JP2021133510A - インキ供給システムおよび方法並びに印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】インキ供給システムおよび方法並びに印刷機において、印刷作業の作業性の向上を図ると共に多量の損紙の発生を抑制する。【解決手段】軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴に対してインキローラからインキを供給するインキ供給システムであって、インキローラの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚が形成されている状態で、インキローラの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行うとき、インキローラの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域に所定量のインキを供給する。【選択図】図1

Description

本開示は、版胴にインキを供給するインキ供給システムおよび方法、インキ供給システムを備える印刷機に関するものである。
新聞用オフセット輪転印刷機は、給紙装置と印刷装置とウェブパス装置と折機とを備える。印刷装置は、版胴にインキを供給するインキ供給装置を有する。インキ供給装置は、インキ供給源と、複数のインキローラとを有する。インキ供給源のインキが複数のインキローラを介して版胴に装着された刷版に供給され、刷版に付着したインキがブランケット胴に転写され、ブランケット胴のインキが絵柄としてウェブに転写される。
印刷装置による高い印刷品質を確保するため、インキ供給装置は、適量のインキを版胴の刷版に供給すると共に、複数のインキローラにおけるインキ膜厚を適正値に維持する必要がある。この場合、インキ供給源は、印刷物の絵柄(画線率)に応じた量のインキを複数のインキローラを介して版胴の刷版に供給する。このようなインキ供給装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開平6−115050号公報
版胴は、軸方向に複数(例えば、4枚)の刷版を装着可能である。しかし、印刷時に、2枚の刷版だけを使用することがある。この場合、例えば、版胴における軸方向の一方側に画線部と非画線部がある2枚の刷版を装着し、軸方向の他方側に非画線部だけしかない2枚の刷版を装着する。インキ供給装置は、インキトレインと呼ばれる複数のインキローラ(複数のインキ練りローラ、インキ往復ローラ、インキ着けローラ)を有しているため、初めに印刷するときは、インキ元ローラにインキを供給してからインキがインキ着けローラに行き渡るまでに時間を要する。そのため、印刷準備作業にて、印刷を行わない状態で印刷機を運転し、インキ供給源から複数のインキローラにおける軸方向の全域にインキを供給し、複数のインキローラにおけるインキ膜厚を適正値に調整する作業を行う。その後、印刷が開始されると、インキ供給源から印刷に使用する刷版側の複数のインキローラの画線部領域にだけインキを供給し、印刷に使用しないインキローラの非画線部領域にはインキを供給しない。
複数のインキローラは、インキを軸方向に伸ばして練り込むためのインキ往復ローラを有する。インキ往復ローラは、回転しながら軸方向に揺動して供給されたインキを軸方向に伸ばす。そのため、インキローラ上に維持されているインキは、インキ往復ローラの揺動動作により、僅かながら非画線部領域から、画線部領域に流れて取られていく。すると、印刷終了後に、複数のインキローラは、軸方向における印刷準備作業で適正に調整されていた非画線部領域のインキ膜厚が不均一となる。そのため、印刷開始前に、必ず印刷準備作業として、複数のインキローラにおけるインキ膜厚を適正値に再度調整しなければならず、印刷作業の作業性がよくない。また、この調整を行わないと、多量の損紙が発生するという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、印刷作業の作業性の向上を図ると共に多量の損紙の発生を抑制するインキ供給システムおよび方法並びに印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示のインキ供給システムは、軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴に対してインキローラからインキを供給するインキ供給システムであって、前記インキローラの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚が形成されている状態で、前記インキローラの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行うとき、前記インキローラの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて前記非印刷領域に所定量のインキを供給する。
また、本開示のインキ供給方法は、軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴に対してインキローラからインキを供給するインキ供給方法であって、前記インキローラの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚を形成する工程と、前記インキローラの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行う工程と、前記インキローラの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて前記非印刷領域に所定量のインキを供給する工程と、を有する。
また、本開示の印刷機は、前記インキ供給システムと、前記インキ供給システムからインキが供給される版胴と、前記版胴からインキが供給されて印刷媒体にインキを転写するブランケット胴と、を備える。
本開示のインキ供給システムおよび方法並びに印刷機によれば、印刷作業の作業性の向上を図ることができると共に多量の損紙の発生を抑制することができる。
図1は、本実施形態のインキ供給システムを表す概略構成図である。 図2は、印刷に使用する刷版を説明するための概略図である。 図3は、印刷ジョブ変更後に印刷に使用する刷版を説明するための概略図である。 図4は、印刷準備作業完了後のインキ着けローラにおけるインキ膜厚を表す概略図である。 図5は、印刷部数の増加に対するインキ膜厚の減少を表す概略図である。 図6は、印刷部数の増加に対するインキ膜厚の減少を表す概略図である。 図7は、印刷部数の増加に対するインキ供給の増加量を表す概略図である。 図8は、インキ着けローラにおける修正されたインキ膜厚を表す概略図である。 図9は、印刷終了時にインキ供給制御を実施した場合のインキ増減量を説明するためのタイムチャートである。 図10は、印刷中にインキ供給制御を実施した場合のインキの増減量を説明するためのタイムチャートである。 図11は、印刷終了時におけるインキ供給制御を表すグラフである。 図12は、印刷終了時におけるインキ供給制御の変形例を表すグラフである。 図13は、印刷中におけるインキ供給制御を表すグラフである。 図14は、印刷形態の第1変形例を表す概略図である。 図15は、印刷形態の第2変形例を表す概略図である。 図16は、新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図である。 図17は、新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットを表す概略構成図である。 図18は、印刷ユニットにおけるローラ配列を表す概略図である。 図19は、印刷ユニットにおけるローラ配列を表す斜視図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[新聞用オフセット輪転印刷機]
