JP2022164306A - 電子機器および電子機器システム - Google Patents

電子機器および電子機器システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022164306A
JP2022164306A JP2021069719A JP2021069719A JP2022164306A JP 2022164306 A JP2022164306 A JP 2022164306A JP 2021069719 A JP2021069719 A JP 2021069719A JP 2021069719 A JP2021069719 A JP 2021069719A JP 2022164306 A JP2022164306 A JP 2022164306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
connector
connection
heat
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021069719A
Other languages
English (en)
Inventor
慎司 尾花
Shinji Obana
圭那絵 中森
Kanae Nakamori
英明 百瀬
Hideaki Momose
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2021069719A priority Critical patent/JP2022164306A/ja
Publication of JP2022164306A publication Critical patent/JP2022164306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】 ユーザーの利便性低下を引き起こすことなく撮像装置の内部温度上昇を低減させる外部接続型の電子機器が求められる。【解決手段】 上記課題を解決するため、本願発明に係る電子機器は、第1の外部機器が備えたインターフェース端子に対して取り付け可能に構成される第1の接続部と、熱移送部と、放熱部と、第2の接続部と、を有し、前記第1の接続部は、前記熱移送部および前記放熱部と接し、前記放熱部、前記熱移送部、前記第1の接続部、の順に積層配置され、熱的に結合し、前記第2の接続部は、第2の外部機器と接続が可能であり、前記第1の接続部と電気的に接続されていることを特徴とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器に関するものであり、特に撮像装置等の外部機器に取り付けて動作する電子機器に関するものである。
近年、撮像装置で行う処理が複雑化し、撮像装置の内部回路で行う処理量が増大し、発熱が課題となっている。
発熱による電子部品の高温化を低減させるため、たとえば、特許文献1には、筐体内部に空冷用送風ダクトを構成し、放熱装置を装着することで筐体内の発熱体を強制冷却する技術が提案されている。
特開2009-071516号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、撮像装置内部に送風ダクトを配置することによって、送風ダクトの設置スペースを多く必要とし、撮像装置の小型化を妨げてしまう可能性がある。
また、冷却機器と撮像装置を別体として構成し、冷却機器が撮像装置に対して着脱可能に構成した外部接続型の冷却機器が考えられる。しかしながら、仮に冷却機器が撮像装置と外部機器が電気的に接続するインターフェース部に対して装着する場合、冷却機器を装着中はインターフェース部を介した他の電子機器との電気的接続が出来なくなり、利便性が低下する。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、ユーザーの利便性低下を引き起こすことなく撮像装置の内部温度上昇を低減させる外部接続型の電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、第1の外部機器が備えたインターフェース端子に対して取り付け可能に構成される第1の接続部と、熱移送部と、放熱部と、第2の接続部と、を有し、前記第1の接続部は、前記熱移送部および前記放熱部と接し、前記放熱部、前記熱移送部、前記第1の接続部、の順に積層配置され、熱的に結合し、前記第2の接続部は、第2の外部機器と接続が可能であり、前記第1の接続部と電気的に接続されていることを特徴とする電子機器を提供する。
本発明の構成によれば、ユーザーの利便性を低下させることなく撮像装置の内部温度上昇を低減させることができる。
本発明の第1の実施形態における撮像装置1の外観図および模式図である。 本発明の第1の実施形態における撮像装置1に放熱装置が取り付く状態を表す図である。 本発明の第1の実施形態における電子機器(放熱装置)10の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるフレキシブル基板21の正面図である。 本発明の第1の実施形態におけるフレキシブル基板21の配線パターンの一例を表した図である。 本発明の第1の実施形態における撮像装置1と電子機器10と外部PC300のブロック図である。 本発明の第1の実施形態における電子機器10及び撮像装置1の断面図である。 本発明の第2の実施形態における電子機器(放熱装置)50の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態における撮像装置1と電子機器10と外部PC600およびモバイルバッテリ700のブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現の手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されてもよい。
(第1の実施形態)
以下では、図面を参照しながら、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における撮像装置の外観図および模式図を説明するための図である。図1(a)は撮像装置1を正面から見た図である。図1(b)は撮像装置1を側面から見た図である。図1(c)は撮像装置1の内部を模式的に表した図である。
本実施形態における撮像装置1は、レンズユニットが撮像装置本体に取り付けられている。撮像装置1には本体側面部にリセプタクルコネクタ2(インターフェース端子)が配置されている。リセプタクルコネクタ2は外部インターフェースとの機械的な接続、および電気的な接続を可能にするリセプタクル形状を有するコネクタである。リセプタクルコネクタ2は、汎用インターフェースに対応しており、たとえば、USB(Universal Serial Bus)規格や、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)規格などが挙げられる。本実施形態では、USB Type-Cコネクタとする。リセプタクルコネクタ2は制御基板3に実装されている。制御基板3は、リセプタクルコネクタ2以外にも制御IC(発熱電子部品)4など、種々の電子部品を実装しており、撮像装置1の主たる動作を制御している。撮像装置1を使って動画撮像や静止画の高速連写撮像を行うと、画像処理などの影響で電気信号処理量が増大する。そして、制御IC4の素子パッケージが発熱する。動画撮像や静止画の高速連写撮像を長時間行うと、制御IC4が高温になり、制御IC4の発熱が制御基板3の導体層や絶縁層等へ伝搬し、制御基板3の温度が上昇する。図1(c)は、制御IC4の発熱が制御基板3へ伝搬する様子をハッチングの濃淡で模式的に表しており、制御基板3に実装されているリセプタクルコネクタ2にも制御IC4の発熱が伝搬し、リセプタクルコネクタ2の温度が上昇する。仮に動画撮像や静止画の高速連写撮像が一定時間以上継続されて、制御基板3に実装されている制御IC4などの発熱電子部品がそれぞれの動作保証温度を超えるほどの高温に達してしまうと、電子部品や制御基板3の損傷などに繋がる。そのため、動作の連続記録時間や静止画の高速連写撮像枚数に一定の制限を設けて、発熱による損傷を防止するようにしてもよい。ただ、撮像装置1への動作制限を設けると撮像者使用時の利便性が低下するため、可能な限り制御IC4など発熱電子部品の温度上昇を抑えて動作制限を設定しないことが望ましい。
