JP2021161199A - 水溶性糖類、感光性組成物、および水溶性糖類の製造方法 - Google Patents
水溶性糖類、感光性組成物、および水溶性糖類の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】水溶性糖類は、糖類が備える水酸基の少なくとも一部が重合性基に変性されてなる。
【選択図】なし
Description
本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示す。
本発明の一態様に係る水溶性糖類は、糖類が備える水酸基のうちの少なくとも一部が重合性基に変性されている。これにより、水溶性糖類は、糖類の水酸基に由来する水溶性と、変性されることにより付与される重合性との両方を兼ね備える新規な水溶性糖類である。
本発明の一態様に係る水溶性糖類は、水酸基の一部が重合性基に変性されている。重合性基としては、ラジカル重合性基およびカチオン重合性基が挙げられ、ラジカル重合性基には、ビニルエステル基、および(メタ)クリロイル基等の不飽和二重結合基を有する官能基が挙げられ、カチオン重合性基には、例えば、エポキシ基、オキセタン基などが挙げられる。
本発明の一態様に係る水溶性糖類は、糖類が有している水酸基を、重合性基と求電子性官能基とを有する化合物によって変性することで製造することができる。以下では、便宜上、「重合性基と求電子性基とを有する化合物」のことを「変性剤」と記載する。
以下に、本発明の一態様に係る感光性組成物について、より詳細に説明する。
本発明の一態様に係る感光性組成物は、光反応開始剤を含有する。光反応開始剤は、重合性基の種類に応じ、光ラジカル重合開始剤、および光カチオン重合開始剤から選択すればよい。一態様に係る感光性組成物において、光反応開始剤の含有量は、水溶性糖類100重量部に対して0.01〜5.00重量部であることが好ましい。
本発明の一態様に係る感光性組成物は、架橋剤を含有してもよい。感光性組成物が架橋剤を含むことによって、当該架橋剤を介して感光性組成物に含まれる水溶性糖類が有する重合性基同士を架橋できる。当該架橋剤は、2つ以上の重合性基を有していることがより好ましい。
本発明の一態様に係る感光性組成物は、界面活性剤を含有してもよい。界面活性剤を適量含有させることで、組成物の表面張力を任意に調整することができ、塗布時のレベリング性が向上し、塗膜の膜厚均一性を向上させることができる。一態様に係る感光性組成物において、界面活性剤の含有量は、水溶性糖類100重量部に対して0.01〜10.00重量部であることが好ましい。
本発明の一態様に係る感光性組成物は、反応停止剤を含有してもよい。反応停止剤には、ラジカル重合停止剤が挙げられる。ラジカル重合停止剤としては、例えば、4−t−ブチルフェノール、4−メトキシフェノール、1,4−ヒドロキノン、1,4−ベンゾキノン、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、3−t−ブチル−4−メトキシフェノール、4−t−ブチルカテコール、2−t−ブチル−1,4−ヒドロキノン、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,4,6−トリ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−t−ブチル−1,4−ヒドロキノン、2,5−ジ−t−アミル−1,4−ヒドロキノン、2−ニトロソ−1−ナフトール、およびまたはN−フェニルジエタノールアミン、IRGANOX(登録商標)シリーズが挙げられ、その品番としては1010、1035、1076、1098、1135、1330、1726、1425、1520、245、259、3114、565、および295(以上、いずれもBASF社製)が挙げられる。一態様に係る感光性組成物において、反応停止剤の含有量は、水溶性糖類100重量部に対して0.01〜5.00重量部であることが好ましい。
