JP2000331289A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2000331289A
JP2000331289A JP14339399A JP14339399A JP2000331289A JP 2000331289 A JP2000331289 A JP 2000331289A JP 14339399 A JP14339399 A JP 14339399A JP 14339399 A JP14339399 A JP 14339399A JP 2000331289 A JP2000331289 A JP 2000331289A
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driver
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JP14339399A
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English (en)
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Tsutomu Todoroki
強 等々力
Satoru Hirose
悟 広瀬
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯電話の使用中など運転者が運転支援情報を
必要とする状態の時に、必要な情報(前方の信号機の存
在など)を運転者に効率よく伝達する車両用表示装置を
提供する。 【解決手段】ハンズフリー装置20で携帯電話使用中の
情報が得られ、かつナビゲーションシステム10で進行
方向前方の所定距離内に信号機60A等の運転支援情報
が得られた際に、該運転支援情報の対象物と表示虚像と
が概略重畳するようにヘッドアップ式表示手段50Aを
表示点灯させ、運転者に運転支援情報を確実かつ効率的
に伝達することにより、電話使用中の運転負荷を軽減
し、障害物や信号機等の見落としを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を使用中
の運転者や運転経験の少ない運転者等に対して、運転の
支援となる情報の表示を行い、運転者に自車両周囲への
注意を促すための車両用表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の周囲状況を検出し、運転者に情報
を伝達する手段としては、レーザレーダ等を用いて前方
の障害物を検出する障害物警報装置が知られている。ま
た、運転者への情報伝達手段には文字や図形等の画像表
示や警報音による伝達方法がある。また、ヒューマン・
マシン・インタフェースに優れた例として、特開平4−
349599号公報に記載されているように、レーザレ
ーダ等の障害物検知装置によって検出した障害物と、運
転者とを結ぶ直線がフロントウィンドウと交差する点の
近傍に障害物マークを投光するヘッドアップディスプレ
イが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】運転者が運転中に携帯
電話を使用した場合、すなわち携帯電話の着信時や通話
中では、運転者の視線は車両前方の狭い範囲、言い換え
れば前方車両等に偏っており、通常運転時のように周囲
を見渡すような視線の移動は殆ど行われないことが多
い。そのため前方の障害物や信号機の表示等を見逃すお
それがある。したがって、ハンズフリー装置(電話機を
手に持たないで使用できる装置)を使用するしないに関
わらず、車両周囲の状況を検出し、運転の支援となる情
報(例えば信号機の存在等)を、運転者に効率よく伝え
る手段が必要となる。なお、運転中は携帯電話の発信は
好ましくないとされているが、現実には運転中に発信す
る人もいると考えられ、その際には電話機のプッシュボ
タンと車両前方とに交互に視線を移動するものと考えら
れるので、そのような場合にも上記のような支援装置は
有効である。
【0004】しかし、前記の従来例においては、運転者
が置かれている状況を考慮せず、障害物を検知した際に
情報の提示を行なうようになっているので、携帯電話の
使用中のように運転支援情報の提示が必要な場合でも表
示が行なわれず、逆に、通常運転時のように、運転者が
障害物を十分認識できる状態にあるにも関わらず、情報
提示が行なわれることがある、という問題があった。そ
のため携帯電話の使用中では信号機、一時停止の標識、
前方の急カーブ等のような通常運転時には十分気が付く
はずの交通情報を見落とすおそれがあった。
【0005】また、運転免許を取得してから日が浅く運
転経験の少ない運転者は、運転操作に気を取られて同様
に前方の障害物や信号機等を見逃すおそれがあるので、
前記と同様に、車両周囲の状況を検出し、運転の支援と
なる情報を、運転者に効率よく伝える手段が必要とな
る。さらに、運転者が居眠り等で前方への注意力が低下
している場合においても上記と同様の配慮が必要であ
る。
【0006】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、運転者が運転支援情
報を必要とする状態の時に、必要な情報を運転者に効率
よく伝達する車両用表示装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、請求項1に記載の発明におい