図16は、新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図である。
本実施形態の印刷機は、図16に示すように、新聞用オフセット輪転印刷機10である。新聞用オフセット輪転印刷機10は、給紙装置Rと、インフィード装置Iと、印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、折機Fとを備える。
給紙装置Rは、複数(本実施形態では、7台)の給紙ユニットR1〜R7を有する。インフィード装置Iは、複数(本実施形態では、7台)のインフィードユニットI1〜I7を有する。印刷装置Uは、複数(本実施形態では、6台)の印刷ユニットU1〜U6を有する。ウェブパス装置Dは、複数(本実施形態では、2台)のウェブパスユニットD1,D2を有する。折機Fは、複数(本実施形態では、2台)の折ユニットF1,F2を有する。
給紙装置Rにおいて、給紙ユニットR1〜R7は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブ(印刷媒体)Wがロール状に巻かれた3つの巻取紙を保持する保持アームを有する。保持アームを回動することで、巻取紙を給紙位置に回動することができる。インフィード装置Iにおいて、インフィードユニットI1〜I7は、ほぼ同様の構成をなし、印刷装置Uの各印刷ユニットU1〜U6に送り込むウェブWの張力を調整することで、印刷装置Uを走行するウェブWの張力を適正値に安定して維持する。なお、給紙装置Rからインフィード装置IまでのウェブWの張力は、給紙ユニットR1〜R7に設けられた図示しないブレーキ装置により行われる。
印刷装置Uにおいて、印刷ユニットU1〜U6は、両面4色印刷を行うことができる多色刷印刷ユニットである。但し、各印刷ユニットU1〜U6は、上下に分割することで、両面2色印刷を行うことができる印刷ユニットU11〜U62とすることができる。印刷ユニットU11〜U62は、ほぼ同様の構成をなし、インキ供給装置、版胴、ブランケット胴などを有する。
ウェブパス装置Dにおいて、ウェブパスユニットD1は、印刷ユニットU1〜U3に対して設けられ、ウェブパスユニットD2は、印刷ユニットU4〜U6に対して設けられる。ウェブパスユニットD1,D2は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブWを縦方向(ウェブWの搬送方向)に沿ってその幅方向の中央部で裁断するスリッタ、縦裁断したウェブWの搬送経路を設定するターンバー、ウェブWにおける天地長手方向における搬送位置を調整するコンペンセータなどを有する。
印刷ユニットU1〜U3で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD1にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより搬送位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。また、印刷ユニットU4〜U6で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD2にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより搬送位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。
折機Fにて、2つの折ユニットF1,F2は、操作側と駆動側に配設される。ウェブパスユニットD1から複数のウェブW1が重ねられて導入されると、折ユニットF1は、ウェブW1を縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。また、ウェブパスユニットD2から複数のウェブW2が重ねられて導入されると、折ユニットF2は、ウェブW2を縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。
[印刷ユニット]
図17は、新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットを表す概略構成図である。
印刷ユニットU1は、図17に示すように、4色印刷が可能となるように、H型のタワーユニットをなす。印刷ユニットU1は、ウェブWの搬送方向(図17)にて、下から上に向かう方向)に沿って、墨、藍、紅、黄ごとの4つのスタック21,22,23,24が配置されて構成され、スタック21,22,23,24は、それぞれ左右対称となるローラ配列である。
スタック21,22,23,24は、左右に対向してブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bがウェブWの搬送経路を挟んで対接可能であり、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bに版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが対接する。スタック21,22,23,24は、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対して、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bが設けられる。また、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対して、湿し装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bが設けられる。
[スタック]
図18は、印刷ユニットにおけるローラ配列を表す概略図、図19は、印刷ユニットにおけるローラ配列を表す斜視図である。
スタック24は、図18および図19に示すように、鉛直方向における上方向に沿ったウェブWの搬送経路(ウェブ搬送位置)に対して、左側が表面印刷を行う表面印刷ユニットであり、右側が裏面印刷を行う裏面印刷ユニットである。
スタック24は、ブランケット胴34a,34bと、版胴44a,44bと、インキ供給装置54a,54bと、湿し装置64a,64bを有する。インキ供給装置54a,54bは、インキ元ローラ71a,71bと、インキつぼを構成するインキキー72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、インキ練りローラ74a,74bと、インキ往復ローラ75a,75bと、インキ練りローラ76a,76bと、インキ往復ローラ77a,77bと、2つのインキ着けローラ78a,78b,79a,79bとから構成される。なお、インキキー72a,72bに代えて、インキポンプを設けてもよい。また、湿し装置64a,64bは、水ライダローラ81a,81bと、水往復ローラ82a,82bと、水着けローラ83a,83bと、スプレーノズル84a,84bとから構成される。なお、各種ローラの構成や配置、本数などは、上述したものに限定されることはなく、必要に応じて変更してもよい。
