能人数以下であり、かつ、前記利用可能人数に応じて決定される下限人数を下回らない場合に、前記順番待ちは当該席に収容可能とみなされる。
このような構成とすることで、下限人数を設定することができ、例えば8人席に1人客を案内してしまい回転率を低下させてしまうような問題を解消できる。
本発明の好ましい形態では、前記割当手段は、事前に指定された時間帯においては、前記下限人数を減少させ、又は適用しない。
このような構成とすることで、例えば混雑しない時間帯には少ない人数でも広い席を利用可能なように変更するような柔軟な運用が可能となる。
本発明の好ましい形態では、人数の指定を含む前記順番待ちを受け付ける手段を備え、前記標準滞在時間は、前記順番待ちの人数に基づいて決定される。
このような構成とすることで、例えば大人数の場合には滞在時間が長くなり、少人数の場合には滞在時間が短い場合等に、より適切な標準滞在時間を適用することで、より誤差の少ない案内予定時間を決定できる。
本発明の好ましい形態では、前記順番待ちの受付を開始するための画面において前記案内予定時間を表示するために、前記案内予定時間を表示処理する表示手段を更に備え、前記表示手段は、前記順番待ちの最後尾に並んだ場合に、前記案内予定時間が最も早い条件における前記案内予定時間を表示処理する。
このような構成とすることで、顧客の人数が不明な受付前であっても目安となる案内予定時間を顧客に示すことができる。
本発明の好ましい形態では、前記案内予定時間決定手段は、前記順番待ちについて案内予定時間を決定すると、前記空席予測時刻を更新し、次の順番の前記順番待ちについて、更新された前記空席予測時刻に基づいて、前記案内予定時間を決定する。
このような構成とすることで、順番が前の順番待ちが案内された後の状況を反映した案内予定時間を決定できる。これにより、例えば席の数よりも多くの順番待ちがある場合にも、目安となる案内予定時間を決定できる。
本発明の好ましい形態では、前記標準滞在時間から特定される退席時刻を過ぎても、当該席を利用中の顧客が退席した旨の情報が入力されない場合に、通知を未送信の前記順番待ちのうち、先頭の前記順番待ちに対して通知を送信する手段を更に備える。
このような構成とすることで、案内が遅れる可能性がある場合に順番待ちを行う顧客にその旨を知らせることができ、顧客の不満軽減等の効果が期待される。
上記課題を解決するために、本発明は、利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測手段と、満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定手段と、としてコンピュータを機能させる。
上記課題を解決するために、本発明は、利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測ステップと、満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定ステップと、をコンピュータが実行する。
本発明によれば、空席の管理を好適に行うことができる新規な技術を提供することができる。
本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態においてデータベースDBが記憶する席情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態においてデータベースDBが記憶する順番待ち情報及び予約情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの案内予定時間算出処理のフローチャートである。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの新規順番待ち受付処理のフローチャートである。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの受付開始画面の表示例を示す図である。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの順番待ち受付画面の表示例を示す図である。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの受付内容確認画面の表示例を示す図である。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの管理画面の表示例を示す図である。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムの管理画面の表示例を示す図である。 本発明の実施形態における案内予定時間管理システムで順番待ちを割当不可能な席に割り当てようとした場合の注意画面の一例である。
