JP2014010774A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用表示装置への運転者の視線移動を抑えつつ、一時停止がなされた旨を運転者に通知可能な車両用表示装置の提供。
【解決手段】車両用表示装置100は、車両90の進行方向にある停止位置80を検出すると、停止位置80を警告する警告発光モードにて各アンビエント照明部26〜28を発光させる。そして、検出された停止位置80にて車両90が停止状態とされたか否かを判定し、停止状態にあると判定された場合には、各アンビエント照明部26〜28は、警告発光モードから、一時停止の完了を通知する停止完了発光モードに切り替わる。このとき、一時停止に関連付けられた音声が、スピーカアレイ30から車両90の室内に出力される。これらのアンビエント表示と音声との組み合わせにより、運転者は、車両用表示装置100に視線を向けなくても、一時停止が完了したことを知覚することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される車両用表示装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示の車載器は、車両の進行方向にある一時停止の必要な停止位置を、交差点に設置されている路側送信機との通信によって検出する。そして車載器は、例えば交差点を一時停止することなく通過しようとする他車両から一時停止違反の情報を取得することにより、当該情報をナビゲーション装置等によって自車両の乗員に警告することができる。
特許第3969175号公報
さて、特許文献1の車載器は、一時停止を必要な停止位置をナビゲーション装置等によって運転者に通知できるものの、当該停止位置にて自車両の確実な一時停止がなされたか否かを運転者に通知できない。そこで、本願発明者らは、運転者に確実な一時停止をうながすべく、一時停止が完了した旨の情報をナビゲーション装置等に表示することを想到した。
しかし、ナビゲーション装置等に表示される一時停止が完了した旨の情報は、運転者の視線を当該装置に向けさせなければ、運転者には知覚され得ない。故に、例えば交差点における左右の確認の為、ナビゲーション装置から視線を外している運転者に一時停止が完了した旨の情報を通知することは、非常に困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両用表示装置への運転者の視線移動を抑えつつ、一時停止がなされた旨を運転者に通知可能な車両用表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両(90)に搭載され、車両に係る情報を表示する車両用表示装置であって、車両の進行方向にある一時停止の必要な停止位置(80)を検出する一時停止検出手段(40,S101)と、車両が停止状態にあるか否かを判定する停止判定手段(40,S106)と、発光状態の変化によって情報を表示するアンビエント表示手段であって、一時停止検出手段によって停止位置が検出されたことに基づいて第一発光モードで発光した後、停止判定手段によって停止状態であると判定された場合に、第一発光モードとは異なる第二発光モードに発光状態を切り替えるアンビエント表示手段(26〜28,40,S102,S109)と、停止判定手段によって停止状態であると判定された場合に、この肯定判定に予め関連付けられた音声を車両の室内に出力する音声出力手段(30,S110)と、を備える車両用表示装置とする。
この発明によれば、一時停止の必要な停止位置が一時停止検出手段によって検出されると、アンビエント表示手段は、第一発光モードで発光することによって停止位置の存在を車両の運転者に通知する。さらに、停止判定手段によって停止状態である旨の肯定判定がなされた場合には、アンビエント表示手段は、第一発光モードとは異なる第二発状態に発光状態を切り替えることにより、一時停止が完了したことを運転者に通知する。以上のアンビエント表示手段が発光状態によって情報を表示する構成であることによれば、一時停止が完了した旨の情報は、運転者の視線を車両用表示装置に向けさせ無くても、運転者に知覚され得る。
