JP2021167096A - 記録装置 - Google Patents

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浩平 碓田
Kohei Usuda
敏光 小原
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Abstract

【課題】支持部に対して開閉体が閉じるときの衝撃を緩和する。【解決手段】記録装置は、媒体に記録を行う記録部を備える装置本体と、前記装置本体の上部に設けられた支持部と、前記支持部の上部に設けられた開閉体と、前記支持部の一方側に配置され、前記支持部と前記開閉体とを開閉可能に接続するヒンジ部と、を備えた記録装置であって、前記支持部の前記一方側と反対の他方側であって、前記開閉体または前記支持部には、前記支持部に対して前記開閉体が閉じるときに生じる衝撃を緩和する衝撃緩和部が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、複写機等の本体と、自動原稿送り装置を内蔵した原稿圧着板と、本体の上面に原稿圧着板を開閉回動自在に連結するヒンジと、を備えた原稿圧着板の取付装置が知られている。
特開平9−105266号公報
しかしながら、上記取付装置では、原稿圧着板の開き角度が所定の角度以下の角度になると、原稿圧着板が自重落下して本体に衝突するため、取付装置が破損してしまうおそれがあった。
記録装置は、媒体に記録を行う記録部を備える装置本体と、前記装置本体の上部に設けられた支持部と、前記支持部の上部に設けられた開閉体と、前記支持部の一方側に配置され、前記支持部と前記開閉体とを開閉可能に接続するヒンジ部と、を備えた記録装置であって、前記支持部の前記一方側と反対の他方側であって、前記開閉体または前記支持部には、前記支持部に対して前記開閉体が閉じるときに生じる衝撃を緩和する衝撃緩和部が設けられる。
記録装置の構成を示す斜視図。 記録装置の構成を示す断面模式図。 記録装置の構成を示す斜視図。 自動原稿読取部の開き状態を示す側面図。 自動原稿読取部の開き状態を示す側面図。 衝撃緩和部の構成を示す断面図。 衝撃緩和部の構成を示す断面図。 自動原稿読取部が閉じる直前の状態を示す側面図。 衝撃緩和部の他の構成を示す側面図。 原稿載置部の他の構成を示す斜視図。
記録装置1の構成について説明する。図1は、記録装置1を示す斜視図であり、図2は、記録装置1の構成を示す断面模式図である。記録装置1は、例えば、インクジェット方式のプリンターである。
図1に示すように、記録装置1は、装置本体20と、装置本体20の上部に設けられたスキャナーユニット10とを備え、いわゆる複合機として構成される。装置本体20は、媒体としての用紙Sに記録を行う機能を有する。
スキャナーユニット10は、装置本体20の上部に設けられた支持部としての原稿載置部110と、原稿載置部110の上部に設けられた開閉体としての自動原稿読取部120とを備える。原稿載置部110は、フラットベッドタイプのスキャナーであり、コンタクトイメージセンサー(図示省略)を有する。また、原稿載置部110は、原稿載置部110に対して自動原稿読取部120が閉じた閉じ状態において自動原稿読取部120を下方から支持する。ユーザーは、自動原稿読取部120を原稿載置部110に対して開いた開き状態とすることで、原稿載置部110の原稿載置面111を露出させる(図3参照)。原稿載置面111は、透明なガラス等からなる平面を成す。次に、読み取らせる原稿を原稿載置面111に載置して自動原稿読取部120を閉じ、例えば、操作部4から所定のスイッチ操作を行う。これにより、スキャナーユニット10は、原稿載置面111に載置された原稿に描かれた文字や記号、図画などを画像として読み取り、画像データとして変換することができる。
自動原稿読取部120は、原稿供給ユニット40a等を有している。原稿供給ユニット40aは、原稿載置トレイ40bに載置された原稿を供給口40cから原稿供給ユニット40a内に供給する。自動原稿読取部120の原稿供給ユニット40aは、ADF(Auto Document Feeder)を構成し、供給された原稿を画像として読み取り、読み取った原稿を原稿排紙トレイ40dに排出する。
