JP2021149349A

JP2021149349A - 駐車支援システム、駐車支援装置、及び車両

Info

Publication number: JP2021149349A
Application number: JP2020047093A
Authority: JP
Inventors: 尚也榊原; Naoya Sakakibara
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2020-03-18
Filing date: 2020-03-18
Publication date: 2021-09-27
Anticipated expiration: 2040-03-18
Also published as: US20210291682A1; JP7142050B2; CN113496628A

Abstract

【課題】車両周囲に対する注意力の低下を抑制し、画像表示装置が故障した場合でも、位置合わせを支援することができる駐車支援システム、駐車支援装置、及び車両を提供すること。【解決手段】車両２は、給電部４より送出されたバッテリ充電用の電力を受電する受電部１１と、給電部４に対する受電部１１の相対位置を取得する相対位置取得部２１と、相対位置取得部２１によって取得した相対位置に基づいて、給電部４に対する受電部１１の位置ずれに関する情報をドライバーに通知して、給電部４に対する受電部１１の位置合わせを支援する位置合わせ支援部２２と、を備える。位置合わせ支援部２２は、位置ずれに関する情報を画像表示装置１２によって通知する第１の通知と、位置ずれに関する情報を車両情報提示装置１４によって通知する第２の通知と、を切替可能である。【選択図】図１

Description

本発明は、駐車支援システム、駐車支援装置、及び車両に関する。より詳しくは、非接触給電により供給されるバッテリ充電用の電力を受電する車両において、車両の駐車を支援する駐車支援システム、駐車支援装置、及び車両に関する。

従来、非接触給電によりバッテリ充電用の電力を車両に給電する構成が提案されている。このような車両における非接触給電では、給電コイルによる給電部が路面に設けられる。また受電コイルによる受電部が車両の底部に設けられ、給電部からバッテリ充電用の電力を送出して受電部で受電する。

このような車両における非接触給電では、効率良く電力を給電するために、路面に設置した給電部に受電部を位置合わせして駐車することが必要となる。特許文献１には、給電部と受電部との位置関係を画像表示して、この位置合わせにおけるドライバーの運転を支援する工夫が開示されている。

特許６５３４４１６号

ところで特許文献１に開示の構成のように、給電部と受電部との位置関係を画像表示する場合、この画像表示により給電部に対する受電部の位置の変化を確認しながら車両を運転することになる。その結果、表示画面を注視してしまい、車両周囲に対する注意力が低下する問題がある。またこの画像表示においては、例えばナビゲーション処理に供する画像表示装置の構成を利用することが考えられるが、この画像表示装置が故障した場合には、位置合わせを支援することが困難になる問題がある。

本発明は、車両周囲に対する注意力の低下を防止し、画像表示装置が故障した場合でも、位置合わせを支援することができる駐車支援システム、駐車支援装置、及び車両を提供することを目的とする。

（１）本発明に係る駐車支援システムは、非接触によりバッテリ充電用の電力を供給する駐車スペースへの車両の駐車を支援するものであって、前記駐車スペースには、前記バッテリ充電用の電力を送出する給電部が設けられ、前記車両は、前記給電部より送出された前記バッテリ充電用の電力を受電する受電部と、前記給電部に対する前記受電部の相対位置を取得する相対位置取得部と、前記相対位置取得部によって取得した相対位置に基づいて、前記給電部に対する前記受電部の位置ずれに関する情報をドライバーに通知して、前記給電部に対する前記受電部の位置合わせを支援する位置合わせ支援部と、ドライバーが視認可能な画像を表示する画像表示装置と、ドライバーが視覚又は聴覚によって認識可能な態様で車両情報を提示する車両情報提示装置と、を備え、前記位置合わせ支援部は、前記位置ずれに関する情報を前記画像表示装置によって通知する第１の通知と、前記位置ずれに関する情報を前記車両情報提示装置によって通知する第２の通知と、を切替可能であることを特徴とする。

（２）この場合、前記位置合わせ支援部は、前記ドライバーからの指示により、前記第１及び第２の通知を切り替えることが好ましい。

（３）この場合、前記車両情報提示装置は、電子音を発音する電子音スピーカを備え、前記位置合わせ支援部は、前記第２の通知では、前記給電部に対する前記受電部の車両前後方向に沿った位置ずれ量に応じて電子音の間隔を変化させることが好ましい。