加えて、停止判定手段によって肯定判定がなされた場合には、この肯定判定に予め関連付けられた音声が、音声出力手段によって車両の室内に出力される。このように、アンビエント表示に音声を組み合わせることで、一時停止が完了した旨の情報は、車両用表示装置から視線を外している運転者に対しても、確実に通知され得る。したがって、車両用表示装置への運転者の視線移動を抑えつつ、一時停止がなされた旨を運転者に通知可能な車両用表示装置が、実現されるのである。
本発明の一実施形態による車両用表示装置の車両室内での配置を説明するための図である。 車両用表示装置の正面図である。 車両用表示装置の構成を説明するための図である。 進行方向に停止位置がある場合の車両を模式的に示す図である。 表示制御部により実施される処理が示されるフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の一実施形態による車両用表示装置100は、図1に示すように車両90の車室内に設けられたインスツルメントパネル93内に収容され、図2に示す正面側を運転席側に向けて配置されている。以下、車両用表示装置100の表示及び構成等について、図1〜5に基づいて説明する。
車両用表示装置100は、車両90に関する種々の情報を表示する表示装置である。図2に示すように、車両用表示装置100による表示は、複数の指針表示部23,24、マルチ表示部21、及び複数のアンビエント照明部26〜28等によって構成されている。
各指針表示部23,24は、例えばスピードメータ及びタコメータ等であって、車両に係る計測値を回転する指針によって指針表示する。マルチ表示部21は、一組の指針表示部23,24の間に配置されており、後述するディスプレイ41に描画された画像によって情報を表示する。
各アンビエント照明部26〜28は、各指針表示部23,24及びマルチ表示部21の上方及び左右を囲むように設けられた領域である。各アンビエント照明部26〜28は、各表示部21,23,24の周囲を照明する光の発光状態を変化させることにより、情報を表示する。各アンビエント照明部26〜28は、例えば現在の燃費に応じて発光色を変化させることにより、燃費の良否を運転者に通知することができる(以下、「燃費通知発光モード」という)。こうした表示形態により、各アンビエント照明部26〜28は、運転者の視線を車両用表示装置100に向けさせなくても、運転者に情報を知覚させることができる。
次に、車両用表示装置100の構成を、図3に基づいて説明する。車両用表示装置100は、Controller Area Network(CAN)等のバス69に接続されている。バス69は、車両90(図1参照)に搭載された複数の車載装置を相互に接続してなる車内通信ネットワークにおいて、各車載装置間でのデータの伝送に用いられる伝送路である。車両用表示装置100は、バス69を通じて車両90に搭載された種々の車載装置と情報をやり取りすることができる。
車両用表示装置100は、例えばDedicated Short Range Communications(DSRC)車載器61、ナビゲーション装置63、及び車速センサ65等と、バス69を通じて通信可能である。加えて車両用表示装置100は、車載カメラ67と通信可能に接続されている。
DSRC車載器61は、図3,4に示すように、道路側に設置されたDSRC路側器83との間における双方向通信により、当該路側器83から情報を取得する。例えば、交差点の周囲にDSRC路側器83が設置されている場合、この路側器83と通信可能な範囲まで接近したDSRC車載器61は、当該路側器83から交差点の存在を通知する信号を受信する。すると、DSRC車載器61は、一時停止の必要な停止位置80が自車両90(図4参照)の進行方向にある旨の情報を、バス69に出力する。
ナビゲーション装置63は、運転者等によって設定された目的地までの経路を、画面に表示した画像によって案内する装置である(図1参照)。ナビゲーション装置63の記憶媒体には、交差点等の一時停止の必要な場所を記録した地図データが格納されている。ナビゲーション装置63は、自車両90(図)の進行方向に交差点等があると判断した場合に、一時停止の必要な停止位置80がある旨の情報を、バス69に出力する。
車速センサ65は、例えば車輪を支持するバフ等に設けられ、車輪の回転速度を検出する検出器である。車速センサ65に付随する演算器は、当該センサ65によって検出された回転速度から車両90の現在の走行速度を演算する。そして演算器は、演算した走行速度の情報を、バス69に出力する。
