JP3048696U - 携帯電話機用イヤホンマイクの接続プラグ - Google Patents

携帯電話機用イヤホンマイクの接続プラグ

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泰治 窪田
弘充 河内
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アクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イヤホンマイク用接続プラグの汎用化を図
る。 【解決手段】 リモートスイッチ付きイヤホンマイクの
接続プラグであって、この接続プラグのリモートスイッ
チ接続部を、プラグ本体に対し着脱自在又は進退自在に
構成するとともに、イヤホンの他方の端子とアース接続
部の間に音声信号を通過させ直流分をカットするための
コンデンサを直列挿入し、かつ、リモートスイッチと連
動する短絡用スイッチング素子をこのコンデンサの両端
子に並列接続したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、携帯電話機用イヤホンマイクとその接続プラグの改良に関するも のである。より詳しくは、呼出着信状態ないし送受話状態のときにそれらの所在 を使用者に認知させるための所在認知装置を備えたもの、及びあらゆる携帯電話 機に接続しうる汎用性のある接続プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、PHS(パーソナルハンディホン)、自動車電話機等の移動通信 用に用いる電話機(本明細書において「携帯電話機」と総称する)は、その携帯 性が故に広く普及し、連絡やデータ通信等になくてはならないものになりつつあ る。しかし、このような携帯電話機といえど、問題がないわけではない。すなわ ち、携帯電話機の使用者は呼出音により呼出着信があることを知るわけであるが 、この呼出音は騒音によって消されないように比較的高い音域のものが用いられ る。この呼出音が電車やバス等の中で発せられると、使用者の周りにいる人々に 不快な思いをさせることが多い。また、通話相手の声が聞き取りにくいときに、 携帯電話機の使用者の声が無意識のうちに大きくなってしまうことが多い。この ようなことは、聞きたくもない話を聞かされる他人にとって決して愉快なもので はない。
【0003】 そこで、図5に符号50が示すイヤホンとマイクの機能を兼ね備えたイヤホン マイクと呼ばれるものが登場した。このイヤホンマイク50を使用すれば、携帯 電話機60をポケットや鞄の中に入れたまま、イヤホン51とマイク52を用い て通話できるようになっている。このイヤホンマイク51を使えば、内蔵スピー カーを鳴らす必要がなくなるので呼出着信音を使用者の周りにいる人々に聞かせ ることがない。さらに、イヤホン51の効果により周囲の雑音を取り除けるので 通話相手の声を聞き取りやすくなるとともに使用者の口元近くにマイク52を位 置させることができるので使用者が大きな声を出す必要もなくなる。
【0004】 このようにたいへん便利なイヤホンマイク50ではあるが、次の2点について 改良が望まれていた。第1の問題点は、暗がりにおける使用時に特に生じやすい 。イヤホンマイク50を使用中に呼出着信があった。このときイヤホンマイク5 0のリモートスイッチ部53を操作すれば通話できるのに、周りが暗いためにそ のリモートスイッチ部53を見つけられないことがある。あわててリモートスイ ッチ部53を探している間に電話を切れてしまった、という苦い経験を持つ者は 多い。
【0005】 第2の問題点は、接続プラグ55に関するものである。現行のヘッドホンマイ ク50用接続プラグには3端子型と4端子型がある。これらは、携帯電話機の種 類に対応して用意されたものであり、需用者は、自分が持つ携帯電話機の種類に 応じて3端子型又は4端子型を選択して購入する。しかし、この選択が往々にし て間違えている場合が多く、そのような場合は、せっかく購入したイヤホンプラ グが無駄になってしまう。販売店にしても、2種類のイヤホンプラグを用意しな ければならないので在庫管理に手間がかかる等の問題があった。
【0006】 本考案の第1の課題は、先に述べた第1の課題を解決すること、すなわち、暗 がり等においてイヤホンマイク50(リモートスイッチ部53)がどこにあるの か容易に見つけられるようにすることにある。また、第2の課題は、接続プラグ 55を汎用性のあるものにして、3端子型であると4端子型であるとを問わずに 使用できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した第1の課題を解決するために考案者は、暗がり等でイヤホンマイク( リモートスイッチ)を見つけやすくするためにはそれ自身を光らせればよいと考 え、そのために、次に述べる構成を採用した。そして、第2の課題を解決するた めに、3端子型と4端子型の何れにも適用するように接続プラグを改良した。本 考案は、このような観点からなされたものである。
【0008】 すなわち、請求項1に記載した考案に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送 受用アンテナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続、すなわ ち、取り付け取り外しが自由になされるようになっている。その大きな特徴は、 イヤホンマイクがどこにあるのかを使用者(使用者の周りにいる人々を含む)に 知らせる機能を、このイヤホンマイクに持たせたことにある。つまり、このイヤ ホンマイクは、呼出着信状態ないし送受話状態のときにその所在を使用者に認知 させるための所在認知装置を有し、この所在認知装置は、このイヤホンマイクに 設けられた発光素子と、この発光素子と電気的に接続された整流用ダイオードと 、この整流用ダイオードと前記送受用アンテナを高周波的にリンクするためのリ ンク部材を含むことを特徴とする。
【0009】 この特徴によれば、呼出着信状態ないし送受話状態(電波が放射されている状 態)のときに、送受用アンテナ上に分布する高周波電流をリンク部材を介して取 り出し、これを整流ダイオードにより整流して発光素子に送りこの発光素子を発 光させることができる。発光素子が発光すれば、暗がり等において呼出着信を知 った使用者は、発光素子を頼りに簡単にイヤホンマイクの所在を確認できるので 、あわてることなく通話を始めることができる(第1の課題の解決)。
【0010】 なお、本明細書における「イヤホンマイク」は、従来の技術の欄でも述べたよ うに、イヤホンとマイクの機能を兼ね備えたものであればどのようなものでもよ く、両者が一体になっているものが一般的であるが、両者が物理的に別々になっ ているも含む。イヤホンマイクにどのようにして所在認識装置を設けるかについ ては、使用者がその存在を確認できる態様であれば当業者が採りうるあらゆる方 法を用いることができる。同様に、「リンク部材」は、本考案の目的の範囲内で あればどのようなものでもよく、インダクティブでもキャパシティブでも高周波 エネルギを拾い上げるためのアンテナでも、これら以外の方法によるものでもよ い。さらに、「発光素子」は、電流を流すことにより発光するすべての素子を意 味する。
【0011】 請求項2に記載した考案に係るイヤホンマイクは、送受用アンテナを有する携 帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、この接続プラグとこのイヤ ホンマイクを接続するケーブルの途中に送受話制御用のリモートスイッチを有す る携帯電話機用イヤホンマイクにおいて、このイヤホンマイク及び/又はこのリ モートスイッチは、呼出着信状態ないし送受話状態のときにそれらの所在を使用 者に認知させるための所在認知装置を有し、この所在認知装置は、前記イヤホン マイク及び/又はリモートスイッチに設けられた発光素子と、この発光素子と電 気的に接続された整流用ダイオードと、この整流用ダイオードと前記送受用アン テナを高周波的にリンクするためのリンク部材を含むことを特徴とする。
【0012】 このイヤホンマイクは、請求項1に記載したものと基本的に同じ構成を有して おり、その範囲内においてその作用効果及び語句の解釈はそれと共通にする。こ のイヤホンマイクの大きな特徴は、接続プラグとイヤホンマイクを接続するケー ブルの途中に送受話制御用のリモートスイッチを有する点にある。そして、この イヤホンマイクとこのリモートスイッチ両者又は何れか一方に所在認知装置を設 けることにより、イヤホンマイクとリモートスイッチの両者を、または、何れか 一方を使用者に認識させるようになっている。