（４）この場合、前記車両情報提示装置は、方向指示表示灯を備え、前記位置合わせ支援部は、前記第２の通知では、前記給電部に対する前記受電部の車幅方向に沿った位置ずれ量に応じて前記方向指示表示灯の点滅パターンを変化させることが好ましい。

（５）この場合、前記車両情報提示装置は、衝突回避システムの警告音を発音する警告音スピーカを備え、前記位置合わせ支援部は、前記第２の通知では、前記給電部に対する前記受電部の車両前後方向に沿った位置ずれ量に応じて警告音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることが好ましい。

（６）この場合、前記車両情報提示装置は、少なくとも左右で独立した音を発音可能な左スピーカ及び右スピーカを備え、前記位置合わせ支援部は、前記給電部に対する前記受電部の車幅方向に沿った位置ずれ量に応じて前記左スピーカ及び前記右スピーカの何れかにおいて発生する音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることが好ましい。

（７）この場合、前記位置合わせ支援部は、前記給電部に対する前記受電部の位置ずれ量に応じて前記第１の通知と前記第２の通知とを切り替えることが好ましい。

（８）本発明に係る駐車支援装置は、非接触により供給されるバッテリ充電用の電力によりバッテリを充電して走行する車両に搭載されて、前記バッテリ充電用の電力を送出する給電部に対する、前記バッテリ充電用の電力を受電する受電部の位置合わせを支援するものであって、前記給電部に対する前記受電部の相対位置を取得する相対位置取得部と、前記相対位置取得部によって取得した相対位置に基づいて、前記給電部に対する前記受電部の位置ずれに関する情報をドライバーに通知して、前記給電部に対する前記受電部の位置合わせを支援する位置合わせ支援部と、を備え、前記位置合わせ支援部は、前記位置ずれに関する情報をドライバーが視認可能な画像を表示する画像表示装置によって通知する第１の通知と、前記位置ずれに関する情報をドライバーが視覚又は聴覚によって認識可能な態様で提示する車両情報提示装置によって通知する第２の通知と、を切替可能であることを特徴とする。

（９）本発明に係る車両は、（８）に記載の駐車支援装置を備えることを特徴とする車両。

（１）本発明に係る駐車支援システムにおいて、位置合わせ支援部は、給電部に対する受電部の位置ずれに関する情報をドライバーに対し画像表示装置によって通知する第１の通知と、上記位置ずれに関する情報をドライバーに対し車両情報提示装置によって通知する第２の通知とを切替可能である。本発明では、位置ずれに関する情報を画像表示装置によって通知する第１の通知と、画像表示装置とは別の車両情報提示装置によって位置ずれに関する情報を通知する第２の通知とで切替可能とすることにより、ドライバーが画像表示装置の表示画面を注視しないようにすることができるので、ドライバーの車両周囲に対する注意力の低下を抑制することができる。また本発明によれば、画像表示装置が故障した場合でも、第２の通知によって位置合わせを支援することができる。

（２）本発明に係る駐車支援システムによれば、ドライバーからの指示に基づいて第１の通知と第２の通知とを切り替える。これにより、ドライバーの好みやスキルに応じて通知態様を切り替えることができるので、ドライバーの利便を図ることができる。

（３）本発明に係る駐車支援システムによれば、位置合わせ支援部は、第２の通知では、車両前後方向に沿った位置ずれ量に応じて電子音の間隔を変化させることにより、ドライバーは画像を注視することなく給電部に対し受電部を位置合わせすることができる。これにより、車両周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（４）本発明に係る駐車支援システムによれば、位置合わせ支援部は、第２の通知では、車幅方向に沿った位置ずれ量に応じて方向指示表示灯の点滅パターンを変化させることにより、ドライバーは画像を注視することなく給電部に対し受電部を位置合わせすることができる。これにより、車両周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（５）本発明に係る駐車支援システムによれば、位置合わせ支援部は、第２の通知では、車両前後方向に沿った位置ずれ量に応じて警告音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることにより、ドライバーは画像を注視することなく給電部に対し受電部を位置合わせすることができる。これにより、車両周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（６）本発明に係る駐車支援システムによれば、位置合わせ支援部は、第２の通知では、車幅方向に沿った位置ずれ量に応じて左スピーカ及び右スピーカの何れかにおいて発生する音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることにより、ドライバーは画像を注視することなく給電部に対し受電部を位置合わせすることができる。これにより、車両周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（７）本発明に係る駐車支援システムによれば、位置合わせ支援部は、給電部に対する受電部の位置ずれ量に応じて第１の通知と第２の通知とを切り替える。これにより、例えば給電部が車両により隠されてしまい、ドライバーが目視によって給電部を確認できない場合には、自動的に第２の通知に切り替えることができるので、ドライバーの利便を図ることができる。