本発明の一態様に係る感光性組成物は、水溶性糖類の性質を損なわない限りで、密着助剤、充填剤、水溶性樹脂等の添加剤を含有してもよい。
本発明の一態様に係る感光性組成物は、水系でありながら、例えば、半導体等の微細加工用フォトレジスト用感光性材料に利用することが出来る。
本発明の一態様に係る感光性組成物をネガ型フォトレジストとして用いる場合、水溶性糖類が有する重合性基は、(メタ)アクリロイル基に例示される不飽和二重結合を有する官能基である。
本発明の一態様に係る感光性組成物の塗布対象となる基板は半導体ウエハ基板、ガラス基板等の基板が挙げられる。また、これら基板の表面には、絶縁層、導電層等の層が予め形成されていてもよい。また、これら基板には、例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチル)アクリレート等の下地となる基板が形成されていてもよい。本発明の一態様に係る感光性組成物は、水溶媒系の組成物であるため、有機溶媒を多量に含むレジスト材料と比較して、ポリ(2−ヒドロキシエチル)アクリレート等の下地を腐食し難いことも利点の1つである。
本発明の一態様に係る感光性組成物の基板への塗布方法は、スピナーを用いたスピンコーティングであってもよいが、これに限定されない。
本発明の一態様に係る感光性組成物をネガ型フォトレジストとして用いる場合、塗布膜を形成した基板を露光することによる硬化塗布膜の形成は、当技術分野で公知の露光方法で行うことが出来る。基板上に形成された塗布膜に照射する活性化学線は、紫外線であることが好ましい。紫外線硬化は電子線硬化に比べ、生産性に優れ、装置コストが安価である利点がある。露光量は200mJ/cm2程度、露光時間は60秒間程度が好ましい。必要に応じて、所望のパターンを施したフォトマスクを介して露光することで、所望のパターンを有する硬化塗布膜を得ることが出来る。なお、照射すべき紫外線の波長は、感光性組成物に含まれる光重合開始剤の種類に応じて選択すればよい。
本発明の一態様に係る組成物をネガ型フォトレジストとして用いる場合、塗布膜の現像液は、水である。すなわち、現象液が水であることを除いて、当技術分野で公知の方法で行うことが出来ることが本発明の利点の1つである。
本発明の一態様に係る組成物をネガ型フォトレジストとして用いる場合、塗布膜のエッチングは、当技術分野で公知の技術で行うことが出来る。
実施例1〜4および比較例1として、種類が異なる糖類および種類が異なる(メタ)アクリル系化合物を用い、(メタ)アクリル変性された水溶性糖類を合成した。
(デキストリン−1)
直鎖状デキストリン(商品名:NSD500,サンエイ糖化株式会社製)
(シクロデキストリン−1)
2−ヒドロキシルプロピル−α−シクロデキストリン(シグマアルドリッチジャパン合同会社製)
(セルロース−1)
ヒドロキシルプロピルセルロース(富士フイルム和光純薬工業株式会社製)
((メタ)アクリル系化合物−1)
アクリル酸クロリド(東京化成工業株式会社製)
((メタ)アクリル系化合物−2)
1,1−(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート
製品名:カレンズ(登録商標)BEI,昭和電工株式会社製
((メタ)アクリル系化合物−3)
2−イソシアナトエチルアクリラート
製品名:カレンズ(登録商標)AOI,昭和電工株式会社製
((メタ)アクリル系化合物−4)
2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート
製品名:カレンズ(登録商標)MOI,昭和電工株式会社製