インキ供給装置54a,54bは、インキつぼ方式であって、1つのインキ元ローラ71a,71bに対して複数のインキキー72a,72bが幅方向に沿って配置されて構成される。インキ元ローラ71a,71bおよびインキキー72a,72bは、予め設定された所定の流動性(粘度)を有するインキを貯留することができると共に、インキキー72a,72bを開放することで、所定量のインキを送り出すことができる。インキ元ローラ71a,71bは、表面が平滑で、インキキーとの隙間だけインキ皮膜が形成され、所定膜厚のインキを保持することができる。この場合、複数のインキキー72a,72bのうちのいずれかを作動することで、インキ元ローラ71a,71bの軸方向における所定の領域だけにインキを供給することができる。また、インキキー72a,72bは、幅方向に複数(本実施形態では、32)配置されており、図示しない開閉装置によりインキ開度を個別に調整することができる。また、図示しないインキポンプの場合も、インキポンプには幅方向に複数分割されたインキ吐出機構が組み込まれており、各インキ吐出機構の作動や吐出量を個別に制御することで、インキキー72a,72bと同様にインキ元ローラ71a,71bの軸方向における所定の領域だけにインキを供給することができる。
インキ受渡しローラ73a,73bは、インキ元ローラ71a,71bからのインキが受け渡される。インキ練りローラ74a,74bは、インキ受渡しローラ73a,73bから受け渡されたインキを練るものである。インキ往復ローラ75a,75bは、インキ練りローラ74a,74bにより練られたインキを幅方向に広げるものである。インキ練りローラ76a,76bは、インキ往復ローラ75a,75bから受け渡されたインキを練るものである。インキ往復ローラ77a,77bは、インキ練りローラ76a,76bにより練られたインキを幅方向に広げるものである。インキ着けローラ78a,78b,79a,79bは、インキ往復ローラ77a,77bにより幅方向に広げられたインキを受け取って版胴44a,44bに供給するものである。
水ライダローラ81a,81bは、ローラ間で受け渡される湿し水を練るものである。水往復ローラ82a,82bは、隣接するローラ間で受け渡される湿し水を幅方向に広げるものである。水着けローラ83a,83bは、水往復ローラ82a,82bにより幅方向に広げられた湿し水を受け取って版胴44a,44bに供給するものである。
版胴44a,44bは、表面に図示しない刷版が巻き付けられる金属ローラである。版胴44a,44bは、水着けローラ83a,83bの湿し水が刷版の非画線部に受け渡された後、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bのインキが刷版の画線部に受け渡される。ブランケット胴34a,34bは、表面に図示しないブランケット(ゴム)が巻き付けられるゴムローラであり、版胴44a,44bから受け渡されたインキをウェブWに転写するものである。
そのため、インキキー72a,72bが所定開度に設定され、インキ元ローラ71a,71bが所定の速度で回転すると、調量されたインキがインキ元ローラ71a,71bを通してインキ受渡しローラ73a,73bに供給される。この場合、インキキー72a,72bの開度は、刷版の絵柄の画線率に応じて設定される。インキポンプの場合は、刷版の絵柄の画線率に応じてインキの突出量が設定される。インキ受渡しローラ73a,73bに供給されたインキは、インキ練りローラ74a,74b、インキ往復ローラ75a,75b、インキ練りローラ76a,76b、インキ往復ローラ77a,77bを介してインキ着けローラ78a,78b,79a,79bに供給される。一方、水ライダローラ81a,81bは、湿し水を水往復ローラ82a,82bを介して水着けローラ83a,83bに供給する。
水着けローラ83a,83bは、版胴44a,44bの刷版の非画線部のみに湿し水を転写する。インキ着けローラ78a,78b,79a,79bは、版胴44a,44bの刷版の画線部のみにインキを転写する。そして、版胴44a,44bが回転することで、刷版の画線部にあるインキがブランケット胴34a,34bに受け渡される。ブランケット胴34a,34bの間のニップ部にウェブWが通過するときに、その印圧により各ブランケット胴34a,34bのインキ(絵柄)がウェブWの表裏に転写され、ウェブWへの両面印刷が行われる。
[インキ供給システム]
図1は、本実施形態のインキ供給システムを表す概略構成図である。
図1、図17から図19に示すように、インキ供給システム100は、軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対してインキを供給するインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bを備える。また、インキ供給システム100は、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bを制御する制御装置101を備える。制御装置101は、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bに供給するインキ供給量を制御する。
版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bは、軸方向に4枚の刷版を装着可能である。しかし、例えば、版胴42a,42b,43a,43b,44a,44bの軸方向における一方側に装着された2枚の刷版だけを使用し、他方側に装着された2枚の刷版を使用しないで印刷を行うことがある。このとき、例えば、版胴42a,42b,43a,43b,44a,44bにおける軸方向の一方側に画線部と非画線部がある2枚の刷版を装着し、他方側に非画線部だけしかない2枚の刷版を装着する。そして、印刷準備作業にて、印刷を行わない状態で印刷機を運転し、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bは、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bにおける軸方向の全域にインキを供給し、軸方向に均一なインキ膜厚を形成する。その後、印刷が開始されると、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bは、印刷に使用する2枚の刷版側に対応するインキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面にだけインキを供給し、印刷に使用しない2枚の刷版側に対応するインキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面にはインキを供給しない。
印刷時にインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bがインキ着けローラ78a,78b,79a,79bにおける軸方向の全域にインキを供給し、その後、印刷が開始されると、インキ往復ローラ77a,77bが軸方向に揺動する。そのため、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面のインキは、印刷に使用しない刷版側から印刷に使用してインキが消費される刷版側に少しずつ流れる。すると、印刷に使用しない刷版側に対応するインキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面のインキが減少してしまう。
本実施形態のインキ供給システム100は、この現象を抑制するものであり、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚が形成されている状態で、印刷に使用する刷版に対応するインキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行うとき、印刷に使用しない刷版に対応するインキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域に所定量のインキを供給するものである。
