JP2021184010A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の装置内の温度に応じて、装置内の温度上昇を好適に抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、印刷部と、用紙搬送部と、温度検出部と、入力部と、制御部と、を備える。制御部は、印刷ジョブを実行するときに、温度検出部によって検出された温度が所定の第1閾値よりも高い所定の第2閾値を超えた場合に、印刷部による印刷を停止させ、前記温度が第1閾値を超え、第2閾値以下である場合に、用紙搬送部によって用紙を所定の基準搬送速度よりも低い制限搬送速度で搬送させ、前記温度が第1閾値以下である場合に、用紙搬送部によって用紙を基準搬送速度で搬送させる。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を現像剤で現像し、後に用紙に転写されるトナー像を形成する装置が広く利用されている。そして、安定した現像動作を実現するために、現像剤の劣化や溶融を抑制するための技術が提案されている。このような画像形成装置一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1で開示された従来の画像形成装置では、装置内の温度の予測値が所定の閾値以上である場合に、連続印刷の速度を低下させる。これにより、連続印刷時に、画像形成装置内が高温になることを防止することができる。すなわち、現像剤の劣化や溶融を抑制することが可能である。
特開2018−120187号公報
しかしながら、上記の従来技術では、装置内の温度の予測値に基づいて印刷動作を制御しているため、実際の温度の急激な変化等に対応できなかったり、必要以上に印刷速度を低下させたりする虞があった。すなわち、従来技術は、実際の装置内の温度に応じて、装置内の温度上昇を好適に抑制できず、さらに円滑な印刷動作を継続できないことに課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、実際の装置内の温度に応じて、装置内の温度上昇を好適に抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、印刷部と、用紙搬送部と、温度検出部と、入力部と、制御部と、を備える。印刷部は、用紙に印刷を行う。用紙搬送部は、印刷部によって印刷が行われる用紙を搬送する。温度検出部は、画像形成装置の内部の温度を検出する。入力部は、印刷ジョブに係る情報の入力を受け付ける。制御部は、用紙搬送部、及び印刷部の動作を制御する。制御部は、印刷ジョブを実行するときに、温度検出部によって検出された温度が所定の第1閾値よりも高い所定の第2閾値を超えた場合に、印刷部による印刷を停止させ、前記温度が第1閾値を超え、第2閾値以下である場合に、用紙搬送部によって用紙を所定の基準搬送速度よりも低い制限搬送速度で搬送させ、前記温度が第1閾値以下である場合に、用紙搬送部によって用紙を基準搬送速度で搬送させる。
本発明の構成によれば、実際の画像形成装置の内部の温度に係る2つの閾値を利用し、段階的に印刷速度を低下させ、装置内の温度上昇の抑制を図った印刷動作が実行される。すなわち、実際の装置内の温度に応じて、装置内の温度上昇を好適に抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能である。
本発明の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1の画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置の画像形成部周辺の概略構成を示す断面図である。 第1実施形態の画像形成装置による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の画像形成装置による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態の画像形成装置による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態の画像形成装置による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。 図7の処理フローにおいて、ユーザーから印刷条件の変更を受け付けるときの表示部の構成を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
図1は、実施形態の画像形成装置1の概略構成を示す断面図である。図2は、図1の画像形成装置1の概略構成を示すブロック図である。図3は、図1の画像形成装置1の画像形成部72周辺の概略構成を示す断面図である。
