JP2021178659A - コンテナセット - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類のワークを搬送する際の搬送効率を向上することが望まれている。【解決手段】本開示の第1コンテナ10は、第1水平方向H1の長さが第2コンテナ40の第1水平方向H1の長さの3/2倍になっていて、第2水平方向H2の長さが第2コンテナ40の第2水平方向H2の長さと同一になっている。また、第1コンテナ10の段積嵌合部10Bには、第2水平方向H2に延びた第1受容溝35が、第1コンテナ10を第1水平方向H1で3等分する位置に2本配されている。第1受容溝35の幅は、2つ並んだ第2コンテナ40の1対の第1側壁43の上端部を受容可能な大きさになっている。【選択図】図1

Description

本開示は、少なくとも2種類のコンテナからなるコンテナセットに関する。
従来、複数の脚部と複数の溝部とを有し、コンテナ同士を180度旋回させて段積みするか、180度旋回させずに段積みするかによって、上段側のコンテナの脚部が下段側のコンテナの溝部に受容されるネスティング状態と、上段側のコンテナの脚部が下段側のコンテナの側壁の上面に当接するスタッキング状態とに変更可能なコンテナが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−016974号公報(図9及び図10参照)
上述した従来のコンテナはワークを収容して使用されるが、複数種類のワークを搬送する際の搬送効率を向上することが望まれている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、上面が開放した箱形をなしかつ外側面に複数の脚部を有すると共に内側面に複数の縦溝を有する第1と第2の少なくとも2種類のコンテナからなるコンテナセットであって、同種類のコンテナ同士を180度旋回させて段積みするか、180度旋回させずに段積みするかによって、上段側のコンテナの前記脚部が下段側のコンテナの前記縦溝に受容されるネスティング状態と、上段側のコンテナの前記脚部が下段側のコンテナの側壁の上面に当接するスタッキング状態とに変更可能であると共に、前記スタッキング状態では、上段側のコンテナの下端部の段積嵌合部が下段側のコンテナの内部に嵌合されるコンテナセットにおいて、nを2以上の任意の整数とし、mをn以上でありかつnとの最大公約数が1である整数とすると、前記第1のコンテナの平面形状は、縦横の一方の長さが前記第2のコンテナの縦横の一方である第1方向の長さの略m/n倍である四角形をなし、前記第1のコンテナの前記段積嵌合部には、前記第2のコンテナを前記第1方向にm個並べてなる1列m個の第2コンテナ群の上に、前記第1のコンテナをn個並べて段積みしたときに、前記第2のコンテナ同士の隣合う側壁の上端部を受容する第1受容溝が形成されているコンテナセットである。
請求項2の発明は、前記第2のコンテナには、前記第1方向で対向する一方の第1側壁の上端部に、前記第1のコンテナのうち前記第1方向で対向する第1側壁に配された前記脚部の下端部が当接し、前記第1のコンテナを、前記段積嵌合部のうち一方の前記第1側壁側端部から前記第1受容溝までの部分が前記第2のコンテナの内部に嵌合された状態でスライド可能とするスライド補助部が設けられ、前記第1のコンテナは、前記第1受容溝が前記第2のコンテナ同士の隣合う前記第1側壁の上端部を受容した状態でスライド可能である請求項1に記載のコンテナセットである。
請求項3の発明は、前記第2のコンテナには、前記第1方向で対向する第1側壁の上端部に、スライドレールが設けられる一方、前記第1のコンテナには、前記第1方向で対向する第1側壁に配された前記脚部の下端部に、前記スライドレールに係合するスライド係合部が設けられ、前記第1のコンテナは、前記スライド係合部が前記第2のコンテナの前記スライドレールに係合し、前記第1受容溝が前記第2のコンテナ同士の隣合う前記第1側壁の上端部を受容した状態でスライド可能である請求項1に記載のコンテナセットである。
請求項4の発明は、前記第1のコンテナの前記第1方向で対向する1対の第1側壁における前記脚部及び前記縦溝と、前記第2のコンテナの前記第1方向で対向する1対の第1側壁における前記脚部及び前記縦溝と、は、配置が同一になっていて、
前記第1のコンテナ及び前記第2のコンテナは、それぞれ、前記1対の第1側壁の色が前記第1方向で色分けされ、前記1列m個の第2コンテナ群の上に前記第1のコンテナをn個並べて段積みするときに、前記1列m個の第2コンテナ群のうちの両端の前記第2のコンテナと、n個の前記第1のコンテナのうち両端の前記第1のコンテナとを、それぞれ特定の順番で前記第1側壁の色が交互になるように配すると、前記第1のコンテナの前記第1側壁の前記脚部が前記第2のコンテナの前記第1側壁の前記縦溝からずれた位置に配される請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のコンテナセットである。
