JP2021169311A - テザークリップ装着装置および車両内装部材の製造方法 - Google Patents

テザークリップ装着装置および車両内装部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両内装部材にテザークリップを効率よく装着する。【解決手段】テザークリップ装着装置50は、テザークリップ10において湾曲するように形成されたテザー部14の湾曲部分を把持可能な第1ハンド52と、テザークリップ10において車体構成部材に取り付く車体取付部20を、把持可能な第2ハンド54とを備えている。また、テザークリップ装着装置50は、車体取付部20を押して、車両内装部材に設けられた台座部に形成された挿通孔に、テザークリップ10の係止部18を押し込むプッシャー56を備えている。【選択図】図6

Description

この発明は、テザークリップを車両内装部材に装着するためのテザークリップ装着装置およびテザークリップが装着された車両内装部材の製造方法に関するものである。
特許文献1に開示のように、ピラーガーニッシュとフロントピラーとの間には、エアバッグ装置が収容されることがあり、このような場合、ピラーガーニッシュがフロントピラーにテザークリップで取り付けられている。
テザークリップは、座部から延びる湾曲形状のテザー部と、テザー部の先端に設けられたアンカー部と、テザー部の両側に座部から立ち上がる係止部と、座部からテザー部と反対側へ突出形成された車体取付部とを備えている。テザークリップは、ピラーガーニッシュに設けられた台座部に形成された挿通孔にアンカー部およびテザー部を通して、台座部とピラーガーニッシュの裏面との間のスペースにアンカー部およびテザー部を配置し、係止部を挿通孔に係合させて、台座部に装着される。そして、テザークリップの車体取付部をフロントピラーに設けられた取付孔に嵌め合わせて、テザークリップを介してピラーガーニッシュがフロントピラーに取り付けられる。
エアバッグ装置が作動してエアバッグが展開するときは、係止部が挿通孔から外れることで、ピラーガーニッシュのフロントピラーから離れる方向の移動が許容され、エアバッグが車室に円滑に展開することになる。この際に、アンカー部が挿通孔の開口縁に引っ掛かってピラーガーニッシュの移動を止めることにより、ピラーガーニッシュがテザー部の長さ分まで開いた状態で移動規制されることで、エアバッグ装置作動時のピラーガーニッシュの飛散を防止している。
特許第5783033号公報
前述したテザークリップをピラーガーニッシュに装着する装着作業は、まずアンカー部を挿通孔に整合させて挿通孔に押し込んだ後に、アンカー部を挿通孔に整合しない向きになるようにテザークリップを回転する。次に、テザー部を該テザー部の湾曲に合わせて挿通孔に送り込むように、テザークリップを姿勢変化させて、係止部を挿通孔に整合させる。そして、車体取付部を押さえ付けて、係止部を挿通孔に嵌め込むことで、テザークリップが台座部に装着される。このように、テザークリップの装着作業は、テザークリップを多方向へ回転したり、移動したりする煩雑な手順を踏んでおり、手間がかかっている。
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、車両内装部材に対してテザークリップを効率よく装着できるテザークリップ装着装置および車両内装部材の製造方法を提供することを目的とする。
第1の態様のテザークリップ装着装置は、
車両内装部材を車体構成部材に取り付けるためのテザークリップを、該車両内装部材に装着するテザークリップ装着装置であって、
前記テザークリップにおいて湾曲するように形成されたテザー部を、その湾曲部分の曲がりの軸方向(V)から把持可能な第1ハンドと、
前記テザークリップにおいて前記車体構成部材に取り付く車体取付部を、把持可能な第2ハンドと、
前記車体取付部を押して、前記車両内装部材に設けられた台座部に形成された挿通孔に、前記テザークリップの係止部を押し込んで該テザークリップを該台座部に装着するプッシャーと、を備え、
前記第1ハンドおよび前記第2ハンドは、前記テザークリップを把持したもとで、前記テザー部の先端に設けられたアンカー部が前記挿通孔に対して挿通可能な向きと挿通不能な向きとになるように移動可能であると共に、該挿通可能な向きで該アンカー部を該挿通孔に挿入するように移動可能に構成され、
前記第2ハンドは、前記車体取付部を引っ掛けて、前記第1ハンドによる把持が解除された前記テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に前記係止部を該挿通孔の貫通方向に合わせるように移動可能に構成され、