制御装置101は、インキ減少量推定部111と、インキ供給量算出部112と、インキ供給時期算出部113とを有する。
インキ減少量推定部111は、非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定する。インキ供給量算出部112は、インキ減少量推定部111が推定したインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給量を算出する。インキ供給時期算出部113は、インキ減少量推定部111が推定したインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給時期を算出する。
ここで、インキ減少量推定部111は、印刷部数、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率の少なくとも一つに基づいて非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定する。ここで、印刷領域と非印刷領域との距離とは、刷版の幅方向(版胴の軸方向)の長さであるが、距離を代表長さで割った相対距離としてもよい。制御装置101は、生産管理装置104が接続される。制御装置101は、生産管理装置104から印刷ジョブごとの印刷部数、印刷に使用する刷版(印刷領域と非印刷領域)、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率などが入力される。
また、制御装置101は、操作部102と、記憶部103とを備える。操作部102は、作業者により操作されることで、制御装置101に対して各種の指令値を入力する。記憶部103は、生産管理装置104から入力した印刷ジョブごとの印刷部数、印刷に使用する刷版(印刷領域と非印刷領域)、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率など記憶する。
インキ供給量算出部112は、インキ減少量推定部111が推定したインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給量を算出するが、インキの供給量は、例えば、以下のような数式により調整することができる。
インキつぼ方式の場合:
インキキー開度×インキ元ローラの回転数×インキ元ローラの回転時間
インキポンプ方式の場合:
インキ吐出量×インキ吐出時間
以下、制御装置101によるインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bの具体的な制御について説明する。図2は、印刷に使用する刷版を説明するための概略図、印刷ジョブ変更後に印刷に使用する刷版を説明するための概略図である。
図2に示すように、印刷ユニットU1は、ウェブWに対して、下方から上方に向けて墨、藍、紅、黄のインキを供給可能である。版胴41a,41bは、墨インキをウェブWに供給可能である。版胴42a,42bは、藍インキをウェブWに供給可能である。版胴43a,43bは、紅インキをウェブWに供給可能である。版胴44a,44bは、黄インキをウェブWに供給可能である。第1の印刷ジョブは、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの領域(頁)A1,A2にて、カラー印刷を行い、残りの領域(頁)A3,A4,B1,B2,B3,B4にて、モノクロ印刷を行うものである。このとき、版胴41a,41bは、全ての領域A1,A2,A3,A4,B1,B2,B3,B4に対して印刷に使用する刷版(画線部と非画線部を有する刷版)が装着される。一方、版胴42a,42b,43a,43b,44a,44bは、領域A1,A2に対して印刷に使用する刷版(画線部と非画線部を有する刷版)が装着され、残りの領域A3,A4,B1,B2,B3,B4に対して印刷に使用しない刷版(非画線部のみを有する刷版)が装着される。
そして、上述した第1の印刷ジョブの終了後に下記の第2ジョブに切替える。第2の印刷ジョブは、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの領域(頁)A1,A2,A3,A4にて、カラー印刷を行い、残りの領域(頁)B1,B2,B3,B4にて、モノクロ印刷を行うものである。このとき、版胴41a,41bは、全ての領域A1,A2,A3,A4,B1,B2,B3,B4に対して印刷に使用する刷版(画線部と非画線部を有する刷版)が装着される。また、版胴42a,43a,44aは、全ての領域A1,A2,A3,A4に対して印刷に使用する刷版(画線部と非画線部を有する刷版)が装着される。一方、版胴42b,43b,44bは、領域B1,B2,B3,B4に対して印刷に使用しない刷版(非画線部のみを有する刷版)が装着される。
上述した第1の印刷ジョブの印刷時におけるインキ着けローラにおけるインキ膜厚の変動並びに第2ジョブの開始までのインキ着けローラにおけるインキ膜厚の修正処理について説明する。図4は、印刷準備作業完了後のインキ着けローラにおけるインキ膜厚を表す概略図、図5は、印刷部数の増加に対するインキ膜厚の減少を表す概略図、図6は、印刷部数の増加に対するインキ膜厚の減少を表す概略図、図7は、印刷部数の増加に対するインキ供給の増加量を表す概略図、図8は、インキ着けローラにおける修正されたインキ膜厚を表す概略図である。なお、以下の説明では、版胴43aに対接するインキ着けローラ78aにおけるインキ膜厚の変動について説明する。
図4に示すように、版胴43aは、刷版121,122(図2の領域A1,A2)が印刷に使用する画線部と非画線部を有する刷版であり、刷版123,124(図2の領域A3,A4)が印刷に使用しない非画線部だけを有する刷版である。印刷準備作業が完了すると、インキ着けローラ78aは、全ての刷版121,122,123,124に対応する軸方向の領域で、インキ膜厚131,132,133,134が均一である。この状態で印刷を開始すると、インキ着けローラ78aは、印刷に使用する刷版121,122に対応する軸方向の領域にインキが供給されるものの、印刷に使用しない刷版123,124に対応する軸方向の領域にはインキが供給されない。
すると、図5に示すように、印刷に使用しない刷版123,124に対応するインキ着けローラ78aの領域のインキが、印刷に使用する刷版121,122に対応するインキ着けローラ78aの領域に少しずつ流れ、印刷に使用しない刷版123,124に対応するインキ着けローラ78aのインキ膜厚が減少する。この現象は、画線部領域から遠い非画線部領域から徐々に表れ、さらに進んで行くと、非画線部領域のインキ膜厚がなくなるという現象(インキ枯れ)がおきる。図6に示すように、印刷に使用しない刷版124に対応するインキ着けローラ78aのインキがなくなってしまう。
ここで、図7に示すように、印刷に使用しない刷版123,124に対応するインキ着けローラ78aの領域に対して所定のインキ量143,144を補充する。すなわち、刷版123に対応するインキ着けローラ78aの領域に対して所定のインキ量143を補充し、刷版124に対応するインキ着けローラ78aの領域に所定のインキ量144を補充する。ここで、インキ量143,144は、印刷部数、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率などから設定される。刷版123,124に対応するインキ着けローラ78aの領域でのインキ減少量は、印刷部数の増加に応じて比例するように増加する。そのため、事前に実験などにより、印刷に使用する刷版と印刷に使用しない刷版との位置関係に応じたインキ減少量を推定しておくことが望ましい。