請求項5の発明は、前記第1のコンテナの前記第1方向と直交する第2方向で対向する1対の第2側壁における前記脚部及び前記縦溝と、前記第2のコンテナの前記第2方向で対向する1対の第2側壁における前記脚部及び前記縦溝と、は、前記1列m個の第2コンテナ群の上に前記第1のコンテナをn個並べて段積みするときに、各コンテナの向きに拘わらず、前記第1のコンテナの前記第2側壁の全ての前記脚部が、少なくとも1部ずつ前記第2のコンテナの前記第2側壁の上面に当接する請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のコンテナセットである。
請求項6の発明は、前記第1のコンテナの各前記第2側壁には、前記脚部及び前記縦溝が1対ずつ設けられ、前記第1のコンテナの各前記第2側壁の前記1対の脚部はそれぞれ別の前記第2のコンテナに当接する請求項5に記載のコンテナセットである。
請求項7の発明は、kを2以上の任意の整数とすると、前記第2のコンテナの平面形状を、前記第1方向と直交する第2方向にk分割した形状と略同一の平面形状を有する第3のコンテナを含み、前記第1のコンテナの前記段積嵌合部には、前記1列m個の第2コンテナ群の各前記第2のコンテナに替えてk個ずつの前記第3のコンテナを配置してなるk列k・m個の第3コンテナ群の上に、前記第1のコンテナをn個並べて段積みしたときに、前記第3のコンテナ同士の隣合う側壁の上端部を受容する第2受容溝が形成されている請求項1から6の何れか1の請求項に記載のコンテナセットである。
請求項1のコンテナセットでは、ワークの大きさに合わせてコンテナを選択して収容することができる。そして、m個の第2のコンテナの上にn個の第1のコンテナを段積みすることができるので、コンテナ群をコンパクトにまとめることができ、搬送効率が向上する。
請求項2のコンテナセットでは、第2のコンテナのスライド補助部に第1のコンテナの第1側壁に配された脚部の下端部を当接させ、第1のコンテナの段積嵌合部のうち一方の第1側壁側端部から第1受容溝までの部分を第2のコンテナの内部に嵌合させた状態で、第1のコンテナを第2のコンテナ上でスライド可能になるので、段積み作業が容易になる。
請求項3のコンテナセットでは、第1のコンテナのスライド係合部を第2のコンテナのスライドレールに係合させ、第1のコンテナの第1受容溝に第2のコンテナ同士の隣合う第1側壁の上端部を受容させた状態で第1のコンテナを第2のコンテナ上でスライド可能になるので、段積み作業が容易になる。
請求項4のコンテナセットによれば、第1のコンテナと第2のコンテナとを、特定の順番で第1側壁の色が交互になるように配することで、第1のコンテナの第1側壁の脚部が第2のコンテナの前記第1側壁の前記溝部からずれた位置に配されるように段積みすることができ、段積みが安定する。
請求項5のコンテナセットによれば、1列m個の第2コンテナ群のうち中間に配された第2のコンテナの向きに拘らず1列m個の第2コンテナ群の上に第1のコンテナを段積み可能であるので、段積み作業が容易になる。
請求項6のコンテナセットでは、第1のコンテナにおける第2側壁の1対の脚部が、第2のコンテナ同士の隣合う側壁の上端部を受容する第1受容溝を挟んで異なる第2のコンテナに当接するので、段積みが安定する。
請求項7のコンテナセットは、第2のコンテナよりも小さい第3のコンテナを含み、その第3のコンテナの上(k列k・m個の第3コンテナ群の上)にも第1のコンテナを段積みできるので、第2のコンテナに収容されるワークよりも小さいワークも効率よく搬送できる。
本開示に係るコンテナセットの斜視図 第1コンテナの斜視図 第1コンテナの下面側斜視図 スタッキング状態に段積みされた第1コンテナの斜視図 ネスティング状態に段積みされた第1コンテナの斜視図 第1コンテナの脚部周辺の拡大斜視図 第1コンテナの底面図 第1コンテナの平面図 第1コンテナの脚部周辺の拡大斜視図 第1コンテナのスライド溝周辺の拡大斜視図 スタッキング状態に段積みされた第2コンテナの斜視図 ネスティング状態に段積みされた第2コンテナの斜視図 第2コンテナの平面図 第2コンテナの底面図 1列3個の第2コンテナ群の上に段積みされた第1コンテナの断面図 1列3個の第2コンテナ群の上に段積みされた第1コンテナの断面図 1列3個の第2コンテナ群の上に段積みされた第1コンテナの断面図 1列3個の第2コンテナ群の上に段積みされた第1コンテナの断面図 スライドスタッキングされる第1コンテナ及び第2コンテナの断面図 変形例に係るコンテナセットの斜視図 スタッキング状態に段積みされた第3コンテナの斜視図 ネスティング状態に段積みされた第3コンテナの斜視図
[第1実施形態]
以下、図1〜図19を参照して、本実施形態のコンテナセット100について説明する。図1に示すように、コンテナセット100は、第1コンテナ10(特許請求の範囲中の「第1のコンテナ」に相当する)と、第1コンテナ10よりも小さい第2コンテナ40(特許請求の範囲中の「第2のコンテナ」に相当する)と、を有している。
図2に示すように、第1コンテナ10は、長方形状の上面開口10Kを有する箱形をなし、長方形状の底壁11の外縁部から側壁12,13が起立した構造になっている。詳細には、側壁12,13は、短辺部から起立した1対の第1側壁13と、底壁11の長辺部から起立した1対の第2側壁12と、からなり、これら側壁12,13は、上側へ向かうに従って開口が拡張されるように傾斜している。なお、隣り合った側壁12,13同士の連絡部は丸みを帯びている。本実施形態では、適宜、第1コンテナ10の長手方向(つまり、1対の第1側壁13が対向する方向)を第1水平方向H1(特許請求の範囲中の「第1方向」に相当する)といい、短手方向(つまり、1対の第2側壁12が対向する方向)を第2水平方向H2(特許請求の範囲中の「第2方向」に相当する)という。
