JP2009155110A - シート後処理装置、画像形成装置及びシート後処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート束の排出性能を向上して、シート束排出によるシート束の整合性を向上する。シート後処理装置の小型化を図る。
【解決手段】連続ステイプルモード時に、ステイプル前にシート紙をシフトする横整合板18、ステイプル後に直ちにシート束を処理トレイ17から排出する搬送機構24を有する。ソートモード時に、搬送機構24は、シート束を排出方向と直行する方向にシフトしながら処理トレイ17から排出する。
【選択図】図2
【解決手段】連続ステイプルモード時に、ステイプル前にシート紙をシフトする横整合板18、ステイプル後に直ちにシート束を処理トレイ17から排出する搬送機構24を有する。ソートモード時に、搬送機構24は、シート束を排出方向と直行する方向にシフトしながら処理トレイ17から排出する。
【選択図】図2
Description
この発明は、複写機やプリンタ、複合機の画像形成装置にて画像形成されたシートの後処理を行うシート後処理装置、画像形成装置及びシート後処理方法に関する。
画像形成装置から供給されるシートをソートし、あるいはステイプル処理する、シート後処理装置がある。このシート処理装置として、従来、ステイプルモードでは、複数部の針の重なりを防止するためのシフト操作をステイプル後に行ってシート束を排出し、ソートモードでは、載置台でシート群ごとにシフト移動した後にシート束を排出する装置がある(例えば特許文献1参照。)。
特開平2−23150号公報(第5頁左上欄第10行目〜同右上欄第11行目、第6頁右下欄第12行目〜第7頁左下欄第3行目、図10)
しかしながら特許文献1では、シート群をステイプル処理し或いは載置台に載置したシート群をシフトした後にシート束を排出することから、シート束の排出の開始が遅れる。又多数枚で重量のあるシート束は、駆動トルクの大きいシフト機構が必要となる。ソートモードにおいては、排出方向の長さが長いシート或いは腰の弱い(張りの無い)シートが、排出時に、排出方向に撓み、排出を乱す恐れがある。
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、シート束の排出時に、排出の開始が遅れることが無く、又シフト機構のトルクが大きくなるのを抑制でき、画像形成及びシート後処理のパフォーマンスを向上するシート後処理装置、画像形成装置、シート後処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためこの発明のシート後処理装置は、シートを複数枚積載する処理トレイと、前記シートを後処理する処理部材と、前記処理トレイから排出される前記複数枚のシートを収納する収納部材と、前記処理トレイから前記複数枚のシートを排出方向と直交する方向にシフトしながら前記収納部材に搬送する排紙搬送部材とを有するものである。
本発明によれば、連続ステイプルモード時の処理時間の短縮を得られ、又排紙搬送部材の駆動装置の小型化、低価格化を得られる。更に良好な排紙搬送を得られる。又装置全体の小型軽量化更には騒音の抑制を得られる。
この発明は、シート紙のシフトを行う。
以下にこの発明の実施例1を図1乃至図17を参照して詳細に説明する。図1は実施例1の画像形成装置である複写機100と、複写機100に接続されるシート後処理装置であるフィニッシャ部7を示す概略構成図である。複写機100は上面に原稿Dの載置台112を有する。載置台112の上方には原稿Dを載置台112に送る自動原稿送り装置(ADF)107が配置される。ADF107に原稿Dをセットして、画像形成条件(例えばステイプル処理の有無、ステイプル処理の内容、複写枚数、シートサイズ等)を設定する。次いでコピー操作を開始すると、ADF107により原稿Dは、載置台112のリードガラス112aを走行し、スキャナ部104により画像を読取られる。
複写機100は、スキャナ部104、画像形成部であるプリンタ部106、給紙部108を有する。プリンタ部106の感光体ドラム144の周囲には、帯電チャージャ130、現像装置146、転写剥離チャージャ148、ドラムクリーナ131が配置される。感光体ドラム144周囲の帯電チャージャ130から現像装置146に到る間には、レーザ露光装置141から露光々が照射される。レーザ露光装置141は、スキャナ部104で読み取った原稿Dの画像情報等に応じて、露光々を発振する。露光々が照射されると、感光体ドラム144上に静電潜像が形成される。現像装置146は、感光体ドラム144にトナーを供給して、感光体ドラム144上の静電潜像を顕像化してトナー像を形成する。
給紙部108は、シートであるシート紙Pを収納する第1乃至第3の給紙カセット152、153、154、大容量給紙機構155及び手差し給紙機構156を有する。給紙部108は、感光体ドラム144上のトナー像に同期して、シート紙Pを転写剥離チャージャ148位置に給紙する。転写剥離チャージャ148は、感光体ドラム144上のトナー像をシート紙Pに転写して、シート紙Pを感光体ドラム144から剥離する。トナー像を有するシート紙Pは、定着装置160により定着される。定着後シート紙Pは、排紙ローラ161或いは再搬送部162に搬送される。シート紙Pは、排紙ローラ161からフィニッシャ部7に供給される。シート紙Pは、再搬送部162から転写剥離チャージャ148位置に再搬送される。