図2は、本実施形態における撮像装置へ電子機器(放熱装置)の取り付けを説明するための正面図である。図2(a)は、取り付けの前の状態を表し、図2(b)は、取り付けの後の状態を表す。電子機器10は、外部機器としての撮像装置1に取り付き可能に構成されている。電子機器10の内部構成詳細については、後述する。電子機器10は、プラグコネクタ11(インターフェース部)を有する。プラグコネクタ11は、汎用インターフェースのリセプタクルコネクタに機械的に接続(たとえば嵌合)が可能に構成されており、撮像装置1のリセプタクルコネクタ2と同じインターフェース規格のプラグ側形状を有する。リセプタクルコネクタ2は、リセプタクル形状の代わりに、ピンジャック形状またはフィメイル形状にしてもよく、プラグコネクタ11は、同じインターフェース規格のプラグ形状の代わりに、ヘッダー形状またはメイル形状にしてもよい。
リセプタクルコネクタ2に対して機械的に接続が可能で主として金属材料によって構成されている。詳細は後述するが、電子機器10はプラグコネクタ11と同規格/同TYPEのリセプタクルコネクタ(不図示)を少なくとも1つ以上有し、電子機器10を介して撮像装置1と他の外部機器を接続できる。これにより電子機器10を装着しても、撮像装置1に他の外部機器の使用を阻害することがない。
たとえばUSBケーブル30の一端を電子機器10に取り付けて、USBケーブル30の他方を外部PC(不図示)に接続することで、外部PCから電子機器10への電源の供給と撮像装置1と外部PCの通信ができる。電子機器10の動作や作用に関しても別途詳細を後述する。
図3は、本実施形態における電子機器の内部構成を説明するための分解斜視図である。電子機器10は、収容ケース12の内部にプラグ11を含む種々の部品を収容し、カバー13を組み合わせる構成になっている。まず電子機器10は、放熱フィン14(放熱部)を有する。放熱フィン14は、主面14aに固定部14bを形成している。固定部14bは主として4箇所のビス固定穴から成る。主面14aから固定部14bの配置面と逆方向へ向けて複数のフィン14cが立設している。放熱フィン14は、たとえばアルミニウムやマグネシウム、亜鉛などの合金材料を使用する金型鋳造(ダイキャスト)によって主面14a、固定部14b、フィン14cが一体的に形成される。固定部14bの4箇所のビス固定穴に囲まれた内側の領域には、ペルチェ素子17(熱移送部)が配置される。ペルチェ素子17は、ペルチェ効果を利用した半導体素子であり、矩形状に加工された本体部17aと本体部17aから延出する2本の端子部17bから成る。そして本体部17aに当接するように伝熱ゴム18(弾性伝熱部)が配置される。伝熱ゴム18は、弾性を有し熱伝導性に優れたゴムシートであり、たとえばシリコンゴムなどをベースに種々の混合材を添加して構成される。伝熱ゴム18の外形形状はペルチェ素子17の本体部17aとほぼ同じ形状に加工されてペルチェ素子17に貼り付けられる。
放熱フィン14の固定部14bには伝熱ゴム18に当接するようにフレキシブル基板21が配置される。フレキシブル基板21には、プラグコネクタ11が実装される。
フレキシブル基板21は、主として銅張積層板21aと、補強板21bとで構成される。
銅張積層板21aは、薄膜状の絶縁体であるベースフィルムに接着剤層を形成し、更にその上に導体層を貼り合わせた層構造を有する複合材料である。補強板21bは、たとえば熱硬化性接着剤などによって銅張積層板21aに接着固定された金属製の補強板であり、アルミニウムやステンレス鋼材(SUS)などの材料によって構成される。銅張積層板21aを構成する導体層は、任意のパターン形状にエッチング加工され、プラグコネクタ11を実装するために必要な形状に開口したカバーフィルムを被覆することによって、プラグコネクタ11を実装するランドデザインが形成される。プラグコネクタ11を実装するランドデザインは、主として表面実装ランド21c(パッド部)と、ディップ端子実装ランド21dから構成される。表面実装ランド21cは、等間隔に配列された複数の導体パッドからなる。ディップ端子実装ランド21dは、まず銅張積層板21aに円形、または楕円形、あるいは矩形状などの導体パッドを複数形成し、さらに導体パッドの内側にパンチ加工などによって貫通孔を形成してなる。プラグコネクタ11は、主として接続部11a(コンタクト端子部)と、ベース部11bからなり、接続部11aは汎用インターフェースのプラグ側外形規格に対応する形状を有する。ベース部11bは、主に接続部11aの通信端子や通信端子を保持するインシュレータなどと一体的にインサート成型により形成され、リフロー実装などの熱に耐えうる耐熱性樹脂などの材料によって構成される。ベース部11bは、さらに接続部11aの通信端子と電気的に接続された表面実装端子11c(実装端子部)と、インシュレータの周りを覆う金属シェルと電気的に接続されたディップ端子11dを有する。
フレキシブル基板21に形成される表面実装ランド21c、およびディップ端子実装ランド21dの配置は、プラグコネクタ11の表面実装端子11c、およびディップ端子11dの配置に対応する位置に形成されている。
各ディップ端子11dをディップ端子実装ランド21dの貫通孔へ挿通させて、フレキシブル基板21にプラグコネクタ11をマウントし、各ランドと端子同士を半田などの電気接合材料で接続する。フレキシブル基板21は更にプラグコネクタ11を実装するランド部を囲むように4箇所の貫通孔を有し、貫通孔の配置は放熱フィン14の固定部14bのビス固定穴の配置に対応して形成される。
放熱フィン14の主面14aに近い順にペルチェ素子17、伝熱ゴム18、フレキシブル基板21、プラグコネクタ11を積層配置した状態で、フレキシブル基板21の貫通孔側から固定部14bのビス固定穴へ向けて4本のビス20を締結する。また、ペルチェ素子17、伝熱ゴム18、フレキシブル基板21、プラグコネクタ11は、放熱フィン14に固定保持する。フレキシブル基板21の補強板21bと放熱フィン14の固定部14bとの間に樹脂ワッシャ19が4つ挿入される。
放熱フィン14は、主面14aに対して垂直な側面14dに固定部14eを形成している。固定部14eは主として4箇所のビス固定穴から成る。側面14dには伝熱ゴム22に当接するようにプリント基板16が配置され、4本のビス23によって固定保持される。
さらに放熱フィン14には、主面14aおよび側面14dそれぞれに垂直な上面14fに固定部14gを形成している。固定部14gは、4箇所のビス固定穴からなる。上面14fにはファン15が配置される。ファン15は、いわゆる軸流ファンモータの構成を成し、矩形状の枠体中央に配置されるステータには銅線コイルや種々の電子部品と電気的に接続された不図示の基板を搭載し、ローター部には磁石を搭載したブレード15aが形成される。枠体の角部には、4箇所の貫通孔15bを有する。ファン15の貫通孔15b側から固定部14gへ向けて4本のビス24を締結し、ファン15を固定保持する。すなわち、プリント基板16とフレキシブル基板21は放熱フィン14の側面に略垂直な角度をもって配置される。
プリント基板16には、プラグコネクタ11と同規格/同TYPEのUSBコネクタ16aが実装されている。図3の通り、USBコネクタ16aは、プラグコネクタ11と対向する向きで配置されており、電子機器10が撮像装置1に装着された状態でもユーザーは他の外部機器を接続可能に構成されている。即ち、ユーザーは電子機器10を撮像装置1に装着した状態でもUSBコネクタ16aに外部からケーブルを挿すことができる。
電子機器10の動作や作用に関しては別途詳細を後述する。
