JP2021145291A - 電話装置 - Google Patents

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Yuki Sato
佑樹 佐藤
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貴史 城下
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聖来 上家
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Takashi Konno
峻史 紺野
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Aya Shimoda
綾 霜田
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英樹 大金
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Abstract

【課題】 少なくとも受話音声をイヤホンなどの外部音響機器で聴取する場合において、簡単な構成で、かつ、確実に通話中であることを周囲に報知できるようにする。【解決手段】電話本体部1の制御部111が通話時において発振器108を制御し、高周波信号を発生させて、HPF109を通じて受話音声信号に重畳し、これを音声入出力端子部106から出力する。電話本体部1からの高周波信号が重畳された受話音声信号は、イヤホン部2の音声入出力端子部201を通じて受け付けられ、HPF205を通じて整流回路206に供給される。整流回路206においては、これに供給された高周波信号から直流駆動信号が形成され、これがLED207L、207Rに供給されて、LED207L、207Rが点灯される。【選択図】図1

Description

この発明は、音声出力端子を備え、イヤホンやヘッドホンなどの外部音響機器を接続することにより、これらを通じて受話音声の聴取が可能な電話装置に関する。
従来から携帯電話端末においては、音声入出力端子が設けられており、これにスピーカとマイクロホンとを備え、使用者の頭部に装着するようにされるヘッドセットを接続して、いわゆるハンズフリーの状態で通話を行うことができるようにされている。しかし、手に持った携帯電話を使用者の耳に当てることもなく通話が行われるため、電話を掛けていることが周囲からは認識され難いので、違和感を与えてしまうことが多々ある。
このような状況を解決するため、後に記す特許文献1には、ヘッドセットに報知部を設け、通話時に当該報知部を通じて通話中であることを報知できるようにする携帯電話用ヘッドセットに関する発明が開示されている。特許文献1に開示されたヘッドセット20は、図3に示すように、携帯電話10に接続される。携帯電話10は、RF11、ベースバンド制御部12、CPU13、LCD制御部14、LCD15、ROM16、RAM17、I/O制御部18を備えている。
ヘッドセット20は、図3に示すように、I/O制御部21、マイク22、ヘッドホン部23、報知部24を備える。報知部24は、携帯電話10との間での通信を定期的に確認し、ヘッドセット20を用いて通話が行われている場合に、通話中である旨を周囲に報知する。報知の仕方は、光、音、画像、機械的な仕掛け、かおりなどが用いられて行われる。このように、通話中であることを報知するための機能は、ヘッドセット20側の構成により実現される。
特開2004−221912号公報
特許文献1に開示された発明の場合には、携帯電話10側には構成上の変更を行う必要はない。しかし、ヘッドセット20には、報知部24を設けたり、報知部を駆動するためにバッテリを搭載したりするなどの構成上の大きな変更が伴う。近年においては、ヘッドセットのスピーカは、インイヤー型或いはインナーイヤー型などと呼ばれ、使用者の耳の耳甲介腔に嵌め込むことによって、音響出力面が外耳道近くになるようにして使用するものが多くなってきている。すなわち、通話に用いられるヘッドセットは、インイヤー型の非常に小さなものである場合が多いため、引用文献1に開示されているような、大掛かりな報知部24を設けるといった構成の変更は現実的でない。
また、携帯電話に限らず、近年においては、オフィスなどで用いられるいわゆるビジネスホンシステムを構成する電話装置にも音声入出力端子が設けられ、ヘッドセットを用いた通話を行えるものも提供されている。ビジネスホンシステムを構成する電話装置でもヘッドセットを利用できるようにしておけば、周囲が多少騒がしくても、受話音声が聞き取り難くならないといったメリットがある。しかし、ヘッドセットを用いて通話を行っている場合には、通話中であることが周囲からは分かり難いため、通話中に話しかけてしまったり、別の電話を取り次いでしまったりすることがある。このため、携帯電話に限らず、ビジネスホンシステムを構成する電話装置を用いる場合であっても、ヘッドセットを用いて通話を行うことが可能な場合には、通話中であることを周囲に通知できるようにすることが望まれる。