フィニッシャ部7は、図2に示すように、複写機100で画像形成され、排紙ローラ161から排紙されたシート紙Pを、取り入れる入り口ローラ10を有する。入り口ローラ10から取り入れられたシート紙Pは、第1の出口ローラ11により固定トレイ12に排紙される。入り口ローラ10から取り入れられたシート紙Pは、第2の出口ローラ13により処理機構14側に供給される。ゲートフラップ16は、入り口ローラ10により取り入れられたシート紙Pを、第1の出口ローラ11方向或いは第2の出口ローラ13方向に振り分ける。
処理機構14は、処理トレイであり第2の出口ローラ13から供給されるシート紙Pを複数枚載置する処理トレイ17、処理部材であり処理トレイ17にあるシート紙Pをシフトする、シフト部材である横整合板18、処理部材であり処理トレイ17にあるシート紙Pをステイプルするステイプル部材であるステイプラ20、処理トレイ17から排出されるシート紙Pを収納する収納部材である積載トレイ21、処理トレイ17上の複数枚のシートであるシート束を積載トレイ21に搬送する排紙搬送部材である搬送機構24を有する。
更に処理トレイ17の上方には、第2の出口ローラ13から供給されたシート紙Pを一時的に待機する待機トレイ22がある。待機トレイ22は、処理トレイ17上での前のシート束の後処理が終了するのを待機する。前のシート束が後処理する間に、次のシート束を待機トレイ22に排出出来る。
図3に示すように、待機トレイ22は、フロント側バッファトレイ22aとリア側バッファトレイ22bを有する。処理トレイ17上の前のシート束が無くなると、フロント側バッファトレイ22aをフロント側にスライドし、リア側バッファトレイ22bをリア側にスライドする。待機トレイ22上のシート紙Pは処理トレイ17に落下する。フロント側バッファトレイ22a及びリア側バッファトレイ22bは、バッファトレイガイドモータ23によりタイミングベルト23aを介してスライドする。
処理トレイ17は、図4、図5に示すように、待機トレイ22から落下されるシート紙Pを載置して集積する台17aを有する。台17aは、シート紙Pの搬送方向において、載置トレイ21側が高くなる傾斜を有する。台17aのシート紙Pの搬送方向後端側には、後端ストッパ17b及び縦整合ローラ17cがある。台17aのシート紙Pの搬送方向先端側には、排出ローラ27が設ある。図6に示すように台17aのシート紙Pの搬送方向後端側の上方には、パドル26が設けられる。パドル26は、パドルモータ26aにより駆動される。
図5−図7に示すように縦整合ローラ17cは、縦整合モータ28により駆動される。縦整合ローラ17cのシャフト17dと、排出ローラ27のシャフト27aの間にタイミングベルト28aが掛け渡さる。排出ローラ27は、タイミングベルト28aを介して、縦整合モータ28により駆動される。台17aに積載されるシート束Tは、後端ストッパ17bにより搬送方向の後端を規制されて、縦整合ローラ17c、排紙ローラ27及びパドル26により順次縦整合される。
搬送機構24は、台17aの後端面から突出する一対のイジェクタ24a、一対のイジェクタ24aの間の束爪ベルト30、排出ローラ27を有する。イジェクタ24aは、台17a上からシート束Tを押し出す。束爪ベルト30は、束爪31を備える。図7に示すように、束爪ベルト30は、束爪モータ32に駆動される。イジェクタクラッチ33を繋いで、束爪モータ32の駆動をイジェクタ24aに伝達する。束爪ベルト30、束爪31及び排出ローラ27は走行部材を構成する。
図8に示すように、台17a上のシート束Tは、ソート或いはステイプルを終了すると、イジェクタ24aと排出ローラ27により矢印m方向への排出を開始される。次いで図9に示すように、束爪31がイジェクタ24aを追い越して、シート束Tを受け取る。その後束爪31と、排紙ローラ27とで、シート束Tを積載トレイ21に排出する。束爪31がシート束Tを排出すると、イジェクタクラッチ33が切り替えられて、イジェクタ24aは、ばねの力により矢印n方向に戻る。
横整合板18は、フロント側整合板18aとリア側整合板18bを有する。横整合板18は、シート紙Pが、供給方向と直交する横方向に乱れるのを防止する。図10に示すように、フロント側整合板18aはフロント整合モータ36aにより駆動され、リア側整合板18bはリア整合モータ36bにより駆動される。横整合板18は、フロント側整合板18aのホームポジションを検知するためのフロントホームポジションセンサ37aとリア側整合板18bのホームポジションを検知するためのリアホームポジションセンサ37bを有する。
ステイプラ20は、台17aのシート束Tの搬送方向の後端に配置される。ステイプラ20は、フロント側角の1ヶ所綴じ、リア側角の1ヶ所綴じ或いは中央2カ所綴じを行う。図11、図12に示すように、ステイプラ20は、ステイプラユニット20aに支持され、ステイプラシフトモータ40により駆動される。ステイプラシフトモータ40は例えばステッピングモータである。ステイプラ20は、駆動プーリ41aと従動プーリ41bに掛け渡されるタイミングベルト41を介してステイプラシフトモータ40により駆動される。ステイプラ20は、レール42に沿って往復移動する。ステイプラ20は、ステイプラモータ43によりステイプル動作する。