さらにプリント基板16には、タクトスイッチ16cが実装されている。電子機器10の組み立てが完成した状態で収容ケース12に形成される操作ボタン12cを操作すると、タクトスイッチ16cが押圧されるように構成されている。操作ボタン12cは、電子機器10を撮像装置1に装着すると、撮像者側へ向くように配置されており、撮像装置1の操作から電子機器10の操作へスムーズに移行できるように構成されている。またプリント基板16には、ファン用コネクタ16dが実装されている。ファン用コネクタ16dはファン15と電気的に接続するコネクタである。ファン15はステータ部に配置される基板からリード線15cが延出し、リード線15cの先端にはコネクタ16dに適合するヘッダー側のコネクタ15dが接合されている。ファン15はプリント基板16に実装されている種々の電子部品によって構成されるファン15の駆動・制御回路によって動作する。
収容ケース12にはファン15と向かい合う面に対して複数のスリットから成る排気口12aが形成されている。排気口12aと対向する面には吸気口12bが形成されている。吸気口12bも排気口12aと同様に複数のスリット形状を有する。収容ケース12の内部に放熱フィン14を収容すると、排気口12aと吸気口12bとをつなぐダクト12d(ダクト部)が形成される。ファン15が駆動すると、外気を吸気口12bから取り入れ、ダクト12d、およびフィン14cを通過して排気口12aへと排出するような流路が形成される。プリント基板16には、更にペルチェ素子17の端子部17bの先端が挿通可能なスルーホールを有する導体ランド16eが形成されている。放熱フィン14に対して先にペルチェ素子17を固定保持し、導体ランド16eに端子部17bを挿通してプリント基板16を放熱フィン14に固定保持する。半田付け等によって端子部17bと導体ランド16eを電気的に接続する。ペルチェ素子17は、プリント基板16に実装されている種々の電子部品によって構成されるペルチェ素子17の駆動・制御回路によって動作する。ペルチェ素子17が動作すると、伝熱ゴム18と対向する平面側が吸熱面になり、放熱フィン14と対向する平面側が発熱面になるように構成されている。そして伝熱ゴム18を介してプラグ11が冷却され、反対にペルチェ素子17の熱が放熱フィン14へ放熱される。放熱フィン14に対する上述した種々の部材の取り付けが完了すると、収容ケース12に対して放熱フィン14を固定し、更にカバー13を組み込み、ビス23を締結する。また、プリント基板16には、フレキコネクタ16fが実装されている。
フレキコネクタ16fは、フレキシブル基板21と電気的に接続するコネクタであり、フレキシブル基板21には配線腕部21eが形成され、その先端部にはコネクタ接続部21fが形成されている。配線腕部21eの幅細部はプラグコネクタ11の最外形寸法よりも細く、略垂直な面に配置されたプリント基板16に接続しやすくなっている。
コネクタ接続部21fは一部の導体層が露出して、接続端子形状が形成されている。コネクタ接続部21fは、フレキコネクタ16fの内部に配置されている接点端子と同様のピンピッチに配列され、フレキの外形形状や導体露出幅など、フレキコネクタ16fとの接続が可能な形状の端子部形状を有する。放熱フィン14に対して、フレキシブル基板21、およびプリント基板16が固定保持されたあと、フレキコネクタ16fに接続部21fが組み付き、フレキシブル基板21とプリント基板16は電気的に接続する。
図4は、本実施形態におけるフレキシブル基板21を説明するための図である。
図4(a)はフレキシブル基板21を補強板21bの面側から見た正面図である。
図4(b)はフレキシブル基板21をペルチェ素子17、および伝熱ゴム18を組み付け位置に配置した状態の図である。フレキシブル基板21は、前述の通り、銅張積層板21aに対して補強板21bが接合されて構成される。補強板21bは、ディップ端子実装ランド21dに対応する位置に貫通孔が形成されており、ディップ端子11dが挿通可能に構成される。放熱フィン14に組み付ける際に固定部14bと対向する位置にも貫通孔が形成されており、ビス20が挿通可能に構成される。補強板21bには更にスリット21gが複数形成されており、ペルチェ素子17の本体部17aの外形に沿った形状を有している。補強板21bに対してスリット21gを設けることによって、伝熱ゴム18を介してペルチェ素子17と接触している領域と接触していない領域との間の補強板21bの熱抵抗が高くなる。ペルチェ素子17の動作によって冷却効果が及ぶ範囲が伝熱ゴム18と接触している領域にとどまりやすくなり、より効率的にプラグコネクタ11を冷却することができる。
図5は、本実施形態におけるフレキシブル基板の導体層の配線パターンを説明するための図である。
本実施形態におけるフレキシブル基板21はベースフィルムの両面に対して導体層が形成されている両面フレキの層構成を有している。
図5(a)は、フレキシブル基板21の配線パターンであり、補強板21bが貼り合わされている側の配線パターンの図である。
図5(b)はフレキシブル基板21の配線パターンであり、プラグコネクタ11がマウントする側の配線パターンを補強板21bの面側から見た透視図である。
前述の通り、ペルチェ素子17が動作することによって伝熱ゴム18、およびフレキシブル基板21が冷却され、プラグコネクタ11が冷却される。この場合、フレキシブル基板21は、ディップ端子11dが直接伝熱ゴム18に当接している領域を除くと、伝熱ゴム18の温度が下がると伝熱ゴム18と接触している補強板21bが冷却されて、さらに補強板21bが貼り合わされている側の導体層が冷却される。それに、フレキシブル基板21の導体層の温度低下が作用してプラグコネクタ11が冷却される。ここでフレキシブル基板21の導体層には、両面ともにスリット21hが複数形成されており、ペルチェ素子17の本体部17aの外形に沿った形状を有している。フレキシブル基板21の導体層に対してスリット21hを形成することによって、ペルチェ素子17の本体部17aと投影上重なる領域と重ならない領域とを接続している導体層の熱抵抗が高くなる。ペルチェ素子17の冷却作用が伝熱ゴム18、および補強板21bに伝搬し、さらに導体層へ及ぶ範囲が導体層とペルチェ素子17の本体部17aが投影上重なる領域にとどまりやすくなり、より効率的にプラグコネクタ31を冷却することができる。またフレキシブル基板21には、プラグコネクタ11のディップ端子11dを実装するためのディップ端子実装ランド21dが形成されている。そして、プラグコネクタ11を実装することによって、プラグコネクタ11のインシュレータの周りを覆う金属シェルと電気的に接続される。またフレキシブル基板21の導体層には、さらにグランドパターン21iが両面に形成されており、ディップ端子実装ランド21dの周囲を覆っている。ディップ端子実装ランド21dとグランドパターン21iの間は接続部21jによって、電気的に接続される。接続部21jは、導体層の平面に沿ってプラグコネクタ11の中心方向に向かう方向へグランドパターン21iに接続されている。図5(b)では、接続部21jはディップ端子実装ランド21dと表面実装ランド21cで囲われた範囲に形成されているグランドパターン21iに接続している。それに、ディップ端子実装ランド21dから導体層の平面に沿ってプラグコネクタ11からペルチェ素子17の本体部17a外形外側へ向かう方向には接続部21jは配置されていない。このようにフレキシブル基板21のグランドパターン21i、および接続部21jを形成することによって、プラグコネクタ11の金属シェルから伝わった熱がプラグコネクタ11の直下の導体層へ集中的に伝わるように構成することができる。そして、前述したスリット21hと同様、ペルチェ素子17の動作によって冷却作用が導体層へ伝搬する範囲が導体層とペルチェ素子17の本体部17aが投影上重なる領域にとどまりやすくなり、より効率的にプラグコネクタ11を冷却することができる。
次に、電子機器10の動作について説明する。
図6は、本実施形態における電子機器10の構成を示すブロック図である。
以下、図6を用いて<撮像装置1の構成>、<電子機器10の構成>、<外部PC300の構成>について説明していく。
<撮像装置1の構成>
図6において、撮像部101は、たとえば、撮像レンズ(不図示)を経て導入された光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等の撮像素子で構成される。