側壁12,13は、上端から側方に張り出した上端フランジ壁14と、その僅か下方に配されて第1コンテナ10の外面全周に亘って延びた補強フランジ壁15と、を備えている。また、第1コンテナ10の上下方向の略中央には、第1コンテナ10の外面の略全周のうち各側壁12,13の途中部分が分断された、即ち、コーナー部のみから張り出したコーナーフランジ壁16が形成されている。これら上端フランジ壁14、補強フランジ壁15及びコーナーフランジ壁16の間は、複数の縦リブ17により連絡されている。
図2及び図3に示すように、第1コンテナ10には、第1側壁13の中央と第2側壁12の中央とに、補強フランジ壁15の一部を上方へ膨出させて、下面が開放した指掛け部18が形成されている。また、図2に示すように、1対の第2側壁12のうち一方の第2側壁12(図2における手前側の第2側壁12。以下、適宜「前側第2側壁12A」とする)の下端部には、下向きフック状の1対のカードホルダ取付部12Tが第1水平方向H1で並んで形成されている。また、前側第2側壁12Aにおける1対のカードホルダ取付部12Tより下方には、1対のカードホルダ取付部12Tよりも中央寄り位置に、上面が水平になった1対のカードホルダ支持突部12Sが形成されている。これらカードホルダ取付部12T及びカードホルダ支持突部12Sを利用して、前側第2側壁12Aには、ワークの品番などが記載されたカードを取り付けることができる。
図4及び図5に示すように、本実施形態の第1コンテナ10は、第1コンテナ10の向きによって、スタッキング状態又はネスティング状態に積み重ねることが可能である。以下、スタッキング状態又はネスティング状態に段積みするための構成について説明する。
図2に示すように、各側壁12,13には、それぞれ一対ずつ脚部20と縦溝22とが形成されている。詳細には、各側壁12,13の外側面に、コーナーフランジ壁16から第1コンテナ10の下面寄り位置まで延びた1対の脚部20が突出形成され、各側壁12,13の内側面に、上端フランジ壁14の上面に開口し、コーナーフランジ壁16まで延びた縦溝22が陥没形成されている。
図6に示すように、脚部20は、横並びに配置される1対の脚部構成縦リブ20Aと、それら1対の脚部構成縦リブ20Aの中間部同士及び下端部同士を連絡する脚部構成横リブ20Bと、を有していて、各脚部構成縦リブ20Aがコーナーフランジ壁16に連絡している。
図2に示すように、縦溝22は、角溝状をなし、第1コンテナ10を平面視180度回転させたときの脚部20に対応する位置に配置され、かつ、対応する脚部20を受容可能な大きさになっている。
図7及び図8に示すように、1対の第2側壁12においては、一方の第2側壁12(前側第2側壁12A)と、他方の第2側壁12(図2における奥側の第2側壁12。以下、適宜「後側第2側壁12B」とする)とで、脚部20と縦溝22との配置が異なっている。即ち、前側第2側壁12Aでは、両端部寄り位置に縦溝22が配され、その内側の横に脚部20が配置されているのに対し、後側第2側壁12Bでは、両端部寄り位置に脚部20が配され、その内側の横に縦溝22が配置されている。また、図9に示すように、1対の第2側壁12の脚部20では、下端部の脚部構成横リブ20Bの内側部分が上方に段付き状に膨出していて、その下面に、第1コンテナ10の下端まで延びた下面リブ20Lが設けられている。図2に示すように、第2側壁12の上端部には、縦溝22の隣(第1コンテナ10を平面視180度回転させたときの脚部20に対応する位置)に切り欠き12Kが形成されている。
なお、1対の第2側壁12では、各脚部20及び各縦溝22は、それそれ同じ大きさになっている。また、1対の第2側壁12のうち後側第2側壁12Bには、第1コンテナ10を平面視180度回転させたときの前側第2側壁12Aの1対のカードホルダ取付部12T及び1対のカードホルダ支持突部12Sを受容可能な受容凹部23が形成されている。
図7及び図8に示すように、1対の第1側壁13においては、脚部20及び縦溝22が第1水平方向H1における第1コンテナ10の中心線(1対の第1側壁13の中心同士を結ぶ線)に対して線対称となるように配置されている。具体的には、1対の第1側壁13には、両端部のそれぞれに、脚部20と縦溝22とが横並びに配置されている。これら脚部20及び縦溝22は、脚部20が前側第2側壁12A側に位置し、縦溝22が後側第2側壁12B側に位置するように配されている。また、1対の第1側壁13では、前側第2側壁12A側の脚部20が後側第2側壁12B側の脚部20よりも幅広になっていて、それに対応して、後側第2側壁12B側の縦溝22が前側第2側壁12A側の縦溝22よりも幅広になっている。また、図9に示すように、1対の第1側壁13の脚部20の下端部(脚部構成横リブ20Bの下面)には、外側端部から下方へ突出した下端突出部20T(特許請求の範囲中の「スライド係合部」に相当する)が形成されている。