次にフィニッシャ部7のシート紙Pの供給及び排出を主体にした制御系について述べる。図13に示すようにフィニッシャ部7の制御系200のCPU210は、インタフェース211を介して複写機100と通信する。複写機100は、フィニッシャ部7の設定条件を入力し、或いはフィニッシャ部7の状態を表示するコントロールパネル170を有する。CPU210の入力側には、フロントホームポジションセンサ37a或いはリアホームポジションセンサ37b等のセンサ類220が接続される。CPU210の出力側には、バッファトレイガイドモータ23、パドルモータ26a、縦整合モータ28、束爪モータ32、イジェクタクラッチ33、フロント整合モータ36a、リア整合モータ36b、ステイプラシフトモータ40、ステイプラモータ43等が接続される。
次に作用について述べる。フィニッシャ部7の各種操作は、複写機100での画像形成条件設定時に、例えばコントロールパネル170から入力される。
(1)(ノンソート及びノンステイプル時)
複写機100から供給されるシート紙Pの、ソートもステイプルも行わない場合は、排紙ローラ161から排紙されたシート紙Pは、ゲートフラップ16により第1の出口ローラ11方向に振り分けられ、固定トレイ12に排出される。
複写機100から供給されるシート紙Pの、ソートもステイプルも行わない場合は、排紙ローラ161から排紙されたシート紙Pは、ゲートフラップ16により第1の出口ローラ11方向に振り分けられ、固定トレイ12に排出される。
(2)(1部のみをステイプルする時)
複写機100から供給されるシート紙Pのステイプル操作が1部であれば、シート紙Pをセンタ揃えで揃えられ、ステイプルされる。センタ揃えでは、シート紙Pのセンタ位置は処理トレイ17のセンタに一致する。排紙ローラ161から排紙されたシート紙Pは、ゲートフラップ16により第2の出口ローラ13方向に振り分けられ、処理機構14に供給される。処理トレイ17に先行するシート紙Pが無ければ、第2の出口ローラ13から台17aに直接シート紙Pを供給する。処理トレイ17にて先行するシート紙Pが処理中であれば、シート紙Pは第2の出口ローラ13から待機トレイ22に供給される。処理トレイ17からシート紙Pが排出されたら、待機トレイ22上のシート紙Pは台17aに落下する。
複写機100から供給されるシート紙Pのステイプル操作が1部であれば、シート紙Pをセンタ揃えで揃えられ、ステイプルされる。センタ揃えでは、シート紙Pのセンタ位置は処理トレイ17のセンタに一致する。排紙ローラ161から排紙されたシート紙Pは、ゲートフラップ16により第2の出口ローラ13方向に振り分けられ、処理機構14に供給される。処理トレイ17に先行するシート紙Pが無ければ、第2の出口ローラ13から台17aに直接シート紙Pを供給する。処理トレイ17にて先行するシート紙Pが処理中であれば、シート紙Pは第2の出口ローラ13から待機トレイ22に供給される。処理トレイ17からシート紙Pが排出されたら、待機トレイ22上のシート紙Pは台17aに落下する。
なお、複写機100から供給されるシート紙Pのステイプル操作が1部であってもシート紙Pを待機トレイ22を介して処理機構14に供給してもよい。また、処理トレイ17に先行するシート紙Pが無くても、第2の出口ローラ13から待機トレイ22を介して台17aにシート紙Pを供給してもよい。
横整合板18は、台17aに供給されるシート紙Pの横方向を整合する。横整合板18は、シート紙Pをセンタ揃えで整合する。横整合板18のフロント側整合板18aをフロントホームポジションセンサ37aにより検知されるフロント側ホームポジションに固定する。リア側整合板18bを図10の矢印fに示すように、リア整合モータ36bにより幅方向に往復して、シート紙Pをセンタ揃えで横整合する。
シート紙Pは、台17aに順次積載され、後端ストッパ17bにより搬送方向の後端を規制される。縦整合ローラ17c及び排紙ローラ27は、図6の矢印q方向に回転され、パドル26は矢印r方向に回転される。縦整合ローラ17c、排紙ローラ27及びパドル26がシート紙Pを縦整合する。この間、ステイプラ20は、綴じの種類に応じて、ステイプラシフトモータ40により図12の矢印s方向或いは矢印u方向にスライドする。ステイプラ20は、台17a上のシート束Tをステイプルする。
ステイプルを終了すると、イジェクタクラッチ33が繋がれて、束爪モータ32によりイジェクタ24aは、矢印m方向にスライドする。イジェクタ24aはシート束Tの搬送方向の後端に当接して、シート束Tを矢印m方向に押し出す。束爪31がイジェクタ24aを追い越して、シート束Tの後端を押して、シート束Tを載置トレイ21に搬送する。イジェクタ24aは、矢印n方向に戻る。排出ローラ27は、図6の矢印o方向に回転し、シート束Tを載置トレイ21方向に搬送し、載置トレイ21に収納する。
(3)(連続ステイプルモード時)
複写機100から供給されるシート紙Pを複数部連続してステイプルする時は、ステイプル毎に、シート束Tを交互にシフトする。シフトはステイプルする前におこなう。シフトの方向は、シート紙Pの供給方向と直角の方向である。シフト量は、例えばステイプル針の幅に相当する。
複写機100から供給されるシート紙Pを複数部連続してステイプルする時は、ステイプル毎に、シート束Tを交互にシフトする。シフトはステイプルする前におこなう。シフトの方向は、シート紙Pの供給方向と直角の方向である。シフト量は、例えばステイプル針の幅に相当する。