【0013】 請求項3に記載した考案に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含み、この接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部 に取り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤホンの一方の端子に接 続されるイヤホン接続部とマイクの一方の端子に接続されるマイク接続部とスイ ッチング回路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部とアース端子に 接続されるアース接続部とを含むものである。このイヤホンマイクの大きな特徴 は、接続プラグに汎用性を持たせた点にある。
【0014】 すなわち、リモートスイッチ接続部をプラグ本体に対して着脱自在又は進退自 在に構成するとともに、イヤホンの他方の端子とアース接続部の間に音声信号を 通過させ直流分をカットするためのコンデンサを直列挿入し、かつ、リモートス イッチと連動する短絡用短絡用スイッチング素子をこのコンデンサの両端子に並 列接続したことを特徴とするものである。
【0015】 このように構成すれば、接続プラグに汎用性を持たせられるので、第2の課題 を解決できる。すなわち、リモートスイッチ接続部をプラグ本体から取り外した りその中に押し込んだりして、4端子型の接続プラグを3端子型のものに変換す ることができる。逆に、3端子型の接続プラグを4端子型のものに変換する場合 は、リモートスイッチ接続部をプラグ本体に取り付けたりその中から引き出した りすればよい。なお、本明細書における「着脱自在」は、リモートスイッチ接続 部をプラグ本体から取り外したり、逆にこれに取り付けたりできる、ということ であり、その着脱方法に何らの制限もない。そのようなものとして、たとえば、 はめ込み式やねじ込み式のものがある。また、「進退自在」は、4端子型として 使用する場合の位置と3端子型として使用する場合の位置(差し込んだときに邪 魔にならない位置)の間で取り外さずに移動させられる、ということである。そ のようなものとして、たとえば、プラグ基部の中にリモートスイッチ接続部を押 し込められるような構造や、プラグ本体に対してリモートスイッチ接続部が花び らのように開閉したりする構造などがある。
【0016】 請求項4に記載した考案に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含むものであり、このイヤホンマイクの大きな特徴は、請 求項3の場合と同様に接続プラグに汎用性を持たせた点にある。
【0017】 すなわち、接続プラグを、プラグ基部と、このプラグ基部に着脱自在かつ選択 的に取り付ける第1及び第2のプラグ本体から構成するとともに、このプラグ基 部に、音声信号を通過させ直流分をカットするためのコンデンサと、このコンデ ンサの両端子に並列接続した前記リモートスイッチと連動する短絡用短絡用スイ ッチング素子を設け、このコンデンサの一方の端子を前記イヤホンの他方の端子 に接続し、この第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続部とリモート スイッチ接続部とアース接続部から構成し、この第2のプラグ本体を、イヤホン 接続部とマイク接続部とアース接続部から構成している。このプラグ基部に前記 第1のプラグを取り付けたときに、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接 続部に、マイクの一方の端子がマイク接続部に、コンデンサの他方の端子がアー ス接続部に、それぞれ接続されるように構成するとともに、プラグ基部に第2の プラグを取り付けたときに、イヤホンの一方の端子がイヤホン接続部に、マイク の一方の端子がマイク接続部に、コンデンサの他方の端子がアース接続部に、そ れぞれ接続されるように構成したことに特徴がある。
【0018】 このように構成することにより、接続プラグに汎用性を持たせられるので第 2の課題を解決できる。請求項3においては、リモートスイッチ接続部だけを着 脱自在に構成したが、ここでは、プラグ本体を着脱自在に構成しプラグ本体を交 換することにより接続プラグの汎用性を実現した。つまり、プラグ基部に第1の プラグ本体を取り付ければ4端子型の接続プラグが出来上がり、第2のプラグ本 体を取り付ければ3端子型の接続プラグが出来上がる。
【0019】 請求項5に記載した発明に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含み、この接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部 に取り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤホンの一方の端子に接 続されるイヤホン接続部とマイクの一方の端子に接続されるマイク接続部とスイ ッチング回路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部とアース端子に 接続されるアース接続部とを含むものである点、及び、リモートスイッチ接続部 を、プラグ本体に対して着脱自在又は進退自在に構成するとともに、前記イヤホ ンの他方の端子を前記スイッチング回路を介して前記アース接続部に接続した点 において、請求項4と基本的に同じ構成を有し、その範囲において同じ作用効果 を奏するものである。その大きな特徴は、接続プラグに汎用性を持たせたことと 、スイッチング回路に逆流防止用ダイオードを設けことにある。
【0020】 すなわち、スイッチング回路を、音声信号を通過させ直流分をカットするため のコンデンサとこのリモートスイッチと連動する短絡用スイッチング素子と逆流 防止用ダイオードから構成し、イヤホンの他方の端子とこのアース接続部の間に このコンデンサを直列接続し、このイヤホンの他方の端子とこのリモートスイッ チ接続部の間にこの逆流防止用ダイオードを順方向直列挿入し、このリモートス イッチ接続部とこのアース接続部の間にこの短絡用スイッチング素子を直列挿入 したことを特徴とするものである。
【0021】 このようにスイッチング回路に逆流防止用ダイオードを設けたことにより、電 気的な意味において3端子型と4端子型を区別する必要が全くなくなるので、接 続プラグの汎用性をより高めることができる。その理由については、考案の実施 の形態の欄において詳しく説明する。
【0022】 請求項6に記載した発明に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含む点、及び、この接続プラグを、プラグ基部と、このプ ラグ基部に着脱自在かつ選択的に取り付ける第1及び第2のプラグ本体から構成 する点について、請求項4に記載したものと基本的に同じ構成を有し、その範囲 において同じ作用効果を奏するものである。その特徴は、プラグ基部に逆流防止 用ダイオードを追加した点にある。
【0023】 すなわち、プラグ基部に、音声信号を通過させ直流分をカットするためのコン デンサと前記リモートスイッチと連動する短絡用スイッチング素子と逆流防止用 ダイオードを設け、このコンデンサの一方の端子をイヤホンの他方の端子に、こ のコンデンサの一方の端子にこの逆流防止用ダイオードのアノード端子に、この 逆流防止用ダイオードのカソード端子をこの短絡用スイッチング素子の一方の端 子に、この短絡用スイッチング素子の他方の端子をこのコンデンサの他方の端子 に、それぞれ接続し、この第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続部 とリモートスイッチ接続部とアース接続部から構成し、この第2のプラグ本体を 、イヤホン接続部とマイク接続部とアース接続部から構成し、このプラグ基部に この第1のプラグを取り付けたときに、このイヤホンの一方の端子がこのイヤホ ン接続部に、このマイクの一方の端子がこのマイク接続部に、このコンデンサの 他方の端子がこのアース接続部に、この短絡用スイッチング素子の他方の端子が このリモートスイッチ接続部に、それぞれ接続するように構成するとともに、こ のプラグ基部にこの第2のプラグを取り付けたときに、この記イヤホンの一方の 端子がこのイヤホン接続部に、このマイクの一方の端子がこのマイク接続部に、 このコンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それぞれ接続するように構 成したことを特徴とするものである。
【0024】 このようにスイッチング回路に逆流防止用ダイオードを設けたことにより、請 求項5の場合と同様に、電気的な意味において3端子型と4端子型を区別する必 要が全くなくなるので、接続プラグの汎用性をより高めることができる。その理 由については、考案の実施の形態の欄において詳しく説明する。
【0025】
【考案の実施の形態】
次に、図面を参照しながら本考案の実施の形態(以下、「本実施形態」という 。)について説明する。図1は本考案に係るイヤホンマイクの概略図であり、図 2は図1の部分拡大図である。図3は接続プラグの部分破断図であり、図4は、 電気的構成を示す回路図である。図5は接続プラグの変形例を示す図である。