記録装置1の+Y方向側の前面17には、記録装置1を操作するための操作部4が設けられる。操作部4は、X軸に沿った方向に横長のパネルであり、記録装置1をオン又はオフする際に操作される電源ボタン4aや、記録装置1の操作状態などの表示や記録装置1の操作ボタンが設けられた操作パネル4bが設けられる。操作パネル4bは、例えば、タッチパネルである。
記録装置1の前面17の操作部4と隣り合う位置には、インクタンクユニット100が設けられる。インクタンクユニット100は、記録部24にインクを供給するものである。インクタンクユニット100は、複数のインクタンク101を含む。インクタンク101は、インクを収容可能な容器である。
また、インクタンクユニット100には、タンクカバー102が設けられる。タンクカバー102は、ユーザーが手を掛けて操作することでインクタンク101を上方から覆う閉じ状態とインクタンク101の上方を開放する開き状態とに、幅方向に沿うX軸を回動中心にして開閉動作可能に構成される。具体的には、タンクカバー102は、取っ手102aに手指をかけ、タンクカバー102の前端側の下部を回動支点として後端部が前方側に回動することにより、閉じ状態から開き状態へと開放動作するように構成される。そして、インクタンク101は、タンクカバー102を開き状態にしたとき、インクタンク101へのインクの補充が可能となる。
また、インクタンクユニット100には、インクタンク101内のインクレベルを外部から視認可能な視認窓101aを備える。視認窓101aは、インクの上限レベルと下限レベルおよびその中間のレベルを示す表示部を備えていてもよい。
また、本実施形態の記録装置1では、装置本体20は、用紙カセット21a,21bへの用紙Sの供給に加え、装置本体20の背面側からの用紙Sのセット及び給送も可能に構成されている。具体的には、装置本体20の背面側に開閉可能なカバー7が設けられ、当該カバー7を開状態とすることで用紙セット口(不図示)が露見し、当該用紙セット口に用紙Sをセットすることができる。
図2に示すように、装置本体20は、二点鎖線で示す搬送経路R1が設定され、搬送方向D1に用紙Sが搬送される。装置本体20は、内部に、用紙カセット21、給送部22、搬送部23、記録部24、排出部5、制御部8などを備える。
記録装置1の下部には、用紙カセット21が装置本体20に対して着脱可能に設置される。用紙カセット21は、用紙Sを積層状態で収容可能な収容部である。用紙カセット21は、本実施形態では、用紙S1を収容する用紙カセット21aと、用紙S1よりもサイズが大きい用紙S2を収容する用紙カセット21bとが設けられる。用紙S1は、例えばA4サイズの用紙であり、用紙S2は、例えば、A3サイズの用紙である。
給送部22は、用紙カセット21に収容された用紙Sを搬送部23に給送する。給送部22は、用紙カセット21に積層状態で収容された用紙Sのうち、最上位の用紙Sを送り出すピックアップローラー27と、ピックアップローラー27により送り出された用紙Sを1枚ずつ分離する分離ローラー対28とを備える。更に、給送部22は、ピックアップローラー27を回転駆動するための給送モーターを備えている。記録(印刷)に使用する用紙Sが積層される用紙カセット21a,21bに対応するそれぞれのピックアップローラー27、分離ローラー対28が駆動することにより、記録に使用する用紙S(S1,S2)が搬送部23に給送される。
搬送部23は、給送された用紙Sを記録部24に搬送する。搬送部23は、搬送モーターの駆動に伴って回転する搬送ローラー対29,31を備え、搬送経路R1に沿って用紙Sを搬送する。また、搬送経路R1に沿って、記録部24に相対する位置には、プラテン30が設けられる。用紙Sは、プラテン30の支持面(上面)に吸着された状態で搬送される。
記録部24は、インクを用紙Sに向けて吐出する記録ヘッド25、記録ヘッド25を搭載して用紙Sの搬送方向D1(+Y方向)と交差する幅方向(X軸に沿った方向)に移動可能に構成されるキャリッジ26などを備える。記録ヘッド25は、搬送経路R1を挟んでプラテン30と対向する位置に設けられる。
