JP2021175010A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】縮小後の文字サイズが許容文字サイズを下回る場合であっても、印刷媒体を節約する手段を提供する。【解決手段】複数の原画像を縮小して1枚の媒体に形成可能な集約画像を生成する集約画像生成手段を有する画像形成装置であって、前記集約画像生成手段は、文字を含む前記原画像を縮小して前記集約画像を生成する場合、前記集約画像に生成される最小文字の大きさを算出する算出手段と、前記算出手段で算出された最小文字の大きさに基づいて、前記原画像毎に前記集約画像の生成可否を判定する判定手段と、を有し、前記集約画像生成手段は、前記判定手段で集約画像の生成が可能と判定された原画像が所定数、連続している場合、前記所定数の原画像の集約画像を生成する。【選択図】 図3
Description
本発明は、集約した画像を形成する画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来の画像形成装置および画像形成方法は、ひとまとまりの文書における最小の文字サイズを認識し、この最小の文字サイズに基づいて、ひとまとまりの文書を構成する複数の原稿の原稿画像について共通の縮小率を決定し、この縮小率によりこれら複数の原稿画像を縮小して集約画像を生成するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術においては、全印刷データにおける最小の文字サイズに基づいて全原稿共通の縮小率を決定して集約画像を生成するようにしているため、縮小後の文字サイズが許容文字サイズを下回る文字を有する原稿が1ページでも存在した場合、集約画像を生成できなくなり印刷媒体の節約ができなくなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、縮小後の文字サイズが許容文字サイズを下回る場合であっても、印刷媒体を節約することができるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、複数の原画像を縮小して1枚の媒体に形成可能な集約画像を生成する集約画像生成手段を有する画像形成装置であって、前記集約画像生成手段は、文字を含む前記原画像を縮小して前記集約画像を生成する場合、前記集約画像に生成される最小文字の大きさを算出する算出手段と、前記算出手段で算出された最小文字の大きさに基づいて、前記原画像毎に前記集約画像の生成可否を判定する判定手段と、を有し、前記集約画像生成手段は、前記判定手段で集約画像の生成が可能と判定された原画像が所定数、連続している場合、前記所定数の原画像の集約画像を生成することを特徴とする。
このようにした本発明は、縮小後の文字サイズが許容文字サイズを下回る場合であっても、印刷媒体を節約することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置および画像形成方法の実施例を説明する。
図1は実施例におけるプリンタの構成を示す概略側断面図である。
図1において、画像形成装置としてのプリンタ100は、例えば媒体としての印刷用紙(以下、「用紙」という。)に現像剤としてのトナーで画像を形成して印刷を行う電子写真方式のカラープリンタ(SFP:Single Function Printer)であり、給紙トレイ1と、ベルトユニット2と、画像形成ユニット3と、定着器4と、排出部5とを有している。
給紙トレイ1は、媒体Pを収容するものである。給紙トレイ1にセットされた媒体Pは、給紙ローラとしてのピックアップローラによって1枚ずつ分離された状態で給紙され、図中矢印Aで示される媒体搬送方向に搬送されて搬送ローラ対11が配設された媒体搬送路に送り込まれる。
ベルトユニット2は、媒体搬送方向における搬送ローラ対11の下流に配置され、転写ベルト21と、ベルト支持ローラ22と、ベルト駆動ローラ23とを有するものである。
転写ベルト21は、無端状のベルトであり、ベルト支持ローラ22およびベルト駆動ローラ23並びに画像形成ユニット3の転写ローラに回転可能に張架されたものである。転写ベルト21は回転することにより搬送ローラ対11で搬送された媒体Pを媒体搬送路に沿って媒体搬送方向に搬送し、画像形成ユニット3で形成されたトナー像は転写ベルト21で搬送された媒体Pに後述する転写ローラにより転写される。
ベルト支持ローラ22は、転写ベルト21を張架するローラであり、転写ベルト21の回転に従動して回転するものである。
ベルト駆動ローラ23は、転写ベルト21を張架するローラであり、モータ等の駆動で回転することにより転写ベルト21を回転させるものである。