ては、自車両の周囲状況を検出する周囲状況検出手段
と、投光器からの可視光を車両のフロントガラスを介し
て運転者方向に反射し前記周囲状況検出手段からの情報
を運転者に提供する少なくとも一つのヘッドアップ式表
示手段と、携帯電話の着信時、通話中および発信時の少
なくとも一つの状態であることを検出する電話検出手段
と、前記周囲状況検出手段からの情報と前記電話検出手
段からの情報とに基づいて前記ヘッドアップ式表示手段
の表示点灯を制御する表示点灯制御手段と、を備えるよ
うに構成している。なお、表示点灯とは光を発して表示
を行なうことを意味する。また、表示する内容は、例え
ば注意を意味する△マークやWATCH等の簡単な文
字、或いは信号機のマーク、一時停止標識のシンボル、
カーブを示す矢印等である。また、携帯電話とは、自動
車内で使用出来る電話機を総称しており、例えば、いわ
ゆる携帯電話機、PHS、自動車電話等を含む。また、
電話検出手段は、電話の発着信時や通話中を検出する手
段であり、例えば接続式のハンズフリー装置や後記図1
1に示す電話機を車両側に装着する必要のない形式の装
置、後記図12に示す赤外線通信式のハンズフリー装置
等において、発着信信号や通話信号を検出する回路を用
いることが出来る。
【0008】また、請求項2に記載の発明においては、
電話検出手段で携帯電話の着信時、通話中および発信時
の少なくとも一つの状態であることが検出され、かつ、
周囲状況検出手段から所定の運転支援情報が得られた際
に、ヘッドアップ式表示手段を表示点灯させるように構
成している。なお、所定の運転支援情報とは、例えば自
車両の進行方向前方の所定距離内に障害物や信号機等が
存在するという情報を意味する。このように携帯電話の
使用中には周囲状況検出手段からの情報に基づいてヘッ
ドアップ式表示手段を表示点灯させることにより、運転
者にその運転支援情報を確実かつ効率的に認識させるこ
とが出来る。
【0009】また、請求項3に記載の発明においては、
前記周囲状況検出手段が自車位置検出手段と地図情報記
憶手段とを有するナビゲーションシステムであり、前記
ヘッドアップ式表示手段はその表示虚像が運転者から見
て前記運転支援情報の対象物と概略重畳する位置に表示
されるものであり、携帯電話の着信時、通話中および発
信時の少なくとも一つの状態であることが検出され、か
つ、自車両進行方向前方の所定距離内に所定の運転支援
情報が得られた際に、前記運転支援情報の対象物と前記
表示虚像とが概略重畳するように前記ヘッドアップ式表
示手段を表示点灯させるように構成している。このよう
に携帯電話の使用中で、かつ、自車両進行方向前方の所
定距離内に所定の運転支援情報が得られた際に、運転支
援情報の対象物(例えば信号機、一時停止標識、急カー
ブの存在等)と表示虚像とが概略重畳するように表示点
灯させることにより、運転者の視線を運転支援情報対象
物の方向に引き、運転者にその運転支援情報を確実かつ
効率的に認識させることが出来る。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、周囲状況
検出手段が車両周囲の障害物を検出する障害物検出装置
(例えばレーザレーダによる障害物検知装置)であり、
携帯電話の着信時、通話中および発信時の少なくとも一
つの状態であることが検出され、かつ、自車両進行方向
前方の所定距離内に障害物の存在情報が得られた際に、
ヘッドアップ式表示手段を表示点灯させるものである。
このように前方の障害物に対しても運転者の視線を向け
ることで、障害物の存在を確実かつ効率的に認識させる
ことが出来る。
【0011】また、請求項5に記載の発明においては、
運転経験の少ない運転者に対する表示装置であり、積算
走行距離が予め定めた所定値以下であり、かつ、所定の
運転支援情報が得られた際に、ヘッドアップ式表示手段
を表示点灯させるものである。上記の積算走行距離は当
該運転者の走行距離であるから、例えば当該車両に当該
運転者が最初に搭乗した際に表示装置内(走行距離検出
手段)に設けたスイッチをオンすることによって以後の
走行距離を積算してもよいし、或いは新車購入時に予め
スイッチをオンにしてそれ以後の走行距離を積算するよ
うに構成してもよい。
【0012】また、請求項6および請求項7は、前記請
求項3および請求項4に記載の構成を運転経験の少ない
運転者用に適用したものである。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、運転者が
運転操作に気を取られて視線が前方から逸れたり、或い
は居眠り等で、前方への注意力が低下した場合に表示を
行なうものである。すなわち、注意力低下検出手段が所
定の注意力低下状態を検出し、かつ、周囲状況検出手段
から所定の運転支援情報が得られた際に、ヘッドアップ
式表示手段を表示点灯し、かつ、音による警報(例えば
ブザー音やチャイム音)を所定時間発するように構成し
ている。このように運転者の視線が前方から逸れたり、
居眠り状態の時には、単にヘッドアップ式表示手段に表
示を行なっても運転者が気付かないおそれがある。その
ため、音による警報を行なって運転者の注意を喚起す
る。なお、注意力低下検出手段としては、例えば特開平
6−261863号公報に記載の視線検出装置や、特開
平3−42337号公報に記載の居眠り検出装置等を用
いることが出来る。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、周囲状況