画像処理部102は、画像データに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部102では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部103が露光制御、測距制御を行う。
システム制御部103は、撮像装置1全体を制御する。
コネクタ104は外部機器と電気的に接続可能なコネクタである。コネクタ104(リセプタクルコネクタ2)は、USB Type-Cコネクタであり、撮像装置1は、コネクタ104を介して、電子機器10や、その他の外部機器との電力のやり取りおよびデータ通信が可能となる。
電源制御部105は、電流検出回路、電圧検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部105は、電流、電圧、電池残量の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部103の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給する。
PD制御部106は、撮像装置1が電池を有する外部機器やモバイルバッテリと接続した時にのみ、撮像装置1と外部機器やモバイルバッテリとの間で、USB PD規格に対応した所定のネゴシエーション(給電交渉)を実施する。撮像装置1は外部から電力供給を受ける受電機器として動作するように構成されている。
仮に撮像装置1から外部機器へ電力供給を行いながら撮像を行う場合、撮像装置1に搭載される電源からの電力消費が増大し、撮像装置1の撮像可能時間が短縮されてユーザーの利便性低下に繋がりかねない。そのため、本実施形態における撮像装置1は外部機器へ電力供給を行う機能は実装していない。
電池107は、たとえばLi-ion電池等の充電可能な二次電池である。電源制御部105はシステム制御部103の指示に基づいて電池107へ充電する際の充電制御を行う。
USBデータ通信部108は、システム制御部103の指示に基づいてコネクタ104に接続される外部機器とデータ通信を行う。
<電子機器10の構成>
図6において、コネクタ201、202は外部機器と電気的に接続可能な同規格/同TYPEのコネクタである。コネクタ201(プラグコネクタ11)は、USB Type-Cコネクタであり、電子機器10はコネクタ201を介して、撮像装置1とのデータ通信が可能となる。
コネクタ202は、USB Type-Cコネクタであり、電子機器10はコネクタ202を介して、外部PC300との電力のやり取りおよびデータ通信が可能となる。
システム制御部203は、電子機器10全体を制御する。
電源制御部204は、電流検出回路、電圧検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部204は、電流、電圧の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部203の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給する。また、電源制御部204はシステム制御部203の指示に基づいてPD制御部205の制御を行う。さらに、電源制御部204はシステム制御部203の指示に基づいてPD制御部205を制御し、コネクタ202を介して、USB PD(USB Power Delivery)規格に対応した電力を外部PC300から供給する。
PD制御部205は、電子機器10と外部PC300との間で、USB PD規格に対応した所定のネゴシエーションを実施する。
操作部206はシステム制御部203に各種の動作指示を入力するための操作部である。操作部206はペルチェ素子17及びファン15のON/OFFを切り換えるための操作ボタン16cであり、ユーザーが入力指示することでペルチェ素子17及びファン15の開始・停止を制御できる。
ファン制御部207は、システム制御部203の指示に基づいてファン15の駆動制御を行う。
ペルチェ制御部208は、システム制御部203の指示に基づいてペルチェ素子17の駆動制御を行う。
USBデータ通信部209は、システム制御部203の指示に基づいてコネクタ201に接続される撮像装置1、およびコネクタ202に接続される外部PC300とデータ通信を行い、撮像装置1と外部PC300の仲介としてデータの授受を行う。
<外部PC300の構成>
図6において、コネクタ301は電子機器10と電気的に接続可能なコネクタである。コネクタ301は、USB Type-Cコネクタであり、外部PC300は、コネクタ301を介して、電子機器10との電力のやり取りおよびデータ通信が可能となる。
システム制御部302は、外部PC300全体を制御する。
電源制御部303は、電流検出回路、電圧検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部303は、電流、電圧、電池残量の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部302の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給する。また、電源制御部303はシステム制御部302の指示に基づいてPD制御部304の制御を行う。さらに、電源制御部303はシステム制御部302の指示に基づいてPD制御部304を制御し、コネクタ301を介してUSB PD格に対応した電力を電子機器10へ供給する。
PD制御部304は、電子機器10と外部PC300との間で、USB PD規格に対応した所定のネゴシエーションを実施する。
電池305は電池であり、たとえばLi-ion電池等の充電可能な二次電池である。電源制御部303はシステム制御部302の指示に基づいて不図示のコネクタ介し外部電源から供給された電力を電池305へ充電する際の充電制御を行う。
USBデータ通信部306は、システム制御部302の指示に基づいてコネクタ301に接続される外部機器とデータ通信を行う。
操作部307はシステム制御部302に各種の動作指示を入力するための操作部である。たとえばキーボードやマウスが挙げられる。操作部307はユーザーが入力指示することで様々な制御が可能となる。
表示部308は表示機能を備えるLCD等から構成される。
<動作説明>
次に、本実施形態における電子機器10の動作について説明する。
電子機器10は小型化を重視し、電源を持たない構成のため、外部機器からの電源供給によって駆動する。本実施形態では、撮像装置1に電子機器10を装着し、電子機器10をアダプタとしてさらに外部PC300を接続する。
電子機器10のシステム制御部203はコネクタ202が外部PC300と接続されたことを検出すると、電子機器10と外部PC300の間でネゴシエーションが実施される。同時に、システム制御部203は、電源制御部204にUSB PD規格に応じて外部PC300より電子機器10へ電力供給を始めるよう指示する。一方、システム制御部203はコネクタ201が撮像装置1と接続されたことを検出するが、前述の通り、撮像装置1が外部機器へ電力供給を行う機能を有していないため、撮像装置1と電子機器10の間でネゴシエーションは実施されない。
したがって、システム制御部203は電源制御部204に電力供給の指示は出さない。
電子機器10が外部PC300から給電可能な状態において、ユーザーが操作部206(操作ボタン12c)を操作すると、システム制御部203はファン制御部207およびペルチェ制御部208に駆動開始指示を出し、電子機器10は冷却動作を開始する。
また、再度ユーザーが操作ボタン12c(操作部206)を操作すると、システム制御部203はファン制御部207およびペルチェ制御部208に駆動停止指示を出し、電子機器10は冷却動作を停止する。電子機器10の具体的な冷却動作については後述する。
また、USBデータ通信部108、209、306が相互通信されているので、ユーザーが外部PC300の操作部307を操作すれば、システム制御部302の指示により各USBデータ通信部を介して撮像装置1で撮像した画像データを表示部308に表示することができる。即ち、ユーザーは外部PC300から撮像装置1の様々な操作が可能である。