【0026】 図1に示すように本実施形態におけるイヤホンマイク1は、イヤホン部2とマ イク部3を分離し、このマイク部3をリモートスイッチ部5の中に組み込んでい る。そして、このイヤホン部2を耳の中に入れたときに、リモートスイッチ部5 (マイク部3)が使用者の声を拾うために十分な近さを確保できるように、かつ 、使用時に余分な雑音を拾わないように接続線4の長さを調整する。マイク部3 を取り出して、これをイヤホン部2と適当な連結部材により連結ししてもよい。 この場合も、マイク部3が使用者の声を拾える位置に来るように注意する。イヤ ホンマイク1は、接続線4を介してリモートスイッチ部5の一方の端子側に接続 し、このリモートスイッチ部5の他方の端子側と接続プラグ12を接続線11に より接続する。
【0027】 リモートスイッチ部5には、マイク部3の他に発着信スイッチ6と終了スイッ チ7からなるリモートスイッチ8を設け、この発着信スイッチを押したときに携 帯電話機40が通話状態になり、終了スイッチ7を押したときに通話が終了する ように電気的な接続を行う(後述)。本実施形態においては、この発着信スイッ チ6の中に発光素子であるLED(発光ダイオード)10を埋め込み、呼出着信 状態(電話がかかってきた状態)ないし送受話状態(通話している状態)にこの LED10を発光させ、特に暗がり等においてリモートスイッチ7を使用者が簡 単に見つけられるようにしている。このLED10をイヤホンマイク1のイヤホ ン部2等に取り付けてもよい。本実施形態においては、リモートスイッチ部5だ けにLED10を設けたが、これ以外の箇所に設けてもよい。
【0028】 接続線11の終端には、接続端子を4個持つ4端子型の接続プラグ12を接続 し、これを携帯電話機30の差込ジャック31に差し込むことにより内蔵のイヤ ホン(スピーカー)やマイク等とイヤホンマイク1を切換接続できるようにする 。一方、接続線14から分岐する分岐線13の終端にアンテナキャップ15を取 り付け、このアンテナキャップ15は内蔵アンテナ32の先端にはめ込んで取り 付け取り外しできるように構成する。分岐線13には、アンテナ42を引き出し たときに、これに見合う十分な長さを持たせる。
【0029】 次に、図2を参照しながら、アンテナキャップ15について説明する。なお、 図2における分岐線13及びアンテナキャップ15は、理解を容易にするために 携帯電話機40等に比べて誇張した大きさで示している。本実施形態におけるア ンテナキャップ15は、柔軟性のある合成樹脂を一体成形したケーシング16の 中に、リンク部材であるワンターンコイル18を埋め込み、アンテナキャップ1 5の下部に設けた受入孔17がこのワンターンコイル18の中空部を突き抜ける ように構成する。この受入孔17の幅(直径)は、アンテナ42の幅(直径)よ り幾分小さめに構成し、アンテナ42を押し込んだときに合成樹脂の持つ柔軟性 により拡がり、その弾性復帰力によりアンテナ42を締め付けてアンテナキャッ プ15を保持するように構成する。このように構成すれば、アンテナキャップ1 5が容易にアンテナ42から外れることを防げるので好都合である。なお、本実 施形態におけるアンテナキャップ15は、アンテナ42の先端にはめ込むように 構成したが、この構成に限られるものではなく、たとえば、アンテナ42の途中 にはめ込むように構成してもよい。
【0030】 ワンターンコイル18の一方の端子に、整流用のショットキーダイオード19 を接続し、そのカソード側にフィルタ用のコンデンサ20を接続する。このショ ットキーダイオード19は、外部に設けることもできるが、他の必要部品ととも にアンテナキャップ15の中に封入するとよい。このようにすれば、ワンターン コイル18とショットキーダイオード19等をコンパクトにまとめることができ る。このショットキーダイオード19は、ワンターンコイル18を介して取り出 した呼出着信状態ないし送受話状態のときにアンテナ42上に分布する高周波電 流を整流してLED10,10に送り、これらを発光させるためのものである。 なお、本実施形態においては、1個のショットキーダイオードにより高周波電流 を半端整流するように構成したが、複数のショットキーダイオーを用いて全波整 流するように、また、2個を互いに逆方向に接続して倍電圧整流するように構成 することもできる。さらに、フィルタ用のコンデンサ20は、これを省略してス トレイキャパシティにその代役をさせてもよい。さらに、ワンターンコイル18 の代わりに高周波エネルギを拾い上げるためのアンテナを設け、ショットキーダ イオード19の下流に設けた増幅器により整流した高周波電流を増幅するように してもよい。このようにすれば、携帯電話機のアンテナ42とリング部材である アンテナが多少離れていてもLEDを発光させることができる。
【0031】 次に、図3を参照しながら、接続プラグ12について説明する。接続プラグ1 2は、接続線11に接続したプラグ基部21と、このプラグ基部21に絶縁体2 6aを介して固定したプラグ本体22から概ね構成する。プラグ本体22は、イ ヤホン接続部23とマイク接続部24及びアース接続部26から構成し、各接続 部間には絶縁体26a,26aを介在させる。リモートスイッチ接続部25は、 接続プラグ12の先端方向に開口するスカート状に形成し、その根本部分の内周 とプラグ基部21の外周部との間にねじ込み式の嵌合構造27を持たせ、これに より、両者を取り付け取り外しできるように(着脱自在)する。図3において実 線で示すリモートスイッチ接続部25は取り付けた状態を示し、その取り外しは これを回転させることにより行う。想像線で示すのは、取り外した状態のリモー トスイッチ接続部25である。
【0032】 次に、図4を参照しながら、接続プラグ12の電気的な構成について説明する 。まず、リモートスイッチ8を動作させるために、スイッチング回路を構成する 。スイッチング回路32を構成は、音声信号を通過させ直流分をカットするため のコンデンサ33と短絡用スイッチング素子(リモートスイッチと連動)8と逆 流防止用ダイオード34の部品から構成し、これらの部品を回路基板45上に取 り付けている。各部品の接続は、次のように行う。すなわち、コンデンサ33を イヤホン部2の他方の端子とアース接続部26間に直列挿入し、短絡用スイッチ ング素子8の一方の端子をこのコンデンサ33の一方の端子に接続する。そして 、短絡用スイッチング素子8の他方の端子をこの逆流防止用ダイオード34のカ ソード端子に接続し、この逆流防止用ダイオード34のアノード端子をこのコン デンサ33の他方の端子に接続する。さらに、リモートスイッチ接続部25を逆 流防止用ダイオード34のカソード端子に接続する。最後に、イヤホン28の他 方の端子をスイッチング回路32を介してアース接続部26に接続する。マイク 接続部24は、マイク部3に直結させておく。
【0033】 換言すると、イヤホン28の他方の端子とアース接続部26の間にコンデン サ33を直列接続し、イヤホン28の他方の端子とリモートスイッチ接続部25 の間に逆流防止用ダイオード34を順方向直列挿入し、このリモートスイッチ接 続部25とアース接続部26の間に短絡用スイッチング素子8を直列挿入し、こ のリモートスイッチ接続部25とこのアース接続部26の間に短絡用スイッチン グ素子8を直列挿入することにより、スイッチング回路を構成する。なお、本実 施形態においては、回路基板45上にLED10をも取り付け、この回路基板4 5をリモートスイッチ部5の中に組み込んでいる。
【0034】 このように構成すると、この回路は次のように動作する。すなわち、4端子 型の場合に短絡用スイッチング素子8が開いた(オフ)状態にあっては、イヤホ ン部28の他方の端子は音声信号を通過させ直流分をカットするためのコンデン サ33を介してアース接続部26に接続している。つまり、直流的には、アース に接続していない。ここで、短絡用スイッチング素子8を閉じるとコンデンサ3 3が短絡して、他方の端子がアースと直流的に接続する。これと同時に、リモー トスイッチ接続部25もアースと短絡する。リモートスイッチ接続部25には携 帯電話機側から直流電圧が加えられているので、この短絡による直流電圧の変化 を読み取って発着信のオンオフを行う。次に、リモートスイッチ部25を取り外 して3端子型に変換した場合について説明する。この場合も、短絡用スイッチン グ素子8が開いた状態にあってはイヤホン部28の他方の端子はアースと直流的 に接続しておらず、閉じることにより直流的に接続する。リモートスイッチ部2 5は携帯電話機本体に対して中立状態となり、スイッチングに影響を与えない。 3端子型の携帯電話の場合は、イヤホン接続部23の電圧変化を読み取って発着 信のオンオフを行う。
