JP2021145169A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化、軽量化、および高機能化を図ることができる、取り扱いの容易な撮像装置を提供すること。【解決手段】撮像装置は、第1発熱部品と第2発熱部品が実装され、前記第1発熱部品と前記第2発熱部品が異なる面に搭載された第1回路基板と、第3発熱部品を搭載する第2回路基板と、第1発熱部品に接触する第1冷却シートと、第1冷却シートを介して第1発熱部品からの熱を筐体に伝熱するための第1放熱板と、第1放熱板を空冷するファンと、第2発熱部品に接触する第2冷却シートと、第2冷却シートを介して第2発熱部品からの熱を筐体に伝熱するための第2放熱板と、第3発熱部品からの熱が伝導するように接触する第3冷却シートと、第3冷却シートを介して第3発熱部品からの熱を筐体に伝熱するための第3放熱板と、を備えている。【選択図】図14

Description

本開示は、撮像装置に関する。
撮像装置を含む電子機器の分野においては、小型化および軽量化の要望が高く、更には高機能を有する機器が求められている。高機能を有する機器を構築する構成部品には、発熱量が増加する傾向にあり、所望の機能を発揮させる為には冷却が必要となるものがある。特に、撮像装置においては、取り扱いの容易性を考慮して、小型化、軽量化、および高機能化が求められており、構成部品における発熱部品に対する冷却機構が必須の構成となっている。
従来の撮像装置においては、ファンとダクトを設けて冷却流路を装置内に形成し、発熱部品を冷却して高い機能を発揮する構成が提案されている(特許文献1、2参照)。また、発熱部材である撮像素子を回路基板より大きな面積を持つ放熱板に密着するように配設して冷却する構成が提案されている(特許文献3参照)。
特開2018−148545号公報 特開2002−329991号公報 特開2004−104632号公報
上記のように従来の撮像装置において、複数の発熱部品が実装された回路基板を冷却する場合には、ファン、ダクト、放熱板などを備えた冷却機構が設けられており、このような冷却機構が装置内部で大きな空間を占めていた。この結果、装置が大型化してしまい、装置の小型化および軽量化という課題に反するものであった。特に、商品小型化のために、回路基板の実装面積が小さくなり、また、回路基板を複数枚設けるような構成の場合には、発熱部品が回路基板の両面に実装され、複数の回路基板に点在して配設される構成となっている。このように撮像装置の小型化を目的として、複数の発熱部品が複数の回路基板に点在して実装される構成においては、従来のような冷却機構を設けた構成では、冷却機構が装置内部で更に大きな空間を占めることとなり、装置の小型化、軽量化、および取り扱いの容易性という観点において解決すべき課題が存在していた。
上記のように、撮像装置における小型化、軽量化、および高機能化を図るためには従来の撮像装置に設けられた冷却機構では未だ改善の余地がある構成であった。
従って、本開示の目的は、上記の課題を解決することであって、小型化、軽量化、および高機能化を図ることができる、取り扱いの容易な撮像装置を提供することにある。
本開示に係る一態様の撮像装置は、
吸気口と排気口とを有し、少なくとも一部が放熱部材で構成された筐体と、
前記筐体の内部に配置され、光を電気信号に変換するための撮像センサと、
前記筐体の内部に配置され、前記撮像センサからの信号を処理するための第1発熱部品と第2発熱部品が実装され、前記第1発熱部品と前記第2発熱部品が異なる面に搭載された第1回路基板と、
前記筐体の内部において前記第1回路基板と並設され、第3発熱部品を搭載する第2回路基板と、
前記第1発熱部品に接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第1冷却シートと、
前記第1冷却シートに密着して、前記第1冷却シートを介して前記第1発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第1放熱板と、
前記第1放熱板に隣接するように設けられ、前記吸気口を介して外気を取り込み、その取り込んだ外気により前記第1放熱板を空冷し、前記排気口から吹き出すファンと、
前記第3発熱部品からの熱が伝導するように接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第3冷却シートと、
前記第3冷却シートに対して密着して、前記第3冷却シートを介して前記第3発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第3放熱板と、を備える。
本開示によれば、複数の発熱部品が複数の回路基板に分散して実装された構成においても、各発熱部品に対して効率の高い冷却を行うことが可能となり、小型化、軽量化、高機能化、および取り扱いの容易性を実現することができる撮像装置を提供することができる。
本開示に係る実施の形態1のカメラの右前方の斜め上から見た斜視図 実施の形態1のカメラの左後方の斜め上から見た斜視図 実施の形態1のカメラの右前方の斜め下から見た斜視図 実施の形態1のカメラの右後方の斜め下から見た斜視図 実施の形態1のカメラの4面図、(a)平面図(天面図)、(b)正面図、(c)右側面図、(d)背面図 実施の形態1のカメラから交換レンズを取り外したカメラ本体を示す斜視図 実施の形態1におけるカメラ本体の分解斜視図 実施の形態1におけるカメラ本体ユニットを示す斜視図 図8に示したカメラ本体ユニットを更に分解した斜視図 実施の形態1におけるメイン回路基板において一部の構成要素を模式的に示す斜視図 実施の形態1におけるサブ回路基板において一部の構成要素を模式的に示す斜視図 実施の形態1におけるレンズ保持部を示す分解斜視図 図9に示した本体フレーム部を更に分解した図 実施の形態1のカメラの冷却構造を前側の斜め上から見た分解斜視図 実施の形態1のカメラの冷却構造を背面側の斜め上から見た分解斜視図 本開示に係る実施の形態2の外付け冷却ユニットを有するカメラを示す斜視図 実施の形態2における外付け冷却ユニットを示す斜視図 実施の形態2における外付け冷却ユニットを分解して示した斜視図 実施の形態2における外付け冷却ユニットによりカメラ本体に対する冷却構造を説明する図
以下、本開示の電子機器および撮像装置の具体的な実施の形態としてボックス型の一眼カメラについて添付の図面を参照しながら説明する。なお、本開示の電子機器および撮像装置は、以下の実施の形態に記載したカメラの構成に限定されるものではなく、以下の実施の形態において説明する技術的特徴を有する技術的思想と同等の技術に基づく電子機器および撮像装置の構成を含むものである。
また、以下の実施の形態において示す形状、構成などは、一例を示すものであり、発明を本開示の内容に限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、各実施の形態においては、同じ要素には同じ符号を付して、説明を省略する場合がある。
先ず始めに、本開示の撮像装置における各種態様を例示する。
本開示に係る第1の態様の撮像装置は、
吸気口と排気口とを有し、少なくとも一部が放熱部材で構成された筐体と、
