JP2021144171A - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】断裁された各シートを束ねたときに束内でのバラツキを抑制する。【解決手段】後処理装置40は、用紙Pを前半のシートAと後半のシートBとに断裁するトリマーユニット41と、トリマーユニット41によって断裁された前半のシートAと後半のシートBを搬送する搬送部(フィニッシャーユニット44の搬送部442等)と、当該搬送部を制御する制御部(フィニッシャーユニット44の制御部444等)と、を備え、当該制御部は、当該搬送部を制御して断裁された前半のシートAと後半のシートBを搬送させる際に、前半のシートAと後半のシートBが断裁前の用紙Pにおいて占めていた位置に応じて当該前半のシートAと当該後半のシートBの搬送先を異ならせる。【選択図】図2

Description

本発明は、後処理装置及び画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置により画像が形成された枚葉紙を複数のシートに断裁する後処理装置が利用されている。
かかる後処理装置においては、一のシートに複数の画像を印刷し、そのシートを断裁して、それぞれが同じ画像を印刷した複数のシートを得る場合、断裁後のシートでジャムが発生したときに、画像の重複が生じないようにしてリカバリできる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−105973号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術を用いて、例えばA3サイズの枚葉紙を断裁して2部のA4サイズのシートを得る断裁処理を行う場合、断裁位置精度によっては断裁された前半のシートと後半のシートとでサイズが異なってしまうケースがある。このため、断裁された各シートを束ねたときにシート同士が揃わず束内でバラツキが起きてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、断裁された各シートを束ねたときに束内でのバラツキを抑制することができる後処理装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の後処理装置は、
枚葉紙を複数のシートに断裁する断裁部と、
前記断裁部によって断裁されたぞれぞれのシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記搬送部を制御して前記断裁されたそれぞれのシートを搬送させる際に、当該シートが断裁前の前記枚葉紙において占めていた位置に応じて当該シートの搬送先を異ならせる、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記断裁されたそれぞれのシートを互いに異なる排紙トレイに排出するモードを有し、
前記制御部は、前記モードが設定されている場合、前記シートが断裁前の前記枚葉紙において占めていた位置に応じて設定される排紙トレイを当該シートの搬送先として、前記断裁されたそれぞれのシートを搬送させる、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
互いに異なる機能を有した複数の後処理部を備え、
前記制御部は、前記枚葉紙への画像形成の結果に基づいて、前記複数の後処理部のうちの一の後処理部を前記シートの搬送先として設定可能である、
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記制御部は、前記シートが搬送された前記後処理部において当該シートをスタックさせ当該後処理部が有する機能の後処理を行わせる、
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、
前記複数の後処理部がそれぞれ有する各機能は、少なくとも、ステープル、くるみ製本、中綴じ、平積み、シフト、パンチのうちのいずれかである、
ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明の画像形成システムは、
枚葉紙に画像を形成する画像形成装置と、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の後処理装置と、
を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記画像形成装置は、前記後処理装置の各搬送先に搬送される前記シートの枚数に応じて決定される各枚葉紙に形成する画像の割付態様、及び、当該各枚葉紙の画像形成の順番に従って、当該各枚葉紙に画像を形成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、断裁された各シートを束ねたときに束内でのバラツキを抑制することができる。
