JP2021138324A - 車両用ドアトリム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアトリム本体に対するパネル及びアームレストの組付け性を向上させる技術を提供すること。【解決手段】ドアトリム本体(20)は、締結部材(12)によってアームレスト(30)を固定するための立壁部(91)を有している。パネル(40)の後端部(44)には、ドアトリム本体(20)の立壁部(91)のなかの車幅方向内側の面(91c)に沿っている第1の板状部(51)が設けられている。第1の板状部(51)には、上方に開いた第1の切り欠き部(60)が形成されている。アームレスト(30)の前端部(33)には、ドアトリム本体(20)の立壁部(91)のなかの車幅方向内側の面(91c)に当接していると共に締結部材(12)と締結している被締結部(80)が設けられている。アームレスト(30)の被締結部(80)は、第1の切り欠き部(60)に位置している。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用ドアトリムの本体に対するパネル及びアームレストの組付けに関する。
車両のドアの車室側には、ドアトリムが設けられている。通常、ドアトリム本体の車室側に膨出した膨出部の上面には、乗員が肘を置くアームレストと、アームレストの前方に位置したパネルと、が取り付けられている。パネルには、パワーウィンドウ等を操作する各種スイッチが配置されている。ドアトリム本体に対するアームレスト及びパネルの取り付けには、スナップフィットによる係止機構に加えて、締結部材による締結も行われている。このようなパネル及びアームレストの締結構造に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1において、ドアトリム本体は、アームレスト及びパネルを締結部材によって固定するための立壁部を有している。立壁部の車室側の面には、パネルのなかの被締結部が設けられている。被締結部が締結部材と締結することにより、パネルはドアトリム本体に固定される。
立壁部の車外側の面には、アームレストのなかの板状部が重ね合わされている。締結部材は、アームレストの板状部を貫通している。そのため、アームレストが外れる様な外力が加わった場合であっても、アームレストの板状部に形成された貫通穴の縁が締結部材に接触するため、アームレストはドアトリム本体から外れない。
特開2019−031184号公報
パネルの被締結部の端部は、ドアトリム本体の立壁部に形成された嵌め込み穴に嵌め込まれている。この嵌め込み穴の軸線は、車幅方向を向いている。一方で、パネルは全体として膨出部の上面に取り付けられている。パネルをドアトリム本体に組み付ける際には、上方から組み付ける為、立壁部の上端に被締結部が接触する。その後、被締結部が立壁部の上端を乗り越える為に、パネルの被締結部を車室側に移動させて嵌め込み穴に嵌め込むと共に、パネル全体を膨出部の上面に取り付ける作業が必要となり、組付け性について改良の余地がある。
さらに、一般に、本体に対して部品を組み付ける時、両面に部品を組み付けるよりも、片面のみに部品を組み付けた方が組付け作業の効率が高くなる。そのため、ドアトリム本体の立壁部の車室側にアームレストの板状部及びパネルの被締結部を配置することが好ましい。
ドアトリム本体の立壁部の車室側に、パネル及びアームレストを配置する設定において、ドアトリム本体に対してパネル及びアームレストの組付けが容易とする構成が望まれる。
本発明は、ドアトリム本体に対するパネル及びアームレストの組付け性を向上させる技術の提供を目的とする。
請求項1による発明によれば、車幅方向内側に膨出した膨出部を備えたドアトリム本体と、前記膨出部の上面に設けられたパネルと、このパネルの後方に位置すると共に前記膨出部の前記上面に取り付けられたアームレストと、を有している、車両用ドアトリムにおいて、
前記膨出部は、締結部材によって前記アームレストを固定するために車高方向に沿って形成された立壁部を有しており、
前記パネルの後端部には、前記ドアトリム本体の前記立壁部のなかの車幅方向内側の面に沿っている第1の板状部が設けられており、
この第1の板状部には、上方に開いた第1の切り欠き部が形成されており、