検出手段の具体例を示すものであり、周囲状況検出手段
が道路基盤施設(光ビーコン、電波ビーコンやレーンマ
ーカなどのいわゆる道路インフラ)との通信手段であ
り、道路交通情報通信システムを介して前記運転支援情
報を入力するものである。例えば、VICS(VehicleI
nformation Communication System:道路交通情報通信
システム:道路の渋滞、事故、工事等の情報を映像、文
字、音声等の形で運転者に提示するシステム)ではビー
コンを利用した交通情報のサービスが既に行われてお
り、同様の通信手段により、運転支援情報が入手可能で
ある。
【0015】また、請求項10に記載の発明は、ヘッド
アップ式表示手段の具体例を示すものであり、ヘッドア
ップ式表示手段がスキャニングタイプのヘッドアップデ
ィスプレイであり、車両のフロントガラス内側に拡散透
明材料(例えばホログラム光学素子等)をコンバイナと
して有するものである。運転支援情報は複数であり、そ
れぞれ表示すべき位置が異なるため、通常の反射系で
は、複数或いは大型の投光器が必要となる。しかし、ス
キャニングタイプでは、投光器のビームを走査し、フロ
ントガラス内側に設けられたホログラム光学素子等の拡
散透明材料からなるコンバイナに描画するため、一つ或
いは極少数の投光器で任意の位置に表示することが可能
となる。
【0016】また、請求項11に記載の発明は、表示点
灯制御手段の具体例を示すものであり、表示点灯制御手
段がヘッドアップ式表示手段を所定時間表示点灯か、所
定時間表示点滅か、または所定時間表示点滅後に所定時
間表示点灯するように制御するものである。上記のよう
に表示を点滅させることにより、運転者の視線を引きや
すくなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、前方への注意が逸れや
すい携帯電話の使用中には、運転者に運転支援情報を確
実かつ効率的に伝達することが出来るので、電話使用中
の運転負荷を軽減し、障害物や信号機等の見落としを減
少させることが出来る。
【0018】また、運転操作に気を取られて前方への注
意が逸れやすい経験の少ない運転者に対しても、運転支
援情報を確実かつ効率的に伝達することが出来るので、
運転負荷を軽減し、障害物や信号機等の見落としを減少
させることが出来る。
【0019】また、前方から視線が離れたり、居眠り等
の場合にも音による警報によって注意を喚起し、かつ、
光による表示を行なうことにより、運転者に運転支援情
報を確実かつ効率的に伝達することが出来、前方への注
意力が低下している時に、運転者の注意を適正に誘導す
ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1は、本発明
の第1の実施例の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、10は自車両の周囲状況を検出する装置で、こ
こではナビゲーションシステムであり、自車両位置を検
出するGPS(Global Positioning System:汎地球測
位システム)受信機11および地図データベース12を
有する。20は電話の発着信時、通話中を検出する電話
検出手段で、ここでは、図2に示すハンズフリー装置で
ある。図2に示されるようにハンズフリー装置20は、
携帯電話30を収容するクレードル21、クレードル2
1に接続されているケーブル22、ケーブル22の先端
に設けられているコネクタ23、クレードル21に接続
され発信先からの音声を送出するスピーカ24、同じく
クレードル21に接続され乗員の発する音声を集音する
マイク25、同じくクレードル21に接続され通話キー
・終了キー・保留キー等の電話操作キーを有する操作ス
イッチ26から成る。コネクタ23を携帯電話30に設
けられたコネクタに接続し、該携帯電話30をクレード
ル21に装着することにより、ハンズフリー動作が可能
となる。このハンズフリー装置20から使用時(発着信
時および通話中)を示す信号を取り出せばよい。なお、
携帯電話の使用中を検出する電話検出手段20は、着信
時のみ、通話中のみ、発信時のみ、或いはそれらを任意
に組み合わせた状態を使用中として検出するものであ
り、必ずしも発着信時と通話中の全てを検出しなければ
ならないとは限らない。例えば必要性の少ない発信時は
除き、着信時と通話中のみを使用中として検出してもよ
い。
【0021】図1に戻り、40はナビゲーションシステ
ム10とハンズフリー装置20からの信号に基づき、後
述のヘッドアップディスプレイ投光器群50の表示点灯
を制御する表示点灯制御回路である。ヘッドアップディ
スプレ投光器群50のうち、50A、50B、50C
は、それぞれ車両のインストルメントパネルに装着さ
れ、50Aは信号機60Aの存在を、50Bは一時停止
標識60Bの存在を、50Cは急カーブ60Cの存在
を、それぞれ情報提示するヘッドアップディスプレイ投
光器で、その表示光はフロントガラスを介し、運転者8
0のアイポイント81に反射される。
【0022】ナビゲーションシステム10には、自車両
位置検出手段としてGPS受信機11が接続されてい
る。GPS受信機11は、GPS衛星群からの電波を受
信することにより、自車両の絶対位置を検出する。その
精度は、通常100m程度の誤差を持つが、ナビゲーシ
ョンシステム10はマップマッチングを行っており、実