画像形成ユニット3(3a、3b、3c、3d)は、各色の現像剤像としてのトナー像を形成し、媒体Pに転写するものである。搬送ローラ対11に送り込まれた媒体Pは、搬送ローラ対11によって所定のタイミングで、矢印Aで示される媒体搬送方向に送り出され、転写ベルト21で搬送路に沿って搬送される途中で、画像形成ユニット3によって形成されたトナー像が転写ローラにより転写される。例えば、画像形成ユニット3aはブラック(K)、画像形成ユニット3bはイエロー(Y)、画像形成ユニット3cはマゼンタ(M)、画像形成ユニット3dはシアン(C)のトナー像を形成する。
本実施例では、プリンタ100を、画像形成ユニット3a、3b、3c、3dを有するカラープリンタとして説明するが、ブラック(K)のトナー像を形成する画像形成ユニット3aのみを有するモノクロプリンタであっても良い。また白色等の特色トナーのトナー像を形成する画像形成ユニットを有するものであっても良い。
定着器4は、媒体搬送方向におけるベルトユニット2の下流に配置され、媒体Pに転写されたトナー像を熱と圧力で定着させるものである。媒体Pがベルトユニット2から定着器4に送り込まれると、定着器4によって定着プロセスが行われ、トナー像が媒体P上に定着される。
排出部5は、媒体搬送方向における定着器4の下流に配置され、媒体搬送路に配置された搬送ローラ対12によって排出された媒体Pを集積するものである。
また、プリンタ100は、ディスプレイ等の表示部および入力操作を受け付けるスイッチやタッチパネル等の入力部を備えた操作パネルを備えている。この操作パネルは、プリンタ100の状態の表示やユーザの入力操作を誘導する表示を行い、またユーザの入力操作を受け付けるものである。
図2は実施例におけるプリンタの制御構成を示すブロック図である。
図2において、プリンタ100は、制御部110と、記憶部111と、通信部112と、要求受信部113と、画像処理部114と、印刷部115と、操作パネル部116とを有している。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備え、記憶部111に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいてプリンタ100全体の動作を制御するものである。
記憶部111は、記憶手段としてのROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)であり、プリンタ100全体の動作を制御するための制御プログラムや制御情報等を記憶するものである。
通信部112は、外部装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)200との間で送受信(通信)制御を行い、PC200にインストールされたプリンタドライバ210から送信された画像生成指示としての印刷ジョブ等の情報を受信するものである。
要求受信部113は、通信部112で受信した印刷ジョブの情報を受け取り、解析するものである。
ここで、画像生成指示としての印刷ジョブには、複数の原画像の画像データとしての印刷データと、印刷設定の情報とが含まれている。
印刷設定の情報として、印刷時の動作設定の情報、図1に示す給紙トレイ1に収容されている用紙サイズ設定情報、給紙トレイ1の設定情報、集約設定情報、許容文字サイズ設定情報、およびできるだけ集約設定の情報などの各種設定情報が含まれている。
集約設定情報とは、複数ページの印刷データを縮小して1枚の用紙に画像形成するなど、印刷データの各ページの原画像を縮小して1枚の媒体に形成可能な集約画像を生成する画像集約処理を指示する設定情報である。
例えば、集約設定情報が「2−up設定」であれば、1枚の用紙に2ページ(集約ページ数)の印刷データ(原画像)を縮小して配置し、「4−up設定」であれば1枚の用紙に4ページ(集約ページ数)の印刷データ(原画像)を縮小して配置するように画像(集約画像)を形成する画像集約処理を行う指示となる。
このように、集約設定情報には、1枚の媒体に集約する原画像の数である集約数(集約ページ数)が含まれている。
許容文字サイズ設定情報とは、画像集約処理を行った際に、印刷データを縮小することで出力用紙に再現される文字サイズが、この許容文字サイズ設定(閾値)を下回らないようにするための判断に用いる設定情報である。
できるだけ集約設定の情報とは、縮小された複数ページの印刷画像が用紙1枚へ所定のレイアウトに従って形成される画像集約処理を行う際に、「縮小された各ページの印刷画像に含まれる最小文字サイズが許容文字サイズを下回る場合には、縮小せずにもしくは縮小率を切り替えて画像を形成する」という動作を行うか否かを指示する設定情報である。
即ち、集約指示情報としてのできるだけ集約設定の情報は、最小文字の大きさに基づいて原画像毎に集約画像の生成が可能と判定された場合、集約画像を生成することを指示するものである。