前記筐体の内部に配置され、光を電気信号に変換するための撮像センサと、
前記筐体の内部に配置され、前記撮像センサからの信号を処理するための第1発熱部品と第2発熱部品が実装され、前記第1発熱部品と前記第2発熱部品が異なる面に搭載された第1回路基板と、
前記筐体の内部において前記第1回路基板と並設され、第3発熱部品を搭載する第2回路基板と、
前記第1発熱部品に接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第1冷却シートと、
前記第1冷却シートに密着して、前記第1冷却シートを介して前記第1発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第1放熱板と、
前記第1放熱板に隣接するように設けられ、前記吸気口を介して外気を取り込み、その取り込んだ外気により前記第1放熱板を空冷し、前記排気口から吹き出すファンと、
前記第3発熱部品からの熱が伝導するように接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第3冷却シートと、
前記第3冷却シートに対して密着して、前記第3冷却シートを介して前記第3発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第3放熱板と、を備える。
本開示に係る第2の態様の撮像装置は、前記の第1の態様において、前記第2発熱部品に接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第2冷却シートと、
前記第2冷却シートに対して密着して、前記第2冷却シートを介して前記第2発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第2放熱板と、を備える構成としてもよい。
本開示に係る第3の態様の撮像装置は、前記の第2の態様において、前記筐体と前記第1放熱板とを接続する熱伝導性を有する第1熱伝導シートと、前記筐体と前記第2放熱板とを接続する熱伝導性を有する第2熱伝導シートと、前記筐体と前記第3放熱板とを接続する熱伝導性を有する第3熱伝導シートと、を備える構成としてもよい。
本開示に係る第4の態様の撮像装置は、前記の第2または第3の態様において、前記第1放熱板にヒートシンクが設けられ、前記ファンからの外気が前記ヒートシンクの放熱フィンに吹き付けられて前記排気口から吹き出されるように構成されてもよい。
本開示に係る第5の態様の撮像装置は、前記の第2から第4の態様におけるいずれかの態様において、前記ファンと前記撮像センサとの間にファンダクトカバーの仕切り板が配設され、前記撮像センサ、前記ファンダクトカバー、前記ファン、前記第1回路基板、および前記第2回路基板の順に配設されて、前記第1放熱板が前記ファンと前記第1回路基板との間に配設され、前記第2放熱板と前記第3放熱板が前記第1回路基板と前記第2回路基板との間に配設されてもよい。
本開示に係る第6の態様の撮像装置は、前記の第1から第5の態様におけるいずれかの態様において、放熱部材で構成された前記筐体の少なくとも一部に取り付けられ、電流を流すと吸熱面と発熱面となる熱電素子を備えた外付け冷却ユニットが設けられてもよい。
本開示に係る第7の態様の撮像装置は、前記の第6の態様において、前記吸熱面からの空気が前記吸気口に供給されるとともに、放熱部材で構成された前記筐体の少なくとも一部を冷却するように構成され、前記発熱面からの空気が前記吸気口に供給されないように構成されてもよい。
本開示に係る第8の態様の撮像装置は、前記の第1から第5の態様におけるいずれかの態様において、前記筐体が略6面体形状を有し、当該撮像装置を他の部材に固定するための少なくとも4面に固定部材を設けてもよい。
本開示に係る第9の態様の撮像装置は、前記の第8の態様における略6面体形状の前記筐体において、レンズが装着される前面を含む3面で構成されるコーナー部分が当該3面に対して斜めとなる面を有し、当該コーナー部分にタリーライトが配設されてもよい。
本開示に係る第10の態様の撮像装置は、前記の第8または第9の態様における略6面体形状の前記筐体において、レンズが装着される前面の反対側の背面を含む3面で構成されるコーナー部分に各種端子が配設され、当該各種端子が端子カバーにより保護されるように構成されてもよい。
(実施の形態1)
以下、本開示に係る実施の形態1の撮像装置であるボックス型の一眼カメラについて、図面を参照しながら説明する。実施の形態1のカメラには、モニタが設けられておらず、信号伝送ケーブルを介して接続された外部のパーソナルコンピュータなどで構成される別体の制御ユニットにおいて設定制御、駆動制御、および画像表示などの各種信号処理が行われる構成である。また、実施の形態1のカメラは、同じ構成の複数のカメラを同期して使用することが可能であり、パノラマ映像、3次元映像などの各種映像を高精細で処理することが可能である。更に、実施の形態1のカメラは、小型、軽量であり、遠隔操作することが可能な構成であるため、無人の航空機に搭載して撮影動作を行うことが可能である。
図1から図4は、実施の形態1のボックス型のカメラ1を4方向から見た斜視図である。図1はカメラ1の右前方の斜め上から見た斜視図である。図2はカメラ1の左後方の斜め上から見た斜視図である。図3はカメラ1の右前方の斜め下から見た斜視図である。図4はカメラ1の右後方の斜め下から見た斜視図である。
図1から図4においては、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を示しており、実施の形態1のカメラ1における前後方向(X方向)、左右方向(Y方向)、上下方向(Z方向)をX軸、Y軸、Z軸を用いて説明する。実施の形態1のカメラ1の説明においては、カメラ本体2に対して交換レンズ3が装着される側(被写体側)を前側とし、カメラ1を前側から見て右側および左側と規定する。なお、以下の説明において、単に、X方向、Y方向、またはZ方向と記載した場合には、それぞれの軸方向であり、逆向きの2方向を含む。また、X軸の正方向と特定した場合には後ろ側から前側への一方向であり、Y軸の正方向と特定した場合には右側から左側への一方向であり、Z軸の正方向と特定した場合には下側から上側への一方向である。
図1から図4に示すように、交換レンズ3が装着されるカメラ本体2が、略6面体形状を有しており、実施の形態1においては、略正方体のボックス型の形状を有している。カメラ本体2には、各種操作を行うための複数のファンクションボタン4およびジョグダイヤル5などが設けられている。また、各種アクセサリーを装着するためのアクセサリーシュー6、制御信号および画像信号などの各種電気信号のための入出力端子、およびカメラ本体2を固定するための固定手段、例えば、ネジ穴(回転止め用係合穴を含む)7などが形成されている。実施の形態1のカメラ本体2の固定手段としてのネジ穴7は、カメラ本体2の上下左右の4面(天面、底面、左面、右面)における複数箇所に設けられている。このため、カメラ本体2は、上下左右のいずれの面にも固定するためのフレームに取り付けることが可能となり、撮影角度の許容範囲を広いものとしている。詳細な構成は後述する。
