JP2021169264A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】夜間の稼働率を高くできる洗車機を提供する。【解決手段】進入路R上を進行して所定の洗車開始位置で停車した被洗浄車両70に対して前後方向に移動して洗車を行う門型の洗車機本体2と、夜間に洗車機本体2の入口面2aに照明光を照射する照射部57とを備え、洗車中の洗車機本体2の下部に対する照明光の輝度を被洗浄車両70が進入路Rに進入する前よりも低くした。【選択図】図1

Description

本発明は、被洗浄車両を洗車する洗車機に関する。
従来の洗車機は特許文献1に開示されている。この洗車機は被洗浄車両に対して前後方向に往復移動する門型の洗車機本体を備えている。洗車機本体には被洗浄車両を洗浄する複数のブラシが設けられる。また、洗車機本体には洗車中に洗車機本体の内部を照明する照明装置が設けられる。
運転者により選択された洗車コースに応じて洗車機本体の内部を異なる照明パターンで照明することにより、洗車サービスの付加価値を向上することができる。
特開2014−4868号公報 (第5頁〜第14頁、第3図)
上記従来の洗車機は洗車中に洗車機内部を照明するが、夜間に非稼働の洗車機周辺が暗くなるため運転者が洗車場への入場を見合わせる場合が多くなる。このため、洗車機の夜間の稼働率が低い問題があった。
本発明は、夜間の稼働率を高くできる洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、進入路上を進行して所定の洗車開始位置で停車した被洗浄車両に対して前後方向に移動して洗車を行う門型の洗車機本体と、夜間に前記洗車機本体の入口面に照明光を照射する照射部とを備え、洗車中の前記洗車機本体の下部に対する前記照明光の輝度を被洗浄車両が前記進入路に進入する前よりも低くしたことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、被洗浄車両が前記進入路に進入する前に前記照射部が前記洗車機本体の上部及び下部に照明光を照射し、洗車中の前記洗車機本体の上部に対する照明光の輝度が下部よりも高いことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記入口面に面して配置されるとともに洗車状態を撮影する監視カメラを備え、前記洗車機本体と前記監視カメラとが所定距離よりも近づいた際に、前記洗車機本体の上部に対する照明光の輝度を前記所定距離よりも離れている場合よりも低くしたことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、洗車開始時の前記洗車機本体の上部に対する前記照明光の輝度を被洗浄車両が前記進入路に進入する前よりも低くしたことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記進入路に設置して被洗浄車両の上限車高を判別する車高ゲートを備え、前記車高ゲートに前記照射部及び前記監視カメラが取り付けられることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記進入路に沿って設置して洗車の受け付けを行うリモートパネルを備え、洗車が受付けられた際に、前記洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を下げることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記進入路に設置して被洗浄車両の進入を許可する遮断機を備え、前記遮断機が開いた際に、前記洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を下げることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、被洗浄車両が前記洗車開始位置で停車した際に前記洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を下げることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、被洗浄車両が前記洗車開始位置に進行する際に前記照射部により前記進入路上を照射することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記洗車機本体の上面に前後方向に進退可能に取り付けられて泡状の洗剤を噴射する泡ノズルを備え、前記泡ノズルから泡状の洗剤を噴射する際に前記照射部により被洗浄車両の上面を照射することを特徴としている。