以上のことに鑑み、この発明は、少なくとも受話音声をイヤホンなどの外部音響機器で聴取する場合において、簡単な構成で、かつ、確実に通話中であることを周囲に報知できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の電話装置は、
電話本体部とイヤホン部とから構成される電話装置であって、
前記電話本体部は、
所定の音声周波数帯域の信号である受話音声信号の出力端部と、
前記所定の音声周波数帯域よりも高い周波数帯域の高周波信号を発生させる発振手段と、
前記発振手段からの前記高周波信号を通過させて、前記出力端部に供給される前記受話音声信号に対して重畳するようにする本体部側高域通過フィルタと、
自機への着信要求に応じて通話回線を接続して通話を可能にし、自機からの発信要求に応じて相手先を呼び出して通話回線を接続して通話を可能にする手段であって、前記通話回線を接続して通話が可能になった場合に、前記発振手段を動作させる制御手段と
を備え、
前記イヤホン部は、
前記電話本体部の前記出力端部に接続される入力端部と、
前記入力端部を通じて供給される前記受話音声信号に前記高周波信号が重畳された音声信号から前記受話音声信号を通過させる低域通過フィルタと、
前記低域通過フィルタからの前記受話音声信号の供給を受けて、前記受話音声信号に応じた音声を放音する放音手段と、
前記入力端部を通じて供給される前記受話音声信号に前記高周波信号が重畳された音声信号から前記高周波信号を通過させるイヤホン部側高域通過フィルタと、
前記イヤホン部側高域通過フィルタからの前記高周波信号の供給を受けて整流し、直流駆動信号を形成する整流処理手段と、
前記整流処理手段からの前記直流駆動信号により駆動され発行する発光手段と
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の電話装置によれば、当該電話装置は、電話本体部とイヤホン部とから構成される。電話本体部では、制御手段により通話時に動作するように制御される発振手段で発生させた高周波信号が、本体部側高域通過フィルタを通じて出力端部から出力される受話音声信号に重畳されて、これが出力端部から出力される。電話本体部の出力端部には、イヤホン部の入力端部が接続される。
イヤホン部では、入力端部を通じて受け付けた高周波信号が重畳された受話音声信号が、低域通過フィルタに供給され、受話音声信号のみが抽出されて放音手段に供給され、受話音声信号に応じた音声が放音手段から放音される。同時に、入力端部を通じて受け付けた高周波信号が重畳された受話音声信号が、イヤホン部側高域通過フィルタに供給され、高周波信号のみが抽出されて整流処理手段に供給される。整流処理手段は、これに供給された高周波信号から直流駆動信号を形成して、発光素子に供給し、当該発光素子を点灯(発光)させる。
この発明によれば、電話本体部から受話音声信号に高周波信号を重畳してイヤホン部に提供し、高域通過フィルタにより高周波信号を抽出して、発光素子の駆動信号として用いることができる。このように、簡単な構成で、かつ、確実に通話中であることを周囲に報知できる。しかも低域通過フィルタを用いて受話音声信号を抽出して、受話音声の再生を行うので、重畳される高周波信号によって、受話音声信号が劣化することもない。
実施の形態の電話本体部とイヤホン部とで構成される電話装置を説明するためのブロック図である。 実施の形態の電話本体部とイヤホン部とで構成される電話装置の他の例を説明するためのブロック図である。 従来の携帯電話と、これに接続される可能な従来のヘッドセットとについて説明する雨のブロック図である。
以下、図を参照しながら、この発明による電話装置の一実施の形態について説明する。図1は、実施の形態の電話本体部とイヤホン部とで構成される電話装置を説明するためのブロック図である。図1において、100番台の参照符号を付した部分が、電話本体部1を構成し、200番台の参照符号を付した部分が、イヤホン部2を構成している。イヤホン部2は、後述もするが、受話器として機能するインイヤー型のスピーカと送話器として機能する小型マイクロホンとを備えた、いわゆるヘッドセットの構成とされたものである。
[電話本体部1の構成例]