前記アームレストの前端部には、前記ドアトリム本体の前記立壁部のなかの前記車幅方向内側の面に当接していると共に前記締結部材と締結している被締結部が設けられており、
前記アームレストの前記被締結部は、前記パネルの前記第1の切り欠き部に位置している、ことを特徴とする、車両用ドアトリムが提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記パネルの前記第1の板状部の前記車幅方向内側の面には、フランジが設けられており、このフランジは、前記被締結部の下方に位置している。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記パネルは、前記第1の板状部の上端から車幅方向外側に延びている第2の板状部を有しており、
前記第2の板状部には、車幅方向内側に開いている第2の切り欠き部が形成されており、
前記第2の切り欠き部は、前記第1の切り欠き部と共に、穴を構成している。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記パネルの前記第1の切欠き部には、前記アームレストの前記被締結部に向かって突出した突起部が設けられており、
この突起部は、前記アームレストの前記被締結部と当接している。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記アームレストの裏面には、前記パネルの前記第2の板状部に設けられた係止部に対して係合可能な被係止部が設けられている。
請求項1では、パネルの後端部には、ドアトリム本体の立壁部のなかの車幅方向内側の面に沿っている第1の板状部が設けられている。即ち、ドアトリム本体に対して、パネルを下方のみに移動させれば、立壁部に沿うように第1の板状部が配置されて、パネルの組付けが完了する。
アームレストの前端部には、ドアトリム本体の立壁部のなかの車幅方向内側の面に当接していると共に締結部材と締結している被締結部が設けられている。パネルの第1の板状部には、上方に開いた第1の切り欠き部が形成されており、第1の切り欠き部により囲われた領域内には、アームレストの被締結部が位置している。即ち、ドアトリム本体に対して、被締結部の組付け軌跡上にて阻害する部材(形状)が無い為、アームレストを下方のみに移動させれば、アームレストの被締結部が第1の切り欠き部に位置し、アームレストの組付けが完了する。
上記の通り、ドアトリム本体に対する、パネル及びアームレストのいずれの組付けも、車幅方向への移動がなく、下方への移動のみで組み付けが完了する。パネル及びアームレストの組付けが容易となる。
加えて、上記の通り、ドアトリム本体の立壁部に対して、アームレストの被締結部が固定されている。被締結部のよりも下方には、パネルの第1の切り欠き部の底面部が位置している。パネルが外れるような外力が加わり、パネルが上方へ移動しても、パネルの第1の切り欠き部の底面部が、アームレストの被締結部に接触するため、パネルがドアトリム本体から外れることを防止できる。
請求項2では、パネルの第1の板状部の車幅方向内側の面には、フランジが設けられており、このフランジは、被締結部の下方に位置している。そのため、パネルが外れるような外力が加わった場合、第1の切り欠き部の底面部に加えて、フランジもアームレストの被締結部に接触する。立壁部の剛性を上げられ、且つパネルがドアトリム本体から外れることをさらに防止できる。
請求項3では、パネルは、第1の板状部の上端から車幅方向外側に延びている第2の板状部を有している。即ち、第1の板状部と、第2の板状部とは、全体として、略L字状と呈している。第1の板状部のみの場合と比較すると、第1の切り欠き部周辺の剛性が高まる。
加えて、第2の板状部は、車幅方向の内側に開いている第2の切り欠き部が形成されている。そのため、第1の板状部に第2の板状部を加えた場合であっても、ドアトリム本体に対してアームレストを組み付ける際に、アームレストの被締結部が第2の板状部に接触しにくくなる。ドアトリム本体に対するアームレストの組付け性を維持しつつ、第1の切り欠き部周辺の剛性を高めることができる。
請求項4では、パネルの第1の切欠き部には、アームレストの被締結部に向かって突出した突起部が設けられている。この突起部は、アームレストの前記被締結部と当接している。即ち、第1の切り欠き部に設けられた突起部が被締結部を支持しているため、組み付けた際にアームレストの被締結部が動きにくくなり、締結作業が容易となる。