図2及び図10に示すように、第1コンテナ10の1対の第1側壁13における上端フランジ壁14の上面には、幅方向(第1水平方向H1)の中央が段付き状に陥没し、第2水平方向H2に延びるスライド溝24が形成されている。スライド溝24は、前側第2側壁12A側の縦溝22と、第1側壁13の前側第2側壁12A側端部との間に延びる第1溝部24Aと、前側第2側壁12A側の縦溝22と後側第2側壁12B側の縦溝22との間に延びる第2溝部24Bと、を有している。また、1対の第1側壁13の上端内縁部には、第2水平方向H2に延びた複数の切り欠き25が形成されている。
図3に示すように、第1コンテナ10の底壁11は、平板11Aの裏面に、平板11Aの外周から突出し、かつ、その内側に格子状に形成されたリブ11Lを備えてなる。また、第1コンテナ10の下端部の一部(詳細には、第1コンテナ10における脚部20の脚部構成縦リブ20Aの側壁12,13側端部より内側かつ下方の部分)は、段積嵌合部10Bとなっている。
次に、第1コンテナ10の段積みについて説明する。まず、第1コンテナ10の上に別の第1コンテナ10が同じ向きで積み上げられると、図4に示すように、上段側の第1コンテナ10の脚部20が下段側の第1コンテナ10の側壁12,13の上面(即ち、上端フランジ壁14の上面)と当接するスタッキング状態となる。このスタッキング状態では、上段側の第1コンテナ10の下端突出部20Tが下段側の第1コンテナ10のスライド溝24に受容されると共に、上段側の第1コンテナ10の段積嵌合部10Bが下段側の第1コンテナ10の上面開口10K内に受容され、かつ、上段側の第1コンテナ10の下面リブ20Lが下段側の第1コンテナ10の上面開口10Kに受容されて上下の第1コンテナ10の横ズレが抑えられる。
一方、第1コンテナ10の上に別の第1コンテナ10が平面視180度回転させた状態で積み上げられると、図5に示すように、上段側の第1コンテナ10の脚部20が下段側の第1コンテナ10の縦溝22に受容されるネスティング状態となる。ネスティング状態では、上段側の第1コンテナ10のコーナーフランジ壁16が下段側の第1コンテナ10の上端フランジ壁14に当接する。また、上段側の第1コンテナ10のカードホルダ取付部12T及びカードホルダ支持突部12Sが、下段側の第1コンテナ10の受容凹部25(図2参照)に受容される。
また、第1コンテナ10をスタッキング状態及びネスティング状態に積み上げる際には、上段側の第1コンテナ10を下段側の第1コンテナ10に対して真上から降下して積み上げていってもよいが、上段側の第1コンテナ10を下段側の第1コンテナ10に対してスライドさせてもよい(所謂、スライドスタッキング)。詳細には、下段側の第1コンテナ10の1対の第1側壁13の上面に上段側の第1コンテナ10の1対の第1側壁13の脚部20を突き当てて上段側の第1コンテナ10を傾斜姿勢とし、上段側の第1コンテナ10を第2水平方向H2にスライドさせればよい。このとき、下段側の第1コンテナ10のスライド溝24に、上段側の第1コンテナ10の脚部20の下端突出部20Tが受容されるので、スライド操作をスムーズに行うことができる。
さらに、図1に示すように、第1コンテナ10は、第1水平方向H1で2色に色分けされていて、1対の第1側壁13の色が互いに異なっている。なお、図2〜14,17,18,21,22においては、色が省略されている。
次に、第2コンテナ40について説明する。第2コンテナ40については、短手方向を第1水平方向H1に合わせ、長手方向を第2水平方向H2に合わせた向きで説明する。図11及び図12に示すように、第2コンテナ40の側壁42,43は、長辺部から起立した1対の第1側壁43と、底壁41の短辺部から起立した1対の第2側壁42と、からなる。第2コンテナ40は、第1コンテナ10と同様に、各側壁42,43に脚部50及び縦溝52を1対ずつ備え、スタッキング状態又はネスティング状態に積み重ねることが可能になっている。また、第2コンテナ40の1対の第1側壁43の上面(即ち上端フランジ壁44)にもスライド溝54(特許請求の範囲中の「スライドレール」に相当する)が形成されている。また、第2コンテナ40の1対の第2側壁42のうち一方の第2側壁42(図1における手前側の第2側壁42。以下、適宜「前側第2側壁42A」とする)には、第1コンテナ10の前側第2側壁12Aと同様に、カードホルダ取付部42T及びカードホルダ支持突部42Sが形成されている。
上述したように第2コンテナ40は第1コンテナ10より小さくなっているが、その縦横の長さは以下のようになっている。即ち、第2コンテナ40の第2水平方向H2(長手方向)の長さは、第1コンテナ10の第2水平方向H2(短手方向)の長さと同一になっている一方、第2コンテナ40の第1水平方向H1(短手方向)の長さは、第1コンテナ10の第1水平方向H1(長手方向)の長さの2/3倍になっている(即ち、第1コンテナ10の第1水平方向H1の長さは、第2コンテナ40の第1水平方向H1の長さの3/2倍になっている)。これにより、第2コンテナ40を第1水平方向H1に3個並べてなる1列3個の第2コンテナ群60の平面形状と、第1コンテナ10を第1水平方向H1に2個並べた平面形状とが略同一となる。