車載カメラ67は、車両の進行方向に撮像面を向けた姿勢にて、車室内に設置されている(図1参照)。車載カメラ67は、車両90の前方領域によって反射された可視光を電気信号に変換することにより、この前方領域を撮影した前方画像を連続的に生成する。車載カメラ67は、車載カメラ67によって撮像された前方画像のデータを、映像信号として車両用表示装置100に逐次出力される。
車両用表示装置100は、図3に示すように、ディスプレイ41、スピーカアレイ30、アンビエント光源部50、フラッシュメモリ43、及び表示制御部40を有している。
図2,3に示すディスプレイ41は、マルチ表示部21を形成する表示画面を有している。ディスプレイ41は、表示画面に沿って配列された複数の画素を制御することにより、表示画面のカラー表示を実現している。ディスプレイ41は、表示制御部40から取得した制御信号に基づいて、マルチ表示部21に種々の画像を描画する。
スピーカアレイ30は、各指針表示部23,24を挟むようにして、一対配置されている。各スピーカアレイ30は、小型のスピーカを複数配列することによって構成されている。各スピーカは、表示制御部40から出力された音声データの電気信号を、空気の振動に変換することにより、音声を再生する。各スピーカは、拡散の抑制された音声を出力可能である。スピーカアレイ30は、各スピーカから出力される音声を重ね合わせることにより、鋭い指向性を有する音響ビームを出射する。各スピーカにつき音声の出力方向が運転席に向けられた構成によれば、スピーカアレイ30から出射される音響ビームにおいて強度の高くなる指向方向も、運転席に向かうこととなる。これにより、スピーカアレイ30は、車両90(図1参照)に搭乗する乗員のうちで、運転席に着座する運転者にのみ聞こえる音声を、再生することができる。
アンビエント光源部50は、例えば複数の発光ダイオード等によって構成されている。アンビエント光源部50は、表示制御部40からの駆動信号に基づいて、発光色及び発光輝度等を変更する。アンビエント光源部50から放射された光は、導光体等を通過することによって、各アンビエント照明部26〜28に照射される。故に、各アンビエント照明部26〜28の発光状態は、アンビエント光源部50に駆動信号を出力する表示制御部40によって制御される。
図3に示すフラッシュメモリ43は、不揮発性の記憶媒体であって、表示制御部40と接続されている。フラッシュメモリ43には、ディスプレイ41の表示に用いられる画像データ及びフォントデータ、並びにスピーカアレイ30によって再生される音声データ等が、予め格納されている。加えてフラッシュメモリ43には、表示制御部40によって取得された運転者の運転情報等を格納する記憶領域が、確保されている。
表示制御部40は、各種の演算処理を行うプロセッサ、当該演算処理に用いられるプログラム等が格納されたROM、及び演算の作業領域として機能するRAM等によって構成されている。加えて表示制御部40は、バス69と接続されて各車載装置61,63,65等と通信する通信インターフェースと、車載カメラ67と接続されて当該カメラ67から映像信号を取得する映像入力インターフェースとを有している。
表示制御部40は、図3,4に示すように、映像信号を構成する各前方画像のデータを画像解析することにより、一時停止を必要とする停止位置80を当該各画像から検出する。具体的に表示制御部40は、「止まれ」の道路標識81、「止まれ」の道路標示82、及び点滅状態にある赤信号等を、各前方画像から抽出する処理を実施する。そして表示制御部40は、抽出された道路標識81及び道路標示82の位置から、自車両90から停止位置80までの距離を演算及び取得する。
ここまで説明した車両用表示装置100は、図2に示すアンビエント照明部26の発光状態を変更することにより、図4に示す停止位置80にて一時停止がなされた旨を運転者に通知する機能を備えている。以下、一時停止を運転者に通知するために表示制御部40によって実施される処理を、図5に基づいて説明する。図5に示される処理は、車両90のイグニッションをオン状態に切り替える等の操作に基づいて、表示制御部40によって開始される。図5に示す処理は、イグニッションをオフ状態に切り替える等の操作がなされるまで、表示制御部40によって繰り返される。