電話本体部1の構成例について説明する。電話本体部1は、I/F(Inter Face)101、受信部102、送信部103、コーデック104、ハンドセット105、音声入出力端子部106、LPF(Low Pass Filter)107、発振器108、HPF(High Pass Filler)109を備える。これらの部分は主に通話機能を実現する部分である。また、電話本体部1は、制御部111、操作部112、LCD(Liquid Crystal Display)部113、LED(Light Emitting Diode)114、リンガ115を備える。これらの部分は、制御機能及びユーザインターフェース機能を実現する部分である。
I/F101は、所定のネットワークへの接続端部を構成する。電話本体部1が、ビジネスホンシステムを構成するボタン電話機である場合には、I/F101は、図示しない主装置に接続された例えばLAN(Local Area Network)への接続を可能にするLANI/Fとなる。また、電話本体部1が、コードレス電話装置の子機や携帯電話端末である場合には、I/F101は、無線通信部(無線通信I/F)となる。
具体的に、I/F101は、送信されてきた自機を呼び出だす信号(着呼信号)などの制御信号や受話音声信号などの受信信号(デジタル信号)を自機で処理可能な形式の信号に変換して取り込み、受信部102に供給する。また、I/F101は、送信部103からの相手先を呼び出す信号(発呼信号)などの制御信号や送話音声信号などの送信信号(デジタル信号)を所定のネットワークに送出する形式の信号に変換して、当該所定のネットワークに送出する。
受信部102は、I/F101からの受信信号を復調するなどの必要な処理を行って、送信されてきた制御信号や受話音声信号を抽出し、制御信号は後述する制御部111に供給し、受話音声信号はコーデック104に供給する。送信部103は、コーデック104からの送話音声信号や制御部111からの制御信号から送信信号を形成し、これを変調するなどの必要な処理を行って、I/F101を通じて相手先に送信する。
コーデック104は、受信部102からの受話音声信号をアナログ音声信号に変換し、これをハンドセット105のスピーカ(受話器)SPに供給する。これにより、通話の相手先からの受話音声が、ハンドセット105をスピーカSPから放音される。また、ハンドセット105のマイクロホン(送話器)MCによって収音されたアナログ音声信号は、コーデック104に供給され、ここでデジタル音声信号に変換されて送信部103に供給される。これにより、上述したように、自機からの送話音声信号が、送信部103及びI/F101を通じて相手先に送信される。
更に、電話本体部1は、音声入出力端子部106を備える。音声入出力端子部106は、左右2チャネルの音声出力端子と、音声入力端子とを有する。音声入出力端子部106には、後述するイヤホン部2の音声入出力端子部201が接続される。音声入出力端子部106の左右2チャネルの音声出力端子とコーデック104との間にはLPF(Low Pass Filter)107が設けられている。この実施の形態において、LPF107は、0.2kHz(キロヘルツ)〜4kHzの音声周波数帯域の受話音声信号を通過させ、音声入出力端子部106の音声出力端子に供給する。これにより、コーデック104から出力された受話音声信号に4kHzより高い周波数帯域のノイズ成分が混入していても、LPF107がこれを除去して音声周波数帯域の受話音声信号のみを音声出力端子から出力できる。
また、電話本体部1には、後述する制御部111により駆動制御される発振器108が設けられている。この実施の形態において、発振器108は、100kHzの高周波信号を発生させる。発振器108は、HPF(High Pass Filler)109を介して、LPF107と音声入出力端子部106の音声出力端子とを繋ぐ音声信号ラインに接続されている。HPF109は、100kHz以上の高周波信号のみを通過させるものである。
従って、発振器108からの高周波信号に100kHz未満のノイズ成分が混入していても、これを除去して、100kHz以上の高周波信号のみを音声信号ラインに供給できる。これにより、LPF107から出力された受話音声信号に対して、発振器108で発生させた100Hzの高周波信号を重畳して、音声入出力端子部106の音声出力端子に供給できる。しかも、HPF109を介して供給された高周波信号だけが重畳され、受話音声信号を劣化される音声周波数帯域のノイズが混入することもない。
また、音声入出力端子部106の音声入力端子を通じて受け付けた、後述するイヤホン部2のマイクロホンからの送話音声信号は、コーデック104に供給され、デジタル音声信号に変換される。デジタル信号に変換された受話音声信号は、上述した送信部103及びI/F101を通じて、所定のネットワークに送出され、通話の相手先に送信される。