請求項5では、アームレストの裏面には、パネルの第2の板状部に設けられた係止部に対して係合可能な被係止部が設けられている。ドアトリム本体に対してアームレストを組み付けると、アームレストは、パネルに対して係止する。アームレストの被締結部が動きにくくなり、締結作業が容易となる。当然ながら、ドアトリム本体に対するアームレスト全体の取付強度も向上する。
図1(a)は、実施例による車両用ドアトリムの斜視図である。図1(b)は、ドアトリム本体に対してのパネルの取り付けを説明する図である。 図2(a)は、図1(b)の2a拡大図である。図2(b)は、図1(b)の2b拡大図である。 図3(a)は、図5の3a−3a線断面図である。図3(b)は、図3(a)の3b−3b線断面図である。 図4(a)は、ドアトリム本体に対してのアームレストの取り付けを説明する図である。図4(b)は、図4(a)の4b拡大図である。 図1の5−5線断面図である。 図6(a)は、変形例1によるアームレストの被締結部を説明する図である。図6(b)、図6(c)は、変形例2によるパネルの突起部を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Fは前、Rは後、Inは乗員から見て車幅方向内側、Ouは乗員から見て車幅方向外側、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1(a)には、実施例による車両用ドアトリム10が示されている。この車両用ドアトリム10は、運転席のドアパネルの車幅方向内側(以下、車室側とする)の面に設けられる。車両用ドアトリム10は、ドアトリム本体20と、乗員が肘を置くアームレスト30と、アームレスト30の前方に配置されたパネル40と、から構成されている。
図1(b)を参照する。ドアトリム本体20は、ドアハンドル用の開口21aが形成された面21よりも車室側に膨出している膨出部22を有している。この膨出部22の上面22aには、パネル40によって塞がれる第1の開口23と、アームレスト30に塞がれる第2の開口24と、が形成されている。
矢印(1)に示されるように、パネル40には、ドアを閉じるときに乗員が手を掛けるプルポケット11が取り付けられる。パネル40には、パワーウインドウ等の各種スイッチを露出させるための複数の穴41が形成されている。さらに、パネル40の裏面の縁42には、第1の開口23の縁23aに設けられた複数の係止部(不図示)と個別に係止する複数の被係止部43が設けられている。なお、パネル40は、アームレスト30の前方に位置し、ドアトリム本体20に取り付けられるものならば種類は問わない。
図2(a)を参照する。パネル40の後端部44には、後方へ向けて延出した延出部50が設けられている。この延出部50は、車高方向に延びている第1の板状部51と、第1の板状部51の上端51aから車幅方向外側(以下、車外側とする)へ向かって延びている第2の板状部52と、を有している。
延出部50には、第1の板状部51と第2の板状部52との境界50aを含むように第1の穴54(穴)が形成されている。即ち、第1の穴54は、第1の板状部51から第2の板状部52に亘って形成されている。
第1の穴54は、上方に開いた第1の切り欠き部60と、車室側に開いた第2の切り欠き部55と、によって構成されている。
図2(a)、図3(a)を参照する。第1の切り欠き部60は、全体として略U字状であって、上方へ開くように湾曲している底面部61と、底面部61の両端から上方に延びている2つの側面部62、62と、からなる。2つの側面部62、62同士の間隔は、底面部61から切り欠きの開口側に向かうに連れて広くなっている。パネル40に対するアームレスト30の組付け作業性が向上する。
第1の板状部51の車室側の面51bの縁には、フランジ70が設けられている。このフランジ70は、アームレスト30を組み付けた際に、アームレスト30の被締結部80(図4(b)参照)の外周面81の下方及び後方を囲う。
詳細には、フランジ70は、底面部61の下端61aよりも前方に位置している直線状の前部71と、前部71よりも後方に位置していると共に底面部61に沿って湾曲している中部72と、中部72よりも後方に位置していると共に直線状に延びている後部73と、からなる。前部71の前端71aは、被締結部80の前端80aよりも前方に位置している。後部73の上端73aは、被締結部80の上端81bよりも上方に位置している。