【0035】 ここで、本実施形態の変形例について説明する。ここでは、逆流防止用ダイオ ード34を省略し、その両端を2点鎖線で示すように短絡させている。このよう に逆流防止用ダイオード34省略できるのは、次の場合である。すなわち、4端 子型の携帯電話機40には、携帯電話機40内蔵のスピーカー(イヤホン)の電 気的な接続に関して2種類ある。それは、そのスピーカー端子の一方が直流的に アースされているかいないかの違いによるものである。すなわち、前者の場合に おいて逆流防止用ダイオード34が省略された場合は、短絡用スイッチング素子 8(図4)の開閉に拘わらずリモートスイッチ接続部25が2点鎖線の部分を通 り、イヤホン部28とイヤホン接続部23を介して携帯電話機40の内部で直流 的にアースされることになる。このことは、短絡用スイッチング素子8を閉じて リモートスイッチ部25をアース接続部26に接続させたのと同じことになるの で、リモートスイッチが動作してしまうことになる。この場合は、逆流防止用ダ イオード34を省略することができない。一方、後者すなわちスピーカー端子の 一方が直流的にアースされていない場合は、そのような問題がないので逆流防止 用ダイオード34を省略して部品点数を少なくすることができる。
【0036】 次に、接続プラグ12の変形例について、図5を参照しながら説明する。符号 60が示すのは、プラグ基部である。プラグ基部60の内壁にネジ山67を切リ 、このネジ山67と第1のプラグ本体61のネジ部67又は第2のプラグ本体6 3のネジ部64を選択的に取り付け取り外しできるように構成している。すなわ ち、4端子型の接続プラグを選択するときには第1のプラグ本体61を、3端子 型の接続プラグを選択するときには第2のプラグ本体63を、それぞれ取り付け ることにより、必要な接続プラグ12を得ることができる。なお、電気的構成に ついては、先の実施形態におけるものと同じなので、重複を避けるために本項に おける説明を省略する。
【0037】
【考案の効果】
本考案に係る所在認知装置付き携帯電話機用イヤホンマイクを使用すると、暗 がり等においてイヤホンマイク(リモートスイッチ部)がどこにあるのか容易に 見つけられるようになる。また、本考案に係る接続プラグを使用すると、携帯電 話機の種類に対応していちいち接続プラグを選択しければならないという煩わし さがなくなる。
【提出日】平成9年11月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【000
【考案の属する技術分野】
この考案は、携帯電話機用イヤホンマイクとその接続プラグの改良に関するも のである。より詳しくは、あらゆる携帯電話機に接続しうる汎用性のある接続プ ラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、PHS(パーソナルハンディホン)、自動車電話機等の移動通信 用に用いる電話機(本明細書において「携帯電話機」と総称する)は、その携帯 性が故に広く普及し、連絡やデータ通信等になくてはならないものになりつつあ る。しかし、このような携帯電話機といえど、問題がないわけではない。すなわ ち、携帯電話機の使用者は呼出音により呼出着信があることを知るわけであるが 、この呼出音は騒音によって消されないように比較的高い音域のものが用いられ る。この呼出音が電車やバス等の中で発せられると、使用者の周りにいる人々に 不快な思いをさせることが多い。また、通話相手の声が聞き取りにくいときに、 携帯電話機の使用者の声が無意識のうちに大きくなってしまうことが多い。この ようなことは、聞きたくもない話を聞かされる他人にとって決して愉快なもので はない。
【0003】 そこで、図5に符号50が示すイヤホンとマイクの機能を兼ね備えたイヤホン マイクと呼ばれるものが登場した。このイヤホンマイク50を使用すれば、携帯 電話機60をポケットや鞄の中に入れたまま、イヤホン51とマイク52を用い て通話できるようになっている。このイヤホンマイク51を使えば、内蔵スピー カーを鳴らす必要がなくなるので呼出着信音を使用者の周りにいる人々に聞かせ ることがない。さらに、イヤホン51の効果により周囲の雑音を取り除けるので 通話相手の声を聞き取りやすくなるとともに使用者の口元近くにマイク52を位 置させることができるので使用者が大きな声を出す必要もなくなる。
【000】 このようにたいへん便利なイヤホンマイク50ではあるが、このイヤホンマイ ク50と携帯電話機を接続するための接続プラグ55の改良が望まれていた。現 行のヘッドホンマイク50用接続プラグ55には3端子型と4端子型がある。こ れらは、携帯電話機の種類に対応して用意されたものであり、需用者は、自分が 持つ携帯電話機の種類に応じて3端子型又は4端子型を選択して購入する。しか し、この選択が往々にして間違えている場合が多く、そのような場合は、せっか く購入したイヤホンプラグが無駄になってしまう。販売店にしても、2種類のイ ヤホンプラグを用意しなければならないので在庫管理に手間がかかる等の問題が あった。
【000】 本考案が解決しようとする課題は、接続プラグ55を汎用性のあるものにして 、3端子型であると4端子型であるとを問わずに使用できるようにすることにあ る。
【000
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために考案者は、3端子型と4端子型の何れにも適用 するように接続プラグ55を改良した。本考案は、このような観点からなされた ものである。
【000】 請求項に記載した考案に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含み、この接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部 に取り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤホンの一方の端子に接 続されるイヤホン接続部とマイクの一方の端子に接続されるマイク接続部とスイ ッチング回路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部とアース端子に 接続されるアース接続部とを含むものである。このイヤホンマイクの大きな特徴 は、接続プラグに汎用性を持たせた点にある。
【000】 すなわち、リモートスイッチ接続部をプラグ本体に対して着脱自在又は進退自 在に構成するとともに、イヤホンの他方の端子とアース接続部の間に音声信号を 通過させ直流分をカットするためのコンデンサを直列挿入し、かつ、リモートス イッチと連動する短絡用短絡用スイッチング素子をこのコンデンサの両端子に並 列接続したことを特徴とするものである。
【000】 このように構成すれば、接続プラグに汎用性を持たせられるので、前述した課 題を解決できる。すなわち、リモートスイッチ接続部をプラグ本体から取り外し たりその中に押し込んだりして、4端子型の接続プラグを3端子型のものに変換 することができる。逆に、3端子型の接続プラグを4端子型のものに変換する場 合は、リモートスイッチ接続部をプラグ本体に取り付けたりその中から引き出し たりすればよい。なお、本明細書における「着脱自在」は、リモートスイッチ接 続部をプラグ本体から取り外したり、逆にこれに取り付けたりできる、というこ とであり、その着脱方法に何らの制限もない。そのようなものとして、たとえば 、はめ込み式やねじ込み式のものがある。また、「進退自在」は、4端子型とし て使用する場合の位置と3端子型として使用する場合の位置(差し込んだときに 邪魔にならない位置)の間で取り外さずに移動させられる、ということである。 そのようなものとして、たとえば、プラグ基部の中にリモートスイッチ接続部を 押し込められるような構造や、プラグ本体に対してリモートスイッチ接続部が花 びらのように開閉したりする構造などがある。
【0010】 請求項に記載した考案に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含むものであり、このイヤホンマイクの大きな特徴は、請 求項3の場合と同様に接続プラグに汎用性を持たせた点にある。
【0011】 すなわち、接続プラグを、プラグ基部と、このプラグ基部に着脱自在かつ選択 的に取り付ける第1及び第2のプラグ本体から構成するとともに、このプラグ基 部に、音声信号を通過させ直流分をカットするためのコンデンサと、このコンデ ンサの両端子に並列接続した前記リモートスイッチと連動する短絡用短絡用スイ ッチング素子を設け、このコンデンサの一方の端子を前記イヤホンの他方の端子 に接続し、この第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続部とリモート スイッチ接続部とアース接続部から構成し、この第2のプラグ本体を、イヤホン 接続部とマイク接続部とアース接続部から構成している。このプラグ基部に前記 第1のプラグを取り付けたときに、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接 続部に、マイクの一方の端子がマイク接続部に、コンデンサの他方の端子がアー ス接続部に、それぞれ接続されるように構成するとともに、プラグ基部に第2の プラグを取り付けたときに、イヤホンの一方の端子がイヤホン接続部に、マイク の一方の端子がマイク接続部に、コンデンサの他方の端子がアース接続部に、そ れぞれ接続されるように構成したことに特徴がある。