以下、図面を用いて、本発明の案内予定時間管理システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では案内予定時間管理システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
本発明は、飲食店、美容院、アミューズメント施設、銀行、医療施設、役所を含む公的施設等、様々な施設において、空席の管理を行うために用いられる。本実施形態では、飲食店において空席管理を行う例を示すが、本発明を利用する施設はこれに限定されず、本発明は任意の業種、業態において利用され得る。
本実施形態では、案内予定時間管理システムが店舗内の席ごとに利用状況や利用予定を管理し、顧客の席への割り当てを支援する。特に本実施形態では、事前に入店時刻を指定した予約を受け付けるとともに、満席時等の順番待ちを受け付け、席の状態や利用予定、空席となる時刻の予測等によって、予約及び順番待ちの両方について好適な案内を支援する。
本発明において標準滞在時間とは、顧客の標準的な滞在時間を指す。本実施形態では、標準滞在時間を用いて順番待ちにより入店した顧客の滞在時間を想定し、それに基づいて空席予測時刻を算出する。例えば顧客の滞在時間を記録し、その平均値を標準滞在時間として用いてもよい。また、曜日や時間帯、顧客の人数によって平均的な滞在時間が異なる場合があるため、利用日時や顧客の人数などの条件ごとに異なる標準滞在時間が設定されてもよい。
ここで滞在時間の計算においては、顧客を席に案内したタイミングを始点としてもよいし、最初の注文を始点としてもよい。また滞在時間の終点としては、例えば顧客が会計処理を完了する時点とすることができる。その他、顧客へのサービス提供にかかる時間を計算するのに適した任意の時点を用いて、滞在時間を計算することができる。本実施形態では、最初の注文を受け付けた時点を滞在時間の始点とし、会計処理が完了した時点を滞在時間の終点とする。
本実施形態では、順番待ちが席に対応付けられると、滞在時間の始点から開始し、標準滞在時間の長さを持つ利用枠が当該席に対して設定される。即ち、利用枠とは、順番待ちにより入店した顧客が席を利用すると予測される時間帯を指す。
また予約に対しては予約枠が設定される。予約枠とは、当該予約をした顧客が席を利用する時間帯を示す。予約枠の開始時刻は顧客により指定され、予約枠の長さは、順番待ちにより入店した顧客と同様に標準滞在時間によって決定されてもよいし、予約時に指定された予約メニューに応じて決定されてもよい。また予約枠の長さを顧客が指定してもよい。
処理の詳細は後述するが、本実施形態では、予約の時間通りに案内を可能とし、順番待ち顧客に適切な案内予定時間を知らせるために、予約と順番待ちとが重複しないように管理される。
図1は、本実施形態の案内予定時間管理システムの機能ブロック図である。ここに示すように、本実施形態の案内予定時間管理システムは、空席管理装置1と、店頭で顧客からの入力を受け付ける受付端末2と、管理端末3と、がネットワークNWを介して通信可能に構成され、データベースDBが空席管理装置1と有線又は無線で接続される。なお、空席管理装置1、受付端末2、管理端末3及びデータベースDBがネットワークNWを介して通信可能に構成されていてもよい。
空席管理装置1としては、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、サーバ装置等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。
受付端末2及び管理端末3としては、それぞれ、演算装置、記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、タブレット型端末やPC(Personal Computer)等の任意のコンピュータ装置を利用することができる。また、専用のWEBページを利用するためのブラウザアプリケーションや専用のアプリケーションをインストールすることで、顧客や店員が利用するスマートフォン等の個人使用のコンピュータ装置が、受付端末2や管理端末3として機能してもよい。
ここで、1台のコンピュータ装置が受付端末2及び管理端末3の機能を兼ねていてもよい。例えば、店頭に設置された端末装置が、顧客から順番待ちや予約の為の入力を受け付ける受付端末2として機能するとともに、店員モードに切り換えることで同一のコンピュータ装置が管理端末3としても機能するようにしてもよい。また、受付端末2や管理端末3はそれぞれ複数存在していてもよい。
空席管理装置1は、順番待ち受付手段11と、予約受付手段12と、空席予測手段13と、案内予定時間決定手段14と、割当手段15と、集計手段16と、表示手段17と、を備える。