温度計、撹拌機、および冷却管を備えた内容量3Lの反応容器に、750gのイオン交換水と750gのデキストリン−1とを加え、撹拌し、デキストリン−1をイオン交換水に完全に溶解させた。次いで、1500gのメタノールを加え、イオン交換水に溶解させたデキストリン−1のうち高分子量のデキストリンのみを沈殿させ、沈殿物を得た。デカンテーションによって沈殿物と、水およびメタノールの混合液とを分画し、その後、分画した沈殿物に750gのイオン交換水を加え、当該沈殿物を溶解し、1500gのメタノールを加え、沈殿させて分画する操作を再度行った。再度の分画後、当該沈殿物に1000gのN−メチルピロリドン(NMP)を加え、これによりデキストリン−1から高分子量のデキストリンを含むNMP溶液を得た。このNMP溶液を60mmHgの減圧下、100℃まで加熱し、系内に残留するメタノールと水とを除去した。NMP溶液の温度が15℃を超えないように冷却しながら、3時間かけて117.7g(1.30mol)のアクリル酸クロリド((メタ)アクリル系化合物−1)を滴下し、滴下終了後、引き続きNMP溶液を15℃で3時間撹拌した。これによりデキストリンとアクリル酸クロリドとを反応させた。次いで、NMP溶液に131.6gのトリエチルアミンを加え、中和処理を行なった。中和によって沈殿した塩とNMPを精製除去した。これにより、デキストリン−1から(メタ)アクリル酸変性物である水溶性デキストリン−1を得た。
アクリル酸クロリドの滴下量を117.7g(1.30mol)から152.3g(1.68mol)に変更し、中和に用いたトリエチルアミンの量を131.6g(1.30mol)から170.0g(1.68mol)に変更したことを除き、試料1と同じ条件で、デキストリン−1から(メタ)アクリル酸変性物である水溶性デキストリン−2を得た。
200mLの反応容器に45.5gのメチルエチルケトン(MEK,富士フイルム和光純薬工業株式会社製)に10.0gのシクロデキストリン−1を加え、濃度が18重量%であるシクロデキストリン−1のMEK溶液を得た。当該MEK溶液中に窒素を10分間流し、反応容器内を窒素雰囲気下にした後、当該MEK溶液を加熱し、60℃にて50分撹拌した。当該MEK溶液を60℃に保ちながら、0.9gの(メタ)アクリル系化合物−2と4.2gのトリエチルアミン(東京化成工業株式会社製)とを加え、反応液とした。禁水および窒素雰囲気下、60℃にて1時間、反応液を撹拌することで、シクロデキストリン−1と(メタ)アクリル系化合物−2とを反応させ、その後、反応液に含まれるメチルエチルケトンとトリエチルアミンとをエバポレータによって精製除去した。これにより、シクロデキストリン−1の(メタ)アクリレート変性物である水溶性シクロデキストリン−1を得た。
GPC装置:HLC−8320GPC EcoSEC(東ソー株式会社製)
ガードカラム:
TSKguardcolumn SuperAW−H(東ソー株式会社製)
カラム1:TSKgel SuperAW3000(東ソー株式会社製)
カラム2:TSKgel SuperAWM−H(東ソー株式会社製)
上述のガードカラム、カラム1およびカラム2を連結したカラムを採用し、上記のGPC装置に装着して用いた。
カラム温度:40℃,検出器:RI(示差屈折計)
移動相:DMF
標準物質:ポリスチレン
GPC分析により求められた水溶性シクロデキストリン−1の重量平均分子量は1600(標準ポリスチレン換算)であった。
0.9gの(メタ)アクリル系化合物−2の代わりに1.1gの(メタ)アクリル系化合物−3を用いたこと、およびトリエチルアミンの量を4.2gから5.8gに変更したことを除き、実施例3と同じ条件により、シクロデキストリン−1の(メタ)アクリレート変性物である水溶性シクロデキストリン−2を得た。
また、実施例3の水溶性シクロデキストリン−1と同じ条件によるGPC分析から求められた水溶性シクロデキストリン−2の重量平均分子量は1500(標準ポリスチレン換算)であった。
300mLの反応容器に141.0gのメチルエチルケトン(MEK)と31.0gのセルロース−1とを加え、濃度が18重量%であるセルロース−1のMEK溶液を得た。MEK液中に窒素を10分間流し反応容器内を窒素雰囲気下にした後、MEK溶液を加熱し、60℃にて50分撹拌した。当該MEK溶液を60℃に保ちながら、8.5gの(メタ)アクリル系化合物−4と17.5gのトリエチルアミンとを加え、反応液とした。禁水および窒素雰囲気下、60℃にて1時間、反応液を撹拌することで、セルロース−1の(メタ)アクリレート変性物である難水溶性セルロース−1を得た。反応液に含まれるトリエチルアミンを再沈殿法により除去し、エバポレータによってMEKを精製除去した。次いで、MEKを加え、濃度が25重量%である難水溶性セルロース−1のMEK溶液を得た。