記録部24は、プラテン30に支持されて搬送される用紙Sに対して、記録データ(印刷データ)に基づいてインクを吐出することにより、インクを付着させて記録データに基づく画像を形成することにより記録(印刷)を行う。記録データとは、用紙Sに記録するテキストデータやイメージデータなどの画像データに基づき生成された、記録装置1に記録を実行させるためのデータである。なお、記録が行われた用紙Sは、搬送部23によって搬送され、記録ヘッド25の搬送方向D1下流側に設けられた排出部5に送られる。
排出部5は、記録部24の搬送方向D1の下流側に設けられた排紙ローラー対50と、排紙ローラー対50の搬送方向D1の下流側に設けられた排紙ローラー対51と、を備える。排出部5は、記録された用紙Sを、排紙ローラー対50,51によって、排出口52から排出方向D2に沿って媒体受け部としての排出トレイ60に排出する。なお、用紙Sを連続して記録および排出する場合には、排出された用紙Sは、前回に排出された用紙Sの上に順次積み重ねられて積層される。
制御部8は、給送部22、搬送部23、記録部24、排出部5、排出トレイ60、操作部4などの制御を行う。また、制御部8は、スキャナーユニット10に備わるスキャナー制御部とも連携して記録装置1として統括制御を行う。
次に、スキャナーユニット10の構成について説明する。
図3は、スキャナーユニット10の自動原稿読取部120が原稿載置部110に対して開いた開き状態を示す。
図3に示すように、原稿載置部110の一方側には、原稿載置部110と自動原稿読取部120とを開閉可能に接続するヒンジ部140を備える。本実施形態では、ヒンジ部140は、原稿載置部110の−Y方向端部に、X軸に沿って2つ配置される。すなわち、ヒンジ部140は、記録装置1の前面17とは反対側となる後面側に設けられ、X軸を回動中心にして開閉動作可能に構成される。
本実施形態のヒンジ部140は、摩擦力やバネ力等によりトルクを発生するトルクヒンジであり、原稿載置部110に対する自動原稿読取部120の開き角度のうち、所定の領域(所定の角度範囲内)において自動原稿読取部120に対してトルクを発生する。すなわち、フリーストップ機能を有する。これにより、所定の領域において任意の位置(開き角度)で自動原稿読取部120を保持することができる。ヒンジ部140の構造は特に限定されず、例えば、ディスク構造やカム構造であってもよいし、圧縮コイルバネを配した構造等であってもよい。
図4及び図5に示すように、ヒンジ部140により自動原稿読取部120は、任意の位置(開き角度)で保持可能な所定の領域であるフリーストップ領域Fa1を有する。具体的には、原稿載置部110の上面110aを基準面として、原稿載置部110に対して自動原稿読取部120の開き角度が最大となる角度を第1角度θ1とした場合、フリーストップ領域Fa1は、第1角度θ1から第1角度θ1よりも角度が小さい第2角度θ2の間において、ヒンジ部140によって発生するトルクにより自動原稿読取部120を任意の角度で維持可能な領域である。換言すると、第1角度θ1から第2角度θ2を減じた第3角度θ3の範囲がフリーストップ領域Fa1である。フリーストップ領域Fa1では、任意の角度で自動原稿読取部120の開き状態が保持されるため、原稿載置部110の上面110aに原稿を載置する際、自動原稿読取部120が原稿載置部110側に下降しないので、自動原稿読取部120を手で保持する必要がなく、作業を円滑に行うことができる。
第2角度θ2よりも小さい角度の範囲は自重落下領域Fa2である。開き角度が第2角度θ2未満となる自重落下領域Fa2では、ヒンジ部140によって発生するトルクよりも自動原稿読取部120の自重の方が大きく作用するため、自動原稿読取部120の自重で原稿載置部110側に下降する。これにより、自動原稿読取部120が確実に閉じ状態となるので、原稿載置部110に載置された原稿を挟持することができる。
なお、第1角度θ1及び第2角度θ2は、原稿載置部110の上面110aと自動原稿読取部120の下面150aとの角度である。また、例えば、第1角度θ1は約70°であり、第2角度θ2は約20°である。