底面部61の下端61aには、上方へ向かって突出した突起部63が設けられている。この突起部63は、底面部61からフランジ70に亘り設けられている(図3(b)参照)。
第2の板状部52には、車高方向に貫通している第2の穴56(係止部)が形成されている。第2の穴56は、車幅方向を長手方向とする矩形状であり、第1の穴54よりも後方かつ車外側に位置している。
図2(a)、図3(b)を参照する。第2の切り欠き部55は、略矩形状を呈している。第2の切り欠き部55と、第1の切り欠き部60との境界54aには段差がなく、互いに平面状に連続している。
図2(b)を参照する。ドアトリム本体20には、締結部材12(図4(b)参照)によってアームレスト30(図4(b)参照)を固定するための板状の固定部90が設けられている。固定部90は、第2の開口24の車室側の縁24bから車外側の縁24cに亘り、ドアトリム本体20と一体に構成されている。
詳細には、固定部90は、全体としてクランク状であり、車高方向に沿って形成された立壁部91と、立壁部91の下端91bから車室側の縁24bへ延びている内板部92と、立壁部91の上端91aから車外側の縁24cへ延びている外板部93と、を有している。立壁部91には、締結部材12の軸部13(図4(b)参照)が貫通可能な貫通穴94が形成されている。
図1(b)の矢印(2)に示されるように、ドアトリム本体20の第1の開口23に対して、プルポケット11付きのパネル40を下方に移動させる。これにより、図4(a)に示されるように、ドアトリム本体20に対してパネル40が取り付けられる。
図4(b)には、ドアトリム本体20に対してパネル40が取り付けられた状態における、延出部50周辺の構成が示されている。貫通穴94は、第1の穴54から露出している。
アームレスト30の前端部33の裏面31には、第2の板状部52へ向かって延びている爪32(被係止部)が形成されている。この爪32は、第2の穴56に対して係止可能である。なお、本実施例では、爪と穴からなる係止機構を採用しているが、他のスナップフィット構造を採用してもよい。
被締結部80は、アームレスト30の前端部33に設けられており、締結部材12の軸部13と締結する。これにより、アームレスト30は、ドアトリム本体の立壁部91に固定されると共に、固定部90及び延出部50を覆う。なお、アームレスト30には、パネル40と同様に、ドアトリム本体20と係止可能な複数の係止部が設けられている。説明は省略する。
図5には、ドアトリム本体20に対して、パネル40及びアームレスト30が固定された状態が示されている。ドアトリム本体20のL字状の固定部90に対して、パネル40のL状の延出部50が重ね合わされている。
パネル40の第1の板状部51の車外側の面51cは、ドアトリム本体20の立壁部91の車室側の面91cに当接している。なお、第1の板状部51は、立壁部91のなかの車室側の面91cに沿って配置されればよい。即ち、第1の板状部51は、ドアトリム本体20の立壁部91の車室側の面91cから離れていてもよい。パネル40の第2の板状部52は、ドアトリム本体20の外板部93から離れている。
アームレスト30は、基材34と、基材34の表面に設けられたクッション材35と、基材34及びクッション材35を覆っている表皮36と、から構成されている。
被締結部80は、基材34と一体に構成されている。被締結部80の端面82は、立壁部91の車室側の面91cと当接している。即ち、締結部材12の頭部14と、被締結部80とが、立壁部91を挟み込んでいる。
図3(a)を参照する。被締結部80の外周面81の上端81bは、第1の切り欠き部60の上端よりも下方に位置している。被締結部80の外周面81の下端84は、突起部63と当接している。突起部63は、被締結部80に向かって突出している。
図3(b)を参照する。アームレスト30の被締結部80の端面82を含む端部83は、第1の切り欠き部60に位置している。即ち、被締結部80の一部のみが第1の切り欠き部60に位置しているが、被締結部80のすべてが第1の切り欠き部60に収納されるような構成であってもよい。
実施例の効果を説明する。