図1に示すように、実施の形態1のカメラ1は、カメラ本体2の右側面に上下に長い縦長の開口である排気口9が形成されている。また、図2に示すように、カメラ本体2の左側面には上下に長い縦長の開口である吸気口8が形成されている。カメラ本体2の内部にはファン56(図13参照)が設けられており、吸気口8から取り入れられた外気がカメラ本体2の内部の冷却流路を通り、排気口9から排気される構成である。実施の形態1のカメラ本体2においては、吸気口8から取り入れられた空気が放熱部材などに直接接触して冷却する強制冷却構造と、放熱部材が外気に接触して冷却される自然冷却構造とを、有している。強制冷却構造および自然冷却構造の詳細な構成に関しては後述する。
[外観構成]
図5は、実施の形態1のカメラ1の4面図であり、(a)が平面図(天面図)、(b)が正面図(前面図)、(c)が右側面図、(d)が背面図である。
図5の各図から理解できるように、実施の形態1におけるカメラ本体2の筐体の外観形状としては6面体で構成される略正方体のボックス形状であるが、6面体を構成する主要な6面における2面の境界部分は、それぞれの2面に対して斜めとなる斜面により構成されている。また、主要な3面の境界となる8つのコーナー部分においても、それぞれの3面に対して斜めとなる斜面により構成されている。
図5の(a)の平面図に示すように、カメラ1の天面と側面との境界である斜面部分には、各種のファンクション機能を有する複数のファンクションボタン4が設けられている。実施の形態1のカメラ1においては、複数のファンクションボタン4が当該カメラ1における各種機能のための設定、調整などを行う機能を有するものであるが、ここではその機能の詳細については省略する。
実施の形態1のカメラ1の天面には、当該カメラ1に対する各種設定を行うためのジョグダイヤル5、マイクロホンアダプターやフラッシュなどのアクセサリー部品を装着するためのアクセサリーシュー6が設けられている。また、カメラ1を他の保持機材、例えば固定するためのフレームに固定するための複数のネジ穴(雌ネジ)7が設けられている。実施の形態1の構成においては、3個のネジ穴7がY方向(左右方向)に一定間隔を有して一列に配設されている。
図5の(b)の正面図に示すように、カメラ本体2の前面側には略正方形の略中央に交換レンズ3が装着される構成である。交換レンズ3のカメラ本体2への装着方法としては、交換レンズ3を回転させて固定するバヨネット式を用いている。但し、本開示の撮像装置においては、この装着方法に限定されるものではなく、一般的に用いられる他の装着方法を適用してもよい。カメラ本体2の正面側には交換レンズ3を取り囲むように電源スイッチ11、レンズ取り外しボタン12、および複数のファンクションボタン4が設けられている。
カメラ1の動作状況を表示するタリーライト10は、主要な3面の境界となるコーナー部分に設けられており、少なくとも3方向から目視可能な位置に配置されている。実施の形態1におけるカメラ本体2においては、タリーライト10が前面、天面、および右側面の3面の境界となるコーナー部分に配設されている。即ち、カメラ本体2の略6面体形状の筐体において、交換レンズ3が装着される前面を含む3面で構成されるコーナー部分が当該3面に対して斜めとなる面を有しており、このコーナー部分にタリーライト10が配設されている。カメラ1は、固定手段である複数のネジ穴7が、天面、底面、左側面、および右側面に設けられているため、カメラ1の取り付け位置を変えることにより、前方側は勿論、上下、左右のいずれの方向からもカメラ1の動作状況をタリーライト10の表示状態により確認することが可能となる。実施の形態1におけるカメラ1の固定手段は、天面、底面、左側面、および右側面の4面に設けられた例で説明するが、本開示はこの構成に限定されるものではなく、カメラ本体2の略6面体形状の筐体において、当該撮像装置1を他の部材に固定するための少なくとも4面に固定手段としての固定部材が設けられていればよい。
図5の(c)はカメラ1の右側面の構成を示すものであるが、制御端子13、電源入力端子14が表出するように端子カバー18、19(図1参照)が取り外された状態を示している。また、図5の(c)の右側面図においては、カードスロット15、16を表出するように、カード扉開閉ボタン17が操作されてカード扉20(図1参照)が開いた状態を示している。図5の(c)に示すように、カメラ1の右側面には、縦長の開口である排気口9が形成されており、その排気口9に隣接するように2つのカードスロット15、16が設けられている。カードスロット15、16にはメモリカードが挿入される。
また、カメラ1の右側面においては、端子カバー19を取り外すことにより電源入力端子14が表出する構成である。図5の(c)および(d)に示すように、端子カバー19が右側面と背面と底面との境界部分であるコーナー部分に配設されているため、端子カバー19を取り外すことにより、電源入力端子14に接続される電源入力ケーブル(図示なし)をカメラ1の右側面側、背面側、および底面側のいずれの面側からも導出可能な構成となる。
図5の(d)はカメラ1の背面の構成を示すものであるが、外部機器との各種信号の送受信などを行うための各種接続端子38が設けられている。カメラ1の背面側に設けられている各種接続端子38としては、例えば、SDI、Time Code、Gen Lock、USB、HDMI(登録商標)、Eathernet、オーディオ入出力などである。また、カメラ1の背面には、バッテリーを装着するための凹空間であるバッテリー装着部21が形成されている。
実施の形態1のカメラ1の背面側には、上記のように各種接続端子38が設けられており、これらの接続端子38は不使用時に端子カバー22、23、24により覆われており、防滴状態となるように構成されている。カメラ1に設けられた全ての端子カバー18、19、22、23、24は、カメラ本体2に対して着脱可能な構成を有し、装着時の防滴効果が確保されている。
前述のように、実施の形態1のカメラ1においては、カメラ本体2の背面と底面と右側面との境界にある右下コーナー部分に電源入力端子14の端子カバー19が設けられており(図1および図3参照)、カメラ本体2の背面と底面と左側面との境界にある左下コーナー部分に外部機器との信号伝送を行うための接続端子38の端子カバー24が設けられている(図2参照)。即ち、カメラ1の背面側の下側にある左右のコーナー部分の端子カバー19、24は取り外せる構成である。端子カバー19、24は、電源入力端子14、接続端子38に対する各種ケーブルの接続空間を確保している。従って、端子カバー19、24を取り外すことにより、複数のカメラ1を隣接して並設した状態においても、それぞれのカメラ1の電源入力端子14に接続した電源ケーブルおよび信号伝送ケーブルを隣接するカメラ1の配置に影響されることなく容易に接続することが可能となる。
図6は、実施の形態1のカメラ1から交換レンズ3を取り外したカメラ本体2を示す斜視図である。図7は、カメラ本体2の分解斜視図である。図7の分解斜視図は、カメラ本体2を7つのユニットに分解した図である。図7の分解図に示したカメラ本体2は、カメラ本体ユニット30と、前面ユニット31と、背面ユニット32と、左側面ユニット33と、右側面ユニット34と、天面ユニット35と、底面ユニット36と、により外観となる筐体が構成されている。なお、図7に示す各ユニットは、一体物を示すものではなく、また一機能を奏する構成物でもなく、更に分解可能な構成であるが、便宜上、ユニットと称して説明する。