このように、電子機器10は冷却機能とアダプタ機能の両方を有する。
また、電力の授受方法に関して、本実施形態ではUSB Type-Cコネクタを用いたUSB PDを例に挙げて説明を行ってきたが、本発明の適用範囲はこれに限らず、電力の授受ができる方法全てを対象とする。
図7は、電子機器10が撮像装置1に取り付けられた状態を表す断面図である。
図7(b)は図7(a)中で領域A部の拡大図である。図7を参照して、本実施形態における電子機器10の冷却動作を説明する。
撮像装置1は長時間にわたって操作が続くと、制御IC4が高温になり、制御IC4の発熱が制御基板3の導体層や絶縁層等へ伝搬し、制御基板3の温度が上昇する。そして制御基板3に実装されているリセプタクルコネクタ2にも制御IC4の発熱が伝搬し、リセプタクルコネクタ2の温度が上昇する。電子機器10を取り付けた状態でリセプタクルコネクタ2の温度が上昇すると、リセプタクルコネクタ2と接続しているプラグコネクタ11の温度が上昇する。そしてプラグコネクタ31の温度が上昇すると、フレキシブル基板21の銅張積層板21aの導体層や金属からなる補強板21bなどの温度が上昇していく。
電子機器10を取り付けた状態で操作ボタン12cを操作して電子機器10の冷却動作をスタートさせると、ペルチェ素子17の作用により、ペルチェ素子17の吸熱面側が冷却されて、吸熱面に接触している伝熱ゴム18も冷却される。そして伝熱ゴム18を経由して補強板21bが冷却されて、更に金属導体層を有する銅張積層板21aも冷却される。そしてフレキシブル基板21と半田接合しているプラグコネクタ11も冷却されていく。すると、プラグコネクタ11と接続しているリセプタクルコネクタ2の温度上昇が低減され、リセプタクルコネクタ2の温度降下が制御基板3へ伝搬し、制御IC4の温度上昇が低減できる。したがって、撮像装置1での動画撮像や静止画の高速連写撮像などを行う場合の動作制限の発動を抑制することができる。
また、この場合、ペルチェ素子17の放熱フィン14と対向する平面の温度は上昇する。温度が上昇してしまうと、発熱によってペルチェ素子17の動作が不安定になる、あるいはペルチェ素子17を構成する半導体などが破損するなどの可能性がある。そこで、ペルチェ素子17の発熱面を放熱フィン14に面接触させて、ペルチェ素子17の発熱面側で発生する熱を放熱フィン14へ移送させる。移送される熱は複数のフィン14cへ伝搬する。さらに、ファン15を駆動して外気を吸気し、電子機器10の内部に形成される流路内に気流の流れを発生させて放熱フィン14のフィン14c近傍に滞留する温められた空気を外部へ排出する。このような動作を実行することによって、ペルチェ素子17の発熱面側の温度上昇を抑えて、ペルチェ素子17の動作を安定させ、半導体の破損を防止することができる。仮にペルチェ素子17の発熱面から放熱フィン14へ移送した熱が固定部11bを介してペルチェ素子17の吸熱面側に移送した場合、ペルチェ素子17の動作による制御基板3および制御IC4の温度上昇を低減させる効果が低下してしまう可能性がある。そこで、前述のように樹脂ワッシャ19をプラグ11の固定部11bと放熱フィン14の固定部14bとの間に挿入することで、ペルチェ素子17の発熱面から放熱フィン14へ移送した熱が固定部11bを介してペルチェ素子17の吸熱面側に伝わりにくくなる。従って樹脂ワッシャ19を挿入することは、ペルチェ素子17による冷却効果をより効率的に作用させることに寄与する。ここで、たとえば更に固定部11bとビス20の頭部座面との間に熱的な絶縁を目的とした樹脂ワッシャを追加すると、さらにペルチェ素子17の吸熱面側への回り込みをより低減することができる。
また、前述の通り、プリント基板16にはペルチェ素子17やファン15を駆動させるための電子部品が実装されている。さらに、プリント基板16にはUSB PDなどの電源制御を行うための電子部品も実装されており、これらの電子部品は駆動時に高温になり、発生する熱がプリント基板16の導体層や絶縁層等に伝搬し、プリント基板16の温度が上昇する。そこで、プリント基板16を伝熱ゴム22に接触させて、ブリント基板16上で発生する熱を放熱フィン14へ移送させる。上述したペルチェ素子17の排熱方法と同様に、移送される熱は放熱フィン14へ伝搬し、ファン15によって外部へ排出される。伝熱ゴム22はプリント基板16で発生する熱がフィン14と熱結合することにより、コネクタ16c等を介してフレキシブル基板21に熱を伝搬しにくくする。
この時、基板16とフィン14との熱抵抗よりも、コネクタ16cとフレキ21との熱抵抗のほうが大きくなるように構成されている。即ち、基板16に実装されている部品からの発熱はフレキ21側に伝わりにくく、フィン14側へ放熱されやすくなる。従って、基板16の発熱がフレキ21側に伝搬することによるペルチェ17の機能低下を抑え、基板16の発熱をフィン14へ放熱することで撮像装置1の内部温度上昇を抑制することができる。
このような排熱が行われることで、リセプタクルコネクタ16aの温度も上がりにくくなるので、ユーザーがコネクタ挿抜時に接触する箇所の温度上昇を低減できる。
以上のように、電子機器10は冷却機能とアダプタ機能の両方を有することで、撮像装置1に他の外部機器の使用を阻害することなく、撮像装置1の内部温度上昇を低減させることができる。
本実施形態の構成では、プリント基板16は、電子機器10が撮像装置1に装着された状態でユーザーが他の外部機器を接続可能であれば、放熱フィン14のいずれの面に取り付いても構わない。
また、フレキシブル基板21にプラグコネクタ11を実装すると、ディップ端子11dの先端が補強板21bの貫通孔から若干量突出するように構成されている。このような構成でペルチェ素子17、および伝熱ゴム18へ組み付けると、ディップ端子11dの先端が直接伝熱ゴム18の対向部を押圧する。ディップ端子11dが直接伝熱ゴム18に当接する領域では、ペルチェ素子17の動作によって冷却された伝熱ゴム18がフレキシブル基板21を介さずに直接プラグコネクタ11を冷却することができる。上記の理由により、より効率的に撮像装置1側の温度上昇を低減することに寄与する。
以上の記載では、プラグコネクタ11を実装する基板として、金属製の補強板21bを貼り合わせてなるフレキシブル基板21を採用しているが、この実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。たとえば、フレキシブル基板21の代わりにガラスエポキシ等の剛性のある基材をベースにしたハード基板を採用してもよい。この場合は、ハード基板に対して伝熱ゴム18と当接する平面側の表層の導体層を被覆しているレジスト被膜を除去することで伝熱ゴム18と導体層が直接接触する。そのため伝熱ゴム18との熱の伝搬を向上させることができる。
さらに、電子機器10の組み立て作業を行うときに、放熱フィン14に対して、ビス20を使ってペルチェ素子17やプラグ11を固定保持する際、電動ドライバーが用いられる場合がある。これらの工具はモーターの動力を利用してビス締めを行う工具であり、ビス締め時、およびビス締め完了時に衝撃が発生する。仮に伝熱ゴム18を設定せず、プラグ11を直接ペルチェ素子17へ接触させる構成をとった場合には、このような衝撃が剛体であるプラグ11からペルチェ素子17へ直接伝搬することによるペルチェ素子17の破損が懸念される。仮に伝熱ゴム18を設定せず、組立作業時にペルチェ素子17の破損を低減させる構成としては、たとえばプラグ11の固定部11bとビス20との間、4箇所にコイルバネを追加設定してビス締め固定を行う構成が考えられる。この場合には、ビス締め作業時の衝撃をペルチェ素子17へ伝搬しにくくすることができるが、ビス締め固定を行う際の作業が煩雑になってしまう。したがって、組立作業時のペルチェ素子17の破損を防止することや、組立作業性、ペルチェ素子17とプラグ11とを安定的に熱移送させることを考慮すると、伝熱ゴム18をペルチェ素子17とプラグ11との間に配置する構成は、有用である。安定的な熱移送を行うという目的において、ペルチェ素子17の発熱面と放熱フィン14との間に一定量の隙間を設けて、隙間に伝熱ゴム18相当の部材を追加してもよい。あるいは、熱伝導性の高いグリスをペルチェ素子17の発熱面と放熱フィン14との間に塗布するような構成を採用してもよい。