順番待ち受付手段11は、人数の指定を含む順番待ちを受け付ける。本実施形態の順番待ち受付手段11は、人数の指定に加えて、希望する席の条件や連絡先の情報等も受け付けて、順番待ち情報としてデータベースDBに格納する。
予約受付手段12は、入店時刻を指定した予約を受け付けて、席を使用予定の時間帯における、席を特定した予約枠を生成する。本実施形態では、受付端末2を介して顧客によって入力された予約情報がデータベースDBに登録され、その後予約内容を確認した店員が席を指定する入力を行うことで、予約受付手段12が席を特定した予約枠を生成する。また、電話等で店員が予約の希望を聞き、管理端末3を介して、店員が人数や席の条件、席の指定等を入力することで、予約受付手段12が予約情報をデータベースDBに登録し、予約枠を生成してもよい。
空席予測手段13は、利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する。本実施形態では、順番待ちにより入店した顧客が利用中の席については、席の割当時(案内時)又は初回の注文時に、標準滞在時間に基づく空席予測時刻が算出される。また予約により入店した顧客が利用中の席については、事前に設定された予約枠に基づいて空席予測時刻が算出される。なお、順番待ちによる入店であっても予約による入店であっても、空席予測手段13が標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出してもよい。
具体的には、例えば入店や初回の注文の時点(滞在時間の始点)から、標準滞在時間が経過した時に席が空くものとして、滞在時間の始点の時刻に標準滞在時間を足した時刻を空席予測時刻としてもよい。また、通常は顧客が退席した後に席の片付け等の準備が必要であることから、滞在時間の始点の時刻に標準滞在時間を足した時刻から、所定の時間が経過した時刻を空席予測時刻としてもよい。予約枠に基づく空席予測時刻の算出も同様の方法で行うことができる。
案内予定時間決定手段14は、顧客を収容可能な席の空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する。例えば、順番待ちの先頭に並んだ組が4人組である場合には、空席予測時刻に基づいて4人を収容可能な席の中から最も早く空席になる席を特定し、案内予定時間を決定する。
より詳細には、例えば、最も早く空席になる席の空席予測時刻が12時12分であった場合、案内予定時間決定手段14は、空席予測時刻の1の位を切り捨てた時刻からの10分間として、案内予定時間を12時10分〜12時20分等としてもよい。このように、空席予測時刻の前後を含む、幅を持った時間帯を案内予定時間として決定することが好ましい。
ここで、2番目以降の順番待ちにおける案内予定時間算出の際には、自身より前の順番待ちが、その案内予定時間に対象の席に着席したものとして、更新された空席予測時刻が用いられる。例えばA席が5分後に空席になり、先頭の順番待ちが10分後にA席に着席することを想定すると、2番目以降の順番待ちの案内予定時間算出においては、現在から10分後の時刻に、更に標準滞在時間を足した時刻を、A席の空席予測時間をとして用いればよい。
ここで、本発明において「順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する」とは、単に、順番が先の組(順番待ち)について案内予定時間が決定された後に、次の順番の組の案内予定時間が決定されることを意味する。即ち、先頭から最後尾までの案内予定時間の算出処理が連続して行われる必要はなく、例えば受付時にその都度、新たに受け付けた組の案内予定時間を決定することにより、順番が先の組から順に案内予定時間が決定されてもよい。
割当手段15は、順番待ちに対して、案内時に利用可能な席を対応付ける。本実施形態では、席が利用可能になった際に、店員が顧客を席に案内し、管理端末3を介して順番待ちを席に対応付けるための入力を行う。割当手段15は、管理端末3を介して店員からの入力を受け付け、対象の順番待ちに、指定された席を対応付ける。
ここで、本実施形態では、事前に席ごとの利用可能人数及び下限人数が、席情報としてデータベースDBに登録される。例えば、混雑時においては6人着席可能な席に2名の組を案内することは、回転率の観点から好ましくない。従って、本実施形態の割当手段15は、順番待ちにおける人数が席の利用可能人数以下であり、かつ、下限人数を下回らない場合に、順番待ちを席に対応付ける。
集計手段16は、席の数や状態、収容人数、利用中の人数等を集計する。具体的には、例えば席の合計数や、全ての席に収容できる最大人数、利用中の席の数、利用中の合計人数、席ごとの人数等を、席情報や順番待ち情報、予約情報に基づいて計算する。