電話本体部1の制御部111は、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えて構成されるマイクロプロセッサであり、電話本体部1の各部を制御する。制御部111は、自機への着信要求に応じて通話回線を接続して通話を可能にしたり、自機からの発信要求に応じて相手先を呼び出して通話回線を接続して通話を可能にしたりするなどの呼制御をも行う。
操作部112は、いわゆるテンキー、オンフックキー、オフフックキー、その他のファンクションキーを備え、使用者からの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力に応じた電気信号を制御部111に供給する。これにより、制御部111は、使用者からの操作入力に応じて各部を制御し、掛かって来た電話に応答したり、目的とする相手先に電話を掛けたりすることができる。
LCD部113は、制御部111の制御の下、着信時に発信元の電話番号を表示したり、発信時には電話を掛けた相手先(着信先)の電話番号を表示したりするなど、種々の表示情報を表示する。LED部114は、複数のLEDを備え、制御部111の制御の下、自機の状態等をLEDの点灯、消灯、点滅により使用者に対して通知する。リンガ115は、制御部111の制御の下、主に着信時に着信音を放音し、自機に着信があることを使用者に通知する。
このような構成を備えた電話本体部1では、自機に掛かって来た電話に応答したり、自機から電話を掛けて相手先が応答し、応答信号が返信されてきたりした場合には、制御部111が各部を制御し、通話回線を接続して通話を可能にする。制御部111は、通話の相手先との間に通話回線を接続し、通話を可能人する呼制御部として機能する。また、制御部111は、通話回線を接続し、自機を通じて通話の相手先との間で通話を可能にすると、発振器108を起動させ、高周波信号を発生させて、音声入出力端子部106の音声出力端子に供給される受話音声信号に対して、高周波信号を重畳させる。
また、制御部111は、通話が終了し、自機からオフフック操作を行うことにより、或いは、相手先においてオフフック操作がお行われることにより、切断要求が送信されてきたときには、各部を制御して通話を終了させ、自機を待ち受け状態に遷移させる。この場合に、制御部111は、発振器108を制御して、高周波信号の発振を停止させる。このように、この実施の形態の電話本体部1は、通話回線が接続されて通話が可能な状態になっている場合においてのみ、0.2kHz〜4kHzの音声周波数帯域の受話音声信号に対して、100kHzの高周波信号を重畳して出力することができるものである。
[イヤホン部2の構成例]
イヤホン部2の構成例について説明する。図1に示すように、イヤホン部2は、音声入出力端子部201、LPF202、スピーカ203L、203R、マイクロホン204、HPF205、整流回路206、LED207L、207Rを備える。音声入出力端子部201は、左右2チャネルの音声入力端子と音声出力端子とを有し、電話本体部1の音声入出力端子部106への接続を可能にする。音声入出力端子部201の左右2チャネルの音声入力端子の後段には、LPF202を介して、スピーカ203L、203Rが接続されている。
LPF202は、音声入出力端子部201を通じて供給された高周波信号が重畳された受話音声信号が供給される。LPF202は、0.2kHz〜4kHzの音声周波数帯域の受話音声信号のみを通過させ、スピーカ203L、203Rに供給する。これにより、音声入出力端子部201を通じて受け付けた高周波信号が重畳された受話音声信号から高周波信号が除去された受話音声信号のみに応じた音声を、スピーカ203L、203Rから放音することができる。マイクロホン204は、使用者の話音声などを収音して、電気信号に変換し、これを音声入出力端子部201の音声出力端子を介して外部に出力する。
更に、音声入出力端子部201の音声入力端子とLPF202との間には、HPF205が接続されている。HPF205は、音声入出力端子部201の音声入力端子を介して入力された高周波信号が重畳された受話音声信号の供給を受けて、この実施の形態においては、100kHz以上の高周波信号のみを通過させて、整流回路206に供給する。整流回路206は、これに供給された高周波信号から直流駆動信号を形成し、これをLED207L、207Rに供給する。LED207L、207Rの出力端は接地されており、整流回路からの直流駆動信号により駆動されて点灯(発光)する。
なお、LED207Lはスピーカ203Lの背面に設けられ、LED207Rはスピーカ203Rの背面に設けられている。従って、インイヤー型のスピーカ203L、203Rを使用者が装着した場合には、LED207L、207Rを、周囲の人が観視できる状態となり、LED207L、207Rが点灯しているのか、消灯しているのかを目視することができるようになっている。
[通話時のLED207L、207Rの発光動作]