前記プッシャーは、前記挿通孔の貫通方向と交差する方向へ前記車体取付部を押して、前記テザークリップを揺動可能に構成されていることを要旨とする。
第2の態様は、前記第2ハンドは、前記車体取付部を把持する把持状態と該車体取付部が外れる解除状態との間で、対向配置された一対の爪部が開閉すると共に、前記一対の爪部が前記把持状態よりも開くと共に前記解除状態よりも閉じた半開状態で該車体取付部が該爪部に引っ掛かるように構成され、
前記第2ハンドは、前記半開状態にある前記爪部で前記車体取付部を引っ掛けて、前記テザー部の湾曲部分の軸周りに前記テザークリップを回転させて前記係止部を前記台座部にのせるように移動することを要旨とする。
第3の態様は、前記第1ハンドは、前記テザー部を把持する把持位置と、該把持位置より退避する退避位置との間で進退移動し、
前記第2ハンドによって前記テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に前記係止部を前記台座部にのせるように移動する際に、前記第1ハンドを退避位置に配置することを要旨とする。
第4の態様は、前記プッシャーは、前記係止部において前記挿通孔の開口縁と重なる係止爪の突出方向と交差する方向へ前記テザークリップを揺らして、前記台座部に対して該テザークリップを位置合わせすることを要旨とする。
第5の態様の車両内装部材の製造方法は、
車体構成部材に取り付くテザークリップが装着された車両内装部材の製造方法であって、
前記テザークリップにおいて湾曲するように形成されたテザー部を、その湾曲部分の曲がりの軸方向(V)から第1ハンドで把持すると共に、該テザークリップにおいて前記車体構成部材に取り付く車体取付部を第2ハンドで把持し、
前記第1ハンドおよび前記第2ハンドで把持した前記テザークリップを移動して、前記車両内装部材に設けられた台座部に形成された挿通孔に、前記テザー部の先端に設けられたアンカー部を挿通し、
前記第1ハンドおよび前記第2ハンドで把持した前記テザークリップを、前記挿通孔の貫通方向を軸として回転して、前記アンカー部を該挿通孔に対して挿通不能な向きとし、
前記第1ハンドによる把持を解除したもとで、前記第2ハンドにより前記車体取付部を引っ掛けて前記テザー部の湾曲部分の軸周りに前記テザークリップを回転して、該テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に該テザークリップの係止部を該挿通孔の貫通方向に合わせて、
プッシャーによって、前記挿通孔の貫通方向と交差する方向へ前記車体取付部を押して前記テザークリップを揺動した後に、該プッシャーにより該車体取付部を押して前記係止部を該挿通孔に押し込んで、該テザークリップを前記台座部に装着することを要旨とする。
第1の態様および第5の態様によれば、テザークリップの車両内装部材への装着作業を自動化することで、車両内装部材に対してテザークリップを効率よく装着でき、製造サイクルを短縮化できる。第1ハンドによってテザー部の湾曲部分を把持したもとで、テザー部の先端に設けられたアンカー部を車両内装部材の台座部の挿通孔に挿入するので、テザー部の変形を第1ハンドで押さえて、アンカー部を挿通孔に円滑に挿通させることができる。また、台座部にのせたテザークリップをプッシャーで揺らすことで、テザークリップを台座部に対して適切な位置に配置することができると共にテザークリップの姿勢を整えることができ、係止部を挿通孔に円滑に挿入することができる。
第6の態様は、前記第2ハンドは、前記車体取付部を把持する把持状態と該車体取付部が外れる解除状態との間で、対向配置された一対の爪部が開閉し、
前記一対の爪部が前記把持状態よりも開くと共に前記解除状態よりも閉じた半開状態にある該爪部に前記車体取付部を引っ掛けて、前記第2ハンドの移動に伴って前記テザークリップを前記テザー部の湾曲部分の軸周りに回転させることを要旨とする。
第2の態様および第6の態様によれば、半開状態にある第2ハンドによって車体取付部を引っ掛けてテザークリップを回転させることで、テザークリップの回転に伴う第2ハンドに対する車体取付部のある程度の姿勢変化が許容され、テザー部が挿通孔を通るようにテザークリップを円滑に姿勢変化させることができる。
第7の態様は、前記第2ハンドによって前記テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に前記係止部を前記台座部にのせるように前記テザークリップを移動する前に、前記第1ハンドを、該テザー部を把持する把持位置から退避した退避位置に配置することを要旨とする。
第3の態様および第7の態様によれば、第1ハンドを退避位置に配置することで、第2ハンドおよびテザークリップを、第1ハンドで邪魔せず、円滑に移動させることができる。