本実施形態の画像形成装置1は、例えば中間転写ベルト731を用いてトナー像を用紙Sに転写するタンデム方式のカラープリンターである。画像形成装置1は、例えばプリント(印刷)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送信等の機能を備えたいわゆる複合機であって良い。画像形成装置1は、装置のそばに立つユーザー自身からジョブに係る操作を受け付けてジョブを実行することもできるし、外部のコンピュータからジョブに係る画像データ及び指令等を受け付けてジョブを実行することもできる。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、その本体2に設けられた、入力部3と、給紙部4と、用紙搬送部5と、用紙排出部6と、印刷部7と、制御部8と、記憶部9と、を含む。
入力部3は、装置のそばに立つユーザー自身からジョブに係る操作を受け付ける操作パネルと、外部のコンピュータからジョブに係る画像データ及び指令等を受け付ける通信部と、を含む。入力部3は、印刷ジョブに係る情報の入力を受け付ける。
操作パネルは、例えば本体2の正面上部に配置され、液晶ディスプレイ等の画像出力部である表示部31を含む。操作パネルは、例えば印刷に使用する用紙の種類やサイズ、拡大縮小、片面印刷、両面印刷、集約印刷といった印刷条件などの設定、及び実行指令等の入力に係る画面の画像を表示部31に表示し、その入力をユーザー自身から直接受け付ける。
通信部は、例えば制御部8の近傍等に配置され、画像データ、印刷条件、及び実行指令等を、外部のコンピュータからネットワーク回線等を介して受け付ける。通信部は、画像出力部の機能も有し、外部のコンピュータのモニター等に表示させるために、印刷条件、及び実行指令等の入力に係る画面の画像を出力する。
給紙部4は、印刷前の複数枚の用紙Sを収容し、印刷時に用紙Sを1枚ずつ分離して送り出す。用紙搬送部5は、給紙部4から送り出された用紙Sを印刷部7へと搬送し、さらに印刷後の用紙Sを用紙排出口51から用紙排出部6に排出する。用紙搬送部5は、印刷部7によって印刷が行われる用紙Sを搬送する。両面印刷が行われる場合、用紙搬送部5は、第一面の定着後の用紙Sを分岐部52によって反転搬送部53に振り分け、用紙Sを再度、二次転写部733及び定着部74へと搬送する。
印刷部7は、露光部71と、画像形成部72と、転写部73と、定着部74と、を含む。露光部71は、画像データに基づき制御されたレーザー光を画像形成部72に向かって照射する。
画像形成部72は、中間転写ベルト731の下方に配置される。画像形成部72は、イエロー用の画像形成部72Y、シアン用の画像形成部72C、マゼンタ用の画像形成部72M及びブラック用の画像形成部72Bを含む。これらの4つの画像形成部72は、基本的な構成が同じである。これにより、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、各色を表す「Y」、「C」、「M」、「B」の識別記号は省略することがある。
画像形成部72は、図3に示すように、所定の方向(図3における時計回り)に回転可能に支持された感光体ドラム(像担持体)721を備える。画像形成部72は、さらに感光体ドラム721の周囲に、その回転方向に沿って配置された帯電部722と、現像部723と、ドラムクリーニング部724と、を含む。なお、現像部723とドラムクリーニング部724との間に、一次転写部732が配置される。
帯電部722は、感光体ドラム721の外周面を所定電位に帯電させる。そして、露光部71から照射されたレーザー光によって、感光体ドラム721の外周面に原稿画像の静電潜像が形成される。現像部723は、用紙Sへの印刷に用いられる現像剤(トナー)を収容する。現像部723は、感光体ドラム721の外周面の静電潜像にトナーを付着させて現像し、トナー像を形成する。4つの画像形成部72それぞれは、異なる色のトナー像を形成する。ドラムクリーニング部724は、トナー像が中間転写ベルト731の外周面に一次転写された後に、感光体ドラム721の外周面に残留するトナー等を除去してクリーニングする。
転写部73は、図1に示すように、中間転写ベルト731と、一次転写部732Y、732C、732M、732Bと、二次転写部733と、ベルトクリーニング部734と、を備える。中間転写ベルト731は、4つの画像形成部72の上方に配置される。中間転写ベルト731は、所定の方向(図1における反時計回り)に回転可能に支持され、4つの画像形成部72それぞれで形成されたトナー像が順次重ねて一次転写される中間転写体である。4つの画像形成部72は、中間転写ベルト731の回転方向上流側から下流側に向けて一列に並んだいわゆるタンデム方式にして配置される。