（８）本発明に係る駐車支援装置によれば、（１）に係る発明と同様の効果を奏する。

（９）本発明に係る車両によれば、（１）に係る発明と同様の効果を奏する。

本発明の一実施形態に係る駐車支援システムを示すブロック図である。位置合わせ駐車時における車両を上方から視た図である。画像表示装置の表示画面による第１の通知の一例を示す図である。車両情報提示装置のメーターパネルによる第２の通知の一例を示す図である。

以下、本発明の一実施形態に係る駐車支援システムについて図面を参照しながら説明する。

図１は、本実施形態に係る駐車支援システム１を示すブロック図である。駐車支援システム１は、非接触給電により給電可能な駐車スペースへの車両２の駐車を支援する。

車両２は、充放電可能なバッテリ３の電力により走行する電動車両である。バッテリ３は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等、車両２が走行可能な電力を充放電可能な二次電池やキャパシタ等を広く適用することができる。駐車スペースには、バッテリ３の充電用電力を供給する給電装置７が設けられている。

駐車支援システム１は、駐車スペースに設けられた給電装置７と、後述の駐車支援装置５を搭載する車両２と、を備える。

給電装置７は、電力を送出する給電コイルを含む給電部４と、この給電部４を駆動する駆動回路８と、車両２からの指示によりこの駆動回路の動作を制御する制御回路９と、車両２に搭載された車載通信装置（図示せず）とＷｉ−Ｆｉ（登録商標）やＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等による無線通信を行う無線通信装置（図示せず）と、を備える。給電部４は、駐車スペースの路面に設置される。より具体的には、給電部４は、駐車スペースに駐車された車両２に設けられた受電コイルと対向しかつ近接する位置に設けられている。給電装置７は、この給電部４の駆動により充電用電力を送出する。

車両２は、バッテリ３と、駐車支援装置５と、受電コイルを含む受電部１１と、車両２のドライバーが視認可能な画像を表示する画像表示装置１２と、画像表示装置１２とは異なる態様で車両情報を提示する車両情報提示装置１４と、ドライバーが操作可能なスイッチ１５を備える。

受電部１１は、受電コイルと周辺回路とを備える。受電コイルは、車両２を駐車スペースに駐車した場合に、この駐車スペースに設けられた給電コイルと対向しかつ近接するように、車両２の底部に設けられている。受電部１１は、給電装置７の給電部４から送出された電力を非接触により受電してバッテリ３を充電する。ここでバッテリ３の充電手法、充放電制御にあっては、既知の構成を広く適用することができる。

画像表示装置１２は、画像表示により種々の情報をドライバーや他の搭乗者に提示するディスプレイである。画像表示装置１２には、液晶表示パネル、有機ＥＬパネル等の画像表示パネルや、ヘッドアップディスプレイ等が用いられる。以下では、画像表示装置１２として、カーナビゲーション装置のディスプレイを利用した場合について説明するが、本発明はこれに限らない。

車両情報提示装置１４は、ドライバーが視覚又は聴覚によって認識可能な態様で車両情報を提示する様々な装置によって構成される。より具体的には、車両情報提示装置１４は、車速を表示するスピードメータ、回転数を表示するタコメータ、方向指示器と連動して点滅する方向指示表示灯、及び電子音を発音する電子音スピーカ等を一体に実装したメーターパネル１４ａと、図示しない衝突回避システムの警告音を発音する警告音スピーカ１４ｂと、少なくとも左右で独立した音を発音可能な左スピーカ１４ｃ及び右スピーカ１４ｄと、これらメーターパネル１４ａ、警告音スピーカ１４ｂ、左スピーカ１４ｃ及び右スピーカ１４ｄの駆動回路（図示せず）と、を備える。

スイッチ１５は、ドライバーによる操作に応じて、後述の位置合わせ駐車時における位置合わせ支援部２２による通知態様を第１の通知と第２の通知とで切り替えるための切替信号を位置合わせ支援部２２へ送信する。