ここで、自動原稿読取部120が開き状態から閉じ状態に移行する際、自動原稿読取部120が自重落下領域Fa2に位置すると、自動原稿読取部120が自重落下して原稿載置部110に衝突するため、スキャナーユニット10が破損してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、図3から図5に示すように、自動原稿読取部120の、原稿載置部110の一方側である−Y方向と反対の他方側である+Y方向側に衝撃緩和部150が設けられる。衝撃緩和部150は、原稿載置部110に対して自動原稿読取部120が閉じるときに生じる衝撃を緩和するものである。本実施形態では、自動原稿読取部120の原稿載置部110と対向する下面150aに衝撃緩和部150が設けられる。衝撃緩和部150は、自動原稿読取部120の+Y方向端部に、X軸に沿って互いに間隔を空けて2つ配置される。
これにより、原稿載置部110に対して自動原稿読取部120を閉じるとき、衝撃緩和部150によって衝撃が緩和され、破損等の発生を抑制できる。また、原稿載置部110に対して自動原稿読取部120が閉じるときに生じる衝撃音を小さくすることができる。
図6A及び図6Bは、衝撃緩和部150の構成を示す断面図である。
図6A及び図6Bに示すように、衝撃緩和部150は、エアダンパーであり、底部155を有した筒部151と、筒部151に収容された衝撃吸収部としてのバネ152と、バネ152と係合可能な略円柱状の突出部158と、を備える。バネ152は、突出部158と係合して縮まることで衝撃を吸収する。バネ152は、突出部158を−Z方向に向けて付勢するとともに、筒部151内をZ軸に沿って伸縮可能に配置される。筒部151の開口部154から内部に突出部158が挿入される動作に伴ってバネ152は収縮する。突出部158の+Z方向端部の径寸法は、筒部151の内径寸法とほぼ同じであり、筒部151内部はほぼ気密状態で保持される。また、底部155には、貫通孔156が設けられ、筒部151内と外部とを連通する。
筒部151は、自動原稿読取部120内に収納される。突出部158は、バネ152との係合状態によるバネの伸縮に応じて筒部151内の空気の容積が変動することで自動原稿読取部120の下面150aに対して進退可能に構成される。
具体的には、図6Aに示すように、突出部158は原稿載置部110と非接触のとき、バネ152と係合しない状態であり、バネ152により、突出部158が−Z方向に向けて付勢されるので、突出部158は、下面150aに対して下方に進出する。この位置を進出位置とする。ここで、突出部158がバネ152と係合しない状態とは、筒部151に収容されたバネ152が筒部151内の容積が最大となる状態で突出部158を−Z方向に付勢している状態である。すなわち、バネ152がより伸びた状態である。突出部158の下面150aから下方への進出量は、例えば、10mmから40mm程度である。
一方、図6Bに示すように、突出部158の先端部158aが原稿載置部110と接触したとき、バネ152と係合した状態となり、バネ152が縮み、筒部151内の空気が貫通孔156を介して外部に排出されるため、筒部151内の容積が小さくなり、突出部158は、下面150aに対して退避する。すなわち、突出部158が+Z方向に移動する。このように、突出部158が進出位置よりも退避した位置を退避位置とする。ここで、突出部158がバネ152と係合した状態とは、筒部151内に収容されたバネ152が筒部151内の最大容積よりも小さい容積となった状態で突出部158を−Z方向に付勢している状態である。この場合、突出部158の下面150aから下方への進出量は、例えば、0mmから数mm程度である。
これにより、原稿載置部110に対して自動原稿読取部120が閉じるとき、まず、突出部158が原稿載置部110に接触し、その後、突出部158はバネ152と係合しながら退避することで進出位置から退避位置へと移行する。このため、自動原稿読取部120は、原稿載置部110に対する衝撃が緩和される。なお、衝撃緩和部150は、エアダンパーに限定されず、例えば、オイルダンパー等であってもよい。
また、突出部158は、自重落下領域Fa2において原稿載置部110に接触する。さらに詳細には、図7に示すように、突出部158は、自重落下領域Fa2のうち、第2角度θ2が1°から5°程度において原稿載置部110に接触する。すなわち、自動原稿読取部120が原稿載置部110に衝突する直前に接触する。これにより、自重落下領域Fa2において確実に自動原稿読取部120の原稿載置部110に対する衝撃を緩和できる。
また、自重落下領域Fa2において突出部158が原稿載置部110に接触するため、フリーストップ領域Fa1を担保するとともに、自動原稿読取部120の閉め動作を円滑に行うことができる。