際のところ位置精度の誤差は数mから数十mになってい
る。また、D−GPS(Differential Global Position
ing System)受信機を追加装着し、地上のD−GPS基
地局から提供されるGPSの誤差情報を取り入れれば、
位置精度の誤差を数m程度にすることが出来る。
【0023】また、ナビゲーションシステム10は、地
図データベース12を有しており、このデータベースに
は道路形状のほか信号機60Aの存在や一時停止標識6
0Bの存在が地図情報として記憶されている。ナビゲー
ションシステム10は、上記GPSによる位置情報およ
び地図データベースからの地図情報により、自車両の進
行前方の所定距離内、例えば40m以内に、信号機60
Aの存在や、一時停止標識60Bの存在や、急カーブ6
0Cの存在等の運転支援情報を検出し、その検出情報を
表示点灯制御回路40へ送る。
【0024】電話検出手段であるハンズフリー装置20
は、携帯電話30に着信があると着信音を発し、運転者
80に知らせる。運転者は、操作スイッチ26の通話キ
ーを操作することで、スピーカ24およびマイク25を
介し、ハンズフリー状態で、発信先と会話を開始するこ
とが出来る。この時、電話を着信したという情報、通話
キーの操作によって得られる通話中であるという情報
は、ハンズフリー装置20から表示点灯制御回路40に
送られる。なお、着信時または通話中の一方だけに電話
使用中の情報を出させることも考えられるので、着信し
たという情報と通通話中であるという情報との少なくと
も一方(何れか一方または両方)を電話使用中の信号と
する。或いは発信時も使用中としてもよい。
【0025】表示点灯制御回路40は、上記の運転支援
情報の検出信号、および電話の着信或いは通話中信号を
受けると、運転支援情報の内容に応じたヘッドアップデ
ィスプレイ投光器50を所定時間表示点灯する。例えば
運転支援情報が信号機60Aの存在情報であれば、信号
機の手前40mの地点で、ヘッドアップディスプレイ投
光器50Aを表示点灯させる。表示点灯の方法は、例え
ば約2秒間表示点灯を保持してから消灯する。表示光は
フロントガラス70を介して、運転者80の中心視野近
傍に反射される。図3に示すように、この時、ヘッドア
ップディスプレイ投光器50Aは、運転者から見て、そ
の表示虚像90Aと信号機60Aとが概略重畳するよう
な位置および角度に設置されているため、運転者は、信
号機60Aを容易に視認することが出来る。
【0026】ここで、信号機60Aの表示点灯部が一般
に車線中央の高さ4.5m程度のところに存在するこ
と、運転者のアイポイントも車両に応じて定まっている
こと、そして表示点灯開始距離を、例えば40mと決め
ることで、表示方向つまりアイポイントと信号機60A
の表示点灯部を結ぶ直線が決まる。この直線とフロント
ガラスの交差する点を反射点とし、アイポイントから光
路を逆に追えば投光器50Aがインストルメントパネル
の何処に設置すべきかが決まる。なお、これはCAD
(コンピュータ支援デザイン装置)で容易に計算される
ものである。
【0027】なお、運転者によってアイポイント81の
位置は異なるが、図4に示すように、「JlS D 0
021」の90パーセンタイル・アイレンジ、すなわち
凡そ上下±40mm、左右±80mm、で考えると、4
0m先での表示虚像位置の誤差は上下±1.3m、左右
±2.6mであり、表示虚像90Aは、アイレンジ中心
と信号機60Aの表示点灯部を結ぶ直線の近傍に存在す
ると言える。
【0028】また、車両の進行によっても誤差を生じる
が、ヘッドアップディスプレイは、視認性に優れた表示
装置であり、表示点灯してから極短時間で情報を視認で
きるため、問題とはならない。
【0029】また、ヘッドアップディスプレイに表示す
る内容は、一般的に注意を意味する△マークやWATC
H等の簡単な文字や、図5に示すように、地図等で使用
される信号機のシンボル等が考えられる。
【0030】また、運転支援情報が一時停止標識60B
の存在や急カーブ60Cの存在の場合でも、上記と同様
に、ヘッドアップディスプレ投光器50Bおよび50C
の位置が決められ、その表示点灯によって、運転者は電
話着信時および通話中に、それぞれの運転支援情報を容
易に視認することが出来る。また、この場合の表示につ
いては、上述の△マークやWATCH等の文字の他、や
はり図5に示すように、一時停止標識のシンボルやカー
ブを表す矢印などが、それぞれ考えられる。
【0031】(第2の実施例)図6は、第2の実施例の
構成を示すブロック図である。第1の実施例では、周囲
状況検出手段としてナビゲーションシステムを示してい
るが、本実施例では、それに代り、障害物検出装置11
0を有する場合を説明する。したがってその他の構成に
ついては、第1の実施例と同様であり、電話検出装置2
0、携帯電話30、表示点灯制御回路40、ヘッドアッ
プディスプレイ投光器群50を有する。
【0032】障害物検出装置110は、レーザ光やミリ
波を利用したレーダシステムで、自車両進行方向前方の
所定の方向に、レーザ光やミリ波を発射する。照射領域
内に物体120がある場合には、レーザ光やミリ波の反
射波が検出され、その反射時間から物体までの距離が測
定される。また、測定結果の時間的変化と自車両の速度
から、物体の相対速度を算出する。この結果、例えば相
対速度から過剰接近のおそれがあると判断した場合に
は、障害物検出信号が、表示点灯制御回路40に送られ