このとき、インキ減少量は、印刷領域に対する非印刷領域の距離に応じて相違する。例えば、インキ減少量は、刷版122に近い刷版123に対応するインキ着けローラ78aの領域のインキ減少量より、刷版122に対して遠い刷版124に対応するインキ着けローラ78aの領域のインキ減少量の方が多い。また、インキ減少量は、インキの種類に応じて相違する。例えば、少量のインキで印刷が可能な高濃度インキは、通常の一般的なインキより流動性が高いことから、流動性が高いインキほど印刷に使用しない刷版に対応するインキ着けローラ78aの領域のインキ減少率が高い。更に、インキ減少量は、刷版の画線率に応じて相違する。例えば、画線率が高い刷版ほど印刷に使用しない刷版に対応するインキ着けローラ78aの領域のインキ減少率が高い。印刷部数に基づいて求めたインキ供給量に対して、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率などを加味してインキ供給量を補正することが好ましい。但し、インキ供給量の算出は、この方法に限定されるものではない。印刷部数ではなく、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率などだけを考慮してインキ供給量を求めてもよい。
そして、印刷に使用しない刷版123,124に対応するインキ着けローラ78aの領域にインキ量143,144が補充されると、図8に示すように、印刷準備作業が完了したときと同様に、インキ着けローラ78aは、全ての刷版121,122,123,124に対応する軸方向の領域で、インキ膜厚131,132,133,134が均一となる。
このときのインキ供給量の制御について説明する。図9は、印刷終了時にインキ供給制御を実施した場合のインキの増減量を説明するためのタイムチャート、図10は、印刷中にインキ供給制御を実施した場合のインキの増減量を説明するためのタイムチャートである。なお、図9では、時間t3から時間t10の間にウェブWを供給して印刷を行い、図10では、時間t13から時間t22の間にウェブWを供給して印刷を行う。そのため、図9の時間t3から時間t10の間、図10の時間t13から時間t22の間の印刷機の速度が印刷速度となる。
まず、インキ供給時期算出部113が算出した印刷終了時までの印刷機の速度(印刷速度)が低下する時期に非印刷領域へのインキの供給を行う場合について説明する。図9に示すように、印刷機の速度が上昇し、時間t1にて、印刷を行わない状態(空転状態)で、印刷準備作業が開始される。すなわち、すべての領域A1,A2,A3,A4にて、インキの供給が開始されることで、インキ膜厚が形成されて厚さが上昇し、時間t2にて、インキ膜厚が所定膜厚になると、インキの供給が停止されることで、印刷準備作業が完了する。
時間t3にて、印刷が開始されると、印刷機の速度、つまり、印刷速度が上昇し、時間t4にて、印刷速度が一定となり、印刷部数が増加する。この時間t3にて、印刷を行う印刷領域A1,A2に対してインキの供給が開始され、印刷を行わない非印刷領域A3,A4に対してインキの供給が停止される。すると、印刷領域(A1,A2)では、インキ供給があることから、インキ膜厚(インキ量)が適量に維持される。一方、非印刷領域(A3,A4)では、インキ供給がなく、印刷領域(A1,A2)側にインキが流れることから、インキ膜厚(インキ量)が減少する。すなわち、時間t5にて、印刷領域(A1,A2)から軸方向に遠い非印刷領域(A4)でのインキ膜厚(インキ量)が減少し始め、時間t6にて、非印刷領域(A3)のインキ膜厚(インキ量)が減少し始める。そこで、時間t7にて、印刷速度が低下し始めた後、時間t8にて、非印刷領域(A4)に対してインキ供給を開始し、時間t9にて、非印刷領域(A3)に対してインキ供給を開始する。すると、非印刷領域(A3,A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が増加し、印刷終了時である時間t10にて、非印刷領域(A3,A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が適量となる。
印刷終了時に非印刷領域(A3,A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が適量となるように、非印刷領域(A3,A4)それぞれのインキ供給の開始時期がインキ供給時期算出部113によって算出され、インキが供給される。なお、この制御に限らず、非印刷領域(A3,A4)に供給するインキ量を領域ごと、インキキーごとに増減することで、インキ開始時期を非印刷領域(A3,A4)で同じになるように設定してもよい。また、非印刷領域(A3,A4)それぞれの領域でインキ供給量の制御を行うことにより、他の非印刷領域(A3,A4)のインキ膜厚に影響を与える場合は、状況に応じてインキ供給量の制御に補正を加えてもよい。
次に、インキ供給時期算出部113が算出した印刷作業中に非印刷領域へのインキの供給を行う場合について説明する。図10に示すように、印刷機の速度が上昇し、時間t11にて、印刷を行わない状態(空転状態)で、印刷準備作業が開始される。すなわち、すべての領域A1,A2,A3,A4にて、インキの供給が開始されることで、インキ膜厚が形成されて厚さが上昇し、時間t12にて、インキ膜厚が所定膜厚になると、インキの供給が停止されることで、印刷準備作業が完了する。
時間t13にて、印刷が開始されると、印刷機の速度、つまり、印刷速度が上昇して一定となり、印刷部数が増加する。この時間t13にて、印刷を行う印刷領域A1,A2に対してインキの供給が開始され、印刷を行わない非印刷領域A3,A4に対してインキの供給が停止される。すると、印刷領域(A1,A2)では、インキ供給があることから、インキ膜厚(インキ量)が適量に維持される。一方、非印刷領域(A3,A4)では、インキ供給がなく、印刷領域(A1,A2)側にインキが流れることから、インキ膜厚(インキ量)が徐々に減少する。すなわち、時間t14にて、印刷領域(A1,A2)から軸方向に遠い非印刷領域(A4)でのインキ膜厚(インキ量)が減少し始め、時間t16にて、非印刷領域(A3)のインキ膜厚(インキ量)が減少し始める。そこで、時間t15から時間t17にて、非印刷領域(A4)に対してインキ供給を行い、時間t18から時間t19にて、非印刷領域(A3)に対してインキ供給を行う。すると、非印刷領域(A3,A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が増加し、それぞれ時間t17と時間t19にて、非印刷領域(A3,A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が適量となる。
この場合、印刷領域(A4)では、時間t20にて、再びインキ膜厚(インキ量)が減少し始めることから、時間t21から時間t22にて、非印刷領域(A4)に対してインキ供給を行う。すると、非印刷領域(A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が増加して適量となる。非印刷領域(A4)では、所定時間C2ごとに所定の供給時間T2にわたってインキ供給を行い、インキが補充される。ここで、所定時間C2は、例えば、印刷部数に応じて設定される。なお、非印刷領域(A3)でも、同様に、所定時間ごとに所定の供給時間にわたってインキ供給を行い、インキが補充される。