ここで、図3に示すように、第1コンテナ10には、段積嵌合部10B(第1コンテナ10の下面)に、第2水平方向H2(短手方向)に延びた第1受容溝35と第1水平方向H1(長手方向)に延びた第2受容溝36とが形成されている。第1受容溝35及び第2受容溝36は、底壁11に形成されたリブ11Lの平板11Aからの突出量が小さくなることにより形成されている。詳細には、底壁11の平板11Aの裏面には、突出量が比較的大きい長方形状の格子リブ群11L1が、第1水平方向H1(長手方向)に3つ、第2水平方向H2(短手方向)に2つの計6つ配されており、その間が第1受容溝35及び第2受容溝36となっている。
同図に示すように、第2受容溝36は、第2水平方向H2(短手方向)の中央に配されている一方、第1受容溝35は、第1コンテナ10を第1水平方向H1(長手方向)で3等分する位置に2本配されている。第1受容溝35の幅は、2つ並んだ第2コンテナ40の1対の第1側壁43の上端部(即ち上端フランジ壁44)を受容可能な大きさになっている。
図13及び図14に示すように、第2コンテナ40の1対の第1側壁43の脚部50及び縦溝52は、第1コンテナ10の1対の第1側壁13の脚部20及び縦溝22(図7及び図8参照)と同じ位置に配されている。これにより、第1コンテナ10及び第2コンテナ40の両者の前側第2側壁12A,42Aを同じ向きにして第2コンテナ40の第1側壁43の上に第1コンテナ10の第1側壁13を重ねると、第1コンテナ10の第1側壁13の脚部20が第2コンテナ40の第1側壁43の上面(上端フランジ壁44)に当接する一方、両者の前側第2側壁12A,42Aのうち一方の前側第2側壁を反対向きにして第2コンテナ40の第1側壁43の上に第1コンテナ10の第1側壁13を重ねると、第1コンテナ10の第1側壁13の脚部20が第2コンテナ40の第1側壁43の縦溝52に重なる。
また、第2コンテナ40の1対の第2側壁42の脚部50及び縦溝52は、第1側壁43からの距離や、脚部50同士及び縦溝52同士の距離が、第1コンテナ10の1対の第2側壁12の脚部20及び縦溝22の第1側壁13からの距離や、脚部20同士及び縦溝22同士の距離と異なっている。さらに、1列3個の第2コンテナ群60の上に2個の第1コンテナ10を第1水平方向H1に並べるとき(図1参照)に、第1コンテナ10及び第2コンテナ40を何れの向きで配置しても、第1コンテナ10の第2側壁12の全ての脚部20が、少なくとも1部ずつ第2コンテナ40の第2側壁42の上面に当接する(図15及び図16参照)。なお、図15に示す例では、例えば、左側の第1コンテナ10における後側第2側壁12Bの左側の脚部20が、一部、第2コンテナ40の縦溝52上に配され、残りが第2側壁42の上面に当接している。このように、第1コンテナ10の脚部20が、一部、第2コンテナ40の縦溝52上に配される構成であってもよいし、第1コンテナ10の全ての脚部20の全体が、第2側壁42の上面に当接する(つまり縦溝52上に配されない)構成であってもよい。
また、図1に示すように、第1コンテナ10と同様に、第2コンテナ40も、第1水平方向H1で2色に色分けされており、1対の第1側壁43の色が異なっている。さらに、第2コンテナ40の1対の第1側壁43のうち一方の第1側壁43の色は、脚部20,50及び縦溝22,52の配置が同じ第1コンテナ10の第1側壁13の色と同じになっている。以降、同色の第1側壁13,43の色を「特定色」とする。
本実施形態の第1コンテナ10及び第2コンテナ40の構成は以上である。次に、作用効果について説明する。本実施形態のコンテナセット100は、第1コンテナ10と第2コンテナ40とを有しており、第1コンテナ10同士及び第2コンテナ40同士をスタッキング状態又はネスティング状態に段積み可能となっている。これにより、ワーク(図示せず)を収容した状態で第1コンテナ10同士又は第2コンテナ40同士をスタッキング状態に段積みしたり、空の状態で第1コンテナ10同士又は第2コンテナ40同士をネスティング状態に段積みすることができる。
ここで、本実施形態のコンテナセット100においては、以下のような手順で、3個の第2コンテナ40の上に2個の第1コンテナ10をスタッキング状態に段積みすることができる。まず、3個の第2コンテナ40を第1水平方向H1で横並びに並べる。このとき、第2コンテナ40の色分けされた2色が交互に並ぶように配置する(図1参照)。次に、1列3個の第2コンテナ群60の端部に配された特定色の第1側壁43の上に、第1コンテナ10の特定色の第1側壁13が配されるようにして1つ目の第1コンテナ10を段積みする。このとき、第1コンテナ10の特定色の第1側壁13の脚部20が第2コンテナ40の特定色の第1側壁43の上端に当接し、第1コンテナ10の各第2側壁12の1対の脚部20が別々の第2コンテナ40の第2側壁42の上端に当接するとともに、第1コンテナ10の第1受容溝35が、第2コンテナ40同士の隣り合う第1側壁43の上端部を受容する。なお、第1受容溝35内のリブ11Lの下端面は、第2コンテナ40の第1側壁43の上端面(上端フランジ壁44の上面)に当接してもよいし、当接しなくてもよい。