実施例1〜4および比較例1で得られた水溶性糖類と、以下に示す材料とを用い、試料1〜7の感光性組成物を調製した。
〔感光性組成物を調製するために用いた主な材料〕
(光反応開始剤−1)
1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン
商品名:Omnirad 2959,IGM Resins B.V.社製
(光反応開始剤−2)
多官能基アクリルアミドモノマー
商品名:FAI−101L,富士フイルム株式会社製
(架橋剤−1)
1,3−ビス(ビニルスルホニル)−2−プロパノール(東京化成工業株式会社製)
(反応停止剤−1)
N−フェニルジエタノールアミン(東京化成工業株式会社製)
(界面活性剤−1)
含フッ素基・親水性基含有オリゴマー(商品名:メガファック(登録商標)F430,DIC株式会社製)
まず、実施例1の水溶性デキストリン−1にイオン交換水を加え、濃度が25重量%である水溶液を得た。次いで、10gの水溶性デキストリン−1の水溶液に対し、0.3gの光反応開始剤−1と0.1gの架橋剤−1と0.05gの反応停止剤−1と0.05gの界面活性剤−1とを加え溶解した。次いで、水溶性デキストリン−1、光反応開始剤−1、架橋剤−1、反応停止剤−1、界面活性剤−1の合計が12重量%になるように純水で濃度を調整し、水溶液を得た。得られた水溶液を、孔径0.2μmのポリエチレン製ミクロフィルター(アドバンテック製)を用いてろ過し、試料1の感光性組成物を調製した。
実施例1の水溶性デキストリン−1の代わりに実施例2の水溶性デキストリン−2を用いたことを除き、実施例1と同じ条件で、試料2の感光性組成物を調製した。
実施例1の水溶性デキストリン−1の代わりに実施例3の水溶性シクロデキストリン−1を用いたことを除き、実施例1と同じ条件で、試料3の感光性組成物を調製した。
実施例1の水溶性デキストリン−1の代わりに実施例4の水溶性シクロデキストリン−2を用いたことを除き、実施例1と同じ条件で、試料4の感光性組成物を調製した。
実施例2で得られた水溶性デキストリン−2の25重量%水溶液8gと、実施例4で得られた水溶性シクロデキストリン−2の25重量%水溶液2gとを混合し、これに対し、0.3gの光反応開始剤−1と0.1gの架橋剤−1と0.05gの反応停止剤−1と0.05gの界面活性剤−1とを加え、溶解した。ついで、水溶性デキストリン−2、水溶性シクロデキストリン−2、光反応開始剤−1、架橋剤−1、反応停止剤−1、界面活性剤−1の合計が12重量%になるように純水で濃度を調整し、水溶液を得た。得られた水溶液を、孔径0.2μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、試料5の感光性組成物を調製した。
光反応開始剤−1を光反応開始剤−2に代えた以外は、試料2と同じ条件にて、試料6の感光性組成物を調製した。
比較例1の難水溶性セルロース−1を濃度が25重量%となるように含むMEK溶液を調製し、当該MEK溶液10gに対して、0.5gの光反応開始剤−1を溶解し、難水溶性セルロース−1と光反応開始剤−1との合計が12質量%になるように乳酸エチルにて濃度を調整し、溶液を得た。その溶液を孔径0.2μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過し、試料7の感光性組成物を調製した。
〔光硬化性試験〕