印刷作業中に、単位部数分のインキ枯れ量について徐々にインキ巻きを行うことで非印刷領域(A3,A4)におけるインキ膜厚(インキ量)が均一に調整され、いつでも印刷準備作業不要で次のジョブに変更することができる。単位部数分のインキ枯れ量について徐々にインキ巻きを行うように、非印刷領域(A3,A4)それぞれのインキ供給の開始時期がインキ供給時期算出部113によって算出され、インキが供給される。なお、非印刷領域(A3,A4)それぞれの領域でインキ供給量の制御を行うことにより、他の非印刷領域(A3,A4)のインキ膜厚に影響を与える場合は、状況に応じてインキ供給量の制御に補正を加えてもよい。
なお、上述した説明では、図2および図3に示すようなジョブ変更の場合について説明したが、このようなジョブ変更に限定されるものではない。版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44にて、印刷領域と非印刷領域が変更となるジョブ変更時に効果的である。
ここで、インキ着けローラに対するインキ供給制御について説明する。図11は、印刷終了時におけるインキ供給制御を表すグラフ、図12は、印刷終了時におけるインキ供給制御の変形例を表すグラフ、図13は、印刷中におけるインキ供給制御を表すグラフである。
図1および図11に示すように、制御装置101は、インキ供給時期算出部113が算出した印刷終了時までの印刷機の速度(印刷速度)が低下する時期に非印刷領域へのインキの供給を行う。すなわち、一定の印刷速度Vaで印刷作業が行われているときに、時間t11にて、印刷終了に向けて印刷速度が低下すると、所定の印刷速度Vbまで低下した時間t12にて、インキ膜厚が減少した非印刷領域へのインキの供給(補充)を開始する。そして、印刷速度が低下して印刷が終了した時間t13にて、非印刷領域へのインキの供給(補充)を終了する。ここで、非印刷領域へのインキの供給時間は、T1であり、インキ着けローラにおけるインキ膜厚は、軸方向で均一となる。その後、時間t14にて、次のジョブのインキ供給量が設定され、時間t15にて、印刷が開始される。インキの供給時間T1は、インキ元ローラ71a,71bにインキが供給されてから、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bにインキが到達するまでの時間である。
また、図1および図12に示すように、制御装置101は、インキ供給時期算出部113が算出した印刷終了時から次の印刷開始時までの間に非印刷領域へのインキの供給を行う。すなわち、一定の印刷速度Vaで印刷作業が行われているときに、時間t21にて、印刷終了に向けて印刷速度が低下すると、印刷速度Vbより低い所定の印刷速度Vcまで低下した時間t22にて、インキ膜厚が減少した非印刷領域へのインキの供給(補充)を開始する。この場合の印刷速度Vcとは、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bを脱とする速度であり、印刷下限速度である。そして、印刷速度が低下して印刷が終了した時間t23にて、非印刷領域へのインキの供給(補充)を一時停止する。そして、時間t24にて、印刷機を稼働し、印刷機の速度を印刷速度Vcより低い印刷速度まで上昇すると共に、非印刷領域へのインキの供給(補充)を開始する。時間t25にて、非印刷領域へのインキの供給(補充)を終了した後、時間t26まで印刷機の速度を維持した後、時間t27にて、印刷機を停止する。ここで、非印刷領域へのインキの供給時間は、T11+T12であり、インキ着けローラにおけるインキ膜厚は、軸方向で均一となる。その後、時間t28にて、次のジョブのインキ供給量が設定され、時間t29にて、印刷が開始される。インキの供給時間T12は、インキ元ローラ71a,71bにインキが供給されてから、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bにインキが到達するまでの時間である。
また、図1および図13に示すように、制御装置101は、インキ供給時期算出部113が算出した印刷速度が一定な印刷作業中に前記非印刷領域へのインキの供給を行う。すなわち、一定の印刷速度Vaで印刷作業が行われているときに、時間t31にて、インキ膜厚が減少した非印刷領域へのインキの供給(補充)を開始する。そして、時間t32にて、非印刷領域へのインキの供給(補充)を終了する。また、時間t33にて、インキ膜厚が減少した非印刷領域へのインキの供給(補充)を開始する。そして、時間t34にて、非印刷領域へのインキの供給(補充)を終了する。つまり、一定の印刷速度Vaで印刷作業が行われているとき、所定時間C2ごとに非印刷領域へのインキの供給を行う。この所定時間は、時間t32から時間t33までに印刷される印刷部数を元に算出される。ここで、非印刷領域へのインキの供給時間は、T2であり、非印刷領域へのインキの供給が終了したとき、インキ着けローラにおけるインキ膜厚は、軸方向で均一となる。なお、印刷中のインキ供給は、上記の他に、所定の間隔で定期的に行ってもよいし、連続して行ってもよい。連続して行う場合は微量をインキ供給する。
[異なる印刷形態の説明]
なお、上述の説明にて、非印刷領域は、印刷に使用しない刷版の非画線部領域に対応するものとしたが、この構成に限定されるものではない。図14は、印刷形態の第1変形例を表す概略図、図15は、印刷形態の第2変形例を表す概略図である。
図14に示す印刷形態は、非印刷領域は、印刷に使用しない刷版(領域A3,A4)の第1非画線部領域と、印刷に使用する刷版(領域A2)の第2非画線部領域に対応する。すなわち、印刷に使用する刷版(領域A2)は、画線部領域と第2非画線部領域が存在する。この場合、領域A3,A4の第1非画線部領域と、領域A2の第2非画線部領域が刷版の幅方向に連続する。
また、図15に示す印刷形態は、非印刷領域は、印刷に使用しない刷版(領域A2,A3)の第1非画線部領域と、印刷に使用する刷版(領域A1,A4)の第2非画線部領域に対応する。すなわち、印刷に使用する刷版(領域A1,A4)は、それぞれ画線部領域と第2非画線部領域が存在する。この場合、領域A2,A3の第1非画線部領域と、領域A1,A4の第2非画線部領域が刷版の幅方向に連続する。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係るインキ供給システムは、軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対してインキ着けローラ78a,78b,79a,79bからインキを供給するインキ供給システム100であって、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚が形成されている状態で、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行うとき、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域に所定量のインキを供給する。
第1の態様に係るインキ供給システムは、印刷作業時に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の非印刷領域は、インキ膜厚が減少するが、インキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域に所定量のインキが供給されることとなり、次の印刷を行う前に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向のインキ膜厚を均一に修正することができる。そのため、印刷開始前に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向のインキ膜厚を均一に修正する印刷準備作業を短縮することができ、印刷作業の作業性を向上することができると共に、多量の損紙の発生を抑制することができる。