そして、1つ目の第1コンテナ10と色分けの2色が交互になるように2つ目の第1コンテナ10を段積みする。2つ目の第1コンテナ10においても、第1コンテナ10の特定色ではない第1側壁13の脚部20が第2コンテナ40の特定色ではない第1側壁43の上端に当接し、第1コンテナ10の各第2側壁12の1対の脚部20が別々の第2コンテナ40の第2側壁42の上端に当接するとともに、第1コンテナ10の第1受容溝35が、第2コンテナ40同士の隣り合う第1側壁43の上端部を受容する。このとき、図17に示すように、第1コンテナ10の下端突出部20Tが第2コンテナ40のスライド溝54に受容され、図18に示すように、第1コンテナ10の下面リブ20Lが第2コンテナ40の上面開口40Kの内側に受容される。また、上述のように段積みされると、図1に示すように、全てのコンテナ10,40のカードホルダ取付部12T,42T及びカードホルダ支持突部12S,42Sが同じ向き(図1における手前側)に配される。
以上のように、本実施形態のコンテナセット100では、3個の第2コンテナ40の上に2個の第1コンテナ10をスタッキング状態に安定して段積みすることができ、第1コンテナ10同士のみ及び第2コンテナ40同士のみを段積みして並べるよりコンテナ10,40群をコンパクトにまとめることができる。これにより、例えば、複数種類のワークを搬送する際に、ワークを大きさに合わせて第1コンテナ10か第2コンテナ40かに収容し、それらコンテナ10,40群をコンパクトにまとめて搬送できるので、搬送効率が向上する。
1列3個の第2コンテナ群60上への第1コンテナ10の段積みは、第1コンテナ10を真上から降下させて行ってもよいが、第1コンテナ10を1列3個の第2コンテナ群60に対してスライドさせてもよい。詳細には、図19に示すように、第1コンテナ10を奥側(図1における奥側。以下同じ)が下方に位置するように第2水平方向H2を斜めにして、第1コンテナ10の第1側壁13における奥側の脚部20の下端突出部20Tを第2コンテナ40の第1側壁43のスライド溝54に受容させると共に、第1コンテナ10の第1受容溝35に第2コンテナ40同士の隣り合う第1側壁43の上端部を受容させ、、第1コンテナ10の段積嵌合部10Bのうち第1側壁13(第2コンテナ40に突き当てられる脚部20を有する第1側壁13)側端部から第1受容溝35(第2コンテナ40同士の隣り合う第1側壁43を受容する第1受容溝35)までを第2コンテナ40の内部に嵌合させて、第1コンテナ10を第2水平方向H2の奥側へスライドさせることができる。これにより、段積み作業が容易になる。このとき、第2コンテナ40の第1側壁43の上端部のうち第1コンテナ10の脚部20が当接する部分(即ち、スライド溝54の底面と上端フランジ壁44のうちスライド溝54よりも内側部分)が特許請求の範囲中の「スライド補助部」に相当する。なお、スライド溝54の底面と上端フランジ壁44のうちスライド溝54よりも内側部分との一方のみが第1コンテナ10の脚部20と当接する構成であってもよい。
また、第1コンテナ10の第1側壁13の脚部20を第2コンテナ40の第1側壁43の縦溝52からずれた位置に配置する(即ち、第1コンテナ10の脚部20を第2コンテナ40の第1側壁43の上端部に当接する位置に配置する)には、第1コンテナ10及び第2コンテナ40を色分けされた2色が特定の順番で交互になるように配置すればよいので、コンテナの向きを確認しやすくなり、段積み作業が容易になる。さらに、第1コンテナ10の一方の第1側壁13と、その第1側壁13と脚部20,50及び縦溝22,52の配置が同じ第2コンテナ40の一方の第1側壁43とが、同じ色(特定色)になっているので、段積みの際に、特定色の第1側壁13,43同士が上下に並ぶように第1コンテナ10を配置すればよく、段積み作業がさらに容易になる。
また、上述のように段積みされると、図1に示すように、全てのコンテナ10,40のカードホルダ取付部12T,42T及びカードホルダ支持突部12S,42Sが同じ向き(図1における手前側)に配されるので、ワークの品番などが記載されたカードを一度に確認することができる。逆に言えば、全てのカード(即ち、カードホルダ取付部12T,42T及びカードホルダ支持突部12S,42S)が同じ向きに揃うように第1及び第2のコンテナ10,40を配置することで、第1コンテナ10の脚部20が第2コンテナ40の上端部に当接するように安定して段積みすることができる。
しかも、1列3個の第2コンテナ群60のうち中間の第2コンテナ40がどちら向きであっても、第1コンテナ10の第2側壁12の全ての脚部20が、少なくとも1部ずつ第2コンテナ40の第2側壁42の上面に当接するので、仮に中間の第2コンテナ40を反対向きで並べてしまったとしても、その向きを修正する必要はなく、段積み作業が容易になる。なお、第1コンテナ10の各脚部20においては、一部が第2コンテナ40の上面に当接していれば、他の一部が第2コンテナ40の縦溝52上に配されていてもよい(図15参照)。この場合でも、第1コンテナ10の複数の脚部20の全てが第2コンテナ40の上面に一部ずつでも当接することで段積みが安定する。また、第1コンテナ10の第1側壁13の脚部20においても、一部が第2コンテナ40の第1側壁43の縦溝52上に配される構成であってもよい。