第8の態様は、前記プッシャーは、前記係止部において前記挿通孔の開口縁と重なる係止爪の突出方向と交差する方向へ前記テザークリップを揺らして、前記台座部に対して該テザークリップを位置合わせすることを要旨とする。
第4の態様および第8の態様によれば、台座部にのせたテザークリップをプッシャーで係止爪の突出方向と交差する方向へ揺らすことで、テザークリップを台座部に対して適切な位置に配置することができると共にテザークリップの姿勢を整えることができ、係止部を挿通孔に円滑に挿入することができる。
本発明に係るテザークリップ装着装置および車両内装部材の製造方法によれば、車両内装部材に対してテザークリップを効率よく装着できる。
本発明の好適な実施例に係るテザークリップによるピラーガーニッシュとフロントピラーとの取付構造を示す説明図である。 実施例のテザークリップが装着されたピラーガーニッシュの一部を裏面から見た説明図である。 図2のA−A線でピラーガーニッシュを切断して示す説明図である。 実施例のテザークリップを、テザー部側から見た説明図である。 エアバッグ装置が作動した際に、テザークリップによりピラーガーニッシュの脱落が防止される状況を示す説明図である。 実施例に係るテザークリップ装着装置を概略的に示す説明図である。 テザークリップ装着装置によって、ピラーガーニッシュにおける台座部の挿通孔にテザークリップを挿入する状況を示す説明図である。 図7のB矢視図である。 ピラーガーニッシュにおける台座部の挿通孔にテザークリップを挿入する状況を、図7と異なる向きから示す説明図であり、(a)はアンカー部を挿通孔に通す前であり、(b)はアンカー部を挿通孔に押し込んだ状況である。 アンカー部を挿通孔に通したテザークリップを回転する状況を示す説明図であり、(a)はテザークリップがアンカー部を挿通孔に通す向きにあり、(b)はテザークリップが弾性片を挿通孔に通す向きにある。 テザークリップ装着装置によって、テザー部を挿通孔に挿入する状況を示す説明図であり、(a)は第1ハンドおよび第2ハンドでテザー部を支持したもとで弾性片を挿通孔に通した状況であり、(b)は第1ハンドが把持位置から退避位置に退避した状況である。 テザークリップ装着装置によって、テザー部を挿通孔に挿入する状況を示す説明図であり、(a)は第2ハンドを半開状態にした状況を示し、(b)は第2ハンドでテザークリップの車体取付部を持ち上げている状況を示し、(c)はテザークリップの係止部が挿通孔に合わさった状況を示す。 半開状態にした第2ハンドとテザークリップとの関係を示す説明図である。 テザークリップ装着装置によって、テザークリップを位置合わせすると共に姿勢を整えている状況を示す説明図である。 テザークリップ装着装置によって、テザークリップの係止部を挿通孔に押し込んでいる状況を示す説明図である。
次に、本発明に係るテザークリップ装着装置およびテザークリップが装着された車両内装部材の製造方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例は、テザークリップを装着する車両内装部材として、ピラーガーニッシュを例示し、車体構成部材であるフロントピラーにピラーガーニッシュをテザークリップで取り付ける場合である。
(台座部)
図1〜図3に示すように、実施例に係るピラーガーニッシュ30は、合成樹脂製のピラーガーニッシュ30の裏側に一体成形された台座部32を備え、テザークリップ10が台座部32に装着される。台座部32は、ピラーガーニッシュ30の裏面から立ち上がる板状の脚部34,36,38と、脚部34,36,38に支持されてピラーガーニッシュ30の裏面と間をあけて延在する板状の受部40とを備えている。台座部32は、受部40とピラーガーニッシュ30の裏面との間に収納部42を設けている。台座部32には、長方形状に開口する挿通孔44が、受部40を貫通するように形成されている(図2参照)。台座部32は、受部40において挿通孔44を短手方向に挟む縁のそれぞれに脚部34,36が連なっており、一方の第1脚部34が受部40からピラーガーニッシュ30の裏面に向かうにつれて他方の第2脚部36から離れるように斜めに延在し、他方の第2脚部36が、挿通孔44の貫通方向へ延在している(図1参照)。収納部42は、受部40において挿通孔44を長手方向に挟む縁の一方に連なり、挿通孔44の貫通方向へ延在する第3脚部38、第1脚部34および第2脚部36により三方が塞がれているが、第3脚部38と反対側が開口している。受部40には、第1脚部34が連なる縁に、挿通孔44の長手方向に間をあけて立ち上がる一対の突片46,46と、収納部42が開口する縁に立ち上がる段部48とが設けられている(図2および図10参照)。