本発明によると、夜間に洗車機本体の入口面に照明光を照射する照射部を備えたので、洗車機周辺が明るく洗車場に入場する運転者を増やすことができる。また、洗車中の洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を被洗浄車両が進入路に進入する前よりも低くしたので、バックミラーで反射する照明光による運転者の眩しさを低減できる。従って、洗車機の夜間の稼働率を高くできるとともに、洗車機の使用性を向上することができる。
本発明の実施形態の洗車機を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機を正面から見た斜視図 本発明の実施形態の洗車機本体を示す正面図 本発明の実施形態の洗車機本体を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機本体を示す上面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車受け付け時の状態を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車開始時の状態を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の第1往路工程の噴射部進出時を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の第1往路工程の洗車機本体移動時を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の第1復路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の第2往路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の第2復路工程を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の第3往路工程を示す側面図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は一実施形態の洗車機1の側面図及び正面から見た斜視図を示している。洗車機1は洗車場等に設置され、洗車機本体2、レール60、ガイド部61、リモートパネル50、遮断機52及び車高ゲート55を備えている。
洗車機本体2は左右の対向する2つのスタンド部2dと、スタンド部2dの上端を連結する天井部2cとを有した門型に形成される。
レール60は地面G上に左右一対設けられ、スタンド部2dの底面に設けた車輪3がレール60上に配される。これにより、洗車機本体2はレール60上に立設し、走行モータ(不図示)の駆動によりレール60上を走行して被洗浄車両70(図7参照)に対して前後方向に移動する。
ガイド部61はレール60よりも狭い幅で地面G上に左右一対設けられ、進入路R上を洗車開始位置に向かって走行する被洗浄車両70を案内する。
リモートパネル50は進入路Rに沿って配され、複数の操作ボタンを有して洗車の受け付け及び洗車条件の設定を行う。また、リモートパネル50により、フロントガード有り、フェンダーポール有り、フェンダーミラー有り、リヤワイパ有り、ルーフキャリア有り等の装備品の設定も行うことができる。
車高ゲート55は進入路Rの側方に立設した支柱55aに支持され、進入路Rのリモートパネル50よりも手前に設置される。車高ゲート55によって被洗浄車両70の上限車高を判別し、上限車高を超える被洗浄車両70の進入を防止する。
車高ゲート55には洗車機本体2の入口面2a(リモートパネル50側の面)に面して監視カメラ56及び照射部57が設けられる。監視カメラ56は洗車機本体2による洗車状態の映像を撮影する。これにより、洗車中の被洗浄車両70の自走、ドアミラーの畳み忘れ、ナンバープレート、洗車中に降車した運転手の様子等を撮影することができる。
照射部57はLED素子等の複数の発光素子から成る光源を有し、洗車機本体2の入口面2aに向けて照明光を照射する。照射部57は複数の発光素子によって照明光の照射範囲、照明光の輝度、照明光の色を変更できるようになっている。尚、支柱55a等に設けた光源から照射部57に導光して照射部57から照明光を出射してもよい。
遮断機52は進入路Rの側方に立設した支柱52aに支持され、上下方向に回動して進入路Rを開閉する。洗車の受け付け前に遮断機52が閉じられ、受け付けを終了すると遮断機52を開いて被洗浄車両70に対して洗車開始位置への進入を許可する。