表示手段17は、受付端末2や管理端末3において各種の画面を表示するために、案内予定時間やその他の各種の情報を表示処理して処理結果を送信する。本実施形態の表示手段17は、例えば、集計手段16による計算結果や席情報、順番待ち情報及び予約情報を表示処理して管理端末3に送信し、管理端末3において後述の管理画面が表示される。ここで、順番待ちの受付を開始するための画面の表示に際しては、その時点で順番待ちの最後尾に並んだ場合に最も早く入店できる条件における案内予定時間を、表示手段17が表示処理することが好ましい。
なお、これらの手段の全てを1台のコンピュータ装置が備えている必要はなく、複数のコンピュータ装置が協働することによって本実施形態の空席管理装置1として機能してもよい。また、受付端末2や管理端末3が上述の手段の一部又は全部を備える構成としてもよい。
図2は、データベースDBが記憶する席情報のうち、席マスタ情報の一例を示す図である。本実施形態では、データベースDBが、席No.、利用可能人数、下限人数(収容人数の下限値)席条件、等を席マスタ情報として記憶する。またこの他にも任意の情報を更に記憶していてもよい。
更に、図示しないが、図2に示す席マスタ情報とは別に、本実施形態では席に関するトランザクション情報を席情報として更に記憶する。トランザクション情報としては、席No.等により席マスタ情報と紐づいた、席の利用中人数、利用中顧客の順番待ちID又は予約ID、利用開始時刻、案内時刻、空席予測時刻等の情報が記録される。このようなトランザクション情報は、何れかの情報に変更があるたびにデータベースDBに記録される。
順番待ちID又は予約IDによって、利用中の顧客が入力した、希望の席条件や利用人数、連絡先等の情報が特定される。トランザクション情報における利用中人数は、順番待ちID又は予約IDによって特定される順番待ち情報又は予約情報から特定されてもよい。これにより、最新のトランザクション情報を参照することで、各席の利用中人数や利用中の順番待ち又は予約等、席の状況を特定することができる。
ここで本実施形態では、利用開始時刻として最初の注文の時刻が記憶され、これを滞在時間の始点の時刻として用いる。また、利用開始時刻とは別に、顧客を席に案内した案内時刻が、順番待ち情報又は予約情報によって特定される。
図3は、データベースDBが記憶する順番待ち情報及び予約情報の一例を示す図である。本実施形態では、順番待ち情報として、順番待ちID、顧客の呼出に用いられる整理番号、人数、希望する席条件、ステータス、案内時刻及び最初の注文(FO)の時刻の記録等が記憶される。またこの他、順番待ちを行う顧客の電話番号等の連絡先や、事前に登録されるユーザ情報と紐づけるためのユーザID等が記憶される。順番待ち情報は、受付端末2を介して入力された情報に基づき、順番待ち受付手段11によって登録される。
また予約情報として、予約ID、顧客の呼出に用いられる整理番号、人数、希望する席条件、入店時刻を指定する予約時刻、対応付けられた席の席No.等の情報が記憶される。この他にも、順番待ち情報と同様に、ステータスや案内時刻及び最初の注文の時刻の記録、顧客の連絡先やユーザID等をデータベースDBが記憶してもよい。予約情報は、受付端末2又は管理端末3を介して入力された情報に基づき、予約受付手段12によって登録される。
順番待ち情報及び予約情報としては、この他にも様々な情報を記録してよい。例えば本実施形態では、順番待ち又は予約をした顧客が店舗に到着した場合に、顧客がその旨を入力するチェックインを行う。従って、図3においては図示しないが、本実施形態ではチェックインの有無やチェックイン時刻を順番待ち情報及び予約情報として、それぞれ記憶する。
図4は、案内予定時間決定手段14による案内予定時間算出処理のフローチャートである。本実施形態では、このような処理を、空席発生、顧客案内、新規予約又は順番待ち受付、等の任意のタイミングで実行する。また、図4に示す処理が所定の間隔で繰り返し実行されてもよい。これにより、顧客の実際の滞在時間が標準滞在時間と異なったこと等により、後述の予約や順番待ちの受付時に算出した案内予定時間がずれた場合でも、状況に応じて適切な案内予定時間に更新することができる。なお、案内予定時間の算出は順番が先の組から順に行われ、処理開始時点では先頭の順番待ちが案内予定時間の算出対象となる。
まずステップS11では、案内予定時間決定手段14が、案内予定時間算出対象の順番待ち情報から、人数を取得する。そしてステップS12において、ステップS11で取得した人数と、各席の席情報における利用可能人数及び下限人数と、に基づいて順番待ちを収容可能な席を抽出する。