駐車支援装置５は、相対位置取得部２１と、位置合わせ支援部２２と、を備える。駐車支援装置５は、ドライバーが車両２に設けられた受電部１１と駐車スペースに設けられた給電部４とが適切な位置で対向するように車両２を位置合わせ駐車させる際において、これら相対位置取得部２１及び位置合わせ支援部２２を用いることによって上記位置合わせ駐車を支援する。

相対位置取得部２１は、給電部４に対する受電部１１の相対位置を取得する。相対位置取得部２１は、例えば、ＬＰＥ（ＬｏｗＰｏｗｅｒＥｘｃｉｔａｔｉｏｎ）電圧に基づく第１の取得方法、ＬＦ（ＬｏｗＦｒｅｑｕｅｎｃｙ）波に基づく第２の取得方法、ＧＰＳ（ＧｌｏｂａｌＰｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇＳｙｓｔｅｍ）に基づく第３の取得方法、及び車載カメラに基づく第４の取得方法等の様々な方法によって相対位置を取得する。

より具体的には、第１の取得方法では、相対位置取得部２１は、給電部４から放射される低出力の磁気信号を車両２に設けられた電圧センサによって検出し、この電圧センサの検出信号（ＬＰＥ電圧）に基づいて相対位置を取得する。第２の取得方法では、相対位置取得部２１は、車両２に設けられた複数のアンテナから長波の磁気信号を給電装置７へ向けて放射し、給電装置７は給電部４の近傍に設けられた複数の磁気センサによって車両２から放射される磁気信号を測定し、この測定結果を無線通信装置によって車両２側へ送信する。さらにこの第２の取得方法では、相対位置取得部２１は、給電装置７から送信された測定結果に基づいて相対位置を取得する。第３の取得方法では、相対位置取得部２１は、車両２に搭載されたＧＰＳシステムに基づいて相対位置を取得する。また第４の取得方法では、相対位置取得部２１は、車両２に搭載された複数のカメラによって得られた車外の画像に基づいて相対位置を取得する。

位置合わせ支援部２２は、相対位置取得部２１によって取得された相対位置に基づいて、給電部４に対する受電部１１の位置ずれに関する情報を、画像表示装置１２又は車両情報提示装置１４を介してドライバーに通知し、これにより給電部４に対する受電部１１の位置合わせを支援する。

以下では、画像表示装置１２を介した通知を第１の通知といい、車両情報提示装置１４を介した通知を第２の通知という。位置合わせ支援部２２は、スイッチ１５から送信される切替信号に基づいて第１の通知と第２の通知とを切替可能である。

図２は、位置合わせ駐車時における車両２を上方から視た図である。図２には、車両２をやや右方へ前進させながら、２本のレーンＬの間の駐車スペースＳに駐車させる場合を図示する。位置合わせ支援部２２は、相対位置取得部２１によって取得された給電部４に対する受電部１１の相対位置に基づいて、給電部４に対する受電部１１の車両前後方向に沿った位置ずれ量である前後位置ずれ量Ｌ１と、給電部４に対する受電部１１の車幅方向に沿った位置ずれ量である左右位置ずれ量Ｌ２と、を算出し、これら前後位置ずれ量Ｌ１及び左右位置ずれ量Ｌ２に基づいて決定した態様で第１の通知又は第２の通知を行う。

図３は、画像表示装置１２の表示画面１２Ａによる第１の通知の一例を示す図である。位置合わせ支援部２２は、ドライバーによるスイッチ１５の操作によって、通知態様として第１の通知が選択されている場合、画像表示装置１２の表示画面１２Ａに、図３に示すような画像を表示することにより、給電部４に対する受電部１１の位置合わせを支援する。より具体的には、位置合わせ支援部２２は、図３に例示するように、給電部４を示す矩形状のマーカ４Ａ及び受電部１１を示す矩形状のマーカ１１Ａを表示画面１２Ａ上において、それぞれ前後位置ずれ量Ｌ１及び左右位置ずれ量Ｌ２に基づいて算出した位置に表示させることにより、給電部４に対する受電部１１の位置合わせを支援する。