(テザークリップ)
次に、実施例に係るテザークリップ装着装置50およびピラーガーニッシュ30の製造方法で用いるテザークリップ10について説明する。なお、実施例のテザークリップ10は、各部が一体成形された合成樹脂の成形品である。
図1〜図5に示すように、テザークリップ10は、平板形状の座部12と、座部12の一面から延びるテザー部14と、テザー部14の先端に設けられたアンカー部16と、座部12の一面から突出して、テザー部14の両側に設けられた一対の係止部18,18と、座部12の他面から突出する車体取付部20とを備えている。また、テザークリップ10は、テザー部14の先端側に、アンカー部16と交差する方向へ突出するように設けられた一対の弾性片22,22を備えている。
図1に示すように、テザー部14は、座部12の一面から立ち上がってから途中で湾曲し、座部12に繋がる根元部分の向きと先端部分の向きとが約90°異なっている。テザー部14は、湾曲部分が真っ直ぐに伸びるように弾性変形可能であり、湾曲した状態でピラーガーニッシュ30の台座部32に装着され(図1参照)、エアバッグ装置の作動時に力が加わると伸びるようになっている(図5参照)。アンカー部16は、テザー部14の先端から両側へ突出する突起が設けられた碇形状であり、湾曲部分の曲がりに内側および外側に連なる面から突起がそれぞれ突出するように形成されている。アンカー部16は、テザー部14からの突出方向が長手となり、長手方向の寸法が挿通孔44における短手の開口寸法より大きい一方、挿通孔44における長手の開口寸法よりも小さく、短手方向の寸法が挿通孔44の短手の開口寸法よりも小さくなっている。一対の弾性片22,22は、テザー部14の先端部分においてアンカー部16よりも座部12側に設けられている。一対の弾性片22,22は、テザー部14の湾曲部分の曲がりの軸方向(以下、湾曲軸方向Vという。)へ互いに反対側に突出し(図4参照)、テザー部14における先端部分の延在方向へ弾性変形可能である(図9(b))。一対の弾性片22,22は、テザー部14からの突出方向の寸法が挿通孔44における短手の開口寸法より大きい一方、挿通孔44における長手の開口寸法よりも小さく、短手方向の寸法が挿通孔44の短手の開口寸法よりも小さい。
図3および図4に示すように、テザークリップ10には、座部12におけるテザー部14と同じ面から突出する一対の係止部18,18が、テザー部14を挟んで設けられている。各係止部18は、一対の係止部18,18の配置方向と直交する方向へ互いに反対向きに突出する一対の係止爪24,24を備え、挿通孔44に係止部18を差し込んだ際に、係止爪24が挿通孔44の長手辺開口縁に重なる(図1参照)。車体取付部20は、座部12におけるテザー部14と反対側の面から突出する棒状部分であり、周面から突出する取付爪26がフロントピラーPに設けられた取付孔Paに引っ掛かって、フロントピラーPに取り付くようになっている(図1参照)。
(テザークリップ装着装置)
次に、前述したテザークリップ10をピラーガーニッシュ30の台座部32に装着するためのテザークリップ装着装置(以下、単に装着装置という。)50について説明する。
図6に示すように、装着装置50は、テザークリップ10のテザー部14を把持可能な第1ハンド52と、テザークリップ10の車体取付部20を把持可能な第2ハンド54と、テザークリップ10を受部40に向けて押さえ付け可能なプッシャー56とを備えている。装着装置50は、第1ハンド52、第2ハンド54およびプッシャー56が、作動手段としてのロボット58によって、作業スペースに設置されたピラーガーニッシュ30の台座部32に対して、適宜の姿勢で適宜の向きに移動される。
図6〜図8に示すように、第1ハンド52は、互いに接離するように開閉する一対の把持爪60,60を備え、テザークリップ10におけるテザー部14の湾曲部分を湾曲軸方向Vから把持する。両把持爪60,60は、湾曲軸方向Vから把持したテザー部14の湾曲部分の曲がり外面を支持する支持部60aを備え、支持部60aによって、テザー部14の先端から湾曲部分に向けて該テザー部14の先端部分の延在方向に沿ってかかる力を受け止める。第1ハンド52は、テザー部14を把持する把持位置(図6の2点鎖線、図7および図11(a))と、該把持位置より退避する退避位置(図6の実線および図11(b))との間でシリンダ62によって進退移動する。第1ハンド52は、退避位置において、第2ハンド54により姿勢変位されるテザークリップ10の移動経路から外れる。