前面ユニット31は、カメラ本体2の筐体の前面を構成し、交換レンズ3を装着するためのレンズ用開口27を有し、レンズ取り外しボタン12、複数のファンクションボタン4、およびタリーライト10などが設けられている。
左側面ユニット33は、縦長の吸気口8を有しており、吸気口8は複数のX方向に延びる仕切りにより複数の隙間を有する構成となっている。また、左側面ユニット33には、カメラ本体ユニット30に設けたネジ穴7が配置される複数(実施の形態1の構成においては3コ)のネジ用開口28がZ方向に一列に配設されている。左側面ユニット33は、その主要部材が金属材料、例えば、アルミ合金などの熱伝導率が高く、軽量な金属で形成され、放熱部材で構成されている。左側面ユニット33は、カメラ本体2の内部で生じた熱の伝導経路に設けられており、装置外部に表出しているため、装置外部への放熱機能を有している。
実施の形態1におけるカメラ本体2の底面を構成する底面ユニット36は、カメラ本体ユニット30に設けたネジ穴7が配置される複数(実施の形態1の構成においては3コ)のネジ用開口28がX方向に一列に配設されている。底面ユニット36は、左側面ユニット33と同様に、その主要部材が金属材料、例えば、アルミ合金などの熱伝導率が高く、軽量な金属で形成され、放熱部材で構成されている。底面ユニット36は、カメラ本体2の内部の伝導経路に設けられており、装置外部に表出しているため、装置外部への放熱機能を有している。
また、実施の形態1におけるカメラ本体2の天面(頂面)を構成する天面ユニット35においても、カメラ本体ユニット30に設けたネジ穴7が配置される複数(実施の形態1の構成においては3コ)のネジ用開口28がY方向に一列に配設されている。実施の形態1における天面ユニット35は、主要部材が金属材料、例えば、アルミ合金などの熱伝導率が高く、軽量な金属で形成されており、カメラ本体2の内部で生じた熱を放散できる機能を有する。
なお、実施の形態1の構成においては、上記のように、左側面ユニット33、底面ユニット36、および天面ユニット35が放熱機能を有する金属材料で構成した例で説明するが、後述するように、実施の形態1の構成においては、少なくとも、左側面ユニット33および底面ユニット36が放熱できる金属材料で構成されていることが好ましく、カメラ本体2の外面を構成する他のユニット(31、32、34、35)においても、軽量化を果たし、且つ電気伝導材料の使用に問題がなければ、主要部材を金属材料で形成して、放熱効果を更に高める構成としてもよい。
図7に示すように、カメラ本体2の右側面を構成する右側面ユニット34には、排気口9が形成されており、複数(実施の形態1の構成においては3コ)のネジ用開口28がZ方向に一列に配設されている。また、カメラ本体ユニット30に設けたカードスロット15、16を開閉するためのカード扉20およびカード扉開閉ボタン17が右側面ユニット34には設けられている。
カメラ本体2の背面を構成する背面ユニット32には、図5の(d)に示したように、電源入力端子14を始め、外部機器との各種信号の送受信を行うための各種接続端子38およびカメラ本体ユニット30に設けた接続端子38に連通する開口などが設けられている。また、背面ユニット32には、バッテリー装着部21が形成されており、バッテリーに対する着脱機構が設けられている。
図8は、カメラ本体ユニット30を示す斜視図である。図8に示すカメラ本体ユニット30において、天面側、右側面側、左側面側、および底面側に設けられている複数のネジ穴7は、1つの金属ブロック37に形成されており、一体化するように設けられている。金属ブロック37は、例えば、アルミ合金などの熱伝導率が高く、軽量な金属で形成されている。金属ブロック37に対しては、交換レンズ3を装着するためのレンズ保持部25が固定されている。また、金属ブロック37には、カメラ本体2の外面を構成する前面ユニット31、背面ユニット32、左側面ユニット33、右側面ユニット34、天面ユニット35、および底面ユニット36が固定される。
カメラ本体ユニット30は、装着された交換レンズ3の光学系を介して形成された被写体像を撮像して画像データを形成する撮像センサ26を備えている。撮像センサ26は、例えば、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ、NMOSイメージセンサなどで構成される。撮像センサ26において形成された画像データは、画像処理回路において所定の画像処理が施される。所定の画像処理が施された画像データは、制御回路などによりメモリカードに記録されると共に、外部機器からの指令に基づいて出力される。これらの画像処理回路、制御回路、電源回路などの電気回路を保持する回路基板が、カメラ本体ユニット30に設けられている。実施の形態1におけるカメラ本体ユニット30においては、小型化すると共に、ボックス型に構成するために複数の回路基板が所定間隔を有して並んで設けられている。
また、カメラ本体ユニット30は、回路基板に複数の発熱部品が実装される構成であるため、これらの複数の発熱部品を冷却するための冷却源として1つの小型のファン56(図13参照)、例えば、シロッコファンを用いた強制冷却構造と、自然冷却を用いた自然冷却構造により効率的な冷却を行っている。実施の形態1のカメラ1における冷却構造の詳細については後述する。
図9は、カメラ本体ユニット30を更に分解した斜視図である。図9に示すカメラ本体ユニット30は、撮像センサ26を有するレンズ保持部25と、金属ブロック37を有する本体フレーム部40と、メイン回路基板(第1回路基板)41と、サブ回路基板(第2回路基板)42と、を含んでいる。メイン回路基板41には、2枚のメモリカードを装着できるように第1カードスロット15および第2カードスロット16が設けられている。メイン回路基板41は、サブ回路基板42に比べて、撮像センサ26に近いため、画像処理回路および信号処理回路などが形成されており、画像処理回路および信号処理回路などに用いられる複数の発熱部品(例えば、画像処理エンジン、FPGAなど)43が実装される。また、サブ回路基板42は、電源入力および信号入出力の入出力端子に近いため、電源回路、制御回路などが形成されており、これらの回路に用いられている複数の発熱部品(例えば、PoEトランス、PoE FETなど)43が実装されている。但し、実施の形態1の構成においては、メイン回路基板41およびサブ回路基板42に実装される発熱部品を上記のように構成した例で説明するが、本開示においてはこのような構成に限定されるものではない。
図10は、メイン回路基板(第1回路基板)41において一部の構成要素を模式的に示す斜視図である。図10において、(a)はメイン回路基板41の前方側(レンズ側)から見た状態(X軸の負方向に見た状態)を主として示す斜視図であり、(b)はメイン回路基板41の後方側(背面側)から見た状態(X軸の正方向に見た状態)を主として示す斜視図である。