また、本実施形態の記録装置1では、衝撃緩和部150がヒンジ部140の配置位置とは反対側の+Y方向側(前面17側)に配置される。衝撃緩和部150がヒンジ部140の配置位置側(後面側)に設けられ、衝撃緩和部150の突出量にズレが生じた場合、自動原稿読取部120がフリーストップ領域Fa1にある状態で衝撃緩和部150と接触し、フリーストップ領域Fa1及び自重落下領域Fa2を変化する可能性がある。これに対して、衝撃緩和部150をヒンジ部140の配置位置とは反対側の+Y方向側(前面17側)に配置した場合には、衝撃緩和部150の突出量に多少のズレが生じてもフリーストップ領域Fa1及び自重落下領域Fa2に影響を及ぼす可能性を低減できる。すなわち、フリーストップ領域Fa1において衝撃緩和部150が関与しないので、フリーストップ領域Fa1を確実に担保することができる。すなわち、フリーストップ領域Fa1及び自重落下領域Fa2における第1及び第2角度θ1,θ2のばらつきを防止できる。
なお、例えば、衝撃緩和部150が前面17側でなく、自動原稿読取部120のY軸に沿った方向におけるヒンジ部140と前面17の中間位置もしくはヒンジ部140の配置位置側(後面側)に配置した場合、自動原稿読取部120を閉める際、衝撃緩和部150が前面17側に配置された場合よりも、自重落下領域Fa2において第2角度θ2が比較的大きい角度で衝撃緩和部150が原稿載置部110に接触するため、衝撃緩和部150が設けられた位置が支点となって自動原稿読取部120が閉められるため、自動原稿読取部120の重心がずれ、自動原稿読取部120の−Y方向端部が浮きやすくなる。これに伴い、自動原稿読取部120を確実に閉めることが困難となる。そこで、本実施形態では、衝撃緩和部150が前面17側に配置されるため、閉めた際の自動原稿読取部120の−Y方向端部の浮きを抑制し、自動原稿読取部120を確実に閉めることができる。さらに、衝撃緩和部150が前面17側に配置され、ヒンジ部140からの距離が大きく確保されるため、比較的小さい力で衝撃を緩和できる。これにより、衝撃緩和部150を小型化することができる。
さらに、衝撃緩和部150が前面17側であり、自動原稿読取部120の下面150aに配置されるため、自動原稿読取部120を開き状態として原稿載置部110に原稿を載置する際、衝撃緩和部150が原稿載置部110の上方に位置するため、原稿を円滑に載置することができる。
また、図6Aに示すように、原稿載置部110の上面110aには凹部160が設けられる。凹部160は、自動原稿読取部120が閉じ状態の突出部158に対応する位置に配置される。凹部160の底面の大きさは、突出部158の先端部158aの先端面の大きさと同等である。
そして、図6Bに示すように、自動原稿読取部120を閉じたとき、突出部158が凹部160に嵌合する。突出部158が凹部160に嵌合すると、突出部158が下面150aに対して退避して閉じ状態となる。凹部160は、突出部158のガイドする機能を有する。これにより、自動原稿読取部120を閉じた際、自動原稿読取部120と原稿載置部110との位置決めが確実に行われる。さらに、衝撃緩和部150がヒンジ部140の配置位置とは反対側の+Y方向側(前面17側)に配置され、衝撃緩和部150の位置に対応して凹部160が設けられる。すなわち、ヒンジ部140との距離が大きくなるので、自動原稿読取部120と原稿載置部110との位置決め精度を高めることができる。
また、図6A及び図6Bに示すように、記録装置1は、衝撃緩和部150の突出部158の進退によって自動原稿読取部120の開閉状態を検知するセンサー170を備えてもよい。
センサー170は、圧力センサーや超音波センサー等の各種センサーの他、リミットスイッチやマイクロスイッチ等であってもよい。これにより、自動原稿読取部120の開閉状態を容易に検知できる。センサー170は制御部8に接続される。そして、図6Bに示すように、例えば、突出部158がセンサー170に当接すると、センサー170から制御部8に検出データが送信される。制御部8は、自動原稿読取部120が閉じ状態であると判断し、操作部4のスイッチ操作を可能とする。そして、スイッチ操作を行うことにより、原稿載置面111に載置された原稿に描かれた文字や記号、図画などを画像として読み取り、画像データとして変換することができる。なお、制御部8は、センサー170からの検出データに基づいて、自動原稿読取部120が閉じ状態であると判断した場合に、操作部4のスイッチ操作を行うことなく、自動的に画像を読み取り、画像データとして変換処理を行ってもよい。