以上のような画像表示装置１２を介した第１の通知によれば、ドライバーは表示画面１２Ａを目視により確認しながら車両２を運転することになる。このためドライバーは表示画面１２Ａを注視するあまり、車両２の周囲に対する注意力が低下してしまう場合がある。また画像表示装置１２が故障した場合には、第１の通知によって運転を支援することができない。そこで位置合わせ支援部２２は、ドライバーによるスイッチ１５の操作によって、通知態様として第２の通知が選択されている場合、給電部４に対する受電部１１の位置ずれに関する情報を、画像表示装置１２とは別の車両情報提示装置１４によってドライバーに通知する。

図４は、車両情報提示装置１４のメーターパネル１４ａによる第２の通知の一例を示す図である。メーターパネル１４ａには、スピードメータＭ１と、タコメータＭ２と、左方向指示表示灯ＭＬと、右方向指示表示灯ＭＲと、電子音スピーカＳＰと、が設けられている。

位置合わせ支援部２２は、ドライバーによるスイッチ１５の操作によって、通知態様として第２の通知が選択されている場合、前後位置ずれ量Ｌ１や左右位置ずれ量Ｌ２に基づいて決定した態様で、電子音スピーカＳＰから間欠的に電子音を発音させたり、方向指示表示灯ＭＬ，ＭＲを間欠的に点灯させたりすることによって、給電部４に対する受電部１１の位置合わせを支援する。

位置合わせ支援部２２は、前後位置ずれ量Ｌ１に応じて電子音スピーカＳＰから発音させる電子音の間隔を変化させる。より具体的には、位置合わせ支援部２２は、前後位置ずれ量Ｌ１が小さくなるに従い電子音スピーカＳＰから発音させる電子音の間隔を短くする。これによりドライバーは表示画面１２Ａを注視することなく、給電部４に対する受電部１１の車両２の前後方向に沿った位置を合わせることができる。

位置合わせ支援部２２は、左右位置ずれ量Ｌ２に応じて方向指示表示灯ＭＬ，ＭＲの点滅パターンを変化させる。より具体的には、位置合わせ支援部２２は、受電部１１側から視て給電部４が左側にずれている場合（図２に示す場合）には左方向指示表示灯ＭＬを点滅させ、受電部１１側から視て給電部４が右側にずれている場合には右方向指示表示灯ＭＲを点滅させる。また位置合わせ支援部２２は、左右位置ずれ量Ｌ２が小さくなるに従い、これら方向指示表示灯ＭＬ，ＭＲの点滅周期を短くすることが好ましい。また位置合わせ支援部２２は、左右位置ずれ量Ｌ２が所定の許容範囲以下になった場合には、これら方向指示表示灯ＭＬ，ＭＲを常時点灯させてもよい。これによりドライバーは表示画面１２Ａを注視することなく、給電部４に対する受電部１１の車両２の車幅方向に沿った位置を合わせることができる。

以上、図４を参照してメーターパネル１４ａによる第２の通知の一例について説明したが、本発明はこれに限らない。位置合わせ支援部２２は、前後位置ずれ量Ｌ１や左右位置ずれ量Ｌ２に基づいて決定した態様で衝突回避システムの警告音スピーカ１４ｂやスピーカ１４ｃ，１４ｄから発音させることによって、給電部４に対する受電部１１の位置合わせを支援してもよい。

位置合わせ支援部２２は、前後位置ずれ量Ｌ１に応じて警告音スピーカ１４ｂから発音する警告音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させてもよい。より具体的には、位置合わせ支援部２２は、前後位置ずれ量Ｌ１が小さくなるに従い警告音スピーカ１４ｂから発音させる警告音の間隔を短くしたり、警告音の音色を変化させたりしてもよい。これによりドライバーは表示画面１２Ａを注視することなく、給電部４に対する受電部１１の車両２の前後方向に沿った位置を合わせることができる。

また位置合わせ支援部２２は、左右位置ずれ量Ｌ２に応じて左スピーカ１４ｃ及び右スピーカ１４ｄの何れかにおいて発生する音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させてもよい。より具体的には、位置合わせ支援部２２は、受電部１１側から視て給電部４が左側にずれている場合（図２に示す場合）には左スピーカ１４ｃから発音させ、受電部１１側から視て給電部４が右側にずれている場合には右スピーカ１４ｄから発音させてもよい。また位置合わせ支援部２２は、左右位置ずれ量Ｌ２が小さくなるに従い、これらスピーカ１４ｃ，１４ｄにおいて発生する音の間隔を短くしたり、これらスピーカ１４ｃ、１４ｄにおいて発生する音の音色を変化させたりしてもよい。これによりドライバーは表示画面を注視することなく、給電部４に対する受電部１１の車両２の車幅方向に沿った位置を合わせることができる。