図10の(a)に示すように、メイン回路基板41の前方側の回路には発熱部品43(第1発熱部品43a)である3つの画像処理エンジンの各デバイスが実装されている。これらの第1発熱部品43aに対しては冷却シート44(第1冷却シート44a)が貼付されている。冷却シート44は、優れた熱伝導性および電気絶縁性を有しており、弾性部材で形成されて柔軟性を有している。第1発熱部品43aにおける第1冷却シート44aの貼付領域は、第1発熱部品43aの頂部領域であり、実施の形態1の構成においてはレンズ側に対向する領域の全面に貼付されている。これらの第1冷却シート44aは、後述するファン56により強制冷却される複数の放熱フィンを有するヒートシンク57が設けられた第1放熱板(図13参照)45に対して密着するように配設される。
上記のように、第1発熱部品43aの頂部領域に貼り付けられる第1冷却シート44aが柔軟性を有しているため、複数の第1発熱部品43aのそれぞれにおいて、その頂部の位置(回路基板からの高さ)に違いがあったとしても、その高さ違いを吸収できる構成である。なお、貼付される第1冷却シート44aの厚みおよび弾力性は、貼付される第1発熱部品43aの形状(回路基板からの高さなど)が考慮されて決定される。
メイン回路基板41の後方側(背面側)の回路においても、図10の(b)に示すように、複数の発熱部品43(第2発熱部品43b)が実装されている。これらの第2発熱部品43bのそれぞれに対しても冷却シート44(第2冷却シート44b)がその頂部の全領域に貼付されている。これらの第2冷却シート44bは、後述するように底面ユニット36に対して熱伝導するように接続された第2放熱板46(図11参照)に対して密着するよう配設される。
図11は、サブ回路基板(第2回路基板)42において一部の構成要素を模式的に示す斜視図である。図11において、(a)はサブ回路基板42の前方側(レンズ側)から見た状態(X軸の負方向に見た状態)を主として示す斜視図であり、(b)はサブ回路基板42の後方側(背面側)から見た状態(X軸の正方向に見た状態)を主として示す斜視図である。
図11の(a)に示すように、サブ回路基板42の前方側には第2放熱板46が配設されている。第2放熱板46は、前述のように、メイン回路基板41の背面側の回路に実装された第2発熱部品43bに貼付された第2冷却シート44bに密着するように配設される。また、第2放熱板46は、底面ユニット36に対して第2熱伝導シート48bを介して熱伝導するように接続されている。このため、第2発熱部品43bからの熱が第2冷却シート44b、第2放熱板46、および第2熱伝導シート48bを介して底面ユニット36に伝熱して、放熱される構成である。
第2放熱板46は、第2発熱部品43bの頂部領域の第2冷却シート44bに接触する面を有する2つの接触部46a、46bと、底面ユニット36に対して第2熱伝導シート48bを介して熱伝導するように接続される伝熱部46cと、を含んでいる。図10の(b)に示したように、実施の形態1の構成においては、メイン回路基板41の後方側(背面側)の回路には、2つの第2発熱部品43bが少し離間して実装され、第2発熱部品43bのそれぞれに第2冷却シート44bが貼り付けられて、接触している。このため、第2放熱板46は、それぞれの第2冷却シート44bに接触できるように2つの接触部(第1接触部46aおよび第2接触部46b)を有しており、2つの第2発熱部品43bからの熱を伝熱部46cから第2熱伝導シート48bを介して底面ユニット36に伝導可能な構成である。
第2放熱板46の伝熱部46cと底面ユニット36との間に配設される第2熱伝導シート48bは、第2放熱板46の配設誤差を厚みにより吸収できる構成である。第2熱伝導シート48bは、冷却シート44と同様の構成でもよく、優れた熱伝導性能を有すると共に、電気絶縁性能が高く、装置の高い信頼性を確保している。
なお、実施の形態1の構成においては、第2放熱板46が第2熱伝導シート48bを介して底面ユニット36に熱伝導可能に接続した例で説明するが、加工精度および電気絶縁性において問題がなければ、第2放熱板46を底面ユニット36に直接的に接続した構成とすることも可能である。
図11の(b)に示すように、サブ回路基板(第2回路基板)42の背面側の回路には、大きな熱源となる第3発熱部品43c(例えば、PoEトランス、PoE FETなど)が実装されている。これらの第3発熱部品43cの頂部(背面側頂部)に対して、放熱部材を接触させて放熱させるような構成とすることは困難であり、そのような構成を設けたとしても、発熱部分が基板側に存在するため放熱効率は悪いものとなる。このため、実施の形態1の構成においては、サブ回路基板42の前側の対応位置に第3冷却シート44cを貼り付け、第3冷却シート44cに第3放熱板47を密着させる構成としている。また、第3放熱板47は、第3熱伝導シート48cを介して底面ユニット36に対して熱伝導するように接続されている。この結果、サブ回路基板42に実装された第3発熱部品43cの熱は、サブ回路基板42、第3冷却シート44c、第3放熱板47、および第3熱伝導シート48cを介して底面ユニット36に伝熱して、放熱するよう構成されている。第3熱伝導シート48cは、冷却シート44と同様の構成でもよく、熱伝導性能および電気絶縁性能を有する。
なお、実施の形態1の構成においては、第3放熱板47が第3熱伝導シート48cを介して底面ユニット36に熱伝導可能に接続した例で説明するが、加工精度および電気絶縁性において問題がなければ、第3放熱板47を底面ユニット36に直接的に接続した構成とすることも可能である。
また、実施の形態1の構成においては、サブ回路基板(第2回路基板)42の背面側の回路に第3発熱部品43cを実装した例で説明したが、第3発熱部品43cがサブ回路基板(第2回路基板)42の前面側に実装される構成においても、第3発熱部品43cからの熱が第3発熱部品43cに接触した第3冷却シート44cを介して第3放熱板47から底面ユニット36に伝熱するように構成してもよい。
図12は、交換レンズ3が装着される、撮像センサ26を有するレンズ保持部25を示す分解斜視図である。レンズ保持部25は、交換レンズ3が固定されるレンズマウントユニット50と、交換レンズ3との電気的接続端子となるレンズコネクタユニット51と、撮像センサ26を保持するレンズセンサユニット52と、撮像センサ26からの画像信号を処理する回路を有するレンズセンサ回路基板53と、レンズセンサ回路基板53に実装された発熱部品を冷却するためのセンサ放熱板54と、を備えている。
図13は、図9に示したカメラ本体ユニット30における本体フレーム部40を更に分解した図である。本体フレーム部40は、軽量であり熱伝導性に優れた金属、例えば、アルミ合金などで形成された金属ブロック37を主としたフレームユニット55と、冷却源となるファン56と、ファン56の排気領域に設けたヒートシンク(放熱フィン)57と、撮像センサ26などを有するレンズ保持部25とファン56との間に仕切り板として設けられ、ファン56により空冷されるファンダクトカバー58と、ファン56を所定位置に保持するファンホルダ59と、ファン56に隣接して設けられ、メイン回路基板(第1回路基板)41の発熱部品(43a)など)からの熱を熱伝導して放熱するための第1放熱板45と、を備えている。第1放熱板45にはシートシンク57が固定(ビス締め固定)されている。レンズ保持部25(図12参照)とファン56との間には、ファンダクトカバー58が設けられており、ファン56により移動する空気がレンズ保持部25の撮像センサ26などの配設領域に流れ込まないように構成されている。