上記実施形態では、フリーストップ領域Fa1及び自重落下領域Fa2における突出部158が原稿載置部110の上面110aに接触する前の領域において、突出部158の下面150aからの突出量は同じ量であったが、例えば、図8に示すように、フリーストップ領域Fa1における下面150aからの突出部158の突出量が、自重落下領域Fa2における下面150aからの突出部158の突出量よりも短くしてもよい。この場合、例えば、ヒンジ部140と突出部158とを伸縮部を備えた連結機構により連結させ、自動原稿読取部120の開き角度によりヒンジ部140の動作と突出部158の動作とを連動させる。例えば、フリーストップ領域Fa1では、突出部158の下面150aからの突出量をほぼ0とし、自重落下領域Fa2では所定の突出量とする。これにより、フリーストップ領域Fa1において突出部158による作業の妨げを防止できる。
上記実施形態では、自動原稿読取部120の下面150aに衝撃緩和部150を設けたが、これに限定されず、衝撃緩和部150が原稿載置部110の上面110aに設けられた構成であってもよい。また、この構成において、自動原稿読取部120の下面150aに衝撃緩和部150の突出部158が嵌合可能な凹部160を設けてもよい。このようにしても上記同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、開閉体としての自動原稿読取部120と支持部としての原稿載置部110とを備え、自動原稿読取部120に衝撃緩和部150が設けられる構成について説明したが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、開閉体としての原稿載置部110と、支持部としての装置本体20とを備え、原稿載置部110に衝撃緩和部181が設けられた構成であってもよい。この場合、装置本体20の一方側(−Y方向側)には、原稿載置部110と装置本体20とを開閉可能に接続するヒンジ部141が配置され、装置本体20の他方側(+Y方向側)であって、原稿載置部110の下面110bに衝撃緩和部181が配置される。
なお、ヒンジ部141及び衝撃緩和部181の構成は、上記実施形態のヒンジ部140及び衝撃緩和部150の構成と同様なので説明を省略する。
これにより、装置本体20に対して原稿載置部110を閉じるとき、衝撃緩和部181によって装置本体20の上面20aへの衝撃が緩和され、破損等の発生を抑制できる。また、装置本体20に対して原稿載置部110を閉じるときに生じる衝撃音を小さくすることができる。
上記実施形態では、ヒンジ部140が原稿載置部110の−Y方向側に設けられ、X軸を回動中心にして自動原稿読取部120を開閉可能とする構成としたが、これに限定さない。例えば、ヒンジ部140を、原稿載置部110の−X方向側に設け、Y軸を回動中心にして自動原稿読取部120を開閉可能とする構成であってもよい。なお、この場合、ヒンジ部140が配置された位置とは反対側に衝撃緩和部150を配置する。すなわち、自動原稿読取部120の+X方向側の端部に衝撃緩和部150を配置する。このようにしても上記同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、衝撃緩和部150は2つ設けられたが、これに限定されない。例えば、衝撃緩和部150が1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。衝撃緩和部150が1つの場合、例えば、自動原稿読取部120の+Y方向端部であって、X軸に沿った方向の中央部分に衝撃緩和部150を配置する。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