より具体的には、利用可能人数が順番待ちの人数以上であり、かつ、下限人数が順番待ちの人数以下の席を抽出する。ここで、時間帯や空席状況、予約及び順番待ちの状況等によって、下限人数の適用を決定してもよい。例えば、あまり混雑しない時間帯には下限値を適用せず、利用人数が順番待ちの人数以上であれば、順番待ちを席に収容可能であるとみなしてもよい。また、下限値を時間帯によって変動させてもよい。
ここで、順番待ちの利用枠が、予約枠に重複しないことを更に条件とすることが好ましい。例えば空席予測時刻が最も早い席において、空席予測時刻から、空席予測時刻に標準滞在時間を足した時刻までの範囲に予約枠が存在する場合、予約枠の当該席に順番待ち顧客を案内することはできない。従って、本実施形態では、案内予定時間の算出において、案内予定時間決定手段14は予約枠との重複がないことを条件として、対象の席を抽出する。なお、空席予測時刻に標準滞在時間を足した時刻までの範囲が予約枠と重複する場合には、当該席の空席予測時刻を予約枠の終了時刻に更新するようにしてもよい。
次にステップS13で、案内予定時間決定手段14が、ステップS12において抽出された席の中から、空席予測時刻が最も早い席を特定する。そしてステップS14では、当該席の空席予測時刻に基づき、順番待ちの案内予定時間を算出する。例えば、空席予測時刻の1の位を切り捨てた時刻からの10分間とする方法等が想定される。また、席の準備の時間を考慮し、更に所定時間を足した時間帯を案内予定時間としてもよい。このように、空席予測時刻の前後を含む、幅を持った時間帯を案内予定時間として決定することが好ましい。決定された案内予定時間に基づいて、順番待ち情報の案内予定時間が更新される。
ステップS15では、ステップS13で特定された席の空席予測時刻を更新する。例えば、ステップS13の時点で空席予測時刻が最も早い席に先頭の順番待ちを案内することを想定すると、2番目の順番待ちにはその席を案内することができない。従って、ここではステップS13で特定された席の更新前の空席予測時刻に、標準滞在時間を足した時刻(先頭の順番待ちが案内され、その後退席する時刻の予測)をもとに、当該席の空席予測時刻を更新する。具体的には、例えば、更新前の空席予測時刻に標準滞在時間を足した時刻を新たな空席予測時刻としてもよいし、更に席の片付けや準備に必要となる時間を考慮して、所定の時間を足した時刻を新たな空席予測時刻としてもよい。
このようにして順番待ちに対する案内予定時間の算出及び空席予測時刻の更新が完了すると、ステップS16で、案内予定時間決定手段14が後続の順番待ちの有無を確認する。後続の順番待ちがある場合には、ステップS17で算出対象を次の順番待ちに変更して、ステップS11〜ステップS15を繰り返す。そして後続の順番待ちがなくなると処理を終了する。
このように、席の空席予測時刻に基づいて、順番待ちの先頭から順に案内予定時間を決定することにより、施設内の状況を反映した詳細な案内予定時間の提示が可能となり、案内予定時間の正確性向上の効果が期待できる。なお、後述の新規予約又は順番待ちの受付時以外に、図4のような案内予定時間の算出を行うことは必須ではない。即ち、案内予定時間決定手段14が、新規予約又は順番待ちの受付時にのみ、その時点の空席予測時刻に基づいて案内予定時間を算出し、その後、受付済の順番待ちの案内予定時間は更新されない構成としてもよい。
図5は、順番待ち受付手段11が新規順番待ちの入力を受け付ける際の、処理フローチャートである。前述の通り登録済みの順番待ちに対しては、任意のタイミングで図4の処理が繰り返し実行され、図5の処理開始時点では、最新のトランザクション情報において登録済みの順番待ちを考慮した席ごとの空席予測時刻が記憶されている。
ここで図5の処理は、図6に示すような受付開始画面を介して順番待ちの受付を開始するための入力が受け付けられた場合に開始する。受付開始画面においては、表示手段17が案内予定時間を表示処理した結果として、「最短ご案内予定時間」が表示される。ここで、最短の案内予定時間の算出においては、登録済みの順番待ちを考慮した空席予測時刻が記憶されている状態で、新規の順番待ちを算出対象として、案内予定時間決定手段14が図4の処理におけるステップS12〜ステップS14のみを実行することにより、これから順番待ちをする場合の最短の案内予定時間を決定することができる。なお、ここでは順番待ちの人数が不明であるため、ステップS12の実行においては、人数の条件は考慮せず、予約枠との重複がないことを条件として順番待ちを収容可能な席を抽出する。
新規順番待ちの受付においては、まずステップS21で順番待ちの人数の入力を受け付ける。そしてステップS22で、図4のステップS12と同様にして順番待ちを収容可能な席を抽出し、ステップS23で空席予測時刻が最も早い席を特定する。図7(a)は、ステップS21において人数の入力を受け付けるための画面の一例である。