図5を参照する。ドアトリム本体20のL字状の固定部90に対して、パネル40のL字状の延出部50が重ね合わされている。パネル40には、ドアトリム本体20の立壁部91のなかの車室側の面91cに当接している第1の板状部51が設けられている。即ち、図1(b)に示されるように、ドアトリム本体20に対して、パネル40を下方のみに移動させれば、立壁部91に沿うように第1の板状部51が配置されて、パネル40の組付けが完了する。
図5、図3(a)を参照する。アームレスト30の前端部33には、ドアトリム本体20の立壁部91のなかの車室側の面91cに重ねられると共に締結部材12と締結している被締結部80が設けられている。パネル40の第1の板状部51には、上方に開いた第1の切り欠き部60が形成されており、第1の切り欠き部60には、アームレスト30の被締結部80が位置している。即ち、図3(b)に示されるようにドアトリム本体20に対して、アームレスト30を下方のみに移動させれば、アームレスト30の被締結部80が第1の切り欠き部60に位置し、アームレスト30の組付けが完了する。
上記の通り、ドアトリム本体20に対する、パネル40及びアームレスト30のいずれの組付けも、車幅方向への移動がなく、下方への移動のみで組み付けが完了する。パネル40及びアームレスト30の組付けが容易となる。
加えて、上記の通り、ドアトリム本体20の立壁部91に対して、アームレスト30の被締結部80が固定されている。被締結部80よりも下方には、パネル40の第1の切り欠き部60の底面部61が位置している。パネル40が外れるような外力が加わり、パネル40が上方へ移動しても、パネル40の第1の切り欠き部60の底面部61が、アームレスト30の被締結部80に接触するため、パネル40がドアトリム本体20から外れることを防止できる。
図2(a)を参照する。固定部50は、第1の板状部51の上端51aから車外側に延びている第2の板状部52を有している。即ち、固定部は、全体として、L字状と呈している。第1の板状部51のみの場合と比較すると、第1の切り欠き部60周辺の剛性が高まる。
図3(a)、図3(b)を参照する。加えて、第2の板状部52は、車室側に開いている第2の切り欠き部55が形成されている。そのため、車外側の延びる第2の板状部52を加えた場合であっても、ドアトリム本体20に対してアームレスト30を組み付ける際に(図4(b)参照)、アームレスト30の被締結部80が第2の板状部52に接触しにくくなる。以上より、ドアトリム本体20に対するアームレスト30の組付け性を維持しつつ、第1の切り欠き部60周辺の剛性を高めることができる。
加えて、ドアトリム本体20に対して、アームレスト30が組み付けられた状態において、アームレスト30の被締結部80の下端84は、パネル40の第1の切り欠き部60の底面部61に設けられた突起部63と当接している。即ち、第1の切り欠き部60の突起部63が、被締結部80を支持しているため、アームレスト30を組み付けた際に被締結部80が所定の位置に配置される。締結部材12による締結作業が容易となる。
図4(b)を参照する。加えて、アームレスト30の裏面31には、第2の板状部52に設けられた第2の穴56に対して係合可能な爪32が設けられている。ドアトリム本体20に対してアームレスト30を組み付けると、アームレスト30は、パネル40に対して係止する。アームレスト30の被締結部80がさらに動きにくくなり、締結部材12による締結作業が容易となる。また、パネル40とアームレスト30を先に互いに組むことも可能となり(仮固定)、組付け方法の自由度が増す。
なお、アームレスト30は、ドアトリム本体20のみならず、パネル40に対しても係止されることとなるため、アームレスト30全体の取付強度も向上する。
パネル40の第1の板状部51の車室側の面51bには、フランジ70が設けられている。このフランジ70の前部71及び中部72は、被締結部80の下方に位置している。そのため、パネル40が外れるような外力が加わってパネル40が上方へ移動した場合、第1の切り欠き部60の底面部61に加えて、フランジ70もアームレスト30の被締結部80に接触する。パネル40がドアトリム本体20から外れることをさらに防止できる。
<変形例>
以下、変形例1、2を説明する。実施例と共通する構成については、実施例と同一の符号を付すると共に説明は省略する。実施例と共通する効果の説明も省略する。