一次転写部732Y、732C、732M、732Bは、中間転写ベルト731を挟んで、各色の画像形成部72Y、72C、72M、72Bの上方に配置される。二次転写部733は、用紙搬送部5の、定着部74よりも用紙搬送方向上流側であって、転写部73の、各色の画像形成部72Y、72C、72M、72Bよりも中間転写ベルト731の回転方向下流側に配置される。ベルトクリーニング部734は、各色の画像形成部72Y、72C、72M、72Bよりも中間転写ベルト731の回転方向上流側に配置される。
トナー像は、各色の一次転写部732Y、732C、732M、732Bで中間転写ベルト731の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト731の回転とともに所定のタイミングで4つの画像形成部72のトナー像が連続して重ねて中間転写ベルト731に転写されることにより、中間転写ベルト731の外周面にはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト731の外周面のカラートナー像は、用紙搬送部5によって同期をとって送られてきた用紙Sに、二次転写部733に形成される二次転写ニップ部で転写される。ベルトクリーニング部734は、二次転写後に中間転写ベルト731の表面に残留するトナー等を除去してクリーニングする。
定着部74は、トナー像が転写された用紙Sを加熱、加圧してトナー像を用紙Sに定着させる。このようにして、印刷部7は、用紙搬送部5によって搬送される用紙Sに印刷を行う。
制御部8は、CPUと、画像処理部と、その他の電子回路及び電子部品と、を含む(それぞれ不図示)。CPUは、記憶部9に記憶された制御用のプログラムやデータに基づき、画像形成装置1に設けられた各構成要素の動作を制御して画像形成装置1の機能に係る処理を行う。給紙部4、用紙搬送部5、及び印刷部7のそれぞれは、制御部8から個別に指令を受け、連動して用紙Sへの印刷を行う。
記憶部9は、例えば不図示のプログラムROM(Read Only Memory)、データROMなどといった不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)のような揮発性の記憶装置との組み合わせで構成される。
また、画像形成装置1は、温度検出部10を備える。温度検出部10は、例えば図3に示すように、現像部723の近傍に配置される。温度検出部10は、例えばサーミスタ等で構成され、画像形成装置1の内部の温度を検出する。詳細に言えば、温度検出部10は、現像部723の周辺の温度を検出する。温度検出部10の検出信号は、制御部8に送信される。
そして、制御部8は、印刷ジョブを実行するときの運転モードとして、昇温抑制モードを有する。昇温抑制モードでは、実際の画像形成装置1の内部の温度に係る2つの閾値を利用し、段階的に印刷速度を低下させ、装置内の温度上昇の抑制を図った印刷動作が実行される。
図4は、第1実施形態の画像形成装置1による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。
第1実施形態の昇温抑制モードでは、温度検出部10によって検出される温度に係る第1閾値及び第2閾値を利用する。第1閾値は、例えば35℃に予め設定される。第2閾値は、第1閾値よりも高く、例えば45℃に予め設定される。これらの温度に係る数値は、一例であり、適宜任意に変更が可能である。
制御部8は、印刷ジョブに係る印刷指令に基づき、昇温抑制モードを開始する(図4の「スタート」)。
次に、制御部8は、温度検出部10によって検出された温度が、第2閾値を超えているか否かを判定する(図4のステップ#101)。制御部8は、温度検出部10から受信したサーミスタ等の検出信号に基づき、現像部723周辺の温度を認識し、当該温度が第2閾値を超えたか否かを判定する。
現像部723周辺の温度が第2閾値を超えている場合(ステップ#101のYes)、制御部8は、印刷部7による印刷を停止させる(ステップ#102)。すなわち、印刷部7の動作を停止させることで、画像形成装置1内の温度上昇を抑制することができ、さらに画像形成装置1内の温度を低下させることが可能である。
現像部723周辺の温度が第2閾値を超えていない場合(ステップ#101のNo)、制御部8は、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超えているか否かを判定する(ステップ#103)。現像部723周辺の温度が第1閾値を超えている場合(ステップ#103のYes)、制御部8は、用紙Sの搬送速度を、所定の基準搬送速度よりも低い制限搬送速度に設定する(ステップ#104)。