撮像装置1に電子機器10を装着し、電子機器10を動作させながら撮像を行う場合には、撮像中、排気口12aから暖気が排出され続けることになる。仮に排気口12aが被写体の方向に向いていると、接写撮像のシーンなどで被写体や画角内に写り込んでいる物体が揺れ動いてしまい、意図した撮像を行うことができない可能性がある。また、排気口12aが撮像者の方向に向いていると、撮像中、撮像者の顔や手に暖気が当たり続ける懸念があり、煩わしい。従って、排気口12aが暖気を排出する方向は、撮像装置1の光軸方向に対して直交する平面と平行な方向へ排出することが望ましい。また、温められた空気は膨張し、単位体積重量は軽くなる。従って、撮像装置1に対して三脚座を下に向けた状態、いわゆる正位置に配置する場合に、装着する電子機器10が暖気を排出する排気方向は鉛直方向と反対の方向へ排出するように構成することが望ましい。鉛直方向と反対の方向へ排気方向を構成することによって、暖気の移動に逆らわず効率的な排気動作を行うことができる。つまり、図1、および図2に表すように撮像装置1における外部インターフェースの接続部が筐体側面部に配置される場合、電子機器10が接続する装着方向に対して平行な方向へ放熱フィン14のフィン14cが立設することが望ましい。さらに、フィン14cを構成する複数の金属平板は、鉛直方向と平行になるように配置することが望ましい。さらに、鉛直方向と反対の方向へ直線状にダクト12dの排気方向を構成すると冷却動作に好適に作用する。
本実施形態に寄れば、電子機器10は撮像装置1に着脱可能に構成し、たとえば電子機器10と同様の冷却構造体を撮像装置1の内部に構成する場合と比較して撮像装置1をより小型に構成することができる。そして、電子機器10を撮像装置1に装着して外部インターフェースを冷却することによって、撮像装置1本体の小型化を維持することができる。
(第2の実施形態)
次に図8及び図9を参照して本発明の第2の実施形態による、電子機器50について説明する。電子機器50では第1の実施形態で説明した電子機器10のプリント基板16に搭載されるリセプタクルコネクタが1つであったのに対して、2つになっている。第2の実施形態では、電子機器50と接続可能な外部機器は外部PC600、モバイルバッテリ700とする。詳細は後述するが、外部PC600はUSB PD規格に対応していないため、電子機器50への電力供給源はモバイルバッテリ700となる。
また、第1の実施形態では基板構成がプリント基板16とフレキ21の2部品で構成されていたが、電子機器50ではこれらが一体化されており、フレキシブル基板60となって搭載される。電子機器10の構成と同じ部分については、同じ符号を用いて、その詳細な説明は省略する。
図8は、本実施形態における電子機器50の分解斜視図である。
フレキシブル基板60はベースフィルムの両面に対して導体層が形成されている両面フレキの層構成を有している。
フレキシブル基板60はプラグコネクタ11が実装されるプラグ実装部60aと、外部機器と接続可能にするためのUSBコネクタ60d、60eが実装されるコネクタ実装部60bと、両実装部を繋ぐ腕部60c(接続領域)から構成される。腕部60cは、可撓性を有する。プラグ実装部60aは放熱フィン14の主面14aに固定され、コネクタ実装部60bは主面14aに対して垂直な側面14dに固定される。
本実施形態ではUSBコネクタ60d、60eはプラグコネクタ11と同規格/同TYPEである。USBコネクタ60dはUSBケーブルを介して外部PC600に接続され、USBコネクタ60eはUSBケーブルを介してモバイルバッテリ700に接続される。コネクタ実装部60bにおいて、USBコネクタ60dはUSBコネクタ60eよりダクト12dの吸気口12b側に配置される。
前述の通り、電子機器50は電源供給をモバイルバッテリ700から行う必要があり、USBコネクタ60eは電子機器50が動作しているときは常にモバイルバッテリ700側のプラグに塞がれている。そのため、ユーザーがUSBコネクタ60eに直接触れることはない。一方、外部PC600と接続するUSBコネクタ60dに関しては、電子機器50が駆動中であっても外部PC600との接続・未接続の選択はユーザーに委ねられる。したがって、電子機器50と外部PC600が未接続の状態において、ユーザーはUSBコネクタ60dを直接触れることが可能である。
電子機器50の動作中、放熱フィン14は流路方向に温度差が生じ、排気側よりも吸気側の方が放熱フィン14の温度は低くなる。このとき、流路方向に沿って2つのコネクタ60d・60eが並んで配置された状態で基板がフィンに固定されているため、吸気側に配置されているコネクタ60dの方がコネクタ60eよりも相対的に温度が低くなりやすい構成にしている。このような構成にすることで、電子機器50の動作中にユーザーがUSBコネクタ60dに触れても熱いと感じにくくしている。
プラグ実装部60aは第1の実施形態のフレキシブル基板21の配線腕部21eが腕部60cに置き換わるのみで、その他は同じ構成であるので、説明は省略する。
コネクタ実装部60bは第1の実施形態のプリント基板16と異なり、材質はフレキシブル基板となる。コネクタ実装部60bには、タクトスイッチ60fが実装されている。電子機器10の組み立てが完成した状態で収容ケース12に形成される操作ボタン12cを操作すると、タクトスイッチ60fが押圧されるように構成されている。またコネクタ実装部60bには、ファン用コネクタ60gが実装されている。ファン用コネクタ60gはファン15と電気的に接続するコネクタである。ファン15はステータ部に配置される基板からリード線15cが延出し、リード線15cの先端にはコネクタ60gに適合するヘッダー側のコネクタ15dが接合されている。ファン15はコネクタ実装部60bに実装されている種々の電子部品によって構成されるファン15の駆動・制御回路によって動作する。
コネクタ実装部60bには、更にペルチェ素子17の端子部17bの先端が挿通可能なスルーホールを有する導体ランド60hが形成されている。放熱フィン14に対して先にペルチェ素子17を固定保持し、導体ランド60hに端子部17bを挿通してコネクタ実装部60bを放熱フィン14に固定保持する。半田付け等によって端子部17bと導体ランド60hを電気的に接続する。ペルチェ素子17は、コネクタ実装部60bに実装されている種々の電子部品によって構成されるペルチェ素子17の駆動・制御回路によって動作する。ペルチェ素子17が動作すると、伝熱ゴム18と対向する平面側が吸熱面になり、放熱フィン14と対向する平面側が発熱面になるように構成されている。そして伝熱ゴム18を介してプラグ11が冷却され、反対にペルチェ素子17の熱が放熱フィン14へ放熱される。放熱フィン14に対する上述した種々の部材の取り付けが完了すると、収容ケース12に対して放熱フィン14を固定し、更にカバー13を組み込み、ビス23を締結する。
この時、コネクタ実装部60bに実装されるペルチェ素子17やファン15を駆動させるための電子部品が駆動時に高温になり発生する熱がプラグ実装部60aに伝搬すると、プラグコネクタ11を介した撮像装置1の内部温度低減を妨げてしまう可能性がある。撮像装置1の内部温度低減をより効率的に行うために、コネクタ実装部60bで発生する熱はプラグ実装部60aへ伝搬しにくくすることが望ましい。本実施形態ではフレキシブル基板で一体化しているが、第1の実施形態と同様にフレキシブル基板の二体化にして細線で接続し、コネクタ実装部60bからプラグ実装部60aへ熱の伝搬を防ぐ構成にしても良い。
また、USBコネクタ60d、60eは電子機器50が撮像装置1に装着された状態でもユーザーが外部からケーブルを挿せることができれば、プラグ実装部60aに配置しても構わない。ただし、ユーザーの利便性を考慮すると本実施形態のようにコネクタ実装部60bに配置するほうが好適である。