ステイプルしてシート束Tにするためのシート紙Pは、上記(2)の時と同様にして、直接あるいは待機トレイ22を介して台17aに供給される。但し、横整合板18とステイプラ20は以下のように操作する。図14に示すように、「1」先ず1部目のステイプル時には2点鎖線で示すセンタ揃えの位置から、リア側にα(例えば5mm)シフトして横整合する。リア側整合板18bをリア側ホームポジションrhからα分、リア側にシフトしたポジションに固定する。フロント側整合板18aをフロント整合モータ36aにより幅方向に往復して、シート紙Pをリア側にシフトして横整合する。シート紙Pを後端ストッパ17bで規制して、縦整合ローラ17c、排紙ローラ27及びパドル26により縦整合する。シート紙Pが所定のステイプル枚数に達したら、台17a上の1部目のシート束T1をステイプラ20がステイプルする。
例えば2ヶ所綴じの場合、1部目のシート束T1を台17aに積載する間にステイプラ20をA´位置に移動しておく。先ずA´位置で、ステイプル針Aを打ち込む。「2」次にステイプラ20をB´位置に移動して、ステイプル針Bを打ち込む。2ヶ所綴じを完了すると、イジェクタクラッチ33が繋がれて、束爪モータ32によりイジェクタ24aは、矢印m方向にスライドする。イジェクタ24aは1部目のシート束T1の搬送方向の後端に当接して、1部目のシート束T1を矢印m方向に押し出す。束爪31がイジェクタ24aを追い越して、シート束Tの後端を押して、1部目のシート束T1を載置トレイ21に搬送する。イジェクタ24aは、矢印n方向に戻る。「3」排出ローラ27は、図6の矢印o方向に回転し、シート束Tを載置トレイ21方向に搬送し、載置トレイ21に収納する。
「4」次に2部目のステイプル時には、センタ揃えの位置から、フロント側にβ(例えば5mm)シフトして横整合する。フロント側整合板18aをフロント側ホームポジションfhからβ分、フロント側にシフトしたポジションに固定する。
リア側整合板18bをリア整合モータ36bにより幅方向に往復して、シート紙Pをフロント側にシフトして横整合する。シート紙Pを後端ストッパ17bで規制して、縦整合ローラ17c、排紙ローラ27及びパドル26により縦整合する。
シートPの縦整合を行う間ステイプラシフトモータ40により、ステイプラ20をステイプル針幅分、フロント側にシフトする。台17a上の2部目のシート束T2をステイプルする。2部目のシート束T2を台17aに積載する間にステイプラ20を2点鎖線で示すB´位置から、B″位置に移動しておく。B″位置で、ステイプル針Bを打ち込む。「5」次にステイプラ20をA″位置に移動して、ステイプル針Aを打ち込む。2ヶ所綴じを完了すると、イジェクタクラッチ33が繋がれて、束爪モータ32によりイジェクタ24aは、矢印m方向にスライドする。イジェクタ24aは2部目のシート束T2の搬送方向の後端に当接して、2部目のシート束T2を矢印m方向に押し出す。束爪31がイジェクタ24aを追い越して、2部目のシート束T2の後端を押して、2部目のシート束T2を載置トレイ21に搬送する。イジェクタ24aは、矢印n方向に戻る。「6」排出ローラ27は、図6の矢印o方向に回転し、2部目のシート束T2を載置トレイ21方向に搬送し、載置トレイ21に収納する。載置トレイ21上で、1部目のシート束T1と2部目のシート束T2は、(α+β)分相互にシフトする。
3部目、4部目・・・のそれぞれのステイプル毎に、台17a上でのリア側シフトと、フロント側シフトを交互に実施して、ステイプルする。リア側シフトは、リア側の横整合板18bをリア側にシフト後固定して、リア側の横整合板18bにシート束Tのリア側を当接して整合する。フロント側シフトは、フロント側の横整合板18aをフロント側にシフト後固定して、フロント側の横整合板18aにシート束Tのフロント側を当接して整合する。上記「1」−「5」を実施する間ステイプラ20は、A´→B´→B″→A″→A´→B´…の順で移動してステイプル針を打ち込む。「1」−「5」を実施する間ステイプラ20を、A´→B´→B″→A″→A´→B´…の順で移動させれば、ステイプラ20の移動距離は、極力短くなる。
連続ステイプルモード時、載置トレイ21上のシート束Tは、フロント側とリア側に交互にシフトされる。これによりステイプル針が同じ位置に重なって、盛り上がるのを抑制できる。しかもシート束Tのシフトをステイプル前に行う。即ちステイプル終了後、台17aからシート束Tを直ちに排出できる。次のステイプル操作のシート紙Pを台17aにより早く供給できる。連続ステイプルモード時のシート束のシフト量は限定されない。シフト量は、載置トレイ21上にシート束を多数収納した時に、ステイプル針部分の盛り上がりで、シート束が崩れ、或いは後続のシート束の収納を妨げるのを抑制可能であれば良い。
連続ステイプルモード時に、ステイプルした後にシート束Tをシフトする第1の比較例の駆動タイミングと、シート束Tをシフトしてからステイプルする本実施例の駆動タイミングとを比較する。図15に示すように、ステイプル時、本実施例では、t1で先行するシート紙Pが待機トレイ22で待機する間に、t2で横整合板18がシフトされる。横整合板18がシフトした状態で、台17aにシート紙Pが供給される。t3で先行するシート束が所定のステイプル枚数に達した状態では、シート束のシフトは完了される。t4−t5の間で、ステイプラ20はシートPの2カ所綴じのため移動される。t5のステイプル終了と同時に先行するシート束は、直ちに排出を開始される。後続のシート紙Pを、t6のタイミングで予め待機トレイ22に待機できる。