印刷ジョブの途中で、用紙Sの搬送速度を基準搬送速度から制限搬送速度に変更する場合、制御部8は、例えば新たな用紙Sの、給紙部4からの送り出しを一時停止させる。すでに、給紙部4から用紙搬送部5に送り出された後の用紙Sについて、制御部8は、用紙Sを基準搬送速度で搬送させ、当該搬送途中の用紙Sに対する印刷を印刷部7に実行させる。搬送途中の用紙Sがすべて用紙排出部6に排出されると、制御部8は、用紙Sの搬送速度を制限搬送速度に設定する。
現像部723周辺の温度が第1閾値を超えていない、すなわち第1閾値以下である場合(ステップ#103のNo)、制御部8は、用紙Sの搬送速度を、所定の基準搬送速度に設定する(ステップ#105)。
印刷ジョブの途中で、用紙Sの搬送速度を制限搬送速度から基準搬送速度に変更する場合、制御部8は、例えば新たな用紙Sの、給紙部4からの送り出しを一時停止させる。すでに、給紙部4から用紙搬送部5に送り出された後の用紙Sについて、制御部8は、用紙Sを制限搬送速度で搬送させ、当該搬送途中の用紙Sに対する印刷を印刷部7に実行させる。搬送途中の用紙Sがすべて用紙排出部6に排出されると、制御部8は、用紙Sの搬送速度を基準搬送速度に設定する。
続いて、制御部8は、用紙Sに対する印刷を印刷部7に実行させる(ステップ#106)。現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下である場合に、制御部8は、用紙搬送部5によって用紙Sを所定の基準搬送速度よりも低い制限搬送速度で搬送させる。現像部723周辺の温度が、第1閾値以下である場合に、制御部8は、用紙搬送部5によって用紙Sを基準搬送速度で搬送させる。
そして、制御部8は、印刷ジョブが終了したか否かを判定する(ステップ#107)。印刷ジョブが終了していない場合(ステップ#107のNo)、ステップ#101に戻って、現像部723周辺の温度が、第2閾値を超えているか否かの判定が繰り返される。印刷ジョブが終了すると(ステップ#107のYes)、図4に示す処理フローが終了される(図6の「エンド」)。
上記の構成によれば、現像部723周辺の温度が、第1閾値よりも高い第2閾値を超えた場合に、印刷が停止され、当該温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下である場合に、用紙Sが基準搬送速度よりも低い制限搬送速度で搬送され、当該温度が、第1閾値以下である場合に、用紙Sが基準搬送速度で搬送される。すなわち、実際の画像形成装置1の内部の温度に係る第1閾値及び第2閾値を利用し、段階的に印刷速度を低下させ、装置内の温度上昇の抑制を図った印刷動作が実行される。すなわち、実際の装置内の温度に応じて、装置内の温度上昇を好適に抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能である。
なお、制限搬送速度は、例えば基準搬送速度の半分の速度である。この構成によれば、印刷を停止することなく、画像形成装置1内の温度上昇を抑制することができる。すなわち、印刷に係る生産性を大幅に低下させることなく、印刷動作を継続することが可能である。
また、温度検出部10は、現像部723の近傍に配置されるので、特に現像部723の温度に注目して、その温度上昇を抑制することができる。これにより、現像剤の劣化や溶融を防止することができる。すなわち、安定した現像動作を実現することが可能である。
図5は、第2実施形態の画像形成装置1による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。第2実施形態の基本的な構成は、先に説明した第1実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態の昇温抑制モードでは、温度検出部10によって検出される温度に係る第1閾値及び第2閾値が、片面印刷と、両面印刷とで個別に設定される。片面印刷に係る第1閾値は、例えば40℃に予め設定され、第2閾値は、例えば45℃に予め設定される。両面印刷に係る第1閾値は、例えば35℃に予め設定され、第2閾値は、例えば45℃に予め設定される。これらの温度に係る数値は、一例であり、適宜任意に変更可能である。
制御部8は、印刷ジョブに係る印刷指令に基づき、昇温抑制モードを開始する(図5の「スタート」)。
続いて、制御部8は、当該印刷ジョブが片面印刷であるか否かを判定する(図5のステップ#201)。制御部8は、入力部3から受け付けた印刷ジョブに係る情報に基づき、当該印刷ジョブが片面印刷であるか否かを判定する。
当該印刷ジョブが片面印刷である場合(ステップ#201のYes)、第1閾値として片面印刷用の40℃が設定され、第2閾値として片面印刷用の45℃が設定される(ステップ#202)。当該印刷ジョブが片面印刷ではない、すなわち両面印刷である場合(ステップ#201のNo)、第1閾値として両面印刷用の35℃が設定され、第2閾値として両面印刷用の45℃が設定される(ステップ#203)。