【0012】 このように構成することにより、接続プラグに汎用性を持たせられるので前述 した課題を解決できる。請求項においては、リモートスイッチ接続部だけを着 脱自在に構成したが、ここでは、プラグ本体を着脱自在に構成しプラグ本体を交 換することにより接続プラグの汎用性を実現した。つまり、プラグ基部に第1の プラグ本体を取り付ければ4端子型の接続プラグが出来上がり、第2のプラグ本 体を取り付ければ3端子型の接続プラグが出来上かる。
【0013】 請求項に記載した発明に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含み、この接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部 に取り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤホンの一方の端子に接 続されるイヤホン接続部とマイクの一方の端子に接続されるマイク接続部とスイ ッチング回路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部とアース端子に 接続されるアース接続部とを含むものである点、及び、リモートスイッチ接続部 を、プラグ本体に対して着脱自在又は進退自在に構成するとともに、前記イヤホ ンの他方の端子を前記スイッチング回路を介して前記アース接続部に接続した点 において、請求項と基本的に同じ構成を有し、その範囲において同じ作用効果 を奏するものである。その大きな特徴は、接続プラグに汎用性を持たせたことと 、スイッチング回路に逆流防止用ダイオードを設けことにある。
【0014】 すなわち、スイッチング回路を、音声信号を通過させ直流分をカットするため のコンデンサとこのリモートスイッチと連動する短絡用スイッチング素子と逆流 防止用ダイオードから構成し、イヤホンの他方の端子とこのアース接続部の間に このコンデンサを直列接続し、このイヤホンの他方の端子とこのリモートスイッ チ接続部の間にこの逆流防止用ダイオードを順方向直列挿入し、このリモートス イッチ接続部とこのアース接続部の間にこの短絡用スイッチング素子を直列挿入 したことを特徴とするものである。
【0015】 このようにスイッチング回路に逆流防止用ダイオードを設けたことにより、電 気的な意味において3端子型と4端子型を区別する必要が全くなくなるので、接 続プラグの汎用性をより高めることができる。その理由については、考案の実施 の形態の欄において詳しく説明する。
【0016】 請求項に記載した発明に係る携帯電話機用イヤホンマイクは、送受用アンテ ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマ イクとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設けた送受話制御用のリ モートスイッチと、を含む点、及び、この接続プラグを、プラグ基部と、このプ ラグ基部に着脱自在かつ選択的に取り付ける第1及び第2のプラグ本体から構成 する点について、請求項に記載したものと基本的に同じ構成を有し、その範囲 において同じ作用効果を奏するものである。その特徴は、プラグ基部に逆流防止 用ダイオードを追加した点にある。
【0017】 すなわち、プラグ基部に、音声信号を通過させ直流分をカットするためのコン デンサと前記リモートスイッチと連動する短絡用スイッチング素子と逆流防止用 ダイオードを設け、このコンデンサの一方の端子をイヤホンの他方の端子に、こ のコンデンサの一方の端子にこの逆流防止用ダイオードのアノード端子に、この 逆流防止用ダイオードのカソード端子をこの短絡用スイッチング素子の一方の端 子に、この短絡用スイッチング素子の他方の端子をこのコンデンサの他方の端子 に、それぞれ接続し、この第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続部 とリモートスイッチ接続部とアース接続部から構成し、この第2のプラグ本体を 、イヤホン接続部とマイク接続部とアース接続部から構成し、このプラグ基部に この第1のプラグを取り付けたときに、このイヤホンの一方の端子がこのイヤホ ン接続部に、このマイクの一方の端子がこのマイク接続部に、このコンデンサの 他方の端子がこのアース接続部に、この短絡用スイッチング素子の他方の端子が このリモートスイッチ接続部に、それぞれ接続するように構成するとともに、こ のプラグ基部にこの第2のプラグを取り付けたときに、この記イヤホンの一方の 端子がこのイヤホン接続部に、このマイクの一方の端子がこのマイク接続部に、 このコンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それぞれ接続するように構 成したことを特徴とするものである。
【0018】 このようにスイッチング回路に逆流防止用ダイオードを設けたことにより、請 求項5の場合と同様に、電気的な意味において3端子型と4端子型を区別する必 要が全くなくなるので、接続プラグの汎用性をより高めることができる。その理 由については、考案の実施の形態の欄において詳しく説明する。
【0019
【考案の実施の形態】 次に、図面を参照しながら本考案の実施の形態(以下、「本実施形態」という 。)について説明する。図1は本考案に係るイヤホンマイクの概略図であり、図 2は図1の部分拡大図である。図3は接続プラグの部分破断図であり、図4は、 電気的構成を示す回路図である。図5は接続プラグの変形例を示す図である。
【0020】 図1に示すように本実施形態におけるイヤホンマイク1は、イヤホン部2とマ イク部3を分離し、このマイク部3をリモートスイッチ部5の中に組み込んでい る。そして、このイヤホン部2を耳の中に入れたときに、リモートスイッチ部5 (マイク部3)が使用者の声を拾うために十分な近さを確保できるように、かつ 、使用時に余分な雑音を拾わないように接続線4の長さを調整する。マイク部3 を取り出して、これをイヤホン部2と適当な連結部材により連結してもよい。こ の場合も、マイク部3が使用者の声を拾える位置に来るように注意する。イヤホ ンマイク1は、接続線4を介してリモートスイッチ部5の一方の端子側に接続し 、このリモートスイッチ部5の他方の端子側と接続プラグ12を接続線11によ り接続する。
【0021】 リモートスイッチ部5には、マイク部3の他に発着信スイッチ6と終了スイッ チ7からなるリモートスイッチ8を設け、この発着信スイッチを押したときに携 帯電話機40が通話状態になり、終了スイッチ7を押したときに通話が終了する ように電気的な接続を行う(後述)。本実施形態においては、この発着信スイッ チ6の中に発光素子であるLED(発光ダイオード)10を埋め込み、呼出着信 状態(電話がかかってきた状態)ないし送受話状態(通話している状態)にこの LED10を発光させ、特に暗がり等においてリモートスイッチ7を使用者が簡 単に見つけられるようにしている。このLED10をイヤホンマイク1のイヤホ ン部2等に取り付けてもよい。本実施形態においては、リモートスイッチ部5だ けにLED10を設けたが、これ以外の箇所に設けてもよい。
【0022】 接続線11の終端には、接続端子を4個持つ4端子型の接続プラグ12を接続 し、これを携帯電話機30の差込ジャック31に差し込むことにより内蔵のイヤ ホン(スピーカー)やマイク等とイヤホンマイク1を切換接続できるようにする 。一方、接続線14から分岐する分岐線13の終端にアンテナキャップ15を取 り付け、このアンテナキャップ15は内蔵アンテナ32の先端にはめ込んで取り 付け取り外しできるように構成する。分岐線13には、アンテナ42を引き出し たときに、これに見合う十分な長さを持たせる。
【0023】 次に、図2を参照しながら、アンテナキャップ15について説明する。なお、 図2における分岐線13及びアンテナキャップ15は、理解を容易にするために 携帯電話機40等に比べて誇張した大きさで示している。本実施形態におけるア ンテナキャップ15は、柔軟性のある合成樹脂を一体成形したケーシング16の 中に、リンク部材であるワンターンコイル18を埋め込み、アンテナキャップ1 5の下部に設けた受入孔17がこのワンターンコイル18の中空部を突き抜ける ように構成する。この受入孔17の幅(直径)は、アンテナ42の幅(直径)よ り幾分小さめに構成し、アンテナ42を押し込んだときに合成樹脂の持つ柔軟性 により拡がり、その弾性復帰力によりアンテナ42を締め付けてアンテナキャッ プ15を保持するように構成する。このように構成すれば、アンテナキャップ1 5が容易にアンテナ42から外れることを防げるので好都合である。なお、本実 施形態におけるアンテナキャップ15は、アンテナ42の先端にはめ込むように 構成したが、この構成に限られるものではなく、たとえば、アンテナ42の途中 にはめ込むように構成してもよい。