図1に示すように、電話本体部1の音声入出力端子部106に対して、イヤホン部2の音声入出力端子部201が接続される。この場合、音声入出力端子部106の音声出力端子と音声入出力端子部201の音声入力端子とが接続され、音声入出力端子部106の音声入力端子と音声入出力端子部201の音声出力端子とが接続される。
電話を受けたり、電話を掛けたりすることによって、制御部111の制御により、通話回線を接続し、各部が機能することによって通話が可能な状態になると、制御部111は、発振器108を起動させる。これにより、I/F101を通じて受信され、受信部102及びコーデック104で処理されたアナログ音声信号である受話音声信号は、LPF107で、0.2kHz〜4kHzに帯域制限された後、HPF109を介して供給される発振器108からの100kHzの高周波信号が重畳されて、音声入出力端子部106の音声出力端子を介して出力される。
電話本体部1の音声入出力端子部106の音声出力端子を介して出力された高周波信号が重畳された受話音声信号は、イヤホン部2の音声入出力端子部201の音声入力端子を通じて受け付けられる。イヤホン部2の音声入出力端子部201の音声入力端子を通じて受け付けられた高周波信号が重畳された受話音声信号は、LPF202で0.2kHz〜4kHzに帯域制限されてスピーカ203L、203Rに供給される。これにより、高周波信号が除去された受話音声信号に応じた音声信号が、スピーカ203L、203Rから放音される。
同時に、イヤホン部2の音声入出力端子部201の音声入力端子を通じて受け付けられた高周波信号が重畳された受話音声信号は、HPF205で100kHz以上の高周波信号を通過させるように帯域制限されて、整流回路206に供給される。整流回路206は、上述したように、供給された100kHzの高周波信号から直流駆動信号を形成し、これをLED207L、207Rに供給する。これにより、LED207L、LED207Rは点灯(発光)し、周囲の人に対して、現在通話中であることを報知できる。
なお、通話が終了し、接続していた通話回線を解放(切断)すれば、その状態は制御部111において把握できる。このため、通話が終了し、接続していた通話回線を解放(切断)した場合には、制御部111は、発振器108を制御して、発振を停止させる。これにより、結果として高周波信号はイヤホン部2に供給されなくなるので、イヤホン部2のLED207L、207Rは消灯状態となる。
このように、電話本体部1に対してイヤホン部2を接続している場合には、通話を行っている場合にのみ、イヤホン部2のLED207L、207Rを点灯させることができる。従って、ハンドセット105を利用していなくても、また、通話の相手先からの話を聞いており、自ら話していなくても、通話中であることをイヤホン部2のLED207L、207Rの点灯によって周囲に明確に報知できる。
[電話装置の他の例]
図2は、電話装置の他の例を説明するためのブロック図である。図2に示すように、この例の電話装置もまた、図1に示した電話装置と同様に、電話本体部1Aとイヤホン部2Aとで構成される。図2の電話装置と図1の電話装置とを比較すると分かるように、図2の電話装置の場合には、有線により電話本体部1Aとイヤホン部2Aとが接続されるのではなく、無線により接続される点が異なる。
すなわち、この例の電話本体部1Aは、音声入出力端子部106に替えて、近距離無線通信部120が設けられたものである。また、この例のイヤホン部2Aは、音声入出力端子部201に替えて、近距離無線通信部210が設けられたものである。これらの点を除く構成部分は、図1に示した電話装置と同様に構成されている。このため、図2に示した電話装置において、図1に示した電話装置と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付し、その部分の詳細な説明については重複するため省略する。
電話本体部1Aの近距離無線通信部120は、例えば、ブルートゥース(登録商標)規格の無線通信方式により無線通信を行う部分である。同様に、イヤホン部2Aの近距離無線通信部210は、ブルートゥース(登録商標)規格の無線通信方式により無線通信を行う部分である。これにより、電話本体部1Aとイヤホン部2Aとは、双方向に無線通信が可能となり、受話音声信号の電話本体部1Aからの送信とイヤホン部2Aでの受信、送話音声信号のイヤホン部2Aからの送信と電話本体部1Aでの受信を可能する。
図2に示す電話装置の場合であっても、通話時においては、受話音声信号(0.2kHz〜4kHz)に対して、高周波信号(100kHz)を重畳して、電話本体部1Aからイヤホン部2Aに供給することになる。このため、図2に示すように、近距離無線通信部210からの高周波信号が重畳されている受話音声信号から高周波音声信号がHPF205で抽出され、整流回路206で整流処理されて、直流駆動信号としてLED207L、207Rに供給される。これにより、通話時において、LED207L、207Rを点灯させることができる。