図6〜図8に示すように、第2ハンド54は、互いに接離するように開閉する一対の爪部64,64を備え、一対の爪部64,64が、車体取付部20を把持する把持状態と、車体取付部20が該第2ハンド54から外れる解除状態との間で開閉する。また、第2ハンド54は、一対の爪部64,64が把持状態よりも開くと共に解除状態よりも閉じた半開状態において、車体取付部20が爪部64,64に引っ掛かるように構成されている(図13参照)。図13に示すように、一対の爪部64,64は、円柱状の車体取付部20の外形に合わせて形成された半円状の保持面64aをそれぞれ有しており、把持状態で両保持面64a,64aを車体取付部20の周面に当てて車体取付部20を緩みなく挟持する。一対の爪部64,64は、解除状態において、両者の間が車体取付部20の外径よりも大きくなり、車体取付部20を間に出し入れ可能になる。一対の爪部64,64は、半開状態において、両者の間が車体取付部20の外径よりも小さく開き、これにより水平姿勢にあった車体取付部20が把持状態(図13の1点鎖線)から下がった保持面64aの下縁に引っ掛かって支持される(図13の2点鎖線)。ここで、保持面64aは、車体取付部20の根元側に対応する部分が、車体取付部20の先端側に対応する部分よりも大径に形成されているので、車体取付部20が先端側と比べて根元側が下がるように傾き、テザー部14が下がるようにテザークリップ10を縦回転させる。一対の爪部64,64は、半開状態において、車体取付部20を、該車体取付部20の座部12からの突出方向および該突出方向と交差する方向への移動可能な自由度がある状態で支持し、車体取付部20の下方移動のみを規制する。
装着装置50は、第1ハンド52および第2ハンド54でテザークリップ10を把持したもとで、アンカー部16が挿通孔44に対して挿通可能な向き(図10(a))と挿通不能な向き(図10(b))とになるように、第1ハンド52および第2ハンド54を同期して移動可能になっている。また、装着装置50は、アンカー部16が挿通孔44に挿通可能な向きで、アンカー部16を挿通孔44に挿入するように、第1ハンド52および第2ハンド54を同期して移動可能に構成されている。更に、装着装置50は、水平状態にある車体取付部20を持ち上げて、第1ハンド52による把持が解除されたテザー部14を挿通孔44に挿入すると共に係止部18を受部40にのせるように、第2ハンド54を移動可能になっている(図12(b))。装着装置50は、第2ハンド54によってテザー部14を挿通孔44に挿入すると共に係止部18を受部40にのせるように移動するとき、第1ハンド52を退避位置に配置して、第1ハンド52をテザークリップ10および第2ハンド54の移動経路から退避させる。
図14に示すように、プッシャー56は、先端が、2つの押圧片66,66に分かれる形状であり、両押圧片66,66間の内面形状が、テザークリップ10における座部12より車体取付部20側の外形形状に合わせて、先端側が広く、根元側が狭くなるように形成されている。装着装置50は、プッシャー56を一対の押圧片66,66の配置方向に往復移動して、挿通孔44の貫通方向と交差する方向へ車体取付部20を押して、テザークリップ10を揺動可能である。この際、装着装置50は、車体取付部20を一対の押圧片66,66の間に配置して、プッシャー56によって、係止部18において挿通孔44の開口縁と重なる係止爪24の突出方向と交差する方向へテザークリップ10を揺らして、挿通孔44に対してテザークリップ10を位置合わせすると共にテザークリップ10の姿勢を整える。また、装着装置50は、プッシャー56を挿通孔44の貫通方向へ移動して、挿通孔44に、テザークリップ10の係止部18を押し込んで該テザークリップ10を台座部32に装着する(図15参照)。装着装置50は、テザークリップ10の係止部18を挿通孔44に押し込む際に、プッシャー56における一方の押圧片66の先端面を車体取付部20の突端面に当てて、プッシャー56を受部40に向けて移動する。
(ピラーガーニッシュの製造方法)
次に、前述した装着装置50を用いたテザークリップ10を装着したピラーガーニッシュ30の製造方法について説明する。なお、テザークリップ10を装着する際に、ピラーガーニッシュ30は、裏面を上方に向けて台座部32の受部40を上にした姿勢で、作業スペースに保持されている。