【0024】 ワンターンコイル18の一方の端子に、整流用のショットキーダイオード19 を接続し、そのカソード側にフィルタ用のコンデンサ20を接続する。このショ ットキーダイオード19は、外部に設けることもできるが、他の必要部品ととも にアンテナキャップ15の中に封入するとよい。このようにすれば、ワンターン コイル18とショットキーダイオード19等をコンパクトにまとめることができ る。このショットキーダイオード19は、ワンターンコイル18を介して取り出 した呼出着信状態ないし送受話状態のときにアンテナ42上に分布する高周波電 流を整流してLED10,10に送り、これらを発光させるためのものである。 なお、本実施形態においては、1個のショットキーダイオードにより高周波電流 を半端整流するように構成したが、複数のショットキーダイオーを用いて全波整 流するように、また、2個を互いに逆方向に接続して倍電圧整流するように構成 することもできる。さらに、フィルタ用のコンデンサ20は、これを省略してス トレイキャパシティにその代役をさせてもよい。さらに、ワンターンコイル18 の代わりに高周波エネルギを拾い上げるためのアンテナを設け、ショットキーダ イオード19の下流に設けた増幅器により整流した高周波電流を増幅するように してもよい。このようにすれば、携帯電話機のアンテナ42とリング部材である アンテナが多少離れていてもLEDを発光させることができる。
【0025】 次に、図3を参照しながら、接続プラグ12について説明する。接続プラグ1 2は、接続線11に接続したプラグ基部21と、このプラグ基部21に絶縁体2 6aを介して固定したプラグ本体22から概ね構成する。プラグ本体22は、イ ヤホン接続部23とマイク接続部24及びアース接続部26から構成し、各接続 部間には絶縁体26a,26aを介在させる。リモートスイッチ接続部25は、 接続プラグ12の先端方向に開口するスカート状に形成し、その根本部分の内周 とプラグ基部21の外周部との間にねじ込み式の嵌合構造27を持たせ、これに より、両者を取り付け取り外しできるように(着脱自在)する。図3において実 線で示すリモートスイッチ接続部25は取り付けた状態を示し、その取り外しは これを回転させることにより行う。想像線で示すのは、取り外した状態のリモー トスイッチ接続部25である。
【0026】 次に、図4を参照しながら、接続プラグ12の電気的な構成について説明する 。まず、リモートスイッチ8を動作させるために、スイッチング回路を構成する 。スイッチング回路32を、音声信号を通過させ直流分をカットするためのコン デンサ33と短絡用スイッチング素子(リモートスイッチと連動)8と逆流防止 用ダイオード34の部品から構成し、これらの部品を回路基板45上に取り付け ている。各部品の接続は、次のように行う。すなわち、コンデンサ33をイヤホ ン部2の他方の端子とアース接続部26間に直列挿入し、短絡用スイッチング素 子8の一方の端子をこのコンデンサ33の一方の端子に接続する。そして、短絡 用スイッチング素子8の他方の端子をこの逆流防止用ダイオード34のカソード 端子に接続し、この逆流防止用ダイオード34のアノード端子をこのコンデンサ 33の他方の端子に接続する。さらに、リモートスイッチ接続部25を逆流防止 用ダイオード34のカソード端子に接続する。最後に、イヤホン28の他方の端 子をスイッチング回路32を介してアース接続部26に接続する。マイク接続部 24は、マイク部3に直結させておく。
【0027】 換言すると、イヤホン28の他方の端子とアース接続部26の間にコンデン サ33を直列接続し、イヤホン28の他方の端子とリモートスイッチ接続部25 の間に逆流防止用ダイオード34を順方向直列挿入し、このリモートスイッチ接 続部25とアース接続部26の間に短絡用スイッチング素子8を直列挿入し、こ のリモートスイッチ接続部25とこのアース接続部26の間に短絡用スイッチン グ素子8を直列挿入することにより、スイッチング回路を構成する。なお、本実 施形態においては、回路基板45上にLED10をも取り付け、この回路基板4 5をリモートスイッチ部5の中に組み込んでいる。
【0028】 このように構成すると、この回路は次のように動作する。すなわち、4端子 型の場合に短絡用スイッチング素子8が開いた(オフ)状態にあっては、イヤホ ン部28の他方の端子は音声信号を通過させ直流分をカットするためのコンデン サ33を介してアース接続部26に接続している。つまり、直流的には、アース に接続していない。ここで、短絡用スイッチング素子8を閉じるとコンデンサ3 3が短絡して、他方の端子がアースと直流的に接続する。これと同時に、リモー トスイッチ接続部25もアースと短絡する。リモートスイッチ接続部25には携 帯電話機側から直流電圧が加えられているので、この短絡による直流電圧の変化 を読み取って発着信のオンオフを行う。次に、リモートスイッチ部25を取り外 して3端子型に変換した場合について説明する。この場合も、短絡用スイッチン グ素子8が開いた状態にあってはイヤホン部28の他方の端子はアースと直流的 に接続しておらず、閉じることにより直流的に接続する。リモートスイッチ部2 5は携帯電話機本体に対して中立状態となり、スイッチングに影響を与えない。 3端子型の携帯電話の場合は、イヤホン接続部23の電圧変化を読み取って発着 信のオンオフを行う。
【0029】 ここで、本実施形態の変形例について説明する。ここでは、逆流防止用ダイオ ード34を省略し、その両端を2点鎖線で示すように短絡させている。このよう に逆流防止用ダイオード34を省略できるのは、次の場合である。すなわち、4 端子型の携帯電話機40には、携帯電話機40内蔵のスピーカー(イヤホン)の 電気的な接続に関して2種類ある。それは、そのスピーカー端子の一方が直流的 にアースされているかいないかの違いによるものである。すなわち、前者の場合 において逆流防止用ダイオード34が省略された場合は、短絡用スイッチング素 子8(図4)の開閉に拘わらずリモートスイッチ接続部25が2点鎖線の部分を 通り、イヤホン部28とイヤホン接続部23を介して携帯電話機40の内部で直 流的にアースされることになる。このことは、短絡用スイッチング素子8を閉じ てリモートスイッチ部25をアース接続部26に接続させたのと同じことになる ので、リモートスイッチが動作してしまうことになる。この場合は、逆流防止用 ダイオード34を省略することができない。一方、後者すなわちスピーカー端子 の一方が直流的にアースされていない場合は、そのような問題がないので逆流防 止用ダイオード34を省略して部品点数を少なくすることができる。
【0030】 次に、接続プラグ12の変形例について、図5を参照しながら説明する。符号 60が示すのは、プラグ基部である。プラグ基部60の内壁にネジ山67を切り 、このネジ山67と第1のプラグ本体61のネジ部67又は第2のプラグ本体6 3のネジ部64を選択的に取り付け取り外しできるように構成している。すなわ ち、4端子型の接続プラグを選択するときには第1のプラグ本体61を、3端子 型の接続プラグを選択するときには第2のプラグ本体63を、それぞれ取り付け ることにより、必要な接続プラグ12を得ることができる。なお、電気的構成に ついては、先の実施形態におけるものと同じなので、重複を避けるために本項に おける説明を省略する。
【0031
【考案の効果】
本考案に係る携帯雷話機用イヤホンマイクを使用すると、携帯電話機の種類に 対応していちいち接続プラグを選択しなければならないという煩わしさがなくな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るイヤホンマイクの概略図であ
る。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 接続プラグの部分破断図である。
【図4】 電気的構成を示す回路図である。
【図5】 接続プラグの変形例を示す図である。
【図6】 従来のイヤホンマイクを示す図である。
【符号の説明】
1 イヤホンマイク 2 イヤホン部 3 マイク部 4 接続線 5 リモートスイッチ部 6 発着信スイッチ 7 終了スイッチ 10 LED(発光素子) 11 接続線 12 接続プラグ 13 分岐線 15 アンテナキャップ 16 ケーシング 17 受入孔 18 ワンターンユイル 19 ショットキーD(整流) 20 コンデンサ 21 プラグ基部 22 プラグ本体 23 イヤホン接続部 24 マイク接続部 25 リモートスイッチ部 26 アース接続部 27 嵌合構造 28 イヤホン 29 コンデンサ 31 差込ジャック 32 スイッチング回路 33 コンデンサ 34 逆流防止用ダイオート 40 携帯電話機 41 差込ジャック 42 アンテナ
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 携帯電話機用イヤホンマイクの接続プ
ラグ
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含み、 前記接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部に
取り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤ
ホンの一方の端子に接続されるイヤホン接続部とマイク