この場合、高周波信号が重畳されている受話音声信号は、LPF202で音声周波数帯域の受話音声信号が抽出されて、スピーカ203L、203Rに供給される。このため、電話本体部1Aからの音声周波数帯域の受話音声信号に応じた音声についても、スピーカ203L、203Rを通じて適切に再生できる。従って、図2に示した電話装置の場合においても、図1に示した電話装置の場合と同様に、通話時においては、LED207L、207Rを点灯させることにより、通話中であることを周囲に報知できる。もちろん、通話中でなければ、LED207L、207Rが点灯することはないので、通話中でない場合において、通話中であると誤認させる心配もない。
なお、図2においては、近距離無線通信部120と近距離無線通信部210との間で、左右2チャネルの受話音声信号の送信、受信を行うものとして説明したが、これに限るものではない。左チャネル用に近距離無線通信部210L、LPF202L、スピーカ203L、HPF205L,整流回路206L、LED207Lを設けた左耳用ユニットを形成する。同様に、右チャネル用に近距離無線通信部210R、LPF202R、スピーカ203R、HPF205R、整流回路206R、LED207Rを設けた右耳用ユニットを形成する。このようにすれば、左右のそれぞれのユニットごとに、受話音声信号に応じた受話音声の再生と、通話状態にあることを示すLEDの点灯とを行うことができる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態の電話装置によれば、ハンドセット105を用いずに、イヤホン部2、2Aを用いて通話を行っている場合でも、イヤホン部2、2AのLED207L、207Rの点灯により通話中であることを明確に周囲に報知できる。これにより、いわゆるハンズフリーの状態で通話を行っており、自分が話していなくても、通話中であることを明確に周囲に報知できるので、通話中に話しかけたり、別の電話の取り次ぎをしてしまったりするといった不都合を防止できる。
しかも、電話本体部1、1A側には、発振器108とHPF109を設けるだけであり、また、イヤホン部2、2Aには、HPF205、整流回路206、LED207L、207Rを設けだけである。このため、電話本体部、イヤホン部のそれぞれに大きな設計変更を行うなどのこともないし、イヤホン部に電池を搭載するといった変更も必要ない。すなわち、簡単な構成で、通話中である場合に、これを明確に周囲に報知できる手段を実現できる。
[変形例]
なお、図1、図2に示したイヤホン部2、2Aは、マイクロホン204を備えたヘッドセットの構成とされたものである場合を例にして説明したが、これに限るものではない。マイクロホンを備えない単なるイヤホンを用いる場合にも、この発明を適用することができる。LED207L、207Rを点灯させるためには、受話音声信号に高周波信号を重畳すればよいためである。この場合には、図1、図2には図示しなかったが、電話本体部1、1Aに設けられている内蔵マイクロホンを用いて、送話音声を収音して送信するようにすればよい。
また、図1、図2に示したイヤホン部2、2Aにおいて、スピーカ203L、203Rは、インイヤー型のものに限るものではない。例えば、使用者の耳の外部を覆う形のものであってもよく、左右のスピーカ部をヘッドバンド等で接続した構成のいわゆるヘッドホンなど呼ばれるものであってももちろんよい。すなわち、イヤホン部2、2Aに替えて、使用者がいわゆるハンズフリーで通話行えるようにするスピーカを備えた種々の形態の外部音響機器を用いることができる。
また、上述した実施の形態では、通話時において、イヤホン部2、2AのLED207L、207Rを点灯させるものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、整流回路206とLED207L、207Rとの間にスイッチング回路を設け、通話時において、LED207L、207R点滅させるようにしてももちろんよい。また、LED207L、207Rは、赤色、青色、緑色など適宜の発光色のものを用いることができる。
また、図2の電話本体部1Aの近距離無線通信部120とイヤホン部2Aの近距離無線通信部210とは、ブルートゥース(登録商標)規格の通信方式で無線通信を行うものとして説明したが、これに限るものではない。他の種々の規格の無線通信方式で無線通信を行うものを用いることができる。