S101では、DSRC車載器61及びナビゲーション装置63等から取得する情報、及び車載カメラ67による前方画像の画像解析の結果に基づいて、車両90の進行方向に一時停止の必要な停止位置80が検出されたか否かを判定する。S101にて、停止位置80が検出されたと判定した場合(図4参照)には、S102に進む。一方で、停止位置80が検出されていないと判定した場合には、S101を繰り返す。ここで、停止位置80を検出した時における当該停止位置80から自車両90までの距離は、自車両90の走行速度が速くなるほど、長くされることが望ましい。
S102では、各アンビエント照明部26〜28の発光状態を上述の燃費通知発光モードから警告発光モードに切り替えるための駆動信号を、アンビエント光源部50に出力し、S103に進む。警告発光モードは、各アンビエント照明部26〜28に設定された複数の発光状態の一つであって、自車両90の進行方向に停止位置80がある旨を警告する発光状態である。警告発光モードでは、各アンビエント照明部26〜28は、例えば赤色の光によって照明されている(図2参照)。
S103では、バス69に出力されている自車両90の走行距離を示す情報を受信する。これにより、停止位置80を検出した後における自車両90の走行距離を取得し、S104に進む。
S104では、停止位置80の検出後に一定の距離を走行したか否かを判定する。この一定の距離は、停止位置80を検出した時の自車両90から停止位置80までの距離よりも長く規定されている。S104にて、S103で取得した走行距離が一定の距離を超えていると肯定判定した場合には、自車両90が停止位置80を既に通過したとして、S116に進む。一方で、S104にて、S103で取得した走行距離が一定の距離を超えていないと否定判定した場合には、S105に進む。
S105では、バス69を通じて車速センサ65から現在の自車両90の走行速度を取得し、S106に進む。S106では、S105にて取得した走行速度がゼロであるか否かに基づいて、自車両90が停止状態にあるか否かを判定する。S106にて、停止状態に無いと否定判定をした場合には、再びS103〜S106を繰り返す。一方で、S106にて、停止状態にあると肯定判定をした場合には、S107に進む。S107では、自車両90が一時停止状態にあることを確定して、S108に進む。
S108では、一時停止状態の確定から、一定の時間が経過したか否かを判定して、SS109に進む。S108にて、判定に用いられる一定の時間は、運転者が自車両90の周囲を確認するために必要な最低限の時間に基づいて予め設定されている。本実施形態では、一定の時間は、例えば0.5秒程度に設定されている。S108にて、否定判定をした場合には、このS108を繰り返す。一方で、S108にて、肯定判定をした場合には、S109に進む。
S109では、各アンビエント照明部26〜28の発光状態を、警告発光モードから停止完了発光モードに切り替えるための駆動信号をアンビエント光源部50に出力し、S103に進む。停止完了発光モードは、各アンビエント照明部26〜28に設定された複数の発光状態のうちで警告発光モードとは異なる他の一つであって、停止位置80での一時停止が完了した旨を通知する発光状態である。停止完了発光モードでは、各アンビエント照明部26〜28は、例えば緑色又は青色の光によって照明されている。各アンビエント照明部26〜28の発光状態は、例えば1秒程度の時間を掛けて、警告発光モードから停止完了発光モードへと徐々に切り替えられる(図2参照)。
S110では、一時停止の肯定判定に予め関連付けられた音声が車両90の室内に出力されるように、当該音声を再生させるための電気信号をスピーカアレイ30に送信し、S111に進む。これによりスピーカアレイ30は、各アンビエント照明部26〜28の発光状態が警告発光モードから停止完了発光モードへと徐々に切り替える時期に合わせて、一時停止の完了を通知する音声を運転者に向けて出力する。
S111では、一時停止の肯定判定に予め関連付けられた画像がマルチ表示部21に表示されるように、当該画像を表示させるための制御信号をディスプレイ41に出力し、S112に進む。これにより、マルチ表示部21には、一時停止の完了を通知する画像、即ち『一時停止が完了しました』等のメッセージ画像が、ごく短い時間(例えば3秒程度)表示される(図2参照)。尚、こうしたメッセージ画像は、運転者に確実に知覚されなくてもよい。故に、メッセージ画像の表示は、省略されてもよい。