なお、第1コンテナ10の第1側壁13と第2コンテナ40の第1側壁43とにおいて、脚部20,50及び縦溝22,52の配置を異ならせることも考えられるが、本実施形態のように、脚部20,50及び縦溝22,52の配置を同じにしつつ、1対の第1側壁13,43をそれぞれ色分けすることで、設計の一部を流用しつつ、段積み作業が困難になることが防がれる。
また、第1コンテナ10の第2側壁12の1対の脚部20は、第2コンテナ40同士の隣り合う第1側壁43の上端部を受容する第1受容溝35を挟んで異なる第2コンテナ40の上端(第2側壁42の上端)に当接するので、段積みが安定する。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、3個の第2コンテナ40の上に2個の第1コンテナ10を段積み可能な構成であったが、これに限られるものではなく、nを2以上の任意の整数とし、mをn以上でありかつnとの最大公約数が1である整数としたときに、第1水平方向H1で並んだm個の第2コンテナ40の上にn個の第1コンテナ10を段積み可能な構成であればよい(例えば、9個の第2コンテナ40の上に2個の第1コンテナ10を段積み可能な構成であってもよいし、9個の第2コンテナ40の上に4個の第1コンテナ10を段積み可能な構成であってもよい)。このとき、第1コンテナ10の第1水平方向H1の長さは第2コンテナ40の第1水平方向H1の長さのm/n倍となる。
(2)図20に示すように、第2コンテナ40の平面形状を、第2水平方向H2に2分割した形状と略同一の平面形状を有する第3コンテナ70を備え、1列3個の第2コンテナ群60の各第2コンテナ40に替えて2個ずつの第3コンテナ70を配置してなる2列6個の第3コンテナ群の上に、第1コンテナ10を2個並べて段積み可能な構成であってもよい。このとき、第3コンテナ70同士の隣り合う第2側壁72(第2水平方向H2で対向する側壁72)は、第1コンテナ10の第2受容溝36に受容される。なお、第3コンテナ70も第1水平方向H1で色分けされていることが好ましい。
図21及び図22に示すように、第3コンテナ70も脚部80及び縦溝82を有し、第3コンテナ70同士をスタッキング状態及びネスティング状態に段積み可能である。また、第3コンテナ70にもスライド溝84が形成されており、スライドさせて段積みすることが可能である。また、第2水平方向H2で並んだ2個の第3コンテナ70の上に第2コンテナ40をスタッキング状態に段積みすること、第2コンテナ40の上に第2水平方向H2で並んだ2個の第3コンテナ70をネスティング状態に段積みすること、も可能である。
この構成によれば、3種類のコンテナ10,40,70の中からワークの大きさに合わせてコンテナ10,40,70を選択して収容し、コンテナ10,40,70同士を段積みできるので、搬送するワークの中に、第2のコンテナに収容されるワークよりも小さいワークが含まれているときにも効率よく搬送できる。
なお、第3コンテナ70の平面形状は、kを2以上の任意の整数としたときに、第2コンテナ40の平面形状をk分割した形状と略同一であってもよい。
(3)第2コンテナ40の下面に第2水平方向H2に延びる受容溝を形成し、その受容溝が第1コンテナ10同士の隣り合う第1側壁13の上端部を受容した状態で、2個並んだ第1コンテナ10の上に3個の第2コンテナ40を段積み可能な構成であってもよい。
(4)上記実施形態では、上端フランジ壁14,44にスライド溝24,54が形成され、脚部20,50に下端突出部20T,50Tが形成されていたが、上端フランジ壁14,44に突条を設け、脚部20,50にその突条を受容する受容溝を設けた構成であってもよい。
(5)また、スライド溝24,54と下端突出部20T,50Tとを備えない構成であってもよい。この場合であっても、第1コンテナ10の脚部20を第2コンテナ40の上端フランジ壁44に当接させ、第1コンテナ10の段積嵌合部10Bのうち第1側壁13(第2コンテナ40に突き当てられる脚部20を有する第1側壁13)側端部から第1受容溝35(第2コンテナ40同士の隣り合う第1側壁43を受容する第1受容溝35)までを第2コンテナ40の内部に嵌合させた状態で第1コンテナ10をスライド可能となる。
(6)各コンテナ10,40,70は、1対の第1側壁13,43,73の色が互いに異なっていればよく、例えば、2色以上に色分けされていてもよいし、縞状に着色されていてもよい。
(7)第1側壁13,43,73に脚部20,50,80及び縦溝22,52,82を有しない構成であってもよい。
(8)第1コンテナ10の第1側壁13と第2コンテナ40の第1側壁43とにおいて、脚部20,50及び縦溝22,52の配置が異なっていてもよい。また、第1コンテナ10の第1側壁13の脚部20の一部が第2コンテナ40の第1側壁43の縦溝52上に配される構成であってもよい。
(9)上記実施形態では、各側壁12,13,42,43,72,73に脚部20,50,80及び縦溝22,52,82が1対ずつ設けられていたが、3つ以上ずつ設けられていてもよい。
10 第1コンテナ(第1のコンテナ)
20 脚部
20T 下端突出部(スライド係合部)
22 縦溝
35 第1受容溝
36 第2受容溝
40 第2コンテナ(第2のコンテナ)