また、上述した実施の形態では、所定の音声周波数帯域、0.2kHz〜4kHzであるものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、0.3kHz〜3.4kHzと狭めたり、逆に、350Hz〜7kHzと広げたりするなど、受話音声を適切に再生可能な適宜の周波数帯域とすることができる。
また、受話音声信号に重畳する高周波音声信号についても、100kHzのものに限るものではない。音声周波数帯域と重複することが無く、当該音声周波数信号よりも高い周波数帯域の信号であって、HPFによって効率よく抽出可能な適宜の周波数帯域の信号とすることができる。
また、上述した実施の形態では、電話本体部1、1Aは、デジタル方式の電話機であるものとして説明したが、これに限るものではない。従来からのアナログ方式の電話機にもこの発明を適用できる。簡単には、受話音声信号に高周波信号を重畳してイヤホン部に供給し、イヤホン部では供給された音声信号から高周波信号を除去して受話音声を再生し、高周波信号を抽出して直流駆動信号を形成して、これによりLEDを駆動する構成とすればよい。
[その他]
上述の実施の形態の説明からも分かるように、請求項の電話本体部は、実施の形態の電話本体部1、1Aが対応し、請求項のイヤホン部は、実施の形態のイヤホン部2、2Aが対応している。請求項の電話本体部の出力端部の機能は、実施の形態の電話本体部1の音声入出力端子部106、電話本体部1Aの近距離無線通信部120が実現している。また、請求項の電話本体部の発振手段、本体部側高域通過フィルタ、制御手段の機能は、実施の形態の電話本体部1、1Aの発振器108、HPF109、制御部111が実現している。
また、請求項のイヤホン部の入力端部の機能は、実施の形態のイヤホン部2の音声入出力端子部201、イヤホン部2Aの近距離無線通信部210が実現している。また、請求項のイヤホン部の低域通過フィルタ、放音手段の機能は、実施の形態のイヤホン部2、2AのLPF202、スピーカ203L、203Rが実現している。また、請求項のイヤホン部2、2Aのイヤホン部側高域通過フィルタ、整流処理手段、発光手段の機能は、実施の形態のイヤホン部2、2AのHPF205、整流回路206、LED207L、207Rが実現している。
1、1A…電話本体部、101…I/F、102…受信部、103…送信部、104…コーデック、105…ハンドセット、SP…スピーカ、MC…マイクロホン、106…音声入出力端子部、107…LPF、108…発振器、109…HPF、111…制御部、112…操作部、113…LCD部、114…LED部、115…リンガ、120…近距離無線通信部、2、2A…イヤホン部、201…音声入出力端子部、202…LPF、203L、203R…スピーカ、204…マイクロホン、205…HPF、206…整流回路、207L、207R…LED、210…近距離無線通信部

Claims (2)

  1. 電話本体部とイヤホン部とから構成される電話装置であって、
    前記電話本体部は、
    所定の音声周波数帯域の信号である受話音声信号の出力端部と、
    前記所定の音声周波数帯域よりも高い周波数帯域の高周波信号を発生させる発振手段と、
    前記発振手段からの前記高周波信号を通過させて、前記出力端部に供給される前記受話音声信号に対して重畳するようにする本体部側高域通過フィルタと、
    自機への着信要求に応じて通話回線を接続して通話を可能にし、自機からの発信要求に応じて相手先を呼び出して通話回線を接続して通話を可能にする手段であって、前記通話回線を接続して通話が可能になった場合に、前記発振手段を動作させる制御手段と
    を備え、
    前記イヤホン部は、
    前記電話本体部の前記出力端部に接続される入力端部と、
    前記入力端部を通じて供給される前記受話音声信号に前記高周波信号が重畳された音声信号から前記受話音声信号を通過させる低域通過フィルタと、
    前記低域通過フィルタからの前記受話音声信号の供給を受けて、前記受話音声信号に応じた音声を放音する放音手段と、
    前記入力端部を通じて供給される前記受話音声信号に前記高周波信号が重畳された音声信号から前記高周波信号を通過させるイヤホン部側高域通過フィルタと、
    前記イヤホン部側高域通過フィルタからの前記高周波信号の供給を受けて整流し、直流駆動信号を形成する整流処理手段と、
    前記整流処理手段からの前記直流駆動信号により駆動され発行する発光手段と
    を備えることを特徴とする電話装置。
  2. 請求項1に記載の電話装置であって、
    前記所定の音声周波数帯域は、4kHz以下の帯域であり、前記発振手段が発生させる前記高周波信号は、100kHz以上の帯域の信号であることを特徴とする電話装置。
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