上記のように、第1閾値及び第2閾値は、印刷ジョブに係る情報に基づいて当該印刷ジョブが片面印刷及び両面印刷のいずれであるかを識別され、片面印刷及び両面印刷のそれぞれに応じて個別に定められる。
以下、ステップ#204からステップ#210までの動作フローは、図4で説明した第1実施形態のステップ#101からステップ#107までの動作フローと同じであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
すなわち、片面印刷と、両面印刷とのそれぞれにおいて、現像部723周辺の温度が第2閾値を超えている場合(ステップ#204のYes)、制御部8は、印刷を停止させる(ステップ#205)。また、片面印刷と、両面印刷とのそれぞれにおいて、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下である場合(ステップ#206のYes)に、制御部8は、用紙Sの搬送速度を制限搬送速度に設定する(ステップ#207)。また、片面印刷と、両面印刷とのそれぞれにおいて、現像部723周辺の温度が、第1閾値以下である場合(ステップ#206のNo)に、制御部8は、用紙Sの搬送速度を基準搬送速度に設定する(ステップ#208)。
上記の構成によれば、片面印刷の場合、給紙部4に収容された用紙Sは、室温程度に冷却されているため、二次転写部733において中間転写ベルト731を冷却する。中間転写ベルト731の冷却は、現像部723に影響を与え、現像部723の温度上昇を抑制することができる。したがって、片面印刷の場合に、効果的に装置内の温度上昇を抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能である。
また、両面印刷の場合、定着部74を一度通過した用紙Sは、定着部74において加熱されているため、二次転写部733において中間転写ベルト731を加熱する。中間転写ベルト731の加熱は、現像部723に影響を与え、現像部723の温度上昇を促進させてしまう虞がある。したがって、両面印刷の場合には、第1閾値を片面印刷の場合よりも低く設定することで、効果的に装置内の温度上昇を抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能である。
また、両面印刷用の第1閾値(例えば35℃)は、片面印刷用の第1閾値(例えば40℃)よりも小さい値である。両面印刷の場合、片面印刷よりも装置内の温度が上昇し易い。したがって、両面印刷用の第1閾値を、片面印刷用の第1閾値よりも小さい値とすることで、両面印刷において、早めに第1閾値に係る制御を実行することができる。これにより、効果的に装置内の温度上昇を抑制することが可能である。
図6は、第3実施形態の画像形成装置1による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。第3実施形態の基本的な構成は、先に説明した第1実施形態及び第2実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第3実施形態の昇温抑制モードでは、第2実施形態と同様に、温度検出部10によって検出される温度に係る第1閾値及び第2閾値が、片面印刷と、両面印刷とで個別に設定される。
そして、第3実施形態の昇温抑制モードは、入力部3から同時期に複数の印刷ジョブを受け付けて、両面印刷である印刷ジョブを実行するときに、次に説明する特徴を有する。
制御部8は、印刷ジョブに係る印刷指令に基づき、昇温抑制モードを開始する(図6の「スタート」)。
続いて、制御部8は、当該印刷ジョブが片面印刷であるか否かを判定する(図6のステップ#301)。制御部8は、入力部3から受け付けた印刷ジョブに係る情報に基づき、当該印刷ジョブが片面印刷であるか否かを判定する。
当該印刷ジョブが片面印刷である場合(ステップ#301のYes)、図5で説明した第2実施形態のステップ#202以下の動作フローが実行される(ステップ#302)。すなわち、片面印刷用の第1閾値及び第2閾値を利用して、昇温抑制モードが実行される。当該印刷ジョブが片面印刷ではない、すなわち両面印刷である場合(ステップ#301のNo)、第1閾値として両面印刷用の35℃が設定され、第2閾値として両面印刷用の45℃が設定される(ステップ#303)。
以下、ステップ#304からステップ#312までの動作フローは、図5で説明した第2実施形態のステップ#204からステップ#210までの動作フローと概ね同じであるが、異なる箇所を続いて説明する。
両面印刷において、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下である場合(ステップ#306のYes)に、制御部8は、待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷である印刷ジョブが含まれるか否かを判定する(ステップ#307)。