t5のステイプル終了後、排出操作がしばらく進んだ後、ステイプラ20はt7で後続のステイプル位置に移動する。t8で先行するシート束の排出を完了する。横整合板18は、台17a上にシート束が無ければシフト可能なので、排出完了前のt9で後続のシフト位置にシフトされる。横整合板18が後続のシフト位置にシフトした状態で、台17aに後続のシート紙Pが供給される。t10で後続のシート束が所定のステイプル枚数に達した状態では、シート束のシフトは完了される。t11でステイプル操作を開始する。
本実施例のt1−t11に対して、第1の比較例では、c1−c2で、台17aに先行するシート束が所定のステイプル枚数に達する間、シフト操作は行われない。c2で先行するシート束が所定のステイプル枚数に達するのを待って、c3でステイプルを開始する。c4でステイプルを終了すると同時に先行するシート束のシフトを開始する。c4のステイプル後、c5のシフト後に同時に先行するシート束の排出を開始する。後続のシート紙Pを、c6のタイミングで予め待機トレイ22に待機できる。
c7で先行するシート束の排出が終了される。台17a上にシート束が無くなるのを待って後続のシート紙Pが台17aにシフトされない状態で供給される。c8で後続のシート束が所定のステイプル枚数に達するのを待って、c9でステイプルが開始される。第1の比較例ではc3のステイプル時にはシート束はシフトされていない。従ってc4−c9に達する間ではステイプラ20の位置の移動は不要とされる。
本実施例は台17aにシート紙Pを供給するt1−t3の間にシート紙Pをシフトしている。従って本実施例は、ステイプルの終了と同時に排出できる。本実施例に対して、第1の比較例は、台17aにシート紙Pを供給する間はシフトを行わない。ステイプル後同時にシフトを開始する。シフトが完了するのを待って排出する。本実施例は、第1の比較例に比べて排出の開始、即ち後続するシート紙Pの待機トレイ22への供給タイミングをΔt早めることが出来る。本実施例は第1の比較例に比べて、連続ステイプルモード時の処理時間の短縮を図れる。
(4)(ソートモード時)
複写機100から供給されるシート紙Pをソートする時は、ソート毎に先ず台17a上で第1のシフトを行う。台17a上のシート束Tを排出するときには更に第2のシフトを行いながら排出する。シフトの方向は、シート紙Pの供給方向と直角の方向である。第1のシフトと第2のシフトは同じ方向にシフトする。
複写機100から供給されるシート紙Pをソートする時は、ソート毎に先ず台17a上で第1のシフトを行う。台17a上のシート束Tを排出するときには更に第2のシフトを行いながら排出する。シフトの方向は、シート紙Pの供給方向と直角の方向である。第1のシフトと第2のシフトは同じ方向にシフトする。
ステイプルしてシート束Tにするためのシート紙Pは、上記(2)の時と同様にして、直接あるいは待機トレイ22を介して台17aに供給される。横整合板18とステイプラ20は、台17のシートPをシフト位置に供給するよう(3)に記述したように操作する。1部目のシート束T3をリア側にシフトして整合する場合、図16に示すように、「1」リア側整合板18bは、2点鎖線で示すリア側ホームポジションrhからα(たとえば5mm)分シフトして固定される。1部目のシート束T3は、第1のシフトとして、リア側ホームポジションrhからαシフトして固定されるリア側整合板18bに、リア側を当接して整合される。1部目のシート束T3がソート枚数に達したら、台17aから排出して、載置トレイ21に収納する。
台17aからの排出時には、1部目のシート束T3を載置トレイ21方向の矢印m方向に排出すると共に、矢印m方向と直角でリア側に向かう矢印w方向へもシフトする。
前述の(2)と同様にして、1部目のシート束T3は、イジェクタ24a、束爪31及び排出ローラ27により矢印m方向へ排出される。1部目のシート束T3の矢印w方向へのシフトは、横整合板18を用いて行う。「2」1部目のシート束T3を矢印m方向に排出する間に、横整合板18のリア側整合板18bは、リア側ホームポジションrhからリア側にα(例えば5mm)シフトした位置から、更に第2のシフトとしてリア側にα´(例えば5mm)シフトされる。リア側整合板18bは、リア側ホームポジションrhからリア側にα+α´=10mmシフトする。フロント側整合板18aは、フロント整合モータ36aにより幅方向に往復して、1部目のシート束T3をw方向にシフトながら横整合する。「3」1部目のシート束T3は、台17a上を図16の矢印x方向にスライドしながら載置トレイ21に収納される。
2部目のシート束T4は、フロント側にシフトして整合し、ソートする。図16に示すように、「4」フロント側整合板18aは、2点鎖線で示すフロント側ホームポジションfhからβ(たとえば5mm)分シフトして固定される。2部目のシート束T4は、第1のシフトとしてフロント側ホームポジションfhからβシフトして固定されるフロント側整合板18aに、フロント側を当接されて整合される。2部目のシート束T4がソート枚数に達したら、台17aから排出する。