図3、図4、図5は洗車機本体の正面図、側面図及び上面図を示している。洗車機本体2の両スタンド部2dの入口面2a側には形状センサ9が設けられている。形状センサ9は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体2に進入する被洗浄車両70の外面形状を検知する。
洗車機本体2には被洗浄車両70上に摺動してブラッシングする複数の回転ブラシが設けられる。回転ブラシはトップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6から成っている。
トップブラシ4は天井部2cに昇降可能に設けられて水平な回転軸で回転し、被洗浄車両70の上面を洗浄する。サイドブラシ5は両スタンド部2dの出口面2b側にそれぞれ左右方向に進退可能に設けられて垂直な回転軸で回転し、被洗浄車両70の前面、両側面及び後面を洗浄する。ロッカーブラシ6は両スタンド部2dの下部にそれぞれ左右方向に進退可能に設けられて垂直または水平な回転軸で回転し、被洗浄車両70の両側面の下部を洗浄する。
洗車機本体2の上部には気流を発生するブロア20が配される。ブロア20には被洗浄車両70に向けて空気流を送出する複数の送風ノズルが接続される。送風ノズルはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22から成っている。
トップ送風ノズル21は天井部2cに昇降可能に設けられ、被洗浄車両70の上面及び後面に沿って移動して送風により上面及び後面を乾燥させる。サイド送風ノズル22は両スタンド部2dにそれぞれ設けられ、送風により被洗浄車両70の側面を乾燥させる。
スタンド部2dには洗剤、コーティング剤等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンク(不図示)を収納するタンク収納部30が配される。タンク収納部30の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部31が設けられる。分配配管部31には洗剤ノズル11、水ノズル12、13、15、コートノズル17、高圧水ノズル41、泡ノズル42がそれぞれ電磁弁(不図示)を介して導出される。
洗剤ノズル11は天井部2cの左右方向の複数箇所に設けられるとともに、図示しないが、両スタンド部2dに設けられる。また、洗剤ノズル11は入口面2aとトップブラシ4との間に配され、洗剤の水溶液を噴射して被洗浄車両70を洗浄する。
水ノズル12、13、15は天井部2cの左右方向の複数箇所に設けられるとともに、図示しないが、両スタンド部2dに設けられる。水ノズル12は洗剤ノズル11と入口面2aとの間に配される。水ノズル13はトップブラシ4と出口面2bとの間に配される。水ノズル15は水ノズル13と出口面2bとの間に配される。
水ノズル12、13、15は被洗浄車両70に対して市水から成る洗浄水を噴射する。水ノズル12、13、15により被洗浄車両70の水洗いによる洗浄を行うとともに、洗剤やコーティング剤の水洗いによるすすぎを行う。
コートノズル17は天井部2cの左右方向の複数箇所に設けられるとともに、図示しないが、両スタンド部2dに設けられる。コートノズル17は水ノズル12と洗剤ノズル11との間に配され、コーティング剤の水溶液を噴射する。
高圧水ノズル41及び泡ノズル42は天井部2cの上面に配した泡噴射装置40に設けられる。高圧水ノズル41は高圧水の洗浄水を噴射し、泡ノズル42は泡状の洗剤を噴射する。
泡噴射装置40は高圧水ノズル41及び泡ノズル42を有した噴射部43と、噴射部43を進退させる機構部44とを備えている。機構部44は可動部45、ガイド部46、アーム47及びモータ(不図示)を有している。
可動部45は前後方向に延び、先端に噴射部43が連結される。ガイド部46は天井部2cに配され、可動部45を前後移動可能に支持する。アーム47は可動部45とモータとを連結し、可動部45はモータの駆動によってアーム47を介して前後方向に進退する。
また、洗車機本体2には照明灯(不図示)が設けられる。洗車中に洗車機本体2の内部が照明灯により照明される。
上記構成の洗車機1において、夜間になると照射部57から例えば、白色光の照明光が出射される。これにより、前述の図1に示すように、洗車機本体2の入口面2aに第1の照射状態L1で照明光が照射される。第1の照射状態L1では洗車機本体2の入口面2aの上部及び下部に所定の輝度の照明光が照射される。従って、被洗浄車両70が進入路Rに進入する前に洗車機本体2の上部及び下部が所定の輝度の照明光により照射される。洗車機本体2の入口面2aの全体に照明光が照射されるため、洗車機1の周辺を明るくすることができる。