る。なお、物体120としては、前方停止車両120
A、路上落下物120B、路上駐車車両120Cを例示
している。
【0033】一方、電話検出手段であるハンズフリー装
置20は、携帯電話30に着信があると着信音を発し、
運転者80に知らせる。運転者80は、操作スイッチ2
6の通話キーを操作することで、スピーカ24およびマ
イク25を介し、ハンズフリー状態で、発信先と会話を
開始することが出来る。この時、着信があったという情
報、通話キーの操作によって得られる通話中であるとい
う情報は、ハンズフリー装置20から表示点灯制御回路
40に送られる。表示点灯制御回路40は、上記の障害
物検出信号、および電話の着信或いは通話中信号を受け
ると、障害物の存在方向に応じたヘッドアップディスプ
レイ投光器50を所定時間表示点灯する。
【0034】ここで、障害物は、前方停止車両120
A、路上落下物120B、或いは路上駐車車両120C
等の静止物を考えるが、過剰接近する可能性があるのは
進行車線内に存在する揚合であるため、ヘッドアップデ
ィスプレイ投光器50は、正面用50D、車線内右側用
50E、車線内左側用50Fの3個があれば十分であ
る。例えば、進行車線内左側に駐車車両120Cが存在
する場合、その手前40mの地点で、ヘッドアップディ
スプレイ投光器50Fを表示点灯開始し、約2秒間表示
点灯保持して消灯する。表示光はフロントガラスを介し
て、運転者80の中心視野近傍に反射される。この時、
図7に示すように、ヘッドアップディスプレイ投光器5
0Fは、運転者から見て、その表示虚像90Fと駐車車
両120Cが概略重畳するような位置と角度でインスト
ルメントパネルに配置されているため、運転者は、駐車
車両120Cを容易に視認することが出来る。
【0035】なお、このヘッドアップディスプレイ投光
器50Fの配置については、第1の実施例で述べた手法
により同様に求められる。また、表示については、一般
的に注意を意味する△マークやWATCH等の簡単な文
字が適当である。その他、基本的な構成は第1の実施例
の説明と同様である。
【0036】(第3の実施例)図8は、第3の実施例の
構成を示すブロック図である。本実施例では、第1の実
施例で示されている電話検出手段20に代り、走行距離
検出手段210を有する場合を説明する。したがってそ
の他の構成については、第1の実施例と同様であり、ナ
ビゲーションシステム10、表示点灯制御回路40、ヘ
ッドアップディスプレイ投光器群50を有する。
【0037】走行距離検出手段210は、例えばODO
メータであり、積算走行距離(例えば新車時や当該運転
者が最初に搭乗したときにスイッチをオンした時からの
積算走行距離)が所定値以下、例えば5000km以下
であることを検出し、その検出信号を表示点灯制御回路
40に送る。表示点灯制御回路40は、ナビゲーション
システム10からの運転支援情報の検出信号、および、
走行距離検出手段210から走行距離5000km以下
の信号を受けると、運転支援情報の内容に応じたヘッド
アップデイスプレイ投光器50を所定時間表示点灯す
る。例えば運転支援情報が信号機60Aの存在情報であ
れば、信号機の手前40mの地点で、ヘッドアップディ
スプレイ投光器50Aを表示点灯開始し、約2秒間表示
点灯を保持して消灯する。表示光はフロントガラスを介
して、運転者80の中心視野近傍に反射される。この
時、ヘッドアップディスプレイ投光器50Aは、運転者
から見て、その表示虚像90Aと信号機60Aが概略重
畳するような位置と角度でインストルメントパネルに配
置されているため、運転者は、信号機60Aを容易に視
認することが出来る。以下の動作については、第1の実
施例と同じである。
【0038】本実施例は、初心者等の運転経験の少ない
運転者向けのシステムであり、運転経験、つまり、走行
距離が所定値に達するまで、運転を支援する情報をヘッ
ドアップディスプレイによって提示し、運転負荷を適正
に制御するものである。
【0039】(第4の実施例)図9は、他の実施例の構
成を示すブロック図である。本実施例では、第2の実施
例で示されている電話検出手段20に代り、走行距離検
出手段210を有する場合を説明する。したがってその
他の構成については、第2の実施例と同様であり、障害
物検出装置110、表示点灯制御回路40、ヘッドアッ
プディスプレイ投光器群50を有する。また、走行距離
検出手段210は、第3の実施例で説明したのと同様で
ある。表示点灯制御回路40は、障害物検出装置110
からの障害物検出信号、および走行距離検出手段210
から走行距離5000km以下の信号を受けると、障害
物の存在方向に応じたヘッドアップディスプレイ投光器
50を所定時間表示点灯する。その他の動作について
は、第2の実施例と同じである。
【0040】なお、本実施例は、第3の実施例と同様、
初心者等の運転経験の少ない運転者向けのシステムであ
り、運転経験、つまり、走行距離が所定値に達するま
で、運転を支援する情報をヘッドアップディスプレイに
よって提示し、運転負荷を適正に制御するものである。
【0041】以上の各実施例において、ヘッドアップデ
ィスプレイは、フロントガラスでの反射タイプを用いた
が、表示光の反射効率を高めるコーティング等の高反射
材料をコンバイナとしてフロントガラス内側に有しても
良い。また、これまで述べた単純反射タイプに代わり、
図10に示すようなスキャニングタイプのヘッドアップ
ディスプレイとしても良い。図10においては、表示さ