試料1〜7の感光性組成物のそれぞれにおける光硬化性試験を、以下の条件で行なった。半導体基板(直径20cm)に3mlの感光性組成物を滴下し、スピナー(CLEAN TRACK ACT8;東京エレクトロン株式会社製)を用いてスピンコーティングすることで感光性組成物の塗布膜を形成した。次いで、塗布膜の主溶媒を蒸散させて除去するため、ホットプレートにより130℃、1分間の条件で、感光性組成物を塗布した半導体基板を加熱乾燥した。次いで、マスク密着露光装置(LTCET−500;リソテックジャパン株式会社製)に紫外線透過・可視線吸収フィルタ(U330;HOYA株式会社製)を装着し、200mJ/cm2の条件で、加熱乾燥した感光性組成物の塗布膜に紫外線照射し、光硬化させた。光硬化させた硬化膜の膜厚は0.5μmであった。次いで、当該硬化膜を形成した半導体基板を現像液である純水に90秒間浸漬し、硬化膜における未硬化部分を除去した。
半導体基板の表面を電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ株式会社 Regulus)で観察し、膜厚0.45μm以上の塗布膜が表面に残留しているものを「可」、残留していないものを「不可」として評価を行った。
表1に、試料1〜7における光硬化性試験の評価結果を示す。
試料1〜7の感光性組成物のそれぞれにおけるプラスチック下地腐食性試験を、以下の条件で行なった。
感光性組成物から成膜される塗膜の下地となるプラスチック基板用のポリ(2−ヒドロキシエチル)アクリレートを以下の方法で調製した。
得られたポリ(2−ヒドロキシエチル)アクリレートの溶液3mlを、半導体基板(20cm)上に滴下し、上述のスピナーを用いてスピンコーティングし130℃にて加熱乾燥することでポリ(2−ヒドロキシエチル)アクリレート基板を形成した。
試料1〜7の感光性組成物のそれぞれにおけるフォトリソグラフィパターニング試験を、以下の条件で行なった。
試料1〜7の感光性組成物のそれぞれにおけるドライエッチング試験を、以下の条件で行った。なお、感光性組成物の塗布膜は、光硬化性試験と同じ条件にて、試料を半導体基板上にスピンコーティングすることで形成した。塗布膜の主溶媒を蒸散させ除去するため、ホットプレートにより130℃、1分間の条件にて半導体基板を加熱した。次いで、マスク密着露光装置に紫外線透過・可視線吸収フィルタ(U330、HOYA株式会社)を装着し、200mJ/cm2の条件で、半導体基板上の乾燥した塗布膜に紫外線照射した。
試料1〜7の感光性組成物から形成された硬化膜のエッチング速度は、プラスチック基板のポリ(2−ヒドロキシエチル)アクリレートに比較して小さいことが確認された。
試料1〜7の感光性組成物のそれぞれにおける平坦化率、充填性試験を、以下の条件で行った。
平坦化率=(1−a/b)×100
a:ホール中心における硬化膜の凹み深さ
b:ホールの深さ
Claims (9)
- 糖類が備える水酸基の少なくとも一部が重合性基に変性されてなる、水溶性糖類。
- 前記糖類が備える水酸基の全量を100mol%として、当該水酸基のうちの10mol%〜50mol%が重合性基に変性されてなる、請求項1に記載の水溶性糖類。
- 前記糖類がデキストリンまたはシクロデキストリンである、請求項1または2に記載の水溶性糖類。
- 前記重合性基が(メタ)アクリロイル基を有している、請求項1または2に記載の水溶性糖類。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の水溶性糖類と水と光反応開始剤とを含有してなる、感光性組成物。
- 架橋剤を含有してなる、請求項5に記載の感光性組成物。
- 界面活性剤を含有してなる、請求項5または6に記載の感光性組成物。
- 反応停止剤を含有してなる、請求項5〜7の何れか一項に記載の感光性組成物。
- 有機溶媒の存在下で、糖類と重合性基を有する化合物とを反応させて、重合性基に変性されてなる水溶性糖類の製造方法であって、
前記有機溶媒はN−メチルピロリドンであり、前記化合物が(メタ)アクリロイル基とハロゲン基とを有する化合物である、製造方法。
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