集約画像生成手段としての画像処理部114は、複数の原画像を縮小して1枚の媒体に形成可能な集約画像を生成するものであり、通信部112を介してPC200から受信した印刷ジョブの情報に対し、その印刷ジョブに含まれる印刷設定の情報に応じて画像処理を施し、印刷画像を生成する。
印刷ジョブには、1ページもしくは複数ページからなる印刷データと、その印刷データに対してどのような画像処理を施すかという印刷設定情報とが含まれる。
画像処理部114は、算出部114aと、判定部114bとを有している。
算出手段としての算出部114aは、文字を含む原画像を縮小して集約画像を生成する場合、集約画像に生成される最小文字の大きさを算出するものである。具体的には、算出部114aは、集約設定情報の集約数に対応する縮小率を用いて最小文字の大きさを算出する。
判定手段としての判定部114bは、算出部114aで算出された最小文字の大きさに基づいて、原画像毎に集約画像の生成可否を判定するものである。具体的には、判定部114bは、原画像の印刷データに含まれる最小文字サイズが許容文字サイズ設定で設定された許容文字サイズを下回らない場合、集約画像の生成が可能であると判定する。
画像処理部114は、印刷データに対して画像処理を行う際、印刷データの1ページ毎に含まれる最小文字サイズを算出部114aで算出して検出し、検出した最小文字サイズをページ毎の情報として記憶部111に保存する。
さらに、画像処理部114は、前述のできるだけ集約設定の情報が有効に設定されている場合は、画像集約処理において、連続した所定ページに含まれる最小文字サイズが許容文字サイズ設定で設定された許容文字サイズを下回らない場合、即ち判定部114bにより集約画像の生成が可能であると判定された原画像が所定数、連続している場合に集約画像を生成する。
印刷部115は、図1に示す画像形成ユニット3や定着器4等を制御し、画像処理部114で生成された印刷画像を媒体に形成し、印刷を行うものである。
操作パネル部116は、プリンタ100の状態の表示やユーザの入力操作を誘導する表示を行い、またユーザの入力操作を受け付けるものである。
上述した構成の作用について説明する。
まず、プリンタが行う印刷処理を図1および図2を参照しながら説明する。なお、印刷処理は、プリンタ100に備えられた制御部110によりメモリ等の記憶部111に記憶された制御プログラムに基づいて行われる。
プリンタ100の制御部110は、通信回線および通信部112を介してPC200のプリンタドライバ210から印刷命令としての印刷ジョブを受信する。
制御部110は、印刷ジョブを受信すると、要求受信部113により印刷ジョブの情報を受け取り、画像処理部114により印刷ジョブの情報に対し、その印刷ジョブに含まれる印刷設定の情報に応じて画像集約処理等の画像処理を施し、印刷画像を生成する。
また、印刷ジョブを受信した制御部110は、給紙トレイ1に収容されている媒体Pをピックアップローラで1枚ずつ分離して給紙し、図1中の矢印Aが示す媒体搬送方向の搬送ローラ対11へ搬送して、さらに画像形成タイミングに合わせて搬送ローラ対11によりベルトユニット2および画像形成ユニット3(3a、3b、3c、3d)へ搬送する。
このとき、制御部110は、画像形成ユニット3(3a、3b、3c、3d)およびベルトユニット2を制御してトナー像を形成する。
まず、制御部110は、画像形成ユニット3aの感光ドラムを回転させ、帯電ローラで感光ドラムの表面を一様に帯電させる。制御部110は、LEDヘッドにより、帯電された感光ドラムの表面を印刷ジョブに応じて選択的に露光し、静電潜像を形成した後、現像ローラにより、感光ドラムの表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
制御部110は、転写ローラの転写電圧等を制御して感光ドラムの表面に現像されたトナー像を媒体搬送方向に搬送される媒体Pに転写する。
画像形成ユニット3aおよびベルトユニット2でブラック(K)のトナー像が転写された媒体Pは、媒体搬送方向に搬送され、画像形成ユニット3aと同様の現像工程を行う画像形成ユニット3b、画像形成ユニット3c、画像形成ユニット3dおよびベルトユニット2により、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像が転写され、画像形成に必要なすべてのトナー像が転写された後、ベルトユニット2から定着器4へ搬送される。
制御部110は、定着器4のヒータをON状態として加熱を行い、定着器4へ搬送された媒体Pは、ニップ部において熱圧着され、媒体P上のトナーが定着される。
その後、制御部110は、搬送ローラ対12を回転させて媒体Pを媒体搬送方向へ搬送し、排出部5へ排出して本印刷処理を終了する。