ステップS24では、案内予定時間決定手段14が、図4のステップS14と同様にして、案内予定時間を算出する。そしてステップS25では表示手段17が人数を考慮した案内予定時間を表示処理し、受付端末2において図7(b)に示すような確認画面が表示される。順番待ちをしようとする顧客は、ここで人数を考慮した案内予定時間を確認し、順番待ちを続けるか否かを選択することができる。
確認画面において「次へ」が選択されると、順番待ちの受付が続行され、ステップS26で順番待ち受付手段11がその他の順番待ち情報の入力を受け付ける。本実施形態では、禁煙又は喫煙、カウンターやテーブル等の席条件と、顧客の連絡先の電話番号と、の入力が受け付けられる。
入力が完了すると、入力された情報を表示手段17が表示処理し、図8(a)のような受付内容確認画面が表示される。ここで「決定」が選択されると、ステップS27で順番待ち受付手段11がデータベースDBに順番待ち情報を格納し、処理を終了する。
ここで、顧客は図7(b)の確認画面において順番待ちの場合の案内予定時間を確認し、順番待ちの受付を中断して予約を行うこともできる。本実施形態では、表示された案内予定時間を顧客が選択することで予約受付手段12によって予約を行うための入力が受け付けられ、予約可能な時間帯の候補が表示される。
ここで表示される予約可能な時間帯としては、事前に設定された範囲によって決定されてもよいし、登録済みの順番待ちを考慮した各席の空席予測時刻に基づいて、順番待ちの利用枠と予約枠とが重複しない範囲で決定されてもよい。この場合には、ここでも収容可能な席に絞って予約可能な時間帯を特定することが好ましい。
時間帯が選択されると、順番待ちの受付と同様にして禁煙又は喫煙、カウンターやテーブル等の席条件と、顧客の連絡先の電話番号と、の入力が受け付けられる。そして全ての入力が完了すると、入力された情報を表示手段17が表示処理し、図8(b)のような受付内容確認画面が表示される。ここで「決定」が選択されると、予約受付手段12がデータベースDBに予約情報を格納し、処理を終了する。
なお、以上の説明では顧客が個別の席を指定しない場合の処理を示したが、本実施形態では、設定の変更により、順番待ち受付手段11及び予約受付手段12が、顧客による席の指定を受け付ける。この場合には、順番待ち及び予約の両方において、席条件の入力は受け付けなくてもよい。即ち、本実施形態では、禁煙又は喫煙、カウンター又はテーブル等の席の条件を受け付ける代わりに、特定の席を指定できるように設定可能である。
顧客による席の指定を受け付ける場合、ステップS21において更に席の選択を受け付ける。そしてステップS22及びステップS23を省略して、ステップS24では選択された席における空席予測時刻に基づいて案内予定時間を算出する。またステップS26における席条件の入力は行われない。
以上のように順番待ちが受け付けられると、顧客は自由に移動することができ、案内予定時間を目安に施設を訪れる。ここで、受付時に図5のステップS25で表示した案内予定時間が変更になった場合には、その旨を顧客に通知することが好ましい。
例えば本実施形態では、順番待ちの組が利用する予定の席において、現在利用中の客が標準滞在時間から特定される退席時刻を過ぎても退席しない場合には、順番待ち情報により特定される顧客の連絡先に基づいて、案内が遅れる可能性がある旨を通知する。ここで本実施形態では、当該席の退席時刻が延びたことによる遅れの影響を受ける順番待ち、即ち、同様の通知を未送信の順番待ちのうち、先頭の順番待ちを対象として通知を行う。具体的には、例えば「お時間が近づいておりましたが混雑が続いているためご案内予定時間が遅れる可能性がございます」等のメッセージを、メールやSMS、その他SNS等のメッセージ機能を利用して送信すればよい。通知のタイミングは任意に決定されるが、例えば、利用中顧客の標準滞在時間の終了時刻や、当初の案内予定時間から、所定時間が経過したタイミング等が想定される。
また、図4の処理により案内予定時間が更新され、受付時に図5のステップS25で表示した案内予定時間から変更された場合にも、その旨を通知することが好ましい。例えば、受付時に表示した案内予定時間から所定時間、例えば10分以上変動がある場合に、更新後の案内予定時間を通知してもよい。また、その後さらに案内予定時間が更新され、所定時間以上の変動が生じた場合には、再度通知が行われてもよい。その他、頻繁に通知が送信されることを避けるために、順番待ちの先頭から所定数の組や、案内予定時間までの時間が所定以内の組にのみ、案内予定時間の変動を通知してもよい。