本実施の形態における画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成システムの制御構造を示す機能ブロック図である。 振分排紙制御処理を示すフローチャートである。 振分排紙制御処理の対象となる各用紙の画像形成の一例を示す図である。 振分排紙制御処理の変形例を示すフローチャートである。 振分排紙制御処理の対象となる各用紙の画像形成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.構成の説明>
図1は、本実施の形態における画像形成システム1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、給紙ユニット10と、画像形成装置20と、中継搬送ユニット30と、後処理装置40と、を備える。画像形成システム1は、用紙搬送方向DRに沿って、給紙ユニット10、画像形成装置20、中継搬送ユニット30及び後処理装置40が直列に接続された構成となっている。
給紙ユニット10は、画像形成装置20の上流側に接続され、大量の用紙(枚葉紙)Pを収容する複数段の給紙トレイ等からなる給紙部11を筐体の内部に有している。給紙部11には、同一サイズや異なるサイズの用紙Pが収容される。給紙ユニット10は、図示しない送風部や吸着搬送部、搬送ローラー等を有している。印刷処理が開始されると、印刷ジョブで指定された用紙Pは、送風部や吸着搬送部等によって給紙トレイから一枚ずつ分離されて取り出され、搬送ローラー等を介して画像形成装置20に搬送される。
画像形成装置20は、操作表示部21と、画像形成部22と、給紙部23と、定着部24と、を備える。
操作表示部21は、画像形成装置20を構成する筐体上面部に設置され、LCD(Liquid Crystal Display)等からなるタッチ操作が可能なタッチパネルと、数字キーやスタートボタン等の各種ボタンを含むハードキーとを有している。操作表示部21は、用紙サイズ、給紙トレイ等の画像形成条件や、後処理装置40の処理条件等のユーザーによる入力操作を受け付ける。また、ユーザーに通知するための画像形成システム1の状態や各構成の状態等の各種情報を表示する。
画像形成部22は、図示しない帯電部、感光体、露光部、及び、現像部を備える。帯電部によって感光体に対して電荷を付加した後、露光部からレーザ光を照射して感光体に静電潜像を形成する。そして、現像部により感光体の表面に静電潜像を顕像化させてトナー像を形成する。その後、トナー像を中間転写ベルトに転写させ、中間転写ベルトに転写させたトナー像を所定のタイミングで搬送されてくる用紙Pの表面に転写させる。画像が転写された用紙Pは、画像形成部22の下流側に設置された定着部24に搬送される。
給紙部23は、A4サイズやA3サイズ等の各種の用紙Pが収容される複数の給紙トレイを有している。給紙部23は、画像形成処理の開始が操作表示部21等で選択されると、ピックアップローラーや捌きローラー等により給紙トレイから用紙Pを取り出す。そして、取り出した用紙Pを搬送ローラー等により一枚ずつ画像形成部22に搬送する。
定着部24は、例えば加圧ローラーや定着ローラー、ベルト等から構成され、画像形成部22から搬送されてくる用紙Pに対して加熱及び加圧処理を行うことにより、トナー像を用紙P上に定着させる。定着部24で定着処理された用紙Pは、画像形成装置20の下流側に接続された中継搬送ユニット30に向けて搬送される。
中継搬送ユニット30は、画像形成装置20から搬送された用紙Pを下流側の後処理装置40に向けて中継搬送する。中継搬送ユニット30は、画像形成装置20から搬送されてくる用紙Pの搬送スピードと同期をとる機能を備える。また、中継搬送ユニット30は、画像形成装置20から搬送されてくる用紙Pに対してカール矯正(デカール処理)を行う機能を備える。
後処理装置40は、トリマーユニット41と、スタッカーユニット42と、くるみ製本ユニット43と、フィニッシャーユニット44と、を備える。後処理装置40は、用紙搬送方向DRに沿って、トリマーユニット41、スタッカーユニット42、くるみ製本ユニット43及びフィニッシャーユニット44が直列に接続された構成となっている。
トリマーユニット41は、中継搬送ユニット30から搬送されてきた用紙Pに対して、指定された断裁処理を行う。具体的には、トリマーユニット41は、例えば、A3サイズの用紙PをA4サイズに断裁して2部のA4サイズのシートを得ることができるようになっている。トリマーユニット41は、断裁されたシートを後段のスタッカーユニット42へ搬送したり、トリマーユニット41に備えられているサブトレイT1に排紙することが可能となっている。
スタッカーユニット42は、トリマーユニット41から搬送されてきたシート(トリマーユニット41で断裁処理が施されたシート)を、筐体内に設けられているメイントレイT2に収容する。また、スタッカーユニット42では、トリマーユニット41から搬送されてきたシートをメイントレイT2に収容せずに、後段のくるみ製本ユニット43へ搬送したり、スタッカーユニット42に備えられているサブトレイT3に排紙することが可能となっている。また、スタッカーユニット42では、メイントレイT2にシートを収容する際、シフト処理を行うことが可能となっている。