運転者の運転により洗車場に入場した被洗浄車両70は進入路Rに進入し、車高ゲート55下を通過してリモートパネル50の面前で停車する。図6に示すように、リモートパネル50の面前で被洗浄車両70が停車すると、運転者の操作により洗車の受け付けが行われる。また、リモートパネル50の操作により、水洗いコース、シャンプーコース、泡洗浄コース等の洗車条件を選択することができる。
水洗いコースは回転ブラシを回転して水ノズル12、13、15から市水の洗浄水を噴射し、被洗浄車両70を水洗いする。シャンプーコースは回転ブラシを回転して洗剤ノズル11から洗剤を含む洗浄水を噴射し、被洗浄車両70を洗浄する。泡洗浄コースは回転ブラシを回転して泡ノズル42から泡状の洗剤を噴射し、回転ブラシを回転して泡状の洗剤を塗布された被洗浄車両70を洗浄する。
また、洗車条件の選択により、被洗浄車両70の洗浄後にコートノズル17から噴射されるコーティング剤を被洗浄車両70に塗布することができる。
リモートパネル50の操作が開始されると、照射部57により洗車機本体2の入口面2aに第2の照射状態L2で照明光が照射される。第2の照射状態L2は洗車機本体2の入口面2aの下部に対する照明光が消灯され、入口面2aの上部に第1の照射状態L1と同じ輝度の照明光が照射される。
即ち、洗車の受け付けから洗車中の洗車機本体2の下部に対する照明光の輝度を被洗浄車両70が進入路Rに進入する前よりも低くしている。これにより、被洗浄車両70の後方から出射してバックミラー(ルームミラー、ドアミラー、フェンダーミラー等)で反射する照明光による運転者の眩しさを低減することができる。
入口面2aの下部に対する照明光を点灯状態で減光することにより、第2の照射状態L2の入口面2aの下部に対する照明光の輝度を第1の照射状態L1よりも低くしてもよい。この時、入口面2aの下部に対する照明光を緑色光等の眩しさを感じにくい色に調光してもよい。
また、第2の照射状態L2の入口面2aの上部に対する照明光を点灯状態で第1の照射状態L1よりも減光してもよい。即ち、第2の照射状態L2の入口面2aの上部に対する照明光の輝度を第1の照射状態L1よりも低くしてもよい。これにより、洗車開始時の洗車機本体2の上部に対する照明光の輝度を被洗浄車両70が進入路Rに進入する前よりも低くし、バックミラーの反射光をより低減することができる。
洗車の受け付けが終了すると遮断機52が開かれ、運転者は所定の洗車開始位置まで被洗浄車両70を前進させる。被洗浄車両70は夜間にヘッドライトを点灯しているため、洗車機本体2の下部の照明光を消灯しても洗車開始位置まで走行することができる。
尚、遮断機52が開いた際に第1の照射状態L1から第2の照射状態L2に切り替えてもよい。また、被洗浄車両70が洗車開始位置で停車した際に第1の照射状態L1から第2の照射状態L2に切り替えてもよい。この時、照射部57の照射範囲を可変して被洗浄車両70が洗車開始位置で停車するまで進入路R上に照明光を照射してもよい。これにより、被洗浄車両70をより安全に案内することができる。
図7に示すように被洗浄車両70が洗車開始位置で停車すると、洗車が開始される。この時、監視カメラ56による撮影が開始される。
図8〜図13は泡洗浄コースの洗車状態を示す側面図である。泡洗浄コースを選択して洗車が開始されると、第1往路工程が行われる。第1往路工程では洗車機本体2を停止して泡噴射装置40の噴射部43が進出した後、洗車機本体2が被洗浄車両70の後方に向かって移動する。
図8は第1往路工程の噴射部43の進出時の状態を示している。泡噴射装置40の噴射部43は高圧水ノズル41から高圧水S1を噴射しながら被洗浄車両70の後方に向かって進行する。
図9は第1往路工程の洗車機本体2の移動時の状態を示している。噴射部43がストローク端まで進出すると、洗車機本体2は高圧水ノズル41から高圧水S1を噴射しながら被洗浄車両70の後方(矢印E1)に向かって移動する。洗車機本体2の移動速度は例えば、5m/minである。高圧水S1の噴射によって被洗浄車両70上の塵埃等が除去される。また、洗車機本体2の移動に伴って形状センサ9により被洗浄車両70の形状が検出される。
洗車機本体2が矢印E1方向に移動して監視カメラ56に所定距離よりも近づくと、照射部57により洗車機本体2の入口面2aに第3の照射状態(不図示)で照明光が照射される。第3の照明状態は洗車機本体2の入口面2aの上部に対する照明光が減光され、入口面2aの上部が第2の照射状態L2(図6参照)よりも低い輝度で照明光を照射される。