次に、プリンタの制御部が行う画像集約処理を図3の実施例における画像集約処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1および図2を参照しながら説明する。
なお、本実施例では、プリンタ100が原稿12ページの印刷データを含む印刷ジョブ(集約設定情報:4−up、できるだけ集約設定情報:有効)をPC200から受信し、許容文字サイズ設定情報が2mmである場合の画像集約処理を説明するものとする。
S1:プリンタ100の制御部110は、通信回線および通信部112を介してPC200のプリンタドライバ210から送信された印刷ジョブを受信する。
ここで、PC200において印刷設定および印刷指示を行う際のプリンタドライバ210のUI(User Interface)の画面例を図6〜図9に示す。
図6に示すように、印刷設定の画面では、1枚の媒体に何ページ分を縮小して印刷するかの「集約設定」と、できるだけ集約設定の有効(ON)/無効(OFF)を設定する「できるだけ集約」(できるだけ集約設定)と、できるだけ集約を実施する際に集約可否の判断に用いる許容文字サイズである「集約後の最小文字サイズ設定」とを設けている。
「できるだけ集約」設定は、集約設定が通常印刷以外を選択している場合に設定することが可能な項目である。
図6では、「集約設定」が通常印刷であるため、「できるだけ集約」設定はグレーアウトされていて設定することが不可能になっている。
図7に示すように、「集約設定」を通常印刷以外の設定、即ち2−up/4−up/・・・/16−upに変更することで「できるだけ集約」設定のグレーアウトが解除され、図8に示すように、設定可能になる。
さらに、「集約後の最小文字サイズ設定」は、「できるだけ集約」設定がON(有効)を選択している場合に設定可能な項目であり、「できるだけ集約」設定がOFF(無効)に選択されている時にはグレーアウトされ設定不可能だが、ONを選択することで設定可能となる。なお、「集約後の最小文字サイズ設定」は、前述の許容文字サイズに相当する。
図9は、「できるだけ集約」設定がONで、「集約後の最小文字サイズ設定」が2.0mmに設定されている状態を示している。
上述した集約設定を含めた印刷設定を行った後、プリンタドライバ210の印刷ボタンを押下することでPC200からプリンタ100へ印刷ジョブが送信される。
S2:要求受信部113は、制御部110の指示により、印刷ジョブの印刷設定情報を解析し、できるだけ集約設定が有効か否かを判定し、有効と判定すると処理をS3へ移行してS3〜S11における画像集約処理を行い、無効と判定すると処理をS12へ移行する。
S3:画像処理部114は、制御部110の指示により、受信した印刷ジョブの印刷データの1ページ中に含まれる最も小さな文字のサイズ(大きさ:mm)を検出し、その最小文字サイズを記憶部111に保存する。画像処理部114は、検出した最小文字サイズはページ番号と紐づけて保存する。例えば、図10に示すように、ページ番号と最小文字サイズ(mm)とを対応させて記憶部111に保存する。
なお、文字サイズの検出は、印刷データ中の文字のフォントサイズを検索して得ることができるようになっており、画像処理部114は、算出部114aにより、印刷ジョブの各原画像に含まれる最小文字の大きさに、集約数に応じた縮小率を乗算して最小文字の大きさを算出する。
S4:画像処理部114は、印刷データの全ページに対して最小文字サイズの検出が実施済みであるか否かを判定し、全ページに対して実施済みであると判定すると処理をS5へ移行し、未実施のページが存在すると判定すると処理をS3へ戻し、最小文字サイズの検出を継続して実施する。
S5:画像処理部114は、集約開始ページ数X(変数)を1とし、記憶部111に保存する。
S6:画像処理部114は、判定部114bにより、S3において記憶部111に保存した印刷データの各ページの最小文字サイズ情報に基づいて印刷データの各ページを縮小して集約した印刷画像を生成できるか否かを判定する。
具体的な判定方法は、印刷ジョブの集約設定情報により決定される印刷データの各ページの縮小率を、各ページの最小文字サイズに乗算して得られた値が許容文字サイズ未満になるか否かで判定、即ち集約して画像形成し媒体に出力される際の最小文字サイズが閾値としての許容文字サイズ未満になるか否かで判定する。得られた値が許容文字サイズ以上であれば集約した印刷画像を生成できると判定し、許容文字サイズ未満であれば集約した印刷画像を生成できないと判定する。
なお、集約設定情報が、例えば、2−upであれば1枚の媒体に対し印刷データ2ページ分が収まるように縮小(縮小率70%)して配置し、4−upであれば1枚の媒体に対し印刷データ4ページ分が収まるように縮小(縮小率50%)して配置する。