50 脚部
52 縦溝
54 スライド溝(スライド補助部、スライドレール)
60 1列3個の第2コンテナ群
70 第3コンテナ(第3のコンテナ)
100 コンテナセット

Claims (7)

  1. 上面が開放した箱形をなしかつ外側面に複数の脚部を有すると共に内側面に複数の縦溝を有する第1と第2の少なくとも2種類のコンテナからなるコンテナセットであって、同種類のコンテナ同士を180度旋回させて段積みするか、180度旋回させずに段積みするかによって、上段側のコンテナの前記脚部が下段側のコンテナの前記縦溝に受容されるネスティング状態と、上段側のコンテナの前記脚部が下段側のコンテナの側壁の上面に当接するスタッキング状態とに変更可能であると共に、前記スタッキング状態では、上段側のコンテナの下端部の段積嵌合部が下段側のコンテナの内部に嵌合されるコンテナセットにおいて、
    nを2以上の任意の整数とし、mをn以上でありかつnとの最大公約数が1である整数とすると、
    前記第1のコンテナの平面形状は、縦横の一方の長さが前記第2のコンテナの縦横の一方である第1方向の長さの略m/n倍である四角形をなし、
    前記第1のコンテナの前記段積嵌合部には、前記第2のコンテナを前記第1方向にm個並べてなる1列m個の第2コンテナ群の上に、前記第1のコンテナをn個並べて段積みしたときに、前記第2のコンテナ同士の隣合う側壁の上端部を受容する第1受容溝が形成されているコンテナセット。
  2. 前記第2のコンテナには、前記第1方向で対向する一方の第1側壁の上端部に、前記第1のコンテナのうち前記第1方向で対向する第1側壁に配された前記脚部の下端部が当接し、前記第1のコンテナを、前記段積嵌合部のうち一方の前記第1側壁側端部から前記第1受容溝までの部分が前記第2のコンテナの内部に嵌合された状態でスライド可能とするスライド補助部が設けられ、
    前記第1のコンテナは、前記第1受容溝が前記第2のコンテナ同士の隣合う前記第1側壁の上端部を受容した状態でスライド可能である請求項1に記載のコンテナセット。
  3. 前記第2のコンテナには、前記第1方向で対向する第1側壁の上端部に、スライドレールが設けられる一方、前記第1のコンテナには、前記第1方向で対向する第1側壁に配された前記脚部の下端部に、前記スライドレールに係合するスライド係合部が設けられ、
    前記第1のコンテナは、前記スライド係合部が前記第2のコンテナの前記スライドレールに係合し、前記第1受容溝が前記第2のコンテナ同士の隣合う前記第1側壁の上端部を受容した状態でスライド可能である請求項1に記載のコンテナセット。
  4. 前記第1のコンテナの前記第1方向で対向する1対の第1側壁における前記脚部及び前記縦溝と、前記第2のコンテナの前記第1方向で対向する1対の第1側壁における前記脚部及び前記縦溝と、は、配置が同一になっていて、
    前記第1のコンテナ及び前記第2のコンテナは、それぞれ、前記1対の第1側壁の色が前記第1方向で色分けされ、
    前記1列m個の第2コンテナ群の上に前記第1のコンテナをn個並べて段積みするときに、前記1列m個の第2コンテナ群のうちの両端の前記第2のコンテナと、n個の前記第1のコンテナのうち両端の前記第1のコンテナとを、それぞれ特定の順番で前記第1側壁の色が交互になるように配すると、前記第1のコンテナの前記第1側壁の前記脚部が前記第2のコンテナの前記第1側壁の前記縦溝からずれた位置に配される請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載のコンテナセット。
  5. 前記第1のコンテナの前記第1方向と直交する第2方向で対向する1対の第2側壁における前記脚部及び前記縦溝と、前記第2のコンテナの前記第2方向で対向する1対の第2側壁における前記脚部及び前記縦溝と、は、前記1列m個の第2コンテナ群の上に前記第1のコンテナをn個並べて段積みするときに、各コンテナの向きに拘わらず、前記第1のコンテナの前記第2側壁の全ての前記脚部が、少なくとも1部ずつ前記第2のコンテナの前記第2側壁の上面に当接する請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のコンテナセット。
  6. 前記第1のコンテナの各前記第2側壁には、前記脚部及び前記縦溝が1対ずつ設けられ、
    前記第1のコンテナの各前記第2側壁の前記1対の脚部はそれぞれ別の前記第2のコンテナに当接する請求項5に記載のコンテナセット。
  7. kを2以上の任意の整数とすると、
    前記第2のコンテナの平面形状を、前記第1方向と直交する第2方向にk分割した形状と略同一の平面形状を有する第3のコンテナを含み、
    前記第1のコンテナの前記段積嵌合部には、前記1列m個の第2コンテナ群の各前記第2のコンテナに替えてk個ずつの前記第3のコンテナを配置してなるk列k・m個の第3コンテナ群の上に、前記第1のコンテナをn個並べて段積みしたときに、前記第3のコンテナ同士の隣合う側壁の上端部を受容する第2受容溝が形成されている請求項1から6の何れか1の請求項に記載のコンテナセット。
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