監視カメラ56は撮影範囲の明るさによって感度が可変され、夜間は高感度に設定される。照明光が洗車機本体2の入口面2aで反射して監視カメラ56に入射する反射光の光量が大きくなると、監視カメラ56が低感度に設定されて洗車状態を撮影できない。このため、第3の照射状態により照明光の輝度を下げて監視カメラ56に入射する反射光の光量を抑制している。これにより、監視カメラ56を高感度に維持して洗車状態を撮影することができる。
形状センサ9により被洗浄車両70の後端を検出すると、洗車機本体2が反転して第1復路工程が行われる。第1復路工程は洗車機本体2が被洗浄車両70の前方に向かって移動した後、洗車機本体2を停止して泡噴射装置40の噴射部43が後退する。
図10は第1復路工程の洗車機本体2の移動時の状態を示している。洗車機本体2は泡ノズル42から泡状の洗剤S2を噴射しながら被洗浄車両70の前方(矢印E2)に向かって移動する。洗車機本体2の移動速度は例えば、5m/minである。
この時、照射部57により被洗浄車両70の上面に照明光を照射してもよい。これにより、泡による洗浄状態を外部から視認されやすくなり、泡洗浄の演出効果を発揮することができる。被洗浄車両70の上面に照射される照明光は監視カメラ56の撮影映像の白飛びを防止するために、赤色光等にするとより好ましい。
また、洗車機本体2が監視カメラ56から所定距離離れた際に、洗車機本体2の入口面2aに第2の照射状態L2(図7参照)で照明光を照射してもよい。
洗車機本体2は初期位置まで戻ると停止し、泡噴射装置40の噴射部43は泡ノズル42から泡状の洗剤S2を噴射しながら後退する。これにより、被洗浄車両70に泡状の洗剤S2が塗布される。
被洗浄車両70の前端まで泡状の洗剤S2が塗布されると、図11に示すように洗車機本体2が反転して被洗浄車両70の後方(矢印E1)に向かって移動する第2往路工程が行われる。第2往路工程では回転ブラシが回転して被洗浄車両70の前後面及び上面が第1復路工程で塗布された泡状の洗剤S2(図10参照)により洗浄される。この時、回転ブラシに後行する水ノズル15から市水を噴射してもよい。
被洗浄車両70の後面まで洗浄が終了すると、図12に示すように洗車機本体2が反転して被洗浄車両70の前方(矢印E2)に向かって移動する第2復路工程が行われる。第2復路工程では回転ブラシが回転しながら水ノズル12、13、15から市水の洗浄水S3が噴射される。これにより、水洗いによる洗剤のすすぎ洗浄が行われる。
第2復路工程の終了により被洗浄車両70の洗浄工程が終了し、回転ブラシが停止される。次に、図13に示すように洗車機本体2が反転して被洗浄車両70の後方(矢印E1)に向かって移動する第3往路工程が行われる。第3往路工程はトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22から空気流A1を送出し、被洗浄車両70を乾燥させる。第3往路工程が終了すると洗車が終了し、被洗浄車両70は前方に退出する。その後、洗車機本体2の入口面2aが第1の照射状態L1(図1参照)で照明光を照射される。
本実施形態によると、夜間に洗車機本体2の入口面2aに照明光を照射する照射部57を備えたので、洗車機1周辺が明るく洗車場に入場する運転者を増やすことができる。また、洗車中の洗車機本体2の下部に対する照明光の輝度を被洗浄車両70が進入路Rに進入する前よりも低くしたので、バックミラーで反射する照明光による運転者の眩しさを低減できる。従って、洗車機1の夜間の稼働率を高くできるとともに、洗車機1の使用性を向上することができる。
また、洗車中の洗車機本体2の上部に対する照明光の輝度が下部よりも高いので、洗車中も洗車機1周辺を明るく保持することができる。
また、洗車機本体2と車高ゲート55に設けた監視カメラ56とが所定距離よりも近づいた際に、洗車機本体2の上部に対する照明光の輝度を所定距離よりも離れている場合よりも低くしている。これにより、監視カメラ56を高感度に維持して洗車状態を撮影することができる。
また、洗車開始時の洗車機本体2の上部に対する照明光の輝度を被洗浄車両70が進入路Rに進入する前よりも低くすると、照明光の反射による運転者の眩しさをより低減できる。
また、車高ゲート55に照射部57が取り付けられるので、洗車機本体2の入口面2aに照明光を容易に照射することができる。
また、リモートパネル50により洗車が受付けられた際に、洗車機本体2の下部に対する照明光の輝度を下げるので、被洗浄車両70が洗車開始位置に進行する際に運転者の眩しさを低減することができる。
また、遮断機52が開いた際に、洗車機本体2の下部に対する照明光の輝度を下げると、被洗浄車両70が洗車開始位置に進行する際に運転者の眩しさを低減することができる。