せたいエリアのフロントガラス内側にホログラム光学素
子等の拡散透明材料310をコンバイナとして有する。
レーザダイオード320からのレーザ光をコリメートレ
ンズ330でビーム化した後、回動ミラー340Aおよ
び340Bでスキャンすることによって、任意のコンバ
イナ位置に任意図形を描画することが出来る。したがっ
て、この構成では表示エリアが複数でも投光器は一つで
良い。
【0042】また、各実施例において、ヘッドアップデ
ィスプレイの表示は、所定時間表示点灯する場合を例示
したが、例えば所定時間のあいだ点滅(例えば30Hz
以下の周期で点滅)させても良いし、或いは所定時間点
滅後に所定時間表示点灯しても良い。
【0043】また、第1の実施例、第2の実施例等で、
電話検出装置として接続式のハンズフリー装置を用いた
が、図11に示すような電話機を車両側(例えば前記図
2のハンズフリー装置)に装着する必要の無いタイプの
装置としても良い。図11において、車両内に設けられ
た電波感知回路410(例えば特開平9−298584
号公報に記載)がそれに当るが、携帯電話の着信時(ま
たは発着信時)および通話中に発する電波420を感知
し、ヘッドアップディスプレイの表示点灯制御回路40
に信号を送るように構成すれば良い。
【0044】また、電話検出手段として、図12に示す
赤外線通信式のハンズフリー装置を用いても良い。図1
2においては、赤外線信号送受信部31を有する携帯電
話30をホルダー510に収容して使用するようになっ
ており、ホルダー510にも赤外線信号送受信部511
が備えられている。携帯電話の着信時(または発着信
時)および通話中には上記の赤外線信号送受信部31と
赤外線信号送受信部511との間で赤外線を介した通信
が行なわれるので、その信号をヘッドアップディスプレ
イの表示点灯制御回路に送れば良い。
【0045】また、第1の実施例および第2の実施例で
は、運転支援情報検出信号と電話着信或いは通話中の検
出信号、第3の実施例および第4の実施例では、運転支
援情報検出信号と積算走行距離所定値以下の検出信号、
が並列して表示点灯制御手段に送られる場合を例示して
いるが、それぞれ、電話着信或いは通話中の検出信号、
走行距離所定値以下の検出信号が、まず周囲状況検出手
段に送られ同手段を動作させ、同手段から運転支援情報
の検出信号を表示点灯制御手段に送ることにより、投光
器を表示点灯させても、同様の効果が得られる。図13
は、その一例として、第2の実施例に適用した場合を例
示する。図13においては、電話検出手段20の検出信
号が障害物検出装置110へ送られ、そこから表示点灯
制御回路40へ検出信号が送られるようになっている。
その他の構成は図6と同様である。
【0046】また、各実施例において、周囲状況検出手
段として、ナビゲーションシステムや、レーザ光やミリ
波によるレーダシステムを用いた場合を例示したが、幹
線道路に設けられている光ビーコン、高速道路に設けら
れている電波ビーコン、道路に通信チップを埋め込んだ
レーンマーカなどのいわゆる道路インフラと通信を行な
う通信機器を周囲状況検出手段として用いることも出来
る。
【0047】図14にその一例を示す。既に、VICS
(Vehicle Information Communication System:道路交
通情報通信システム)では、渋滞などの交通情報が財団
法人道路交通情報通信システムセンターから道路側のビ
ーコンを経由して車載側のビーコン通信機に提供されて
おり、運転者は車載ディスプレイ上に表示された文字或
いは簡易図形で情報を得ることが出来る。図14におい
ては、通信情報センター610から道路側の光ビーコン
620を介して、車載ビーコン通信機630に信号機や
交通標識の位置情報、或いは、工事区間や事故場所の位
置情報が送られる。受信情報は、ナビゲーションシステ
ムなど車載側の情報処理判断手段640により、所定の
運転支援情報か否かを判断し、検出信号を表示点灯制御
回路40に送る。例えば、ビーコン情報が「60m先に
信号機60A有り」であれば、情報処理判断手段640
内に備えた走行距離演算回路650でその後に20m走
行したことを検出し、信号機60Aの手前40m地点
で、表示点灯制御手段40に運転支援情報の検知信号を
送る。以下の動作については、これまで説明した各実施
例と同じである。
【0048】また、電話検出手段の代わりに、視線検出
装置や居眠り検出装置など、運転者の前方への注意力が
低下していることを検出する注意力低下検出手段を用
い、かつ、ブザー等の音警報手段を有し、所定の注意力
低下状態が検出され、かつ、周囲状況検出手段から所定
の運転支援情報が得られた時に、音警報を発するととも
にヘッドアップディスプレイを表示点灯する構成とする
ことで、運転者の注意を適正に誘導することが出来る。
【0049】図15は、その一例として、注意力低下検
出手段が視線検出装置(例えば特開平6−261863
号公報に記載)、周囲状況検出手段がナビゲーションシ
ステムの場合を示す。図15において、視線検出装置7
10は、所定時間、例えば3秒間、運転者の視線が自車
両進行方向前方から離れたことを検出し、注意力低下と
判断する。ナビゲーションシステム10は、自車両進行
方向前方に信号機60Aの存在など運転の支援となる情
報を検出する。これらの検出信号は、表示点灯制御回路
40に送られ、ブザー720から音警報を発すると共
に、運転支援情報に応じた投光器50Aが表示点灯され