第1放熱板45にはメイン回路基板側(背面側)に突出する凸部45aが形成されている。この凸部45aは、メイン回路基板41の第1発熱部品43aの頂部に貼り付けられた第1冷却シート44aの全面を押圧して互いに密接した状態となるように形成されている。第1放熱板45は、実施の形態1の構成においては、左側面ユニット33に対して第1熱伝導シート48aを介して熱伝導するように接続されている。従って、メイン回路基板41に実装された発熱部品(43aなど)からの熱は、冷却シート(44a、44b)および第1放熱板45を介して放熱材料(例えば、アルミ合金など)で構成された左側面ユニット33により放散される構成となる。また、第1放熱板45に固定されたヒートシンク57はファンホルダ59に隣接して設けられているため、ヒートシンク57および第1放熱板45は、ファン56により空冷される構成となっている。なお、第1熱伝導シート48aは、冷却シート44と同様の構成でもよく、熱伝導性能および電気絶縁性能を有する。
なお、実施の形態1の構成においては、第1放熱板45が第1熱伝導シート48aを介して左側面ユニット33に熱伝導可能に接続した例で説明するが、加工精度および電気絶縁性において問題がなければ、第1放熱板45を左側面ユニット33に直接的に接続した構成とすることも可能である。
[冷却構造]
図14および図15は、実施の形態1のボックス型のカメラ1における冷却構造について説明する分解斜視図である。図14はカメラ1の内部における冷却構造を前側(レンズ側)の斜め上から見た図である。図15はカメラ1の内部における冷却構造を背面側の斜め上から見た図である。
図14および図15に示すように、強制冷却源となるファン56を保持するファンホルダ59に隣接して第1放熱板45が配設されている。また、ファンホルダ59にはファン56により直接的に空冷されるヒートシンク(放熱フィン)57が固定されている。従って、第1放熱板45は、ヒートシンク57と共にファン56により空冷される構成である。
シロッコファンであるファン56の回転軸はX方向に延設するよう配置されており、回転軸(X軸)方向に吸気され、外周方向に排気される構成である。実施の形態1におけるファン56が駆動されると、ファン56の側面側から吸気され、ファン56の外周に設けたダクトにより一方向、図14においては右側面側に直線的に排気される構成である。このため、ファン56が駆動されると、カメラ1の左側面を構成する左側面ユニット33の吸気口8から空気が取り込まれ、ファン56の外周方向の右側面ユニット34の排気口9(図5の(c)参照)に向かって排気される。ファン56からの空気は、ヒートシンク(放熱フィン)57を通過して排気口9から排出されるため、ヒートシンク57および第1放熱板45が空冷される。上記のように、実施の形態1のカメラ1においては、ファン56を冷却源としてヒートシンク57および第1放熱板45を直接的に空冷する強制冷却構造となっている。
実施の形態1のカメラ1には、上記の強制冷却構造の他に、発熱源(発熱部材)からの熱が効率的にカメラ1の筐体の外面に熱伝導して、カメラ1の外面から放散されて冷却される自然冷却構造を備えている。図14および図15に示すように、メイン回路基板(第1回路基板)41において、前面側に配設された第1放熱板45に対向する面に実装された複数の第1発熱部品43aからの熱は、第1発熱部品43aの頂部に貼り付けられた第1冷却シート44aを介して第1放熱板45の凸部45aに伝熱される。このように第1放熱板45に伝わった熱は、第1放熱板45に固定されたヒートシンク57(放熱フィン)により放散されると共に、第1放熱板45から第1熱伝導シート48aを介して左側面ユニット33に伝えられる。カメラ1の筐体の左側面を構成する左側面ユニット33は、熱伝導の優れた金属材料により主として構成されているため、左側面ユニット33に伝わった熱は左側面から外部に放散され、自然冷却される。
また、メイン回路基板(第1回路基板)41において、背面側に配設されたサブ回路基板(第2回路基板)42に対向する面に実装された複数の第2発熱部品43bからの熱は、各第2発熱部品43bの頂部に貼り付けられた第2冷却シート44bを介して第2放熱板46の第1接触部46aおよび第2接触部46bに伝熱される。第2放熱板46に伝熱された熱は、第2熱伝導シート48bを介して底面ユニット36に伝えられる。底面ユニット36は、熱伝導の優れた金属材料で構成され、カメラ1の筐体の外面を構成しているため、底面ユニット36に伝わった熱は外部に確実に放散され、自然冷却される。
サブ回路基板(第2回路基板)42において大きな発熱源となる第3発熱部品43cは、背面側に実装されている。第3発熱部品43cに対する冷却は、前述のように、サブ回路基板42の前側の対応位置に複数の第3冷却シート44cを貼り付け、第3冷却シート44cに対して第3放熱板47を密着させる構成である。第3放熱板47は、第3熱伝導シート48cを介して底面ユニット36に対して熱伝導可能に接続されている。この結果、サブ回路基板42に実装された第3発熱部品43cの熱は、サブ回路基板42、第3冷却シート44c、第3放熱板47、および第3熱伝導シート48cを介して底面ユニット36に伝熱されて、放熱される構成である。
以上のように、実施の形態1のカメラ1における冷却構造は、ファン56を冷却源としてヒートシンク57(放熱フィン)および第1放熱板45に対して直接的に冷却する強制冷却構造を備えると共に、複数の放熱板(45、46、47)、電気絶縁性能を有し熱伝導性能を有する冷却シート44(44a、44b、44c)、少なくとも熱伝導性能を有する熱伝導シート48(48a、48b、48c)およびカメラ1の外面を構成する軽量であり優れた熱伝導性能を有する部材、例えば、金属部材により形成された外面ユニット(左側面ユニット33、底面ユニット36などの筐体の少なくとも一部)により構成された自然冷却構造を備えて、優れた冷却性能を有するものとなっている。実施の形態1における自然冷却構造においては、並設された複数の回路基板におけるそれぞれの発熱部品(43a、43b、43c)が実装されたそれぞれの点在する領域に対して、熱伝導経路が形成されており、それぞれの発熱部品からの熱が熱伝導経路を介してカメラ1の筐体の外面を構成する外面ユニットに伝熱されて、確実に放熱される構成である。
なお、実施の形態1のカメラ1の構成においては、上記のように複数の発熱部品に対して複数の放熱板、複数の冷却シート、および複数の熱伝導シートを設けた冷却構造の例で説明したが、本開示としてはカメラにおける回路基板に実装される発熱部品の仕様、配置、形状などに応じてこれらの冷却部材が選択的に適宜適用される。
実施の形態1のカメラ1においては、上記のように優れた冷却構造を有すると共に、取り扱いが容易な構成を有している。例えば、実施の形態1のカメラ1の構成においては、固定手段(ネジ穴7)が、天面、底面、左側面、および右側面に設けられた構成であるため、固定フレームに対してカメラ1の取り付け位置を所望の位置に容易に変更することが可能な構成である。また、実施の形態1のカメラ1においては、カメラ1の動作状況を表示するタリーライト10が、主要な3面の境界となるコーナー部分に設けられており、少なくとも3方向から目視可能な位置に配置されている。更に、カメラ1の取り付け位置を変えることにより、カメラ1の前方側は勿論、上下、左右のいずれの方向からもタリーライト10の表示状態を確認することが可能となり、取り扱いが容易な構成となっている。