上記実施形態の記録装置1では、開閉体としての自動原稿読取部120と、支持部としての原稿載置部110とを備えた構成について説明したが、これに限定されない。例えば、開閉体が自動原稿読取部120でなくてもよい。すなわち、開閉体は、ADF機能が無く、単に原稿載置部110(フラットベッドタイプのスキャナー)を覆う蓋部であってもよい。この場合、蓋部に衝撃緩和部150を配置する。このようにしても上記同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、フリーストップ領域を備えた記録装置1について説明したが、これに限定されるものではなく、フリーストップ領域を備えない記録装置1に適用してもよい。
1…記録装置、8…制御部、10…スキャナーユニット、17…前面、20…装置本体、20a…上面、24…記録部、25…記録ヘッド、26…キャリッジ、110…原稿載置部、110a…上面、110b…下面、111…原稿載置面、120…自動原稿読取部、140,141…ヒンジ部、150…衝撃緩和部、150a…下面、151…筒部、152…バネ、154…開口部、155…底部、156…貫通孔、158…突出部、158a…先端部、160…凹部、170…センサー、181…衝撃緩和部、θ1…第1角度、θ2…第2角度、Fa1…フリーストップ領域、Fa2…自重落下領域、S,S1,S2…用紙。

Claims (7)

  1. 媒体に記録を行う記録部を備える装置本体と、
    前記装置本体の上部に設けられた支持部と、
    前記支持部の上部に設けられた開閉体と、
    前記支持部の一方側に配置され、前記支持部と前記開閉体とを開閉可能に接続するヒンジ部と、を備えた記録装置であって、
    前記支持部の前記一方側と反対の他方側であって、前記開閉体または前記支持部には、前記支持部に対して前記開閉体が閉じるときに生じる衝撃を緩和する衝撃緩和部が設けられる、ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記衝撃緩和部が、前記開閉体に設けられた場合であって、
    前記衝撃緩和部は、
    前記開閉体の前記支持部に対向する下面に対して進退可能な突出部と、
    前記突出部と係合することで衝撃を吸収する衝撃吸収部と、を有し、
    前記突出部は前記支持部と非接触のとき、前記衝撃吸収部と係合しない状態で前記下面に対して進出し、
    前記突出部は前記支持部と接触したとき、前記衝撃吸収部と係合した状態で前記下面に対して退避する、ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記ヒンジ部は、前記支持部に対する前記開閉体の開き角度のうち、所定の領域で前記開閉体に対してトルクを発生し、
    前記開き角度が最大となる角度を第1角度とした場合、
    前記第1角度から前記第1角度よりも角度が小さい第2角度の間において、前記トルクにより前記開閉体を任意の角度で維持可能な前記所定の領域をフリーストップ領域とし、
    前記第2角度よりも小さい角度において、前記開閉体が前記開閉体の自重で前記支持部側に下降する領域を自重落下領域とした場合に、
    前記自重落下領域において前記突出部は前記支持部と接触する、ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置であって、
    前記フリーストップ領域における前記下面からの前記突出部の突出量は、前記自重落下領域における前記下面からの前記突出部の突出量よりも短い、ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記支持部の上面には凹部が設けられ、
    前記開閉体を閉じたとき、前記突出部が前記凹部に嵌合することを特徴とする記録装置。
  6. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記突出部の進退によって前記開閉体の開閉状態を検知するセンサーを備えた、ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記開閉体は、自動で原稿を搬送して読み取りを行う自動原稿読取部であり、
    前記支持部は、前記原稿を載置可能な原稿載置部である、ことを特徴とする記録装置。
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