る。表示光は、フロントガラスによって、運転者80の
アイポイントヘ反射される。運転者80は、まず音警報
で注意を喚起され、次いでヘッドアップディスプレイの
方向に注意を引かれ、その表示虚像90Aと運転支援情
報対象物を概略重畳してみることになるため、運転支援
情報を確実かつ効率的に認識することが出来る。なお、
注意力低下検出手段としては、運転者の居眠り状態を検
出する居眠り検出装置(例えば特開平3−42337号
公報に記載)を用いることも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例の構成を示すブロ
ック図。
【図2】ハンズフリー装置の構成を示す斜視図。
【図3】運転支援情報の対象物と表示虚像が概略重畳す
る様子を示す図。
【図4】運転支援情報の対象物位置と表示虚像との投影
面内(二次元的な)のズレの計算値を示す図。
【図5】ヘッドアップディスプレイの表示例を示す図。
【図6】本発明における第2の実施例の構成を示すブロ
ック図。
【図7】運転支援情報の対象物と表示虚像が概略重畳す
る様子を示す図。
【図8】本発明における第3の実施例の構成を示すブロ
ック図。
【図9】本発明における第4の実施例の構成を示すブロ
ック図。
【図10】スキャニングタイプのヘッドアップディスプ
レイの構成を示す図。
【図11】携帯電話機を車両側に装着しないタイプの電
話検出手段の構成を示すブロック図。
【図12】赤外線通信式のハンズフリー装置の構成を示
す図。
【図13】電話検知手段と障害物検出装置と表示点灯制
御回路の他の接続方法を示すブロック図。
【図14】周囲状況検出手段としてビーコン通信機を用
いた場合における実施例のブロック図。
【図15】注意力低下検出手段として視線検出装置を用
いた場合における実施例のブロック図。
【符号の説明】
10…ナビゲーションシステム 11…GPS
受信機 12…地図データベース 20…ハンズ
フリー装置 21…クレードル 22…ケーブ
ル 23…コネクタ 24…スピー
カ 25…マイク 26…操作ス
イッチ 30…携帯電話 31…赤外線
信号送受信部 40…表示点灯制御回路 50…ヘッドアップディスプレイ投光器群 50A、50B、50C、50D、50E、50F…ヘ
ッドアップディスプレイ投光器 60A…信号機 60B…一時
停止標識 60C…急カーブ 70…フロン
トガラス 80…運転者 81…アイポ
イント 90A、90F…表示虚像 110…障害物
検出装置 120A…前方停止車両 120B…路上落下物 120C…路上
駐車車両 210…走行距離検出装置 310…拡散透
明材料 320…レーザダイオード 330…コリメ
ートレンズ 340A、340B…回動ミラー 410…電波感
知回路 420…電波 510…ホルダ 511…赤外線信号送受信部 610…通信情
報センター 620…道路側ビーコン 630…車載ビ
ーコン通信機 640…情報処理判断手段 650…走行距
離演算回路 710…視線検出装置 720…ブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HC01 HC21 HC27 HC31 HD04 2F029 AA02 AB07 AC02 AC09 AC13 AC14 AC18 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 CC03 CC12 CC14 FF05 FF12 FF13 FF24 FF25 FF27 FF33 LL01 LL04 LL07 LL08 LL20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車両の周囲状況を検出する周囲状況検出
    手段と、 投光器からの可視光を車両のフロントガラスを介して運
    転者方向に反射し前記周囲状況検出手段からの情報を運
    転者に提供する少なくとも一つのヘッドアップ式表示手
    段と、 携帯電話の着信時、通話中および発信時の少なくとも一
    つの状態であることを検出する電話検出手段と、 前記周囲状況検出手段からの情報と前記電話検出手段か
    らの情報とに基づいて前記ヘッドアップ式表示手段の表
    示点灯を制御する表示点灯制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示点灯制御手段は、前記電話検出手
    段で携帯電話の着信時、通話中および発信時の少なくと
    も一つの状態であることが検出され、かつ、前記周囲状
    況検出手段から所定の運転支援情報が得られた際に、前
    記ヘッドアップ式表示手段を表示点灯させるように制御
    するものである、ことを特徴とする請求項1に記載の車
    両用表示装置。
  3. 【請求項3】前記周囲状況検出手段は、自車位置検出手
    段と地図情報記憶手段とを有するナビゲーションシステ
    ムであり、前記ヘッドアップ式表示手段はその表示虚像
    が運転者から見て前記運転支援情報の対象物と概略重畳
    する位置に表示されるものであり、前記表示点灯制御手
    段は、前記電話検出手段で携帯電話の着信時、通話中お
    よび発信時の少なくとも一つの状態であることが検出さ
    れ、かつ、前記ナビゲーションシステムから自車両進行
    方向前方の所定距離内に所定の運転支援情報が得られた
    際に、前記運転支援情報の対象物と前記表示虚像とが概