くるみ製本ユニット43は、スタッカーユニット42から搬送されてきたシートに基づいて、くるみ製本を行った後、筐体内に設けられているメイントレイ(製本トレイ)T4に排紙する。また、くるみ製本ユニット43は、スタッカーユニット42から搬送されてきたシートを、後段のフィニッシャーユニット44へ搬送したり、くるみ製本ユニット43に備えられているサブトレイT5に排紙することが可能となっている。
フィニッシャーユニット44は、くるみ製本ユニット43から搬送されてきたシートを、筐体内に設けられているステープルトレイT6に積載し、積載されたシートの束に対して、指定されたステープル処理(例えば、コーナーステープル、2点ステープル等)を施した後、メイントレイT7に排紙する。また、フィニッシャーユニット44では、くるみ製本ユニット43から搬送されてきたシートに対してステープル処理を施すことなく、指定されたトレイ(メイントレイT7、第1〜第5サブトレイT8〜T12のいずれか)に排紙することが可能となっている。
次に、画像形成システム1の制御構造について説明する。図2は、画像形成システム1の制御構造を示す機能ブロック図である。なお、図2では、給紙ユニット10、画像形成装置20、及び、後処理装置40のうちのフィニッシャーユニット44のブロック構成のみを示し、中継搬送ユニット30及び他の後処理装置40のブロック構成については記載を省略している。
図2に示すように、画像形成装置20は、システム全体の動作を制御する制御部27を備えている。制御部27は、CPU(Central Processing Unit)271と、ROM(Read Only Memory)272と、RAM(Random Access Memory)273と、を備える。CPU271は、ROM272から読み出したプログラムやデータをRAM273上に展開して実行することで、画像形成処理や給紙ユニット10、フィニッシャーユニット44を含む後処理装置40の動作を制御する。
制御部27には、操作表示部21と、画像形成部22と、給紙部23と、定着部24と、搬送部25と、通信部26と、がそれぞれ接続されている。操作表示部21は、用紙サイズや用紙種類等の画像形成条件を受け付け、また、フィニッシャーユニット44の選択情報やステープル条件等を受け付け、これらの受け付けた入力情報に基づく操作信号を制御部27に供給する。
画像形成部22は、制御部27の指示に基づいて、帯電、露光、現像処理や中間転写ベルト等の速度制御等を実行する。給紙部23は、制御部27の指示に基づいて、ユーザーに選択された用紙Pに対応した給紙トレイから用紙Pを一枚ずつ取り出して画像形成部22に供給する。
搬送部25は、搬送経路に設置された複数の搬送ローラーを駆動するための駆動部(図示省略)を有している。この駆動部は、例えばステッピングモーターから構成され、制御部27から供給される駆動信号に基づいて駆動する。
通信部26は、NIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースから構成され、給紙ユニット10の通信部13やフィニッシャーユニット44の通信部443に接続されている。通信部26は、給紙ユニット10やフィニッシャーユニット44と双方向通信を行い、給紙に関する情報、ステープル処理に関する情報、搬送に関する情報を送受信する。
給紙ユニット10は、給紙部11と、搬送部12と、通信部13と、制御部14と、を備える。給紙部11は、制御部14の指示に基づいて、送風部や吸着搬送部等を制御してユーザーにより選択された用紙Pに対応した給紙トレイから用紙Pを一枚ずつ取り出す。搬送部12は、例えば複数の搬送ローラーを有しており、制御部14から供給される駆動信号に基づいて駆動し、給紙部11から取り出された用紙Pを画像形成装置20に搬送する。
制御部14は、CPU141と、ROM142と、RAM143と、を備え、画像形成装置20の制御部27の指示に基づいて、給紙部11及び搬送部12の動作を制御する。
フィニッシャーユニット44は、ステープル処理部441と、搬送部442と、通信部443と、制御部444と、を備える。
ステープル処理部441は、制御部444の制御下において、ステープルトレイT6に積載されたシートの束に対して、指定されたステープル処理(例えば、コーナーステープル、2点ステープル等)を行う。
搬送部442は、搬送ローラー(図示省略)を駆動するためのステッピングモーター等を有し、制御部444から供給される駆動信号に基づいて駆動して、当該搬送ローラーを回転させることで、トリマーユニット41で断裁処理が施されたシートを指定された搬送先(ステープルトレイT6、メイントレイT7、第1〜第5サブトレイT8〜T12のいずれか)に搬送する。
制御部444は、CPU4441と、ROM4442と、RAM4443と、を備え、画像形成装置20の制御部27の指示に基づいて、ステープル処理部441及び搬送部442の動作を制御する。
<2.動作の説明>
次に、画像形成システム1の動作について説明する。
図3は、画像形成システム1により実行される振分排紙制御処理を示すフローチャートである。