台17aからの排出時には、2部目のシート束T4を載置トレイ21方向の矢印m方向に排出すると共に、矢印m方向と直角でフロント側に向かう矢印y方向へもシフトする。「5」2部目のシート束T4を矢印m方向に排出する間に、横整合板18のフロント側整合板18aは、フロント側ホームポジションfhからフロント側にβシフトした位置から、更に第2のシフトとして、フロント側にβ´(例えば5mm)シフトされる。フロント側整合板18aは、フロント側ホームポジションfhからフロント側にβ+β´=10mmシフトされる。リア側整合板18bは、リア整合モータ36bにより幅方向に往復して、2部目のシート束T4をy方向にシフトする間に横整合する。「5」2部目のシート束T4は、台17a上を図16の矢印z方向にスライドしながら載置トレイ21に収納される。
3部目、4部目・・・の夫々のソート毎に、2段階のリア側シフトと、2段階のフロント側シフトを交互に実施して、シート束Tをソートする。2段階のリア側シフトは、1段目としてリア側の横整合板18bをリア側にα分シフトして固定して、シート束Tをリア側の横整合板18bに当接して第1のシフトを行う。2段目としてリア側の横整合板18bを更にリア側にα´分シフトして固定して、シート束Tをリア側の横整合板18bに当接して第2のシフトを行い整合する。2段階のフロント側シフトは、1段目としてフロント側の横整合板18aをフロント側にβ分シフトして固定して、シート束Tをフロント側の横整合板18aに当接して第1のシフトを行う。2段目としてフロント側の横整合板18aを更にフロント側にβ´分シフトして固定して、シート束Tをフロント側の横整合板18aに当接して第2のシフトを行い整合する。載置トレイ21上で、シート束Tは、(α+α´+β+β´=20mm)分、相互にシフトする。尚ソートモード時、複数のシート束Tのシフト量は限定されない。見た目でソートされていると判ればよい。
ソート操作では、シート束Tは排出時に、矢印m方向への排出と共に、矢印m方向と直交する矢印w方向或いは矢印y方向にシフトされる。即ちシート束Tに掛かる摩擦力は、矢印m方向と矢印w方向に分散され、或いは矢印m方向と矢印y方向に分散される。本実施例では、台17aからの排出時にシート束Tを単に矢印m方向に排出する場合に比べて、シート束Tの矢印m方向先端に掛かる矢印m方向の摩擦力を低減出来る。図17に実線で示すように、台17aからの排出時に、シート束Tは撓むことなく載置トレイ21に収納される。例えばシート束Tの先端に矢印m方向の摩擦力が集中すると、シート束Tの先端にブレーキが掛かる。このため図17に点線で示すように、シート束Tが撓んで、整合を乱す恐れがある。
ソートモードによるシート束Tの、台17aからの排出は、選択的に行っても良い。例えば撓みやすいシート束Tの場合には、排出時に、矢印m方向への排出と共に、矢印w方向或いは矢印y方向へのシフトを行う。シート束Tが撓み難い場合は、台17a上で全シフト量をシフトしておき、排出時にはシート束Tを幅方向にシフトしないで、そのまま矢印m方向に排出するのみでも良い。排出時に撓みやすいシート束とは、排出方向のサイズが長いシート束T、或いはあらかじめ設定された基準の重さより重量が軽くて腰が無いシートからなるシート束T等である。
ソートモードの種類の選択は、コントロールパネル170から行う。
ソートモード時のシート束の動作は限定されない。シート束Tをリア側或いはフロント側にシフトする場合に、第1のシフトと第2のシフトの2段階に分けなくても良い。単に、台17aからシート束Tを排出する間にシート束Tをシフトするのみでも良い。例えば、台17a上ではシート束Tをセンタ揃えで整合する。台17aから排出するときに、複数のシート束Tを、交互に図16に示す矢印x方向或いは矢印z方向に移動して、ソートを行っても良い。
連続ステイプルモード時に、ステイプルされるシート束Tの枚数が少なければ、台17aからシート束Tを排出する間にシート束Tをシフトするのみでも良い。例えば台17a上でシート束Tをセンタ揃えで、ステイプルする。ステイプルされたシート束Tは、図16に示す矢印x方向或いは矢印z方向に交互に移動する間に排出され、載置トレイ21上に収納される。シート束Tのステイプル針を交互にずらして、シート束Tを載置トレイ21に収納される。但しこの場合、シート束Tの枚数は、ステイプル後のシフト時に、横整合板18に大きな負荷を掛けない、少数枚に限られる。
この実施例1によれば、連続ステイプルモード時には、シート束Tをシフトして、ステイプルを行う。ステイプル終了と同時にシート束Tを排出する。ステイプル終了後に、シート束Tのシフト操作を行う必要が無い。ステイプル終了後に、後続するシート紙Pを供給するタイミングが早められる。連続ステイプルモード時の処理時間の短縮を得られる。比較例のようにステイプル後にシート束Tをシフトすると、シート束Tの枚数が多いと、シフトを行う横整合板18の駆動トルクを大きくする必要がある。本実施例は、複写機100から供給されるシート紙Pを、順次シフトして台17a上に積載する。本実施例は、シート紙Pを小さな駆動トルクでシフトできる。フロント側整合板18aのフロント整合モータ36a及びリア側整合板18bのリア整合モータ36bの小型化、低価格化を得られる。
実施例1によれば、ソートモード時に、台17aからシート束Tを排出する時に、シート束Tを排出方向と直行する方向にシフトしながら排出する。排出時にシート束Tに掛かる摩擦力を、排出方向及び排出方向と直角の方向に分散でき、シート束Tの先端にかかる排出方向の摩擦力を低減できる。シート紙Pの排出方向のサイズが大きい場合や、シート紙Pの腰が弱い場合でも、シート束の先端にブレーキが掛かり、シート束Tが撓むのを防止出来る。実施例1のようにソートモード時に、台17a上で第1のシフトを行い、ついで排出時に第2のシフトを行うように、複数回に分けてシフトを行うことにより、1回のシフトの距離を小さくすることができるので、急激なシフトによってシートがスキューしてしまうのを避けられる。