待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷の印刷ジョブが含まれる場合(ステップ#307のYes)、図5で説明した第2実施形態のステップ#202以下の動作フローが実行される(ステップ#308)。すなわち、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下であり、且つ待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷の印刷ジョブが含まれる場合に、制御部8は、未実行の片面印刷である印刷ジョブを、両面印刷である当該印刷ジョブよりも優先して実行する。
待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷である印刷ジョブが含まれない場合(ステップ#307のNo)、制御部8は、用紙Sの搬送速度を制限搬送速度に設定する(ステップ#309)。すなわち、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下であり、且つ待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷の印刷ジョブが含まれない場合に、制御部8は、用紙搬送部5によって用紙Sを制限搬送速度で搬送させる。
上記の構成によれば、待機中の未実行の片面印刷の印刷ジョブを、両面印刷の印刷ジョブよりも優先して実行することで、装置内の温度上昇を抑制することができる。そして、両面印刷の印刷ジョブを先に実行することで、装置内の温度上昇が促進され、待機中の未実行の片面印刷の印刷ジョブの実行が遅れることを防止することができる。すなわち、効果的に装置内の温度上昇を抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能である。
図7は、第4実施形態の画像形成装置1による昇温抑制モードの処理の一例を示すフローチャートである。図8は、図7の処理フローにおいて、ユーザーから印刷条件の変更を受け付けるときの表示部31の構成を示す正面図である。第4実施形態の基本的な構成は、先に説明した第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第4実施形態の昇温抑制モードでは、第3実施形態と同様に、温度検出部10によって検出される温度に係る第1閾値及び第2閾値が、片面印刷と、両面印刷とで個別に設定される。そして、第4実施形態の昇温抑制モードは、第3実施形態と同様に、入力部3から同時期に複数の印刷ジョブを受け付けて、両面印刷である印刷ジョブを実行するときに、次に説明する特徴を有する。
制御部8は、印刷ジョブに係る印刷指令に基づき、昇温抑制モードを開始する(図7の「スタート」)。以下、ステップ#401からステップ#414までの動作フローは、図6で説明した第3実施形態のステップ#301からステップ#312までの動作フローと概ね同じであるが、異なる箇所を続いて説明する。
両面印刷において、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下である場合(ステップ#406のYes)に、制御部8は、待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷である印刷ジョブが含まれるか否かを判定する(ステップ#407)。
待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷である印刷ジョブが含まれない場合(ステップ#407のNo)、制御部8は、両面印刷である当該印刷ジョブについて、片面印刷に変更し、当該片面印刷で集約印刷が可能であるか否かを判定する(ステップ#409)。集約印刷は、用紙1枚に対して複数ページ分の画像を縮小して印刷する。
このとき、制御部8は、図8に示すように、例えば両面印刷を片面印刷に変更し、さらに当該片面印刷で集約印刷を実行しても良いか否かの選択をユーザーに対して促す画像311を、表示部31に表示させる。制御部8は、入力部3である操作パネルを介し、ユーザーから集約印刷を実行しても良いか否かの選択を受け付ける。集約印刷は、例えば用紙1枚に対して2ページ分の画像を縮小して印刷する「2 in 1」が実行される。
片面印刷での集約印刷が可能である場合(ステップ#409のYes)、制御部8は、両面印刷である当該印刷ジョブの印刷条件として、片面印刷の集約印刷を設定する(ステップ#410)。すなわち、現像部723周辺の温度が、第1閾値を超え、第2閾値以下であり、且つ待機中の未実行の印刷ジョブに片面印刷である印刷ジョブが含まれない場合に、制御部8は、両面印刷である当該印刷ジョブを片面印刷に変更し、当該片面印刷で集約印刷を実行する。