以上、位置合わせ支援部２２は、スイッチ１５から送信される切替信号に基づいて通知態様を第１の通知と第２の通知とで切り替える場合について説明したが、本発明はこれに限らない。位置合わせ支援部２２は、給電部４に対する受電部１１の位置ずれ量に応じて通知態様を第１の通知と第２の通知とで切り替えてもよい。より具体的には、位置合わせ支援部２２は、給電部４に対する受電部１１の位置ずれ量が所定の閾値より大きい場合には、第１の通知によって位置ずれに関する情報をドライバーに通知し、位置ずれ量が上記閾値より小さい場合には、第２の通知によって位置ずれに関する情報をドライバーに通知してもよい。これは例えば画像表示装置１２が故障してしまい、ドライバーは目視によって給電部４の位置を確認しなければならない場合において特に有効である。この場合、受電部１１が給電部４に接近すると、給電部４は車両２によって隠されてしまうため、ドライバーは目視によって給電部４を確認することができない。これに対し位置合わせ支援部２２は、位置ずれ量が所定の閾値より小さくなったことに応じて通知態様を第１の通知から第２の通知に切り替えることにより、車両情報提示装置１４によって適切に位置合わせを支援することができる。

本実施形態に係る駐車支援システム１、駐車支援装置５、及び車両２によれば、以下の効果を奏する。
（１）本実施形態では、位置ずれに関する情報を画像表示装置１２によって通知する第１の通知と、画像表示装置１２とは別の車両情報提示装置１４によって位置ずれに関する情報を通知する第２の通知とで切替可能とすることにより、ドライバーが画像表示装置１２の表示画面１２Ａを注視しないようにすることができるので、ドライバーの車両周囲に対する注意力の低下を抑制することができる。また本実施形態によれば、画像表示装置１２が故障した場合でも、第２の通知によって位置合わせを支援することができる。

（２）本実施形態によれば、ドライバーによるスイッチ１５の操作に基づいて第１の通知と第２の通知とを切り替える。これにより、ドライバーの好みやスキルに応じて通知態様を切り替えることができるので、ドライバーの利便を図ることができる。

（３）本実施形態によれば、位置合わせ支援部２２は、第２の通知では、前後位置ずれ量Ｌ１に応じて電子音の間隔を変化させることにより、ドライバーは表示画面１２Ａに表示される画像を注視することなく給電部４に対し受電部１１を位置合わせすることができる。これにより、車両２の周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（４）本実施形態によれば、位置合わせ支援部２２は、第２の通知では、左右位置ずれ量Ｌ２に応じて方向指示表示灯ＭＬ，ＭＲの点滅パターンを変化させることにより、ドライバーは表示画面１２Ａに表示される画像を注視することなく給電部４に対し受電部１１を位置合わせすることができる。これにより、車両２の周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（５）本実施形態によれば、位置合わせ支援部２２は、第２の通知では、左右位置ずれ量Ｌ２に応じて警告音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることにより、ドライバーは表示画面１２Ａに表示される画像を注視することなく給電部４に対し受電部１１を位置合わせすることができる。これにより、車両２の周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（６）本実施形態によれば、位置合わせ支援部２２は、第２の通知では、左右位置ずれ量に応じて左スピーカ１４ｃ及び右スピーカ１４ｄの何れかにおいて発生する音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることにより、ドライバーは表示画面１２Ａに表示される画像を注視することなく給電部４に対し受電部１１を位置合わせすることができる。これにより、車両２の周囲に対する注意力の低下をさらに抑制できる。

（７）本実施形態によれば、位置合わせ支援部２２は、給電部４に対する受電部１１の位置ずれ量に応じて第１の通知と第２の通知とを切り替える。これにより、例えば給電部４が車両２により隠されてしまい、ドライバーが目視によって給電部４を確認できない場合には、自動的に第２の通知に切り替えることができるので、ドライバーの利便を図ることができる。

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜変更してもよい。
例えば上記実施形態では、スイッチ１５の操作により通知態様を切り替える場合について説明したが、本発明はこれに限らない。通知態様は、ドライバーの音声によって切り替えてもよい。