振分排紙制御処理は、画像形成装置20のCPU271とROM272に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される。また、この処理が開始される際、ユーザー操作に基づき振分排紙モードの設定がなされているものとする。ここで、振分排紙モードとは、図4に示すように、トリマーユニット41において用紙Pが2分割される際に得られる前半のシートAと後半のシートBをそれぞれ予め指定された互いに異なるトレイに排紙するモードである。
図3に示すように、画像形成装置20の制御部27の指示に基づいて、まず、後処理装置40は、この振分排紙制御処理の対象となる用紙(例えば、いわゆる2in1印刷がなされた用紙)P(図4参照)をトリマーユニット41へ順次搬送させる(ステップS1)。
次いで、後処理装置40は、トリマーユニット41を制御して、用紙Pを前半のシートAと後半のシートBとに2分割する断裁処理を行う(ステップS2)。
次いで、後処理装置40は、断裁された前半のシートAをユーザー操作に基づき指定された第1のトレイ(例えば、フィニッシャーユニット44のメイントレイT7)に搬送させる(ステップS3)。
次いで、後処理装置40は、断裁された後半のシートBをユーザー操作に基づき指定された第2のトレイ(例えば、くるみ製本ユニット43のサブトレイT5)に搬送させる(ステップS4)。
次いで、後処理装置40は、振分排紙制御処理の対象となる枚数分(例えば、6枚)の用紙Pをトリマーユニット41へ搬送したか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5において、振分排紙制御処理の対象となる枚数分の用紙Pをトリマーユニット41へ搬送していないと判定された場合(ステップS5;NO)、後処理装置40は、処理をステップS1へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
また、ステップS5において、振分排紙制御処理の対象となる枚数分の用紙Pをトリマーユニット41へ搬送したと判定された場合(ステップS5;YES)、後処理装置40は、振分排紙制御処理を終了する。この結果、図4に示すように、6枚の用紙Pを対象として上記の振分排紙制御処理が行われた場合、前半のシートAはフィニッシャーユニット44のメイントレイT7に積載され、6枚のシートAの束が得られることとなる。一方、後半のシートBはくるみ製本ユニット43のサブトレイT5に積載され、6枚のシートBの束が得られることとなる。
なお、上記の振分排紙制御処理では、前半のシートAをフィニッシャーユニット44のメイントレイT7に振り分け、後半のシートBをくるみ製本ユニット43のサブトレイT5に振り分ける構成を例示して説明したが、前半のシートAと後半のシートBが搬送される排紙トレイが異なっていればよく、例えば、前半のシートAをフィニッシャーユニット44の第1サブトレイT8に振り分け、後半のシートBをフィニッシャーユニット44の第2サブトレイT9に振り分けるようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、後処理装置40は、用紙Pを前半のシートAと後半のシートBとに断裁するトリマーユニット41と、トリマーユニット41によって断裁された前半のシートAと後半のシートBを搬送する搬送部(フィニッシャーユニット44の搬送部442等)と、当該搬送部を制御する制御部(フィニッシャーユニット44の制御部444等)と、を備え、当該制御部は、当該搬送部を制御して断裁された前半のシートAと後半のシートBを搬送させる際に、前半のシートAと後半のシートBが断裁前の用紙Pにおいて占めていた位置に応じて当該前半のシートAと当該後半のシートBの搬送先を異ならせる。
このため、前半のシートAと後半のシートBとが同一の搬送先に搬送されないようにすることで、搬送先において前半のシートAと後半のシートBとが束ねられないようにすることができるので、各シートを束ねたときに束内でのバラツキを抑制することができる。この結果、シートの束を冊子にしたときの冊子品質を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、後処理装置40は、前半のシートAと後半のシートBを互いに異なる排紙トレイに排出する振分排紙モードを有し、制御部(フィニッシャーユニット44の制御部444等)は、振分排紙モードが設定されている場合、前半のシートAと後半のシートBが断裁前の用紙Pにおいて占めていた位置に応じて設定される排紙トレイを当該前半のシートAと当該後半のシートBの搬送先として、前半のシートAと後半のシートBを搬送させる。
このため、前半のシートAを一の排紙トレイに搬送する一方で、後半のシートBを当該一の排紙トレイとは異なる他の排紙トレイに搬送することで、前半のシートAは当該シート同士で束ねることができ、後半のシートBは当該シート同士で束ねることができるので、各シートを束ねたときに束内でのバラツキをより効果的に抑制することができる。この結果、シートの束を冊子にしたときの冊子品質をより向上させることができる。