の一方の端子に接続されるマイク接続部とスイッチング
回路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部
とアース端子に接続されるアース接続部とを含む携帯電
話機用イヤホンマイクにおいて、 前記リモートスイッチ接続部を前記プラグ本体に対し
て着脱自在又は進退自在に構成するとともに、前記イヤ
ホンの他方の端子と前記アース接続部の間に音声信号を
通過させ直流分をカットするためのコンデンサを直列挿
入し、かつ、前記リモートスイッチと連動する短絡用ス
イッチング素子をこのコンデンサの両端子に並列接続し
たことを特徴とする携帯電話機用イヤホンマイク。
【請求項】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含む携帯電
話機用イヤホンマイクにおいて、 前記接続プラグを、プラグ基部と、このプラグ基部に
着脱自在かつ選択的に取り付ける第1及び第2のプラグ
本体から構成するとともに、 前記プラグ基部に、音声信号を通過させ直流分をカッ
トするためのコンデンサと、このコンデンサの両端子に
並列接続した前記リモートスイッチと連動する短絡用ス
イッチング素子を設け、このコンデンサの一方の端子を
前記イヤホンの他方の端子に接続し、 前記第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接
続部とリモートスイッチ接続部とアース接続部から構成
し、 前記第2のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接
続部とアース接続部から構成し、 前記プラグ基部に前記第1のプラグを取り付けたとき
に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それ
ぞれ接続されるように構成するとともに、 前記プラグ基部に前記第2のプラグを取り付けたとき
に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それ
ぞれ接続されるように構成したことを特徴とする携帯電
話機用イヤホンマイク。
【請求項】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含み、 前記接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部に
取り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤ
ホンの一方の端子に接続されるイヤホン接続部とマイク
の一方の端子に接続されるマイク接続部とスイッチング
回路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部
とアース端子に接続されるアース接続部とを含む携帯電
話機用イヤホンマイクにおいて、 前記リモートスイッチ接続部を、前記プラグ本体に対
して着脱自在又は進退自在に構成するとともに、前記イ
ヤホンの他方の端子を前記スイッチング回路を介して前
記アース接続部に接続し、 前記スイッチング回路を、音声信号を通過させ直流分
をカットするためのコンデンサと前記リモートスイッチ
と連動する短絡用スイッチング素子と逆流防止用ダイオ
ードから構成し、 前記イヤホンの他方の端子と前記アース接続部の間に
前記コンデンサを直列接続し、このイヤホンの他方の端
子と前記リモートスイッチ接続部の間に前記逆流防止用
ダイオードを順方向直列挿入し、このリモートスイッチ
接続部と前記アース接続部の間に前記短絡用スイッチン
グ素子を直列挿入したことを特徴とする携帯電話機用イ
ヤホンマイク。
【請求項】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含む携帯電
話機用イヤホンマイクにおいて、 前記接続プラグを、プラグ基部と、このプラグ基部に
着脱自在かつ選択的に取り付ける第1及び第2のプラグ
本体から構成するとともに、 前記プラグ基部に、音声信号を通過させ直流分をカッ
トするためのコンデンサと前記リモートスイッチと連動
する短絡用スイッチング素子と逆流防止用ダイオードを
設け、 前記コンデンサの一方の端子を前記イヤホンの他方の
端子に、このコンデンサの一方の端子に前記逆流防止用
ダイオードのアノード端子に、この逆流防止用ダイオー
ドのカソード端子を前記短絡用スイッチング素子の一方
の端子に、この短絡用スイッチング素子の他方の端子を
このコンデンサの他方の端子に、それぞれ接続し、 前記第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接
続部とリモートスイッチ接続部とアース接続部から構成
し、 前記第2のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接
続部とアース接続部から構成し、 前記プラグ基部に前記第1のプラグを取り付けたとき
に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、前記
短絡用スイッチング素子の他方の端子が前記リモートス
イッチ接続部に、それそれ接続するように構成するとと
もに、 前記プラグ基部に前記第2のプラグを取り付けたとき
に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それ
ぞれ接続するように構成したことを特徴とする携帯電話
機用イヤホンマイク。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るイヤホンマイクの概略図であ
る。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 接続プラグの部分破断図である。
【図4】 電気的構成を示す回路図である。
【図5】 接続プラグの変形例を示す図である。
【図6】 従来のイヤホンマイクを示す図である。
【符号の説明】 1 イヤホンマイク 2 イヤホン部 3 マイク部 4 接続線 5 リモートスイッチ部 6 発着信スイッチ 7 終了スイッチ 10 LED(発光素子) 11 接続線 12 接続プラグ 13 分岐線 15 アンテナキャップ 16 ケーシング 17 受入孔 18 ワンターンユイル 19 ショットキーD(整流) 20 コンデンサ 21 プラグ基部 22 プラグ本体 23 イヤホン接続部 24 マイク接続部 25 リモートスイッチ部 26 アース接続部 27 嵌合構造 28 イヤホン 29 コンデンサ 31 差込ジャック 32 スイッチング回路 33 コンデンサ 34 逆流防止用ダイオート 40 携帯電話機 41 差込ジャック 42 アンテナ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イヤホンとマイクを含み、送受用アンテ
    ナを有する携帯電話機に接続プラグを介して着脱自在に
    接続される携帯電話機用イヤホンマイクにおいて、 前記イヤホンマイクは、呼出着信状態ないし送受話状態
    のときにその所在を使用者に認知させるための所在認知
    装置を含み、 前記所在認知装置は、前記イヤホンマイクに設けられた
    発光素子と、この発光素子と電気的に接続された整流用
    ダイオードと、この整流用ダイオードと前記送受用アン
    テナを高周波的にリンクするためのリンク部材を含むこ
    とを特徴とする所在認知装置付き携帯電話機用イヤホン
    マイク。
  2. 【請求項2】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
    続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
    クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
    けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含む携帯電
    話機用イヤホンマイクにおいて、 前記イヤホンマイク及び/又は前記リモートスイッチ
    は、呼出着信状態ないし送受話状態のときにそれらの所
    在を使用者に認知させるための所在認知装置を有し、 前記所在認知装置は、前記イヤホンマイク及び/又はリ
    モートスイッチに設けられた発光素子と、この発光素子
    と電気的に接続された整流用ダイオードと、この整流用
    ダイオードと前記送受用アンテナを高周波的にリンクす
    るためのリンク部材を含むことを特徴とする所在認知装
    置付き携帯電話機用イヤホンマイク。
  3. 【請求項3】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
    続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
    クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
    けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含み、 前記接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部に取
    り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤホ
    ンの一方の端子に接続されるイヤホン接続部とマイクの
    一方の端子に接続されるマイク接続部とスイッチング回
    路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部と
    アース端子に接続されるアース接続部とを含む携帯電話
    機用イヤホンマイクにおいて、 前記リモートスイッチ接続部を前記プラグ本体に対して
    着脱自在又は進退自在に構成するとともに、前記イヤホ
    ンの他方の端子と前記アース接続部の間に音声信号を通
    過させ直流分をカットするためのコンデンサを直列挿入
    し、かつ、前記リモートスイッチと連動する短絡用スイ
    ッチング素子をこのコンデンサの両端子に並列接続した
    ことを特徴とする携帯電話機用イヤホンマイク。
  4. 【請求項4】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
    続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
    クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
    けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含む携帯電
    話機用イヤホンマイクにおいて、 前記接続プラグを、プラグ基部と、このプラグ基部に着
    脱自在かつ選択的に取り付ける第1及び第2のプラグ本
    体から構成するとともに、 前記プラグ基部に、音声信号を通過させ直流分をカット
    するためのコンデンサと、このコンデンサの両端子に並
    列接続した前記リモートスイッチと連動する短絡用スイ
    ッチング素子を設け、このコンデンサの一方の端子を前
    記イヤホンの他方の端子に接続し、 前記第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続
    部とリモートスイッチ接続部とアース接続部から構成
    し、 前記第2のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続
    部とアース接続部から構成し、 前記プラグ基部に前記第1のプラグを取り付けたとき
    に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
    に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
    記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それ
    ぞれ接続されるように構成するとともに、 前記プラグ基部に前記第2のプラグを取り付けたとき
    に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
    に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
    記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それ
    ぞれ接続されるように構成したことを特徴とする携帯電
    話機用イヤホンマイク。
  5. 【請求項5】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
    続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
    クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
    けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含み、 前記接続プラグは、プラグ基部と、このプラグ基部に取
    り付けたプラグ本体を有し、このプラグ本体は、イヤホ
    ンの一方の端子に接続されるイヤホン接続部とマイクの
    一方の端子に接続されるマイク接続部とスイッチング回
    路の一方の端子に接続されるリモートスイッチ接続部と
    アース端子に接続されるアース接続部とを含む携帯電話
    機用イヤホンマイクにおいて、 前記リモートスイッチ接続部を、前記プラグ本体に対し
    て着脱自在又は進退自在に構成するとともに、前記イヤ
    ホンの他方の端子を前記スイッチング回路を介して前記
    アース接続部に接続し、 前記スイッチング回路を、音声信号を通過させ直流分を
    カットするためのコンデンサと前記リモートスイッチと
    連動する短絡用スイッチング素子と逆流防止用ダイオー
    ドから構成し、 前記イヤホンの他方の端子と前記アース接続部の間に前
    記コンデンサを直列接続し、このイヤホンの他方の端子
    と前記リモートスイッチ接続部の間に前記逆流防止用ダ
    イオードを順方向直列挿入し、このリモートスイッチ接
    続部と前記アース接続部の間に前記短絡用スイッチング
    素子を直列挿入したことを特徴とする携帯電話機用イヤ
    ホンマイク。
  6. 【請求項6】 送受用アンテナを有する携帯電話機に接
    続プラグを介して着脱自在に接続され、イヤホンとマイ
    クとこの接続プラグに接続した接続ケーブルの途中に設
    けた送受話制御用のリモートスイッチと、を含む携帯電
    話機用イヤホンマイクにおいて、 前記接続プラグを、プラグ基部と、このプラグ基部に着
    脱自在かつ選択的に取り付ける第1及び第2のプラグ本
    体から構成するとともに、 前記プラグ基部に、音声信号を通過させ直流分をカット
    するためのコンデンサと前記リモートスイッチと連動す
    る短絡用スイッチング素子と逆流防止用ダイオードを設
    け、 前記コンデンサの一方の端子を前記イヤホンの他方の端
    子に、このコンデンサの一方の端子に前記逆流防止用ダ
    イオードのアノード端子に、この逆流防止用ダイオード
    のカソード端子を前記短絡用スイッチング素子の一方の
    端子に、この短絡用スイッチング素子の他方の端子をこ
    のコンデンサの他方の端子に、それぞれ接続し、 前記第1のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続
    部とリモートスイッチ接続部とアース接続部から構成
    し、 前記第2のプラグ本体を、イヤホン接続部とマイク接続
    部とアース接続部から構成し、 前記プラグ基部に前記第1のプラグを取り付けたとき
    に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
    に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
    記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、前記
    短絡用スイッチング素子の他方の端子が前記リモートス
    イッチ接続部に、それぞれ接続するように構成するとと
    もに、 前記プラグ基部に前記第2のプラグを取り付けたとき
    に、前記イヤホンの一方の端子が前記イヤホン接続部
    に、前記マイクの一方の端子が前記マイク接続部に、前
    記コンデンサの他方の端子が前記アース接続部に、それ
    ぞれ接続するように構成したことを特徴とする携帯電話
    機用イヤホンマイク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000059618A (ko) * 1999-03-05 2000-10-05 빌 양 이어폰-마이크로폰 어댑터
JP2021145291A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 サクサ株式会社 電話装置
CN115103255A (zh) * 2022-06-13 2022-09-23 珠海市怒喵科技有限公司 耳机

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JP2021145291A (ja) * 2020-03-13 2021-09-24 サクサ株式会社 電話装置
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