図7および図8に示すように、テザー部14の湾曲部分を湾曲軸方向Vから第1ハンド52で把持すると共に、車体取付部20を第2ハンド54で把持して、図示しない供給箇所からテザークリップ10を取り上げる。車体取付部20を水平にすると共にテザー部14の先端を下方に向けた姿勢にテザークリップ10がなるように、第1ハンド52および第2ハンド54を同期して移動し、アンカー部16の長手が挿通孔44の長手に沿う向きとして、アンカー部16を挿通孔44に相対させる。第1ハンド52および第2ハンド54を同期して下降して、テザークリップ10を下方移動することで、アンカー部16を挿通孔44に通す。アンカー部16が挿通孔44を通過した後に、両弾性片22,22が受部40の上面に当たるが、第1ハンド52および第2ハンド54を同期して下降してテザークリップ10を更に下方移動して、両弾性片22,22を受部40の上面に沿うまで弾性変形させる(図9(b)参照)。この際、第1ハンド52の両把持爪60の支持部60aによって、テザー部14の上方移動が規制されているので、弾性片22を受部40に適切に押し当てて変形させることができる。
両弾性片22,22を受部40に押し当てたまま、図10に示すように、テザークリップ10をテザー部14の先端(挿通孔44の貫通方向)を軸として水平方向へ90°回転するように、第1ハンド52および第2ハンド54を同期して移動する。テザークリップ10の横回転姿勢変位により、両弾性片22,22が挿通孔44の長手に揃って該挿通孔44に挿通可能になると(図10(b))、両弾性片22,22の弾性変形が解除される反発により、両弾性片22,22まで挿通孔44を通過するように、テザー部14の先端部分が挿通孔44に挿入される(図11(a))。また、テザークリップ10の横回転姿勢変位により、挿通孔44を通って収納部42にあるアンカー部16が、挿通孔44から挿通不能な向きとなる。
次に、図11(b)に示すように、把持爪60によるテザー部14の把持を解除して、第1ハンド52を把持位置から退避位置に退避させる。第1ハンド52による把持を解除したもとで、第2ハンド54の両爪部64,64を把持状態から半開状態にして、車体取付部20の保持を緩めることで、自重によりテザー部14が落下し、両爪部64,64に下面が引っ掛かる車体取付部20を支点として、テザークリップ10が縦回転するように姿勢変位する(図12(a)および図13参照)。第2ハンド54を上昇して、車体取付部20を爪部64に引っ掛けて持ち上げることで、テザー部14の湾曲部分の軸周りにテザークリップ10が縦回転するように姿勢変位する(図12(b))。これにより、テザー部14が挿通孔44を通って収納部42に収納され、両係止部18,18が受部40にのると共に挿通孔44に相対し、また座部12が受部40の上面に相対する(図12(c))。
図14に示すように、プッシャー56を、両押圧片66,66の間に車体取付部20を収めるように配置し、プッシャー56を挿通孔44の貫通方向と交差する方向へ振動させる。振動するプッシャー56によって、係止部18において挿通孔44の開口縁と重なる係止爪24の突出方向と交差する方向(挿通孔44の長手方向)へテザークリップ10を揺らして、挿通孔44に対してテザークリップ10の係止部18を位置合わせすると共にテザークリップ10の姿勢を整える。これにより、第2ハンド54で起こしたテザークリップ10が傾いていた場合、その姿勢が修正される。プッシャー56で車体取付部20を押してテザークリップ10を揺動させた後に、プッシャー56を、一方の押圧片66の先端面が車体取付部20の突端面にあたるように配置する(図15(a)参照)。そして、プッシャー56を受部40に向けて下降して、テザークリップ10を押さえることで、両係止部18,18を挿通孔44に押し込む。これにより、係止部18の係止爪24が挿通孔44を通り、係止爪24が挿通孔44の開口縁に引っ掛かって抜け止めされた状態で、テザークリップ10が台座部32に取り付く(図15(b)参照)。
前述した装着装置50および製造方法によれば、テザークリップ10のピラーガーニッシュ30への装着作業を自動化することで、ピラーガーニッシュ30に対してテザークリップ10を効率よく装着でき、ピラーガーニッシュ30の製造サイクルを短縮化できる。第1ハンド52によってテザー部14の湾曲部分を湾曲軸方向Vから把持したもとで、テザー部14の先端に設けられたアンカー部16を台座部32の挿通孔44に挿入するので、テザークリップ10の移動に伴うテザー部14の変形などを第1ハンド52で押さえて、アンカー部16を挿通孔44に円滑に挿通させることができる。また、第1ハンド52によってテザー部14の湾曲部分を湾曲軸方向Vから把持しているので、テザー部14の先端部分に設けられた弾性片22を受部40に押さえ付けて変形させることができる。更に、第1ハンド52によってテザー部14の湾曲部分を湾曲軸方向Vから把持しているので、挿通孔44に挿入したテザー部14の先端を軸としてテザークリップ10を横回転しても、テザークリップ10の移動に伴うテザー部14の変形などを第1ハンド52で押さえて、アンカー部16を回すことができる。