    略重畳するように前記ヘッドアップ式表示手段を表示点
    灯させるものである、ことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 【請求項4】前記周囲状況検出手段は、車両周囲の障害
    物を検出する障害物検出装置であり、前記ヘッドアップ
    式表示手段はその表示虚像が運転者から見て車両周囲の
    障害物と概略重畳する位置に表示されるものであり、前
    記表示点灯制御手段は、前記電話検出手段で携帯電話の
    着信時、通話中および発信時の少なくとも一つの状態で
    あることが検出され、かつ、前記障害物検出装置から自
    車両進行方向前方の所定距離内に障害物の存在情報が得
    られた際に、前記障害物と前記表示虚像とが概略重畳す
    るように前記ヘッドアップ式表示手段を表示点灯させる
    ものである、ことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の車両用表示装置。
  5. 【請求項5】自車両の周囲状況を検出する周囲状況検出
    手段と、 投光器からの可視光を車両のフロントガラスを介して運
    転者方向に反射し前記周囲状況検出手段からの情報を運
    転者に提供する少なくとも一つのヘッドアップ式表示手
    段と、 自車両の積算走行距離を検出する走行距離検出手段と、 前記走行距離検出手段で検出した積算走行距離が予め定
    めた所定値以下であり、かつ、前記周囲状況検出手段か
    ら所定の運転支援情報が得られた際に、前記ヘッドアッ
    プ式表示手段を表示点灯させるように制御する表示点灯
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両用表示装置。
  6. 【請求項6】前記周囲状況検出手段は、自車位置検出手
    段と地図情報記憶手段とを有するナビゲーションシステ
    ムであり、前記ヘッドアップ式表示手段はその表示虚像
    が運転者から見て前記運転支援情報の対象物と概略重畳
    する位置に表示されるものであり、前記表示点灯制御手
    段は、前記走行距離検出手段で検出した積算走行距離が
    予め定めた所定値以下であり、かつ、前記ナビゲーショ
    ンシステムから自車両進行方向前方の所定距離内に所定
    の運転支援情報が得られた際に、前記運転支援情報の対
    象物と前記表示虚像とが概略重畳するように前記ヘッド
    アップ式表示手段を表示点灯させるものである、ことを
    特徴とする請求項5に記載の車両用表示装置。
  7. 【請求項7】前記周囲状況検出手段は、車両周囲の障害
    物を検出する障害物検出装置であり、前記ヘッドアップ
    式表示手段はその表示虚像が運転者から見て車両周囲の
    障害物と概略重畳する位置に表示されるものであり、前
    記表示点灯制御手段は、前記走行距離検出手段で検出し
    た積算走行距離が予め定めた所定値以下であり、かつ、
    前記障害物検出装置から自車両進行方向前方の所定距離
    内に障害物の存在情報が得られた際に、前記障害物と前
    記表示虚像とが概略重畳するように前記ヘッドアップ式
    表示手段を表示点灯させるものである、ことを特徴とす
    る請求項5に記載の車両用表示装置。
  8. 【請求項8】自車両の周囲状況を検出する周囲状況検出
    手段と、 投光器からの可視光を車両のフロントガラスを介して運
    転者方向に反射し前記周囲状況検出手段からの情報を運
    転者に提供する少なくとも一つのヘッドアップ式表示手
    段と、 自車両進行方向前方への運転者の注意力の低下を検出す
    る注意力低下検出手段と、 前記注意力低下検出手段が所定の注意力低下状態を検出
    し、かつ、前記周囲状況検出手段から所定の運転支援情
    報が得られた際に、前記ヘッドアップ式表示手段を表示
    点灯する表示点灯制御手段と、 前記注意力低下検出手段が所定の注意力低下状態を検出
    し、かつ、前記周囲状況検出手段から所定の運転支援情
    報が得られた際に、音による警報を所定時間発する音警
    報手段と、 を備えたことを特徴とする車両用表示装置。
  9. 【請求項9】前記周囲状況検出手段は、道路基盤施設と
    の通信手段であり、道路交通情報通信システムを介して
    前記運転支援情報を入力するものである、ことを特徴と
    する請求項1乃至請求項8の何れかに記載の車両用表示
    装置。
  10. 【請求項10】前記ヘッドアップ式表示手段は、スキャ
    ニングタイプのヘッドアップディスプレイであり、車両
    のフロントガラス内側に拡散透明材料をコンバイナとし
    て有することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れ
    かに記載の車両用表示装置。
  11. 【請求項11】前記表示点灯制御手段は、ヘッドアップ
    式表示手段を所定時間表示点灯か、所定時間表示点滅
    か、または所定時間表示点滅後に所定時間表示点灯する
    ように制御するものである、ことを特徴とする請求項1
    乃至請求項10の何れかに記載の車両用表示装置。
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