また、ファン15と電気的に接続するコネクタ16dやペルチェ素子17と電気的に接続する導体ランド16eはフレキシブル基板60のコネクタ実装部60a側ではなくコネクタ実装部60b側に配置し、これらを制御する電子回路もコネクタ実装部60b側に実装している。そのためファン15やペルチェ素子17を駆動するための伝送配線が腕部60cを経由することがなく、腕部60cの幅を細くすることができる。本実施形態では、腕部60cの幅細部は、コネクタ実装部60a、60bの最外形寸法よりも細い。またファン15やペルチェ素子17を駆動することによる発熱の影響がコネクタ実装部60bの導体層を経由してコネクタ実装部60aに伝搬しにくくなり、プラグ11の冷却動作を阻害せず好適に作用する。
図9は、本発明の第2の実施形態における電子機器50の構成を示すブロック図である。
以下、図9を用いて<撮像装置1の構成>、<電子機器50の構成>、<外部PC600の構成>、<モバイルバッテリ700の構成>について説明していく。
<電子機器50の構成>
図9において、コネクタ501、502は外部機器と電気的に接続可能なコネクタである。コネクタ501は、USB Type-Cコネクタであり、電子機器50はコネクタ501を介して、撮像装置50との電力のやり取りおよびデータ通信が可能となる。
コネクタ502、503は、USB Type-Cコネクタであり、電子機器50はコネクタ502(USBコネクタ60d)を介して、外部PC600データ通信が可能となる。そして、コネクタ503(USBコネクタ60e)を介してモバイルバッテリ700と電力のやり取りも可能となる。
システム制御部504は、電子機器50全体を制御する。
電源制御部505は、電流検出回路、電圧検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御505は、電流、電圧の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部504の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給する。また、電源制御部505はシステム制御部504の指示に基づいてPD制御部506の制御を行う。
さらに、電源制御部505はシステム制御部504の指示に基づいてPD制御部506を制御し、コネクタ503を介して、USB PD規格に対応した電力をモバイルバッテリ700から供給する。また、モバイルバッテリから供給した電力はコネクタ501を介して撮像装置1に供給することができる。
PD制御部506は、撮像装置1と電子機器50との間、あるいは電子機器50とモバイルバッテリ700との間で、USB PD規格に対応した所定のネゴシエーションを実施する。
操作部507はシステム制御部504に各種の動作指示を入力するための操作部である。操作部507はペルチェ素子17及びファン15のON/OFFを切り換えるための操作ボタン16cであり、ユーザーが入力指示することでペルチェ素子17及びファン15の開始・停止を制御できる。
ファン制御部508は、システム制御部504の指示に基づいてファン15の駆動制御を行う。
ペルチェ制御部509は、システム制御部504の指示に基づいてペルチェ素子17の駆動制御を行う。
USBデータ通信部510は、システム制御部504の指示に基づいてデータ通信を行う。
<外部PC600の構成>
図9において、601は電子機器50と電気的に接続可能なコネクタである。コネクタ601は、USB Type-Cコネクタであり、外部PC600は、コネクタ601を介して、電子機器50とのデータ通信が可能となる。
システム制御部602は、外部PC600全体を制御する。
電源制御部603は、電流検出回路、電圧検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部603は、電流、電圧、電池残量の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部602の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給する。
電池604は電池であり、たとえばLi-ion電池等の充電可能な二次電池である。電源制御部603はシステム制御部602の指示に基づいて不図示のコネクタ介し外部電源から供給された電力を電池604へ充電する際の充電制御を行う。
USBデータ通信部605は、システム制御部602の指示に基づいてデータ通信を行う。
操作部606はシステム制御部602に各種の動作指示を入力するための操作部である。操作部606はユーザーが入力指示することで様々な制御が可能となる。
表示部607は表示機能を備えるLCD等から構成される。
<モバイルバッテリ700の構成>
図9において、コネクタ701は外部機器と電気的に接続可能なコネクタである。コネクタ701は、USB Type-Cコネクタであり、モバイルバッテリ700は、コネクタ701を介して、電子機器50との電力のやり取りが可能となる。
システム制御部702は、モバイルバッテリ700全体を制御する。
電源制御部703は、電流検出回路、電圧検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御703は、電流、電圧の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部702の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各部へ供給する。また、電源制御部703はシステム制御部702の指示に基づいてPD制御部705の制御を行う。
さらに、電源制御部703はシステム制御部702の指示に基づいてPD制御部506を制御し、コネクタ703を介して、USB PD)規格に対応した電力を撮像装置50へ供給する。
PD制御部705は、電子機器50とモバイルバッテリ700との間で、USB PD規格に対応した所定のネゴシエーションを実施する。
<動作説明>
次に、本実施形態の電子機器50の動作について説明する。
撮像装置1に電子機器50を装着し、電子機器50をアダプタとしてさらに外部PC600とモバイルバッテリ700を接続する。
電子機器50のシステム制御部504はコネクタ502がモバイルバッテリ700と接続されたことを検出すると、電源制御部505にUSB PD規格に応じてモバイルバッテリ700より電力供給を始めるよう指示する。一方、システム制御部504はコネクタ502が外部PC600と接続されたことを検出しても、外部PC600がPD対応していないため、電力供給を行う指示は出さない。
また、電子機器50のシステム制御部504はコネクタ501が撮像装置1と接続されたことを検出し、かつモバイルバッテリ700からの電力供給がなされている場合、電源制御部505を介してPD制御部506に撮像装置1へ給電させることも可能である。
電子機器50がモバイルバッテリ700から給電可能な状態において、ユーザーが操作部507を操作すると、システム制御部504はファン制御部508およびペルチェ制御部509に駆動開始指示を出し、電子機器50は冷却動作を開始する。
また、再度ユーザーが操作部507を操作すると、システム制御部504はファン制御部508およびペルチェ制御部509に駆動停止指示を出し、電子機器50は冷却動作を停止する。
電子機器50の具体的な冷却動作については電子機器10と同様のため省略する。
また、ユーザーが外部PC600の操作部606を操作すれば、撮像装置1および電子機器50及び外部PC600の各々のUSBデータ通信部108、510、605が相互通信されている。したがって、ユーザーが外部PC600の操作部606を操作すれば、システム制御部602の指示により各USBデータ通信部を介して撮像装置1で撮像した画像データを表示部607に表示することができる。
本実施形態によれば、電子機器50は冷却機能とアダプタ機能の両方を有する。電子機器50を介して撮像装置1と他の外部機器を接続できることにより、電子機器50を装着しても、撮像装置1に他の外部機器の使用を阻害することがなく、撮像装置1の内部温度上昇を低減させることができる。