第2の態様に係るインキ供給システムは、非印刷領域は、印刷に使用しない刷版の非画線部領域に対応する。これにより、印刷開始前に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向のインキ膜厚を均一に修正する印刷準備作業を短縮することができる。
第3の態様に係るインキ供給システムは、非印刷領域は、印刷に使用しない刷版の第1非画線部領域と、印刷に使用する刷版の第2非画線部領域に対応し、第1非画線部領域および第2非画線部領域は、刷版の幅方向に連続する。これにより、印刷開始前に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向のインキ膜厚を均一に修正する印刷準備作業を短縮することができる。
第4の態様に係るインキ供給システムは、インキ供給源からインキ着けローラ78a,78b,79a,79bに供給するインキ供給量を制御する制御装置101を有し、制御装置101は、非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定するインキ減少量推定部111と、インキ減少量推定部111が推定したインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給量を算出するインキ供給量算出部112とを有する。これにより、非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定し、推定したインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給量を算出することから、高精度なインキ供給作業を実施することができる。
第5の態様に係るインキ供給システムは、インキ減少量推定部111は、印刷部数、印刷領域と非印刷領域との距離、インキの種類、印刷領域の画線率の少なくとも一つに基づいて非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定する。これにより、印刷作業に関連する事項を考慮することで、高精度なインキ供給作業を実施することができる。
第6の態様に係るインキ供給システムは、制御装置101は、インキ減少量推定部111が推定したインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給時期を算出するインキ供給時期算出部113を有する。これにより、インキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域へのインキの供給時期を算出することから、インキ膜厚を均一に修正するための適切な時期を設定してインキ供給作業を実施することができる。
第7の態様に係るインキ供給システムは、制御装置101は、インキ供給時期算出部113が算出した印刷終了時までの印刷速度が低下する時期に非印刷領域へのインキの供給を行う。これにより、印刷機の停止までに、次のジョブのための印刷準備作業が完了し、印刷終了時には、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの軸方向におけるインキ膜厚が均一に調整されるため、いつでも次のジョブの印刷を開始することができる。
第8の態様に係るインキ供給システムは、制御装置101は、インキ供給時期算出部113が算出した印刷終了時から次の印刷開始時までの間に非印刷領域へのインキの供給を行う。これにより、印刷機の停止までに、次のジョブのための印刷準備作業の全ては完了していないが、次の印刷開始前に再度インキ供給を行うことで、次の印刷開始時には、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの軸方向におけるインキ膜厚が均一に調整された状態で印刷することができる。
第9の態様に係るインキ供給システムは、制御装置101は、インキ供給時期算出部113が算出した印刷作業中に非印刷領域へのインキの供給を行う。これにより、印刷作業時期にインキ供給作業を実施することとなり、印刷中に、単位部数分のインキ枯れ量について徐々にインキ巻きを行うことで、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの軸方向におけるインキ膜厚が均一に調整されるため、いつでも印刷準備作業不要で次のジョブに変更することができる。
第10の態様に係るインキ供給システムは、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bとして、インキ元ローラ71a,71bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、インキ練りローラ74a,74b,76a,76bと、インキ往復ローラ75a,75b,77a,77bと、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bとを有し、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bにインキが供給される。これにより、インキ往復ローラ75a,75b,77a,77bの動作によりインキ着けローラ78a,78b,79a,79b上のインキが軸方向に流れても、適正時期に減少したインキを補充することができる。
第11の態様にかかるインキ供給システムは、最も上流側に配置されるインキ元ローラ71a,71bに供給されるインキ量は、インキ元ローラ71a,71bの軸方向に沿って配置されるインキキーの開度またはインキポンプの吐出量により調整される。これにより、インキ枯れした範囲にインキ供給する場合、印刷領域から遠くなるほどインキが枯渇するため、インキキーの開度またはインキポンプの吐出量によりカラムごとにインキ量を調整することができる。
第12の態様に係るインキ供給方法は、軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対してインキ着けローラ78a,78b,79a,79bからインキを供給するインキ供給方法であって、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚を形成する工程と、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行う工程と、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域に所定量のインキを供給する工程とを有する。これにより、印刷開始前に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向のインキ膜厚を均一に修正する印刷準備作業を短縮することができ、印刷作業の作業性を向上することができると共に、多量の損紙の発生を抑制することができる。
第13の態様に係る印刷機は、インキ供給システム100と、インキ供給システム100からインキが供給される版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bと、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bからインキが供給されてウェブ(印刷媒体)Wにインキを転写するブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bとを備える。これにより、印刷開始前に、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの外周面における軸方向のインキ膜厚を均一に修正する印刷準備作業を短縮することができ、印刷作業の作業性を向上することができると共に、多量の損紙の発生を抑制することができる。