次に実施例2について説明する。実施例2は上述した実施例1において、ステイプル時に、シート紙のサイズに応じてシート束の整合位置を調整するものである。他は実施例1と同様である。実施例2にあっては、前述の実施例1で説明した構成と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
フィニッシャ部7のステイプラ20は、フロント側角の1ヶ所綴じ、リア側角の1ヶ所綴じ或いは中央2カ所綴じを行う。ステイプラ20はフロント側或いはリア側角の1ヶ所綴じを行う時は、図11に示すように、回動して綴じを行う。ステイプラユニット20aは、ステイプラ20を回動するためのスペース及び、メンテナンスを行うスペースを必要とする。メンテナンスとして例えばステイプル針の補充等がある。実施例2では、図18に示すようにステイプラ20のホームポジション(HP)はフロント側にある。ホームポジション(HP)はメンテナンスのスペースを有する。
フィニッシャ部7の横整合板18は、整合のための往復幅を必要とする。例えば図10に示すように、フロント側整合板18aを固定したとすると、リア側整合板18bを矢印fで示すように往復して、シート紙Pの横整合を行う。フィニッシャ部7は、ステイプル及び横整合に必要とされるスペースを確保すると共に装置の小型、軽量化を要求される。実施例2はこれ等を満たすものである。
実施例2では、供給方向と直交する方向のシート紙Pのサイズ(シート幅)に応じて、シート束Tの整合位置を調整し、それに伴いステイプラ20の駆動を調整する。シート幅が所定のサイズ未満の場合は、図18に1点鎖線で示す台17aのセンタ基準θを、シート束Tを整合する位置のセンタとする。シート束Tの横整合時、図18に示すように、フロント側整合板18aを第1ポジション(f1)に固定する。シート束Tのフロント側を第1ポジション(f1)に当接して、シート束Tを横整合すると、シート束Tのセンタは、センタ基準θ位置に一致する。リア側整合板18bを矢印gに示す幅方向に往復して、シート束Tを、シート束Tのセンタとセンタ基準θが一致するセンタ基準で横整合する。フロント側ホームポジションは、図10に示すフロントホームポジションセンサ37aで検知する。
シート幅が所定のサイズ以上の場合は、図19の1点鎖線で示すフロント基準κを、シート束Tの整合位置のセンタとする。フロント基準κは、台17aのセンタθからフロント側にシフト量λシフトした位置である。シート束Tの横整合時、図19に示すように、フロント側整合板18aは点線で示す第2のポジション(f2)からシフト量λ分フロント側にシフトされる。第2のポジション(f2)は、シート束Tを、シート束Tのセンタとセンタ基準θが一致するセンタ基準で横整合する場合のフロント側整合板18aの固定位置である。フロント側整合板18aを、第2のポジション(f2)からシフト量λシフトした位置に固定して、シート束Tを横整合する。シート束Tのフロント側をフロント側整合板18aに当接して、シート束Tを横整合すると、シート束Tのセンタは、フロント基準κ位置に一致する。リア側整合板18bを矢印gに示す幅方向に往復して、シート束Tを、シート束Tのセンタとフロント基準κが一致するフロント基準で横整合する。
所定のサイズのシート幅とは、(ステイプル可能最大用紙幅)から(横整合板18のシフト量λ)を減じた幅である。即ち
(シート幅L)<{(ステイプル可能最大用紙幅)−(横整合板のシフト量λ)}の場合は、シート束Tをセンタ基準で整合する。
(シート幅L)<{(ステイプル可能最大用紙幅)−(横整合板のシフト量λ)}の場合は、シート束Tをセンタ基準で整合する。
(シート幅L)≧{(ステイプル可能最大用紙幅)−(横整合板のシフト量λ)}の場合は、シート束Tをフロント基準で整合する。
横整合するためのリア側整合板18bの往復スペースを確保するために、シート束Tの整合位置を調整する。又リア側角の1ヶ所綴じのステイプラ20のリア側最大移動限度を、横整合板シフト量λ分、フロント側に移動できる。
例えばステイプル可能最大用紙幅をJIS規格A4横(297mm)とし、横整合板18のシフト量λを20mmとする。この時、277mm以上のシート幅のシート紙Pは、JIS規格A4横サイズ、A3サイズ、米国の規格Letterサイズ、Ledgerサイズが相当する。これ等のサイズのシート束Tを、リア側角の1ヶ所綴じでステイプルする時は、シート束Tをフロント基準で整合する。277mm未満のシート幅のシート束Tは、センタ基準で整合する。
例えば所定のサイズ(例えば277mm)以上のシート幅のシート束Tをセンタ基準で整合し、リア側角の1ヶ所綴じでステイプルしようとすると、ステイプラ20は、リア側にもスペースを必要として、図19の点線SPで示す位置まで移動する必要がある。所定のサイズ(277mm)以上のシート幅のシート束Tをフロント基準で整合すれば、ステイプラ20の最大移動位置は図19の実線RPで示す位置に短縮される。ステイプラ20のリア側の最大移動位置RPは、点線SPから、シフト量λ(20mm)分フロント側に寄せることが出来る。所定サイズ(277mm)未満のシート幅のシート束Tは、センタ基準で整合してもリア側整合板18bの往復幅を十分確保出来る。ステイプラ20の移動幅も、実線RPで示す位置よりフロント側よりに納めることが出来る。