画像処理部114は、上述した判断を集約開始ページXからNページ分連続して実施する。ここで、Nは、集約設定で1枚の媒体に収めるページ数の設定の値(集約数)とする。例えば4−upであればN=4となる。
画像処理部114は、Xページ目を基準とし、Yページ(所定ページ数)が連続して集約可能と判断した場合、処理をS7へ移行し、Yページが連続して集約不可能と判断した場合、処理をS9へ移行する。
ここで、Yは、集約設定の値であるN(集約数)と同じでも良く、また余白の大きい不自然なレイアウトのページが作られることを防ぐことができるような範囲で任意の値でも良い。例えば、媒体に出力される集約印刷画像が、縮小後の印刷画像によって1枚の媒体の50%以上が満たされるよう集約するように、4−upであればY=4ではなく、Y≧(4/2)、即ちY=2または3であっても良い。即ち、所定ページ数Yは、集約数N以下である。
なお、画像処理部114は、Xページ目から連続して集約可能と判断した結果のページ数をZとし、決定したZの値がY以上(つまり、Xページ目からYページ分連続して集約可能)であれば処理をS7へ移行し、Y未満(つまり、Xページ目からYページ分連続して集約不可)であれば処理をS9へ移行する。
S7:画像処理部114は、S6において連続して集約可能と判断したZページ分の印刷データを1枚の媒体に収めるために縮小処理し、それらを並べてひとまとめにした集約印刷画像を生成し、記憶部111に保存する。
S8:画像処理部114は、集約開始ページXにZを加算し、処理をS11へ移行する。
S9:画像処理部114は、S6において連続して集約不可能と判断すると、画像を集約することなく、Xページ目の印刷データから印刷画像を生成し、記憶部111に保存する。
S10:画像処理部114は、集約開始ページXに1を加算し、処理をS11へ移行する。
S11:画像処理部114は、印刷データの全ページから印刷画像生成済みか否かを判定し、印刷画像生成済みと判定すると処理をS13へ移行し、印刷画像生成済みでないと判定すると処理をS6へ戻し、残りのページの印刷画像の生成を継続して行う。
なお、S8およびS10において集約開始ページXが加算されていくため、S6〜S10を繰り返すことで印刷データの最終ページまで印刷画像の生成が行われる。
S12:上述したS2において、要求受信部113ができるだけ集約設定が無効と判定すると、画像処理部114は、印刷ジョブの印刷設定の内容に基づき印刷データへ画像処理を施し、印刷画像を生成する。
S13:印刷部115は、画像処理部114により生成された記憶部111に保存された印刷画像を媒体に印刷し、本処理を終了する。
上述したS6〜S11で行われる処理の具体例を以下に説明する。
まず、S6でのYを集約ページ数と同様の「4」とした場合を説明する。
図10に示す例では、まず、1ページ目の最小文字サイズが5mmである。集約設定が4−up(集約数が4)であるため印刷データは縮小率50%で縮小し画像形成することになるため、縮小後の最小文字サイズは、5X0.5=2.5mmとなる。
これは許容文字サイズ設定:2mm以上の値であるため、画像処理部114は集約可能と判断する。画像処理部114は続けて2〜4ページについて集約可否を判定すると、2ページ目は縮小後の最小文字サイズが3×0.5=1.5mmであり、許容文字サイズ設定の2mm未満となるため、図11に示すように縮小不可と判断する。つまり、画像処理部114は1,2,3,4ページをひとまとめにした集約画像を生成できないと判断する。
この場合、画像処理部114は処理をS9に移行し、1ページ目を縮小せずに印刷画像を生成する。
次に、画像処理部114は、処理をS11へ移行し、印刷データから全ページの画像生成がされたかをチェックするが、まだ2〜12ページの印刷画像は生成されていないため、処理をS6へ移行する。
画像処理部114は、2ページ目も上記の要領でS6〜S10により、集約不可のため縮小せずに画像を生成する。
さらに、3ページ目のS6の判断では図11に示すように3〜6ページ目が集約可能となる。したがって、画像処理部114は、処理をS7へ移行し、3〜6ページを縮小して集約した印刷画像を生成する。
画像処理部114は、同様に12ページまで処理を繰り返し、印刷画像を生成する。その結果は図4に示す印刷画像となり、3〜6ページの4ページが集約画像となる。
次に、S6でのYを「3」とした場合を説明する。
Y=3である場合、9ページ目(X=9)の時の結果がY=4の例と異なる。
S6における集約可否判定では、集約可能ページ数Z=3となり、Y=4の例ではY>Zとなるため集約画像の生成が出来ずS9に移行したが、Y=3の場合は集約可能となるため、画像処理部114は、処理をS7に移行し、9〜11ページの3ページを縮小して集約した集約画像を生成する。
この場合、画像処理部114が生成した印刷画像の結果は図5に示す印刷画像となり、3〜6ページの4ページが集約画像になるのに加え、9〜11ページの3ページが集約画像となる。