また、実施の形態1のカメラ1においては、カメラ1の背面側の左右のコーナー部分に電源入力端子14、接続端子38を設けて、ケーブル接続のための接続空間を確保するために端子カバーが設けられた構成であるため、複数のカメラ1を隣接して並設した構成と使用する場合においても、それぞれのカメラ1に接続した各種ケーブルが隣接するカメラ1の配置に影響を受けることなく容易に接続することが可能となる。
実施の形態1においては、ボックス型の一眼カメラを例示して説明したが、冷却構造としては、その他の撮像装置および電子機器に適用することとが可能であり、そのような撮像装置および電子機器においては、複数の発熱部品が複数の回路基板に分散して実装された構成においても、各発熱部品に対して効率の高い冷却を行うことが可能となり、小型化、軽量化、高機能化、および取り扱いの容易性を実現することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本開示に係る実施の形態2の撮像装置であるカメラについて説明する。実施の形態2のカメラは、使用環境が高温度であるような状況においても使用可能となる外付け冷却ユニットを有するカメラである。図16は、本開示に係る実施の形態2の外付け冷却ユニット60を有するカメラ70を示す斜視図である。図16の(a)は、カメラ70の右前方の斜め上から見た斜視図である。図16の(b)はカメラ70の左後方の斜め上から見た斜視図である。実施の形態2のカメラ70は、前述の実施の形態1のカメラ本体2に対して外付け冷却ユニット60を設けた構成である。図16の(a)および(b)においては、カメラ70として外付け冷却ユニット60を設けたカメラ本体2を示しているが、このカメラ本体2に対しては交換レンズ3が脱着可能な構成である(図1から図5参照)。
図16において、前述の実施の形態1と実質的に同一の機能、構成を有する要素には同じ番号を付与している。また、実施の形態2におけるカメラ本体2の構成および動作は、実施の形態1と同じであるので、実施の形態2においては実施の形態1と異なる点を主として説明する。実施の形態2において、実施の形態1と異なる構成は、カメラ本体2が装着される外付け冷却ユニット60の構成である。
図17は、外付け冷却ユニット60を示す斜視図である。図17の(a)が外付け冷却ユニット60の右前方の斜め上から見た斜視図であり、図17の(b)が外付け冷却ユニット60の左後方の斜め上から見た斜視図である。図16および図17に示すように、外付け冷却ユニット60においてL字状に折れ曲がったダクトケース66は、カメラ本体2の吸気口8が形成された左側面ユニット33と、底面ユニット36とを覆うように構成されている。
図18は、外付け冷却ユニット60を分解して示した斜視図である。図18に示すように、ダクトケース66にはペルチェ素子63が設けられており、ペルチェ素子63はダクトケース66の内部空間と外部空間との境界部分に設けられている。ペルチェ素子63は、直流電流を流すことにより一方の面が吸熱面となり、他方の面が発熱面となる熱電素子である。実施の形態1において、ペルチェ素子63は、その吸熱面がダクトケース66の内部空間に対向し、発熱面がダクトケース66の外部空間に対向するように設けられている。
図18に示すように、ペルチェ素子63の外部空間側には発熱側ヒートシンク62が設けられている。発熱側ヒートシンク62に対して外部空間の空気を供給するように発熱側ファン61が設けられている。一方、ペルチェ素子63の内部空間側には吸熱側ヒートシンク64が設けられている。吸熱側ヒートシンク64に対して内部空間の空気を循環して供給するように吸熱側ファン65が設けられている。このように、実施の形態2の構成においては、ペルチェ素子63を挟んで外部空間側に発熱側ヒートシンク62と発熱側ファン61が設けられ、内部空間側に吸熱側ヒートシンク64と吸熱側ファン65が設けられて、外付け冷却構造が構成されている。この外付け冷却構造がダクトケース66に設けられており、ダクトケース66は外付け冷却構造の組み立てを容易なものとするために、少なくとも、前面側ダクトケース(第1ダクトケース)66aおよび背面側ダクトケース(第2ダクトケース)66bの2つに分割可能な構成となっている。
図19は、実施の形態2における外付け冷却ユニット60によりカメラ本体2に対する冷却構造を説明する図である。図19の(a)は、外付け冷却ユニット60を備えたカメラ70の側面断面図であり、冷却構造における主要なものを模式的に示している。図19の(b)は、図19の(a)に示した側面断面図のカメラ70を左前方の斜め下から見た斜視図である。
図19の(a)において矢印で示すように、熱電素子であるペルチェ素子63の一方の吸熱面に対向する領域、即ち、ダクトケース66の内側の領域においては、冷風が循環する構成であり、その冷風がカメラ本体2の左側面と底面とに接触した後、吸熱側ヒートシンク64を通して吸熱側ファン65に戻り循環する構成である。反対に、ペルチェ素子63の他方の発熱面に対向する領域、即ち、ダクトケース66の外側の領域においては、発熱側ファン61により発熱側ヒートシンク62が空冷される構成であり、発熱側ヒートシンク62からの温風が発熱側ファン61から装置外部へ排気される構成である。
上記のように、実施の形態2における外付け冷却ユニット60を備えたカメラ70においては、ペルチェ素子63の吸熱面と吸熱側ファン65とにより冷風が形成され、その冷風がカメラ本体2の外面、特に、放熱面を構成する左側面ユニット33および底面ユニット36に接触して、それぞれのユニットを冷却する構成である。この結果、実施の形態2における外付け冷却ユニット60を備えたカメラ70は、例えば、使用環境が高温度の地域、場所においても、カメラ本体2の吸気口8には確実に冷風が供給されると共に、カメラ70の構成部品における発熱部分からの熱が熱伝導経路を介してカメラ外面部分に伝熱されて、確実に空冷される構成である。実施の形態2における外付け冷却ユニット60は、カメラ70に対する操作性、およびメモリカードの挿入と取り外しの容易性を考慮して、並びにカメラ70のケーブル配線に影響を受けることなく冷却ユニット60を外付け可能とすることを考慮して構成されている。
実施の形態2においては、ボックス型の一眼カメラに対して外付け冷却ユニット60を設けた構成例で説明したが、外付け冷却ユニットとしては、その他の撮像装置および電子機器に適用することとが可能である。そのような電子機器および撮像装置においても、使用環境が高温度であるような状況において、発熱部品に対して効率の高い冷却を行うことが可能となり、小型化、軽量化、高機能化、および取り扱いの容易性を実現することが可能となる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、詳細な説明および添付の図面を開示した。よって、詳細な説明および添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が、詳細な説明および添付の図面に記載されているからといって、直ちに、それらの必須ではない構成要素に対して必須であると認定されるべきではない。