S112では、S105と同様に、現在の自車両90の走行速度を取得し、S113に進む。S113では、S106と同様に、自車両90が停止状態にあるか否かを判定する。S113にて、肯定判定がなされた場合には、S112及びS113を繰り返す。一方で、S113にて否定判定がなされた場合には、S114に進む。
S114では、各アンビエント照明部26〜28における停止完了発光モードでの発光を終了して燃費通知発光モードへと切り替えるための駆動信号を、アンビエント光源部50に出力し、S115に進む。
S115では、一時停止の履歴情報をフラッシュメモリ43に書き込み、S101に戻る。S115にて書き込まれる履歴情報には、識別番号、一時停止情報、及び停止時間情報が含まれている。識別番号は、S101にて検出された各停止位置80を区別するために割り振られる番号である。一時停止情報は、識別番号が割り振られた各停止位置80において、S106による停止状態の判定がなされた否かを示す情報である。S115では、一時停止がなされた旨の情報が、一時停止情報として書き込まれる。停止時間情報は、S109にて停止完了発光モードに切り替えられてから、S113にて停止状態でないと判定されるまでの時間を示す情報である。尚、アンビエント光源部50の発光状態が停止完了発光モードに切り替える前に車両90を発進させた場合には、停止時間情報は、ブランクとされる。
また、S104にて肯定判定がなされた場合のS116では、一時停止の通過判定に予め関連付けられた画像がマルチ表示部21に表示されるように、当該画像を表示させるための制御信号をディスプレイ41に出力し、S117に進む。これにより、マルチ表示部21には、一時停止の通過を警告する画像、即ち『一時停止を通過しました』等のメッセージ画像が、例えば3秒程度表示される(図2参照)。尚、S116によるメッセージ画像の表示も、S111によるメッセージ画像の表示と同様に、省略されてもよい。
S117では、S115と同様に、一時停止の履歴情報をフラッシュメモリ43に書き込み、S101に戻る。S117では、一時停止がなされなかった旨の情報が、一時停止情報として書き込まれる。
ここまで説明した本実施形態の車両用表示装置100は、各アンビエント照明部26〜28の発光状態を、警告発光モードから停止完了発光モードに切り替えることで、一時停止の完了を運転者に通知することができる。加えて、発光状態の変化によって情報を通知できるというアンビエント表示の特性によって、運転者は、各アンビエント照明部26〜28に視線を向け無くても、一時停止の完了を知覚することができる。そしてさらに、一時停止の完了を通知する音声がアンビエント表示に組み合わされることで、一時停止が完了した旨の情報は、車両用表示装置100から視線を外している運転者に対しても、確実に通知され得る。以上により、車両用表示装置100への運転者の視線移動を抑えつつ、一時停止がなされた旨を運転者に通知可能な車両用表示装置100が、実現されるのである。
加えて本実施形態では、一時停止判定が確定した後、各アンビエント照明部26〜28の発光状態が切り替えられるまでの間に、一定の待ち時間が設定されている。故に、車両用表示装置100は、停止位置80における一定時間の停止状態の維持を、運転者に促し得る。さらに、各アンビエント照明部26〜28における発光状態の切り替わり及びスピーカアレイ30からの音声の出力は、車両周囲の確認動作を運転者が終了させた後に、実施され得る。故に、一時停止が完了した旨の通知は、運転者にいっそう知覚され易くなる。
また本実施形態におけるスピーカアレイ30は、指向性の鋭い音声を出力でき、且つ当該音声において強度の高くなる指向方向を運転席に向けている。故に、一時停止の完了を通知する音声は、運転席を除く車両90の乗員に聞こえ難くなる。以上により、一時停止の完了を通知する音声が運転者を除く乗員に煩わしさを惹起させてしまう事態は、回避可能となる。
また加えて本実施形態では、一時停止がなされた後、車両90の走行が開始されたことに基づいて、各アンビエント照明部26〜28における停止完了発光モードは、終了される。故に、車両用表示装置100から視線を外しているにもかかわらず停止完了発光モードを継続する各アンビエント照明部26〜28を知覚してしまう運転者に、煩わしさが惹起されてしまう事態は、回避可能となる。