次に、図9及び図10を用いて、管理端末3における管理画面や順番待ちに対する席の割当について説明する。図9は、管理画面W1の一例を示す図である。管理画面W1は、横軸に時間帯を表示する時間帯表示部TTと、席を特定する縦軸の席表示部W13と、を含む席ごとの利用予定表を表示する。なお、図9、10においては時間帯表示部TTが10分単位で時間軸を表示しているが、設定により15分単位や30分単位等、任意に変更を受け付ける。
利用予定表には、現在時刻PTが時間軸における現在の時刻の位置に表示されている。また、席表示部W13においては、席番号の他、利用可能人数と、現在利用中の人数と、が表示される。例えば図9の例では、No.1の席については、左側に席No.の「1」が、右側下部に利用可能人数の「4」が、右側上部に現在利用中の人数の「2」が、それぞれ表示されている。他の席についても同様である。
席表示部W13の上部には席合計W11が表示され、席合計W11は、席の合計数と、現在利用中の席の数と、全ての席における利用可能人数の合計数と、現在利用中の人数の合計数と、を表示する。また時間帯別席合計W12は、時間帯別に、席の合計数(下段)と、対象の時間帯に利用された席数(上段)と、を表示する。
席合計W11、時間帯別席合計W12及び席表示部W13は、集計手段16により席情報及びトランザクション情報を集計した値に基づいて表示される。
利用予定表においては、席ごとに利用枠及び予約枠が表示される。本実施形態では既に退席した利用の履歴についても表示するが、この場合には標準滞在時間に関わらず実際の利用時間を表示することが好ましい。
管理画面W1の右側には、順番待ちWLが表示される。この中から席を割り当てる順番待ちを選択し、希望の席を選択することにより、割当手段15が順番待ちに対する席の割り当てを行う。
ここで、本実施形態の割当手段15は、席の利用可能人数、下限人数、予約枠及び標準滞在時間を踏まえて割り当ての可否を決定する。例えば、2番目の順番待ち007は6名であるので、利用可能人数が2名のNo.8の席に割り当てることはできない。また、No.3の席は下限人数が6名であるため、仮に空席であっても1番目の2名の順番待ち006を割り当てることはできない。
また、割当手段15は、順番待ちの利用枠が、予約枠に重複しない場合に、席を利用可能であるとみなし、順番待ちに対する席の割当を許可する。例えば選択された席において、現在時刻から、現在時刻に標準滞在時間を足した時刻までの範囲に予約枠が存在する場合、予約枠の当該席に順番待ち顧客を案内することができないため、当該席に順番待ちを対応付けることはできない。
本実施形態では、順番待ちWLから特定の順番待ちを利用予定表にスライドする操作を受け付けることで、割当手段15が順番待ちと席との対応付けを行う。店員が順番待ち顧客を席に案内する際にこのような操作を行うことで、データベースDBに記憶された順番待ち及び席の状態が更新される。なお入力操作の種類は任意に変更が可能であり、例えば店員が順番待ちWLをタップした後に対応付け可能な席の選択肢を表示して席の選択を受け付ける等、順番待ち及び席の選択が可能な方法であれば、本実施形態の構成に限定されない。
図10は、順番待ち006をNo.8の席に対応付けた後の管理画面W1の表示例である。ここでは、利用予定表において新規案内顧客NCが新たな利用枠として表示される。ここで本実施形態では、順番待ちを席に対応付けた時刻、即ち案内時刻と、最初の注文(FO)を受け付けたFO時刻と、の両方を記録する。
図10では、No.8の席に案内した顧客がまだ最初の注文をしていない状態における管理画面W1の表示例を示している。このように本実施形態では、注文を受付済の利用枠と、まだ注文を受け付けていない利用枠と、予約枠と、がそれぞれ異なる形式で表示される。なお、案内済みの予約枠については利用枠と同様に表示してもよい。また、席に割当済みの利用枠又は予約枠について、案内時刻及び最初の注文の時刻の両方を利用予定表に表示してもよい。
図11は、収容不可能な席に順番待ちを割り当てようとした場合に表示される注意画面の一例を示す図である。人数制限がある場合と、重複する予約枠がある場合と、で表示内容を異ならせてもよい。また、ここで人数制限や重複する予約枠を無視して割り当てを行うための入力を受け付け、当該入力がある場合には割当手段15が人数及び重複する予約枠を無視して順番待ちを席に割り当ててもよい。
以上のように、本実施形態の空席管理装置1によれば、顧客の滞在時間を考慮して正確な案内予定時間を顧客に提示することができる。また、予約枠を考慮して案内予定時間の決定や席の割当を行うことで、予約及び順番待ちの両方を好適に管理することができる。