上記の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことが可能である。
本開示は、複数の発熱部品が複数の回路基板に分散して実装された構成において、各発熱部品に対して効率の高い冷却を行うことが可能となり、小型化、軽量化、高機能化、および取り扱いの容易性を実現することができる市場価値の高い撮像装置を提供するものである。
1 カメラ
2 カメラ本体
3 交換レンズ
4 ファンクションボタン
5 ジョグダイヤル
6 アクセサリーシュー
7 ネジ穴(雌ネジ)
8 吸気口
9 排気口
10 タリーライト
11 電源スイッチ
12 レンズ取り外しボタン
13 制御端子
14 電源入力端子
15、16 カードスロット
17 カード扉開閉ボタン
18、19、22、23、24 端子カバー
20 カード扉
21 バッテリー装着部
25 レンズ保持部
26 撮像センサ
27 レンズ用開口
28 ネジ用開口
30 カメラ本体ユニット
31 前面ユニット
32 背面ユニット
33 左側面ユニット
34 右側面ユニット
35 天面ユニット
36 底面ユニット
37 金属ブロック
38 接続端子
40 本体フレーム部
41 メイン回路基板(第1回路基板)
42 サブ回路基板(第2回路基板)
43 発熱部品
43a 第1発熱部品
43b 第2発熱部品
43c 第3発熱部品
44 冷却シート
44a 第1冷却シート
44b 第2冷却シート
44c 第3冷却シート
45 第1放熱板
45a 凸部
46 第2放熱板
46a 第1接触部
46b 第2接触部
46c 伝熱部
47 第3放熱板
48 熱伝導シート
48a 第1熱伝導シート
48b 第2熱伝導シート
48c 第3熱伝導シート
50 レンズマウントユニット
51 レンズコネクタユニット
52 レンズセンサユニット
53 レンズセンサ回路基板
54 センサ放熱板
55 フレームユニット
56 ファン
57 ヒートシンク(放熱フィン)
58 ファンダクトカバー
59 ファンホルダ
60 外付け冷却ユニット
61 発熱側ファン
62 発熱側ヒートシンク
63 熱電素子(ペルチェ素子)
64 吸熱側ヒートシンク
65 吸熱側ファン
66 ダクトケース
70 外付け冷却ユニットを備えたカメラ

Claims (10)

  1. 吸気口と排気口とを有し、少なくとも一部が放熱部材で構成された筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、光を電気信号に変換するための撮像センサと、
    前記筐体の内部に配置され、前記撮像センサからの信号を処理するための第1発熱部品と第2発熱部品が実装され、前記第1発熱部品と前記第2発熱部品が異なる面に搭載された第1回路基板と、
    前記筐体の内部において前記第1回路基板と並設され、第3発熱部品を搭載する第2回路基板と、
    前記第1発熱部品に接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第1冷却シートと、
    前記第1冷却シートに密着して、前記第1冷却シートを介して前記第1発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第1放熱板と、
    前記第1放熱板に隣接するように設けられ、前記吸気口を介して外気を取り込み、その取り込んだ外気により前記第1放熱板を空冷し、前記排気口から吹き出すファンと、
    前記第3発熱部品からの熱が伝導するように接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第3冷却シートと、
    前記第3冷却シートに対して密着して、前記第3冷却シートを介して前記第3発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第3放熱板と、を備える撮像装置。
  2. 前記第2発熱部品に接触し、熱伝導性および電気絶縁性を有する第2冷却シートと、
    前記第2冷却シートに対して密着して、前記第2冷却シートを介して前記第2発熱部品からの熱を前記筐体に伝熱するための第2放熱板と、を備える請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記筐体と前記第1放熱板とを接続する熱伝導性を有する第1熱伝導シートと、前記筐体と前記第2放熱板とを接続する熱伝導性を有する第2熱伝導シートと、前記筐体と前記第3放熱板とを接続する熱伝導性を有する第3熱伝導シートと、を備える請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1放熱板にヒートシンクが設けられ、前記ファンからの外気が前記ヒートシンクの放熱フィンに吹き付けられて前記排気口から吹き出されるように構成された、請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記ファンと前記撮像センサとの間にファンダクトカバーの仕切り板が配設され、前記撮像センサ、前記ファンダクトカバー、前記ファン、前記第1回路基板、および前記第2回路基板の順に配設されて、前記第1放熱板が前記ファンと前記第1回路基板との間に配設され、前記第2放熱板と前記第3放熱板が前記第1回路基板と前記第2回路基板との間に配設された、請求項2から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 放熱部材で構成された前記筐体の少なくとも一部に取り付けられ、電流を流すことにより吸熱面と発熱面となる熱電素子を備えた外付け冷却ユニットが設けられた、請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記吸熱面からの空気が前記吸気口に供給されるとともに、放熱部材で構成された前記筐体の少なくとも一部を冷却するように構成され、前記発熱面からの空気が前記吸気口に供給されないように構成された、請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記筐体が略6面体形状を有し、当該撮像装置を他の部材に固定するための固定部材を少なくとも4面に設けた、請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 略6面体形状の前記筐体において、レンズが装着される前面を含む3面で構成されるコーナー部分が当該3面に対して斜めとなる面を有し、当該コーナー部分にタリーライト(10)が配設された、請求項8に記載の撮像装置。
  10. 略6面体形状の前記筐体において、レンズが装着される前面の反対側の背面を含む3面で構成されるコーナー部分に各種端子が配設され、当該各種端子が端子カバーにより保護されるように構成された、請求項8または9に記載の撮像装置。
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