さらに加えて本実施形態では、フラッシュメモリ43に、識別番号、一時停止情報、及び停止時間情報を含む履歴情報が蓄積される。このように、車両用表示装置100がドライブレコーダの機能を有することにより、運転終了後における運転情報(上述の履歴情報を含む)の管理が可能になる。以上の運転情報の管理によって、停止位置80での確実な一時停止を運転者に促す効果は、いっそう向上し得る。
加えて、フラッシュメモリ43には、各停止位置80において停止状態がなされた否かという一時停止情報だけでなく、停止状態を継続した時間も、記憶される。故に、車両用表示装置100は、一時停止の確実な実施に加えて、一時停止における周到な周囲の確認動作をも、運転者に促すことが可能となる。
尚、本実施形態において、各アンビエント照明部26〜28が特許請求の範囲に記載の「アンビエント表示手段」に相当し、スピーカアレイ30及び表示制御部40が協働で特許請求の範囲に記載の「音声出力手段」に相当し、表示制御部40が特許請求の範囲に記載の「一時停止検出手段」及び「停止判定手段」に相当し、フラッシュメモリ43が特許請求の範囲に記載の「一時停止記憶手段」に相当し、警告発光モードが特許請求の範囲に記載の「第一発光モード」に相当し、停止完了発光モードが特許請求の範囲に記載の「第二発光モード」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態において、各アンビエント照明部26〜28における発光状態の切り替えは、一時停止状態の確定から0.5秒後に開始されていた。しかし、発光状態を切り替える時期は、適宜変更されてよい。例えば一時停止状態の確定した直後に、発光状態の切り替えが開始されてもよい。加えて、警告発光モードから停止完了発光モードへの切り替えは、上記実施形態のように徐々に実施されてもよく、又は瞬間的に実施されてもよい。さらに、発光状態の切り替えは、下方に位置するアンビエント照明部27、28から、上方に位置するアンビエント照明部26に向かって、順に実施されてもよい。加えて、警告発光モード及び停止完了発光モードとして規定される各アンビエント照明部26〜28の発光色及び発光輝度等も、適宜変更されてよい。
上記実施形態において、車両用表示装置100には、三つのアンビエント照明部26〜28が形成されていた。こうしたアンビエント照明部の数、配置、形状は、適宜変更されてよい。また、複数のアンビエント照明部が設けられる形態では、各アンビエント照明部の発光状態は、別々に変更されてよい。
上記実施形態において、一時停止後に走行速度がゼロでなくなることにより、表示制御部40は、停止状態でないと判定していた。しかし、表示制御部は、例えば走行速度が毎時5キロメートルを超えたことに基づいて、停止状態でないと判定してもよい。以上によれば、停止完了発光モードから燃費通知モードへの発光状態の切り替えは、運転者に知覚され難くなる。
上記実施形態では、小型のスピーカを配列してなるスピーカアレイ30によって、鋭い指向性を有する音声が再生されていた。しかし、表示制御部40と共に「音声出力手段」の機能を発揮する構成は、上述のスピーカアレイ30に限定されない。例えば、可聴域よりも振動数の大きい超音波を音響ビームとして運転席に向けて出射させるスピーカであって、この超音波に振幅変調を生じさせることで可聴域の音声を再生するスピーカが、スピーカアレイ30に替えて設けられていてもよい。さらに、可聴域の音声を車室内に再生させる通常のスピーカが、スピーカアレイ30に替えて設けられていてもよい。
上記実施形態において、スピーカアレイ30による音声の再生は、発光状態が切り替えられている最中に、開始されていた。しかし、音声の再生が開始される時期は、適宜変更されてよい。具体的には、音声の再生は、発光状態の切り替えと同時に開始されてもよく、或いは、音声の再生後に、各アンビエント照明部の発光状態の切り替えが開始されてもよい。
上記実施形態では、一時停止の履歴情報を含む運転情報が、フラッシュメモリ43に蓄積可能であった。故にフラッシュメモリ43は、車両用表示装置100から物理的に取り外し可能とされることが望ましい。これにより、蓄積された運転情報を、コンピュータ等の端末によって閲覧及び管理することが可能となる。こうした機能により、車両用表示装置は、トラック及びバス等の運行管理に活用可能となる。また、一時停止の履歴情報として蓄積される情報は、上述の一時停止情報及び停止時間情報等に限定されず、適宜変更されてよい。