なお、本実施形態は、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの全幅で印刷する場合、所謂、A巻きのカラー面の増減を例にして説明したが、A巻き以外の狭い紙幅(D巻き)から広い紙幅(A巻き)にジョブチェンジする場合においても、本発明を適用することができる。
また、本実施形態は、インキ膜厚の減少量に応じて非印刷領域に所定量のインキを供給する場合、インキ元ローラ71a,71bへ供給したインキがインキトレインを経由してインキ着けローラ78a,78b,79a,79bへ供給されることでインキ膜厚を調整しているが、これに限らず、インキはインキトレインの各種ローラもしくはインキ着けローラ78a,78b,79a,79bに直接供給してもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の印刷機を新聞用オフセット輪転印刷機に適用して説明したが、その他の輪転印刷機に適用してもよい。
R 給紙装置
R1〜R7 給紙ユニット
I インフィード装置
I1〜I7 インフィードユニット
U 印刷装置
U1〜U6,U11〜U62 印刷ユニット
D ウェブパス装置
D1,D2 ウェブパスユニット
F 折機
F1,F2 折ユニット
21,22,23,24 スタック
31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b ブランケット胴
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b 版胴
51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b インキ供給装置
61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b 湿し装置
71a,71b インキ元ローラ
72a,72b インキキー
73a,73b インキ受渡しローラ
74a,74b インキ練りローラ
75a,75b インキ往復ローラ
76a,76b インキ練りローラ
77a,77b インキ往復ローラ
78a,78b,79a,79b インキ着けローラ(インキローラ)
100 インキ供給システム
101 制御装置
102 操作部
103 記憶部
104 生産管理装置
111 インキ減少量推定部
112 インキ供給量算出部
113 インキ供給時期算出部
121,122,123,124 刷版
131,132,133,134 インキ膜厚
143,144 インキ量
A1,A2,A3,A4,B1,B2,B3,B4 領域
W ウェブ(印刷媒体)

Claims (13)

  1. 軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴に対してインキローラからインキを供給するインキ供給システムであって、
    前記インキローラの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚が形成されている状態で、前記インキローラの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行うとき、
    前記インキローラの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて前記非印刷領域に所定量のインキを供給する、
    インキ供給システム。
  2. 前記非印刷領域は、印刷に使用しない前記刷版の非画線部領域に対応する、
    請求項1に記載のインキ供給システム。
  3. 前記非印刷領域は、印刷に使用しない前記刷版の第1非画線部領域と、印刷に使用する前記刷版の第2非画線部領域に対応し、前記第1非画線部領域および前記第2非画線部領域は、前記刷版の幅方向に連続する、
    請求項1に記載のインキ供給システム。
  4. インキ供給源から前記インキローラに供給するインキ供給量を制御する制御装置を有し、前記制御装置は、前記非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定するインキ減少量推定部と、前記インキ減少量推定部が推定したインキ膜厚の減少量に応じて前記非印刷領域へのインキの供給量を算出するインキ供給量算出部とを有する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインキ供給システム。
  5. 前記インキ減少量推定部は、印刷部数、前記印刷領域と前記非印刷領域との距離、インキの種類、前記印刷領域の画線率の少なくとも一つに基づいて前記非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量を推定する、
    請求項4に記載のインキ供給システム。
  6. 前記制御装置は、前記インキ減少量推定部が推定したインキ膜厚の減少量に応じて前記非印刷領域へのインキの供給時期を算出するインキ供給時期算出部を有する、
    請求項4または請求項5に記載のインキ供給システム。
  7. 前記制御装置は、前記インキ供給時期算出部が算出した印刷終了時までの印刷速度が低下する時期に前記非印刷領域へのインキの供給を行う、
    請求項6に記載のインキ供給システム。
  8. 前記制御装置は、前記インキ供給時期算出部が算出した印刷終了時から次の印刷開始時までの間に前記非印刷領域へのインキの供給を行う、
    請求項6または請求項7に記載のインキ供給システム。
  9. 前記制御装置は、前記インキ供給時期算出部が算出した印刷作業中に前記非印刷領域へのインキの供給を行う、
    請求項6に記載のインキ供給システム。
  10. 前記インキローラは、インキ元ローラと、インキ受渡しローラと、インキ練りローラと、インキ往復ローラと、インキ着けローラとを有し、前記インキ着けローラにインキが供給される、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のインキ供給システム。
  11. 直列に配置される複数の前記インキローラを有し、最も上流側に配置される前記インキローラに供給されるインキ量は、前記インキローラの軸方向に沿って配置されるインキキーの開度またはインキポンプの吐出量により調整される、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のインキ供給システム。
  12. 軸方向に複数の刷版が装着可能な版胴に対してインキローラからインキを供給するインキ供給方法であって、
    前記インキローラの外周面における軸方向の全域にインキ膜厚を形成する工程と、
    前記インキローラの外周面の印刷領域だけにインキを供給して印刷を行う工程と、
    前記インキローラの外周面の非印刷領域におけるインキ膜厚の減少量に応じて前記非印刷領域に所定量のインキを供給する工程と、
    を有するインキ供給方法。
  13. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のインキ供給システムと、
    前記インキ供給システムからインキが供給される版胴と、
    前記版胴からインキが供給されて印刷媒体にインキを転写するブランケット胴と、
    を備える印刷機。
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