<3.変形例>
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。
図5は、上述した振分排紙制御処理の変形例を示すフローチャートである。
図5に示すように、画像形成装置20の制御部27の指示に基づいて、まず、後処理装置40は、この振分排紙制御処理の対象となる用紙P(図4参照)をトリマーユニット41へ順次搬送させる(ステップS11)。
次いで、後処理装置40は、トリマーユニット41を制御して、用紙Pを前半のシートAと後半のシートBとに2分割する断裁処理を行う(ステップS12)。
次いで、後処理装置40は、断裁された前半のシートAをユーザー操作に基づき指定された第1のトレイ(例えば、フィニッシャーユニット44のメイントレイT7)に搬送させる(ステップS13)。
次いで、後処理装置40は、断裁された後半のシートBをユーザー操作に基づき指定された後処理部(例えば、フィニッシャーユニット44のステープルトレイT6)に搬送させる(ステップS14)。
次いで、後処理装置40は、振分排紙制御処理の対象となる枚数分(例えば、6枚)の用紙Pをトリマーユニット41へ搬送したか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS15において、振分排紙制御処理の対象となる枚数分の用紙Pをトリマーユニット41へ搬送していないと判定された場合(ステップS15;NO)、後処理装置40は、処理をステップS11へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
また、ステップS15において、振分排紙制御処理の対象となる枚数分の用紙Pをトリマーユニット41へ搬送したと判定された場合(ステップS15;YES)、後処理装置40は、ステップS14で後処理部(例えば、フィニッシャーユニット44のステープルトレイT6)に搬送されて積層された後半のシートBの束を対象とした後処理(例えば、ステープル処理)を行う(ステップS16)。そして、後処理装置40は、振分排紙制御処理を終了する。この結果、図4に示すように、6枚の用紙Pを対象として上記変形例の振分排紙制御処理が行われた場合、前半のシートAはフィニッシャーユニット44のメイントレイT7に積載され、6枚のシートAの束が得られることとなる。一方、後半のシートBはフィニッシャーユニット44のステープルトレイT6に積載された後、ステープル処理が施され、6枚のシートBによる冊子が得られることとなる。
なお、上記の振分排紙制御処理では、前半のシートAをフィニッシャーユニット44のメイントレイT7に振り分け、後半のシートBをフィニッシャーユニット44のステープルトレイT6に振り分けた後、当該ステープルトレイT6に積載された後半のシートBの束に対してステープル処理を施す構成を例示して説明したが、例えば、前半のシートAをフィニッシャーユニット44のメイントレイT7に振り分け、後半のシートBをくるみ製本ユニット43の後処理部(図示省略)に振り分けた後、当該後処理部に積載された後半のシートBの束に対してくるみ製本を行うようにしてもよい。
以上のように、本変形例によれば、後処理装置40は、互いに異なる機能を有した複数の後処理ユニット(後処理部)を備え、制御部(フィニッシャーユニット44の制御部444等)は、用紙Pへの画像形成の結果に基づいて、複数の後処理ユニットのうちの一の後処理ユニットを前半のシートA又は後半のシートBの搬送先として設定可能である。
このため、前半のシートAと後半のシートBとが同一の搬送先に搬送されないようにすることで、搬送先において前半のシートAと後半のシートBとが束ねられないようにすることができるので、各シートを束ねたときに束内でのバラツキを抑制することができる。
また、本変形例によれば、後処理装置40は、後半のシートBが搬送された後処理ユニットにおいて当該後半のシートBをスタックさせ当該後処理ユニットが有する機能の後処理を行わせる。
このため、後半のシートBの束に対して後処理を行うことができるので、当該後半のシートBの束に対して後処理を施して冊子にしたときの冊子品質を向上させることができる。
<4.その他>
以上、本発明を適用した好ましい実施形態について説明したが、上記実施形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態や上記変形例では、前半のシートAと後半のシートBとに関して、互いに束ねる枚数が同じである場合を例示して説明したが、束ねる枚数が異なる場合、不要となるシートを他の排紙トレイに搬送するようにしても良い。例えば、前半のシートAを6枚の束とする一方、後半のシートBを5枚の束とする場合、前半のシートAをフィニッシャーユニット44のメイントレイT7に6枚振り分け、後半のシートBをくるみ製本ユニット43のサブトレイT5に5枚振り分け、残り1枚の後半のシートBをフィニッシャーユニット44の第1サブトレイT8に振り分けるようにしてもよい。