本実施形態では、USBコネクタ60d、60eは両方ともプラグコネクタ11と同規格/同TYPEであると説明したが、コネクタ60eは電力供給ができればプラグコネクタ11と同規格/同TYPEでなくてもよい。
(そのほかの実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 撮像装置(外部機器)
2 リセプタクルコネクタ
3 制御基板
4 制御IC
10 電子機器
11 プラグ(インターフェース部)
11a 接続部
12d ダクト
14 放熱フィン(放熱部)
14c フィン
15 ファン
16 プリント基板
16a/202 リセプタクルコネクタ
17 ペルチェ素子17(熱移送部)
18 伝熱ゴム(弾性伝熱部)
21 フレキシブル基板

Claims (10)

  1. 第1の外部機器が備えたインターフェース端子に対して取り付け可能に構成される第1の接続部と、熱移送部と、放熱部と、第2の接続部と、を有し、
    前記第1の接続部は、前記熱移送部および前記放熱部と接し、
    前記放熱部、前記熱移送部、前記第1の接続部、の順に積層配置され、熱的に結合し、
    前記第2の接続部は、第2の外部機器と接続が可能であり、前記第1の接続部と電気的に接続されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の接続部は、ヘッダー形状とプラグ形状とメイル形状とのいずれかを有し、
    前記第2の接続部は、リセプタクル形状とピンジャック形状とフィメイル形状とのいずれかを有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. さらに第3の接続部を有し、
    前記第3の接続部を介して前記外部機器から受電する請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の接続部から前記第2の接続部までの熱抵抗は、前記第2の接続部から前記放熱部までの熱抵抗よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第1の外部機器に対して前記第1の接続部が装着する方向と、
    前記第2の外部機器に対して前記第2の接続部が装着する方向と、が略垂直であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の実装部と前記第2の実装部と電気的に接続する腕部を有し、
    前記腕部は、前記第1の実装部および前記第2の実装部の最外形寸法よりも細い幅細部を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記第1の実装部と、前記第2の実装部と、前記第1の実装部および前記第2の実装部を電気的に接続し可撓性を有する接続領域と、から一体的に構成される基板を有し、
    前記第1の実装部と前記第2の実装部とが前記放熱部の異なる面に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記第2の実装部は、前記放熱部と熱的に結合していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記第2の実装部は、前記熱移送部に電気的に接続される接続部を有することを特徴とする請求項1ないし8に記載の電子機器。
  10. 第1の外部機器が備えたインターフェース端子に対して取り付け可能に構成される第1の接続部と、
    前記第1の接続部と電気的に接続が可能な第2の接続部と、
    第2の外部機器と接続する第3の接続部と、
    熱移送部と、
    放熱部と、
    前記放熱部を通過する外気の流路が形成されるダクト部と、
    外気を前記ダクト部の中へ吸気し、または、前記ダクト部の中の外気を排気するファンと、を有し、
    前記放熱部と前記熱移送部とは前記第1の接続部と熱的に結合して前記第1の接続部の温度を低下させ、
    前記第3の接続部は、前記第2の接続部よりも、前記ファンの吸気口に近く配置されることを特徴とする電子機器。
JP2021069719A 2021-04-16 2021-04-16 電子機器および電子機器システム Pending JP2022164306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021069719A JP2022164306A (ja) 2021-04-16 2021-04-16 電子機器および電子機器システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021069719A JP2022164306A (ja) 2021-04-16 2021-04-16 電子機器および電子機器システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022164306A true JP2022164306A (ja) 2022-10-27

Family

ID=83743299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021069719A Pending JP2022164306A (ja) 2021-04-16 2021-04-16 電子機器および電子機器システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022164306A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4404726B2 (ja) 車載用電力変換装置
JP3294785B2 (ja) 回路素子の放熱構造
JP7210166B2 (ja) 撮像システム
JPWO2012137267A1 (ja) 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法
JP6924974B1 (ja) 撮像装置
JP2007174526A (ja) 携帯電子機器の放熱構造
JP2007134610A (ja) 携帯型電子機器
CN116056409B (zh) 一种主板的屏蔽散热结构及电子设备
US20040095713A1 (en) External power supply module adapted to be disposed in a portable electronic apparatus
JP2012195525A (ja) 電子制御装置
JP6000337B2 (ja) 撮像装置
JP2005191130A (ja) 電子制御装置及び電子制御装置群
JP2008142221A (ja) 超音波診断装置およびその超音波プローブ
JP2008192968A (ja) 放熱装置、通信機器および機器の放熱方法
JP2022021539A (ja) 電子機器および電子機器システム
JP2010267954A (ja) 電子機器
JP2022164306A (ja) 電子機器および電子機器システム
JP5464930B2 (ja) 電子機器
JP2007207870A (ja) 携帯端末装置
JP2008103577A (ja) パワーモジュールの放熱構造およびそれを備えたモータ制御装置
JP2005150454A (ja) 電力変換装置の冷却構造
US11829054B2 (en) Electronic apparatus comprising an interface unit comprising a connection unit, a heat transfer unit, a heat dissipation unit, and a fixation member
JP2006324207A (ja) コネクタ付きケーブル
JP4412542B2 (ja) 封止型電子部品、回路基板及び電子機器
JPH1098287A (ja) 回路基板モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20231213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240313