テザー部14を挿通孔44に通す際に、半開状態の第2ハンド54によって車体取付部20をゆるく支持しているので、第2ハンド54に対する車体取付部20のある程度の姿勢変化が許容される。これにより、第2ハンド54を上昇しなくても、テザー部14の自重により、挿通孔44に通るようにテザー部14が縦回転するように促すことができる。また、第2ハンド54の上昇によって車体取付部20を持ち上げた際に、第2ハンド54に対する車体取付部20の姿勢変位が許容されるから、テザー部14が挿通孔44を通るようにテザークリップ10を円滑に縦回転させることができる。縦回転に伴うテザークリップ10の姿勢変位に合わせて、第2ハンド54を複雑な軌跡で移動させる必要がなく、第2ハンド54を上昇させるだけの簡単な動作とすることができ、装置を簡略化することができる。
テザークリップ10を縦回転してテザー部14を挿通孔44に通す際に、第1ハンド52によるテザー部14の把持を解除しているので、第1ハンド52が邪魔にならず、また縦回転に伴うテザークリップ10の姿勢変位に合わせて、第1ハンド52を複雑な軌跡で移動させる必要はない。テザークリップ10を縦回転してテザー部14を挿通孔44に通す際に、第1ハンド52を把持位置から退避した退避位置に配置することで、第2ハンド54の上昇およびテザークリップ10の縦回転を、第1ハンド52で邪魔せず、テザークリップ10のテザー部14を挿通孔44に円滑に通すことができる。
テザークリップ10を縦回転してテザー部14を挿通孔44に通し、受部40に座部12が相対したとき、座部12が段部48と重なる位置になったり(図14の1点鎖線参照)、テザークリップ10の姿勢(車体取付部20の姿勢)が傾いたりするおそれがある。前述したように、プッシャー56によって挿通孔44の貫通方向と交差する方向へテザークリップ10を揺動させることで、例えば、座部12が段部48と重なる位置から重ならない位置に移動し、係止部18がその先端が挿通孔44に嵌まるように、テザークリップ10が台座部32に対して位置合わせされる。ここで、係止部18を挿通孔44に挿入する際に、係止爪24が挿通孔44の開口縁に当たることで、テザークリップ10は挿通孔44に対して係止爪24の突出方向の位置が合うように調整される。従って、プッシャー56によって、係止爪24の突出方向と直交する方向となる挿通孔44の長手に沿って、テザークリップ10を揺動すれば、係止爪24に補正が働かない方向に位置合わせを行うことができる。このように、プッシャー56によってテザークリップ10を押さえる前に、テザークリップ10を台座部32に対して適切な位置に配置しておくことで、係止部18を挿通孔44に円滑に挿入することができる。
(変更例)
前述した実施例の構成に限らず、例えば以下のように変更可能である。
(1)実施例では、車両内装部材としてフロントピラーガーニッシュを挙げたが、これに限らず、ルーフサイドガーニッシュや、リアピラーに取り付けられるピラーガーニッシュなど、その他の車両内装部材であってもよい。
(2)テザークリップの構成は、実施例の構成に限らず、例えば弾性片を省略したものなど、その他の構成であっても、前述した装置および製造方法を適用可能である。
(3)実施例では、第1ハンド、第2ハンドおよびプッシャーをロボットで移動させる構成であるが、第1ハンド、第2ハンドおよびプッシャーを、それぞれ独立したロボットや、モータやシリンダ等の作動手段により、適宜動作させる構成であってもよい。
10 テザークリップ,14 テザー部,16 アンカー部,18 係止部,
20 車体取付部,24 係止爪,30 ピラーガーニッシュ(車両内装部材),
32 台座部,44 挿通孔,52 第1ハンド,54 第2ハンド,56 プッシャー,
64 爪部,P フロントピラー(車体構成部材),
V 湾曲軸方向(テザー部の湾曲部分の曲がりの軸方向)

Claims (8)

  1. 車両内装部材を車体構成部材に取り付けるためのテザークリップを、該車両内装部材に装着するテザークリップ装着装置であって、
    前記テザークリップにおいて湾曲するように形成されたテザー部を、その湾曲部分の曲がりの軸方向(V)から把持可能な第1ハンドと、
    前記テザークリップにおいて前記車体構成部材に取り付く車体取付部を、把持可能な第2ハンドと、
    前記車体取付部を押して、前記車両内装部材に設けられた台座部に形成された挿通孔に、前記テザークリップの係止部を押し込んで該テザークリップを該台座部に装着するプッシャーと、を備え、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドは、前記テザークリップを把持したもとで、前記テザー部の先端に設けられたアンカー部が前記挿通孔に対して挿通可能な向きと挿通不能な向きとになるように移動可能であると共に、該挿通可能な向きで該アンカー部を該挿通孔に挿入するように移動可能に構成され、