また、上記変形例では、前半のシートAに関しては後処理を施すことなく排紙トレイに振り分けるようにしたが、当該前半のシートAに関しても指定された後処理部(但し、後半のシートBが搬送される後処理部とは異なる後処理部)に搬送し、当該後処理部にて後処理を行うようにしても良い。また、かかる場合、前半のシートAと後半のシートBとで後処理を行うシートの枚数が異なる場合、不要となるシートを他の排紙トレイに搬送するようにしても良い。
また、例えば、20枚のシートに対してくるみ製本を行うことで得られる20枚くるみ製本束と、後処理を行わず単に3枚のシートを束ねた3枚シート束と、16枚のシートに対してステープル処理を行うことで得られる16枚ステープル束と、をそれぞれ作成する場合、不要となるシートを最小限に抑えることを目的として、画像形成装置20において画像形成を行う各用紙Pの画像の割付態様、及び、当該各用紙Pの画像形成の順番をコントロールできるようにしても良い。具体的には、かかる場合、図6に示すように、20枚の各用紙Pの前半のシートAを全てくるみ製本用のシートとする。そして、20枚の各用紙Pのうち1番目〜3番目に画像形成を行う3枚の用紙Pの後半のシートBを上記の3枚シート束用のシートとする。そして、4番目〜19番目に画像形成を行う16枚の用紙Pの後半のシートCを上記の16枚ステープル束用のシートとする。そして、最後(20番目)に画像形成を行う用紙Pの後半のシートDを不要のシートとすることで不要となるシートを最小限に抑える。
また、上記実施の形態や上記変形例では、後処理装置40は、トリマーユニット41と、スタッカーユニット42と、くるみ製本ユニット43と、フィニッシャーユニット44と、の4つの後処理ユニットで構成する場合を例示して説明を行ったが、これらの後処理ユニットの組み合わせは適宜変更可能である。また、上記の後処理ユニットに加えて、又は、上記の後処理ユニットに代えて、例えば、中綴じユニットやパンチユニットを後処理装置40の構成に加えても良い。
1 画像形成システム
10 給紙ユニット
11 給紙部
12 搬送部
13 通信部
14 制御部
20 画像形成装置
21 操作表示部
22 画像形成部
23 給紙部
24 定着部
25 搬送部
26 通信部
27 制御部
30 中継搬送ユニット
40 後処理装置
41 トリマーユニット
42 スタッカーユニット
43 くるみ製本ユニット
44 フィニッシャーユニット
441 ステープル処理部
442 搬送部
443 通信部
444 制御部

Claims (7)

  1. 枚葉紙を複数のシートに断裁する断裁部と、
    前記断裁部によって断裁されたぞれぞれのシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記搬送部を制御して前記断裁されたそれぞれのシートを搬送させる際に、当該シートが断裁前の前記枚葉紙において占めていた位置に応じて当該シートの搬送先を異ならせる、
    ことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記断裁されたそれぞれのシートを互いに異なる排紙トレイに排出するモードを有し、
    前記制御部は、前記モードが設定されている場合、前記シートが断裁前の前記枚葉紙において占めていた位置に応じて設定される排紙トレイを当該シートの搬送先として、前記断裁されたそれぞれのシートを搬送させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 互いに異なる機能を有した複数の後処理部を備え、
    前記制御部は、前記枚葉紙への画像形成の結果に基づいて、前記複数の後処理部のうちの一の後処理部を前記シートの搬送先として設定可能である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記制御部は、前記シートが搬送された前記後処理部において当該シートをスタックさせ当該後処理部が有する機能の後処理を行わせる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の後処理装置。
  5. 前記複数の後処理部がそれぞれ有する各機能は、少なくとも、ステープル、くるみ製本、中綴じ、平積み、シフト、パンチのうちのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の後処理装置。
  6. 枚葉紙に画像を形成する画像形成装置と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の後処理装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記画像形成装置は、前記後処理装置の各搬送先に搬送される前記シートの枚数に応じて決定される各枚葉紙に形成する画像の割付態様、及び、当該各枚葉紙の画像形成の順番に従って、当該各枚葉紙に画像を形成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
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