印刷データの画像集約時に印刷データ中の最小文字サイズに基づいて縮小可否を判断し、さらに後続のページの縮小可否を考慮して集約画像を生成するようにしたことにより、文字視認性を保ったまま印刷データを集約して出力する媒体の枚数を減らすことができる。
また、縮小して集約可能なページであっても後続のページも集約可能な場合でなければ集約画像を作成しないため、出力結果に余白の大きい不自然なレイアウトのページが制せされることを防止できる。
なお、本実施例では、集約設定やできるだけ集約設定等の印刷設定および印刷指示の入力操作をPC200のプリンタドライバ210で受け付けるようにしたが、プリンタ100の操作パネル部116で受け付けるようにしても良い。
以上説明したように、本実施例では、縮小後の文字サイズが許容文字サイズを下回る場合であっても、印刷媒体を節約することができるという効果が得られる。
また、出力結果に余白の大きい不自然なレイアウトのページが制せされることを防止できるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られるものでなく、複写機、ファクシミリ装置、または複合機(MFP)等としても良い。
また、プリンタをカラープリンタとして説明したが、モノクロプリンタであっても良い。
1 給紙トレイ
2 ベルトユニット
3(3a、3b、3c、3d) 画像形成ユニット
4 定着器
5 排出部
100 プリンタ
110 制御部
111 記憶部
112 通信部
113 要求受信部
114 画像処理部
114a 算出部
114b 判定部
115 印刷部
116 操作パネル部
2 ベルトユニット
3(3a、3b、3c、3d) 画像形成ユニット
4 定着器
5 排出部
100 プリンタ
110 制御部
111 記憶部
112 通信部
113 要求受信部
114 画像処理部
114a 算出部
114b 判定部
115 印刷部
116 操作パネル部
Claims (6)
- 複数の原画像を縮小して1枚の媒体に形成可能な集約画像を生成する集約画像生成手段を有する画像形成装置であって、
前記集約画像生成手段は、
文字を含む前記原画像を縮小して前記集約画像を生成する場合、前記集約画像に生成される最小文字の大きさを算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された最小文字の大きさに基づいて、前記原画像毎に前記集約画像の生成可否を判定する判定手段と、
を有し、
前記集約画像生成手段は、前記判定手段で集約画像の生成が可能と判定された原画像が所定数、連続している場合、前記所定数の原画像の集約画像を生成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記集約画像生成手段は、複数の原画像の画像データと、1枚の媒体に集約する原画像の数である集約数とを含む画像生成指示を受け、
前記算出手段は、前記集約数に対応する縮小率を用いて前記最小文字の大きさを算出することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記算出手段は、各原画像に含まれる最小文字の大きさに前記縮小率を乗算して前記最小文字の大きさを算出し、
前記判定手段は、前記最小文字の大きさが閾値以上である原画像を前記集約画像の生成が可能と判定することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において、
前記所定数は、前記集約数以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記画像生成指示は、前記最小文字の大きさに基づいて前記原画像毎に前記集約画像の生成が可能と判定された場合、前記集約画像を生成することを指示する集約指示情報を含み、
前記集約画像生成手段は、前記集約指示情報が有効を表す情報である場合、前記所定数の原画像の集約画像を生成することを特徴とする画像形成装置。 - 複数の原画像を縮小して1枚の媒体に形成可能な集約画像を生成する画像形成装置の画像形成方法であって、
文字を含む前記原画像を縮小して前記集約画像を生成する場合、前記集約画像に生成される最小文字の大きさを算出するステップと、
算出された最小文字の大きさに基づいて、前記原画像毎に前記集約画像の生成可否を判定するステップと、
前記集約画像の生成が可能と判定された原画像が所定数、連続している場合、前記所定数の原画像の集約画像を生成するステップと、
を有することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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