このようにシート束の整合位置を調整する場合の、ステイプル可能最大用紙幅或いは横整合板のシフト量は限定されない。ステイプラのホームポジション(HP)をリア側に配置した場合には、所定サイズ以上のシート幅のシート束の整合位置をリア側にシフトしても良い。
実施例2によれば、ステイプラ20でシートのリア側角を綴じる時は、所定サイズ以上のシート幅のシート束Tの整合位置を、フロント側にシフトする。所定サイズ以上のシート幅のシート束Tであっても、リア側整合板18bの往復幅gを十分に確保出来る。ステイプラ20のリア側への最大移動位置をフロント側にシフトできる。フィニッシャ部7のシート幅方向のサイズの小型化を得られる。フィニッシャ部7の軽量化を図れる。更にステイプル操作のためのステイプラ20の移動位置の短縮に伴い、移動時の騒音の抑制及び移動時間の短縮を得られる。
この発明は上記実施例に限られるものではなく、発明の範囲内で種々変更可能である。例えば画像形成装置はカラー複写機等任意であるし、処理トレイの形状或いは排紙搬送部材の構造等も限定されない。処理部材もソート機能及びステイプル機能に限定されない。シートに穴を開けるパンチ機能や、シートの折り機能を有する等任意である。
7…フィニッシャ部
14…処理機構
17…処理トレイ
17a…台
17b…後端ストッパ
17c…縦整合ローラ
17b…後端ストッパ
18…横整合板
18a…フロント側整合板
18b…リア側整合板
20…ステイプラ
21…積載トレイ
22…待機トレイ
24…搬送機構
24a…イジェクタ
26…パドル
27…排紙ローラ
30…束爪ベルト
31…束爪
100…複写機
104…スキャナ部
106…プリンタ部
108…給紙部
14…処理機構
17…処理トレイ
17a…台
17b…後端ストッパ
17c…縦整合ローラ
17b…後端ストッパ
18…横整合板
18a…フロント側整合板
18b…リア側整合板
20…ステイプラ
21…積載トレイ
22…待機トレイ
24…搬送機構
24a…イジェクタ
26…パドル
27…排紙ローラ
30…束爪ベルト
31…束爪
100…複写機
104…スキャナ部
106…プリンタ部
108…給紙部
Claims (10)
- シートを複数枚積載する処理トレイと、
前記シートを後処理する処理部材と、
前記処理トレイから排出される前記複数枚のシートを収納する収納部材と、
前記処理トレイから前記複数枚のシートを排出方向と直交する方向にシフトしながら前記収納部材に搬送する排紙搬送部材とを具備することを特徴とするシート後処理装置。 - 前記排紙搬送部材は、第1の複数枚のシートを第1の方向にシフトしながら前記処理トレイから前記収納部材に搬送し、第2の複数枚のシートを第2の方向にシフトしながら前記処理トレイから前記収納部材に搬送することを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
- 前記処理部材は、前記処理トレイへ供給される前記シートを、前記排紙搬送部材による前記シフトの方向にシフトするシフト部材を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシート後処理装置。
- 前記排紙搬送部材は、走行部材と横整合部材を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート後処理装置。
- シートに画像形成する画像形成部と、
前記画像形成部から供給されるシートを複数枚積載する処理トレイと、
前記シートを後処理する処理部材と、
前記処理トレイから排出される前記複数枚のシートを収納する収納部材と、
前記処理トレイから前記複数枚のシートを排出方向と直交する方向にシフトしながら前記収納部材に搬送する排紙搬送部材とを具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記排紙搬送部材は、第1の複数枚のシートを第1の方向にシフトしながら前記処理トレイから前記収納部材に搬送し、第2の複数枚のシートを第2の方向にシフトしながら前記処理トレイから前記収納部材に搬送することを
特徴とする請求項5記載の画像形成装置。 - 前記処理部材は、前記処理トレイへ供給される前記シートを、前記排紙搬送部材による前記シフトの方向にシフトするシフト部材を有することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の画像形成装置。
- 前記排紙搬送部材は、走行部材と横整合部材を有することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
- シートを処理トレイに積載する工程と、
前記処理トレイに積載される複数枚のシートを、排出方向と直交する方向にシフトしながら、前記処理トレイから排出する工程と、
前記処理トレイから排出された前記複数枚のシートを積載する工程とを具備することを特徴とするシート後処理方法。 - 前記処理トレイに供給される前記シートを前記排出時のシフトの方向と同じ方向にシフトする工程を更に有することを特徴とする請求項9記載のシート後処理方法。
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