１…駐車支援システム
２…車両
３…バッテリ
４…給電部
４Ａ，１１Ａ…マーカ
５…駐車支援装置
１１…受電部
１２…画像表示装置
１２Ａ…表示画面
１４…車両情報提示装置
１５…スイッチ
２１…相対位置取得部
２２…位置合わせ支援部

Claims

非接触によりバッテリ充電用の電力を供給する駐車スペースへの車両の駐車を支援する駐車支援システムであって、
前記駐車スペースには、前記バッテリ充電用の電力を送出する給電部が設けられ、
前記車両は、
前記給電部より送出された前記バッテリ充電用の電力を受電する受電部と、
前記給電部に対する前記受電部の相対位置を取得する相対位置取得部と、
前記相対位置取得部によって取得した相対位置に基づいて、前記給電部に対する前記受電部の位置ずれに関する情報をドライバーに通知して、前記給電部に対する前記受電部の位置合わせを支援する位置合わせ支援部と、
ドライバーが視認可能な画像を表示する画像表示装置と、
ドライバーが視覚又は聴覚によって認識可能な態様で車両情報を提示する車両情報提示装置と、を備え、
前記位置合わせ支援部は、前記位置ずれに関する情報を前記画像表示装置によって通知する第１の通知と、前記位置ずれに関する情報を前記車両情報提示装置によって通知する第２の通知と、を切替可能であることを特徴とする駐車支援システム。
前記位置合わせ支援部は、前記ドライバーからの指示により、前記第１及び第２の通知を切り替えることを特徴とする請求項１に記載の駐車支援システム。
前記車両情報提示装置は、電子音を発音する電子音スピーカを備え、
前記位置合わせ支援部は、前記第２の通知では、前記給電部に対する前記受電部の車両前後方向に沿った位置ずれ量に応じて電子音の間隔を変化させることを特徴とする請求項１又は２に記載の駐車支援システム。
前記車両情報提示装置は、方向指示表示灯を備え、
前記位置合わせ支援部は、前記第２の通知では、前記給電部に対する前記受電部の車幅方向に沿った位置ずれ量に応じて前記方向指示表示灯の点滅パターンを変化させることを特徴とする請求項１から３の何れかに記載の駐車支援システム。
前記車両情報提示装置は、衝突回避システムの警告音を発音する警告音スピーカを備え、
前記位置合わせ支援部は、前記第２の通知では、前記給電部に対する前記受電部の車両前後方向に沿った位置ずれ量に応じて警告音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることを特徴とする請求項１から４の何れかに記載の駐車支援システム。
前記車両情報提示装置は、少なくとも左右で独立した音を発音可能な左スピーカ及び右スピーカを備え、
前記位置合わせ支援部は、前記給電部に対する前記受電部の車幅方向に沿った位置ずれ量に応じて前記左スピーカ及び前記右スピーカの何れかにおいて発生する音の間隔及び音色の少なくとも何れかを変化させることを特徴とする請求項１から５の何れかに記載の駐車支援システム。
前記位置合わせ支援部は、前記給電部に対する前記受電部の位置ずれ量に応じて前記第１の通知と前記第２の通知とを切り替えることを特徴とする請求項１から６の何れかに記載の駐車支援システム。
非接触により供給されるバッテリ充電用の電力によりバッテリを充電して走行する車両に搭載されて、前記バッテリ充電用の電力を送出する給電部に対する、前記バッテリ充電用の電力を受電する受電部の位置合わせを支援する駐車支援装置であって、
前記給電部に対する前記受電部の相対位置を取得する相対位置取得部と、
前記相対位置取得部によって取得した相対位置に基づいて、前記給電部に対する前記受電部の位置ずれに関する情報をドライバーに通知して、前記給電部に対する前記受電部の位置合わせを支援する位置合わせ支援部と、を備え、
前記位置合わせ支援部は、前記位置ずれに関する情報をドライバーが視認可能な画像を表示する画像表示装置によって通知する第１の通知と、前記位置ずれに関する情報をドライバーが視覚又は聴覚によって認識可能な態様で提示する車両情報提示装置によって通知する第２の通知と、を切替可能であることを特徴とする駐車支援装置。
請求項８に記載の駐車支援装置を備えることを特徴とする車両。