上記実施形態において、停止位置80の検出時における当該停止位置80から自車両90までの距離は、走行速度に応じて長くされていた。しかし、停止位置80を検出する際の停止位置80からの距離は、例えば停止位置80から5メートル程度に一定とされてもよい。加えて、停止位置80を検出する方法は、上述した路車間通信や画像解析等に限定されず、適宜変更されてよい。
上記実施形態において、停止位置80の検出処理及び停止状態の判定処理等は、表示制御部40によって実施されていた。こうした「一時停止検出手段」及び「停止判定手段」等の機能を果たす表示制御部の構成は、適宜変更されてよい。例えば、車両用表示装置の外部に設けられた制御回路部(例えば、ナビゲーション装置に搭載されたマイコン等)と、表示制御部とが連携することにより、「一時停止検出手段」及び「停止判定手段」等の機能が果たされる形態であってもよい。こうした形態では、ナビゲーション装置及び車両用表示装置を含むシステムが、特許請求の範囲に記載の「車両用表示装置」に相当することとなる。
21 マルチ表示部、23,24 指針表示部、26〜28 アンビエント照明部(アンビエント表示手段)、30 スピーカアレイ(音声出力手段)、40 表示制御部(一時停止検出手段,停止判定手段,アンビエント表示手段,音声出力手段)、43 フラッシュメモリ(一時停止記憶手段)、50 アンビエント光源部、80 停止位置、90 車両、100 車両用表示装置

Claims (7)

  1. 車両(90)に搭載され、前記車両に係る情報を表示する車両用表示装置であって、
    前記車両の進行方向にある一時停止の必要な停止位置(80)を検出する一時停止検出手段(40,S101)と、
    前記車両が停止状態にあるか否かを判定する停止判定手段(40,S106)と、
    発光状態の変化によって情報を表示するアンビエント表示手段であって、前記一時停止検出手段によって前記停止位置が検出されたことに基づいて第一発光モードで発光した後、前記停止判定手段によって停止状態であると判定された場合に、前記第一発光モードとは異なる第二発光モードに発光状態を切り替えるアンビエント表示手段(26〜28,40,S102,S109)と、
    前記停止判定手段によって停止状態であると判定された場合に、この肯定判定に予め関連付けられた音声を前記車両の室内に出力する音声出力手段(30,S110)と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記アンビエント表示手段(S108)は、前記停止判定手段によって肯定判定がなされた後、予め設定された時間が経過した場合に、前記第一発光モードから前記第二発光モードに発光状態を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記音声出力手段は、前記室内の運転席に指向方向を向けられた指向性の前記音声を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記アンビエント表示手段(S113,S114)は、発光状態を前記第二発光モードに切り替えた後、前記停止判定手段によって停止状態でないと判定された場合に、当該第二発光モードでの発光を終了することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  5. 前記音声出力手段は、前記アンビエント表示手段が前記第一発光モードから前記第二発光モードへと発光状態を切り替える時期に合わせて、前記音声を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記一時停止検出手段によって検出された各前記停止位置において、前記停止判定手段によって停止状態である旨の判定がなされたか否かを、一時停止情報として記憶する一時停止記憶手段(43,S115,S117)、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記一時停止記憶手段は、前記各停止位置にて前記停止判定手段により肯定判定がなされた場合に、前記アンビエント表示手段の発光状態が前記第二発光モードに切り替えられてから、前記停止判定手段によって停止状態でないと判定されるまでの時間を、停止時間情報としてさらに記憶することを特徴とする請求項6に記載の車両用表示装置。
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