なお、本実施形態は本発明の実施の一例にすぎず、各種の処理の順序等は、趣旨を逸脱しない範囲で当業者が任意に変更することができる。例えば、本実施形態では最初の注文を受け付けたFO時刻を取得するが、注文に関する情報を受け付けない構成としてもよいし、設定により、注文情報との連携機能が有効な場合にのみ、注文情報を取得してもよい。
1 :空席管理装置
2 :受付端末
3 :管理端末
11 :受付手段
12 :予約受付手段
13 :空席予測手段
14 :案内予定時間決定手段
15 :割当手段
16 :集計手段
17 :表示手段
NW :ネットワーク
PT :現在時刻
TT :時間帯表示部
NC :新規案内顧客
W1 :管理画面
W11 :席合計
W12 :時間帯別席合計
W13 :席表示部

Claims (13)

  1. 利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測手段と、
    満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定手段と、を備える順番待ちの案内予定時間管理システム。
  2. 空席を待つための順番待ちを受け付ける、順番待ち受付手段と、
    事前に入店時刻を指定した予約を受け付けて、席を使用予定の時間帯における、席を特定した予約枠を生成する予約受付手段と、
    前記順番待ちに対して、案内時に利用可能な席を対応付ける割当手段と、を更に備える請求項1に記載の案内予定時間管理システム。
  3. 前記割当手段は、対象の席において、現在時刻から前記標準滞在時間の経過時までの間に前記予約枠が存在しない場合に、前記順番待ちに当該席を対応付ける、請求項2に記載の案内予定時間管理システム。
  4. 前記予約受付手段は、人数の指定を含む前記予約を受け付け、
    前記予約枠の長さは、前記予約の人数又は予約メニューに基づいて決定される、請求項2又は請求項3に記載の案内予定時間管理システム。
  5. 前記順番待ち受付手段は、人数の指定を含む前記順番待ちを受け付け、
    前記割当手段は、事前に登録された席ごとの利用可能人数を取得し、対象の席に前記順番待ちにおける人数を収容可能な場合に、前記順番待ちに当該席を対応付ける、請求項2〜4の何れかに記載の案内予定時間管理システム。
  6. 前記順番待ちにおける人数が席の前記利用可能人数以下であり、かつ、前記利用可能人数に応じて決定される下限人数を下回らない場合に、前記順番待ちは当該席に収容可能とみなされる、請求項5に記載の案内予定時間管理システム。
  7. 前記割当手段は、事前に指定された時間帯においては、前記下限人数を減少させ、又は適用しない、請求項6に記載の案内予定時間管理システム。
  8. 人数の指定を含む順番待ちを受け付ける手段を備え、
    前記標準滞在時間は、前記順番待ちの人数に基づいて決定される、請求項1〜7の何れかに記載の案内予定時間管理システム。
  9. 順番待ちの受付を開始するための画面において前記案内予定時間を表示するために、前記案内予定時間を表示処理する表示手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記順番待ちの最後尾に並んだ場合に、前記案内予定時間が最も早い条件における前記案内予定時間を表示処理する、請求項1〜8の何れかに記載の案内予定時間管理システム。
  10. 前記案内予定時間決定手段は、順番待ちについて前記案内予定時間を決定すると、前記空席予測時刻を更新し、次の順番の前記順番待ちについて、更新された前記空席予測時刻に基づいて、前記案内予定時間を決定する、請求項1〜9の何れかに記載の案内予定時間管理システム。
  11. 前記標準滞在時間から特定される退席時刻を過ぎても、当該席を利用中の顧客が退席した旨の情報が入力されない場合に、通知を未送信の順番待ちのうち、先頭の前記順番待ちに対して通知を送信する手段を更に備える、請求項1〜10の何れかに記載の案内予定時間管理システム。
  12. 利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測手段と、
    満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定手段と、としてコンピュータを機能させる順番待ちの案内予定時間管理プログラム。
  13. 利用中の各席について、顧客の標準滞在時間に基づいて空席予測時刻を算出する空席予測ステップと、
    満席時に、顧客を収容可能な席の前記空席予測時刻に基づいて、順番が先の組から順に、それぞれの組の案内予定時間を決定する案内予定時間決定ステップと、をコンピュータが実行する順番待ちの案内予定時間管理方法。
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