JP2021147729A - 炭素繊維前駆体繊維の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリアクリロニトリル共重合体および溶媒を含有する紡糸原液を紡糸して凝固糸を得て該凝固糸を延伸する工程を含む炭素繊維前駆体繊維の製造方法において、紡糸原液中の遊離硫酸イオン濃度を20ppm以下とすることを特徴とする、炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
【選択図】なし
Description
また、紡糸原液中の異物をろ過捕集する目的で、フィルター濾材と紡糸原液のろ過速度に関する技術(例えば、特許文献2)が提案されている。
本発明では、紡糸原液中の遊離硫酸イオン濃度を20ppm以下、好ましくは19ppm以下とする。この遊離硫酸イオンは、化学式SO4 2−で表されるイオンであり、ポリアクリロニトリル共重合体に結合していないものである。本発明では、この遊離硫酸イオンを20ppm以下にすることにより炭素繊維前駆体繊維のボイドを抑制することができる。なお、ポリアクリロニトリル共重合体に置換基として結合した硫酸イオン基はそもそも炭素繊維前駆体繊維のボイドの発生原因にならない。本発明では、紡糸原液中の遊離硫酸イオン濃度を20ppm以下にすることで炭素繊維前駆体繊維のボイドを抑制することができる。
ポリアクリロニトリル共重合体は、ポリアクリロニトリルに、共重合モノマーとして重合性不飽和化合物を共重合した共重合ポリマーである。この重合性不飽和化合物として不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、不飽和カルボン酸アミド、芳香族ビニル化合物、複素環式ビニル化合物を用いることができ、具体的には、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリルアミド、イタコン酸エステル、ビニルスルホン酸を用いることができる。なかでも、炭素繊維前駆体繊維から炭素繊維を得るときの生産性を高くする観点から、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸が好ましい。
なお、ポリアクリロニトリル共重合体中の遊離硫酸イオン濃度は、イオンクロマトグラフィーにより測定および算出される硫酸イオン濃度である。
紡糸原液中のこの遊離硫酸イオン濃度は、溶液重合により得られたポリアクリロニトリル共重合体を用いることで達成することができる。すなわち本発明では、紡糸原液中の遊離硫酸イオンが、ポリアクリロニトリル共重合体の溶液重合に供する原材料に含有される硫酸または硫酸塩化合物に由来し、好ましくは紡糸原液中の全ての遊離硫酸イオンが、ポリアクリロニトリル共重合体の溶液重合法による重合反応に供する原材料に含有される硫酸または硫酸塩化合物に由来する。
紡糸原液における、ポリアクリロニトリル共重合体の濃度は、好ましくは10〜30重量%、さらに好ましくは15〜25重量%である。この範囲の濃度とすることによって、優れた生産性で炭素繊維前駆体繊維を得ることができる。
凝固制御性の観点から、紡糸原液は、溶媒中での溶液重合により得られたポリアクリロニトリル共重合体溶液にアンモニアガスを吹込み、ポリアクリロニトリル共重合体溶液中の酸成分を中和することで得られた紡糸原液であることが好ましい。
本発明において、工程Bにおける凝固糸中の直径0.1〜0.3μmのボイドの個数は、好ましくは1個以下、さらに好ましくは0個である。1個を超えると品位低下や炭素繊維の性能低下の原因となる。
ポリアクリロニトリル共重合体の遊離硫酸イオン濃度は、ポリアクリロニトリル共重合体から遊離の硫酸イオンを抽出し、イオンクロマトグラフィーにより算出した。抽出作業としては、ポリアクリロニトリル共重合体を25g/Lとなるように、ジメチルスルホキシドに溶解し、徐々に1重量%トリエタノールアミン水溶液を加えていき、ポリアクリロニトリル共重合体を析出させた。析出したポリアクリロニトリル共重合体を除き、得られた抽出液を使用してイオンクロマトグラフィーを行った。測定装置として、ICS−6000(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)を用い、カラムにはIonPac AS11−HC(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)を用い、溶離液にはKOH水溶液を用いた。既知の硫酸イオン濃度を有する溶液を使用して検量線を作成し、硫酸イオンに該当するピーク強度より遊離硫酸イオン濃度を算出した。