片面印刷での集約印刷が可能ではない場合(ステップ#409のNo)、制御部8は、用紙Sの搬送速度を制限搬送速度に設定する(ステップ#411)。
上記の構成によれば、両面印刷の印刷ジョブを片面印刷に変更することで、装置内の温度上昇が促進され易い両面印刷を回避することができる。さらに、当該片面印刷で集約印刷を実行することで、装置内の温度上昇が促進される虞がある印刷枚数の増加を抑制することができる。これにより、効果的に装置内の温度上昇を抑制でき、且つ円滑な印刷動作を継続することが可能である。
なお、ステップ#409の、両面印刷を片面印刷に変更し、さらに当該片面印刷で集約印刷を実行しても良いか否かの判断は、印刷ジョブにおける第1枚目の印刷の直前のみに、1度だけ行われることが好ましい。これにより、印刷ジョブの途中で、両面印刷から片面印刷に切り替わることを防止することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置1は、複数色の画像を順次重ねて形成するいわゆるタンデム型のカラー印刷用の画像形成装置であることとしたが、このような機種に限定されるわけではない。画像形成装置1は、タンデム型ではないカラー印刷用の画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であって良い。
本発明は、画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
3 入力部
4 給紙部
5 用紙搬送部
7 印刷部
8 制御部
9 温度検出部
31 表示部
72、72Y、72C、72M、72B 画像形成部
73 転写部
721 感光体ドラム
723 現像部
731 中間転写ベルト
S 用紙

Claims (6)

  1. 用紙に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部によって印刷が行われる用紙を搬送する用紙搬送部と、
    画像形成装置の内部の温度を検出する温度検出部と、
    印刷ジョブに係る情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記用紙搬送部、及び前記印刷部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記印刷ジョブを実行するときに、
    前記温度検出部によって検出された前記温度が所定の第1閾値よりも高い所定の第2閾値を超えた場合に、前記印刷部による印刷を停止させ、
    前記温度が前記第1閾値を超え、前記第2閾値以下である場合に、前記用紙搬送部によって用紙を所定の基準搬送速度よりも低い制限搬送速度で搬送させ、
    前記温度が前記第1閾値以下である場合に、前記用紙搬送部によって用紙を前記基準搬送速度で搬送させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1閾値及び前記第2閾値は、前記印刷ジョブに係る前記情報に基づいて当該印刷ジョブが片面印刷及び両面印刷のいずれであるかを識別されて片面印刷及び両面印刷のそれぞれに応じて個別に定められる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 両面印刷用の前記第1閾値は、片面印刷用の前記第1閾値よりも小さい値である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制限搬送速度は、前記基準搬送速度の半分の速度であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷部は、用紙への印刷に用いられる現像剤を収容する現像部を有し、
    前記温度検出部は、前記現像部の近傍に配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷部は、
    前記用紙搬送部によって搬送される用紙に転写されるトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成されるトナー像が一次転写され、当該トナー像を前記用紙搬送部によって搬送される用紙に二次転写させる中間転写ベルトと、
    を含み、
    前記画像形成部は、
    外周面に原稿画像の静電潜像が形成される感光体ドラムと、
    前記静電潜像にトナーを付着させて現像してトナー像を形成する現像部と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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