図6(a)を参照する。変形例1では、被締結部80Aの外周面81Aのなかの、突起部63と当接可能な面85Aが平面となっている。なお、外周面81Aのなかの、面85A以外の面は、平面でも曲面でもよい。第1の切り欠き部60Aの底面部61Aは、平面である。被締結部80Aを締結部材12(図4(b)参照)によって締結する際に、矢印(4)に示されるように、突起部63に対して被締結部80Aを前後方向に摺動させることができるため、締結作業の際に被締結部80Aの前後方向の位置を調整しやすくなる。
図6(b)、図6(c)を参照する。変形例2では、第1の切り欠き部60Bの底面部61Bには、突起部63(図6(a)参照)が設けられていない。第1の切り欠き部60Bには、側面部62Bから底面部61Bに亘りリブ状の突起部63Bが設けられている。同様に、側面部62Bから底面部61Bに亘りリブ状の突起部63Bが設けられている。突起部63B、63Bは、被締結部80に向かって突出している。被締結部80の外周面81は、突起部63B、63Bに前後方向から挟み込まれているため、被締結部80を所定の位置に配置できる。
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の車両用ドアパネルは、乗用車に搭載するのに好適である。
10…車両用ドアトリム
12…締結部材
20…ドアトリム本体
22…膨出部、22a…上面
30…アームレスト
32…爪(被係止部)
40…パネル
44…後端部
50…延出部
51…第1の板状部、51a…上端、51c…車室側の面
52…第2の板状部
54…第1の穴(穴)
55…第2の切り欠き部
56…第2の穴(係止部)
60…第1の切り欠き部
61…底面部、61a…下端
70…フランジ
80…被締結部
90…固定部
91…立壁部、91c…車室側の面

Claims (5)

  1. 車幅方向内側に膨出した膨出部を備えたドアトリム本体と、前記膨出部の上面に設けられたパネルと、このパネルの後方に位置すると共に前記膨出部の前記上面に取り付けられたアームレストと、を有している、車両用ドアトリムにおいて、
    前記膨出部は、締結部材によって前記アームレストを固定するために車高方向に沿って形成された立壁部を有しており、
    前記パネルの後端部には、前記ドアトリム本体の前記立壁部のなかの車幅方向内側の面に沿っている第1の板状部が設けられており、
    この第1の板状部には、上方に開いた第1の切り欠き部が形成されており、
    前記アームレストの前端部には、前記ドアトリム本体の前記立壁部のなかの前記車幅方向内側の面に当接していると共に前記締結部材と締結している被締結部が設けられており、
    前記アームレストの前記被締結部は、前記パネルの前記第1の切り欠き部に位置している、ことを特徴とする、車両用ドアトリム。
  2. 前記パネルの前記第1の板状部の前記車幅方向内側の面には、フランジが設けられており、このフランジは、前記被締結部の下方に位置している、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアトリム。
  3. 前記パネルは、前記第1の板状部の上端から車幅方向外側に延びている第2の板状部を有しており、
    前記第2の板状部には、車幅方向内側に開いている第2の切り欠き部が形成されており、
    前記第2の切り欠き部は、前記第1の切り欠き部と共に、穴を構成している、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアトリム。
  4. 前記パネルの前記第1の切欠き部には、前記アームレストの前記被締結部に向かって突出した突起部が設けられており、
    この突起部は、前記アームレストの前記被締結部と当接している、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドアトリム。
  5. 前記アームレストの裏面には、前記パネルの前記第2の板状部に設けられた係止部に対して係合可能な被係止部が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両用ドアトリム。
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