凝固糸中のボイドの個数は、透過型電子顕微鏡(日本FEI社製TECNAIG2)での観察により測定した。凝固糸は凝固浴から引きあげられた箇所にて採取し、糸中の残存溶剤を水置換した。続いて、樹脂で包埋したうえで、ウルトラミクロトームを用いて、繊維軸に対して垂直方向断面で、約90nm厚の切片を作製した。透過型電子顕微鏡による観察は、加速電圧120kVで、観察倍率5000倍とし、エネルギーフィルターを用いて0 loss像を観察した。1箇所当たりの観察視野は、繊維断面において繊維表面から繊維軸に対して垂直方向に4μmの範囲かつ30μm2とした。観察箇所は、観察視野の中心部が繊維断面の中心部に対して円周方向に等間隔となるように6箇所とした。得られた観察画像から直径0.1〜0.3μmのボイドを数えた。この際、ボイドの径は画像処理ソフトウェアImageJを用いて測定を行った。ボイドが楕円の場合は長軸を直径とした。サンプル数は無作為に選択した3点とし、ボイド数の合計値を求めた。
攪拌翼と温水ジャケットと窒素導通管を備えた容積150Lの反応槽に、ジメチルスルホキシドを78Kg、アクリロニトリルを22kg、イタコン酸を0.22kg仕込み、均一になるように攪拌混合し、60℃まで昇温させた。60℃に到達後、アゾビスイソブチロニトリルを0.09Kg、オクチルメルカプタンを0.02Kg投入し、反応を開始した。反応開始後4時間までは反応温度が60℃となるように温度制御を行った。その後、10℃/時間の速度で2時間昇温した。続く6時間について、反応温度が80℃となるように温度制御を行い、ドープを得た。得られたドープを減圧することで、未反応のアクリロニトリルを留去させた。続いて、ドープにアンモニアガスを吹込み、均一になるように攪拌混合させ、紡糸原液を得た。
凝固糸中の残存溶媒を水置換し、凝固糸の断面を透過型電子顕微鏡にて観察したところ、直径が0.1〜0.3μmのボイドの個数は0個であった。
攪拌翼と温水ジャケットと窒素導通管を備えた容積150Lの反応槽に、ジメチルスルホキシドを78Kg、アクリロニトリルを22kg、イタコン酸を0.22kg仕込み、均一になるように攪拌混合し、60℃まで昇温させた。60℃に到達後、アゾビスイソブチロニトリルを0.09Kg、オクチルメルカプタンを0.02Kg投入し、重合反応を開始した。反応開始後4時間までは反応温度が60℃となるように温度制御を行った。その後、10℃/時間の速度で2時間昇温した。続く6時間について、反応温度が80℃となるように温度制御を行い、ドープを得た。得られたドープを減圧することで、未反応のアクリロニトリルを留去させた。続いて、ドープにアンモニアガスを吹込み、均一になるように攪拌混合させ、紡糸原液を得た。
凝固糸中の残存溶媒を水置換し、凝固糸の断面を透過型電子顕微鏡にて観察したところ、直径が0.1〜0.3μmのボイドの個数は0個であった。
攪拌翼と温水ジャケットと窒素導通管を備えた、容積40Lのオーバーフロー付き反応槽に窒素吹込みにより脱酸素させたイオン交換水40Lを仕込み、濃硫酸を使用してpHを3に調整した。
反応液Bとして、過硫酸アンモニウムを濃度0.3重量%となるように、脱酸素させたイオン交換水に溶解させ、反応液Bを調製した。
凝固糸中の残存溶媒を水置換し、凝固糸の断面を透過型電子顕微鏡にて観察したところ、直径0.1〜0.3μmのボイドの個数は3個であった。
Claims (6)
- ポリアクリロニトリル共重合体および溶媒を含有する紡糸原液を紡糸して凝固糸を得て該凝固糸を延伸する工程を含む炭素繊維前駆体繊維の製造方法において、紡糸原液中の遊離硫酸イオン濃度を20ppm以下とすることを特徴とする、炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 溶媒が有機溶剤である、請求項1に記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- ポリアクリロニトリル共重合体が、溶液重合により得られたポリアクリロニトリル共重合体である、請求項1または2に記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 紡糸原液中の遊離硫酸イオンが、ポリアクリロニトリル共重合体の溶液重合に供する原材料に含有される硫酸または硫酸塩化合物に由来する、請求項3に記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 紡糸原液が、溶媒中での溶液重合により得られたポリアクリロニトリル共重合体溶液にアンモニアガスを吹込み、ポリアクリロニトリル共重合体溶液中の酸成分を中和することで得られた紡糸原液である、請求項1乃至4のいずれかに記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
- 凝固糸中の直径0.1〜0.3μmのボイドの個数が1個以下である、請求項1乃至5のいずれかに記載の炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
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