    前記第2ハンドは、前記車体取付部を引っ掛けて、前記第1ハンドによる把持が解除された前記テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に前記係止部を該挿通孔の貫通方向に合わせるように移動可能に構成され、
    前記プッシャーは、前記挿通孔の貫通方向と交差する方向へ前記車体取付部を押して、前記テザークリップを揺動可能に構成されている
    ことを特徴とするテザークリップ装着装置。
  2. 前記第2ハンドは、前記車体取付部を把持する把持状態と該車体取付部が外れる解除状態との間で、対向配置された一対の爪部が開閉すると共に、前記一対の爪部が前記把持状態よりも開くと共に前記解除状態よりも閉じた半開状態で該車体取付部が該爪部に引っ掛かるように構成され、
    前記第2ハンドは、前記半開状態にある前記爪部で前記車体取付部を引っ掛けて、前記テザー部の湾曲部分の軸周りに前記テザークリップを回転させて前記係止部を前記台座部にのせるように移動する請求項1記載のテザークリップ装着装置。
  3. 前記第1ハンドは、前記テザー部を把持する把持位置と、該把持位置より退避する退避位置との間で進退移動し、
    前記第2ハンドによって前記テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に前記係止部を前記台座部にのせるように移動する際に、前記第1ハンドを退避位置に配置する請求項1または2記載のテザークリップ装着装置。
  4. 前記プッシャーは、前記係止部において前記挿通孔の開口縁と重なる係止爪の突出方向と交差する方向へ前記テザークリップを揺らして、前記台座部に対して該テザークリップを位置合わせする請求項1〜3の何れか一項に記載のテザークリップ装着装置。
  5. 車体構成部材に取り付くテザークリップが装着された車両内装部材の製造方法であって、
    前記テザークリップにおいて湾曲するように形成されたテザー部を、その湾曲部分の曲がりの軸方向(V)から第1ハンドで把持すると共に、該テザークリップにおいて前記車体構成部材に取り付く車体取付部を第2ハンドで把持し、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドで把持した前記テザークリップを移動して、前記車両内装部材に設けられた台座部に形成された挿通孔に、前記テザー部の先端に設けられたアンカー部を挿通し、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドで把持した前記テザークリップを、前記挿通孔の貫通方向を軸として回転して、前記アンカー部を該挿通孔に対して挿通不能な向きとし、
    前記第1ハンドによる把持を解除したもとで、前記第2ハンドにより前記車体取付部を引っ掛けて前記テザー部の湾曲部分の軸周りに前記テザークリップを回転して、該テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に該テザークリップの係止部を該挿通孔の貫通方向に合わせて、
    プッシャーによって、前記挿通孔の貫通方向と交差する方向へ前記車体取付部を押して前記テザークリップを揺動した後に、該プッシャーにより該車体取付部を押して前記係止部を該挿通孔に押し込んで、該テザークリップを前記台座部に装着する
    ことを特徴とする車両内装部材の製造方法。
  6. 前記第2ハンドは、前記車体取付部を把持する把持状態と該車体取付部が外れる解除状態との間で、対向配置された一対の爪部が開閉し、
    前記一対の爪部が前記把持状態よりも開くと共に前記解除状態よりも閉じた半開状態にある該爪部に前記車体取付部を引っ掛けて、前記第2ハンドの移動に伴って前記テザークリップを前記テザー部の湾曲部分の軸周りに回転させる請求項5記載の車両内装部材の製造方法。
  7. 前記第2ハンドによって前記テザー部を前記挿通孔に挿入すると共に前記係止部を前記台座部にのせるように前記テザークリップを移動する前に、前記第1ハンドを、該テザー部を把持する把持位置から退避した退避位置に配置する請求項5または6記載の車両内装部材の製造方法。
  8. 前記プッシャーは、前記係止部において前記挿通孔の開口縁と重なる係止爪の突出方向と交差する方向へ前記テザークリップを揺らして、前記台座部に対して該テザークリップを位置合わせする請求項5〜7の何れか一項に記載の車両内装部材の製造方法。
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