また、被洗浄車両70が洗車開始位置で停車した際に洗車機本体2の下部に対する照明光の輝度を下げると、洗車中の運転者の眩しさを容易に低減することができる。この時、被洗浄車両70が洗車開始位置に進行する際に照射部57により進入路R上を照射すると、より安全に被洗浄車両70を案内することができる。
また、泡ノズル42から泡状の洗剤S2を噴射する際に照射部57により被洗浄車両70の上面を照射すると、泡洗浄の演出効果を発揮することができる。
本実施形態において、リモートパネル50に照射部57を設けてもよく、支柱52aを含む遮断機52に照射部57を設けてもよい。
本発明によると、被洗浄車両を洗車する洗車機に利用することができる。
1 洗車機
2 洗車機本体
2a 入口面
2b 出口面
2c 天井部
2d スタンド部
3 車輪
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
9 形状センサ
11 洗剤ノズル
12、13、15 水ノズル
17 コートノズル
20 ブロア
21 トップ送風ノズル
22 サイド送風ノズル
30 タンク収納部
31 分配配管部
40 泡噴射装置
41 高圧水ノズル
42 泡ノズル
43 噴射部
44 機構部
45 可動部
46 ガイド部
47 アーム
50 リモートパネル
52 遮断機
55 車高ゲート
56 監視カメラ
57 照射部
60 レール
61 ガイド部
70 被洗浄車両
G 地面
R 進入路
L1、L2 照射状態
A1 空気流
S1 高圧水
S2 洗剤
S3 洗浄水

Claims (10)

  1. 進入路上を進行して所定の洗車開始位置で停車した被洗浄車両に対して前後方向に移動して洗車を行う門型の洗車機本体と、夜間に前記洗車機本体の入口面に照明光を照射する照射部とを備え、洗車中の前記洗車機本体の下部に対する前記照明光の輝度を被洗浄車両が前記進入路に進入する前よりも低くしたことを特徴とする洗車機。
  2. 被洗浄車両が前記進入路に進入する前に前記照射部が前記洗車機本体の上部及び下部に照明光を照射し、洗車中の前記洗車機本体の上部に対する照明光の輝度が下部よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記入口面に面して配置されるとともに洗車状態を撮影する監視カメラを備え、前記洗車機本体と前記監視カメラとが所定距離よりも近づいた際に、前記洗車機本体の上部に対する照明光の輝度を前記所定距離よりも離れている場合よりも低くしたことを特徴とする請求項2に記載の洗車機。
  4. 洗車開始時の前記洗車機本体の上部に対する前記照明光の輝度を被洗浄車両が前記進入路に進入する前よりも低くしたことを特徴とする請求項3に記載の洗車機。
  5. 前記進入路に設置して被洗浄車両の上限車高を判別する車高ゲートを備え、前記車高ゲートに前記照射部及び前記監視カメラが取り付けられることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の洗車機。
  6. 前記進入路に沿って設置して洗車の受け付けを行うリモートパネルを備え、洗車が受付けられた際に、前記洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を下げることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の洗車機。
  7. 前記進入路に設置して被洗浄車両の進入を許可する遮断機を備え、前記遮断機が開いた際に、前記洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を下げることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の洗車機。
  8. 被洗浄車両が前記洗車開始位置で停車した際に前記洗車機本体の下部に対する照明光の輝度を下げることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の洗車機。
  9. 被洗浄車両が前記洗車開始位置に進行する際に前記照射部により前記進入路上を照射することを特徴とする請求項8に記載の洗車機。
  10. 前記洗車機本体の上面に前後方向に進退可能に取り付けられて泡状の洗剤を噴射する泡ノズルを備え、前記泡ノズルから泡状の洗剤を噴射する際に前記照射部により被洗浄車両の上面を照射することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の洗車機。
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